JP2020118484A - アナログメータの指針の指示値の自動読み取りシステム及び自動読み取り方法 - Google Patents

アナログメータの指針の指示値の自動読み取りシステム及び自動読み取り方法 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末によりアナログメータを撮像するだけで、撮像した画像を解析してアナログメータの指針の指示値を正確に読み取ることができる自動読み取りシステム及び自動読み取り方法を提供する。【解決手段】 携帯端末と管理サーバとが公衆通信回線網で相互に通信可能に接続された自動読み取りシステムにおいて、管理サーバは、アナログメータのメータ情報を携帯端末に送信し、撮像手段で撮像した画像及びメータ情報に基づいて、位置特定用シールの貼付位置を特定する貼付位置特定手段(貼付位置特定処理)と、撮像手段で撮像した画像からからアナログメータの指針の線形状を抽出する指針検出手段(指針検出処理)と、針検出手段で抽出した指針の線形状から指針の指示値を算出する値解析手段(値解析処理)とを携帯端末又は管理サーバに備えたことを特徴とする自動読み取りシステム及び自動読み取り方法とした。【選択図】図5

Description

本発明は、アナログメータの指針の指示値の自動読み取りシステム及び自動読み取り方法に関し、詳しくはアナログメータを撮像した画像を解析して指針の指示値を読み取るアナログメータの指針の指示値の自動読み取りシステム及び自動読み取り方法に関する。
従来、発電所や各種工場等(以下、複数の機械・装置を組み合わせた大型産業設備の呼称であるプラントという)においては、設置されている各種機械・装置の作動状態を確認するために、多数のアナログ式の各種メータ(圧力計、温度計、電圧計等であり、以下、アナログメータという)が設置されている。そして、このようなメータの数値を定期的に作業者が目視点検することで、各種装置や各種機器に発生する異常等の早期検出を行っている。
しかしながら、規模の大きいプラントでは、設置されている各種メータの数が数百〜数万個に及ぶ場合もあり、メータの数値の点検作業における作業員の負担が大きく問題となっていた。また、近年では、計測した数値を点検用のコンピュータに出力する機能を備えたデジタルメータが開発され、従来のアナログメータをデジタルメータに交換することで、作業者の目視による点検作業にかかる負担を軽減することが行われている。
しかしながら、規模の大きいプラントでは大量の数のアナログメータが設置されているため、全てをデジタルメータに交換するには膨大な予算と工期がかかる。また、メータの交換の為にプラントの休止等も必要となる。さらに、機能的に問題の無いアナログメータをデジタルメータに交換することは資源の無駄遣いにもつながる。このため、作業者の目視点検の代わりに従来のアナログメータを撮像した画像からアナログメータの指針の角度を検出して、指針の指示値を自動的に読み取る装置や方法が提案されている。
このようアナログメータを撮像した画像から指針の指示値を読み取る技術として、回転針を有するメータの針が指す角度を算出する算出装置において、取得した画像からエッジを検出する検出部と、該検出部により検出したエッジに対し、ハフ変換を行い複数の線を抽出する抽出部と、該抽出部により抽出した複数の線に基づき、針の形状に依らず針のなす角度を算出する方法が開示されている(特許文献1参照)。
特開2011−196713号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、アナログメータの指針の角度を検出するものであり、アナログメータの指示値を決定するためには指針の角度から正確な指示値を算出する必要がある。しかしながら、アナログメータは多様な形式や種類で構成されているため、アナログメータの指針の角度から指示値を算出することは容易ではない。
また、近年では、高画素数で撮像可能な小型軽量の携帯端末(スマートフォン等)の普及が著しく、従来のように撮像するための専用カメラ(デジタルカメラ)でなくても高画質でアナログメータの画像を撮像することができる。また、このような携帯端末は公衆通信回線網(携帯電話回線)と接続されているため、撮像した画像やこの画像を解析して得られたデータ(つまり、アナログメータの指針の指示値)を他の場所に設置したプラントを管理するための管理サーバ(コンピュータ等)に容易に転送可能である。このため、このような汎用の携帯端末を利用したアナログメータの指針の指示値の自動読み取りシステム及び自動読み取り方法の提供が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するために、作業者が所持する携帯端末によりアナログメータを撮像するだけで、撮像した画像を解析してアナログメータの指針の指示値を正確に読み取ることができる自動読み取りシステム及び自動読み取り方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、アナログメータの指針の指示値を管理する管理サーバと、前記アナログメータの指針の画像を撮像する撮像手段を備えた携帯端末と、が公衆通信回線網で相互に通信可能に接続された自動読み取りシステムにおいて、前記管理サーバは、少なくとも前記アナログメータの指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点にそれぞれ貼付される三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付パターン情報を含むメータ情報を前記携帯端末に送信し、前記撮像手段で撮像した画像及び前記メータ情報に基づいて、前記位置特定用シールの貼付位置を特定する貼付位置特定手段と、前記撮像手段で撮像した画像から、前記アナログメータの指針の線形状を抽出する指針検出手段と、前記指針検出手段で抽出した指針の線形状から前記アナログメータの指針の指示値を算出する値解析手段と、を前記携帯端末又は前記管理サーバに備えたことを特徴とする自動読み取りシステムとした。
また、前記位置特定用シールは、中央に透過部を有することを特徴とする。
また、アナログメータの指針の指示値を管理する管理サーバと、前記アナログメータの指針の画像を撮像する撮像手段を備えた携帯端末と、が公衆通信回線網で相互に通信可能に接続された自動読み取りシステムにおいて、前記管理サーバは、少なくとも前記アナログメータの指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点のいずれかにそれぞれ貼付される三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付パターン情報を含むメータ情報を前記携帯端末に送信し、前記撮像手段で撮像した画像及び前記メータ情報に基づいて、前記位置特定用シールの貼付位置を特定する貼付位置特定処理と、前記撮像手段で撮像した画像から、前記アナログメータの指針の線形状を抽出する指針検出処理と、前記指針検出処理で抽出した指針の線形状から前記アナログメータの指針の指示値を算出する値解析処理と、を前記携帯端末又は前記管理サーバのいずれかで実行することを特徴とする自動読み取り方法とした。
