JP2020113058A - 情報処理方法、情報処理装置、およびプログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、およびプログラム Download PDF

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伸明 鈴木
めぐみ 多田
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Abstract

【課題】在庫情報に基づく情報を商品購入者であるユーザに通知することが可能になる情報処理方法、情報処理装置、およびプログラムを提供する。【解決手段】第1情報処理装置に、第2情報処理装置から、商品ボックスを識別するための第1識別情報を受信するステップと、第2情報処理装置から、商品を識別するための第2識別情報及び購入する商品の個数を示す個数情報を受信するステップと、第2情報処理装置から受信した第1識別情報、第2識別情報、及び個数情報に基づいた決済処理を実行するステップと、決済処理に基づいて、第1識別情報に対応付けられた在庫情報を更新するステップと、商品の購入に関する所定条件を満たすユーザ識別情報に対応付けられた第3情報処理装置に、在庫情報に基づく所定の通知を送信するステップと、を実行させる情報処理方法。【選択図】図8

Description

本開示は、情報処理方法、情報処理装置、およびプログラムに関する。
従来から、会社のオフィススペース等に、商品が陳列された商品陳列棚と、商品の購入代金を回収する代金回収箱とを設置し、設置先会社の従業員等が商品陳列棚の商品を持ち出す際に代金回収箱に購入代金を投入することで商品の販売を行う、無人販売サービスが知られている。
例えば特許文献1には、商品が購入された商品陳列棚の棚IDを特定し、取得した商品情報及び棚IDに基づいて、記憶部に格納された棚IDに対応する商品の在庫情報を更新する商品販売管理サーバが開示されている。
特開2017−84258号公報
しかしながら、従来の在庫管理システムでは、在庫情報はあくまで在庫を管理する側の利用に供されるのであって、当該在庫情報を商品購入者に対して有効に提供することはできていなかった。
本開示の一側面では、在庫情報に基づく情報を商品購入者であるユーザに通知することが可能になる情報処理方法、情報処理装置、およびプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る情報処理方法は、第1情報処理装置に、第2情報処理装置から、商品ボックスを識別するための第1識別情報を受信するステップと、第2情報処理装置から、商品を識別するための第2識別情報及び購入する商品の個数を示す個数情報を受信するステップと、第2情報処理装置から受信した第1識別情報、第2識別情報、及び個数情報に基づいた決済処理を実行するステップと、決済処理に基づいて、第1識別情報に対応付けられた在庫情報を更新するステップと、商品の購入に関する所定条件を満たすユーザ識別情報に対応付けられた第3情報処理装置に、在庫情報に基づく所定の通知を送信するステップと、を実行させる。
図1は、実施形態の一態様に係る通信システムの構成を示す。 図2は、本開示に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す。 図3は、第1実施形態に係るサーバ110の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図4は、第1実施形態に係るユーザ管理DBの一例を示す。 図5は、第1実施形態に係る決済管理DBの一例を示す。 図6は、第1実施形態に係る店舗管理DBの一例を示す。 図7は、第1実施形態に係る端末120の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図8は、第1実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。 図9は、商品ボックスコード読取画面500の一例を示す。 図10は、商品コード読取画面510の一例を示す 図11は、個数指定画面520の一例を示す。 図12は、会計画面530の一例を示す。 図13は、通知画面540の一例を示す。 図14は、第2実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。 図15は、在庫リスト画面550の一例を示す。 図16は、第3実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。 図17は、第4実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。
<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係る情報処理方法、情報処理装置、およびプログラムを実施するための形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A、サーバ110Bと、端末120A、端末120B、端末120Cとが接続される。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されてもよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端末120と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120とをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110と端末120とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数は限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、金融サービス、電子商取引サービス、インスタントメッセンジャーを代表とするSNS(Social Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービス等を含む。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以上の端末120に所定のサービスを提供することができる。
本開示において、決済サービスとは1以上のユーザが金銭または金銭相当物の授受ができるサービスを意味する。限定でなく例として、一次元コード(バーコードなど)、二次元コード(QRコード(登録商標)など)(以下で、一次元コードおよび二次元コードをまとめて「二次元コード等」と総称する。)、近距離無線通信(NFC (Near Field Communication)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Wi-Fi(登録商標)、超音波通信、赤外線通信など)を利用して決済を行うサービスを含む。また、代金の支払いを行うユーザ(支払者)の端末120が二次元コード等を読み取ることで決済を行うことを「ユーザ読取型コード決済」または「MPM(Merchant Presented Mode)」と表現し、支払いを行うユーザの端末120が二次元コード等を表示し、表示された二次元コード等を、代金を請求する店舗側等のユーザ(販売者、請求者)の端末120が読み取ることで決済を行うことを「店舗読取型コード決済」または「CPM(Consumer Presented Mode)」と表現する。なお、MPMおよびCPMは、動的であってもよいし、静的であってもよい。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現し、ユーザXまたは端末120Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報、ユーザに対応付けられた電子バリュー(電子マネー)の残高情報、ユーザに対応付けられたクレジットカード情報(クレジットカード番号など)を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい。
