JP2020112581A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高コントラストの映像を表示でき、かつ利便性を向上することができる画像表示装置を提供する。【解決手段】画像表示装置10は、平行に配置され、それぞれが可視光透過性を有し映像表示を行う有機ELパネル20及び40と、有機ELパネル20と有機ELパネル40との間に配置され、光透過状態と光非透過状態とを切り替え可能な調光シート30と、有機ELパネル20、有機ELパネル40及び調光シート30を制御する制御部60と、を備える。そして、制御部60は、有機ELパネル20及び40に映像を表示させ、かつ調光シート30を光非透過状態にする第1モードと、有機ELパネル20及び40に映像を表示させず、かつ調光シート30を光透過状態にする第2モードとを有する。【選択図】図4
Description
本開示は、画像表示装置及び画像表示方法に関する。
特許文献1は、2枚の有機EL(Electro Luminescence)パネルと、その間に液晶ディスプレイ(調光ガラス)が配置された両面表示装置を開示する。このような両面表示装置は、2枚の有機ELパネルに黒色を除くカラー表示をさせ、液晶ディスプレイで黒色を表示させることで、両面ともに高コントラストなフルカラー表示を行うことができる。
本開示は、高コントラストの映像を表示でき、かつ利便性を向上することができる画像表示装置及び画像表示方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る画像表示装置は、平行に配置され、それぞれが可視光透過性を有し映像表示を行う第1のパネル及び第2のパネルと、前記第1のパネルと前記第2のパネルとの間に配置され、光透過状態と光非透過状態とを切り替え可能な調光シートと、前記第1のパネル、前記第2のパネル及び前記調光シートを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1のパネル及び前記第2のパネルに映像を表示させ、かつ前記調光シートを前記光非透過状態にする第1モードと、前記第1のパネル及び前記第2のパネルに映像を表示させず、かつ前記調光シートを前記光透過状態にする第2モードとを有する。
また、本開示の一態様に係る画像表示方法は、平行に配置され、それぞれが可視光透過性を有し映像表示を行う第1のパネル及び第2のパネルと、前記第1のパネルと前記第2のパネルとの間に配置され、光透過状態と光非透過状態とを切り替え可能な調光シートと、を備える画像表示装置の画像表示方法であって、前記第1のパネル及び前記第2のパネルに映像を表示させ、かつ前記調光シートを前記光非透過状態にする第1ステップと、前記第1のパネル及び前記第2のパネルに映像を表示させず、かつ前記調光シートを前記光透過状態にする第2ステップとを含む。
本開示の一態様に係る画像表示装置及び画像表示方法によれば、高コントラストの映像を表示でき、かつ利便性を向上することができる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するものであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
また、以下の実施の形態で説明に用いられる図面においては座標軸が示される場合がある。Z軸のマイナス側が床面側、Z軸のプラス側が天井側を表している。また、X軸方向及びY軸方向は、Z軸方向に垂直な平面上において、互いに直交する方向である。また、X−Y平面は、画像表示装置が映像を表示する面に対して直交する面である。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態に係る画像表示装置10について、図1〜図5を参照しながら説明する。
以下、本実施の形態に係る画像表示装置10について、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像表示装置10の設置例を示す模式図である。図1に示すように、画像表示装置10は、部屋(例えば、会議室など)と部屋、又は部屋と廊下などの室内外を間仕切りする壁100の一部に設置されている。なお、壁100は画像表示装置10が設置される設置面の一例である。