本発明のアナログメータの指針の指示値の自動読み取りシステムは、アナログメータの指針の指示値を管理する管理サーバと、アナログメータの指針の画像を撮像する撮像手段を有する携帯端末と、が公衆通信回線網で相互に通信可能に接続され、管理サーバは、少なくともアナログメータの指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点にそれぞれ貼付される三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付パターン情報を含むメータ情報を携帯端末に送信し、撮像手段で撮像した画像及びメータ情報に基づいて、位置特定用シールの貼付位置を特定する貼付位置特定手段と、撮像手段で撮像した画像から、アナログメータの指針の線形状を抽出する指針検出手段と、指針検出手段で抽出した指針の線形状からアナログメータの指針の指示値を算出する値解析手段と、を携帯端末又は管理サーバに備えたものである。
すなわち、本発明のアナログメータの指針の指示値の自動読み取りシステムによれば、プラントを構成する各種機械・装置の作動状態を確認するために設置された各種アナログメータ(圧力計、温度計、電圧計等)を、作業者が目視点検するのではなく、作業者が所持する携帯端末によりアナログメータの指針の画像を撮像するだけで、携帯端末又は管理サーバにおいて画像が解析されてアナログメータの指針の指示値を正確に読み取ることができる。これにより、作業者のアナログメータの点検作業にかかる負担を大幅に低減することが可能となる。
また、位置特定用シールを中央に透過部を形成することにより、アナログメータの指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点の中心部に、位置特定用シールの中心を合わせて正確に貼付することができる。
また、本発明のアナログメータの指針の指示値の自動読み取り方法は、アナログメータの指針の指示値を管理する管理サーバと、アナログメータの指針の画像を撮像する撮像手段を備えた携帯端末と、が公衆通信回線網で相互に通信可能に接続された自動読み取りシステムにおいて、管理サーバは、少なくとも前記アナログメータの指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点のいずれかにそれぞれ貼付される三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付パターン情報を含むメータ情報を前記携帯端末に送信し、撮像手段で撮像した画像及びメータ情報に基づいて、位置特定用シールの貼付位置を特定する貼付位置特定処理と、撮像手段で撮像した画像から、アナログメータの指針の線形状を抽出する指針検出処理と、指針検出処理で抽出した指針の線形状からアナログメータの指針の指示値を算出する値解析処理と、を携帯端末又は管理サーバのいずれかで実行する。
すなわち、作業者が所持する携帯端末によりアナログメータの指針の画像を撮像するだけで、携帯端末又は管理サーバにおいて画像が解析されてアナログメータの指針の指示値を正確に読み取ることができるアナログメータの指針の指示値の自動読み取り方法を提供することができる。これにより、作業者のアナログメータの点検作業にかかる負担を大幅に低減することが可能となる。
本実施形態の自動読み取りシステムの概要を示す図である。 本実施形態の自動読み取りシステムの管理サーバ及び携帯端末の電気的構成を示すブロック図である。 本実施形態の自動読み取りシステムのアナログメータの構成を示す正面図である。 本実施形態の自動読み取りシステムのアナログメータの構成を示す正面図である。 本実施形態の自動読み取りシステムの処理の流れを説明するフローチャートである。 本実施形態の自動読み取りシステムの処理の流れを説明するフローチャートである。 本実施形態の自動読み取りシステムの処理の流れを説明するフローチャートである。 本実施形態の自動読み取りシステムの処理の流れを説明するフローチャートである。 本実施形態の自動読み取りシステムの画像における指針の線分判定を説明する図である。 本実施形態の自動読み取りシステムの画像における指針の線分判定を説明する図である。 本実施形態の自動読み取りシステムの画像における指針の線分判定を説明する図である。 本実施形態の自動読み取りシステムの画像における指針の線分判定を説明する図である。 本実施形態の自動読み取りシステムの画像における指針の角度の判定を説明する図である。 本実施形態の自動読み取りシステムの画像における指針の角度の判定を説明する図である。 本実施形態の自動読み取りシステムの画像における指針の指示値の算出を説明する図である。
本発明は、アナログメータの指針の指示値を管理する管理サーバと、アナログメータの指針の画像を撮像する撮像手段を有する携帯端末と、が公衆通信回線網で相互に通信可能に接続された自動読み取りシステムにおいて、管理サーバは、少なくとも前記アナログメータの指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点にそれぞれ貼付される三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付パターン情報を含むメータ情報を前記携帯端末に送信し、撮像手段で撮像した画像及び前記メータ情報に基づいて、前記位置特定用シールの貼付位置を特定する貼付位置特定手段と、撮像手段で撮像した画像から、アナログメータの指針の線形状を抽出する指針検出手段と、指針検出手段で抽出した指針の線形状からアナログメータの指針の指示値を算出する値解析手段と、を携帯端末又は管理サーバに備えた自動読み取りシステムに関するものである。
[1.自動読み取りシステムの構成]
以下、本実施形態における自動読み取りシステムを、図1〜図15を参照して説明する。図1は、本実施形態の自動読み取りシステムの概要を示す図である。図2は、本実施形態の自動読み取りシステムの管理サーバ及び携帯端末の電気的構成を示すブロック図である。図3及び図4は、本実施形態の自動読み取りシステムのアナログメータの構成を示す正面図である。図5〜図8は、本実施形態の自動読み取りシステムの処理の流れを説明するフローチャートである。図9~図12は、本実施形態の自動読み取りシステムの画像における指針の線分判定を説明する図である。図13及び図14は、本実施形態の自動読み取りシステムの画像における指針の角度の判定を説明する図である。図15は、本実施形態の自動読み取りシステムの画像における指針の指示値の算出を説明する図である。
図1に示すように、自動読み取りシステム1は、この自動読み取りシステム1を導入したプラント200の管理者100が管理する管理サーバ10と、プラント200に設置された複数のアナログメータ20と、アナログメータ20の指針の指示値を読み取るためにプラント200の作業者が所持する複数の携帯端末30とにより構成され、管理サーバ10と携帯端末30とは、公衆通信回線網50を介してそれぞれ相互に通信可能に接続されている。
なお、本実施形態においては、自動読み取りシステム1の管理サーバ10には、プラント200に設置された複数のアナログメータ20の管理番号等のアナログメータ20に関するメータ情報やアナログメータ20を撮像するために使用される携帯端末30の情報等が予め登録されている。
