JP2020114061A - 車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両が長期間に亘って放置された後にシステム起動したときでも、補機の作動に必要な電力をより確保できるようにする。【解決手段】システムオフ状態で、第2蓄電装置の出力可能電力がシステムオン状態で補機の作動に必要な電力としての補機作動用電力未満のときには、出力可能電力が補機作動用電力とシステムオフ状態で補機に供給される暗電流に基づく補正電力との和として設定される目標電力以上に至るまで、第1蓄電装置の電力が降圧されて第2蓄電装置に供給されるようにコンバータを制御する。【選択図】図2
Description
本発明は、車両に関する。
従来、この種の車両としては、車両に搭載され、主蓄電装置と、主蓄電装置よりも定格電圧が低い補助用蓄電装置と、主蓄電装置と補助用蓄電装置とに接続された双方向DC/DCコンバータとを備える車両において、車両のシステム停止時に、車両周囲の温度が閾値よりも低いときには、補機用蓄電装置が充電されるように双方向DC/DCコンバータを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、車両周囲の温度が低いほど高くなるように補機用蓄電装置の充電目標電圧や充電目標蓄電割合を設定して補助用蓄電装置を充電する。
こうした車両では、システムオフ状態で、補助用蓄電装置から補機に供給される暗電流により、補助用蓄電装置の電圧や蓄電割合が低下し、これに伴って補助用蓄電装置の出力可能電力が低下する。このため、上述の車両では、車両が長期間に亘って放置された後にシステム起動したときに、補機の作動に必要な電力を十分に賄えない可能性がある。
本発明の車両は、車両が長期間に亘って放置された後にシステム起動したときでも、補機の作動に必要な電力をより確保できるようにすることを主目的とする。
本発明の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
第1蓄電装置と、
前記第1蓄電装置よりも定格電圧が低い第2蓄電装置と、
前記第1蓄電装置と前記第2蓄電装置とに接続されたコンバータと、
前記第2蓄電装置からの電力の供給を受けて作動する補機と、
前記コンバータおよび前記補機を制御する制御装置と、
を備える車両であって、
前記制御装置は、システムオフ状態で、前記第2蓄電装置の出力可能電力がシステムオン状態で前記補機の作動に必要な電力としての補機作動用電力未満のときには、前記出力可能電力が前記補機作動用電力とシステムオフ状態で前記補機に供給される暗電流に基づく補正電力との和として設定される目標電力以上に至るまで、前記第1蓄電装置の電力が降圧されて前記第2蓄電装置に供給されるように前記コンバータを制御する、
ことを要旨とする。
第1蓄電装置と、
前記第1蓄電装置よりも定格電圧が低い第2蓄電装置と、
前記第1蓄電装置と前記第2蓄電装置とに接続されたコンバータと、
前記第2蓄電装置からの電力の供給を受けて作動する補機と、
前記コンバータおよび前記補機を制御する制御装置と、
を備える車両であって、
前記制御装置は、システムオフ状態で、前記第2蓄電装置の出力可能電力がシステムオン状態で前記補機の作動に必要な電力としての補機作動用電力未満のときには、前記出力可能電力が前記補機作動用電力とシステムオフ状態で前記補機に供給される暗電流に基づく補正電力との和として設定される目標電力以上に至るまで、前記第1蓄電装置の電力が降圧されて前記第2蓄電装置に供給されるように前記コンバータを制御する、
ことを要旨とする。
この本発明の車両では、システムオフ状態で、第2蓄電装置の出力可能電力がシステムオン状態で補機の作動に必要な電力としての補機作動用電力未満のときには、出力可能電力が補機作動用電力とシステムオフ状態で補機に供給される暗電流に基づく補正電力との和として設定される目標電力以上に至るまで、第1蓄電装置の電力が降圧されて第2蓄電装置に供給されるようにコンバータを制御する。これにより、補機作動用電力を目標電力に設定する(暗電流を考慮せずに目標電力を設定する)ものに比して、その後に車両が長期間に亘って放置された後にシステム起動したときでも、システムオン状態で出力可能電力が補機作動用電力未満に至っているのを抑制し、補機の作動に必要な電力をより確保することができる。
本発明の車両において、前記制御装置は、システムオフ状態で前記補機に供給される暗電流が大きいほど大きくなるように前記補正電力を設定するものとしてもよい。また、前記制御装置は、前記車両の放置日数が短いほど(車両の想定放置日数から放置日数を減じた値が大きいほど)大きくなるように前記補正電力を設定するものとしてもよい。これらのようにすれば、補正電力をより適切に設定することができる。
本発明の車両において、前記制御装置は、前記第2蓄電装置の温度および蓄電割合に基づいて前記出力可能電力を設定するものとしてもよい。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。電気自動車20は、図示するように、走行用の駆動部21と、第1蓄電装置としての高電圧バッテリ22と、システムメインリレー26と、第2蓄電装置としての低電圧バッテリ30と、DC/DCコンバータ36と、補機38と、制御装置としての電子制御ユニット(以下、「ECU」という)40とを備える。