[1−1.画像表示装置の構成]
まず、本実施の形態に係る画像表示装置10の構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。
まず、本実施の形態に係る画像表示装置10の構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。
図2は、図1のII−II線における本実施の形態に係る画像表示装置10の部分拡大断面図である。
図2に示すように、画像表示装置10は、有機ELパネル20、調光シート30及び有機ELパネル40を備える。有機ELパネル20及び40は、互いに略平行に配置され、かつ調光シート30を挟むように配置されている。例えば、有機ELパネル20、調光シート30及び有機ELパネル40は、この順に積層されている。図2では、調光シート30に対して室内側(図1では、会議室側)に有機ELパネル20が配置され、調光シート30に対して室外側に有機ELパネル40が配置されている例を示している。
なお、有機ELパネル20と調光シート30、及び、調光シート30と有機ELパネル40とはそれぞれ、図示しないがOCR(光学透明樹脂:Optically Clear Resin)及びOCA(光学透明接着剤:Optical Clear Adhesive)などの透明性の高い接着剤を用いて適宜接着される。例えば、接着剤は、有機ELパネル20、調光シート30及び有機ELパネル40が有する透明基板と屈折率が近いものが選定されるとよい。なお、例えば、有機ELパネル20と調光シート30とを、透明基板の外周に接着剤などを塗布することにより接着してもよい。この場合、有機ELパネル20と調光シート30との間には、例えば、空気層が形成される。
なお、有機ELパネル20及び40は同一の構成であり、有機ELパネル20を用いて説明する。また、映像とは、静止画、動画を含む。また、映像とは、文字、数字などを含む。
有機ELパネル20は、映像を表示するための表示装置である。図示しないが、有機ELパネル20は、調光シート30側(X軸マイナス側)の面から室内側(X軸プラス側)の面に向かって、第1の透明基板、陰極を成す第1の透明電極膜、電子を円滑に発光層に移動させるための電子輸送層、光を発光する発光層、正孔を円滑に発光層に移動させるための正孔輸送層、正極を成す第2の透明電極膜、及び、第2の透明基板がこの順に積層されて構成される。
第1の透明基板及び第2の透明基板は、ガラス、石英、樹脂などの透明材料から構成される。例えば、第1の透明電極膜及び第2の透明電極膜は、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明な材料から構成される。電子輸送層は、電子注入を第1の透明電極膜から受け発光層に輸送する電子輸送材料で構成されている。発光層は、低分子系又は高分子系の蛍光体材料(有機EL材料)等から構成される。正孔輸送層は、正孔注入を第2の透明電極膜から受け発光層に輸送する正孔輸送材料で構成されている。
また、有機ELパネル40は、調光シート30側(X軸プラス側)の面から室外側(X軸マイナス側)の面に向かって、第1の透明基板、陰極を成す第1の透明電極膜、電子を円滑に発光層に移動させるための電子輸送層、光を発光する発光層、正孔を円滑に発光層に移動させるための正孔輸送層、正極を成す第2の透明電極膜、及び、第2の透明基板がこの順に積層されて構成される。
なお、有機ELパネル20及び40の駆動方式については、パッシブ方式、及び、アクティブ方式のいずれであってもよい。また、有機ELパネル20及び40のカラー化方式は、例えば、3色方式である。また、有機ELパネル20及び40の構造は上記に限定されない。
上記のように構成された有機ELパネル20及び40により、自発光型の透明ディスプレイが構成される。有機ELパネル20及び40は、可視光に対して光透過性を有する。例えば、透明電極膜間に電圧が印加されていない状態で、有機ELパネル20及び40は透明である。なお、有機ELパネル20は第1のパネルの一例であり、有機ELパネル40は第2のパネルの一例である。
