JP2020112863A - 立地評価プログラム、立地評価方法及び立地評価装置 - Google Patents

立地評価プログラム、立地評価方法及び立地評価装置 Download PDF

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Abstract

【課題】道路ネットワークの変化による影響を含めた立地評価を実現すること。【解決手段】立地評価プログラムは、地点の指定と、第1の道路ネットワークに追加するリンク及び/又は第1の道路ネットワークから削除するリンクの指定を受け付け、第1の道路ネットワークに基づいて車両ごとに時間、位置および速度が対応付けられた走行実績データから生成される第1のリンク走行データを用いて、指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第1の到達圏を算出し、指定を受け付けたリンクに応じて第1の道路ネットワークが更新された第2の道路ネットワークに基づいて走行実績データから生成される第2のリンク走行データを用いて、指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第2の到達圏を算出し、第1の到達圏および第2の到達圏に基づいて前記指定を受け付けた地点に関する立地評価を出力する、処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図2

Description

本発明は、立地評価プログラム、立地評価方法及び立地評価装置に関する。
不動産の立地は、不動産の価格だけでは正しく評価できない側面がある。例えば、新たな物流センタを開発する際の立地評価は、物流センタを取り巻く道路の事情に左右される。このようなことから、物流不動産向け情報サービスの1つとして、指定の地点から所定時間内に車両が到達することができる到達圏の広さなどを可視化する技術が提案されている。
島田 孝司、竹内 新一 「商用車プローブデータを用いた貨物車の使われ方及びOD分析」 2017年7月31日
しかしながら、上記の技術は、現状の道路ネットワークに基づいて到達圏等の評価を行うものに過ぎないので、道路ネットワークの変化による影響を含めた立地評価を行うことができない。
1つの側面では、本発明は、道路ネットワークの変化による影響を含めた立地評価を実現できる立地評価プログラム、立地評価方法及び立地評価装置を提供することを目的とする。
一態様では、立地評価プログラムは、地点の指定と、第1の道路ネットワークに追加するリンク及び/又は前記第1の道路ネットワークから削除するリンクの指定を受け付け、前記第1の道路ネットワークに基づいて車両ごとに時間、位置および速度が対応付けられた走行実績データから生成される第1のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第1の到達圏を算出し、前記指定を受け付けたリンクに応じて前記第1の道路ネットワークが更新された第2の道路ネットワークに基づいて前記走行実績データから生成される第2のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第2の到達圏を算出し、前記第1の到達圏および前記第2の到達圏に基づいて前記指定を受け付けた地点に関する立地評価を出力する、処理をコンピュータに実行させる。
道路ネットワークの変化による影響を含めた立地評価を実現できる。
図1は、実施例1に係る立地評価装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、表示画面の一例を示す図である。 図3は、メッシュの一例を示す図である。 図4は、ODデータの一例を示す図である。 図5は、拡大係数データの一例を示す図である。 図6は、拡大ODデータの一例を示す図である。 図7は、走行経路の一例を示す図である。 図8は、走行経路の一例を示す図である。 図9は、リンク走行データの一例を示す図である。 図10は、表示画面の一例を示す図である。 図11は、表示画面の一例を示す図である。 図12は、評価表の一例を示す図である。 図13は、評価表の一例を示す図である。 図14は、実施例1に係る立地評価処理の手順を示すフローチャートである。 図15は、評価表の応用例を示す図である。 図16は、実施例1及び実施例2に係る立地評価プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照して本願に係る立地評価プログラム、立地評価方法及び立地評価装置について説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[システム構成]
図1は、実施例1に係る立地評価装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示す立地評価装置10は、道路ネットワークの変化による影響を含めた立地評価を実現する立地評価サービスをユーザ端末30に提供するものである。
ここで、以下では、あくまで立地評価のユースケースの一例として、物流センタの開発地点の選定を支援する場合を例に挙げるが、立地評価の適用範囲は物流施設の開発時に限定さない。例えば、マルチテナント型の物流センタにテナントを誘致する側面から荷主等のテナントの入居希望者による物流拠点の選定を支援するユースケースにも、既設の物流センタに同様の立地評価を適用することができる。
立地評価装置10は、上記の立地評価サービスを提供するコンピュータである。ここでは、あくまで一例として、上記の立地評価サービスをユーザ端末30に提供するサーバ装置を例に挙げるが、これは機能を分類する上で付与されたラベルであり、そのハードウェア構成や導入されるソフトウェアの種類は限定されない。
一実施形態として、立地評価装置10は、パッケージソフトウェア又はオンラインソフトウェアとして、上記の立地評価サービスに対応する機能を実現する立地評価プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、立地評価装置10は、上記の立地評価サービスを提供するサーバとしてオンプレミスに実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって上記の立地評価サービスを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。
ユーザ端末30は、上記の立地評価サービスの提供を受けるクライアントの一例に対応するコンピュータである。例えば、ユーザ端末30には、デスクトップ型またはラップトップ型のパーソナルコンピュータなどが対応する。これはあくまで一例であり、ユーザ端末30は、携帯端末装置やウェアラブル端末などの任意のコンピュータであってかまわない。
これら立地評価装置10およびユーザ端末30の間は、所定のネットワークNWを介して相互に通信可能に接続される。このようなネットワークNWは、有線または無線を問わず、インターネットやLAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網であってかまわない。
[課題の一側面]
上記の背景技術の欄で説明した通り、物流不動産向け情報サービスの1つとして、指定の地点から所定時間内で車両が到達することができる到達圏の広さなどを可視化する技術が提案されている。
しかしながら、上記の物流不動産向け情報サービスは、現状の道路ネットワークに基づいて到達圏等の評価を行うものに過ぎないので、道路ネットワークの変化による影響を含めた立地評価を行うことができない。
例えば、冠水や浸水、地震、土砂崩れなどの災害が発生することにより、道路ネットワークのうち一部の道路が寸断する場合がある。この場合、上記の到達圏にも影響が生じ、道路が寸断されてない場合に比べて到達圏が狭まる。このとき、到達圏の狭まりが小さい立地と、到達圏の狭まりが大きい立地とでは、道路ネットワークの強靱性という一面で評価に差が生まれる。この道路ネットワークの強靱性は、事業継続計画、いわゆるBCP(Business Continuity Planning)を策定する側面からも有用な評価指標である。
このような一面があるにもかかわらず、現状の物流不動産向け情報サービスでは、サービス利用時点の道路ネットワークに基づく到達圏を基準とする立地評価しか行うことができない。それ故、現状の物流不動産向け情報サービスでは、道路ネットワークの強靱性が低い立地が過大評価されたり、あるいは道路ネットワークの強靱性が高い立地が過小評価されたりする場合がある。
[課題解決のアプローチの一側面]
そこで、本実施例に係る立地評価装置10は、地点の指定と共に寸断道路または開通道路の指定を受け付ける。そして、立地評価装置10は、第1の道路ネットワークに基づいて指定の地点から所定時間内で車両が到達することができる第1の到達圏を算出する。これに加えて、立地評価装置10は、寸断道路または開通道路の指定に応じて更新された第2の道路ネットワークに基づいて指定の地点から所定時間内で車両が到達することができる第2の到達圏をさらに算出する。例えば、第1の到達圏の算出には、車両の位置および速度を含む走行実績データから第1の道路ネットワークに基づいてリンク単位の平均走行時間または平均走行速度を算出することにより第1のリンク走行データを生成し、これを用いる。また、第2の到達圏の算出には、上記の走行実績データから寸断道路又は開通道路の指定に応じて更新された第2の道路ネットワークに基づいてリンク単位の平均走行時間又は平均走行速度を算出することにより第2のリンク走行データを生成し、これを用いる。その上で、立地評価装置10は、第1の到達圏および第2の到達圏に基づいて指定の地点に関する評価を出力する。
