JP2020113027A - 臭気分析装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】臭気分析サービスの提供を簡便に実施可能にする。【解決手段】臭気分析装置2は、臭気分析サービス提供事業者の事業者ID毎に、臭気分析サービス提供事業者が所望する種類の臭気を分析するためのアルゴリズムを記憶しておき、所定の臭気センサ端末1から臭気データを受信すると、当該所定の臭気センサ端末1の臭気センサIDに対応する事業者IDを特定し、特定した事業者IDに対応するアルゴリズムを用いて臭気データを分析して、当該事業者IDの臭気分析サービス提供事業者へ提供する。【選択図】図1
Description
本発明は、臭気を分析する技術に関する。
従来、臭気を分析する臭気分析サービスが提供されている。当該臭気分析サービスでは、例えば、臭気センサが動物の尿等の臭気を検出すると、当該臭気データを通信ネットワークを介して臭気分析サービス提供事業者の臭気分析装置へ送信する。当該臭気分析装置は、受信した臭気データを分析し、当該分析結果を臭気データ送信元の臭気センサへ返信する。例えば、特許文献1には、化粧品会社でニオイを評価するための臭気分析装置が開示されている。
しかしながら、臭気分析サービスの提供を所望する場合、各臭気分析サービス提供事業者が、それぞれ、所望する種類の臭気を分析するための臭気分析装置を自ら開発して提供及び設置していたため、その開発に多大な期間と投資を要する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、臭気分析サービスの提供を簡便に実施可能にすることを目的とする。
本発明の臭気分析装置は、臭気分析サービス提供事業者の事業者ID毎に、臭気分析サービス提供事業者が所望する種類の臭気を分析するためのアルゴリズムを記憶しておく記憶部と、臭気センサ端末の臭気センサIDと、前記臭気センサ端末が検出した臭気の分析結果を通知する通知先である臭気分析サービス提供事業者の事業者IDと、を対応付けたユーザ情報を記憶しておく管理部と、所定の臭気センサ端末から臭気測定データを受信する受信部と、前記臭気測定データから、前記所定の臭気センサ端末の臭気センサIDと、前記所定の臭気センサ端末が検出した臭気データと、を抽出する解析部と、抽出した臭気センサIDに対応する事業者IDを前記ユーザ情報より特定し、特定した事業者IDに対応するアルゴリズムを用いて、抽出した臭気データを分析する分析部と、当該臭気データの分析結果を、特定した事業者IDの臭気分析サービス提供事業者のサーバ装置へ送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
上記臭気分析装置において、前記分析部は、猫の尿の臭気データから猫の健康状態を分析することを特徴とする。
本発明によれば、臭気分析サービスの提供を簡便に実施可能にすることができる。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
<発明の概要>
本発明では、各臭気分析サービス提供事業者が各臭気分析装置をそれぞれ開発する手間を不要にするため、各臭気分析サービス事象者がそれぞれ所望する種類の臭気をそれぞれ分析可能な臭気分析サービス提供用プラットフォームを提供する。すなわち、臭気分析サービス提供事業者毎に、臭気分析サービス提供事業者が所望する種類の臭気を分析するためのアルゴリズムを記憶しておき、所定の臭気センサ端末1から臭気データを受信すると、当該所定の臭気センサ端末1の臭気センサIDに対応する事業者IDを特定し、特定した事業者IDに対応するアルゴリズムを用いて臭気データを分析して、当該事業者IDの臭気分析サービス提供事業者へ提供する。以降、本実施形態では、当該臭気分析サービス提供用プラットフォームを構成するシステムを臭気分析システムと称する。
