JP2020117396A - エスカレーターの保護体 - Google Patents

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JP2020117396A
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西田 克也
Katsuya Nishida
克也 西田
幸生 小谷
Yukio Kotani
幸生 小谷
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Abstract

【課題】 従来、ハンドレールの外縁に近接する建屋天井等で形成される楔状空間に設けられる保護体は、乗客のいたずらによりその前縁部が割られる危険な事故が散見されていた。また、保護体の内側面とハンドレール外縁の間隔Rに人体の一部が挟まれる人身事故が発生し、その間隔Rの拡大が望まれていた。【解決手段】 この問題を解決するため本発明は、天井等の固定体2とエスカレーター1のハンドレール1Bの外縁との間で形成される楔状空間Qに保護体6を設け、前記保護体6を、板体4の前縁4Aに、その板体4の両側面に一体的に接合される前縁体4B、4Cを設け、かつ板体4の上縁には上辺体4jを設けた重ね構造となす一方、前記保護体6を固定具5で前記固定体2固定して設ける構造とした。【選択図】図3

Description

本発明は、水平路から傾斜路に至る人員輸送設備であるエスカレーターのハンドレールと建屋天井等の固定体とで形成される楔状空間において乗客の安全性を高めるに好適なエスカレーターの保護体に関する。
本技術分野の背景技術として、特許文献1があり、この公報には「保護体の垂直辺とでL字形をなす閉塞辺を有する一体物の保護体」で人身事故を防止する旨記載されている。
特開2009−190893号公報
上記特許文献1に開示された保護体は、エスカレーター両側の欄干上端部に設けられ、上昇方向に移動するハンドレールとこのハンドレールの外縁より外に近接する建屋天井等の固定体で形成される楔状空間に、一般にアクリル樹脂材の略三角形の板体と筒状の前縁体を組み合わせた通称「三角ガード板」を対象としている。そして、前記楔状空間において乗客がハンドレールを超えて外に身を乗り出したり、欄干外側の低い位置まで頭部を下げていた時に発生する衝突事故やはさまれ事故を前記閉塞辺をもって防止する公知例である。しかしながら、前記閉塞辺がもたらす効果以前の問題として、保護体の前縁部分の割れと、その破片の落下による危害の問題、さらには前記ハンドレールの外縁と前記板体の間隔内に人体の一部がはさまれる安全上の問題があり、それらへの対策が望まれていた。
最初に、この保護体の前縁部分の割れについて従来構成を示した図5を用いて詳述する。従来、建屋天井等の固定体Tに対してエスカレーター外側の固定具K1と、エスカレーター側の固定具K2およびねじ体K3によって、略三角状の板体S1と、これの前縁に接合された筒状の前縁体S2で構成される保護体Sが配置されていた。そして、多くの場合固定具K1とK2は前縁体S2の外形寸法を避ける形でその前縁よりも距離Kbだけ後退した位置を始点にして配置されていた。このような構成において、保護体Sに対していたずらを仕掛ける(保護体の下端部を図2の符号Pのように左右に強く揺することで発生する)乗客によって板体S1が想像線Xのように距離Kb内において斜め方向に割られ(ほとんどが45°方向に割れる)、その破片が落下してエスカレーター周囲の通行人を負傷させる事例が問題視されていた。このため、板体S1が割れ難いものにすることが望まれていた。さらに、図5の板体S1の内側面とハンドレール1Bの外縁との間隔R(図2に示す)が狭く、ここに乗客の手先や頭部がはさまれる人身事故の防止も望まれていた。ここで、間隔Rはエスカレーターのステップ1Aの左右幅W1を基準にして、エスカレーター本体の左右幅W2内の機械のコストダウンや省スペース設計が進むとハンドレール1Bの左右幅W3が狭まり、結果として天井部を構成する固定体2との間隔mが狭くなり、同じ意味で間隔Rも狭くなる。こうして、間隔Rは次第に狭くなり、人身事故が絶えない状況にあった。
本発明は、かかる問題を解消するためになされたものであり、破損および落下防止と安全面で効果的なエスカレーターの保護体を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するため、水平路と傾斜路を無端状に連結されて移動するステップと、このステップの手すりとなるハンドレールと、このハンドレールの案内路を形成するデッキカバー等を備えた欄干と、ハンドレールの外縁との間に水平間隔を有して近接する建屋天井等の固定体とで形成される楔状空間に固定具によって固定される略三角状の板体を主部材とした保護体を備えたものにおいて、前記板体の垂直な前縁部分に、その板体の両側面に固定された前縁体を設ける一方、前記ハンドレール側の板体上縁に上辺体を設け、その板体、前縁体および上辺体との重ね構造でなる保護体となし、さらにこの保護体を前記固定具で前記固定体に固定する構成としたのである。
上記の構成は、請求項では限定しないが板体の材質別に接合対応を別々に考慮している。すなわち、前記保護体の主部材である板体に外力を受けた時に割れやすいが接着性の良いアクリル系の材質を適用した場合には、重ねられた部材それぞれを接着接合する。そして、後述する接着性には劣るが割れ難いとされる材質を適用した場合(例えば、メタクリル酸メチルエステル系合成樹脂材で、三菱レイヨン社製では商品名がアクリライトR IR)には、その板体の両側面にねじ固定された前縁体を設けた保護体としている。なお、上辺体は前記固定具のねじ体とそれのナットで締め付けられ(あるいは、図示しないが当て板を併用したり、図5のように固定具K1を用いることも可能)、最終的に前記固定体に固定されるので接着力に頼る必要はなく、上辺体の存在によって図5で述べた想像線Xの始点が塞がれるなど板体全体の強度が増すことは間違いないと言える。このように構成にしたことにより、全体として割れ難く、従来のような落下によって生じる人身事故が起こり難く、かつ上辺体の板厚分によって安全面で有利な間隔Rを拡大できる保護体となる。