駆動部21は、走行用のモータと、モータを駆動すると共に高電圧側電力ラインL1に接続されたインバータとを有する。高電圧バッテリ22は、例えば定格電圧が数百V程度のリチウムイオンバッテリとして構成されており、高電圧側電力ラインL1に接続されている。この高電圧バッテリ22は、複数の組電池が直列に接続されて構成されている。高電圧バッテリ22の端子間には、電圧センサ23が取り付けられており、高電圧バッテリ22の出力端子には、電流センサ24が取り付けられており、高電圧バッテリ22には、温度センサ25が取り付けられている。
システムメインリレー26は、高電圧側電力ラインL1における高電圧バッテリ22と駆動部21やDC/DCコンバータ36との間に設けられており、オンオフにより高電圧バッテリ22と駆動部21やDC/DCコンバータ36との接続および接続の解除を行なう。
低電圧バッテリ30は、例えば定格電圧が12V〜16V程度のリチウムイオンバッテリとして構成されており、低電圧側電力ラインL2に接続されている。この低電圧バッテリ30は、複数の組電池が直列に接続されて構成されている。低電圧バッテリ30の端子間には、電圧センサ31が取り付けられており、低電圧バッテリ30の出力端子には、電流センサ32が取り付けられており、低電圧バッテリ30には、温度センサ33が取り付けられている。
DC/DCコンバータ36は、高電圧側電力ラインL1と低電圧側電力ラインL2とに接続されており、高電圧側電力ラインL1の電力を降圧して低電圧側電力ラインL2に供給可能に構成されている。補機38は、低電圧側電力ラインL2に接続されており、低電圧側電力ラインL2(低電圧バッテリ30)からの電力の供給を受けて作動する。この補機38としては、例えば、各種ライトやパワーウィンドウ、ナビゲーション装置などを挙げることができる。
ECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、計時を行なうタイマ、入出力ポート、通信ポートを備える。ECU40には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力される。ECU40に入力される信号としては、例えば、駆動部21の状態を検出するセンサからの信号や、電圧センサ23からの高電圧バッテリ22の電圧Vb1や、電流センサ24からの高電圧バッテリ22の電流Ib1、温度センサ25からの高電圧バッテリ22の温度Tb1を挙げることができる。また、電圧センサ31からの低電圧バッテリ30の電圧Vb2や、電流センサ32からの低電圧バッテリ30の電流Ib2、温度センサ33からの低電圧バッテリ30の温度Tb2も挙げることができる。さらに、補機38の状態を検出するセンサからの信号も挙げることができる。
ECU40からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力される。ECU40から出力される信号としては、例えば、駆動部21への制御信号や、システムメインリレー26への制御信号、DC/DCコンバータ36への制御信号、補機38への制御信号を挙げることができる。ECU40は、電流センサ24からの高電圧バッテリ22の電流Ib1の積算値に基づいて高電圧バッテリ22の蓄電割合SOC1を演算したり、電流センサ32からの低電圧バッテリ30の電流Ib2の積算値に基づいて低電圧バッテリ30の蓄電割合SOC2を演算したりする。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、特に、システムオフ状態での動作について説明する。図2は、ECU40により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、システムオフ状態で定期的に(例えば、1日間隔や数日間隔、数週間間隔などで)実行される。
図2の処理ルーチンが実行されると、ECU40の図示しないCPUは、最初に、低電圧バッテリ30の温度Tb2および蓄電割合SOC2や、車両の放置日数tlを入力する(ステップS100)。ここで、低電圧バッテリ30の温度Tb2は、温度センサ33により検出された値を入力するものとした。低電圧バッテリ30の蓄電割合SOC2は、電流センサ32からの低電圧バッテリ30の電流Ib2の積算値に基づいて演算した値を入力するものとした。車両の放置日数tlは、駐車開始から(図示しないイグニッションスイッチがオフされてから)現在までの日数としてECU40の図示しないタイマにより計時した値を入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力した低電圧バッテリ30の温度Tb2および蓄電割合SOC2に基づいて低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutを設定する(ステップS110)。