調光シート30は、平行に配置された有機ELパネル20及び40の間に配置され、光透過状態(以降、単に透過状態とも記載する)と光非透過状態(以降、単に非透過状態とも記載する)とを切り替え可能な光学部材である。透過状態とは、有機ELパネル20及び40が発した光を透過させる状態であり、例えば透明状態である。また、非透過状態とは、有機ELパネル20及び40が発した光を拡散する光拡散状態、及び、黒色を表示する黒色状態のうちの一方の状態である。透明ディスプレイが有機ELパネル20及び40である場合、調光シート30は非透過状態において、黒色状態であるとよい。これにより、画像表示装置10が表示する映像のコントラストが向上する。なお、調光シート30は、例えば、印加される電圧のON/OFFにより透過状態と非透過状態とが切り替わる。調光シート30に印加する電圧の制御は、後述する制御部60により行われる。なお、黒色状態とは、透過状態より可視光に対する透過率が低い状態である。
透過状態と黒色状態とを切り替え可能な調光シート30は、可視光(以降、単に光とも記載する)を吸収可能な色素を含む光吸収層と、透明電極膜が光吸収層側の面に形成された一対の透明基板とで構成される。光吸収層は、一例として、透明電極膜間に電圧が印加されると、光を吸収せずに透過させる透過状態となる。光吸収層は、透明電極膜間に電圧が印加された状態で、透明性を有しているとよい。また、光吸収層は透明電極膜間に電圧が印加されていないと、光を吸収する。言い換えると、光吸収層に電圧が印加されると、透過状態より透過率が低い黒色状態となる。なお、光吸収層は、印加する電圧を変化させることで、光の吸収度合を調整できてもよい。
なお、調光シート30は、上記の構成に限定されず、透過状態と非透過状態とを切り替え可能なディスプレイであればよい。例えば、調光シート30は、電圧の印加により透過状態と非透過状態とを切り替え可能なディスプレイであればよい。例えば、調光シート30は、液晶ディスプレイ(例えば、ポリマーネットワーク型の液晶ディスプレイ)、又は、エレクトロクロミック材料を用いたディスプレイなどであってもよい。
次に、画像表示装置10の機能構成について、図3を参照しながら説明する。
図3は、本実施の形態に係る画像表示装置10の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、画像表示装置10は、有機ELパネル20、調光シート30、有機ELパネル40、取得部50、制御部60及びメモリ70を備える。
取得部50は、画像表示装置10がユーザからの操作を取得するユーザインタフェースである。例えば、取得部50は、有機ELパネル20、調光シート30及び有機ELパネル40の動作に関するユーザからの操作を取得する。
取得部50は、例えば、有機ELパネル20の表面に配置された押しボタン又はタッチパネルであってもよい。また、取得部50は、画像表示装置10を遠隔操作する端末装置(図示しない)からユーザの操作を取得してもよい。この場合、取得部50は、端末装置からユーザの操作に基づく制御信号を受信する。取得部50は、具体的には、通信回路(通信モジュール)を含み、端末装置が備える送信部から無線通信によって制御信号を受信する。
なお、端末装置とは、専用に開発されたコントローラ端末、スマートフォンつまり高機能携帯電話端末、携帯電話端末など、持ち運びが可能な携帯端末である。また、取得部50と端末装置との無線通信方法は特に限定されない。一例として、Bluetooth(登録商標)、または、Wi−Fi(登録商標)などの通信規格を用いた無線通信が行われてもよい。
取得部50が取得したユーザからの操作は、制御部60に出力される。
制御部60は、画像表示装置10が備える各構成要素を制御する制御装置である。具体的には、取得部50が取得したユーザの操作に応じて、有機ELパネル20、調光シート30及び有機ELパネル40を制御する。例えば、制御部60は、ユーザの操作に応じて、有機ELパネル20及び40に映像を表示させる又は表示させない、並びに、調光シート30の透過状態及び非透過状態を切り替える制御を行う。なお、制御部60が行う制御の詳細は、後述する。
制御部60は、具体的には、マイクロコンピュータであるが、専用回路などにより実現されてもよい。制御部60は、内蔵する記憶部から制御プログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行する。なお、制御部60は、メモリ70から実行する制御プログラムを読み出し、読み出した制御プログラムを実行してもよい。