図2は、表示画面の一例を示す図である。図2には、立地評価の対象とする地点の一例として、ユーザ端末30から地点P1が指定された例が示されている。さらに、図2には、寸断道路の指定方法の一例として、地図上に太線で示された幹線道路r1及びr2と、地図上に細線で示された幹線道路以外の道路とを含む道路ネットワークのうち、交通が寸断するポイントPshreddedの指定を受け付けた例が示されている。
図2に示すように、ユーザ端末30には、寸断無し時に対応する第1の道路ネットワークに基づいて算出された第1の到達圏E1の外形に対応するシルエットが地点P1を含む地図上に破線で表示されている。このような第1の到達圏E1の表示と共に、ユーザ端末30には、寸断ポイントPshreddedで幹線道路r1が寸断する更新が行われた第2の道路ネットワークに基づいて算出された第2の到達圏E2が地点P1を含む地図上にハッチングで表示されている。
これら第1の到達圏E1および第2の到達圏E2の表示により、地点P1が有する道路ネットワークの強靱性の評価を出力することができる。例えば、第1の到達圏E1に対する第2の到達圏E2の狭まりが小さいほど地点P1の道路ネットワークの強靱性が高いと判断することができる。また、第1の到達圏E1に対する第2の到達圏E2の狭まりが大きいほど地点P1の道路ネットワークの強靱性が低いと判断することができる。なお、図2には、あくまで一例として、第1の到達圏E1および第2の到達圏E2が地図上にマッピングされる例を挙げたが、両者の面積の比率などを表示させることとしてもかまわない。
さらに、図2には、特別積み合わせ、いわゆる定期便の集配所の他、メーカ等が有する主要な工場が物流拠点に関するランドマークLM1〜LM3としてマッピングされている。これらランドマークLM1〜LM3の表示も、道路ネットワークの強靱性の評価に資することができる。例えば、第1の到達圏E1に含まれるランドマークの数と、第2の到達圏E2に含まれるランドマークの数との差が少ないほど地点P1の道路ネットワークの強靱性が高いと判断することができる。また、第2の到達圏E2に含まれるランドマークの数が多いほど地点P1の道路ネットワークの強靱性が高いと判断することもできる。図2に示す例で言えば、幹線道路r1が寸断ポイントPshreddedで寸断する場合、ランドマークLM2及びLM3には所定時間内に到達することが困難であるが、ランドマークLM1には災害等が発生しても所定時間内に到達することが可能であることを識別できる。
したがって、本実施例に係る立地評価装置10によれば、道路ネットワークの変化による影響を含めた立地評価を実現することが可能になる。
[立地評価装置10の構成]
図1に示すように、立地評価装置10は、通信I/F(InterFace)部11と、記憶部13と、制御部15とを有する。図1には、データの授受の関係を表す実線が示されているが、説明の便宜上、最小限の部分について示されているに過ぎない。すなわち、各処理部に関するデータの入出力は、図示の例に限定されず、図示以外のデータの入出力、例えば処理部及び処理部の間、処理部及びデータの間、並びに、処理部及び外部装置の間のデータの入出力が行われることとしてもかまわない。
通信I/F部11は、他の装置、例えばユーザ端末30などとの間で通信制御を行うインタフェースである。
一実施形態として、通信I/F部11には、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどが対応する。例えば、通信I/F部11は、ユーザ端末30から立地評価のリクエストを受け付けたり、立地評価の結果をユーザ端末30へ出力したりする。
記憶部13は、制御部15で実行されるOS(Operating System)を始め、上記の立地評価プログラム、例えばアプリケーションプログラムやミドルウェアなどの各種プログラムに用いられるデータを記憶する機能部である。
一実施形態として、記憶部13は、立地評価装置10における補助記憶装置として実装することができる。例えば、記憶部13には、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスクやSSD(Solid State Drive)などを採用できる。なお、記憶部13は、必ずしも補助記憶装置として実装されずともよく、立地評価装置10における主記憶装置として実装することもできる。この場合、記憶部13には、各種の半導体メモリ素子、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリを採用できる。
記憶部13は、制御部15で実行されるプログラムに用いられるデータの一例として、道路ネットワークデータ13Aと、走行実績データ13Bと、拡大係数データ13Cとを有する。さらに、記憶部13は、第1のリンク走行データ13L1と、第2のリンク走行データ13L2と、評価項目データ13Dとを記憶する。これらのデータ以外にも、記憶部13には、他の電子データが記憶されることとしてもかまわない。例えば、記憶部13は、上記の立地評価サービスが加入者のみに提供される場合、上記の立地評価サービスの加入者であるユーザに付与されたアカウント情報なども併せて記憶することもできる。なお、記憶部13に記憶される各データの説明は、各データの参照または生成を行う制御部15の説明と合わせて行うこととする。
制御部15は、立地評価装置10の全体制御を行う処理部である。
一実施形態として、制御部15は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などのハードウェアプロセッサにより実装することができる。ここでは、プロセッサの一例として、CPUやMPUを例示したが、汎用型および特化型を問わず、任意のプロセッサ、例えばGPU(Graphics Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)の他、DLU(Deep Learning Unit)やGPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Units)により実装することができる。この他、制御部15は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによって実現されることとしてもかまわない。
制御部15は、図示しない主記憶装置として実装されるRAMのワークエリア上に、上記の立地評価プログラムを展開することにより、下記の処理部を仮想的に実現する。
図1に示すように、制御部15は、受付部15Aと、更新部15Bと、生成部15Cと、算出部15Dと、出力部15Eとを有する。
受付部15Aは、立地評価に関する各種の条件の指定を受け付ける処理部である。例えば、受付部15Aは、ユーザ端末30から立地評価のリクエストを受け付けた場合、立地評価に関する条件として、立地評価の対象とする地点の指定、並びに、寸断道路または開通道路の指定を受け付ける。以下では、あくまで一例として、寸断道路の指定を受け付ける例を挙げて説明を行うこととし、開通道路が指定される例については別途後述する。
(1)地点の指定方法
例えば、受付部15Aは、ユーザ端末30に表示された地図上で1つの地点の指定をポインティングデバイスを介して受け付けることができる。より詳細には、受付部15Aは、地方、都道府県および市町村を選択するGUI(Graphical User Interface)コンポーネントを含む地点指定画面をユーザ端末30に表示させる。このようなGUIコンポーネントとして、地方、都道府県、市町村の順に選択を受け付けるプルダウンメニューを表示させる他、地方の地図、選択された地方に存在する都道府県の地図、選択された都道府県に存在する市町村の地図の順に各地図を表示させることもできる。これにより、立地評価の対象とする地点の所在位置が市町村レベルにまで絞り込まれる。その上で、受付部15Aは、地点指定画面で絞り込まれた市町村の中から立地評価をリクエストする地点の指定を受け付ける。このとき、物流センタのデベロッパーに上記の立地評価サービスを提供する場合、受付部15Aは、地点指定画面で絞り込まれた市町村において用地買収済みの建設候補地を選択肢として表示させることができる。また、物流センタのテナントへの加入を検討する荷主に上記の立地評価サービスを提供する場合、受付部15Aは、地点指定画面で絞り込まれた市町村で物流センタを有するデベロッパーを選択肢として表示させることができる。
なお、ここでは、地図上で地点の指定を受け付ける例を挙げたが、立地評価の対象とする地点の位置情報、例えば緯度および経度の座標や住所などを入力させることにより、地点の指定を受け付けることもできる。
(2)寸断道路の指定
例えば、受付部15Aは、指定の地点を含む地図にマッピングされた道路上で交通が寸断する寸断ポイントPshreddedの指定をポインティングデバイス等を介して手動で受け付けることができる。なお、ここでは、交通が寸断するポイントを受け付ける例を挙げたが、交通が寸断する範囲の指定を受け付けることとしてもかまわない。
このように手動で寸断道路の指定を受け付けることができる他、受付部15Aは、寸断道路の指定を自動で受け付けることもできる。例えば、土砂崩れや冠水、浸水、地震などのハザードマップを用いて、ハザードの多発地点に存在する道路を寸断道路として指定することができる。