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネットワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワーク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能および方法を実現できる情報処理装置であればどのような情報処理装置であってもよい。
情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
<ハードウェア構成>
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のハードウェアの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードまたは命令によって実現する機能および方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ201に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)、所定のコードを読み取るためのコードリーダを含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映像または動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音声出力)、プリンターなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、JavaScript(登録商標)、Pythonなどのスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift Kotlin、Java(登録商標)など
を用いて実装される。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「AおよびBの少なくとも一方」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。また、添付の特許請求の範囲は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態または実施例の1以上の特徴と、本開示における他の実施形態または実施例の1以上の特徴との任意の組合せを包含する。加えて、特定の機能を実施するように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクティベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置、システム、構成要素を包含する。
本開示は、明示されない限り、いずれの実施形態または実施例を実施するに際して、事前に、または、実施の直前にユーザからの同意を取得してもよい。また、取得する同意は、包括的なものでもよく、都度取得するものでもよい。
<第1実施形態>
第1実施形態は、商品の購入者が端末を用いて商品ボックス及び商品のそれぞれに付されたコードを読み取ることにより商品の購入を行い、これにより当該商品ボックスの在庫情報が変更されると、サーバが、当該商品ボックスに対応付けられたユーザが利用する端末に在庫情報に基づく所定の通知を送信する実施形態である。ここで、商品ボックスは、購入者が商品を選択及び購入可能なように当該商品を展示するためのスペース(商品スペース)であれば、形状や寸法その他の態様は限定されない。例えば、商品ボックスは、商品を陳列するための箱、容器、ケース、棚の他、購入者が内部に入ることのできる店舗や建物等、或いは屋内外の露天商の陳列スペース等であってもよい。
第1実施形態により、商品ボックスの商品の販売が促進されるという効果が得られる。また、設置先会社の従業員等が効率的に在庫補充をできるという効果も得られる。
<第1実施形態の機能構成>
図3を用いてサーバ110の機能構成を説明し、図4〜6を用いてサーバ110に記憶される各種データベース(DB)を説明し、図7を用いて端末120の機能構成を説明する。
(1)サーバの機能構成
図3は、第1実施形態に係るサーバ110の機能構成の一例を示す図である。図3に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
図3に示すとおり、サーバ110は、例えば、入出力部311と、通信部312と、決済処理部313と、在庫処理部314と、通知先特定部315と、記憶部320とを有する。入出力部311は、例えば、入出力I/F204を介してプロセッサ201により実現されうる。また、通信部312は、例えば、通信I/F205を介してプロセッサ201により実現されうる。決済処理部313と、在庫処理部314と、通知処理部315とは、プロセッサ201が、記憶部320に格納されているプログラムを読み出して実行することで実現されうる。記憶部320は、メモリ202および/またはストレージ203を用いて実現されうる。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
入出力部311は、入出力部311は、入出力I/F204を介して各種データの入力を受け付ける処理、及び、入出力I/F204を介して各種のデータを出力する処理を行う機能を有する。
通信部312は、通信I/F205を介して各端末120から各種データを受信する受信部、及び、通信I/F205を用いて各種データを各端末120に送信する送信部としての機能を有する。
例えば、通信部(受信部)312は、端末120から、ユーザID、及び商品ボックスIDを受信する。
また、例えば、通信部(受信部)312は、端末120から、特定の商品の金額情報を要求するための金額情報リクエストを受信する。
また、例えば、通信部(受信部)312は、端末120から、決済情報に基づく決済処理を要求する決済リクエストを受信する。
また、例えば、通信部(送信部)312は、所定のユーザが利用する端末120に、通知処理部315が決定した内容の所定の通知を送信する。
決済処理部313は、決済を実行するための各種の処理を行う機能を有する。例えば、決済処理部313は、ユーザの端末から受信された決済情報に基づいて決済処理を行う。決済処理は、商品の購入者であるユーザのアカウントの残高から、決済情報に含まれる金額を減算し、決済情報などから特定される商品の販売者のアカウントの残高に支払額を加算する処理を含む。
在庫処理部314は、商品ボックスの商品の在庫を管理するための各種の処理を行う機能を有する。例えば、在庫処理部315は、端末120から受信された個数情報に基づいて、商品ボックス管理DBの在庫情報の更新処理を行う。
通知処理部315は、例えば、所定の通知の内容を決定し、通信部312を介して、当該通知を所定のユーザが利用する端末120に送信する。所定の通知の内容は、在庫情報に基づくものであれば、特に限定されない。所定の通知は、商品の販売を促進するための情報を含んでいてもよい。例えば、所定の通知は、特定の商品に係る情報を含んでもよい。当該情報は、例えば、特定の商品の名称、製造者、特徴、発売日等の属性情報や、当該商品の画像情報を含んでもよい。