本発明では、各臭気分析サービス提供事業者が各臭気分析装置をそれぞれ開発する手間を不要にするため、各臭気分析サービス事象者がそれぞれ所望する種類の臭気をそれぞれ分析可能な臭気分析サービス提供用プラットフォームを提供する。すなわち、臭気分析サービス提供事業者毎に、臭気分析サービス提供事業者が所望する種類の臭気を分析するためのアルゴリズムを記憶しておき、所定の臭気センサ端末1から臭気データを受信すると、当該所定の臭気センサ端末1の臭気センサIDに対応する事業者IDを特定し、特定した事業者IDに対応するアルゴリズムを用いて臭気データを分析して、当該事業者IDの臭気分析サービス提供事業者へ提供する。以降、本実施形態では、当該臭気分析サービス提供用プラットフォームを構成するシステムを臭気分析システムと称する。
<臭気分析システム>
図1は、本実施形態に係る臭気分析システム100の構成を示す図である。当該臭気分析システム100は、各エンドユーザがそれぞれ用いる複数の臭気センサ端末1と、臭気分析サービスを包括的に提供する1つ以上の臭気分析装置2と、各臭気分析サービス提供事業者がそれぞれ管理する複数のサーバ装置3と、を備えて構成される。臭気センサ端末1と、臭気分析装置2と、サーバ装置3とは、インターネット等の通信ネットワークNを介して相互通信可能に物理的及び電気的に接続されている。
図1は、本実施形態に係る臭気分析システム100の構成を示す図である。当該臭気分析システム100は、各エンドユーザがそれぞれ用いる複数の臭気センサ端末1と、臭気分析サービスを包括的に提供する1つ以上の臭気分析装置2と、各臭気分析サービス提供事業者がそれぞれ管理する複数のサーバ装置3と、を備えて構成される。臭気センサ端末1と、臭気分析装置2と、サーバ装置3とは、インターネット等の通信ネットワークNを介して相互通信可能に物理的及び電気的に接続されている。
<臭気センサ端末>
まず、臭気センサ端末1について説明する。臭気センサ端末1は、例えば、ユーザ宅内に設置した固定型の臭気センサ、又はユーザが所持して持ち運び可能な携帯型の臭気センサであり、コンピュータで構成される端末である。当該臭気センサ端末は、図1に示したように、主として、臭気検出部11と、臭気測定データ生成部12と、臭気測定データ送信部13と、を備えて構成される。
まず、臭気センサ端末1について説明する。臭気センサ端末1は、例えば、ユーザ宅内に設置した固定型の臭気センサ、又はユーザが所持して持ち運び可能な携帯型の臭気センサであり、コンピュータで構成される端末である。当該臭気センサ端末は、図1に示したように、主として、臭気検出部11と、臭気測定データ生成部12と、臭気測定データ送信部13と、を備えて構成される。
臭気検出部11は、動物の尿やガス機器から漏れたガス等の臭気を検出する機能を備える。当該機能を備える臭気センサであれば、任意の臭気センサを利用可能である。本実施形態では、感応膜を用いて臭気の変化を検出する臭気センサを用いる。当該臭気センサは、臭気の種類に対応する複数の感応膜を備え、所定の感応膜に付着した臭気分子の付着度合いを検出することで所定臭気の変化(ニオイの変化)を検出する。
臭気測定データ生成部12は、臭気検出部11が検出した臭気データ(例えば、各感応膜での臭気分子の付着量、つまり、ニオイの変化量)を受け取り、臭気センサ端末1の臭気センサIDを付与して、臭気データ及び臭気センサIDを含む臭気測定データを生成する機能を備える。
臭気測定データ送信部13は、臭気測定データ生成部12が生成した臭気測定データを、通信ネットワークNを介して臭気分析装置2へ送信する機能を備える。