管理サーバ10としては、周知のコンピュータが好適に使用される。なお、周知のコンピュータは、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット型パソコン等が好適に用いられるが、公衆通信回線網50を介して携帯端末30と相互に通信可能な機能を備えたものであればよい。また、携帯端末30は、公衆通信回線網50を介して管理サーバ10と相互に通信可能な機能を備え、アナログメータ20を撮像可能なカメラ機能(撮像手段)を備えた周知のスマートフォン、タブレット端末等である。
また、公衆通信回線網50は、周知のインターネット回線、携帯電話通信回線、電話回線、通信衛星回線等である。なお、公衆通信回線網50としては、近年、携帯端末30としてのスマートフォンや管理サーバ10としてのデスクトップパソコンに標準装備されている周知のBluetooth(登録商標)等の短距離無線通信規格も含まれる。
自動読み取りシステム1におけるプラント200には、プラント200を構成する各種機械・装置の作動状態を確認するための多数の各種アナログメータ20が設置されている。各種アナログメータ20は、円盤状に形成され前面の表示面に刻印された目盛を、回転する指針で示すことで数値を表示するアナログ式のメータであり、温度計、圧力計、電圧計等である。
携帯端末30は、公衆通信回線網50を介して管理サーバ10からアナログメータの機種データを含むメータ情報を受信する機能を有する。このメータ情報には、詳細は後述するが、アナログメータ20の管理番号(例えば、5桁の英字や数字、記号)、アナログメータ20の前面の目盛(数値)の表示面で回動する指針の中心点、目盛(数値)の最小値を示す始点、目盛(数値)の最大値を示す終点に貼付される三色の異なる色(例えば、赤色、青色、緑色)を用い、中央部に透過部を有する円形状の位置特定用シールの貼付パターン情報、アナログメータ20の指針の形状(三角針、平行針)情報等で構成されている。
また、携帯端末30は、撮像した画像からアナログメータ20の指針の中心点、目盛の始点、目盛の終点に貼付された、三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付位置を特定する貼付位置特定手段(貼付位置特定処理)、撮像した画像からアナログメータの指針の線形状を抽出する指針検出手段(指針検出処理)、指針検出手段で抽出した指針の線形状から指針の指示値を解析する値解析手段(値解析処理)等の各種プログラムを実行することで、アナログメータ20の指針を撮像した画像からアナログメータ20の指針の指示値を読み取る機能や、読み取った指針の指示値を、公衆通信回線網50を介して管理サーバ10に送信する機能を有する。
管理者100の管理サーバ10は、これも詳細は後述するが、アナログメータ20の指針の中心点、目盛の始点、目盛の終点に貼付された、三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付位置を特定する貼付位置特定手段(貼付位置特定処理)、携帯端末30から受信した画像からアナログメータの指針の線形状を抽出する指針検出手段(指針検出処理)、指針検出手段で抽出した指針の線形状から指針の指示値を解析する値解析手段(値解析処理)等の各種プログラムを実行することで、アナログメータ20の指針を撮像した画像からアナログメータ20の指針の指示値を読み取る機能を有する場合もある。また、携帯端末30で読み取った指針の指示値を、公衆通信回線網50を介して携帯端末からから受信する機能を有する。
すなわち、本実施形態においては、携帯端末30で撮像したアナログメータ20の指針(つまり、指針の先端が指す目盛の表示面)の画像を、携帯端末30又は管理サーバ10が備える各種プログラムで解析処理することにより、アナログメータ20の指針の指示値を正確に読み取ることできる。読み取られたアナログメータ20の指針の指示値は、管理者100が所持する管理サーバ10において、プラント200に設置された多数のアナログメータ20毎に管理される。そして、この管理サーバ10において、多数のアナログメータ20の指示値が判定され、プラント200に設置されている各種機械・装置の作動状態が管理される。
上述してきたように、本実施形態の自動読み取りシステム1によれば、高画素数で撮像可能な小型軽量の携帯端末30(スマートフォン、タブレット端末等)を用い、プラント200に設置されている多数のアナログメータ20の指針の表示面を作業者が撮像するだけで、撮像した画像を解析することにより、アナログメータ20の指針の指示値を正確に読み取る自動読み取りシステム及び自動読み取り方法を提供することができる。
[2.管理サーバ及び携帯端末の構成]
以下、図2を参照して、本実施形態の自動読み取りシステム1における管理サーバ10及び携帯端末30の電気的構成を説明する。図2(A)に示すように、管理サーバ10は、記憶部11、入出力制御部12、制御部13、外部通信I/F(InterFace)制御部14などから構成されている。
記憶部11は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の大容量記憶装置により構成されている。この記憶部11には、プラント200に設置されているアナログメータ20のメータ情報(アナログメータ20の管理番号、アナログメータ20の前面の数値の表示面で回動する指針の中心点、目盛(数値)の最小値を示す始点、目盛(数値)の最大値を示す終点に貼付される三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付位置等)、アナログメータ20を撮像した画像、アナログメータ20の指針の指示値を読み取った情報(数値)等がプラント200毎、アナログメータ20毎に記憶される。
入出力制御部12は、管理サーバ10に接続されている図示しない液晶表示装置や、キーボード/マウスなどの外部入出力装置との通信を制御する。
制御部13は、図示しないCPU(中央演算装置)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどで構成されている。また、この制御部13のCPUは、ROM又は記憶部11に予め記憶されている各種プログラムを実行することにより、本実施形態における貼付位置特定手段(貼付位置特定処理)、指針検出手段(指針検出処理)、値解析手段(値解析処理)等の各種手段(各種処理)として機能することになる。
外部通信I/F制御部14は、外部の公衆通信回線網50と接続され、制御部13の指示に基づいて、自動読み取りシステム1における複数の携帯端末30との通信を制御する。すなわち、外部通信I/F制御部14は、詳細は後述するが、制御部13の指示に基づいて、携帯端末30からのアナログメータ20の指針の画像、指針の指示値等の受信や、携帯端末30へのメータ情報の送信を制御する。
図2(B)に示すように、携帯端末30は、記憶部31、入出力制御部32、制御部33、外部通信I/F(InterFace)制御部34、撮像制御部35などから構成されている。
記憶部31は、フラッシュメモリ等の大容量記憶装置により構成されている。この記憶部31には、プラント200に設置されているアナログメータ20のメータ情報(アナログメータ20の種類、アナログメータ20の前面の数値の表示面で回動する指針の中心点、目盛(数値)の最小値を示す始点、目盛(数値)の最大値を示す終点に貼付される赤色、青色、緑色の円形状の位置特定用シールの貼付位置等)、アナログメータ20を撮像した画像、アナログメータ20の指針の指示値を読み取った情報(数値)等がアナログメータ20毎に記憶される。