また、当該情報は、特定の商品の在庫情報を含んでもよい。所定の通知の通知先は、任意に設定してもよい。当該通知先は、例えば、商品の購入に関する所定条件を満たすユーザ識別情報に対応付けられた端末120であってよい。商品の購入に関する当該所定条件は、例えば、後述する購入履歴DB等に、在庫情報が更新された商品ボックスにおける商品の購入履歴が当該ユーザ識別情報に対応付けて記録されていることであってもよい。また、商品の購入に関する当該所定条件は、所定の通知の内容が特定の商品に係るものである場合、例えば、後述する購入履歴DB等に、当該特定の商品の購入履歴が当該ユーザ識別情報に対応付けて記録されていることであってもよい。また、商品の購入に関する当該所定条件は、例えば、当該ユーザ識別情報に係る位置情報が、所定の商品ボックスから所定の距離以内であることであってもよい。
記憶部320は、第1実施形態に係るサーバ110が実行するプログラムと、ユーザのアカウント情報を管理するユーザ管理DBと、商品ボックスに係る商品情報、金額情報、及び在庫情報等を管理する商品ボックス管理DBと、ユーザによる商品の購入履歴を管理する購入履歴DBとを格納する。図4〜6は、各管理DBの一例を示す図である。
図4は、ユーザ管理DBの一例を示す。「ユーザID」には、サーバ110がユーザを一意に識別するためのユーザ識別情報(ユーザID)が含まれる。「パスワード」には、ユーザ認証を行うためのパスワードが含まれる。「残高」には、ユーザが保有するアカウントの口座に入金された金額の残高が含まれる。
図5は、商品ボックス管理DBの一例を示す。「ボックスID」には、サーバ110が商品ボックスを一意に識別するための商品ボックス識別情報(商品ボックスID)が含まれる。「設置場所」には、商品ボックスが設置されている場所の位置情報が含まれる。「販売者ID」には、商品の販売者を識別するためのIDが含まれる。「商品情報」には、商品ボックスが販売する1又は複数の商品の情報が含まれる。商品情報には、商品を識別するための商品IDが含まれてもよい。「金額情報」には、商品毎に、購入時に支払うべき金額を示す情報が含まれる。「在庫情報」には、商品毎に、在庫の個数を示す情報が含まれる。
図6に、購入履歴DBの一例を示す。購入履歴DBは、ユーザによる商品の購入履歴を管理するためのDBである。「購入日時」には、ユーザによる商品の購入に係る決済処理が完了した日時が含まれる。「ユーザID」には、商品の購入を行ったユーザに係るユーザIDが含まれる。「ボックスID」には、商品の購入が行われた商品ボックスに係る商品ボックスIDが含まれる。「購入内容」には、購入された商品の商品ID、及び購入された当該商品の個数が含まれる。図6に示す例えば「P01(1)」との表記は、商品ID「P01」の商品が「1」個購入されたことを示している。
(2)端末の機能構成
図7は、第1実施形態に係る端末120の機能構成の一例を示す図である。図7に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
図7に示すとおり、端末120は、例えば、入出力部411と、通信部412と、表示制御部413と、決済受付部414と、情報取得部415と、判定部416と、記憶部420とを有する。入出力部411は、例えば、入出力I/F204を介してプロセッサ201により実現されうる。また、通信部412は、例えば、通信I/F205を介してプロセッサ201により実現されうる。表示制御部413と、決済受付部414と、情報取得部415とは、プロセッサ201が、記憶部420に格納されているプログラムを読み出して実行することで実現されうる。記憶部420は、メモリ202および/またはストレージ203を用いて実現されうる。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
入出力部411は、入出力I/F204を介して各種データの入力を受け付ける処理、及び、入出力I/F204を介して各種データを出力する処理を行う機能を有する。例えば、入出力部411は、タッチパネル等に対するユーザ操作を受け付ける。
通信部412は、通信I/F205を介してサーバ110から各種データを受信する受信部、及び、通信I/F205を用いて各種データをサーバ110に送信する送信部としての機能を有する。
例えば、通信部(送信部)412は、サーバ110に、ユーザID、及び商品ボックスIDを送信する。
また、例えば、通信部(送信部)412は、サーバ110に、特定の商品の金額情報を要求するための金額情報リクエストを送信する。金額情報リクエストには、例えば、商品IDが含まれる。また、例えば、通信部(受信部)412は、サーバ110から、金額情報を受信する。
また、例えば、通知部(送信部)412は、サーバ110に、決済情報に基づく決済処理を要求する決済リクエストを送信する。決済リクエストが含む決済情報には、例えば、ユーザID、商品ボックスID、及び個数情報が含まれる。また、決済情報は、商品情報を含んでもよい。
表示制御部413は、表示装置(例えばタッチパネル)に、ボックスコード読取画面(後述する図9)、商品コード読取画面(後述する図10)、個数指定画面(後述する図11)、及び会計画面(後述する図12)等を表示制御する。また、表示制御部413は、表示装置に、通知画面(後述する図13)を表示制御する。
決済受付部414は、電子決済に関する処理を行う。例えば、決済受付部414は、特定の商品の金額情報を要求するための金額情報リクエストを生成する。また、例えば、決済受付部414は、決済情報に基づく決済処理を要求する決済リクエストを生成する。
情報取得部415は、ユーザ操作に応答して、各種の情報を取得する。例えば、情報取得部415は、商品ボックスに付された商品ボックスコードを読み取ることにより、商品ボックスIDを取得する。また、例えば、情報取得部415は、商品に付された商品コードを読み取ることにより、商品IDを取得する。また、例えば、情報取得部415は、個数指定画面に対するユーザ操作に応答して、購入する商品の個数を取得する。
情報取得部415は、更に、例えば、位置情報測定部を含んでもよい。位置情報測定部は、端末120の現在位置の位置情報を測定する機能を備える。位置情報測定部は、限定でなく例として、GPS(Global Positioning System)を用いて、端末120の現在位置の位置情報として、該端末120の緯度および経度を測定する。なお、位置情報測定部による端末120の位置情報の測定は、端末120の位置情報を測定できれば、どのような方法を用いてもよい。限定でなく例として、位置情報測定部は、IMES(Indoor MEssaging System)、Wi−Fi、RFID(Radio Frequency Identifier)、NFC(Near Field Communication)、BLE(Bluetooth Low Energy)、超音波などの近距離無線通信、LTEやCDMAなどの移動体通信システムなどを利用して、端末120の位置情報を測定してもよい。
判定部416は、所定の金額リスト要求条件が満たされていか否かを判定する。金額リスト要求条件は、端末120の位置情報に係る条件であってもよく、具体的には例えば、端末120の位置情報が所定の商品ボックスIDに係る位置情報から所定の距離以内であることであってもよい。また、金額リスト要求条件は、時刻に係る条件であってもよく、具体的には例えば、時刻情報が予め設定された時刻になったことであってもよい。
記憶部420は、第1実施形態に係る端末120が実行するプログラムを記憶する。
