JP2020118587A - 距離情報補間装置、物体検出システム、および距離情報補間プログラム - Google Patents

距離情報補間装置、物体検出システム、および距離情報補間プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数台のセンサーを設置しなくても、反射率が低い物体までの距離を取得することができる距離情報補間装置、物体検出システム、および距離情報補間プログラムを提供する。【解決手段】制御装置200は、測距点群データ生成部211および画素置換部212を有する。測距点群データ生成部211は、測定領域に渡り、光を走査しながら照射し、測定領域における物体からの反射光を受光するまでの時間間隔に基づいて算出した距離値の分布を示す複数の画素で構成された測距点群データを取得する。画素置換部212は、反射光に基づいて距離値を取得できない画素に対して、所定の補間ルールに基づいて距離値を置換する。【選択図】図1

Description

本発明は、距離情報補間装置、物体検出システム、および距離情報補間プログラムに関する。
近年、人や車両などの物体までの距離を測定できるセンサーを使用して、測定領域内に存在する物体の有無の判断や、物体までの距離を測定するシステムの開発が進められている。
このような、物体検出システムでは、通常、センサーから測定領域内の物体へ向けてレーザー光を照射し、物体からの反射光に基づいて、物体の有無を判断したり、物体までの距離を測定したりする。例えば、センサーが物体からの反射光を受光した場合、物体が存在すると判断し、受光していない場合、物体が存在しないと判断する。また、物体が存在する場合、レーザー光の照射から反射光の受光までにかかった時間に基づいてセンサーから物体までの距離を測定する。
ところが、物体の色が、光を全反射する光沢のある色である場合や、光を吸収しやすい黒色や濃紺色である場合、物体表面の反射率が低く、反射光が弱くなるため、センサーが反射光を受光できない場合がある。このような場合、物体検出システムは、センサーが反射光を受光していないので、実際は物体が存在するにもかかわらず、物体が存在していないと誤って判断するおそれがある。
これに対して、下記特許文献1には、反射率が低い物体の位置、形状を検出する物体検出ユニットが開示されている。特許文献1では、レーザー光により監視領域内を走査し、反射光を受光した場合は、レーザー光の走査位置に関連付けて距離データを出力し、反射光を受光しない場合、受光なしを走査角度に関連付け、その角度範囲に反射率が低い物体が存在すると判断する。
特開2007−126025号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、反射率が低い物体が走査角度範囲のどこかに存在するということを判断できるものの、センサーが1台のみでは、反射率が低い物体がどのくらいの距離に存在するのかまでは判断できない。また、反射率が低い物体までの距離を求めるためには、センサーを複数台設置することが必要であるが、センサーを複数台設置するには手間や、コストがかかるというデメリットもある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数台のセンサーを設置しなくても、反射率が低い物体までの距離を取得することができる距離情報補間装置、物体検出システム、および距離情報補間プログラムを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)測定領域に渡り、光を走査しながら照射し、前記測定領域における物体からの反射光を受光するまでの時間間隔に基づいて算出した距離値の分布を示す複数の画素で構成された測距点群データを取得する取得部と、前記反射光に基づいて前記距離値を取得できない画素に対して、所定の補間ルールに基づいて前記距離値を置換する置換部と、を有する、距離情報補間装置。
(2)前記取得部が取得した前記測距点群データに基づいて、基準背景データを設定する設定部をさらに、有し、前記置換部は、前記距離値を取得できない画素に対応する、前記基準背景データの距離値が有限の距離値である場合に、前記距離値を置換する、上記(1)に記載の距離情報補間装置。
(3)前記置換部は、前記補間ルールとして、前記距離値を取得できない画素の距離値を、ユーザーにより予め定められた所定の距離値に置き換える、上記(1)または(2)に記載の距離情報補間装置。
(4)前記置換部は、予め設定された仮想面を用い、前記所定の距離値として、前記距離値を取得できない画素に対応する、前記仮想面上の位置の距離値を用いる、上記(3)に記載の距離情報補間装置。
(5)前記置換部は、前記補間ルールとして、前記距離値を取得できない画素の距離値を、前記測距点群データの履歴データに基づいて生成した距離値に置き換える、上記(1)、または上記(2)に記載の距離情報補間装置。
(6)前記置換部は、各画素における履歴データから、距離値の頻度または確率を算出し、前記距離値を取得できない画素の距離値を、前記頻度または確率が高い位置に対応する距離値に置き換える、上記(5)に記載の距離情報補間装置。