入出力制御部32は、携帯端末30に設けられている図示しない各種操作パネル(タッチパネル等)や操作スイッチなどの外部入出力装置との通信を制御する。
制御部33は、図示しないCPU(中央演算装置)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどで構成されている。また、この制御部33のCPUは、ROM又は記憶部31に予め記憶されている各種プログラムを実行することにより、本実施形態における貼付位置特定手段(貼付位置特定処理)、指針検出手段(指針検出処理)、値解析手段(値解析処理)等の各種手段として機能することになる。
外部通信I/F制御部34は、外部の公衆通信回線網50と接続され、制御部33の指示に基づいて、自動読み取りシステム1における管理サーバ10との通信を制御する。すなわち、外部通信I/F制御部34は、詳細は後述するが、制御部33の指示に基づいて、管理サーバ10からのメータ情報の受信や管理サーバ10へのアナログメータ20の画像、指針の指示値等の送信を制御する。
撮像制御部35は、携帯端末30に内蔵されているカメラ機能(撮像手段)が有する様々な機能(オートフォーカス機能、手ぶれ補正機能等)により、撮像対象(例えば、アナログメータ20の指針)の撮像を制御する。
[3.アナログメータ]
以下、図3を参照して、本実施形態のアナログメータ20の構成を説明する。なお、以下の説明では、一例として、アナログメータ20の目盛を最小0〜最大10までの10気圧まで計測可能な圧力計として説明する。
図3に示すように、本実施形態のアナログメータ20は、円盤状の本体ケース25内部に、透明なガラス又はアクリル等を介して、指針21の指示値を読み取り可能な0〜10までの目盛23が等間隔に刻印された円盤状の目盛板22を備えている。目盛板22の中心には、指針21が回動自在に設けられている。指針21は、長い先端21aと短い後端21bを有し、目盛板22の中心を回動軸として、指針21の先端21aが計測値に応じて目盛板22の目盛23を指示値として指し示す。本体ケース25の下部には、プラント200に設置されている各種機械・装置に、アナログメータ20を取り付けるための取付部24が設けられている。なお、指針21には、後端21bが無く、長い先端21aのみが中心の回動軸を回転する種類のアナログメータ20もあるが、本実施形態においては、長い先端21aのみのアナログメータ20においても、指針21の先端21aが指し示す計測値に応じた目盛板22の目盛23を読み取ることができる。
アナログメータ20は、図4(A)に示す指針21の先端が鋭角の三角形状の三角針を有するアナログメータ20と、図4(B)に示す用に、指針21の先端が平板形状の平板針を有するアナログメータ20との指針21の先端形状の異なる二種類のアナログメータ20がある。そして、本実施形態においては、指針21の先端形状の異なる二種類のアナログメータ20の指針21の指示値を読み取ることができる。
また、アナログメータ20の指針21の中心点(回胴軸)、目盛23の始点(図中は0)、目盛23の終点(図中は10)に、三色の異なる色の円形状の位置特定用シールのうちのいずれかが貼付されている。この位置特定用シールに用いられる三色の異なる色は、例えば、赤色、緑色、青色が好適に用いられる。これは、後述の画像解析処理である貼付位置特定手段(貼付位置特定処理)において、アナログメータ20の指針21の中心点、始点(目盛の最小値)、終点(目盛の最大値)に貼付された円形状の位置特定用シールの貼付位置の特定(つまり、貼付位置の識別)を容易とするためである。なお、位置特定用シールに用いられる三色の異なる色は、貼付された位置を明確に識別して特定できる色であれば赤色、緑色、青色に限定されるものではなく他の色を用いてもよい。また、円形状の位置特定用シールの大きさ(つまり、直径)は、貼付対象となるアナログメータ20の大きさ(つまり、目盛板22の直径)に応じて適宜変更可能であり、アナログメータ20の指針21の中心点、始点(目盛の最小値)、終点(目盛の最大値)を十分に識別できる大きさ(直径)のものが好適に用いられる。
位置特定用シールは、中央部に透過部Tが形成されている。この透過部Tは、一例として、位置特定用シールの直径の略2/3程度の直径を有して位置特定用シールの中央部に円形状に形成されている。これにより、透過部Tを透過して視認できるアナログメータ20の指針21の中心点(回胴軸)に合わせて位置特定用シールを貼付することができる。また、透過部Tを透過して視認できる目盛板22に刻印されている目盛23の始点(図中は0)及び目盛23の終点(図中は10)の目盛23に合わせて位置特定用シールを貼付することができる。これにより、指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点の正確な位置に位置特定用シールを貼付することができる。なお、透過部Tの大きさ(直径)も、アナログメータ20の目盛板22に刻印されている目盛23の大きさ(直径)に応じて適宜変更可能である。
さらに、図4(A)の拡大図Eに示すように、位置特定用シールの中央の透過部Tを除いた環状部Kに、位置特定用シールの中心を通る直線の両端を、一対の黒線Sa、Sbとして引くこともできる。これにより、透過部Tを透過して目視できる目盛板22に刻印された目盛23(又は指針21)と、環状部Kに引かれた黒線Sa、Sbとが一直線になるようにアナログメータ20の表面に貼付することで、指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点に、更に正確に位置特定用シールを貼付することができる。
また、異なる三色(例えば、赤色、青色、緑色)のどの色の位置特定用シールを指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点のいずれかに貼付するかは、管理サーバ10から携帯端末30に送信されるメータ情報で指示される。なお、以下の説明では、アナログメータ20の指針21の中心点(回胴軸)に貼付される位置特定用シールを中心円S1、目盛23の始点に貼付される位置特定用シールを開始円S2、目盛23の終点に貼付される位置特定用シールを終了円S3という。
本実施形態においては、アナログメータ20の指針21を携帯端末30で撮像する前に、作業者は、異なる三色の円形状の位置特定用シールをどの位置(指針の中心点、目盛23の始点、目盛23の終点のいずれか)に貼付するかをメータ情報から取得して、メータ情報の指示通りに貼付する作業を行う。この場合、アナログメータ20の指針21及び目盛板22の前面に配された透明なガラス又はアクリル等に汚れ等が付着していた場合は、予め清掃しておくことが望ましい。
また、プラント200には複数のアナログメータ20が配置されている。プラント200に設置される複数のアナログメータ20をメータの管理番号で管理し、この管理番号により撮像するアナログメータ20を確認することで、作業者が撮像するアナログメータ20を間違うことを防止することができる。つまり、メータ情報にメータの管理番号等を含むことで、例えば、上述した位置特定用シールの貼付時に、別途印刷された管理番号もアナログメータ20に貼付することで、プラント200における定期点検のため指針21の指示値の読み取りが必要なアナログメータ20を作業者が間違うことがない。なお、メータ情報を二次元バーコード(例えば、QRコード(登録商標))として印刷し、アナログメータ20に貼付してもよい。