上記臭気センサ端末1は、例えば、既存の臭気センサと、当該臭気センサと通信可能なコンピュータと、を組み合わせることで実現可能である。その他、臭気センサ端末1は、撮像装置等を更に備えてもよい。この場合、トイレで用を足している最中の動物を撮像装置で撮影し、当該動物又は撮像画像に対して一意の固体IDを付与して、当該固体ID及び撮像画像を臭気測定データに含めて送信する。臭気分析装置2では、異なるタイミングで複数の臭気測定データを受信した場合でも、画像解析等を行うことで分析対象を識別・特定可能となる。
<臭気分析装置>
次に、臭気分析装置2について説明する。臭気分析装置2は、各臭気分析サービス事象者がそれぞれ所望する種類の臭気をそれぞれ分析し、当該分析結果を各臭気分析サービス提供事業者へそれぞれ提供するサーバ装置である。当該臭気分析装置2は、図1に示したように、主として、臭気測定データ受信部21と、臭気測定データ解析部22と、臭気データ分析部23と、分析結果送信部24と、分析結果格納部25と、アルゴリズム記憶部26と、ユーザ情報管理部27と、を備えて構成される。
次に、臭気分析装置2について説明する。臭気分析装置2は、各臭気分析サービス事象者がそれぞれ所望する種類の臭気をそれぞれ分析し、当該分析結果を各臭気分析サービス提供事業者へそれぞれ提供するサーバ装置である。当該臭気分析装置2は、図1に示したように、主として、臭気測定データ受信部21と、臭気測定データ解析部22と、臭気データ分析部23と、分析結果送信部24と、分析結果格納部25と、アルゴリズム記憶部26と、ユーザ情報管理部27と、を備えて構成される。
アルゴリズム記憶部26は、臭気を分析するために用いるアルゴリズムを記憶管理する機能を備える。例えば、アルゴリズム記憶部26は、臭気分析サービス提供事業者の事業者ID毎に、臭気分析サービス提供事業者が所望する種類の臭気を分析するためのアルゴリズムと、当該アルゴリズムのアルゴリズムIDと、を関連付けて記憶しておく。アルゴリズムとは、例えば、猫の尿の臭気を分析するためのアルゴリズム、ガスの臭気を分析するためのアルゴリズム等である。
なお、アルゴリズムの内容は、任意である。例えば、猫の尿の臭気をもとに猫の健康状態(例えば、腎臓病等の有無)の傾向を予め学習した学習済みデータを用いる。その他、猫の尿の臭気の変化が過大であることを判別するための第1閾値、猫の尿の回数が過大であることを判別するための第2閾値等を用いる。
ユーザ情報管理部27は、臭気の分析結果を送信するために必要な臭気分析サービス事象者に係るユーザ情報を記憶管理する機能を備える。例えば、ユーザ情報管理部27は、図2に示すように、臭気センサ端末1の臭気センサIDと、当該臭気センサ端末1が検出した臭気を分析するためのアルゴリズムのアルゴリズムIDと、当該臭気センサ端末1が検出した臭気の分析結果を通知する通知先である臭気分析サービス提供事業者の事業者IDと、当該臭気分析サービス提供事業者のサーバ装置3が位置するURLを示す送信先情報と、プッシュ通知の有無と、イベント通知の有無と、イベント通知条件と、を対応付けてユーザ情報として記憶管理する。
臭気測定データ受信部21は、通信ネットワークNを介して、臭気センサ端末1から送信された臭気測定データを受信する機能を備える。
臭気測定データ解析部22は、受信した臭気測定データから、臭気センサ端末1の臭気センサIDと、臭気センサ端末1が検出した分析対象の臭気データと、を抽出する機能を備える。臭気測定データに固体ID及び撮像画像も含まれている場合、臭気測定データ解析部22は、当該固体ID及び撮像画像も抽出する。
臭気データ分析部23は、抽出した臭気センサIDに対応する事業者ID又はアルゴリズムIDをユーザ情報より特定し、特定した事業者ID又はアルゴリズムIDに対応するアルゴリズムをアルゴリズム記憶部26から読み出して、当該アルゴリズムを用いて、抽出した臭気データを分析する機能を備える。
分析結果送信部24は、臭気データの分析結果及び臭気センサIDを含む分析結果データを、上記特定していた事業者IDの臭気分析サービス提供事業者のサーバ装置3へ送信する機能を備える。
