JP2020112710A - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】商品性を向上したヘッドアップディスプレイを提供する。【解決手段】本開示のヘッドアップディスプレイ1は、車両のウインドシールド2に表示光Lを投影することで車両情報を表す虚像Vを映し出すヘッドアップディスプレイであって、照明光を発する光源20と、照明光を検出照明光と表示照明光とに分光するプリズム24と、検出照明光の光量を検出し、PD基板26a上にはんだ部26c1,26c2を以て実装されたPD26bと、表示照明光を画像情報に基づき空間変調することで、車両情報を含む表示光Lを出射するDMD25bと、表示光Lをウインドシールド2へ投影する投影系である投射光学系30とスクリーン11と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイに関する。
従来、特許文献1に示されるようなヘッドアップディスプレイ(HUD)があった。特許文献1のHUDは、照明光(C1)の一部を分光したことによって得た照明光(C2)を光強度検出部(16)へ入射させている。検出した光強度に応じて、光源(11)の輝度をフィードバック制御している。これにより、照明光(C1)の光強度を所望な程度に調節している。
特開2014−126640号公報
しかしながら、光強度検出部(16)を用いたHUDとしては、光経路において、例えば、迷光や外光の侵入などを抑止する必要があり、未だ商品性に改善の余地があった。そこで本発明の目的とするところは、上述課題に着目し、商品性を向上したヘッドアップディスプレイを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るヘッドアップディスプレイは、
車両の透過反射部材に表示光を投影することで車両情報を表す虚像を映し出すヘッドアップディスプレイであって、
照明光を発する光源と、
前記照明光を検出照明光と表示照明光とに分光する分光器と、
前記検出照明光の光量を検出し、回路基板上にはんだ部を以て実装された光量検出素子と、
前記表示照明光を画像情報に基づき空間変調することで、前記車両情報を含む前記表示光を出射する画像形成器と、
前記表示光を前記透過反射部材へ投影する投影系と、
を備え、
前記分光器と光量検出素子の間に位置し、前記検出照明光の進行方向から見て、はんだ部を覆いつつも光量検出素子を露出する程度の開口である検出開口部を有する筐体
を更に備える。
また別の観点では、上記目的を達成するため、本発明に係るヘッドアップディスプレイは、
車両の透過反射部材に表示光を投影することで車両情報を表す虚像を映し出すヘッドアップディスプレイであって、
照明光を発する光源と、
前記照明光を、分光面での反射または透過のどちらか一方の伝搬に依って検出照明光に、前記分光面での他方の伝搬に依って表示照明光に分光する分光器と、
前記検出照明光の光量を検出する光量検出素子と、
前記表示照明光を画像情報に基づき、前記分光面へ選択的に反射することで画像を生成し、前記車両情報を含む前記表示光として出射する画像形成器と、
前記表示光が前記分光面での一方の伝搬を行った後に前記表示光を前記透過反射部材へ投影する投影系と、
を備え、
前記検出照明光を通過する検出開口部を有する筐体
を更に備え、
前記筐体は、前記投影系内での前記表示光の光路を逆進する光が、前記分光面で他方の伝搬を行った際に、前記光が前記検出開口部を通過しないような位置に前記検出開口部を設ける。
本発明によれば商品性を向上したヘッドアップディスプレイを実現することとなる。
本発明の実施形態におけるHUD1を車両に搭載した態様示す図。 プロジェクタ10の構成を示す図。 プリズム24の構成を示す図。 HUD1の電気的接続を示すブロック図。 検出開口部41a1の態様を示す図。 検出開口部41a2の態様を示す図。
以下に、本開示のヘッドアップディスプレイを車両に搭載された実施形態及び変形例として例にあげ、添付図面を用いて次の順序で説明する。

[第一実施形態]
1−1.構成の説明
1−2.検出開口部41aの形状についての説明