[4.アナログメータの指針の指示値の自動読み取り処理の概要]
以下、図5を参照して、本実施形態のアナログメータ20の指針21の指示値を自動で読み取るために、携帯端末30及び管理サーバ10において実行される一連の処理の概要を説明する。
最初に、作業者は、携帯端末30により管理サーバ10にアクセスする。本実施形態の自動読み取りシステム1を導入したプラント200の管理者100は、自動読み取りシステム1を実行するための複数のアナログメータ20のメータ情報や各種手段(画像解析を行う各種処理)を管理サーバ10又は携帯端末30にインストールする。なお、以下の説明では、各種手段(画像解析を行う各種処理)を携帯端末30で行うことを一例として説明する。また、アナログメータ20を撮像するために使用される携帯端末30も予め管理サーバ10に登録されており、登録時に管理サーバ10から専用のパスワードやユーザIDが発行される。プラント200の作業者は、登録された携帯端末30からパスワードやユーザIDを入力して管理サーバに10にアクセスする。
携帯端末30からアクセスされた管理サーバ10は、アナログメータ20のメータ情報を携帯端末30に送信する(ステップS1)。メータ情報は、一例として、アナログメータ20の管理番号(例えば、5桁の英字や数字、記号)、アナログメータ20の前面の目盛(数値)の表示面で回動する指針の中心点、目盛(数値)の最小値を示す始点、目盛(数値)の最大値を示す終点の何れかに貼付される、三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付パターン情報、アナログメータ20の指針の形状(三角針、平行針)情報、アナログメータ20の指針の色情報(指針の色を特定する情報)、アナログメータ20の指針21の後端21b(図3参照)の指針21の中心からの長さ情報である指針21の末端長情報、目盛開始値(目盛23(数値)の最小値)情報や目盛終了値(目盛23(数値)の最大値)情報、範囲下限値(アナログメータ20の指示値の正常範囲の下限値)情報や範囲上限値(アナログメータ20の指示値の正常範囲の上限値)情報等で構成されている。以下の処理では、このメータ情報に基づいて、アナログメータ20の指針の指示値の自動読み取り処理が実行される。
携帯端末30は管理サーバ10からメータ情報を受信する(ステップS2)。作業者は、携帯端末30で受信したメータ情報を確認し、撮像対象となるアナログメータ20の設置位置に移動し、当該アナログメータ20のメータ情報に含まれる位置特定用シールの貼付位置に基づいて、異なる三色(例えば、赤色、青色、緑色)の円形状の位置特定用シールをどの位置(指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点の何れか)に貼付するかを確認して貼付するアナログメータ20の撮像準備を行う(ステップS3)。
上述したステップS1〜S3までの作業は、アナログメータ20の指針21の指示値の読み取り準備作業であり、本実施形態の自動読み取りシステム1を導入した際に行われる作業である。なお、メータ情報を二次元バーコード(例えば、QRコード(登録商標))として印刷し、アナログメータ20毎に貼付する作業等も含まれる。このように、最初にアナログメータ20の撮像準備を行うことで、例えば、位置特定用シールが経年変化や周辺環境(例えば、気象環境(風雨や雪等))により劣化して、アナログメータ20から剥がれたり色褪せたりした場合を除いて、以下に説明する定期的にアナログメータ20の指針21の指示値の読み取り実行作業(ステップS4〜S9)を繰り返し実行することができる。なお、当然のことながら、位置特定用シールがアナログメータ20から剥がれたり、色を識別できないほど色褪せたりした場合は、当該アナログメータ20のメータ情報に含まれる位置特定用シールの貼付位置に基づいて位置特定用シールは再貼付される。
作業者は、携帯端末30の撮像手段(カメラ機能)により、アナログメータ20の指針21を正面(つまり、目盛板22の目盛23が刻印されている面)から撮像する(ステップS4)。このとき、携帯端末30の撮像制御部35により、携帯端末30に内蔵されているカメラが有する様々な機能(オートフォーカス機能、手ぶれ補正機能等)を有効に活用することで、確実にアナログメータ20の指針21を撮像することができる。
携帯端末30は、撮像した画像の解析処理(貼付位置特定処理、指針検出処理、値解析処理)を行う。この処理は、携帯端末30の制御部33で実行される処理である。貼付位置特定処理(ステップS5)は、本実施形態における貼付位置特定手段であり、携帯端末30で撮像した画像からアナログメータ20の指針の中心点、始点(目盛の最小値)、終点(目盛の最大値)に貼付された位置特定用シールを検出し、アナログメータ20の中心座標、始点座標、終点座標及びアナログメータ20の基準半径を取得する処理である。
指針検出処理(ステップS6)は、本実施形態における指針検出手段であり、携帯端末30で撮像した画像から形状解析用画像を生成し、線分を検出し、アナログメータ20の指針の線形状(指針21のエッジ)を抽出する処理である。値解析処理(ステップS7)は、本実施形態における値解析手段であり、上述した貼付位置特定処理(ステップS5)、指針検出処理(ステップS6)で取得又は抽出した中心座標、始点座標、終点座標、基準半径、指針の線形状の座標等やアナログメータ20の機種情報等から、アナログメータ20の指針21の指示値を読み取る処理である。なお、貼付位置特定処理、指針検出処理、値解析処理については、詳細は後述する。
携帯端末30は、アナログメータ20の指針21の指示値を管理サーバ10に送信する(ステップS8)。管理サーバ10は、受信したアナログメータ20の指針21の指示値をアナログメータ20毎に管理する(ステップS9)。このとき、管理サーバ10は、受信したアナログメータ20の指針21の指示値が正常か否かを判定し、異常を検出した場合は、携帯端末30を所持する作業者に異常を通知することができる。これにより、異常を通知された作業者は、当該アナログメータ20が設置された機械・装置の異常発生の原因究明と対策とを速やかに実行することができ、プラント200に発生する事故等を未然に防ぐことができる。なお、この指示値が正常か否かの判定は、上述したメータ情報に含まれる範囲下限値情報や範囲上限値情報等に基づいて携帯端末30で実行してもよい。
また、公衆通信回線網50であるインターネット回線等が繋がらない場所で、携帯端末30を用いてアナログメータ20の指針21の指示値を読み取る場合は、作業者は、プラント200で点検が必要な全て(又はある程度)のアナログメータ20の指針21の指示値の読み取りが完了した後、携帯端末30を管理サーバ10と短距離無線通信規格である周知のBluetooth(登録商標)等により通信が可能な位置まで移動して、読み取った全てのアナログメータ20の指針21の指示値を携帯端末30から管理サーバ10にまとめて送信する。
上述してきたように、本実施形態の自動読み取りシステム1によれば、作業者が所持する携帯端末30によりアナログメータ20の目盛板22の表面を回動する指針21を撮像するだけで、撮像した画像を携帯端末30が有する各種処理(画像の解析処理である貼付位置特定処理、指針検出処理、値解析処理等)で解析してアナログメータ20の指針21の指示値を正確に読み取ることができる。