より具体的には、受付部15Aは、所定の情報ソース、例えば気象庁により公開される災害、例えば土砂崩れのメッシュ情報に基づいて寸断道路を指定することができる。例えば、大雨警報等が発令された場合、地図が所定のサイズ、例えば5km×5kmの格子に区切られたメッシュごとに、当該メッシュにおける土砂崩れの危険度が所定のレベル、例えば5段階で公開される。このように公開されるメッシュ情報を逐次収集しておく。その上で、受付部15Aは、収集されたメッシュ情報を参照して、メッシュごとに当該メッシュで所定のレベル、例えばレベル3以上の土砂崩れの危険度が観測された頻度に基づいて寸断リスクを算出する。このようにメッシュごとに算出された寸断リスクを参照して、受付部15Aは、指定の地点から所定の距離、例えば30km以内に存在する幹線道路のうち寸断リスクが所定の閾値以上であるメッシュに存在する幹線道路又はその一部を寸断道路として指定できる。
更新部15Bは、第1の道路ネットワークを更新する処理部である。
ここで言う「第1の道路ネットワーク」とは、現状における道路ネットワークを指す。あくまで1つの側面として、第2の道路ネットワークと対比する場合、受付部15Aが指定を受け付けた寸断道路に応じて更新部15Bにより更新が行われる前の道路ネットワークに対応する。例えば、第1の道路ネットワークは、あくまで一例として、スタティックなデータとして記憶部13に保存される。
例えば、道路ネットワークデータ13Aは、道路網がノード及びリンクにより表現される。ここで言う「ノード」とは、道路上の特徴点を指し、交差点を始め、ジャンクション等の合流点、結節点や道路上の構造変化点なども含まれる。また、「リンク」とは、ノード間を接続する道路のことを指す。これらノード及びリンクには、各種の属性情報を対応付けることができる。例えば、ノード及びリンクには、政令等により設置が定められた信号機又は道路標識、例えば一時停止や速度制限などの有無を関連付けることができる。この他、リンクには、道路の名称や車線の数などを関連付けることができる。また、ノードには、交差点やジャンクション等の名称や立体交差の有無、工事の有無などが挙げられる。
このように記憶部13に道路ネットワークデータ13Aとして記憶された第1の道路ネットワークが受付部15Aにより指定が受け付けられた寸断道路に応じて更新される。例えば、更新部15Bは、立地評価のリクエストを受け付けた時点、言い換えれば寸断前に対応する第1の道路ネットワークに含まれるリンクのうち、受付部15Aが指定を受け付けた寸断道路に対応するリンクを削除する更新を行う。このような更新によって、第1の道路ネットワークから第2の道路ネットワークが生成される。
生成部15Cは、第1のリンク走行データ13L1および第2のリンク走行データ13L2を生成する処理部である。
ここで、「第1のリンク走行データ13L1」および「第2のリンク走行データ13L2」は、いずれも、リンクごとに当該リンクの平均走行時間または平均走行速度の少なくともいずれか1つが対応付けられたデータである。
このうち、第1のリンク走行データ13L1は、走行実績データ13Bから第1の道路ネットワークに基づいて生成される側面から、スタティックなデータとして事前に生成して記憶部13に保存しておくことができる。一方、第2のリンク走行データ13L2は、受付部15Aが指定を受け付けた寸断道路に応じて更新された第2の道路ネットワークに基づいて走行実績データ13Bから生成される側面がある。このため、第2のリンク走行データ13L2は、立地評価のリクエストを受け付ける度にダイナミックなデータとして生成される。
このことから、あくまで一例として、第1のリンク走行データ13L1は、事前に生成されて記憶部13に保存されている一方で、第2のリンク走行データ13L2は、立地評価のリクエストを受け付けた際に生成部15Cが生成することとして以下の説明を行う。
これら第1のリンク走行データ13L1および第2のリンク走行データ13L2の生成に用いられる走行実績データ13Bについて説明する。例えば、走行実績データ13Bは、上記の立地評価プログラムが実行される基盤として機能するプラットフォームにより、車両走行時のセンサデータが収集されるデータ、例えばビッグデータである。なお、上記のプラットフォームの実行主体は、立地評価装置10以外の外部コンピュータであってかまわない。
例えば、走行実績データ13Bは、デジタルタコグラフ、いわゆる運行記録計を搭載する商用車、例えばトラック等の走行時に測定された走行実績が収集されることにより得られる。ここでは、あくまで一例として、デジタルタコグラフの装着義務が課される貨物商用車を例に挙げたが、デジタコに類する運行監視装置、例えばドライブレコーダ等を搭載する任意の車両、すなわち自動車全般から収集される走行実績データを用いることができる。例えば、デジタルタコグラフの個体を識別する個体番号ごとに、時刻、位置および速度などが対応付けられた走行実績データがモバイルネットワーク等を介してプラットフォームへ収集される。
このような走行実績データ13Bを用いて、生成部15Cは、起点となる発地(Origin)および終点(Destination)となる着地の2つの地点ODの組合せごとに、発地を出発して着地に到着するトリップの数を集計することにより、ODデータを生成する。
ここで、発地Oおよび着地Dの識別には、地図上の領域が所定のサイズの矩形に区切られたメッシュを用いることができる。図3は、メッシュの一例を示す図である。図3には、あくまで一例として、標準地域メッシュとして定められた第2次メッシュ、例えば緯線方向および経線方向に約10kmのサイズで区切られたメッシュが示されている。図3に示す各メッシュには、メッシュを識別するメッシュコードが付与される。
さらに、トリップ数の集計は、走行実績データ13Bに含まれるデジタルタコグラフの個体番号ごとに、時刻、位置および速度の時系列データを所定の基準により分割することにより得られたトリップの単位で行われる。例えば、同一の地点で所定の時間、例えば5分間以上にわたって停止された時点を境界にして時系列データを分割することにより、時系列データがトリップ単位に分割される。ここでは、あくまで一例として、5分間以上の停止を分割の条件とする場合を例示したが、サービスエリアやパーキングエリアの停止は除外することとしてもかまわない。このように分割されたトリップごとに、トリップの起点が属するメッシュで識別される発地と、トリップの終点が属するメッシュで識別される着地との組合せに対応するエントリのトリップ数をインクリメントすることにより、ODデータを生成する。なお、トリップ数の集計は、時間帯、例えば1日が24時間で区切られた1時間単位、並びに、平日および休日の種別単位で区別して行うことができることも付言しておく。
図4は、ODデータの一例を示す図である。図4に示すように、ODデータには、あくまで一例として、発地メッシュ、着地メッシュ、発時間帯、種別およびトリップ数などの項目が対応付けられたデータを採用できる。ここで言う「発地メッシュ」とは、発地のメッシュコードを指し、「着地メッシュ」とは、着地のメッシュコードを指す。また、「発時間帯」とは、トリップの発地を出発する時間帯を指す。また、「種別」とは、トリップの発地を出発する時点が該当する平日および休日の種別を指す。
ここで、図3に示すメッシュM1のメッシュコードが「533913」であり、メッシュM2のメッシュコードが「533977」であるとする。この場合、図4に示す上から1番目および2番目のエントリには、メッシュM1を発地とし、かつメッシュM2を着地とするトリップの数が「発時間帯」および「種別」の区分別に集計される。例えば、図4に示す上から1番目のエントリには、メッシュM1を発地とし、かつメッシュM2を着地とするトリップのうち、起点が平日の7時台に該当するトリップの数が集計される。また、図4に示す上から2番目のエントリには、メッシュM1を発地とし、かつメッシュM2を着地とするトリップのうち、起点が平日の8時台に該当するトリップの数が集計される。また、図3に示すメッシュM3のメッシュコードが「533914」であり、メッシュM4のメッシュコードが「533936」であるとする。この場合、図4に示す上から3番目のエントリには、メッシュM3を発地とし、かつメッシュM4を着地とするトリップのうち、起点が平日の7時台に該当するトリップの数が集計される。さらに、図3に示すメッシュM5のメッシュコードが「533904」であり、メッシュM6のメッシュコードが「533907」であるとする。この場合、図4に示す上から4番目のエントリには、メッシュM5を発地とし、かつメッシュM6を着地とするトリップのうち、起点が平日の7時台に該当するトリップの数が集計される。このようにトリップ数が集計されることにより、図4に示すODデータが得られる。
このようにして得られたODデータは、記憶部13に記憶された拡大係数データ13Cに基づいて拡大される。図5は、拡大係数データ13Cの一例を示す図である。図5に示すように、拡大係数データ13Cには、あくまで一例として、発地メッシュおよび拡大係数が対応付けられたデータを採用できる。ここで言う「拡大係数」とは、トリップ数を拡大する係数を指す。図5に示す拡大係数データ13Cの例で言えば、ODデータのうち発地メッシュが「533913」であるエントリのトリップ数には、拡大係数「123」を乗算することが定められている。また、ODデータのうち発地メッシュが「533914」であるエントリのトリップ数には、拡大係数「123」を乗算することが定められている。さらに、ODデータのうち発地メッシュが「533904」であるエントリのトリップ数には、拡大係数「85」を乗算することが定められている。また、ODデータのうち発地メッシュが「533905」であるエントリのトリップ数には、拡大係数「213」を乗算することが定められている。