(7)前記置換部は、前記補間ルールとして、画素の走査角度に基づいて、置換する距離値を生成する、上記(1)、または上記(2)に記載の距離情報補間装置。
(8)前記置換部は、前記走査角度に基づいて、前記物体の種類を推定し、推定結果に基づいて、置換する距離値を生成する、上記(7)に記載の距離情報補間装置。
(9)前記置換部は、前記走査角度に基づいて、前記物体の位置を推定し、推定結果に基づいて、置換する距離値を生成する、上記(7)、または上記(8)に記載の距離情報補間装置。
(10)前記取得部は、レーザーレーダーが前記測定領域を走査することにより得られた、測距点群データを取得する、上記(1)〜(9)のいずれか1つに記載の距離情報補間装置。
(11)測定領域に渡り、光を走査しながら照射し、前記測定領域における物体からの反射光を受光するまでの時間間隔に基づいて算出した距離値の分布を示す複数の画素で構成された測距点群データを生成するセンサー部と、上記(1)〜(10)のいずれか1つに記載の距離情報補間装置と、前記距離情報補間装置によって距離値が置換された測距点群データに基づいて、前記測定領域内の物体を認識する認識部と、を有する、物体検出システム。
(12)測定領域に渡り、光を走査しながら照射し、前記測定領域における物体からの反射光を受光するまでの時間間隔に基づいて算出した距離値の分布を示す複数の画素で構成された測距点群データを取得する手順(a)と、前記反射光に基づいて前記距離値を取得できない画素に対して、所定の補間ルールに基づいて前記距離値を置換する手順(b)と、を有する処理をコンピューターに実行させるための距離情報補間プログラム。
(13)前記手順(b)では、前記補間ルールとして、前記距離値を取得できない画素の距離値を、ユーザーにより予め定められた所定の距離値に置き換える、上記(12)に記載の距離情報補間プログラム。
(14)前記手順(b)では、前記補間ルールとして、前記距離値を取得できない画素の距離値を、前記測距点群データの履歴データに基づいて生成した距離値に置き換える、上記(12)に記載の距離情報補間プログラム。
(15)前記手順(b)では、前記補間ルールとして、画素の走査角度に基づいて、置換する距離値を生成する、上記(14)に記載の距離情報補間プログラム。
(16)前記手順(b)では、前記走査角度に基づいて、前記物体の種類を推定し、推定結果に基づいて、置換する距離値を生成する、上記(15)に記載の距離情報補間プログラム。
(17)前記手順(b)では、前記走査角度に基づいて、前記物体の位置を推定し、推定結果に基づいて、置換する距離値を生成する、上記(15)、または上記(16)に記載の距離情報補間プログラム。
本発明によれば、反射光に基づいて距離値を取得できない画素の距離値が、適切な距離値に置換されるので、センサーが1台のみでも高光沢度や低反射率の物体までの距離値を取得できる。
物体検出システムの主要構成を示すブロック図である。 車両が通行する道路上が測定領域となるようにライダーを配置した状態を示す模式図である。 ライダーの構成を示す断面図である。 一実施形態における物体検出方法の処理手順を例示するフローチャートである。 ライダーによる測定領域内の測定について説明するための模式図である。 所定の距離値を使用して距離値を置換する方法を例示する模式図である。 所定の距離値を使用して距離値を置換する方法を例示する模式図である。 測距点群データの履歴データに基づいて距離値を生成する場合を例示する模式図である。 測距点群データの履歴データに基づいて距離値を生成する場合を例示する模式図である。 反射光を受光できない領域に対応する走査角度に基づいて距離値を生成する場合について説明するためのする模式図である。 反射光を受光できない領域に対応する走査角度に基づいて距離値を生成する場合について説明するためのする模式図である。
<一実施形態>
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、物体検出システムの主要構成を示すブロック図である。物体検出システム10は、検出部100、制御装置200、入力部300、および出力部400を備える。検出部100は、センサーとしてのライダー110(LiDAR:Light Detection and Ranging)(レーザーレーダー)を備える。最初にライダー110の構成について説明し、制御装置200、入力部300、および出力部400の構成については後述する。
図2は、車両が通行する車道61上が測定領域60となるようにライダー110を配置した状態を示す模式図である。ライダー110は柱62の上部に、車道61に向けて配置されている。測定領域60内の車道61上には、物体(動体)81,82が存在する。同図の例では、物体81は、普通乗用車の車両であり、物体82は歩行者である。また、車道61を挟んでライダー110の設置されている側の反対側には、壁63が設置されている。本実施形態では、車道61や壁63の画像を物体81,82に対する背景画像として使用するので、車道61や壁63は、黒色や濃紺色のような暗い色ではなく、反射率が比較的高い材質で形成されていることが好ましい。
(ライダー110)