なお、上述してきた実施形態では、携帯端末30によりアナログメータ20の指針21を撮像し、携帯端末30において一連の画像の解析処理である貼付位置特定処理、指針検出処理、値解析処理等を実行してアナログメータ20の指針21の指示値を読み取る構成で説明してきたが、画像の解析処理は、管理サーバ10で行うこともできる。この場合は、携帯端末30によりアナログメータ20の指針21を撮像し、撮像した画像を携帯端末30から管理サーバ10に送信することで、一連の画像の解析処理が管理サーバ10において実行されることになる。このように、自動読み取りシステム1においては、画像の解析処理を実行する各種プログラム(貼付位置特定処理、指針検出処理、値解析処理等)を携帯端末30と管理サーバ10とのどちらで行うかは、プラント200に設置されているアナログメータ20の数や、携帯端末30や管理サーバ10の性能等に応じて適宜切り替えることを可能としている。
以下、携帯端末30の制御部33において実行される各種画像の解析処理(貼付位置特定処理、指針検出処理、値解析処理等)を説明する。以下で説明する各種処理は、オープンソースのソフトウェアであるOpenCV(登録商標)を利用して実行される。OpenCVは、Windows(登録商標)やLinux(登録商標)等の複数のOSに対応して無償で利用できるオープンソースのソフトウェアである。また、OpenCVは、コンピュータで画像や動画を処理するのに必要なさまざま機能(関数)が実装されており、主に画像や動画の認識・解析に好適に使用される。
[5.貼付位置特定処理]
以下、図6を参照して、本実施形態の自動読み取りシステム1における貼付位置特定手段である貼付位置特定処理を説明する。この処理は、携帯端末30で撮像した画像からアナログメータ20の指針21の中心点、始点(目盛の最小値)、終点(目盛の最大値)に貼付された円形状の位置特定用シールの貼付位置を特定し、アナログメータ20の中心座標、始点座標、終点座標及びアナログメータ20の基準半径を取得する処理である。なお、この貼付位置特定処理は上述した携帯端末30の制御部33(以下、単に制御部33という。)において実行される処理である。
図6に示すように、制御部33は、携帯端末30で撮像した画像に対して前処理を行う(ステップS10)。この前処理では、携帯端末30で撮像した画像に対して、ぼかし、平滑化の処理を行うためにOpenCVの関数(medianBlur)を使用して形状解析用画像を生成する。そして、形状解析用画像に対して、エッジを検出する画像(以下、Canny画像という)を生成するためにOpenCVの関数(Canny)を使用する。ここで生成された形状解析用画像やCanny画像は、記憶部31の所定領域に記憶されて後の処理で使用(又は参照)されることになる。
制御部33は、上記ステップS10で生成したCanny画像に対してブラー処理を行う(ステップS11)。この処理では、Canny画像に対して、OpenCVの関数(GaussianBlur)を使用して、ぼかし、平滑化の処理を行い、形状解析用画像を生成する。続いて、制御部33は、形状解析用画像に対して、円検出処理を行う(ステップS12)。この処理では、OpenCVの関数(HoughCircles)を使用して、円形状を検出する。すなわち、アナログメータ20の指針21の中心点、始点(目盛の最小値)、終点(目盛の最大値)に貼付された円形状の位置特定用シールを検出する。
制御部33は、上記ステップS12で検出した位置特定用シールの色をチェックし、アナログメータ20の指針21の中心点、始点、終点を抽出する色判定処理を行う(ステップS13)。上述したように、アナログメータ20の指針21の中心点、始点(目盛の最小値)、終点(目盛の最大値)に貼付される位置特定用シールの異なる三色(例えば、赤色、青色、緑色)のうち、どの色の位置特定用シールが貼付されるかはメータ情報により予め定められている。このため、メータ情報から三色に対応した位置特定用シールの貼付位置を取得し、撮像対象となったアナログメータ20に貼付された位置特定用シールの色をチェックすることで、アナログメータ20の指針21の中心点、始点(目盛の最小値)、終点(目盛の最大値)の座標を検出することができる。
制御部33は、上記ステップS13で検出したアナログメータ20の指針21の中心点、始点(目盛の最小値)、終点(目盛の最大値)の座標より、指針21の検出(指針21のエッジの線形状)に必要となる基準半径を取得する(ステップS14)。上記ステップS13及びステップS14で取得された、アナログメータ20の指針21の中心点、始点(目盛の最小値)、終点(目盛の最大値)の座標(ステップS13)及び基準半径(ステップS14)は、記憶部31の所定領域に記憶されて後の処理で使用(又は参照)されることになる。この処理が終了すると貼付位置特定処理を終了する。
[6.指針検出処理]
以下、図7を参照して、本実施形態の自動読み取りシステム1における指針検出手段である指針検出処理を説明する。この処理は、上記貼付位置特定処理の前処理(ステップS10)で生成されて記憶部31の所定領域に記憶されている形状解析用画像から線分を検出し、検出した線分のなかからどの線分が指針21の線形状(指針21のエッジ)に相当するか決定する処理である。なお、この指針検出処理も上述した携帯端末30の制御部33において実行される処理である。
図7に示すように、制御部33は、貼付位置特定処理の前処理(ステップS10)で生成されて記憶部31の所定領域に記憶されている形状解析用画像を読み出し、この形状解析用画像に対して線分検出処理を行う(ステップS20)。この線分検出処理では形状解析用画像に対して、線分を検出するために、OpenCVの関数(HoughLinesP)を使用して形状解析用画像に含まれている線分を検出する。
制御部33は、上記ステップS20で検出した複数の線分から指針21の針線分を抽出する指針抽出処理を行う(ステップS21)。アナログメータ20の指針21を撮像した画像の解析処理では、指針21の針線分以外でも、アナログメータ20の指針21が回動する目盛板22に刻印されている目盛23や目盛板22の前方に配設された透明なガラス又はアクリルの傷や汚れ等が光に反射して複数の線分として検出される場合がある。このため、上記ステップS20で検出した複数の線分から正確な指針21の針線分を判別する必要がある。このため、指針抽出処理では複数の線分判別処理を実行する。
以下、図9〜図12を参照して、上記ステップS20で検出した複数の線分から正確な指針21の針線分を認識するために、上記ステップS21の指針抽出処理において実行される複数(本実施形態では6個)の線分判別処理1〜6を詳説する。
最初に、制御部33は線分判別処理1を実行する。制御部33は、図9(A)に示すように、アナログメータ20の中心座標Cから線分Lに対して引いた垂線VLの長さが、中心円S1の半径rの7割の長さのra以内であるか否かを判定する。つまり、図9(A)の左図に示すように、垂線VLの長さが、中心円S1の半径rの7割の長さのraよりも短い場合は、線分Lは指針21の針線分とする。一方、図9(A)の右図に示すように、垂線VLの長さが、中心円S1の半径rの7割の長さのraよりも長い場合は、線分Lは指針21の針線分から除外する。