ここで、ODデータを拡大係数に基づいて拡大するのは、デジタルタコグラフを介して走行実績データ13Bとして得ることができた一部の貨物商用車に対応するトリップ数を貨物商用車全体の総量に近付ける側面から行われる。このような拡大係数は、一例として、物流センサスとして国土交通省等により公開されるトリップ数と、走行実績データから得られるトリップ数との対応関係に基づいて設定することができる。このようにODデータを拡大係数に基づいて拡大することにより、拡大ODデータが得られる。
図6は、拡大ODデータの一例を示す図である。図6には、図4に示すODデータが図5に示す拡大係数データ13Cに基づいて拡大された拡大ODデータが示されている。例えば、図4に示すODデータのうち上から1番目のエントリの発地メッシュは「533913」である。このため、1番目のエントリのトリップ数「520」には、図5に示す拡大係数データ13Cのうち上から1番目のエントリの拡大係数「123」が乗算される。このような拡大処理によって、図6に示す拡大ODデータの上から1番目のエントリに示された通り、トリップ数は「63960」に拡大される。
また、図4に示すODデータのうち上から2番目のエントリの発地メッシュも「533913」である。このため、2番目のエントリのトリップ数「213」にも、図5に示す拡大係数データ13Cのうち上から1番目のエントリの拡大係数「123」が乗算される。このような拡大処理によって、図6に示す拡大ODデータの上から2番目のエントリに示された通り、トリップ数は「26119」に拡大される。
また、図4に示すODデータのうち上から3番目のエントリの発地メッシュは「533914」である。このため、3番目のエントリのトリップ数「391」には、図5に示す拡大係数データ13Cのうち上から2番目のエントリの拡大係数「123」が乗算される。このような拡大処理によって、図6に示す拡大ODデータの上から3番目のエントリに示された通り、トリップ数は「33235」に拡大される。
また、図4に示すODデータのうち上から4番目のエントリの発地メッシュは「533904」である。このため、4番目のエントリのトリップ数「103」には、図5に示す拡大係数データ13Cのうち上から3番目のエントリの拡大係数「85」が乗算される。このような拡大処理によって、図6に示す拡大ODデータの上から4番目のエントリに示された通り、トリップ数は「21939」に拡大される。
このようにして得られた拡大ODデータのエントリごとに、生成部15Cは、当該エントリにおける発地から着地までの走行経路を作成する。ここで言う「走行経路」は、発地から着地までの最短ルートに限定されず、異なる地点を経由地とする分岐が含まれることを妨げない。このとき、生成部15Cは、第1のリンク走行データ13L1の生成時には第1の道路ネットワークを用いる一方で、第2のリンク走行データ13L2の生成時には第2の道路ネットワークを用いる。このように走行経路が作成された後、生成部15Cは、走行経路の発地から順に分岐ノードを探索し、分岐ノードが探索される度に当該分岐ノードに接続される各リンクにトリップ数を配分する。ここで、各リンクに配分するトリップ数は、各リンクにおける通行量または道幅の比率に基づいて配分される。例えば、通行量に基づいてトリップ数を配分する場合、拡大ODデータに含まれるエントリのうち発地Oおよび着地DのODの組合せのエントリでトリップ数の集計に用いられたトリップが分岐ノードに接続された各リンクを通行する比率に応じて配分される。また、複数のリンクが合流する合流ノードには、合流ノードに接続される着地側のリンクに合流ノードに発地側の各リンクのトリップ数の合計が割り当てられる。このように分岐ノードにおけるトリップ数の配分および合流ノードにおけるトリップ数の合計が行われることにより、走行経路に含まれるリンクごとに当該リンクの交通量が割り当てられる。
(A)第1のリンク走行データ
図7は、走行経路の一例を示す図である。図7には、発地Oから着地Dまでの走行経路が第1の道路ネットワークに基づいて作成された例が示されている。さらに、図7には、説明の便宜上、拡大ODデータに含まれるエントリのうち発地Oおよび着地DのODの組合せのエントリのトリップ数を「100」とし、これを分岐ノードで配分する例を説明する。
例えば、図7に示す走行経路の例で言えば、まず、発地Oに含まれるノードN0が分岐ノードとして探索される。ここで、分岐ノードN0に接続されるリンクL1およびリンクL2の通行量の比率が「2:3」であるとしたとき、リンクL1にはトリップ数「100」のうち「40」が配分される一方で、リンクL2にはトリップ数「100」のうち「60」が配分される。
続いて、リンクL2が有する着地側のノードN1が分岐ノードとして探索される。ここで、分岐ノードN1に接続されるリンクL3およびリンクL4の通行量の比率が「1:2」であるとしたとき、リンクL3には、リンクL2に配分されたトリップ数「60」のうち「20」が配分される。その一方で、リンクL4には、リンクL2に配分されたトリップ数「60」のうち「40」が配分される。
その後、リンクL1が有する着地側のノードN2が合流ノードとして探索される。この合流ノードN2では、リンクL1に配分されたトリップ数「40」と、リンクL3に配分されたトリップ数「20」が合計されたトリップ数「60」が合流ノードN2の着地側のリンクL5に割り当てられる。
次に、リンクL4が有する着地側のノードN3が分岐ノードとして探索される。ここで、分岐ノードN3に接続される発地側のリンクL6およびリンクL7の通行量の比率が「1:1」であるとしたとき、リンクL6及びリンクL7には、リンクL4に配分されたトリップ数「40」が半分ずつ、すなわち「20」ずつ配分される。
続いて、リンクL5が有する着地側のノードN4が合流ノードとして探索される。この合流ノードN4では、リンクL5に配分されたトリップ数「60」と、リンクL6に配分されたトリップ数「20」が合計されたトリップ数「80」が合流ノードN4の着地側のリンクL8に割り当てられる。
その後、リンクL8が有する着地側のノードN5が合流ノードとして探索される。この合流ノードN5では、リンクL8に配分されたトリップ数「80」と、リンクL7に配分されたトリップ数「20」が合計されたトリップ数「100」が合流ノードN5の着地側のリンクL9に割り当てられる。
このように、第1の道路ネットワークに基づいて作成された走行経路に含まれるリンクL1〜L9ごとに、トリップ数が通行量として割り当てられる。その後、拡大ODデータに含まれる全てのエントリ、すなわち全てのODの組合せごとに走行経路に含まれる各リンクに交通量を割り当てる処理を行う。これによって、第1の道路ネットワークのリンクごとにトリップ数が交通量として割り当てられた第1のシミュレーションデータが得られる。このような第1のシミュレーションデータに含まれるリンクごとに、当該リンクに交通量として割り当てられた各トリップの走行速度に所定の統計処理、例えば平均処理を行うことで、各リンクの平均走行速度が得られる。また、リンクの長さ、例えば全長をリンクの平均走行速度で除算することにより、各リンクの平均走行時間を求めることもできる。この結果、第1の道路ネットワークのリンクごとに当該リンクの平均走行時間または平均走行速度の少なくともいずれか1つが対応付けられた第1のリンク走行データ13L1が生成される。
(B)第2のリンク走行データ
図8は、走行経路の一例を示す図である。図8には、図7に示された発地Oおよび着地Dの組合せと同一の発地Oおよび着地Dの組合せに関する走行経路が示されている。さらに、図8には、第1の道路ネットワークから寸断道路の指定によりノードN0及びノードN2を結ぶ破線のリンクL1が削除された第2の道路ネットワークに基づいて発地Oから着地Dまでの走行経路が作成された例が示されている。さらに、図8においても、拡大ODデータに含まれるエントリのうち発地Oおよび着地DのODの組合せのエントリのトリップ数を「100」とし、これを分岐ノードで配分する例を説明する。
例えば、図8に示す走行経路の例で言えば、寸断道路の指定によりノードN0及びノードN2を結ぶ破線のリンクL1が削除されているので、発地Oに含まれるノードN0は分岐ノードとして探索されない。このため、リンクL2には、トリップ数「100」がそのまま配分される。
続いて、リンクL2が有する着地側のノードN1が分岐ノードとして探索される。ここで、分岐ノードN1に接続されるリンクL3およびリンクL4の通行量の比率が「1:2」であるとしたとき、リンクL3には、リンクL2に配分されたトリップ数「100」のうち「33≒(100×1÷3)」が配分される。その一方で、リンクL4には、リンクL2に配分されたトリップ数「100」のうち「67≒(100×2÷3)」が配分される。
ここで、寸断道路の指定によりノードN0及びノードN2を結ぶ破線のリンクL1が削除された影響により、ノードN2では分岐も合流も発生しない。このため、リンクL3に配分されたトリップ数「33」は、リンクL5にそのまま配分される。
次に、リンクL4が有する着地側のノードN3が分岐ノードとして探索される。ここで、分岐ノードN3に接続される発地側のリンクL6およびリンクL7の通行量の比率が「1:1」であるとしたとき、リンクL6及びリンクL7には、リンクL4に配分されたトリップ数「67」が半分ずつ、すなわち「33.5」ずつ配分される。