以下、図3を参照し、ライダー110の構成について説明する。図3は、ライダー110の概略構成を示す断面図である。ライダー110は、投受光ユニット111を有する。投受光ユニット111は、半導体レーザー51、コリメートレンズ52、ミラーユニット53、レンズ54、フォトダイオード55、およびモーター56、ならびにこれらの各構成部材を収容する筐体57を有する。筐体57内には、後述する制御装置200の距離算出部210が配置されている。投受光ユニット111は、レーザースポット光によりライダー110の測定領域60内を走査することで得られた各画素の受光信号を出力する。距離算出部210は、この受光信号に基づいて、測距点群データを生成する。この測距点群データは距離画像、または距離マップとも称される。
半導体レーザー51は、パルス状のレーザー光束を出射する。コリメートレンズ52は、半導体レーザー51からの発散光を平行光に変換する。ミラーユニット53は、コリメートレンズ52で平行とされたレーザー光を、回転するミラー面により測定領域に向かって走査投光するとともに、対象物からの反射光を反射させる。レンズ54は、ミラーユニット53で反射された対象物からの反射光を集光する。フォトダイオード55は、レンズ54により集光された光を受光し、Y方向に並んだ複数の画素を有する。モーター56はミラーユニット53を回転駆動する。
距離算出部210は、これらの半導体レーザー51の出射タイミングと、フォトダイオード55の受光タイミングとの時間間隔(時間差)に基づいて距離情報(距離値)を求める。距離算出部210は、CPU(Central Processing Unit)とメモリーで構成され、メモリーに記憶しているプログラムを実行することにより各種の処理を実行することによって測距点群データを求めるが、測距点群データ生成用の専用ハードウェア回路を備えてもよい。また、距離算出部210は、後述する制御装置200の筐体内部に組み込まれ、ハードウェア的に統合されてもよい。
本実施形態において、半導体レーザー51とコリメートレンズ52とで出射部501を構成し、レンズ54とフォトダイオード55とで受光部502を構成する。出射部501、受光部502の光軸は、ミラーユニット53の回転軸530に対して直交していることが好ましい。
剛体である柱62等に固定して設置されたボックス状の筐体57は、上壁57aと、これに対向する下壁57bと、上壁57aと下壁57bとを連結する側壁57cとを有する。側壁57cの一部に開口57dが形成され、開口57dには透明板58が取り付けられている。
ミラーユニット53は、2つの四角錐を逆向きに接合して一体化した形状を有し、すなわち対になって向き合う方向に傾いたミラー面531a、531bを4対(但し4対に限られない)有している。ミラー面531a、531bは、ミラーユニットの形状をした樹脂素材(例えばPC(ポリカーボネート))の表面に、反射膜を蒸着することにより形成されていることが好ましい。
ミラーユニット53は、筐体57に固定されたモーター56の軸56aに連結され、回転駆動されるようになっている。本実施形態では、例えば、柱62に設置された状態で、軸56aの軸線(回転軸線)が鉛直方向であるY方向に延在しており、Y方向に直交するX方向およびZ方向によりなすXZ平面が水平面となっているが、軸56aの軸線を鉛直方向に対して傾けてもよい。なお、図2においては、ライダー110のXYZ空間とともに、これを道路の向き(車両の進行方向)に対応させ座標変換させたX’Y’Z’空間を示している。X’Y’Z’空間において、Y’方向は鉛直方向であり、Z’方向は道路の延在方向に平行であり、X’方向はこれらに直交する方向である。なお、仮想平面70は、X’Y’平面に平行となるように設定されている。
次に、ライダー110の対象物検出原理について説明する。図3において、半導体レーザー51からパルス状に間欠的に出射された発散光は、コリメートレンズ52で平行光束に変換され、回転するミラーユニット53の第1ミラー面531aに入射する。その後、第1ミラー面531aで反射され、さらに第2ミラー面531bで反射した後、透明板58を透過して外部の測定領域60に向けて、例えば縦長の矩形断面を持つレーザースポット光として走査投光される。なお、レーザースポット光が出射される方向と、出射されたレーザースポット光が対象物で反射し、反射光として戻ってくる方向は重複し、この重複する2方向を投受光方向という(なお、図3では分かり易さのため、図面では出射光と反射光をずらして示している)。同一の投受光方向に進行するレーザースポット光は、同一の画素で検出される。