続いて、制御部33は線分判別処理2を実行する。制御部33は、図9(B)に示すように、アナログメータ20の中心座標Cと線分Lの両端座標を引出線L1及び引出線L2で結び、線分Lと線分Lの一端の引出線L1との角度R1と線分Lと線分Lの他端の引出線L2との角度R2を判定する。つまり、図9(B)の左図に示すように、角度R1又はR2のいずれかが鈍角である場合は、線分Lは指針21の針線分とする。一方、図9(B)の右図に示すように、角度R1又はR2のいずれも鋭角である場合は、線分Lは指針21の針線分から除外する。つまり、中心円S1を貫通する線分を除外する。
続いて、制御部33は線分判別処理3を実行する。制御部33は、図9(C)に示すように、アナログメータ20の中心円S1の外側に、S1の半径rよりも三倍の半径3rの同心円C2を仮想し、線分Lの一端が同心円C2の円内に存在するか否かを判定する。つまり、図9(C)の左図に示すように、線分Lの一端が同心円C2の円内に存在する場合は、線分Lは指針21の針線分とする。一方、図9(C)の右図に示すように、線分Lの一端が同心円C2の円内に存在しない場合は、線分Lは指針21の針線分から除外する。つまり、目盛板22に刻印された目盛23等を検出した線分を除外する。
続いて、制御部33は線分判別処理4を実行する。制御部33は、図10(D)に示すように、アナログメータ20の中心座標Cと線分Lの両端座標を引出線L1及び引出線L2で結び、中心円S1の半径rと線分Lの一端の引出線L1との長さ、及び、中心円S1の半径rと線分Lの他端の引出線L2との長さを判定する。つまり、図10(D)の左図に示すように、引出線L1及び引出線L2の長さが半径rよりも長い場合は、線分Lは指針21の針線分とする。一方、図10(D)の右図に示すように、引出線L1及び引出線L2の少なくとも一方の長さが半径rよりも短い場合は、線分Lは指針21の針線分から除外する。つまり、中心円S1の円内に侵入する線分を除外する。
続いて、制御部33は線分判別処理5を実行する。制御部33は、図10(E)に示すように、アナログメータ20の中心円S1の外側に、メータ情報に設定されているアナログメータ20の指針21の後端21b(図3参照)の指針の中心からの長さ情報である指針21の末端長情報から、S1の半径rよりも長い末端長rbの同心円C2を仮想し、線分Lの両端が同心円C2の円内に存在するか否かを判定する。つまり、図10(E)の左図に示すように、線分Lの一端が同心円C2の円外に存在する場合は、線分Lは指針21の針線分とする。一方、図10(E)の右図に示すように、線分Lの両端(つまり、線分L)が同心円C2の円内に存在する場合は、線分Lは指針21の針線分から除外する。つまり、指針21の先端21aではない後端21b(図3参照)を検出した線分等を除外する。
続いて、制御部33は線分判別処理6を実行する。制御部33は、図11に示すように、線分Lの始点から終点までの長さを、略6等分に分割ポイントDP1〜DP5で分割し、線分Lを中心とした両側(左右、又は、上下)の片側に分割点LP1〜LP5を、反対側に分割点RP1〜RP5を仮想して、一方(片側)の分割点LP1〜LP5と他方(反対側)の分割点RP1〜RP5における色を判定する。
一般に、アナログメータ20では、メータ情報に指針21の色が設定されている。以下の説明では、指針21は黒色として設定された場合を一例として説明する。図3に示すように、指針21が黒色の場合は目盛板22を基本白色として、この目盛板22の表面を回動して目盛23を指し示す指針21の指示値を読み取り易い様に構成している。線分判別処理6では、この構成を利用して、線分Lを中心とした両側の色を判定することにより、複数の線分Lから正確な指針21の針線分を判別する。
すなわち、図12(A)に示すように、線分Lを中心とした片側の分割点LP1〜LP5が全て黒色で、反対側の分割点RP1〜RP5に黒色がない場合は、当該線分Lは指針21の針線分とする。また、図12(B)に示すように、線分Lを中心とした片側の分割点LP1〜LP5のうち2か所(LP2、LP3)が黒色で、反対側の分割点RP1〜RP5に黒色がない場合は、当該線分Lは指針21の針線分とする。また、図12(C)に示すように、線分Lを中心とした片側の分割点LP1〜LP5の黒色の数(LP1、LP2、LP5の三か所)が反対側の分割点RP1〜RP5の黒色の数(RP3、RP4の二箇所)よりも多い場合は、当該線分Lは指針21の針線分とする。
また、図12(D)に示すように、線分Lを中心とした片側の分割点LP1〜LP5に黒色が無く、反対側の分割点RP1〜RP5にも黒色がない場合は、当該線分Lは指針21の針線分から除外する。また、図12(E)に示すように、線分Lを中心とした片側の分割点LP1〜LP5の黒色の数(LP1、LP2、LP4、LP5の四か所)と、反対側の分割点RP1〜RP5の黒色の数(RP1、RP3、RP4、RP5の四か所)とが同数の場合は、当該線分Lは指針21の針線分から除外する。
上述してきたように、指針抽出処理(ステップS21)においては、6種類の線分判別処理1〜6を実行し、全ての条件をクリアした線分Lを指針21の針線分として抽出する。これにより、指針21の針線分以外のアナログメータ20の指針21が回動する目盛板22に刻印されている目盛23や目盛板22の前方に配設された透明なガラス又はアクリルの傷や汚れ等が光に反射して検出された複数の線分Lを除外して、正確な指針21の針線分を抽出することができる。また、指針抽出処理で抽出された指針21の針線分は、針線分の座標として記憶部31の所定領域に記憶される。この処理が終了すると指針検出処理を終了する。
[7.値解析処理]
以下、図8を参照して、本実施形態の自動読み取りシステム1における値解析手段である値解析処理を説明する。この処理は、上述した貼付位置特定処理や指針検出処理で取得し、記憶部31の所定領域に記憶されているアナログメータ20の中心座標、始点座標、終点座標、基準半径、針線分の座標やメータ情報であるアナログメータ20の機種情報、目盛板22に刻印されているメータの最小値(目盛23の始点)、メータの最大値(目盛23の始点)により、アナログメータ20の指針21の指示値を解析する。なお、値解析処理も上述した携帯端末30の制御部33において実行される処理である。
図8に示すように、制御部33は、指針21の角度取得処理を行う(ステップS30)。この角度取得処理では、アナログメータ20の指針21の形状をメータ情報より判別し、指針21の形状(三角針又は平板針(図4参照))に応じて、アナログメータ20において指針21が示す角度を取得する指針の角度取得処理を行う。以下、図13及び図14を参照して、アナログメータ20の指針21の形状に応じた指針21が示す角度の算出を説明する。
図13(A)に示すように、制御部33は、三角針の指針21の片側の線分Lのみを指針21の針線分として抽出できた場合は、中心円S1の中心座標Cから遠い線分Lの端点Pと中心座標Cとを引出線L1で結び、この引出線L1と中心円S1の中心座標Cと交差する水平線Hとの角度Rを算出し、この角度Rを指針21が示す角度として取得する。
図13(B)に示すように、制御部33は、三角針の指針21の両側の線分La及び線分Lbを指針21の針線分として抽出できた場合は、中心円S1の中心座標Cから遠い位置での線分Laと線分Lbとの交点を端点Pとし、端点Pと中心座標Cとを引出線L1で結び、この引出線L1と中心円S1の中心座標Cと交差する水平線Hとの角度Rを算出し、この角度Rを指針21が示す角度として取得する。