1−3.検出開口部41aの位置についての説明
[変形例]
[効果例]
[第一実施形態]
<1−1.構成の説明>
図1に示す様に、ヘッドアップディスプレイ1(HUD)は車両に搭載され、車両の透過反射部材であるウインドシールド2に向けて表示光Lを投影することで虚像Vを映し出すHUDである。HUD1は車両のウインドシールド2の下方に配置される。表示光Lはヘッドアップディスプレイ1の内部のプロジェクタ10で生成される。生成された表示光Lは光学系(スクリーン11、凹面鏡12)での透過/反射を経て、光が透過するように塞がれているような、光学的な開口から投影される。乗員(利用者)はウインドシールド2に反射した表示光Lをアイポイント4から視認することで、矩形の虚像Vが視点から数メートル先に見ることができる。
虚像Vには例えば速度やエンジン回転数と言った車両情報や、ターンバイターンや地図などの経路案内表示、ブラインドサイドインジケータや制限速度超過警告などの警告表示など、乗員(利用者)へ注意喚起する必要性が高い情報が表示される。これにより視点移動及び眼の焦点距離調整の必要が低減された運転環境が提供される。虚像Vにはこれら情報を示す文字やアイコンの他、背景部分も含まれており、乗員からの平面視ではこれは矩形状を為している。
プロジェクタ10は、スクリーン11に向けて表示光Lを射出する。表示光Lは模式的に一本の細線で図示しているが、実際の表示光Lは複数のアイポイント4から虚像Vを視認できるような幅広さを有している。詳しい構成は後段で説明する。
スクリーン11は、プロジェクタ10に射出された表示光Lを結像及び拡散する。一例として、透過型スクリーンを適用した様子を図示している。透過型スクリーンとしてはマイクロレンズアレーや、拡散板を用いることができる。一方、マイクロミラーアレーなどの反射型スクリーンを適用することも可能である。
凹面鏡12は、第一の表示光を拡大しつつ、ウインドシールド2へ向けて反射する反射部材である。樹脂や金属の基板に、銀などを蒸着することで構成できる。また凹面鏡12は、図示しない駆動部を設ける。駆動部は制御手段13と電気的に接続している。制御手段13は駆動部を制御することで、例えば凹面鏡12の角度を変更し、虚像Vの位置を所望な程度にすることができる。
制御手段13は所定プログラムや各種データの格納、演算時の記憶領域などに用いる図示しないROMやRAM等の記憶部と、前記所定プログラムに従って演算処理するためのCPUと、入出力インターフェース等を設けたマイクロコンピュータを適用できる。制御手段13は、外部の車載機器から受信した車両情報に基づき、表示手段に表示する画像を生成したり、表示手段の表示を制御したり、照明手段の照度を制御したりする。
図2を用いてプロジェクタ10の構成を示す。
プロジェクタ10は、光源20、ダイクロイックミラー21、平面鏡22、反射面22a、凸レンズ23、プリズム24、DMDユニット25、DMD基板25a、DMD25b、PDユニット26、PD基板26a、PD26b、はんだ部26c1,26c2、FPC27、投射光学系30、筐体40、ケース41、検出開口部41a、カバー42を備える。
光源20は照明光を発する。光源20はダイクロイックミラー21を伴うことで、フィールドシーケンシャル方式で照明光を発する。構成の一例として、光源20は赤色光源20r、緑色光源20g、青色光源20bを有し、ダイクロイックミラー21は図のように各色光線を透過または反射するようなダイクロイックミラー21r,21g,21bを有する。
光源20は種々の発光部品を適用できるが、例えばLEDで構成できる。光源20は、電気的に接続された制御手段13から送信される信号に応じて順次点灯を行う。点灯すると、各光源の図面下方向に位置するダイクロイックミラー21に向けて各色光線を射出する。
一方、光源20は白色LEDであってもよい。この場合、円形であって外縁が各色に均等に塗られた透過型カラーフィルタを後段に設けることで、各色を表現することもできる。
ダイクロイックミラー21は所定の波長域の光を透過または反射することができる反射透過部材であって、各色光線を平面鏡22の方向へ導出する。