分析結果格納部25は、臭気データ分析部23が行った臭気データの分析結果を、分析結果データに読み出し可能に格納する機能を備える。
上記臭気分析装置2は、CPU、メモリ、入出力インタフェース(マウス、キーボード)、通信インタフェース、モニタ等を備えたコンピュータで実現可能である。また、当該コンピュータを臭気分析装置2として機能させるためのプログラム、当該プログラムの記憶媒体を作成することも可能である。
<サーバ装置>
次に、サーバ装置3について説明する。サーバ装置3は、臭気分析サービス事象者が備えるサーバ装置である。当該サーバ装置3は、通信ネットワークNを介して、臭気分析装置2から臭気データの分析結果データを受信し、臭気データの分析結果を臭気センサIDに関連付けてモニタ画面に表示する機能を備える。また、当該サーバ装置3は、通信ネットワークNを介して、当該臭気センサIDの臭気センサ端末1へ臭気データの分析結果データを送信する機能を備える。サーバ装置3は、分析結果データを送受信するにすぎないので、パソコン装置やタブレット端末等でも実現可能である。
次に、サーバ装置3について説明する。サーバ装置3は、臭気分析サービス事象者が備えるサーバ装置である。当該サーバ装置3は、通信ネットワークNを介して、臭気分析装置2から臭気データの分析結果データを受信し、臭気データの分析結果を臭気センサIDに関連付けてモニタ画面に表示する機能を備える。また、当該サーバ装置3は、通信ネットワークNを介して、当該臭気センサIDの臭気センサ端末1へ臭気データの分析結果データを送信する機能を備える。サーバ装置3は、分析結果データを送受信するにすぎないので、パソコン装置やタブレット端末等でも実現可能である。
<臭気分析システムの動作>
次に、臭気分析システム100の動作について説明する。まず、臭気センサ端末1の動作を説明し、続いて、臭気分析装置2の動作を説明する。以降、猫の尿の臭気を分析する例を説明する。猫は、常に決まった場所で用を足し、他の場所では用を足さないという特性があるため、対象猫の判別や健康状態を比較的正確に管理し易い。
次に、臭気分析システム100の動作について説明する。まず、臭気センサ端末1の動作を説明し、続いて、臭気分析装置2の動作を説明する。以降、猫の尿の臭気を分析する例を説明する。猫は、常に決まった場所で用を足し、他の場所では用を足さないという特性があるため、対象猫の判別や健康状態を比較的正確に管理し易い。
<臭気センサ端末の動作>
図3は、臭気センサ端末1で行う臭気検出方法の処理フローを示す図である。
図3は、臭気センサ端末1で行う臭気検出方法の処理フローを示す図である。
ステップS101;
まず、対象猫のトイレ周辺に臭気センサ端末1を設置し、当該対象猫が当該トイレで用を足すと、臭気検出部11は、当該対象猫の尿の臭気を検出する。具体的には、臭気検出部11は、複数の感応膜のうち所定感応膜に付着した臭気分子の付着量を臭気データとして出力する。なお、臭気検出部11は、猫の尿の臭気以外の臭気も検出可能にするために種類の異なるより多くの感応膜を備えてもよいが、感応膜数の増加による臭気センサ端末1の高コスト化を抑制するため、猫の尿の臭気のみを検出可能な少なくとも1つ以上の感応膜のみに限定することが好ましい。
まず、対象猫のトイレ周辺に臭気センサ端末1を設置し、当該対象猫が当該トイレで用を足すと、臭気検出部11は、当該対象猫の尿の臭気を検出する。具体的には、臭気検出部11は、複数の感応膜のうち所定感応膜に付着した臭気分子の付着量を臭気データとして出力する。なお、臭気検出部11は、猫の尿の臭気以外の臭気も検出可能にするために種類の異なるより多くの感応膜を備えてもよいが、感応膜数の増加による臭気センサ端末1の高コスト化を抑制するため、猫の尿の臭気のみを検出可能な少なくとも1つ以上の感応膜のみに限定することが好ましい。