また、図示はしないが、三角針の指針21の両側の線分La及び線分Lbを指針21の針線分として抽出できた場合でも、線分Laと線分Lbとの交点である端点Pの座標が、基準半径(アナログメータ20の指針21の中心に貼付された中心円S1と目盛23の始点に貼付された開始円S2との距離)の1.4倍以上の位置の座標にある場合、又は、線分La及び線分Lbの交点を取得できない場合等は、三角針の指針21の片側の線分Lのみを抽出したものとして角度Rを算出し、この角度Rを指針21が示す角度として取得する場合がある。
図14(A)に示すように、制御部33は、平板針の指針21の片側の線分Lのみを指針21の針線分として抽出できた場合は、中心円S1の中心座標Cから近い線分Lの端点Pと、この端点Pと交差する水平線Hとの角度Rを算出し、この角度Rを指針21が示す角度として取得する。
図14(B)に示すように、制御部33は、平板針の指針21の両側の線分La及び線分Lbを指針21の針線分として抽出できた場合は、中心円S1の中心座標Cから近い位置での線分Laの端点Paと、この端点Paと交差する水平線Hとの角度R1を算出する。また、中心円S1の中心座標Cから近い位置での線分Lbの端点Pbと、この端点Pbと交差する水平線Hとの角度R2を算出する。そして、角度R1と角度R2の平均値を求め、この平均値を指針21が示す角度として取得する。上述した角度取得処理(ステップS30)で取得した指針21が示す角度は、記憶部31の所定の領域に記憶される。
制御部33は、アナログメータ20の中心に対するアナログメータ20の目盛板22に刻印されている目盛23の始点(最小値)及び終点(最大値)の角度を算出する角度算出処理を行う(ステップS31)。この角度算出処理では、アナログメータ20に貼付された中心円S1の中心を原点として、目盛23の始点(最小値)に貼付された開始円S2の中心の角度と、中心円S1の中心に対する目盛23の終点(最小値)に貼付された終了円S3の中心の角度を算出する。そして、開始円S2中心から終了円S3の中心までの角度を算出し、記憶部31の所定の領域に記憶する。
制御部33は、アナログメータ20の目盛板22に刻印されている目盛23の角度に対する増減率を算出する増減率算出処理を行う(ステップS32)。この増減率算出処理では、開始円S2の中心を原点とした開始円S2の中心から終了円S3の中心までの角度に対して、目盛板22に刻印された目盛23の角度の増減率を算出する。一例として、図15に示すように、アナログメータ20の中心円S1の中心を原点として、開始円S2の中心から終了円S3の中心までの角度R1が270度とする。目盛板22の目盛23は、0〜10まで等間隔で刻まれているので、目盛が1変動(増減)する毎に角度が27度増減することになる。
制御部33は、アナログメータ20の指針21の角度(先端の角度)と目盛23の始点(最小値)の角度からアナログメータ20の指針21の指示値を算出する指針指示値算出処理を行う(ステップS33)。図15に示すように、アナログメータ20の指針21の角度が目盛23の始点(最小値)に対する角度R2を算出し、この角度R2が略95度であるとすると、この角度を目盛23の角度に対する増減率から算出(つまり、95÷27)すると、アナログメータ20の指針21の指示値は略3.5と算出される。
上記値解析処理によれば、貼付位置特定処理や指針検出処理で取得し、記憶部31の所定領域に記憶されているアナログメータ20の中心座標、始点座標、終点座標、基準半径、針線分の座標やメータ情報であるアナログメータ20の機種情報、目盛板22に刻印されているメータの最小値(目盛23の始点)、メータの最大値(目盛23の終点)に基づいて、アナログメータ20の指針21の角度からアナログメータ20の指針21の指示値(つまり、指針21の先端が指している値)を算出することを可能としている。
なお、上述した実施形態においては、携帯端末30の制御部33で実行される画像解析処理に使用されるソフトウェアはOpenCVを用いて説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像や動画の認識・解析に使用できる優れた機能を備えたソフトウェアであればよい。
以上、上述した実施形態を一例として本発明を説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではない。また、上述した各効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 自動読み取りシステム
10 管理サーバ
20 アナログメータ
21 指針
22 目盛板
23 目盛
30 携帯端末
50 公衆通信回線網

Claims (3)

  1. アナログメータの指針の指示値を管理する管理サーバと、
    前記アナログメータの指針の画像を撮像する撮像手段を備えた携帯端末と、
    が公衆通信回線網で相互に通信可能に接続された自動読み取りシステムにおいて、
    前記管理サーバは、少なくとも前記アナログメータの指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点にそれぞれ貼付される三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付パターン情報を含むメータ情報を前記携帯端末に送信し、
    前記撮像手段で撮像した画像及び前記メータ情報に基づいて、前記位置特定用シールの貼付位置を特定するシール貼付位置特定手段と、
    前記撮像手段で撮像した画像から、前記アナログメータの指針の線形状を抽出する指針検出手段と、
    前記指針検出手段で抽出した指針の線形状から前記アナログメータの指針の指示値を算出する値解析手段と、
    を前記携帯端末又は前記管理サーバに備えたことを特徴とする自動読み取りシステム。
  2. 前記位置特定用シールは、中央部に透過部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動読み取りシステム。
  3. アナログメータの指針の指示値を管理する管理サーバと、
    前記アナログメータの指針の画像を撮像する撮像手段を備えた携帯端末と、
    が公衆通信回線網で相互に通信可能に接続された自動読み取りシステムにおいて、
    前記管理サーバは、少なくとも前記アナログメータの指針の中心点、指示値の始点、指示値の終点にそれぞれ貼付される三色の異なる色の円形状の位置特定用シールの貼付パターン情報を含むメータ情報を前記携帯端末に送信し、
    前記撮像手段で撮像した画像及び前記メータ情報に基づいて、前記位置特定用シールの貼付位置を特定する貼付位置特定処理と、
    前記撮像手段で撮像した画像から、前記アナログメータの指針の線形状を抽出する指針検出処理と、
    前記指針検出処理で抽出した指針の線形状から前記アナログメータの指針の指示値を算出する値解析処理と、
    を前記携帯端末又は前記管理サーバで実行することを特徴とする自動読み取り方法。
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