ここで、ミラーユニット53の対のミラー(例えば第1ミラー面531aと第2ミラー面531b)の組み合わせにおいて、4対はそれぞれ交差角が異なっている。レーザー光は、回転する第1ミラー面531aと第2ミラー面531bにて、順次反射される。まず1番対の第1ミラー面531aと第2ミラー面531bにて反射したレーザー光は、ミラーユニット53の回転に応じて、測定領域60の一番上の領域を水平方向(「主走査方向」ともいう)に左から右へと走査される。次に、2番対の第1ミラー面531aと第2ミラー面531bで反射したレーザー光は、ミラーユニット53の回転に応じて、測定領域60の上から2番目の領域を水平方向に左から右へと走査される。次に、3番対の第1ミラー面531aと第2ミラー面531bで反射したレーザー光は、ミラーユニット53の回転に応じて、測定領域60の上から3番目の領域を水平方向に左から右へと走査される。次に、4番対の第1ミラー面531aと第2ミラー面531bで反射したレーザー光は、ミラーユニット53の回転に応じて、測定領域60の最も下の領域を水平方向に左から右へと走査される。これによりライダー110が測定可能な測定領域60全体の1回の走査が完了する。この4つの領域の走査により得られた画像を組み合わせて、1つのフレームが得られる。そして、ミラーユニット53が1回転した後、再び1番対の第1ミラー面531aと第2ミラー面531bに戻り、以降は測定領域60の一番上の領域から最も下の領域までの走査(この上下方向を「副走査方向」ともいう)を繰り返し、次のフレームが得られる。
図3において、走査投光された光束のうち対象物に当たって反射したレーザー光の一部は、再び透明板58を透過して筐体57内のミラーユニット53の第2ミラー面531bに入射し、ここで反射され、さらに第1ミラー面531aで反射されて、レンズ54により集光され、それぞれフォトダイオード55の受光面で画素毎に検知される。さらに、距離算出部210が、半導体レーザー51の出射タイミングとフォトダイオード55の受光タイミングとの時間差に応じて距離情報を求める。これにより測定領域60内の全領域で対象物の検出を行って、画素毎に距離情報を持つ測距点群データとしてのフレームを得ることができる。また、ユーザーの指示により、得られた測距点群データを背景画像データとして、距離算出部210内のメモリー、または制御装置200の記憶部220に記憶してもよい。
なお、検出部100は、赤外線(800〜1000nm程度)のレーザー光を用いたライダー110とすることで、高い分解能で、測距点群データを得ることができる。しかしながら、送受信部として、ライダー110に換えて、ミリ波等の他の周波数の送信波を照射し、その送信波の反射波から測距点群データを得るミリ波レーダーを適用してもよい。
(物体検出システム10の制御装置200)
次に、図1を参照し、制御装置200の各構成について説明する。制御装置200は、例えば、コンピューターであり、CPU、メモリー(半導体メモリー、磁気記録媒体(ハードディスク等))、通信I/F(interface)等を備える。通信I/Fは、外部機器と通信するためのインターフェースである。通信には、イーサネット(登録商標)、SATA、PCI Express、USB、IEEE1394などの規格によるネットワークインターフェースが用いてもよい。また、通信には、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11、4Gなどの無線通信インターフェースを用いてもよい。
制御装置200は、図1に示すように、距離算出部210、記憶部220、および認識部230を備える。以下、それぞれの機能について説明する。距離算出部210および認識部230の各機能は、CPUがプログラムを実行することにより実現される。記憶部220はメモリーによって構成される。制御装置200は、距離情報補間装置として機能する。
(距離算出部210)
距離算出部210の機能については、上述したとおりである。距離算出部210は、測距点群データ生成部211および画素置換部212を有する。
測距点群データ生成部211は、測定時に、ライダー110の投受光ユニット111により、複数の照射方向に向けた送信波を、測定領域60に渡って照射し、測定領域60内の物体(対象物)からの送信波の反射波に応じた受光信号を取得する。そして、この受光信号の受信タイミング(送受信の時間間隔)に応じて複数の照射方向における、それぞれの距離値を得る。そして、各照射方向における距離値の大きさをマトリックス状に配置された複数の画素に対応させ、これにより、距離値の分布を示す複数の画素で構成された測距点群データを生成する。生成された測距点群データは、記憶部220に保存される。ライダー110および測距点群データ生成部211は、センサー部を構成する。図2に示すように、本実施形態では、1つのセンサー部により、測定領域60を走査し、物体までの距離の測定を行う。
また、この測距点群データは、測定できない画素には、そのことを示す識別子が埋め込まれている。具体的には、物体までの距離が非常に遠い(「無限遠」ともいう)場合や、表面が鏡面、もしくは光沢な黒色等であることにより十分な量(光量)の(十分なエネルギーの)反射波を検知できず、距離値が得られなかった画素(「有限の距離値」でない画素)については、距離値として距離値が得られなかったことを示す共通の識別子(「タグ値」ともいう)が埋め込まれている。以下、このような識別子が埋め込まれている画素を、単に「無限遠」または「無限遠画素」ともいう。各画素の距離値を2バイトで表現するような場合、この距離値が得られないことを示す識別子としては最大値「FFFF」を用いる。