続いて、リンクL5が有する着地側のノードN4が合流ノードとして探索される。この合流ノードN4では、リンクL5に配分されたトリップ数「33」と、リンクL6に配分されたトリップ数「33.5」が合計されたトリップ数「66.5」が合流ノードN4の着地側のリンクL8に割り当てられる。
その後、リンクL8が有する着地側のノードN5が合流ノードとして探索される。この合流ノードN5では、リンクL8に配分されたトリップ数「66.5」と、リンクL7に配分されたトリップ数「33.5」が合計されたトリップ数「100」が合流ノードN5の着地側のリンクL9に割り当てられる。
このように、第2の道路ネットワークに基づいて作成された走行経路に含まれるリンクL2〜L9ごとに、トリップ数が通行量として割り当てられる。その後、拡大ODデータに含まれる全てのエントリ、すなわち全てのODの組合せごとに走行経路に含まれる各リンクに交通量を割り当てる処理を行う。これによって、第2の道路ネットワークのリンクごとにトリップ数が交通量として割り当てられた第2のシミュレーションデータが得られる。このような第2のシミュレーションデータに含まれるリンクごとに、当該リンクに交通量として割り当てられた各トリップの走行速度に所定の統計処理、例えば平均処理を行うことで、各リンクの平均走行速度が得られる。また、リンクの長さ、例えば全長をリンクの平均走行速度で除算することにより、各リンクの平均走行時間を求めることもできる。この結果、第2の道路ネットワークのリンクごとに当該リンクの平均走行時間または平均走行速度の少なくともいずれか1つが対応付けられた第2のリンク走行データ13L2が生成される。
このように、第1の道路ネットワークと第2の道路ネットワークの差分により各リンクに割り当てられるトリップ数に差が生じる。これが一因となって、第1のリンク走行データ13L1及び第2のリンク走行データ13L2の間では、同じリンクであっても平均走行時間または平均走行速度に差が生じるリンクが発生する。
図9は、リンク走行データの一例を示す図である。図9に示すように、第1のリンク走行データ及び第2のリンク走行データには、メッシュコード、リンクNo、時間帯、種別、トリップ数、距離(m)および平均走行時間(秒)が対応付けられたデータを採用できる。ここで言う「リンクNo」とは、第1の道路ネットワークまたは第2の道路ネットワーク内のリンクを識別する番号を指す。また、「距離」とは、リンクの距離、例えば全長を指す。
例えば、図9に示す上から1番目のエントリの例で言えば、リンクNo「01315098」で識別されるリンクの全長が350mであり、メッシュコード「533913」のメッシュに含まれることをコンピュータが識別することができる。さらに、平日の6時台のトリップ数が「83」であり、各トリップの走行時間が平均された平均走行時間が50秒であることをコンピュータが識別することができる。なお、図9に示す他のエントリにおいても、コンピュータが識別する値は異なれども識別できる内容の種類に変わりはない。
算出部15Dは、第1の到達圏および第2の到達圏を算出する処理部である。ここでは、寸断道路の指定を受け付ける例を挙げる側面から、第1の到達圏のことを「寸断無し時の到達圏」と記載し、第2の到達圏のことを「寸断時の到達圏」と記載する場合がある。
一実施形態として、算出部15Dは、寸断無し時の到達圏の算出には第1のリンク走行データ13L1を用いる一方で、寸断時の到達圏の算出には第2のリンク走行データ13L2を用いる。このように、寸断無し時の到達圏および寸断時の到達圏の間で算出に用いるリンク走行データに違いはあるが、その算出ロジックには変わりはない。例えば、算出部15Dは、受付部15Aにより指定が受付けられた地点を起点のノードとし、起点のノードに接続されるリンクから当該リンクに連なるリンクをリンクの平均走行時間の積算値が所定時間に達するまで探索する。その上で、算出部15Dは、上記の探索により得られたリンクの集合が地図上にプロットされた領域、例えば凸包を寸断無し時の到達圏および寸断時の到達圏として算出する。例えば、所定時間の一例として60分間が設定された場合、指定の地点から60分間で到達することができる60分到達圏が寸断無し時および寸断時の2つの局面ごとに算出される。さらに、所定時間を60分間、120分間と段階的に設定することにより、寸断無し時の60分到達圏および120分到達圏と、寸断時の60分到達圏および第2の120分到達圏とを算出することができる。
出力部15Eは、第1の到達圏および第2の到達圏に基づいて指定の地点に関する評価を出力する処理部である。
あくまで1つの側面として、出力部15Eは、寸断無し時の到達圏および寸断時の到達圏を比較可能な表示を指定の地点に関する評価として出力することができる。
図10は、表示画面の一例を示す図である。図10には、立地評価の対象とする地点の一例として、ユーザ端末30から地点P1が指定された例が示されている。さらに、図10には、寸断道路の指定方法の一例として、地図上に太線で示された幹線道路r1及びr2と、地図上に細線で示された幹線道路以外の道路とを含む道路ネットワークのうち、交通が寸断するポイントPshreddedの指定を受け付けた例が示されている。
図10に示すように、ユーザ端末30に表示される表示画面には、寸断無し時の到達圏に関する表示を行われる表示エリア210と、寸断時の到達圏に関する表示が行われる表示エリア220とが左右に並べて表示される。例えば、表示エリア210には、道路が寸断されていない状態で地点Pから60分間で到達することができる60分到達圏E1が表示される。一方、表示エリア220には、幹線道路r1が寸断ポイントPshreddedで寸断された状態で地点Pから60分間で到達することができる60分到達圏E2が表示される。
これら60分到達圏E1および60分到達圏E2の表示により、地点P1が有する道路ネットワークの強靱性の評価を出力することができる。例えば、60分到達圏E1に対する60分到達圏E2の狭まりが小さいほど地点P1の道路ネットワークの強靱性が高いと判断することができる。また、60分到達圏E1に対する60分到達圏E2の狭まりが大きいほど地点P1の道路ネットワークの強靱性が低いと判断することができる。
さらに、図10に示す表示エリア210及び表示エリア220には、特別積み合わせ、いわゆる定期便の集配所の他、メーカ等が有する主要な工場が物流拠点に関するランドマークLM1〜LM3としてマッピングされている。これらランドマークLM1〜LM3の表示も、道路ネットワークの強靱性の評価に資することができる。例えば、60分到達圏E1に含まれるランドマークの数と、60分到達圏E2に含まれるランドマークの数との差が少ないほど地点P1の道路ネットワークの強靱性が高いと判断することができる。また、60分到達圏E2に含まれるランドマークの数が多いほど地点P1の道路ネットワークの強靱性が高いと判断することもできる。図10に示す例で言えば、幹線道路r1が寸断ポイントPshreddedで寸断する場合、ランドマークLM2及びLM3には所定時間内に到達することが困難であるが、ランドマークLM1には災害等が発生しても所定時間内に到達することが可能であることを識別できる。
なお、図10には、あくまで一例として、60分到達圏E1および60分到達圏E2が地図上にマッピングされる例を挙げたが、両者の面積や両者に含まれるランドマーク数を数値情報としてさらに表示させることとしてもかまわない。例えば、表示エリア210に対応付けて面積「4216km」および到達ランドマーク数「3」を表示する一方で、表示エリア220に対応付けて面積「2680km」および到達ランドマーク数「1」を表示する。このように、60分到達圏E1および60分到達圏E2などの図形情報に対応付けて数値情報を表示することにより、地点P1の道路ネットワークの強靱性の評価をより正確に提示できる。
図11は、表示画面の一例を示す図である。図11にも、図10と同様、立地評価の対象とする地点の一例として、ユーザ端末30から地点P1が指定された例が示されている。さらに、図11にも、寸断道路の指定方法の一例として、地図上に太線で示された幹線道路r1及びr2と、地図上に細線で示された幹線道路以外の道路とを含む道路ネットワークのうち、交通が寸断するポイントPshreddedの指定を受け付けた例が示されている。
図11に示す表示画面では、寸断無し時の到達圏に関する表示を行われる表示エリア210の内容は図10に示す表示エリア210と同一である。その一方で、寸断時の到達圏に関する表示が行われる表示エリア230の内容が図10に示す表示エリア220と異なる。
すなわち、表示エリア230には、幹線道路r1が寸断ポイントPshreddedで寸断された状態で地点Pから60分間で到達できる60分到達圏E2と、地点Pから120分間で到達できる120分到達圏E3とが重ねられたコンター図が表示される。このようなコンター図の表示によって、幹線道路r1が寸断ポイントPshreddedで寸断されない状態では60分で到達できていたところが、幹線道路r1の寸断ポイントPshreddedの寸断時には、到着が遅れるとしても、120分間でどれだけカバーできるのかを把握させることができる。例えば、図11に示す表示エリア230の例で言えば、120分到達圏E3には、60分到達圏E2には含まれなかったランドマークLM2が含まれる。このことから、幹線道路r1の寸断ポイントPshreddedの寸断時であっても120分到達圏E3であれば、幹線道路r1が寸断ポイントPshreddedで寸断されない状態では60分で到達できていたランドマークLM1〜LM3のうち、ランドマークLM1〜LM2の2つまでカバーできることを把握させることができる。