本発明の一実施形態を示す要部側面図である。 本発明の図1のA−A線に沿う部分断面図である。 本発明の図2の要部を示す部分斜視図である。 本発明の図3のB−B線に沿う部分断面図である。 従来の実施例を示す図3相当の部分斜視図である。
以下、本発明によるエスカレーターの保護体の一実施形態を図に基づいて説明する。
図1〜4において、本発明の対象となるエスカレーター1は乗降口がある水平路から傾斜路を無端状に連結されて移動するステップ1Aと、このステップ1Aの手すりとなるハンドレール1Bと、このハンドレール1Bの案内路を形成する欄干パネル1C、欄干デッキ1D等からなる欄干1Eを備えている。そして、ハンドレール1Bの外縁との間に水平間隔mを空けて位置し、ハンドレール1Bとは傾斜角度が異なる建屋天井等の固定体2とで形成される楔状空間Qには、その一辺が固定体2の側面に複数のねじ体3(板体側と固定体側の2列に配置されており、板体側の裏面にはねじ体用のナットか当て板が設けられている)で固定され、他の一辺がハンドレール1Bよりも下方に至る略三角状の板体4が配置され、板体4の水平方向長さと同等の長さL(図1、図3)を有する板状の固定具5が設けられ、これによって板体4を固定体2に固定している。ここで、図1に符号Gで示した保護体はチェーンgなどで固定体2にぶら下げて頭を外に出している乗客に注意喚起する構造体である。そして、板体4は外見的にエスカレーター1の傾斜角(通常30°)に沿ってハンドレール1Bの上面よりも下方に重なりnを有する斜辺部4aと建屋天井等の底面に沿う上辺部4bからなる板厚ta(図3)が6mm程度の略三角状をなしている。また、それの前縁4Aには板厚が6mm程度、板幅Wが5cm程度で上辺部4bよりKaだけ下がった上端4aaから下端4bbまで垂直な前縁体4Bと4Cが仮接着のあとで複数のねじ体4Dにより固定された三層構造を形成している。さらに、板体4の上縁には長さL、板幅Ka、板厚tbの上辺体4jが接着か、単独状態で強度増しとスペーサー的役割で設けられ、全体で重ね構造品となっている。加えて、前縁4Aの鋭利性を解消(図4に示すように全板厚Tで先端に丸み加工を施してある)し、衝突物に対する安全性を高めている。さらに、板体4と上辺体4jは、これらと同じ長さLの固定具5を介して固定体2にねじ体3によって固定されるもので、これらねじ体3(それ用のナットや当て板を含む)、板体4(前縁体4B、4C、上辺体4jを含む)、固定具5をもって全体として保護体6を構成している。また、前記板体4、前縁体4B、4Cの材質は、その破損に対して備える点で後述するものを推奨するものである。以上の構成によれば、板体4自身が割れ難い材質と言われるアクリル系であれば接着剤で接着接合され、さら接着が困難な材質であれば、板体4と前縁体4B、4Cはねじ体4Dやねじ体3によって機械的に接合されるので前縁体4B等が剥がれて落下する心配はないと言える。
さらに加えて、人体のはさまれ事故発生の多少に関係する板体4とハンドレール1Bとの間隔Rについては、上辺体4jの存在により、その板厚tb分だけ間隔Rが拡大されることから、ここにはさまれる人体の部位が少なくなることは明白であり、安全サイドに改善が図られることになる。
なお、本発明の板体4等の材質は、接着強度を無視すれば発明者らが実験した結果から、従来のアクリル樹脂材に代えて、第一にはメタクリル酸メチルエステル系合成樹脂材(例えば、三菱レイヨン社製では商品名が「アクリライトR IR」)とする。これにより割れやすさを左右する例えば引張り強さ、曲げ強さ(いずれも単位:MPa)値が高く、素材の時点で割れ難くできる効果がある。また、第二にはポリエチレンテレフタレート樹脂(通称、PET)を推奨したい。
本実施形態によれば、保護体を構成する上記材質の板体は割れ難く、破片が落下してエスカレーター周囲の通行人に危害を及ぼすことがなくなり、かつ従来危険とされた間隔Rの拡大に寄与することができる安全上のメリットがある。
なお、上記の構成はエスカレーターに類似した傾斜式動く歩道の場合にも応用できる。
1 エスカレーター
1A ステップ
1B ハンドレール
1E 欄干
2 固定体
3、4D ねじ体
4 板体
4A 前縁
4B、4C 前縁体
4j 上辺体
4a 斜辺部
4b 上辺部
5 固定具
6 保護体
Q 楔状空間
W、Ka 板幅
T、ta、tb 板厚

Claims (1)

  1. 水平路と傾斜路を無端状に連結されて移動するステップと、このステップの手すりとなるハンドレールと、このハンドレールの案内路を形成するデッキカバー等を備えた欄干と、ハンドレールの外縁との間に水平間隔を有して近接する建屋天井等の固定体とで形成される楔状空間に固定具によって固定される略三角状の板体を主部材とした保護体を備えたものにおいて、前記板体の垂直な前縁部分に、その板体の両側面に固定された前縁体を設ける一方、前記ハンドレール側の板体上縁に上辺体を設け、その板体、前縁体および上辺体との重ね構造でなる保護体となし、さらにこの保護体を前記固定具で前記固定体に固定する構成としたことを特徴とするエスカレーターの保護体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022095887A1 (zh) * 2020-11-09 2022-05-12 通力股份公司 保护装置和用于自动扶梯的扶手带清洁设备

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