ステップS102;
次に、臭気測定データ生成部12は、臭気検出部11が検出した臭気データ(所定感応膜での臭気分子の付着量)に臭気センサ端末1の臭気センサIDを付与して、臭気データ及び臭気センサIDを含む臭気測定データを生成する。
次に、臭気測定データ生成部12は、臭気検出部11が検出した臭気データ(所定感応膜での臭気分子の付着量)に臭気センサ端末1の臭気センサIDを付与して、臭気データ及び臭気センサIDを含む臭気測定データを生成する。
ステップS103;
最後に、臭気測定データ送信部13は、生成した臭気測定データを、通信ネットワークNを介して臭気分析装置2へ送信する。
最後に、臭気測定データ送信部13は、生成した臭気測定データを、通信ネットワークNを介して臭気分析装置2へ送信する。
以上が臭気センサ端末1の動作である。臭気センサ端末1は、猫の尿の臭気を検出する毎に、上記ステップS101〜S103を繰り返し実行する。これにより、臭気分析装置2は、猫が用を足す毎に、当該猫の尿の臭気データから猫の健康状態、尿のニオイの変化、一定期間あたりの尿の回数等を分析可能となる。
<臭気分析装置の動作>
図4は、臭気分析装置2で行う臭気分析方法の処理フローを示す図である。
図4は、臭気分析装置2で行う臭気分析方法の処理フローを示す図である。
ステップS201;
臭気分析装置2において、臭気測定データ受信部21は、通信ネットワークNを介して、所定の臭気センサ端末1から送信された臭気測定データを受信する。
臭気分析装置2において、臭気測定データ受信部21は、通信ネットワークNを介して、所定の臭気センサ端末1から送信された臭気測定データを受信する。
ステップS202;
次に、臭気測定データ解析部22は、受信した臭気測定データから、上記所定の臭気センサ端末1の臭気センサIDと、上記所定の臭気センサ端末1が検出した分析対象の臭気データと、を抽出する。また、臭気データ分析部23は、図2に示したユーザ情報より、抽出した臭気センサIDに対応するアルゴリズムID、事業者ID、送信先情報、プッシュ通知情報、イベント通知情報、イベント通知条件情報を特定し、特定したアルゴリズムID又は事業者IDに対応するアルゴリズムをアルゴリズム記憶部26から取得する。このとき、臭気データ分析部23は、特定したアルゴリズムID及び事業者IDを、抽出していた臭気センサIDに関連付けて、図5に示す分析結果データに格納するとともに、現時の時刻を測定時刻とし、抽出していた臭気データをセンサ出力値として更に格納する。
次に、臭気測定データ解析部22は、受信した臭気測定データから、上記所定の臭気センサ端末1の臭気センサIDと、上記所定の臭気センサ端末1が検出した分析対象の臭気データと、を抽出する。また、臭気データ分析部23は、図2に示したユーザ情報より、抽出した臭気センサIDに対応するアルゴリズムID、事業者ID、送信先情報、プッシュ通知情報、イベント通知情報、イベント通知条件情報を特定し、特定したアルゴリズムID又は事業者IDに対応するアルゴリズムをアルゴリズム記憶部26から取得する。このとき、臭気データ分析部23は、特定したアルゴリズムID及び事業者IDを、抽出していた臭気センサIDに関連付けて、図5に示す分析結果データに格納するとともに、現時の時刻を測定時刻とし、抽出していた臭気データをセンサ出力値として更に格納する。
ステップS203;
次に、臭気データ分析部23は、取得したアルゴリズムを用いて、分析対象の臭気データ(臭気センサ端末1の所定感応膜で検出された臭気分子の付着量)を臭気の意味情報に変換する分析処理を行う。
次に、臭気データ分析部23は、取得したアルゴリズムを用いて、分析対象の臭気データ(臭気センサ端末1の所定感応膜で検出された臭気分子の付着量)を臭気の意味情報に変換する分析処理を行う。