画素置換部212は、測距点群データ生成部211で生成された測距点群データを取得し、補間する。測距点群データ生成部211、および画素置換部212は、それぞれ取得部および置換部として機能する。より具体的には、画素置換部212は、反射光に基づいて距離値を取得できない画素に対して、所定の補間ルールに基づいて距離値を置換する。なお、画素置換部212は、距離値を取得できない画素に対応する、基準背景データの距離値が有限の距離値(所定の距離値)である場合に、距離値を置換するように構成されることが好ましい。これは、物体までの距離が非常に遠い無限遠である場合も反射光に基づいて距離値を取得できないので、高光沢度または低反射率の物体によって、反射光に基づいて距離値を取得できないことを確実にするためである。距離値の置換方法の具体例については後述する。
(認識部230)
認識部230は、測定領域60内の物体を認識する。本実施形態では、例えば背景差分法を採用する。この背景差分法では、予め生成し、保存しておいた背景画像(基準背景ともいう)データを用いる。具体的には、測定の前準備(前処理)として、ユーザーの指示により、車両や動物等の移動物体が存在しない状態で、ライダー110からレーザースポット光を走査する。これにより背景対象物(静止物)から得られた反射光に基づいて、背景画像を得ることができる。実際の測定時においては、背景対象物の手前に物体検出の対象者である物体として例えば車両(物体81)が現れた場合、物体81からの反射光が新たに生じる。
認識部230は、動体を認識する機能を有する。認識部230は記憶部220に保持している背景画像データと現時点での測距点群データとを比較して、差が生じた場合、車両等の何らかの動体(前景の物体)が測定領域60内に現れたことを認識できる。例えば、背景差分法を用いて、背景データと、現時点での測距点群データ(距離画像データ)とを比較することで、前景データを抽出する。そして抽出した前景データの画素(画素群)を、例えば画素の距離値に応じてクラスタに分ける。そして、各クラスタのサイズを算定する。例えば、垂直方向寸法、水平方向寸法、総面積等を算出する。なお、ここでいう「サイズ」は、実寸法であり、見た目上の大きさ(画角、すなわち画素の広がり)とは異なり、対象物までの距離に応じて画素群の塊が判断される。例えば、認識部230は算定したサイズが抽出対象の解析対象の動体を特定するための所定のサイズ閾値以下か否か判定する。サイズ閾値は、測定場所や物体検出対象等により任意に設定できる。車両、人を追跡して検出するのであれば、車両、または人の大きさのそれぞれの最小値を、クラスタリングする場合のサイズ閾値とすればよい。逆にあらゆる動体を追跡するのであれば、サイズ閾値はこれらよりも小さな値としてもよい。また、このときに、その形状を構成する画素を細かく抽出してもよいが、物体全体を取り囲む1個の直方体、または数個(例えば2、3個)の直方体を合成した立体としてクラスタリングしてもよい。以下に説明する本実施形態においては、底面が地面(仮想的な地面、あるいはXZ平面)に平行な1個の直方体としてクラスタリングするものとする。
(入力部300)
入力部300は、例えば、キーボード、タッチパネル等を備え、ユーザーの指示を受け付ける。本実施形態では、入力部300は、距離算出部210とともに設定部として機能し、ユーザーからの背景画像データを設定する旨の指示を受け付ける。設定部は、ユーザーの指示に応じて、測距点群データ生成部211が取得した測距点群データに基づいて、背景画像データを設定する。
(出力部400)
出力部400は、物体認識結果を出力する。出力部400は、例えばディスプレイを有する。出力部400は、測定領域60における物体の認識結果に基づいて、測定領域60の状態を示す画像データを生成し、この画像データに基づく画像をディスプレイに表示する。なお、ディスプレイとともにスピーカーを備え、アラートが発生した場合に警告音等の音声を出力するようにしてもよい。
また、出力部400は、ネットワークに接続した外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)に、画像データを送信することもできる。
(物体検出方法)
図4は、本実施形態の物体検出方法の処理手順を例示するフローチャートである。図4に示す各処理は、制御装置200のCPUがプログラムを実行することによって実現される。図5は、ライダー110による測定領域60内の測定について説明するための模式図である。図5では、上方から測定領域60を見た場合について示している。また、図6Aおよび図6Bは、所定の距離値を使用して距離値を置換する方法を例示する模式図である。図6Aは上方から測定領域60を見た場合について示しており、図6Bは側方から測定領域60を見た場合について示している。
図4に示すように、まず、測定領域60内を測定する(ステップS101)。図5に示すように、ライダー110は、測定領域60に渡り、レーザー光Lを走査しながら照射する。レーザー光Lは、ライダー110から照射され、測定領域60内における物体で反射し、ライダー110へ到達する。そして、ライダー110は、反射光を受光し、反射光に応じた受光信号を出力する。