メモリ70は、制御部60が実行する制御プログラムなどが記憶される記憶装置である。メモリ70は、有機ELパネル20及び40に表示させる映像を記憶していてもよい。メモリ70は、例えば、フラッシュメモリ又は半導体メモリなどにより実現される。
[1−2.制御部が行う制御]
次に、制御部60が行う制御について、図4〜図6を参照しながら説明する。
次に、制御部60が行う制御について、図4〜図6を参照しながら説明する。
図4は、本実施の形態に係る制御部60が行う第1モード及び第2モードの制御を示す図である。具体的には、図4の(a)は、制御部60が行う第1モードの制御の一例を示す図であり、図4の(b)は、制御部60が行う第2モードの制御の一例を示す図である。なお、本実施の形態に係る画像表示装置10は、第2モードを有している点に特徴を有する。なお、図4では、有機ELパネル20及び40が表示する映像などをわかりやすく図示するため、有機ELパネル20と調光シート30、及び、調光シート30と有機ELパネル40との間をあけて図示している。
図4の(a)に示すように、制御部60は、第1モードでは有機ELパネル20及び40にそれぞれ映像を表示させ、かつ調光シート30を非透過状態(本実施の形態では、黒色状態)にする制御を行う。例えば、取得部50がユーザから第1モードで制御を行う操作を取得すると、制御部60は上記の制御を行う。具体的には、制御部60は、有機ELパネル20及び40に表示させる映像に対応した制御信号を出力することで、有機ELパネル20及び40に映像を表示させる。また、制御部60は、調光シート30に電圧を印加しないことで、調光シート30を黒色状態にする。なお、図4の(a)では、調光シート30が黒色状態であることを、ドット状のハッチングで示している。
第1モードでは、有機ELパネル20及び40はそれぞれ、有機ELパネルを正面から見たときに映像が認識できるように表示する。例えば、有機ELパネル20は、X軸のプラス側から有機ELパネルを見た場合に、正規の映像が認識できるように映像を表示し、有機ELパネル40は、X軸のマイナス側から有機ELパネル40を見た場合に、正規の映像が認識できるように映像を表示する。言い換えると、有機ELパネル20の映像表示方向は、X軸マイナス側からX軸プラス側に向かう方向であり、有機ELパネル40の映像表示方向は、X軸プラス側からX軸マイナス側に向かう方向である。つまり、有機ELパネル40は、有機ELパネル20の映像表示方向と反対側に映像表示を行う。また、調光シート30は、黒色状態である。
これにより、X軸プラス側から画像表示装置10を見た場合、有機ELパネル20が表示する映像は見えるが、有機ELパネル40が表示する映像は見えない。また、X軸マイナス側から画像表示装置10を見た場合、有機ELパネル40が表示する映像は見えるが、有機ELパネル20が表示する映像は見えない。さらに、調光シート30が黒色状態であることで、X軸プラス側及びマイナス側から画像表示装置10を見た場合、それぞれの映像は黒色がくっきりと見える。つまり、有機ELパネル20及び40は、高コントラストの映像を表示することができる。言い換えると、第1モードとは、高コントラストの映像を表示するモードである。
なお、図4の(a)では、有機ELパネル20(室内側の有機ELパネル)は有機ELパネル20が配置されている空間(例えば、会議室)を使用できる時間帯を表示し、有機ELパネル40(室外側のパネル)は会議室が使用中であることを示す映像を表示している例を示している。図4の(a)では、有機ELパネル20及び40のそれぞれは、異なる映像を表示している例を示しているが、有機ELパネル20及び40が表示する映像は特に限定されない。例えば、X軸プラス側から有機ELパネル20を見た場合に有機ELパネル20が表示する映像と、X軸マイナス側から有機ELパネル40を見た場合に有機ELパネル40が表示する映像とは、同じ映像であってもよい。