なお、図11にも、あくまで一例として、60分到達圏E1と、60分到達圏E2および120分到達圏E3とが地図上にマッピングされる例を挙げたが、これらの図形情報の表示に限定されない。例えば、60分到達圏E1および120分到達圏E3の面積や60分到達圏E1および120分到達圏E3に含まれるランドマーク数を数値情報としてさらに表示させることとしてもかまわない。例えば、表示エリア210に対応付けて面積「4216km」および到達ランドマーク数「3」を表示する一方で、表示エリア230に対応付けて面積「3950km」および到達ランドマーク数「2」を表示する。このように、60分到達圏E1および120分到達圏E3などの図形情報に対応付けて数値情報を表示することにより、地点P1の道路ネットワークの強靱性の評価をより正確に提示できる。
他の側面として、出力部15Eは、記憶部13に記憶された評価項目データ13Dを参照して、寸断無し時および寸断時の到達圏別に各到達圏に基づいて所定の評価項目ごとの評価値を算出することができる。
例えば、評価項目データ13Dには、一例として、地図上の領域が所定のサイズ、例えば1km四方の矩形に区切られたメッシュごとに、当該メッシュにおける各評価項目の項目値が対応付けられたデータを採用することができる。ここで、評価項目の例として、労働人口、ランドマーク数、工業事業者数および配送人口などを設定することができる。ここで言う「労働人口」とは、所定の年齢、例えば15歳以上である人口を指す。また、「ランドマーク数」とは、物流拠点に関するランドマークの数を指す。また、「工業事業者数」とは、工業を営む事業者数を指す。また、「配送人口」とは、運送事業者が荷物を配送することができる人口、例えば総人口を指す。
このような評価項目データ13Dが記憶部13に記憶された状況の下、出力部15Eは、評価項目データ13Dのメッシュのうち、60分到達圏との間で一部または全部が重複するメッシュを抽出する。そして、出力部15Eは、60分到達圏と重なるメッシュに定義された項目値を評価項目ごとに集計する。これによって、出力部15Eは、寸断無し時および寸断時の到達圏別に各評価項目の評価値を算出する。その上で、出力部15Eは、寸断無し時および寸断時の到達圏別に算出された各評価項目の評価値、あるいは寸断無し時の到達圏および寸断時の到達圏の間における各評価項目の評価値の増減率を指定の地点に関する評価として出力することができる。
図12は、評価表の一例を示す図である。図12に示す評価表には、評価項目データ13Dのメッシュのうち、寸断無し時の60分到達圏E1と重なるメッシュの項目値が労働人口、ランドマーク数、工業事業者数及び配送人口の5つの評価項目ごとに集計された評価値が含まれる。さらに、評価表には、評価項目データ13Dのメッシュのうち、寸断時の60分到達圏E2と重なるメッシュの項目値が労働人口、ランドマーク数、工業事業者数および配送人口の5つの評価項目ごとに集計された評価値が含まれる。
このように寸断無し時および寸断時の60分到達圏別に各評価項目の評価値を表示する場合、評価項目ごとに段階的に設定された閾値を用いて各評価項目の評価値をランク付けすることができる。
例えば、60分到達圏の面積のランクCの閾値を2000kmとし、ランクBの閾値を3000kmとし、ランクAの閾値を4500kmとする。この場合、寸断無し時の60分到達圏E1の面積は4216kmであり、ランクBの閾値以上であり、かつランクAの閾値未満であるので、ランクBに分類される。一方、寸断時の60分到達圏E2の面積は2680kmであり、ランクCの閾値以上であり、かつランクBの閾値未満であるので、ランクCに分類される。また、労働人口のランクCの閾値を100000人とし、ランクBの閾値を150000人とし、ランクAの閾値を200000人とする。この場合、寸断無し時の労働人口は183000人であり、ランクBの閾値以上であり、かつランクAの閾値未満であるので、ランクBに分類される。一方、寸断時の労働人口は153000人であり、ランクBの閾値以上であり、かつランクAの閾値未満であるので、ランクBに分類される。なお、断無し時および寸断時の60分到達圏別に各評価項目のランクを総合するランクをさらに表示することもできる。
このように寸断無し時および寸断時の60分到達圏別に各評価項目の評価値を表示する他、評価項目ごとに寸断無し時の評価値に対する寸断時の評価値の割合を表示することもできる。例えば、図12に示す例で言えば、60分到達圏の面積の割合は、2680÷4216×100の計算により63.6%と算出することができる。また、労働人口の割合は、153÷183×100の計算により83.6と算出することができる。このような割合を表示することにより、寸断の影響の度合いを正確に把握することができる。
図13は、評価表の一例を示す図である。図13に示す評価表には、寸断無し時の60分到達圏E1における面積およびランドマーク数と、寸断時の60分到達圏E2および120分到達圏E3における面積およびランドマーク数とが含まれる。このように面積およびランドマーク数の2つの評価項目ごとに評価値を比較表示すると共に、面積およびランドマーク数の2つの評価項目ごとに寸断無し時の60分到達圏E1の評価値に対する寸断時の60分到達圏E2の評価値の割合を表示することができる。さらに、面積およびランドマーク数の2つの評価項目ごとに寸断無し時の60分到達圏E1の評価値に対する寸断時の120分到達圏E3の評価値の割合を表示することができる。
これらの割合は、ランクごとに段階的に設定された範囲に応じてランク付けすることができる。例えば、ランクDの範囲を30%以下とし、ランクCの範囲を30%超過50%以下とし、ランクBの範囲を50%超過80以下とし、ランクAの範囲を80%超過100%未満とし、ランクSを100%とする。この場合、寸断無し時の60分到達圏E1の面積に対する寸断時の60分到達圏E2の面積の割合は、63.6%であるので、ランクBと評価される。また、寸断無し時の60分到達圏E1のランドマーク数に対する寸断時の60分到達圏E2のランドマーク数の割合は、33.3%であるので、ランクCと評価される。また、寸断無し時の60分到達圏E1の面積に対する寸断時の120分到達圏E3の面積の割合は、93.7%であるので、ランクAと評価される。また、寸断無し時の60分到達圏E1のランドマーク数に対する寸断時の120分到達圏E3のランドマーク数の割合は、66.6%であるので、ランクBと評価される。
このような割合のランク表示により、寸断されない状態では60分で到達できていた面積やランドマークが、寸断時には、60分の倍の120分間でどれだけの面積やランドマークがカバーできるのかを数値により把握させることができる。このとき、ユーザ端末30からランクの指定をさらに受付けておき、60分到達圏E1の面積に対する60分到達圏E2の面積の割合、60分到達圏E1の面積に対する60分到達圏E2のランドマーク数の割合、60分到達圏E1の面積に対する120分到達圏E3の面積の割合、及び、60分到達圏E1の面積に対する120分到達圏E3のランドマーク数の割合の各々のランクが指定のランクを満たすか否かを表示することもできる。例えば、テナントへの加入を検討する荷主が生鮮食品や薬品などの時間許容性が低い荷物の運送を運送業者に依頼する場合、ランクSなどの厳しいランクを指定したり、あるいは荷主が時間許容性が高い荷物の運送を運送業者に依頼する場合、ランクB以下などの易しいランクを指定したりすることができる。
[処理の流れ]
図14は、実施例1に係る立地評価処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、あくまで一例として、立地評価のリクエストを受け付けた場合に開始される。図14に示すように、受付部15Aは、立地評価の対象とする地点の指定、並びに、寸断道路の指定を受け付ける(ステップS101)。
続いて、更新部15Bは、立地評価のリクエストを受け付けた時点、言い換えれば寸断無しに対応する第1の道路ネットワークに含まれるリンクのうち、ステップS101で指定を受け付けた寸断道路に対応するリンクを削除する更新を行う(ステップS102)。このステップS102の処理によって、第1の道路ネットワークから第2の道路ネットワークが生成される。
そして、生成部15Cは、ステップS102の更新により第1の道路ネットワークから生成された第2の道路ネットワークに基づいて走行実績データ13Bから第2のリンク走行データ13L2を生成する(ステップS103)。
ここで、算出部15Dは、記憶部13に記憶された第1のリンク走行データ13L1を用いて、ステップS101で指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる寸断無し時の到達圏を算出する。さらに、算出部15Dは、ステップS103で生成された第2のリンク走行データ13L2を用いて、ステップS101で指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる寸断時の到達圏を算出する(ステップS104)。
そして、出力部15Eは、記憶部13に記憶された評価項目データ13Dを参照して、寸断無し時および寸断時の到達圏別に各到達圏に基づいて所定の評価項目ごとの評価値を算出する(ステップS105)。
その後、出力部15Eは、ステップS104で算出された寸断無し時及び寸断時の到達圏やステップS105で寸断無し時及び寸断時の到達圏別に算出された各評価項目の評価値をステップS101で指定を受け付けた地点の立地評価としてユーザ端末30に出力する(ステップS106)。このようにステップS106の処理が行われた後に立地評価処理が終了される。