測距点群データ生成部211は、ライダー110で生成された受光信号の受信タイミングに応じて複数の照射方向における、それぞれの距離値を取得し、測距点群データを生成する。なお、物体の色が、レーザー光を全反射する光沢の色である場合や、レーザー光を吸収しやすい黒色や濃紺色である場合、ライダー110が反射光を受光できない場合がある。この場合、測距点群データ生成部211によって取得された測距点群データは、距離値が得られないことを示す識別子を含む。
一方、ライダー110が測定領域60内における物体からの反射光を受光した場合、測距点群データは、ライダー110から各物体の測定点までの距離値を含む。例えば、図5に示すように、ライダー110から壁63の測定点P1へ向けてレーザー光Lを照射した場合、この照射方向における測距点群データは、ライダー110から測定点P1までの距離値を含む。
次に、画素置換処理を実施する(ステップS102)。画素置換部212は、測距点群データ生成部211によって取得された測距点群データの各画素について、反射光に基づいて距離値を取得できたか否かを判定する。そして、画素置換部212は、反射光に基づいて距離値を取得できない画素に対して、所定の補間ルールに基づいて距離値を置換する。
図6Aに示すように、説明の便宜のため、ライダー110が、例えば、X’Z’平面上においてX’方向を中心にして所定角度αの照射範囲でレーザー光Lを走査する場合を想定し、図6Bに示すように、X’Y’平面上において所定角度βの照射範囲で走査する場合を想定する。また、表面の反射率が低い物体81が車道61上を−Z’方向に移動し、ある瞬間に壁63とライダー110との間に位置する場合を想定する。このとき、物体81は、角度α,βの範囲内にある。
物体81は、表面の反射率が低いので、測距点群データ生成部211は、各測定点Pに対する距離値を反射光に基づいて得ることができない。このため、画素置換部212は、所定の補間ルールに基づいて距離値を置換する。
本実施形態では、例えば、画素置換部212は、距離値を取得できない画素の距離値を、補間ルールとして、ユーザーにより予め定められた所定の距離値に置き換える。例えば、画素置換部212は、測定領域60に仮想面VSを設定し、反射光に基づいて距離値を取得できない画素の距離値を、仮想面VS上の位置に対応する所定の距離値に置換する。
本実施形態では、物体81は車両であり、車道61上を決められた方向(−Z方向)に移動することが想定される。仮想面VSは、例えば、Y’Z’平面に平行で、かつ物体81の通過が見込まれるX’方向の位置に設定されうる。
車道61上を通過する物体が車道61上の概ね同じ位置(例えば、車線の中央付近)を通過するという想定の下、距離値を取得できない、すなわち距離値が得られないことを示す識別子を取得した場合、高光沢度または低反射率の物体が車道61上を通過していると考えられる。画素置換部212は、物体81が仮想面VSに沿って移動していると仮定し、少なくとも1つのレーザー光線Lnの各々と仮想面VSとの交点Qnに対応する距離値を使用して、反射光に基づいて距離値を取得できない画素に対して、距離値を置換する。
このように、距離値を取得できない画素に対して、距離値を所定の距離値へ置き換えることにより、容易に補間を行うことができ、補間処理のための複雑な計算をする必要がない。したがって、補間処理にかかる時間を抑制できる。
次に、測定領域60内の物体を認識する(ステップS103)。認識部230は、例えば、背景差分法を用いて、距離算出部210によって生成された測距点群データに基づいて、前景データを抽出し、前景データの画素(画素群)をクラスタに分け、各クラスタのサイズを算定する。そして、認識部230は算定したサイズが抽出対象の解析対象の動体を特定するための所定のサイズ閾値以下か否か判定することにより、物体81,82を認識し、その種類を特定する。本実施形態では、物体81が車両であり、物体82が歩行者であることが認識される。
次に、物体認識結果を出力する(ステップS104)。出力部400は、測定領域60の状態を示す画像をディスプレイに表示する。
以上で説明した図4のフローチャートの処理によれば、ライダー110は測定領域60を測定し、距離算出部210は、測定領域60内について、距離値の分布を示す複数の画素で構成された測距点群データを生成する。そして、距離算出部210は、反射光に基づいて距離値を取得できない画素に対して、所定の補間ルールに基づいて距離値を置換する。続いて、認識部230は測距点群データに基づいて、測定領域60内の物体(例えば、壁63、物体81,82)を認識し、出力部400は、物体認識結果をディスプレイに出力する。
以上で説明した本実施形態の物体検出システム10は、下記の効果を奏する。
反射光に基づいて距離値を取得できない画素の距離値が、適切な距離値に置換されるので、センサーが1台のみでも高光沢度や低反射率の物体までの距離値を取得できる。
<変形例1>
図7Aおよび図7Bは、測距点群データの履歴データに基づいて距離値を生成する場合を例示する模式図である。図7Aは上方から測定領域60を見た場合について示しており、図7Bは側方から測定領域60を見た場合について示している。
上述の例では、反射光に基づいて距離値を取得できない画素の距離値を、ユーザーが予め定めた所定の距離値に置換する場合について説明した。変形例1では、画素置換部212は、反射光に基づいて距離値を取得できない画素の距離値を、測距点群データの履歴データに基づいて生成された距離値に置換する。