平面鏡22は照明光を反射面22aで反射する。平面鏡22が光路を折り曲げることで、車両の搭載可能空間に収まるようなヘッドアップディスプレイを実現しやすくする。例えば樹脂やガラスの基材の表面に銀などをメッキした構成を適用できる。
凸レンズ23は光軸に対して平行に入射した光線を焦点に向かって収束させることができる。車両のHUD搭載可能空間に応じて光路を調節する必要がある場合に、適宜設けることができる。
プリズム24は分光器である。プリズム24は照明光を検出照明光と表示照明光に分光する。例えばプリズム24は透明な媒質の多面体である。プリズム24は照明光の一部を検出照明光としてPDユニット26の方向(一点鎖線)へ反射。その一方、照明光の一部を表示照明光としてDMDユニット25の方向へ透過する。プリズム24はこのように分光を行っている。
具体的には、図3に示すような面を用いて、プリズム24は分光や反射を行う。
入射面24a(分光面)は、照明光の入出射面24bへの透過と、照明光のPDユニット26への反射と、表示光Lの出射面24cへの反射と、を行う面である。プリズム24は、入射面24aが照明光を全反射しないような入射角と媒質を適宜選択する。なおかつ、プリズム24は、入射面24aが表示光Lを全反射するような入射角と媒質を適宜選択する。
入出射面24bは、表示照明光をDMDユニット25へ透過し、表示光Lを入射面24aへ透過する面である。
出射面24cは、投射光学系30へ出射される表示光Lが透過する面である。
DMDユニット25は、電気的に接続された制御手段13から入力された画像情報に基づき、表示照明光を空間変調することで、車両情報を含む表示光Lを出射する画像形成器の一例である。またDMDユニット25は、空間変調の一例として表示照明光を分光面へ選択的に反射刷ることで画像を生成し、車両情報を含む表示光Lとして出射する画像形成器である。
DMDユニット25はDMD基板25aとDMD25bとを有する。DMDユニット25は表示照明光を選択的に反射することで表示光Lを出射する。DMDユニット25は選択的に表示照明光を反射することで画像を形成する画像形成器である。
DMD基板25aは電気的に制御手段13と接続されている回路基板であって、表示照明光が入射する面に設けられたDMD25bを制御手段13と電気的に接続している。
Digital Micromirror DeviceであるDMD25bは画像形成素子である。特にDMD25bは選択的に表示照明光を反射することで画像を形成する反射型画像形成素子である。DMD25bは、入射面にマトリクス状に並んだ微小の鏡の角度を電気的に接続された制御手段13からの制御信号に応じて変化させることで、光を所定の方向へ反射する。本実施形態では微小鏡の角度に応じてプリズム24の方向とそれ以外であって虚像Vの表示に影響しない方向(二点鎖線)へ反射する。DMD25bは、二点鎖線方向へ反射した光を、光を吸収する吸光部へ向けて反射することが望ましい。これは、この光が迷光となってアイポイント4へ届かせないためである。
PDユニット26はPD基板26aとPD26bとを有する光量検出器である。PDユニット26は前記検出照明光の光量を検出する。
PD基板26aはFPC27、DMD基板25aを介して制御手段13と接続されている回路基板である。プリズム24で反射された検出照明光が入射する面には光量を検出する光量検出器の一例であるPD26bを設けており、PD26bを電気的に制御手段13へ接続している。
PD26bは光量検出器である。PD26bは、検出開口部41aを通過した検出照明光の光量を検出することができる。例えばフォトダイオードが適用でき、PD基板26aにはんだ部26c1,26c2を以てはんだ付けされている。
投射光学系30は表示光Lをスクリーン11で結像するためにプリズム24で反射された表示光Lを少なくとも1つのレンズを有する光学系である。投射光学系30は入射面24aで反射された表示光Lをスクリーン11の方向へ出射する。
投射光学系30及びスクリーン11は、透過反射部材の一例であるウインドシールド2へ表示光Lを投影する投影系の一例である。投影系の構成としては、表示光Lをウインドシールド2へ投影した際にアイポイント4から表示光Lを虚像Vとして視認できるように適宜構成された光学系であれば良い。