ここで、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutは、実施例では、低電圧バッテリ30の温度Tb2および蓄電割合SOC2と低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutとの関係を予め定めて出力可能電力設定用マップとして図示しないROMに記憶しておき、低電圧バッテリ30の温度Tb2および蓄電割合SOC2が与えられると、このマップから対応する低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutを導出して設定するものとした。図3は、出力可能電力設定用マップの一例を示す説明図である。低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutは、低電圧バッテリ30の仕様に基づいて、図示するように、低電圧バッテリ30の温度Tb2が低いほど小さくなるように、且つ、低電圧バッテリ30の蓄電割合SOC2が小さいほど小さくなるように設定される。
続いて、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutを、システムオン状態で補機38の作動に必要な電力としての補機作動用電力Phと比較する(ステップS120)。ここで、補機作動用電力Phは、補機38の仕様に基づいて予め定められ、例えば、1700Wや1800W、1900Wなどが用いられる。低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが補機作動用電力Ph以上のときには、後述の汲み下げ充電制御を実行することなく、本ルーチンを終了する。
ステップS120で低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが補機作動用電力Ph未満のときには、汲み下げ充電制御の実行を開始する(ステップS130)。汲み下げ充電制御では、システムメインリレー26をオンにして、高電圧側電力ラインL1の電力が降圧されて低電圧側電力ラインL2に供給されるようにDC/DCコンバータ36を制御する。これにより、高電圧バッテリ22からの電力が降圧されて低電圧バッテリ30に供給されて低電圧バッテリ30が充電される。そして、低電圧バッテリ30の蓄電割合SOC2が大きくなると、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが大きくなる(図3参照)。
続いて、補機作動用電力Phに補正電力ΔPを加えた値を、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutの目標値としての目標電力Ptagに設定する(ステップS140)。ここで、補正電力ΔPは、実施例では、システムオフ状態で補機38に供給される暗電流Idrkと、想定される車両の最大放置日数としての想定放置日数tllimから車両の放置日数tlを減じた値(tllim−tl)と、に基づいて設定するものとした。この補正電力ΔPは、具体的には、システムオフ状態で補機38に供給される暗電流Idrkが大きいほど大きくなるように、且つ、値(tllim−tl)が大きいほど大きくなるように設定するものとした。前者は、システムオフ状態で補機38に供給される暗電流Idrkが大きいほど、低電圧バッテリ30の蓄電割合SOC2が小さくなりやすく、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが小さくなりやすい(図3参照)ことを考慮したものである。後者は、値(tllim−tl)が大きいほど、本ルーチンの終了後に車両の放置期間(システム起動するまでの期間)が長くなる可能性が高く、暗電流Idrkが同一でも、低電圧バッテリ30の蓄電割合SOC2が小さくなりやすく、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが小さくなりやすいことを考慮したものである。システムオフ状態で補機38に供給される暗電流Idrkとしては、補機38の電流を検出する図示しない電流センサにより検出された値が用いられるものとしてもよいし、補機38の仕様に基づいて予め定められた値(例えば、数十mA程度)が用いられるものとしてもよい。放置想定日数tllimとしては、予め定められた値、例えば、45日や60日、75日、90日などが用いられる。
そして、ステップS100〜S120の処理と同様に、低電圧バッテリ30の温度Tb2および蓄電割合SOC2を入力し(ステップS150)、入力した低電圧バッテリ30の温度Tb2および蓄電割合SOC2に基づいて低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutを設定し(ステップS160)、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutを目標電力Ptagと比較する(ステップS170)。そして、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが目標電力Ptag未満のときには、ステップS150に戻る。