測距点群データの履歴データは、過去の所定期間、例えば数時間、または数日の期間に測距点群データ生成部211によって取得された測距点群データであり、距離算出部210のメモリーまたは制御装置200の記憶部220に保存されている。測距点群データの履歴データは、例えば、車道61上を通過し、表面の反射率が比較的高い物体(例えば、白色や赤色の車両など)についてのデータを統計処理に必要な数だけ含んでいる。この統計処理には、背景データを除いた距離値、すなわち前景データである車両等の物体までの距離値のみを用いて統計処理することが好ましい。
図7Aおよび図7Bに示すように、画素置換部212は、測距点群データの履歴データに基づいて、測定領域60内において物体が出現する位置についての頻度または確率を算出する。
図中の白丸は物体が出現する頻度または確率が低い位置を示し、黒丸は物体が出現する頻度または確率が高い位置を示し、グレーの丸は物体が出現する頻度または確率が中程度の位置を示す。画素置換部212は、反射光に基づいて距離値を取得できない画素の距離値を、出現する頻度または確率が高い位置(すなわち、黒丸の位置Rn)に対応する距離値に置き換える。
このように、本変形例では、反射光に基づいて距離値を取得できない画素の距離値を、物体が出現する頻度または確率が高い位置に対応する距離値に置換することにより、より精度の高い補間を実現できる。
<変形例2>
図8Aおよび図8Bは、反射光を受光できない領域に対応する走査角度に基づいて距離値を生成する場合について説明するためのする模式図である。
変形例2では、画素置換部212は、反射光を受光できない領域を特定し、この領域に対応する走査角度に基づいて距離値を生成する。そして、生成された距離値を使用して、反射光に基づいて距離値を取得できない画素の距離値を置換する。反射光に基づいて距離値を取得できない領域は、例えば、物体表面の反射率が低いため、ライダー110が反射光を受光できない領域に該当する。
図8Aおよび図8Bに示す例では、表面の反射率が低い物体81があるため、ライダー110は水平方向(X’Z’平面)の領域J1、および垂直方向(X’Y’平面)の領域K1からの反射光を受光できない。反射光を受光できない領域J1,K1に対応する走査角度は、それぞれα1およびβ1である。
物体81の種類が事前に分かっている場合、例えば物体81が一般車両(普通乗用車など)であることが事前に分かっている場合、物体81の平均的な全長、全幅、および車高を求めることができる。このような場合、画素置換部212は、例えば、物体81の全長と、走査角度α1とに基づいて、物体81の各々の測定点における距離値を推定することができる。
例えば、A<B<Cである角度に対して、α1<Aである場合、画素置換部212は、物体81の距離値がD1[m]であると推定する。また、A<α1<Bである場合、物体81の距離値がD2[m]であると推定する。さらに、B<α1<Cである場合、物体81の距離値がD3[m]であると推定する。α1が小さいほど物体81が遠くにあり、α1が大きいほど物体81が近くにあるので、D1〜D3の間には、D1>D2>D3が成り立つ。
また、物体81の種類が不明である場合において、走査角度α1,β1に基づいて物体81の種類を推定し、推定結果に基づいて物体81の各々の測定点に対する距離値を推定するように構成することもできる。
より具体的には、画素置換部212は、走査角度α1,β1に基づいて、物体81の位置および大きさを推定する。すなわち、走査角度α1に基づいてZ’方向の長さを推定し、走査角度β1に基づいて物体81のX’方向の位置および長さを推定する。続いて、画素置換部212は、物体81の大きさに基づいて、物体81の種類を推定する。なお、物体の大きさに基づいて物体の種類を推定する方法は、認識部230による物体の認識方法と同様であるので、説明を省略する。画素置換部212は、物体81の種類および位置に基づいて、物体81の各測定点における距離値を推定し、反射光に基づいて距離値を取得できない画素の距離値を、推定された距離値に置換する。
このように、画素置換部212は、反射光を受光できない領域に対応する走査角度に基づいて距離値を生成し、反射光に基づいて距離値を取得できない画素の距離値の置換に使用するので、より精度の高い補間を実現できる。
以上に説明した距離情報補間装置(制御装置200)および物体検出システム10の構成は、上記の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
例えば、上述の例は、車道61を走行する車両や、歩道を通行する歩行者を例に挙げて説明したが、本発明は、このような場合に限定されず、鉄道の踏切を通過する車両や歩行者に対しても適用できる。
また、距離情報補間装置(制御装置200)および物体検出システム10のプログラムは、USBメモリー、フレキシブルディスク、CD−ROMなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリーやストレージなどに転送され記憶される。また、この制御プログラムは、例えば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、物体検出システム10の一機能としてその各装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