筐体40は暗色の樹脂成形品を適用できる収容体である。筐体40は、光源20、ダイクロイックミラー21、平面鏡22、凸レンズ23、プリズム24、DMDユニット25、PDユニット26を嵌合、係止、接着、螺合といった公知の手段で図2のように相対位置が一定となるように固定している。
筐体40は検出開口部41aを設けるケース41と、ケース41に例えばネジによる螺合で固定されるカバー42とを有する。ケース41は前述の固定を行っている。カバー42は光路とプロジェクタ10の外界とを光学的に隔絶するために設けられるものである。
図3を用いて、HUD1の電気的接続について説明する。
HUD1は、制御手段13が車両に備わるCAN(Controller Area Network)に接続されることで、車両と電気的に接続される。CANには、バスラインを介して車両に搭載される様々なECUである電子機器D1,D2が接続されている。HUD1は、電子機器D1,D2と相互に通信を行うことで、虚像Vの表示の態様を決定するために必要な情報(車両の速度情報などの車両情報や、位置情報などの運行情報など)を取得し、虚像Vを映し出すためにDMDユニット25や、凹面鏡12を制御する。
制御手段13は凹面鏡12が設ける図示しない駆動部と電気的に接続されている。制御手段13は、虚像Vの位置を調節するために、駆動部を制御し、凹面鏡12の角度を調節する。また駆動部は、凹面鏡12の角度が所定の程度になった際に押される物理スイッチを有していてもよく、その物理スイッチの押下情報を制御手段13へ送信することができても良い。
制御手段13は虚像Vの表示内容を制御する耐えにDMDユニット25の微小鏡の角度を制御する。
DMDユニット25はPDユニット26へ検出要求信号を送ることで、PDユニット26はその時点でPD26bが検出している光量をDMDユニット25へ送信する。DMDユニット25は送信された光量に関する情報に基づいて、光源20の輝度をフィードバック制御する。すなわち、検出照明光が所望の光量より小さい場合は光源20の輝度を上昇させ、大きい場合には光源20の輝度を低下させる。
<1−2.検出開口部41aの形状についての説明>
検出開口部は検出照明光の光量を検出するためにケースに設けられた開口部である。検出開口部は、その形状次第で光量検出に誤差を生じさせてしまう場合がある。これは光源の輝度のフィードバック制御を正しく行えなくなることを意味する。これにより例えば虚像Vの見栄えが極端に暗くなったり明るくなったりすることが生じる。この事象はHUDの商品性の悪化が生じる虞がある。
誤差が生じる原因としては下記のようなものが例として挙げられる。
検出開口部が狭く検出照明光が検出開口部のエッジに接触し乱反射すること、検出開口部が狭く検出照明光が検出開口部のエッジ付近を通過することで回折してしまうこと、検出開口部が広くはんだ部が検出照明光に照らされてしまいがはんだ部での反射光を誤検出することである。
そこで本開示のHUD1では検出開口部41aの形状を、検出照明光の入射方向からの平面視で、はんだ部を露出しなく、光量検出素子26bを露出する程度の形状とした。すなわち、検出開口部41aの形状は、はんだ部26c1,26c2を覆い、光量検出素子26bを覆わない程度の形状とした。
検出開口部41aの形状は図2で断面図のみを示しているが、検出照明光の進行方向からの平面視において、光量検出素子26bの検出面の形状と相似な形状であることが望ましい。
また、図5(A)、図5(B)に示すように、検出開口部41aは平面を単に切り抜いた形状でなくとも良い。
図5(A)は検出開口部41aを検出開口部41a1とした例を示す。検出開口部41a1は、ケース41に設けられた漏斗状の開口部である。この形状は、ケース41が金型成形品であって図面左右方向が抜き方向である場合に、成型が容易でありながらも、検出照明光に沿った漏斗形状を設けることで検出照明光以外の光を遮断する効果が高い利点がある。すなわち、漏斗形状の足部で検出照明光以外を遮断することで、光量検出の誤差を低減できる。また漏斗形状の鉢部で検出照明光に沿った形となることで、より一層光量検出の誤差を低減できる。