例えば、臭気データ分析部23は、学習済みデータを用いて臭気データを分析する。当該学習済みデータには、猫の尿の臭気に含まれる各種類の臭気分子について、各種類の臭気分子の付着量や臭気分子の組み合わせに応じた猫の健康状態(例えば、腎臓病の有無)が予め学習されている。例えば、N種ある臭気分子(=N個の感応膜。Nは自然数)のうち、1つ目の臭気分子の付着量を横軸とし、2つ目の臭気分子の付着量を縦軸とした、2つの臭気分子データ間の関連性を特定するための散布図に、学習済みデータ生成時に用いた当該2つの臭気分子の付着量をプロットするとともに、当該散布図内で所定領域では健康、不健康等といった猫の健康状態の傾向を示す領域(例えば、腎臓病ありを示す領域と腎臓病なしを示す領域)を予め定義しておく。そして、臭気データ分析部23は、臭気センサ端末1から受信していた分析対象の臭気データを当該学習済みデータである散布図に照らし合わせ、当該臭気データに含まれる臭気分子の付着量がどの領域に該当するかを特定することで、対象猫の健康状態を取得する。つまり、ここでは、臭気データ分析部23は、臭気センサ端末1の所定感応膜で検出した臭気分子の付着量を猫の健康状態に変換している。
また、臭気データ分析部23は、図6(a)に示すように、臭気分子の付着量(ニオイの変化量)が上記第1閾値以上の場合、「要注意」の健康状態と特定する。その他、臭気データ分析部23は、臭気測定データの受信回数を尿回数とみなし、臭気測定データを受信する毎に尿回数を算出して、図6(b)に示すように、1日あたりの尿回数が上記第2閾値以上の場合、「要注意」の健康状態と特定する。
その後、臭気データ分析部23は、臭気データの分析結果を図6に示した分析結果データの結果値欄に格納する。
ステップS204;
最後に、分析結果送信部24は、ステップS202で特定していたプッシュ通知情報、イベント通知情報、イベント通知条件情報の各設定内容に基づき、臭気データの分析結果を当該臭気データに係る臭気センサIDと共に、分析結果データとして、ステップS202で特定していた事業者IDの臭気分析サービス提供事業者のサーバ装置3へ送信する。例えば、分析結果送信部24は、「健康度:要注意です。尿のニオイ:以前に比べてニオイの変化が大きいです。尿の回数:以前に比べて1日の回数が多くなっています。」という分析結果を送信する。
最後に、分析結果送信部24は、ステップS202で特定していたプッシュ通知情報、イベント通知情報、イベント通知条件情報の各設定内容に基づき、臭気データの分析結果を当該臭気データに係る臭気センサIDと共に、分析結果データとして、ステップS202で特定していた事業者IDの臭気分析サービス提供事業者のサーバ装置3へ送信する。例えば、分析結果送信部24は、「健康度:要注意です。尿のニオイ:以前に比べてニオイの変化が大きいです。尿の回数:以前に比べて1日の回数が多くなっています。」という分析結果を送信する。
その後、臭気分析サービス提供事業者のサーバ装置3は、受信した分析結果データを上記臭気センサIDの臭気センサ端末1へ送信する。
以上が臭気分析装置2の動作である。臭気分析装置2は、臭気センサ端末1から臭気測定データが送信される毎に、上記ステップS201〜S204を繰り返し実行する。これにより、臭気分析サービス提供事業者にとって、所望する種類の臭気を分析可能な臭気分析装置を自ら開発する手間が不要となるので、臭気分析サービスの提供を簡便に実施可能にすることができる。