こうしてステップS150〜S170の処理を繰り返し実行し、ステップS170で低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが目標電力Ptag以上に至ると、汲み下げ充電制御の実行を終了して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。汲み下げ充電制御の実行終了では、DC/DCコンバータ36を駆動停止してからシステムメインリレー26をオフにする。
実施例では、システムオフ状態で、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが補機作動用電力Ph未満のときには、補機38に供給される暗電流Idrkに基づく補正電力ΔPを補機作動用電力Phに加えた値を目標電力Ptagに設定し、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが目標電力Ptag以上に至るまで、汲み下げ充電制御を実行して低電圧バッテリ30を充電する。これにより、暗電流Idrkを考慮せずに補機作動用電力Phを目標電力Poutに設定するものに比して、その後に車両が長期間に亘って放置された後にシステム起動したときでも、システムオン状態で低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが補機作動用電力Ph未満に至っているのを抑制し、補機38の作動に必要な電力をより確保することができる。また、暗電流Idrkを考慮せずに補機作動用電力Phを目標電力Poutに設定するものに比して、放置期間中に低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが補機作動用電力Ph未満に至る頻度を低減することができ、汲み下げ充電制御の実行頻度を低減することができるから、システムメインリレー26のオンオフやDC/DCコンバータ36の駆動に伴う損失が生じる頻度を低減することができる。
なお、補機作動用電力Phを確保するために、低電圧バッテリ30を構成する組電池の並列数を増やしたり、各組電池の容量を大きくしたりすることも考えられるものの、これを行なうと、低電圧バッテリ30の体格が大きくなってしまう。これに対して、実施例の制御を行なうことにより、低電圧バッテリ30の体格を大きくすることなく、システムオン状態で補機38の作動に必要な電力をより確保することができる。
以上説明した実施例の電気自動車20では、システムオフ状態で、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが補機作動用電力Ph未満のときには、補機38に供給される暗電流Idrkに基づく補正電力ΔPを補機作動用電力Phに加えた値を目標電力Ptagに設定し、低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが目標電力Ptag以上に至るまで、汲み下げ充電制御を実行して低電圧バッテリ30を充電する。これにより、暗電流Idrkを考慮せずに補機作動用電力Phを目標電力Poutに設定するものに比して、その後に車両が長期間に亘って放置された後にシステム起動したときでも、システムオン状態で低電圧バッテリ30の出力可能電力Poutが補機作動用電力Ph未満に至っているのを抑制し、補機38の作動に必要な電力をより確保することができる。
実施例の電気自動車20では、補正電力ΔPを、システムオフ状態で補機38に供給される暗電流Idrkと、車両の想定放置日数tllimから車両の放置日数tlを減じた値(tllim−tl)と、に基づいて設定するものとした。しかし、補正電力ΔPを、システムオフ状態で補機38に供給される暗電流Idrkだけに基づいて設定するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、高電圧バッテリ22が「第1蓄電装置」に相当し、低電圧バッテリ30が「第2蓄電装置」に相当し、DC/DCコンバータ36が「コンバータ」に相当し、補機38が「補機」に相当し、ECU40が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、21 駆動部、22 高電圧バッテリ、23,31 電圧センサ、24,32 電流センサ、25 温度センサ、26 システムメインリレー、30 低電圧バッテリ、33 温度センサ、36 DC/DCコンバータ、38 補機、40 ECU。
Claims (1)
- 第1蓄電装置と、
前記第1蓄電装置よりも定格電圧が低い第2蓄電装置と、
前記第1蓄電装置と前記第2蓄電装置とに接続されたコンバータと、
前記第2蓄電装置からの電力の供給を受けて作動する補機と、
前記コンバータおよび前記補機を制御する制御装置と、
を備える車両であって、
前記制御装置は、システムオフ状態で、前記第2蓄電装置の出力可能電力がシステムオン状態で前記補機の作動に必要な電力としての補機作動用電力未満のときには、前記出力可能電力が前記補機作動用電力とシステムオフ状態で前記補機に供給される暗電流に基づく補正電力との和として設定される目標電力以上に至るまで、前記第1蓄電装置の電力が降圧されて前記第2蓄電装置に供給されるように前記コンバータを制御する、
車両。
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