<第1実施形態の動作処理>
図8を参照し、第1実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図8は、第1実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。
図8に示すシーケンスでは、商品の購入者であるユーザ(ユーザA)が端末120Aを利用し、所定の通知を受け取るユーザ(ユーザB)が端末120Bを利用するものとする。
ステップS100で、端末120Aの表示制御部413は、例えばユーザAによる操作に応答して、ボックスコード読取画面(後述の図9)を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS101で、端末120Aの情報取得部415は、例えばユーザAによる操作に応答して、商品ボックスに付された商品ボックスコードを読み取ることにより、当該商品ボックスコードに係る商品ボックスIDを取得する。
ステップS102で、端末120Aの表示制御部413は、商品コード読取画面(後述の図10)を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS103で、端末120Aの情報取得部415は、商品に付された商品コードを読み取ることにより、当該商品コードに係る商品IDを取得する。
ステップS104で、端末120Aの通信部412は、決済受付部414が生成した商品の金額情報を要求するための金額情報リクエストをサーバ110Aに送信する。金額情報リクエストは、ステップS105で取得した商品IDに係る商品の金額情報を要求するリクエストである。金額情報リクエストは、ユーザID、ステップS101で取得された商品ボックスID、及びステップS103で取得された商品IDを含む。
ステップS105で、サーバ110Aの通信部312は、商品ボックス管理DBにおいて、金額情報リクエストに含まれる商品ボックスID及び商品IDに対応付けられた金額情報を端末120Aに送信する。
ステップS106で、端末120Aの表示制御部413は、個数指定画面(後述の図11)を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS107で、端末120Aの決済受付部414は、個数指定画面に対するユーザAの操作に応答して、購入する商品の個数の入力を受け付ける。また、決済受付部414は、受け付けた個数の情報(個数情報)を、商品IDに対応付けて、端末120Aの記憶部420に一時的に格納する。
ステップS108で、端末120Aの表示制御部413は、会計画面(後述の図12)を表示装置に表示するよう制御する。このとき、端末120Aの決済受付部414は、ステップS105で受信した金額情報、及びステップS107で入力を受け付けた購入する商品の個数に基づいて合計金額を算出する。表示制御部413は、算出された当該合計金額を会計画面に表示する。
ステップS109で、端末120Aの決済受付部414は、ユーザAによる操作に応答して、商品追加と購入とのいずれかの選択を受け付ける。商品追加が選択された場合は、処理はステップS110に進み、購入が選択された場合は、処理はステップS102に戻る。なお、ステップS102以降を実行するのが2回目以上である場合には、ステップS104及びS105の処理は、既に端末120Aが金額情報を取得しこれを記憶部420に格納していれば、省略されてもよい。
ステップS110で、端末120Aの通信部412は、決済受付部414が生成した決済リクエストをサーバ110Aに送信する。当該決済リクエストには、決済情報として、ユーザID、商品ボックスID、商品ID、及び個数情報が含まれる。
ステップS111で、サーバ110Aの決済処理部313は、受信された決済リクエストに含まれる決済情報に基づいて、決済処理を実行する。例えば、決済処理部313は、決済情報に含まれるユーザIDが示すユーザのアカウントの残高から、決済情報に含まれる商品ボックスID、商品ID、及び個数情報から算出される合計金額を減算し、当該商品ボックスIDに係る販売者のアカウントの残高に加算する。
ステップS112で、サーバ110Aの在庫処理部314は、受信された決済リクエストに含まれる決済情報に基づいて、商品ボックス管理DBの在庫情報の更新処理を行う。具体的には、在庫処理部314は、決済情報に含まれる商品ボックスIDが示す商品ボックス管理DBの在庫情報から、決済情報に含まれる商品ID毎に、決済情報に含まれる個数情報が示す個数だけ減算する。
ステップS113で、サーバ110Aの通知処理部315は、所定の通知の通知先となるユーザを決定する。
ステップS114で、サーバ110Aの通信部312は、端末120Bに所定の通知を送信する。
ステップS115で、端末120Bの表示制御部413は、通知画面(後述の図13)を表示装置に表示するよう制御する。
<第1実施形態の表示態様>
図9〜13を参照し、第1実施形態に係る端末120A及び120Bの表示画面における表示態様について説明する。
図9は、商品ボックスコード読取画面500の一例を示す。図9に示す商品ボックスコード読取画面500は、例えば、図9のステップS100で表示される。商品ボックスコード読取画面500は、例えば、インストラクション表示部501と、商品ボックスコード読取枠502とを含む。インストラクション表示部501には、例えば、「商品ボックスコードを読み取ってください」等の商品ボックスコードの読取を促すテキストが表示される。商品ボックスコード読取枠502には、コードリーダが撮像することにより取得される動画像が表示される。商品ボックスコード読取枠502に商品ボックスコードが表示されると、決済受付部414が当該商品ボックスコードを読み取る。
図10は、商品コード読取画面510の一例を示す。図10に示す商品コード読取画面510は、例えば、図10のステップS104で表示される。商品コード読取画面510は、例えば、インストラクション表示部511と、商品コード読取枠512とを含む。インストラクション表示部501には、例えば、「商品コードを読み取ってください」等の商品コードの読取を促すテキストが表示される。商品コード読取枠512には、コードリーダが撮像することにより取得される動画像が表示される。商品コード読取枠512に商品コードが表示されると、決済受付部414が当該商品コードを読み取る。
図11は、個数指定画面520の一例を示す。図11に示す個数指定画面520は、例えば、図11のステップS108で表示される。個数指定画面520は、例えば、商品情報表示部521と、個数情報表示部522とを含む。商品情報表示部521には、例えば、ステップS105で読み取った商品コードに係る商品の商品情報が表示される。当該商品情報は、商品の名称や商品の画像を含んでもよい。個数情報表示部522には、ユーザが入力した購入する商品の個数が表示される。
図12は、会計画面530の一例を示す。図12に示す会計画面530は、例えば、図12のステップS110で表示される。会計画面530は、例えば、会計情報表示部531と、商品追加選択部532と、購入選択部533とを含む。会計情報表示部531は、例えば、商品毎の個数情報と、商品毎の小計の金額情報と、全ての商品の合計金額とを含む。商品追加選択部532が選択されると、例えば処理はステップS104に進み、端末120に商品コード読取画面が表示される。これにより、購入する商品を追加することが可能となる。購入選択部533が選択されると、例えば処理はステップS113に進み、端末120はサーバ110に決済リクエストを送信する。