[効果の一側面]
上述してきたように、本実施例に係る立地評価装置10は、地点の指定と共に寸断道路の指定を受け付ける。そして、立地評価装置10は、第1の道路ネットワークに基づいて走行実績データから生成された第1のリンク走行データ13L1を用いて、指定の地点から所定時間内に到達できる寸断無し時の到達圏を算出する。これと共に、立地評価装置10は、第1の道路ネットワークから寸断道路に対応するリンクを削除する更新が行われた第2の道路ネットワークに基づいて走行実績データから生成された第2のリンク走行データ13L2を用いて、指定の地点から所定時間内に到達できる寸断時の到達圏を算出する。その上で、立地評価装置10は、寸断無し時の到達圏および寸断時の到達圏に基づいて指定の地点に関する立地評価を出力する。したがって、本実施例に係る立地評価装置10によれば、道路ネットワークの変化による影響を含めた立地評価を実現することが可能である。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
[開通道路の指定]
上記の実施例1では、あくまで一例として、寸断道路の指定を受け付ける例を挙げたが、これに限定されない。例えば、立地評価装置10は、開通道路の指定を受け付け、未開通時の到達圏および開通時の到達圏に基づいて指定の地点に関する立地評価を出力することもできる。これによって、未開通時の到達圏に対する開通時の到達圏の拡大の度合いを評価させることもできる。
このように開通道路の指定を受け付ける場合、受付部15Aは、ユーザ端末30に表示された地図上で新規に開通する道路をポインティングデバイスを介して描画させることにより、開通道路の指定を手動で受け付けることができる。この他、受付部15Aは、開通道路の指定を自動で受け付けることもできる。例えば、道路ネットワークデータ13Aでは、リンクごとに、供用または未供用のフラグと供用の開始予定日時とが管理される場合がある。これを利用して、受付部15Aは、道路ネットワークデータ13Aに定義されたリンクのうち、供用の開始予定日時が立地評価のリクエストを受け付けた時点から所定期間、例えば3年後までに属するリンクを開通道路として受け付けることができる。
その後、更新部15Bは、受付部15Aが指定を受け付けた開通道路に対応するリンクを第1の道路ネットワークに追加する更新を行う。そして、生成部15Cは、更新部15Bの更新により第1の道路ネットワークに指定の開通道路に対応するリンクが追加された第2の道路ネットワークに基づいて走行実績データ13Bから第2のリンク走行データ13L2を生成する。その上で、算出部15Dは、記憶部13に記憶された第1のリンク走行データ13L1を用いて、受付部15Aが指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる未開通時の到達圏を算出する。さらに、算出部15Dは、生成部15Cにより生成された第2のリンク走行データ13L2を用いて、受付部15Aが指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる開通時の到達圏を算出する。
そして、出力部15Eは、記憶部13に記憶された評価項目データ13Dを参照して、未開通時および開通時の到達圏別に各到達圏に基づいて所定の評価項目ごとの評価値を算出する。このように開通道路が追加される場合、労働人口、ランドマーク数、工業事業者数および配送人口などの評価項目に加えて、近隣幹線交通量および幹線までの距離などの評価項目をさらに追加することができる。ここで言う「近隣幹線交通量」とは、最寄りの幹線道路における所定期間あたりの交通量を指し、例えば、1日あたりの貨物商用車ののべ交通量などを用いることができる。また、「幹線までの距離」とは、指定の地点から最寄りの幹線道路までの距離を指し、例えば、直線距離であってもよいし、走行距離であってもかまわない。
図15は、評価表の応用例を示す図である。図15に示す評価表には、図12に示された評価表に加えて、「近隣幹線交通量」および「幹線までの距離」の2つの評価項目に関する評価値が未開通時および開通時の到達圏別に追加されている。このような「近隣幹線交通量」の表示によって、未開通の道路が開通することで拡大する交通量を提示できる。また、「幹線までの距離」の表示によって、最寄りの幹線道路が開通道路に対応するか否か、さらには、最寄りの幹線道路が開通道路に対応する場合、最寄りの幹線道路が未開通時に比べて近くなった度合いなどを提示できる。
[分散および統合]
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されておらずともよい。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、受付部15A、更新部15B、生成部15C、算出部15Dまたは出力部15Eを立地評価装置10の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、受付部15A、更新部15B、生成部15C、算出部15Dまたは出力部15Eを別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の立地評価装置10の機能を実現するようにしてもよい。
[立地評価プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図16を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する立地評価プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図16は、実施例1及び実施例2に係る立地評価プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図16に示すように、コンピュータ100は、操作部110aと、スピーカ110bと、カメラ110cと、ディスプレイ120と、通信部130とを有する。さらに、このコンピュータ100は、CPU150と、ROM160と、HDD170と、RAM180とを有する。これら110〜180の各部はバス140を介して接続される。
HDD170には、図16に示すように、上記の実施例1で示した受付部15A、更新部15B、生成部15C、算出部15D及び出力部15Eと同様の機能を発揮する立地評価プログラム170aが記憶される。この立地評価プログラム170aは、図1に示した受付部15A、更新部15B、生成部15C、算出部15D及び出力部15Eの各構成要素と同様、統合又は分離してもかまわない。すなわち、HDD170には、必ずしも上記の実施例1で示した全てのデータが格納されずともよく、処理に用いるデータがHDD170に格納されればよい。
このような環境の下、CPU150は、HDD170から立地評価プログラム170aを読み出した上でRAM180へ展開する。この結果、立地評価プログラム170aは、図16に示すように、立地評価プロセス180aとして機能する。この立地評価プロセス180aは、RAM180が有する記憶領域のうち立地評価プロセス180aに割り当てられた領域にHDD170から読み出した各種データを展開し、この展開した各種データを用いて各種の処理を実行する。例えば、立地評価プロセス180aが実行する処理の一例として、図14に示す処理などが含まれる。なお、CPU150では、必ずしも上記の実施例1で示した全ての処理部が動作せずともよく、実行対象とする処理に対応する処理部が仮想的に実現されればよい。
なお、上記の立地評価プログラム170aは、必ずしも最初からHDD170やROM160に記憶されておらずともかまわない。例えば、コンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に立地評価プログラム170aを記憶させる。そして、コンピュータ100がこれらの可搬用の物理媒体から立地評価プログラム170aを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ100に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに立地評価プログラム170aを記憶させておき、コンピュータ100がこれらから立地評価プログラム170aを取得して実行するようにしてもよい。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)地点の指定と、第1の道路ネットワークに追加するリンク及び/又は前記第1の道路ネットワークから削除するリンクの指定を受け付け、
前記第1の道路ネットワークに基づいて車両ごとに時間、位置および速度が対応付けられた走行実績データから生成される第1のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第1の到達圏を算出し、
前記指定を受け付けたリンクに応じて前記第1の道路ネットワークが更新された第2の道路ネットワークに基づいて前記走行実績データから生成される第2のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第2の到達圏を算出し、
前記第1の到達圏および前記第2の到達圏に基づいて前記指定を受け付けた地点に関する立地評価を出力する、
処理をコンピュータに実行させる立地評価プログラム。
(付記2)前記出力する処理は、前記第1の到達圏および前記第2の到達圏を比較可能に表示することを特徴とする付記1に記載の立地評価プログラム。