図5(B)は検出開口部41aを検出開口部41a2とした例を示す。検出開口部41a2は、ケース41に設けられた傾斜した筒状の開口部である。この形状は、検出照明光に沿った筒形状を設けることで、検出照明光と略平行に入射する光のみを光量検出素子26bの方向へ導出する。換言すると、検出照明光と略非平行な光を遮断することができ、これにより検出照明光の光量を検出するときの誤差を低減できる利点がある。
<1−3.検出開口部41aの位置についての説明>
検出開口部はその位置次第で、アイポイントから視認したときに迷光を感じてしまう場合がある。これは虚像Vの見栄えを低下させてしまうことを意味し、これによりHUDの商品性の悪化が生じる虞がある。
アイポイントから迷光が見える原因としては下記のような原因がある。
はんだ部が検出照明光に照らされ、その反射光がアイポイントに到達してしまう場合や、透過反射部材(本開示のウインドシールド2)へ入射し透過した外光(主に太陽光)が表示光の光路を逆進し、はんだ部を照らしてしまう場合などである。
そこで本開示のHUD1では検出開口部41aの位置を、投影系の一部である投射光学系30内の表示光Lの光路を逆進する外光が、分光面である入射面24aで、透過を行った際に、外光がはんだ部26c1,26c2へ到達しないように、外光を遮るような位置とした。
これにより、外光が表示光Lの光路を逆進した際に迷光が生じづらくなり、商品性を向上することができる。
[変形例]
本発明のHUDを上述した第一実施形態の構成にて例に挙げて説明したが、本開示のHUDはこれに限定されるものではなく、他の構成においても、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良、並びに表示の変更が可能なことは勿論である。
例えば、第一実施形態では、照明光を透過することで表示照明光を分光し、照明光を反射することで検出照明光を分光する態様を示した。しかしながら、照明光を反射することで表示照明光を分光し、照明光を透過することで検出照明光を分光する態様であってもよい。
すなわち、投射光学系30内の表示光の光路を逆進する外光が、プリズム24の分光面で、表示照明光の伝搬と同じで表示光Lの伝搬と異なる伝搬を行った際に、外光がはんだ部26c1,26c2を照らさないよう検出開口部の位置であれば、商品性を向上したHUDを実現できる。
[効果例]
第一に本開示のヘッドアップディスプレイ1は、
車両のウインドシールド2に表示光Lを投影することで車両情報を表す虚像Vを映し出すヘッドアップディスプレイであって、
照明光を発する光源20と、
照明光を検出照明光と表示照明光とに分光するプリズム24と、
検出照明光の光量を検出し、PD基板26a上にはんだ部26c1,26c2を以て実装されたPD26bと、
表示照明光を画像情報に基づき空間変調することで、車両情報を含む表示光Lを出射するDMD25bと、
表示光Lをウインドシールド2へ投影する投影系である投射光学系30とスクリーン11と、
を備え、
プリズム24とPD26bの間に位置し、検出照明光の進行方向から見て、はんだ部26c1,26c2を覆いつつもPD26bを露出する開口である検出開口部41aを有する筐体40
を更に備える。
この構成に依れば、検出照明光の検出を精度良く行うことができる。また商品性を向上したヘッドアップディスプレイを実現することができる。
第二に本開示のヘッドアップディスプレイ1は、
車両のウインドシールド2に表示光Lを投影することで車両情報を表す虚像Vを映し出すヘッドアップディスプレイであって、
照明光を発する光源20と、
照明光を、分光面である入射面24aでの反射または透過のどちらか一方の伝搬である反射に依って検出照明光に、入射面24aでの他方の伝搬である透過に依って表示照明光に分光するプリズム24と、
検出照明光の光量を検出するPD26bと、
表示照明光を画像情報に基づき、入射面24aへ選択的に反射することで画像を生成し、車両情報を含む表示光Lとして出射するDMD25bと、
表示光Lが入射面24aでの一方の伝搬を行った後に表示光Lをウインドシールド2へ投影する投射光学系30とスクリーン11を含む投影系と、