図13は、通知画面540の一例を示す。図13に示す通知画面540は、例えば、図13のステップS117で表示される。通知画面540は、例えば、商品関連表示部541と、商品ボックス関連表示部542とを含む。商品関連表示部541は、商品に関する任意の情報を含んでもよい。当該情報は、例えば、商品の在庫情報、及び商品画像等を含んでもよい。商品ボックス関連表示部542は、商品ボックスに関する任意の情報を含んでもよい。当該情報は、例えば、商品ボックスの設置場所を示すテキスト情報や、地図画像等を含んでもよい。
<<第1実施例>>
第1実施例は、特定の商品ボックスの在庫情報が更新された場合に、当該商品ボックスにおける購入履歴を有するユーザが利用する端末120に通知を送信する実施例である。具体的には、図8に示すステップS113で、サーバ110Aの通知処理部315は、ステップS110で受信された決済情報に含まれる商品ボックスIDにおける購入履歴が購入履歴DBに含まれるユーザIDを特定し、当該ユーザIDに対応付けられた端末120に通知を送信する。
<<第1実施例の効果>>
第1実施例により、特定の商品ボックスIDにおける購入履歴が記録されているユーザに係る端末120に通知を送信することで、当該特定の商品ボックスの販売を促進する効果が得られる。
<<第2実施例>>
第2実施例は、特定の商品の購入履歴が記録されているユーザに係る端末120に通知を送信する実施例である。具体的には、図8に示すステップS113で、サーバ110A
の通知処理部315は、ステップS110で受信された決済情報に含まれる商品IDにおける購入履歴が購入履歴DBに含まれるユーザIDを特定し、当該ユーザIDに対応付けられた端末120に通知を送信する。
<<第2実施例の効果>>
第2実施例により、特定の商品IDの購入履歴が記録されているユーザに係る端末120に通知を送信することで、当該特定の商品の販売を促進する効果が得られる。
<<第3実施例>>
第3実施例は、商品ボックスから所定の距離以内にいるユーザに係る端末120に通知を送信する実施例である。具体的には、サーバ110は図8のステップS113で、端末120から受信した端末120の位置情報が、所定の商品ボックスの位置情報から所定の距離以内である場合、図8に示すステップS113で、サーバ110Aの通知処理部315は、当該端末120に通知を送信する。なお、サーバ110による端末120の位置情報の取得の方法は、特に限定されないが、例えば、商品ボックスに設けられたビーコン装置からビーコンを受信した端末120が、当該端末120の位置情報をビーコンIDと共にサーバ110に任意のタイミングで送信することにより、サーバ110が当該端末120の位置情報を取得してもよい。或いは、端末120は、所定の周期でサーバ110に端末120の位置情報を送信してもよい。
<<第3実施例の効果>>
第3実施例により、商品ボックスの付近に存在するユーザに係る端末120に通知を送信することで、ユーザによる商品の購入の可能性を高めることが可能となる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、端末120が、サーバ110から取得した商品ボックスの在庫リストを表示した上で、当該在庫リストに対するユーザの操作に応答して金額情報リクエストをサーバ110に送信する実施形態である。第2実施形態により、購入する商品の選択処理が簡素化されるという効果が得られる。
<第2実施形態の機能構成>
(1)サーバの機能構成
第2実施形態に係る決済処理部313は、更に、例えば、端末120から受信した在庫リストリクエストに応答して、在庫リストを生成する。ここで、在庫リストは、所定の商品ボックスIDに対応付けられた商品IDについての在庫情報のリストである。
(2)端末の機能構成
第2実施形態に係る決済受付部414は、更に、例えば、所定の商品ボックスIDに係る在庫リストを要求するための在庫リストリクエストを生成し、通信部412を介して当該在庫リストリクエストをサーバ110に送信する。
第2実施形態に係る表示制御部413は、更に、例えば、表示装置に在庫リスト画面(後述する図15)を表示制御する。
<第2実施形態の動作処理>
図14を参照し、第2実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図14は、第2実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。
図14に示すシーケンスでは、商品の購入者であるユーザ(ユーザA)が端末120Aを利用し、所定の通知を受け取るユーザ(ユーザB)が端末120Bを利用するものとする。
ステップS200で、端末120Aの表示制御部413は、例えばユーザAによる操作に応答して、ボックスコード読取画面を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS201で、端末120Aの情報取得部415は、例えばユーザAによる操作に応答して、商品ボックスに付された商品ボックスコードを読み取ることにより、当該商品ボックスコードに係る商品ボックスIDを取得する。
ステップS202で、端末120Aの通信部412は、決済受付部414が生成した在庫リストリクエストをサーバ110Aに送信する。在庫リストは、ステップS101で取得された商品ボックスIDに対応付けられた全ての商品IDについての在庫情報のリストである。当該在庫リストリクエストは、ユーザIDと、ステップS101で取得された商品ボックスIDとを含む。
ステップS203で、サーバ110Aの通信部312は、ステップS202の在庫リストリクエストに応答して、決済処理部313が生成した在庫リストを端末120Aに送信する。
ステップS204で、端末120Aの表示制御部413は、在庫リスト画面(後述の図15)を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS205で、端末120Aの情報取得部415は、在庫リスト画面に対するユーザの操作に応答して、商品の選択を受け付ける。
ステップS206で、端末120Aの通信部412は、決済受付部414が生成した商品の金額情報を要求するための金額情報リクエストをサーバ110Aに送信する。金額情報リクエストは、ステップS205で選択された商品の金額情報を要求するリクエストである。当該金額情報リクエストは、ユーザIDと、ステップS201で取得された商品ボックスIDと、ステップS205で選択された商品に係る商品IDとを含む。なお、金額情報リクエストはステップS202で在庫リストリクエストともにサーバ110A送信されてもよく、ステップS203で在庫リストとともに端末120Aに送信されても良い。
ステップS207で、サーバ110Aの通信部312は、商品ボックス管理DBにおいて、金額情報リクエストに含まれる商品ボックスID及び商品IDに対応付けられた金額情報を端末120Aに送信する。
ステップS208で、端末120Aの表示制御部413は、個数指定画面を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS209で、端末120Aの決済受付部414は、個数指定画面に対するユーザAの操作に応答して、購入する商品の個数の入力を受け付ける。また、決済受付部414は、受け付けた個数の情報(個数情報)を、商品IDに対応付けて、端末120Aの記憶部420に一時的に格納する。
ステップS210で、端末120Aの表示制御部413は、会計画面を表示装置に表示するよう制御する。このとき、端末120Aの決済受付部414は、ステップS207で受信した金額情報、及びステップS209で入力を受け付けた購入する商品の個数に基づいて合計金額を算出する。表示制御部413は、算出された当該合計金額を会計画面に表示する。