(付記3)前記算出する処理は、複数の段階で設定された時間長ごとに複数の第1の到達圏または複数の第2の到達圏を算出し、
前記出力する処理は、前記複数の第1の到達圏または前記複数の第2の到達圏が重ねられたコンター図を表示することを特徴とする付記2に記載の立地評価プログラム。
(付記4)前記出力する処理は、前記第1の到達圏および前記第2の到達圏ごとに前記第1の到達圏または前記第2の到達圏に基づいて所定の評価項目別に算出された評価値を表示することを特徴とする付記1に記載の立地評価プログラム。
(付記5)前記評価項目は、労働人口、ランドマーク数、事業者数、配送人口、前記指定を受け付けた地点から最寄りの幹線道路における交通量、または、前記指定を受け付けた地点から最寄りの幹線道路までの距離のうち少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする付記4に記載の立地評価プログラム。
(付記6)地点の指定と、第1の道路ネットワークに追加するリンク及び/又は前記第1の道路ネットワークから削除するリンクの指定を受け付け、
前記第1の道路ネットワークに基づいて車両ごとに時間、位置および速度が対応付けられた走行実績データから生成される第1のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第1の到達圏を算出し、
前記指定を受け付けたリンクに応じて前記第1の道路ネットワークが更新された第2の道路ネットワークに基づいて前記走行実績データから生成される第2のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第2の到達圏を算出し、
前記第1の到達圏および前記第2の到達圏に基づいて前記指定を受け付けた地点に関する立地評価を出力する、
処理をコンピュータが実行する立地評価方法。
(付記7)前記出力する処理は、前記第1の到達圏および前記第2の到達圏を比較可能に表示することを特徴とする付記6に記載の立地評価方法。
(付記8)前記算出する処理は、複数の段階で設定された時間長ごとに複数の第1の到達圏または複数の第2の到達圏を算出し、
前記出力する処理は、前記複数の第1の到達圏または前記複数の第2の到達圏が重ねられたコンター図を表示することを特徴とする付記7に記載の立地評価方法。
(付記9)前記出力する処理は、前記第1の到達圏および前記第2の到達圏ごとに前記第1の到達圏または前記第2の到達圏に基づいて所定の評価項目別に算出された評価値を表示することを特徴とする付記6に記載の立地評価方法。
(付記10)前記評価項目は、労働人口、ランドマーク数、事業者数、配送人口、前記指定を受け付けた地点から最寄りの幹線道路における交通量、または、前記指定を受け付けた地点から最寄りの幹線道路までの距離のうち少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする付記9に記載の立地評価方法。
(付記11)地点の指定と、第1の道路ネットワークに追加するリンク及び/又は前記第1の道路ネットワークから削除するリンクの指定を受け付ける受付部と、
前記第1の道路ネットワークに基づいて車両ごとに時間、位置および速度が対応付けられた走行実績データから生成される第1のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第1の到達圏を算出すると共に、前記指定を受け付けたリンクに応じて前記第1の道路ネットワークが更新された第2の道路ネットワークに基づいて前記走行実績データから生成される第2のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第2の到達圏を算出する算出部と、
前記第1の到達圏および前記第2の到達圏に基づいて前記指定を受け付けた地点に関する立地評価を出力する出力部と、
を有することを特徴とする立地評価装置。
(付記12)前記出力部は、前記第1の到達圏および前記第2の到達圏を比較可能に表示することを特徴とする付記11に記載の立地評価装置。
(付記13)前記算出部は、複数の段階で設定された時間長ごとに複数の第1の到達圏または複数の第2の到達圏を算出し、
前記出力部は、前記複数の第1の到達圏または前記複数の第2の到達圏が重ねられたコンター図を表示することを特徴とする付記12に記載の立地評価装置。
(付記14)前記出力部は、前記第1の到達圏および前記第2の到達圏ごとに前記第1の到達圏または前記第2の到達圏に基づいて所定の評価項目別に算出された評価値を表示することを特徴とする付記11に記載の立地評価装置。
(付記15)前記評価項目は、労働人口、ランドマーク数、事業者数、配送人口、前記指定を受け付けた地点から最寄りの幹線道路における交通量、または、前記指定を受け付けた地点から最寄りの幹線道路までの距離のうち少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする付記14に記載の立地評価装置。
10 立地評価装置
11 通信I/F部
13 記憶部
13A 道路ネットワークデータ
13B 走行実績データ
13C 拡大係数データ
13L1 第1のリンク走行データ
13L2 第2のリンク走行データ
13D 評価項目データ
15 制御部
15A 受付部
15B 更新部
15C 生成部
15D 算出部
15E 出力部
30 ユーザ端末

Claims (7)

  1. 地点の指定と、第1の道路ネットワークに追加するリンク及び/又は前記第1の道路ネットワークから削除するリンクの指定を受け付け、
    前記第1の道路ネットワークに基づいて車両ごとに時間、位置および速度が対応付けられた走行実績データから生成される第1のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第1の到達圏を算出し、
    前記指定を受け付けたリンクに応じて前記第1の道路ネットワークが更新された第2の道路ネットワークに基づいて前記走行実績データから生成される第2のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第2の到達圏を算出し、
    前記第1の到達圏および前記第2の到達圏に基づいて前記指定を受け付けた地点に関する立地評価を出力する、
    処理をコンピュータに実行させる立地評価プログラム。
  2. 前記出力する処理は、前記第1の到達圏および前記第2の到達圏を比較可能に表示することを特徴とする請求項1に記載の立地評価プログラム。
  3. 前記算出する処理は、複数の段階で設定された時間長ごとに複数の第1の到達圏または複数の第2の到達圏を算出し、
    前記出力する処理は、前記複数の第1の到達圏または前記複数の第2の到達圏が重ねられたコンター図を表示することを特徴とする請求項2に記載の立地評価プログラム。
  4. 前記出力する処理は、前記第1の到達圏および前記第2の到達圏ごとに前記第1の到達圏または前記第2の到達圏に基づいて所定の評価項目別に算出された評価値を表示することを特徴とする請求項1に記載の立地評価プログラム。
  5. 前記評価項目は、労働人口、ランドマーク数、事業者数、配送人口、前記指定を受け付けた地点から最寄りの幹線道路における交通量、または、前記指定を受け付けた地点から最寄りの幹線道路までの距離のうち少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項4に記載の立地評価プログラム。
  6. 地点の指定と、第1の道路ネットワークに追加するリンク及び/又は前記第1の道路ネットワークから削除するリンクの指定を受け付け、
    前記第1の道路ネットワークに基づいて車両ごとに時間、位置および速度が対応付けられた走行実績データから生成される第1のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第1の到達圏を算出し、
    前記指定を受け付けたリンクに応じて前記第1の道路ネットワークが更新された第2の道路ネットワークに基づいて前記走行実績データから生成される第2のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第2の到達圏を算出し、
    前記第1の到達圏および前記第2の到達圏に基づいて前記指定を受け付けた地点に関する立地評価を出力する、
    処理をコンピュータが実行する立地評価方法。
  7. 地点の指定と、第1の道路ネットワークに追加するリンク及び/又は前記第1の道路ネットワークから削除するリンクの指定を受け付ける受付部と、
    前記第1の道路ネットワークに基づいて車両ごとに時間、位置および速度が対応付けられた走行実績データから生成される第1のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第1の到達圏を算出すると共に、前記指定を受け付けたリンクに応じて前記第1の道路ネットワークが更新された第2の道路ネットワークに基づいて前記走行実績データから生成される第2のリンク走行データを用いて、前記指定を受け付けた地点から所定時間内に到達できる第2の到達圏を算出する算出部と、
    前記第1の到達圏および前記第2の到達圏に基づいて前記指定を受け付けた地点に関する立地評価を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする立地評価装置。
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