なお、本実施形態では、臭気測定データに臭気センサIDを含める場合を例に説明したが、臭気センサ端末1の使用ユーザを識別するユーザIDを更に含めてもよい。例えば、臭気センサ端末1は、臭気センサ端末1の使用ユーザに対応付けられるユーザIDを記憶しておき、当該ユーザIDを臭気測定データに更に含めて臭気分析装置2へ送信する。臭気分析装置2は、ユーザ情報にユーザIDを更に関連付けて管理し、臭気センサIDとユーザIDの組み合わせよりアルゴリズムID等を特定する。そして、臭気分析装置2は、ユーザIDを更に含めた分析結果データを臭気分析サービス提供事業者のサーバ装置3へ送信する。分析結果データにユーザIDが含まれているので、臭気分析サービス提供事業者は、分析結果データの送信先である臭気センサ端末1のユーザを容易に特定することができる。
以上より、本実施形態によれば、臭気分析装置2が、臭気分析サービス提供事業者の事業者ID毎に、臭気分析サービス提供事業者が所望する種類の臭気を分析するためのアルゴリズムを記憶しておくアルゴリズム記憶部26と、臭気センサ端末1の臭気センサIDと、臭気センサ端末1が検出した臭気の分析結果を通知する通知先である臭気分析サービス提供事業者の事業者IDと、を対応付けたユーザ情報を記憶しておくユーザ情報管理部27と、所定の臭気センサ端末1から臭気測定データを受信する臭気測定データ受信部21と、臭気測定データから、所定の臭気センサ端末1の臭気センサIDと、所定の臭気センサ端末1が検出した臭気データと、を抽出する臭気測定データ解析部22と、抽出した臭気センサIDに対応する事業者IDをユーザ情報より特定し、特定した事業者IDに対応するアルゴリズムを用いて、抽出した臭気データを分析する臭気データ分析部23と、当該臭気データの分析結果を、特定した事業者IDの臭気分析サービス提供事業者のサーバ装置へ送信する分析結果送信部24と、を備えるので、臭気分析サービスの提供を簡便に実施可能にすることができる。
1…臭気センサ端末
11…臭気検出部
12…臭気測定データ生成部
13…臭気測定データ送信部
2…臭気分析装置
21…臭気測定データ受信部
22…臭気測定データ解析部
23…臭気データ分析部
24…分析結果送信部
25…分析結果格納部
26…アルゴリズム記憶部
27…ユーザ情報管理部
3…サーバ装置
100…臭気分析システム
11…臭気検出部
12…臭気測定データ生成部
13…臭気測定データ送信部
2…臭気分析装置
21…臭気測定データ受信部
22…臭気測定データ解析部
23…臭気データ分析部
24…分析結果送信部
25…分析結果格納部
26…アルゴリズム記憶部
27…ユーザ情報管理部
3…サーバ装置
100…臭気分析システム
Claims (2)
- 臭気分析サービス提供事業者の事業者ID毎に、臭気分析サービス提供事業者が所望する種類の臭気を分析するためのアルゴリズムを記憶しておく記憶部と、
臭気センサ端末の臭気センサIDと、前記臭気センサ端末が検出した臭気の分析結果を通知する通知先である臭気分析サービス提供事業者の事業者IDと、を対応付けたユーザ情報を記憶しておく管理部と、
所定の臭気センサ端末から臭気測定データを受信する受信部と、
前記臭気測定データから、前記所定の臭気センサ端末の臭気センサIDと、前記所定の臭気センサ端末が検出した臭気データと、を抽出する解析部と、
抽出した臭気センサIDに対応する事業者IDを前記ユーザ情報より特定し、特定した事業者IDに対応するアルゴリズムを用いて、抽出した臭気データを分析する分析部と、
当該臭気データの分析結果を、特定した事業者IDの臭気分析サービス提供事業者のサーバ装置へ送信する送信部と、
を備えることを特徴とする臭気分析装置。 - 前記分析部は、
猫の尿の臭気データから猫の健康状態を分析することを特徴とする請求項1に記載の臭気分析装置。
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2019-01-11 JP JP2019003184A patent/JP2020113027A/ja active Pending
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