ステップS212で、端末120Aの決済受付部414は、ユーザAによる操作に応答して、商品追加と購入とのいずれかの選択を受け付ける。商品追加が選択された場合は、処理はステップS213に進み、購入が選択された場合は、処理はステップS204に戻る。なお、ステップS204以降を実行するのが2回目以上である場合には、ステップS206及びS207の処理は、既に端末120Aが金額情報を取得しこれを記憶部420に格納していれば、省略されてもよい。
ステップS213で、端末120Aの通信部412は、決済受付部414が生成した決済リクエストをサーバ110Aに送信する。当該決済リクエストには、決済情報として、ユーザID、商品ボックスID、商品ID、及び個数情報が含まれる。
ステップS214で、サーバ110Aの決済処理部313は、受信された決済リクエストに含まれる決済情報に基づいて、決済処理を実行する。例えば、決済処理部313は、決済情報に含まれるユーザIDが示すユーザのアカウントの残高から、決済情報に含まれる商品ボックスID、商品ID、及び個数情報から算出される合計金額を減算し、当該商品ボックスIDに係る販売者のアカウントの残高に加算する。
ステップS215で、サーバ110Aの在庫処理部314は、受信された決済リクエストに含まれる決済情報に基づいて、商品ボックス管理DBの在庫情報の更新処理を行う。具体的には、在庫処理部314は、決済情報に含まれる商品ボックスIDが示す商品ボックス管理DBの在庫情報から、決済情報に含まれる商品ID毎に、決済情報に含まれる個数情報が示す個数だけ減算する。
ステップS216で、サーバ110Aの通知処理部315は、所定の通知の通知先となるユーザを決定する。
ステップS217で、サーバ110Aの通信部312は、端末120Bに所定の通知を送信する。
ステップS218で、端末120Bの表示制御部413は、通知画面を表示装置に表示するよう制御する。
<第2実施形態の表示態様>
図15を参照し、第2実施形態に係る端末120Aの表示画面における表示態様について説明する。図15は、在庫リスト画面550の一例を示す。図15に示す在庫リスト画面550は、例えば、図14のステップS204で表示される。在庫リスト画面550は、例えば、在庫リスト表示部551を含む。在庫リスト表示部551には、ステップS201で取得された商品ボックスIDに係るに対応付けられた全ての商品と、各商品についての在庫情報とが表示される。ユーザは、在庫リスト画面から購入する商品を選択することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、所定の商品ボックスコードの読取に先立って、予め当該商品ボックスに係る全ての商品の金額情報のリストをサーバ110から端末120に送信する実施形態である。第3実施形態により、端末120は商品コードの読取時にサーバ110から金額情報を取得する必要が無くなるため、合計金額の算出が速くなるという効果が得られる。
<第3実施形態の機能構成>
第3実施形態に係るサーバ110の決済処理部313は、更に、例えば、端末120から受信した金額リストリクエストに応答して、金額リストを生成する。ここで、金額リストは、所定の商品ボックスIDに対応付けられた全ての商品IDについての金額情報のリストである。
<第3実施形態の動作処理>
図16を参照し、第3実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図16は、第3実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。
図16に示すシーケンスでは、商品の購入者であるユーザ(ユーザA)が端末120Aを利用し、所定の通知を受け取るユーザ(ユーザB)が端末120Bを利用するものとする。
ステップS300で、端末120Aの通信部412は、所定の金額リスト要求条件が満たされていると端末120Aの判定部416が判定したことに応答して、決済受付部414が生成した所定の商品ボックスIDに係る金額リストリクエストをサーバ110Aに送信する。金額リストリクエストには、所定の商品ボックスIDが含まれる。
ステップS301で、サーバ110Aの通信部312は、ステップS300の金額リストリクエストに応答して、決済処理部313が生成した金額リストを端末120Aに送信する。
ステップS302で、端末120Aの表示制御部413は、例えばユーザAによる操作に応答して、ボックスコード読取画面を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS303で、端末120Aの情報取得部415は、例えばユーザAによる操作に応答して、商品ボックスに付された商品ボックスコードを読み取ることにより、当該商品ボックスコードに係る商品ボックスIDを取得する。ここで、ステップS303で取得された商品ボックスIDと、ステップS301で端末120Aにより受信された金額リストに係る商品ボックスIDとは一致するものとする。
ステップS304で、端末120Aの表示制御部413は、商品コード読取画面を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS305で、端末120Aの情報取得部415は、商品に付された商品コードを読み取ることにより、当該商品コードに係る商品IDを取得する。
ステップS306で、端末120Aの表示制御部413は、個数指定画面を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS307で、端末120Aの決済受付部414は、個数指定画面に対するユーザAの操作に応答して、購入する商品の個数の入力を受け付ける。また、決済受付部414は、受け付けた個数の情報(個数情報)を、商品IDに対応付けて、端末120Aの記憶部420に一時的に格納する。
ステップS308で、端末120Aの表示制御部413は、会計画面を表示装置に表示するよう制御する。このとき、端末120Aの決済受付部414は、ステップS301で受信した金額リストに含まれる金額情報、及びステップS307で入力を受け付けた購入する商品の個数に基づいて合計金額を算出する。表示制御部413は、算出された当該合計金額を会計画面に表示する。
ステップS309で、端末120Aの決済受付部414は、ユーザAによる操作に応答して、商品追加と購入とのいずれかの選択を受け付ける。商品追加が選択された場合は、処理はステップS310に進み、購入が選択された場合は、処理はステップS302に戻る。
ステップS310で、端末120Aの通信部412は、決済受付部414が生成した決済リクエストをサーバ310Aに送信する。当該決済リクエストには、決済情報として、ユーザID、商品ボックスID、商品ID、及び個数情報が含まれる。
ステップS311で、サーバ110Aの決済処理部313は、受信された決済リクエストに含まれる決済情報に基づいて、決済処理を実行する。例えば、決済処理部313は、決済情報に含まれるユーザIDが示すユーザのアカウントの残高から、決済情報に含まれる商品ボックスID、商品ID、及び個数情報から算出される合計金額を減算し、当該商品ボックスIDに係る販売者のアカウントの残高に加算する。
ステップS312で、サーバ110Aの在庫処理部314は、受信された決済リクエストに含まれる決済情報に基づいて、商品ボックス管理DBの在庫情報の更新処理を行う。具体的には、在庫処理部314は、決済情報に含まれる商品ボックスIDが示す商品ボックス管理DBの在庫情報から、決済情報に含まれる商品ID毎に、決済情報に含まれる個数情報が示す個数だけ減算する。