10 物体検出システム、
100 検出部、
110 ライダー、
200 制御装置、
210 距離算出部、
211 測距点群データ生成部、
212 画素置換部、
220 記憶部、
230 認識部、
300 入力部、
400 出力部。

Claims (17)

  1. 測定領域に渡り、光を走査しながら照射し、前記測定領域における物体からの反射光を受光するまでの時間間隔に基づいて算出した距離値の分布を示す複数の画素で構成された測距点群データを取得する取得部と、
    前記反射光に基づいて前記距離値を取得できない画素に対して、所定の補間ルールに基づいて前記距離値を置換する置換部と、を有する、距離情報補間装置。
  2. 前記取得部が取得した前記測距点群データに基づいて、基準背景データを設定する設定部をさらに、有し、
    前記置換部は、前記距離値を取得できない画素に対応する、前記基準背景データの距離値が有限の距離値である場合に、前記距離値を置換する、請求項1に記載の距離情報補間装置。
  3. 前記置換部は、前記補間ルールとして、前記距離値を取得できない画素の距離値を、ユーザーにより予め定められた所定の距離値に置き換える、請求項1または2に記載の距離情報補間装置。
  4. 前記置換部は、予め設定された仮想面を用い、前記所定の距離値として、前記距離値を取得できない画素に対応する、前記仮想面上の位置の距離値を用いる、請求項3に記載の距離情報補間装置。
  5. 前記置換部は、前記補間ルールとして、前記距離値を取得できない画素の距離値を、前記測距点群データの履歴データに基づいて生成した距離値に置き換える、請求項1、または請求項2に記載の距離情報補間装置。
  6. 前記置換部は、各画素における履歴データから、距離値の頻度または確率を算出し、前記距離値を取得できない画素の距離値を、前記頻度または確率が高い位置に対応する距離値に置き換える、請求項5に記載の距離情報補間装置。
  7. 前記置換部は、前記補間ルールとして、画素の走査角度に基づいて、置換する距離値を生成する、請求項1、または請求項2に記載の距離情報補間装置。
  8. 前記置換部は、
    前記走査角度に基づいて、前記物体の種類を推定し、推定結果に基づいて、置換する距離値を生成する、請求項7に記載の距離情報補間装置。
  9. 前記置換部は、
    前記走査角度に基づいて、前記物体の位置を推定し、推定結果に基づいて、置換する距離値を生成する、請求項7、または請求項8に記載の距離情報補間装置。
  10. 前記取得部は、レーザーレーダーが前記測定領域を走査することにより得られた、測距点群データを取得する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の距離情報補間装置。
  11. 測定領域に渡り、光を走査しながら照射し、前記測定領域における物体からの反射光を受光するまでの時間間隔に基づいて算出した距離値の分布を示す複数の画素で構成された測距点群データを生成するセンサー部と、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の距離情報補間装置と、
    前記距離情報補間装置によって距離値が置換された測距点群データに基づいて、前記測定領域内の物体を認識する認識部と、を有する、物体検出システム。
  12. 測定領域に渡り、光を走査しながら照射し、前記測定領域における物体からの反射光を受光するまでの時間間隔に基づいて算出した距離値の分布を示す複数の画素で構成された測距点群データを取得する手順(a)と、
    前記反射光に基づいて前記距離値を取得できない画素に対して、所定の補間ルールに基づいて前記距離値を置換する手順(b)と、を有する処理をコンピューターに実行させるための距離情報補間プログラム。
  13. 前記手順(b)では、前記補間ルールとして、前記距離値を取得できない画素の距離値を、ユーザーにより予め定められた所定の距離値に置き換える、請求項12に記載の距離情報補間プログラム。
  14. 前記手順(b)では、前記補間ルールとして、前記距離値を取得できない画素の距離値を、前記測距点群データの履歴データに基づいて生成した距離値に置き換える、請求項12に記載の距離情報補間プログラム。
  15. 前記手順(b)では、前記補間ルールとして、画素の走査角度に基づいて、置換する距離値を生成する、請求項14に記載の距離情報補間プログラム。
  16. 前記手順(b)では、
    前記走査角度に基づいて、前記物体の種類を推定し、推定結果に基づいて、置換する距離値を生成する、請求項15に記載の距離情報補間プログラム。
  17. 前記手順(b)では、
    前記走査角度に基づいて、前記物体の位置を推定し、推定結果に基づいて、置換する距離値を生成する、請求項15、または請求項16に記載の距離情報補間プログラム。
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