を備え、
検出照明光を通過する検出開口部41aを有する筐体40
を更に備え、
筐体40は、投影系内での表示光Lの光路を逆進する光が、入射面24aで他方の伝搬である透過を行った際に、光が検出開口部41aを通過しないような位置に検出開口部を設ける。
この構成に依れば、迷光が生じる虞が少なく、商品性を向上したヘッドアップディスプレイを実現することができる。
1 ヘッドアップディスプレイ(HUD)
2 ウインドシールド(反射透過部材)
3 アイボックス
4 アイポイント
V 虚像
L 表示光

10 プロジェクタ
11 スクリーン
12 凹面鏡

20 光源
21 ダイクロイックミラー
22 平面鏡
22a 反射面
23 凸レンズ
24 プリズム
24a 入射面(分光面)
24b 入出射面
24c 出射面
25 DMDユニット(画像形成器)
25a DMD基板
25b DMD
26 PDユニット
26a PD基板
26b PD(光量検出素子)
26c1,26c2 はんだ部
27 FPC
30 投射光学系
40 筐体
41 ケース
41a 検出開口部
42 カバー

Claims (3)

  1. 車両の透過反射部材に表示光を投影することで車両情報を表す虚像を映し出すヘッドアップディスプレイであって、
    照明光を発する光源と、
    前記照明光を検出照明光と表示照明光とに分光する分光器と、
    前記検出照明光の光量を検出し、回路基板上にはんだ部を以て実装された光量検出素子と、
    前記表示照明光を画像情報に基づき空間変調することで、前記車両情報を含む前記表示光を出射する画像形成器と、
    前記表示光を前記透過反射部材へ投影する投影系と、
    を備え、
    前記分光器と光量検出素子の間に位置し、前記検出照明光の進行方向から見て、はんだ部を覆いつつも光量検出素子を露出する程度の開口である検出開口部を有する筐体
    を更に備える
    ヘッドアップディスプレイ。
  2. 前記画像形成器は、前記表示照明光を選択的に反射することで前記表示光を出射する画像形成器であり、
    前記投影系は、
    前記表示光を結像し、前記透過反射部材に向けて前記表示光を投影するスクリーンと、
    前記表示光を前記スクリーンに結像させる投射光学系と、
    を設ける
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  3. 車両の透過反射部材に表示光を投影することで車両情報を表す虚像を映し出すヘッドアップディスプレイであって、
    照明光を発する光源と、
    前記照明光を、分光面での反射または透過のどちらか一方の伝搬に依って検出照明光に、前記分光面での他方の伝搬に依って表示照明光に分光する分光器と、
    前記検出照明光の光量を検出する光量検出素子と、
    前記表示照明光を画像情報に基づき、前記分光面へ選択的に反射することで画像を生成し、前記車両情報を含む前記表示光として出射する画像形成器と、
    前記表示光が前記分光面での一方の伝搬を行った後に前記表示光を前記透過反射部材へ投影する投影系と、
    を備え、
    前記検出照明光を通過する検出開口部を有する筐体
    を更に備え、
    前記筐体は、前記投影系内での前記表示光の光路を逆進する光が、前記分光面で他方の伝搬を行った際に、前記光が前記検出開口部を通過しないような位置に前記検出開口部を設ける
    ヘッドアップディスプレイ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7478058B2 (ja) 2020-08-03 2024-05-02 株式会社小糸製作所 画像投影装置および車両用灯具

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JP7478058B2 (ja) 2020-08-03 2024-05-02 株式会社小糸製作所 画像投影装置および車両用灯具

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