ステップS313で、サーバ110Aの通知処理部315は、所定の通知の通知先となるユーザを決定する。
ステップS314で、サーバ110Aの通信部312は、端末120Bに所定の通知を送信する。
ステップS115で、端末120Bの表示制御部413は、通知画面を表示装置に表示するよう制御する。
<<第1実施例>>
第1実施例は、端末120が、端末120の位置情報に基づいて金額リストリクエストをサーバ110に送信する実施例である。具体的には、端末120の判定部416は、所定の金額リスト要求条件として、端末120の位置情報が所定の商品ボックスIDに係る位置情報から所定の距離以内であるか否かを判定する。そして、端末120の位置情報が所定の商品ボックスIDに係る位置情報から所定の距離以内であると判定された場合、図16のステップS300で、端末120の通信部412は、当該商品ボックスIDに係る金額リストリクエストをサーバ110に送信する。
<<第1実施例の効果>>
第1実施例により、商品ボックスから所定距離だけ接近したユーザに係る端末120が金額リストを受信することで、端末120が商品コードの読取時にサーバ110から金額情報を取得する必要を無くす作用を確実にならしめる効果が得られる。
<<第1実施例の変形例>>
なお、図16のステップS301で、端末120は、サーバ110から金額リストを受信することに同意するか否かを表示装置に表示制御してもよい。
<<第2実施例>>
第2実施例は、端末120が、商品ボックスに対応付けて設置されたビーコン装置から
電波を受信した場合、金額リストリクエストをサーバ110に送信する実施例である。ここで、「商品ボックスに対応付けて設置」するとは、当該商品ボックスとの対応付けられ
ている限り特に限定されないが、例えば、当該商品ボックスから所定の距離以内に設置さ
れることを含む。ビーコン装置が発する電波は、当該ビーコン装置を識別するための識別
情報(ビーコン装置識別情報)を含む。なお、ビーコン装置は、電波発生装置の一例であ
る。
端末120は、端末120が商品ボックスに対応付けて設置されたビーコン装置から電
波を受信した場合、図16のステップS300で、端末120の通信部412は、金額リ
ストリクエストをサーバ110に送信する。当該金額リストリクエストは、ユーザIDと、ビーコン装置識別情報とを含む。サーバ110は、ビーコン装置識別情報と商品ボックスIDとを対応付けて記録された所定のテーブルを参照して、金額リストリクエストに含まれるユーザIDに係る端末120に、金額リストリクエストに含まれる商品ボックスIDに係る金額リストを送信する。
<<第2実施例の効果>>
第2実施例により、商品ボックスから所定距離だけ接近したユーザに係る端末120は、ビーコン装置が発する電波を受信し、ビーコン装置識別情報を含めた金額リストリクエストをサーバ110に送信することによりサーバ110から金額リストを受信する。これにより、端末120が商品コードの読取時にサーバ110から金額情報を取得する必要を無くす作用を確実にならしめる効果が得られる。
<<第3実施例>>
第3実施例は、端末120が、予め設定された時刻に基づいて、金額リストリクエストをサーバ110に送信する実施例である。例えば端末120は、所定の金額リスト要求条件として、時刻情報が予め設定された時刻になったか否かを判定する。そして、時刻情報が予め設定された時刻になったと判定された場合、図16のステップS300で、端末120の通信部412は、金額リストリクエストをサーバ110に送信する。または、時刻情報が予め設定された時刻になったと判定された場合、図16のステップS301で、端末120の通信部412は、金額リストリクエストをサーバ110から受信する。
<<第3実施例の効果>>
第3実施例により、予め設定された時刻に基づいて、端末120が商品コードの読取時にサーバ110から金額情報を取得する必要を無くす作用を確実にならしめる効果が得られる。
<第4実施形態>
第4実施形態は、所定の商品ボックスコードの読取によって、当該商品ボックスに係る全ての商品の金額情報のリストをサーバ110から端末120に送信する実施形態である。第4実施形態により、端末120は商品コードの読取時にサーバ110から金額情報を取得する必要が無くなるため、合計金額の算出が速くなるという効果が得られる。
<第4実施形態の機能構成>
第4実施形態に係るサーバ110の決済処理部313は、更に、例えば、端末120から受信した金額リストリクエストに応答して、金額リストを生成する。ここで、金額リストは、所定の商品ボックスIDに対応付けられた全ての商品IDについての金額情報のリストである。
第4実施形態に係る端末120の決済受付部414は、更に、例えば、所定の商品ボックスIDに係る金額リストを要求するための金額リストリクエストを生成し、通信部412を介して当該金額リストリクエストをサーバ110に送信する。
<第4実施形態の動作処理>
図17を参照し、第4実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図17は、第4実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。
図17に示すシーケンスでは、商品の購入者であるユーザ(ユーザA)が端末120Aを利用し、所定の通知を受け取るユーザ(ユーザB)が端末120Bを利用するものとする。
ステップS400で、端末120Aの表示制御部413は、例えばユーザAによる操作に応答して、ボックスコード読取画面を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS401で、端末120Aの情報取得部415は、例えばユーザAによる操作に応答して、商品ボックスに付された商品ボックスコードを読み取ることにより、当該商品ボックスコードに係る商品ボックスIDを取得する。
ステップS402で、端末120Aの通信部412は、決済受付部414が生成した金額リストリクエストをサーバ110Aに送信する。金額リストは、ステップS401で取得された商品ボックスIDに対応付けられた全ての商品IDについての金額情報のリストである。当該金額リストリクエストは、ユーザIDと、ステップS401で取得された商品ボックスIDとを含む。
ステップS403で、サーバ110Aの通信部312は、ステップS402の在庫リストリクエストに応答して、決済処理部313が生成した金額リストを端末120Aに送信する。
ステップS404で、端末120Aの表示制御部413は、商品コード読取画面を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS405で、端末120Aの情報取得部415は、商品に付された商品コードを読み取ることにより、当該商品コードに係る商品IDを取得する。
ステップS406で、端末120Aの表示制御部413は、個数指定画面を表示装置に表示するよう制御する。
ステップS407で、端末120Aの決済受付部414は、個数指定画面に対するユーザAの操作に応答して、購入する商品の個数の入力を受け付ける。また、決済受付部414は、受け付けた個数の情報(個数情報)を、商品IDに対応付けて、端末120Aの記憶部420に一時的に格納する。
ステップS408で、端末120Aの表示制御部413は、会計画面を表示装置に表示するよう制御する。このとき、端末120Aの決済受付部414は、ステップS403で受信した金額リストに含まれる金額情報、及びステップS407で入力を受け付けた購入する商品の個数に基づいて合計金額を算出する。表示制御部413は、算出された当該合計金額を会計画面に表示する。
ステップS409で、端末120Aの決済受付部414は、ユーザAによる操作に応答して、商品追加と購入とのいずれかの選択を受け付ける。商品追加が選択された場合は、処理はステップS410に進み、購入が選択された場合は、処理はステップS404に戻る。
ステップS410で、端末120Aの通信部412は、決済受付部414が生成した決済リクエストをサーバ310Aに送信する。当該決済リクエストには、決済情報として、ユーザID、商品ボックスID、商品ID、及び個数情報が含まれる。
ステップS411で、サーバ110Aの決済処理部313は、受信された決済リクエストに含まれる決済情報に基づいて、決済処理を実行する。例えば、決済処理部313は、決済情報に含まれるユーザIDが示すユーザのアカウントの残高から、決済情報に含まれる商品ボックスID、商品ID、及び個数情報から算出される合計金額を減算し、当該商品ボックスIDに係る販売者のアカウントの残高に加算する。
ステップS412で、サーバ110Aの在庫処理部314は、受信された決済リクエストに含まれる決済情報に基づいて、商品ボックス管理DBの在庫情報の更新処理を行う。具体的には、在庫処理部314は、決済情報に含まれる商品ボックスIDが示す商品ボックス管理DBの在庫情報から、決済情報に含まれる商品ID毎に、決済情報に含まれる個数情報が示す個数だけ減算する。
ステップS413で、サーバ110Aの通知処理部315は、所定の通知の通知先となるユーザを決定する。
ステップS414で、サーバ110Aの通信部312は、端末120Bに所定の通知を送信する。
ステップS415で、端末120Bの表示制御部413は、通知画面を表示装置に表示するよう制御する。
1 通信システム、110 サーバ、110 サーバ、120 端末、120A 端末、120B 端末、120C 端末、200 情報処理装置、201 プロセッサ、202 メモリ、203 ストレージ、204 入出力インタフェース(入出力I/F)、205 通信インタフェース(通信I/F)、311 入出力部、312 通信部、313 決済処理部、314 在庫処理部、315 通知処理部、320 記憶部、411 入出力部、412 通信部、413 表示制御部、414 決済受付部、415 情報取得部

Claims (13)

  1. 第1情報処理装置に、
    第2情報処理装置から、商品ボックスを識別するための第1識別情報を受信するステップと、
    前記第2情報処理装置から、商品を識別するための第2識別情報及び購入する商品の個数を示す個数情報を受信するステップと、
    前記第2情報処理装置から受信した前記第1識別情報、前記第2識別情報、及び前記個数情報に基づいた決済処理を実行するステップと、
    前記決済処理に基づいて、前記第1識別情報に対応付けられた在庫情報を更新するステップと、
    商品の購入に関する所定条件を満たすユーザ識別情報に対応付けられた第3情報処理装置に、前記在庫情報に基づく所定の通知を送信するステップと、を実行させる情報処理方法。
  2. 前記所定条件を満たすユーザ識別情報は、前記第1識別情報に対応付けられた購入履歴が記録されているユーザ識別情報を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記所定条件を満たすユーザ識別情報は、前記第2識別情報に対応付けられた購入履歴が記録されているユーザ識別情報を含む、請求項1又は2に記載の情報処理方法。
  4. 前記第3情報処理装置から、前記第3情報処理装置の位置情報を受信するステップ、を更に実行させる情報処理方法であって、
    前記所定の通知を送信するステップは、前記在庫情報が更新された場合であって、且つ前記第3情報処理装置の前記位置情報が前記商品ボックスから所定の距離以内である場合に実行される、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  5. 前記第2情報処理装置から、前記商品の金額を示す金額情報を要求するための金額情報要求を受信するステップと、
    前記第2情報処理装置に、前記金額情報要求に応じて、前記金額情報を送信するステップと、を更に実行させる、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  6. 前記第2情報処理装置に、前記第1識別情報に対応付けられた在庫リストを送信するステップ、を更に実行させる、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  7. 前記第2情報処理装置に、前記第1識別情報に対応付けられた金額リストを送信するステップ、を更に実行させる、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  8. 前記第2情報処理装置から、前記第2情報処理装置の位置情報を受信するステップ、を更に実行させ、
    前記第2情報処理装置に前記金額リストを送信するステップは、前記第2情報処理装置の位置情報が前記商品ボックスから所定の第2距離以内である場合に実行される、請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記第2情報処理装置から、前記商品ボックスに対応付けて設置された電波発生装置から受信した電波に含まれる前記電波発生装置を識別するための電波発生装置識別情報を受信するステップ、を更に実行させ、
    前記第2情報処理装置に前記金額リストを送信するステップは、前記第2情報処理装置から前記電波発生装置識別情報を受信した場合に実行される、
    請求項7又は8に記載の情報処理方法。
  10. 前記第2情報処理装置に前記金額リストを送信するステップは、予め設定された時刻において実行される、
    請求項7から9のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  11. 前記第2情報処理装置に前記金額リストを送信するステップは、前記第2情報処理装置から前記第1識別情報を受信したことに応じて実行される、請求項7から10のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  12. 第2情報処理装置から、商品ボックスを識別するための第1識別情報、商品を識別するための第2識別情報、及び購入する商品の個数を示す個数情報を受信する受信部と、
    前記第2情報処理装置から受信した前記第1識別情報、前記第2識別情報、及び前記個数情報に基づいた決済処理を実行する決済処理部と、
    前記決済処理に基づいて、前記第1識別情報に対応付けられた在庫情報を更新する更新部と、
    商品の購入に関する所定条件を満たすユーザ識別情報に対応付けられた第3情報処理装置に所定の通知を送信する通知処理部と、を備える情報処理装置。
  13. 第1情報処理装置に、
    第2情報処理装置から、商品ボックスを識別するための第1識別情報を受信するステップと、
    前記第2情報処理装置から、商品を識別するための第2識別情報及び購入する商品の個数を示す個数情報を受信するステップと、
    前記第2情報処理装置から受信した前記第1識別情報、前記第2識別情報、及び前記個数情報に基づいた決済処理を実行するステップと、
    前記決済処理に基づいて、前記第1識別情報に対応付けられた在庫情報を更新するステップと、
    商品の購入に関する所定条件を満たすユーザ識別情報に対応付けられた第3情報処理装置に、前記在庫情報に基づく所定の通知を送信するステップと、を実行させる情報処理プログラム。
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