また、図4の(b)に示すように、制御部60は、第2モードでは有機ELパネル20及び40のそれぞれに映像を表示させず、かつ調光シート30を透過状態(本実施の形態では、透明状態)にする制御を行う。例えば、取得部50がユーザから第2モードで制御を行う操作を取得すると、制御部60は上記の制御を行う。具体的には、制御部60は、有機ELパネル20及び40に表示させる映像に対応した制御信号を出力しないことで、有機ELパネル20及び40を映像表示しない透明状態にさせる。また、制御部60は、調光シート30に電圧を印加することで、調光シート30を透過状態にさせる。
これにより、本実施の形態に係る画像表示装置10は、映像を表示するモードと、光を透過させるモードとを使用する用途にも適用可能となる。例えば、画像表示装置10を窓又はショーウィンドウなどにも使用することが可能となる。
ここで、制御部60が行う第1モード及び第2モードの遷移について、図5を参照しながら説明する。
図5は、本実施の形態に係る制御部60が行うモードの遷移を示す状態遷移図である。
まず、制御部60は取得部50を介してユーザから第1モードで制御を行うことを示す操作(指示)を取得する(S11)と、有機ELパネル20、調光シート30、及び有機ELパネル40を第1モードに制御する(S12)。具体的には、制御部60は、有機ELパネル20及び40に映像を表示させ、かつ調光シート30を非透過状態にする。これにより、画像表示装置10は高コントラストの映像を表示する。
次に、制御部60は取得部50を介してユーザから第2モードで制御を行う(具体的には、第1モードから第2モードへ切り替える)ことを示す操作を取得する(S13)と、有機ELパネル20、調光シート30、及び有機ELパネル40を第2モードに制御する(S14)。制御部60はステップS13でユーザからの操作を取得すると、第1モードから第2モードへ遷移する制御を行う。具体的には、制御部60は、有機ELパネル20及び40に映像を表示させず、かつ調光シート30を透過状態にする。これにより、画像表示装置10は、映像を表示しておらず、かつ透明状態となる。
次に、制御部60は取得部50を介してユーザから第1モードで制御を行う(具体的には、第2モードから第1モードへ切り替える)ことを示す操作を取得する(S15)と、有機ELパネル20、調光シート30、及び有機ELパネル40を第1モードに制御する(S12)。制御部60はステップS15でユーザからの操作を取得すると、第2モードから第1モードへ遷移する制御を行う。具体的には、制御部60は、制御部60は、有機ELパネル20及び40に映像を表示させ、かつ調光シート30を非透過状態にする。これにより、画像表示装置10は高コントラストの映像を表示する。
以降、ユーザからの操作に応じて、制御部60は第1モードと第2モードとを遷移する制御を行う。なお、制御部60は、第1モード及び第2モード以外のモードを有していてもよく(例えば、後述する第3モード又は第4モードなど)、ユーザからの操作によりそれぞれのモードを切り替えてもよい。
なお、ステップS12は、第1ステップの一例であり、ステップS14は第2ステップの一例である。つまり、本願発明は、第1ステップと第2ステップとを含む画像表示装置の画像表示方法として実現されてもよい。
さらに、制御部60は、第1モード及び第2モード以外のモードを有していてもよく、図6を参照しながら他のモードについて説明する。
図6は、本実施の形態に係る制御部60が行う第4モードの制御を示す図である。なお、第3モードについては、後述する。
図6に示すように、制御部60は、第4モードでは、有機ELパネル20及び40に映像を表示し、かつ調光シート30を透過状態にする制御を行う。調光シート30が透過状態であるので、X軸プラス側から画像表示装置10を見た場合、有機ELパネル20に表示されている映像に加え、有機ELパネル40に表示されている映像を見ることができる。言い換えると、第4モードでは、有機ELパネル20及び40それぞれが表示する映像を重ねることで、1つの映像を表示する。有機ELパネル20及び40に表示される映像は、例えば、関係性がある映像である。
図6では、画像表示装置10を一方向(例えば、X軸プラス側)から見た場合に、有機ELパネル20及び40が同じ映像を表示している例を示している。言い換えると、有機ELパネル40が表示する映像は、有機ELパネル20が表示する映像の左右逆向きの映像(以降、反転映像とも記載する)である。つまり、X軸マイナス側から有機ELパネル40を見たときに表示されている映像は、X軸プラス側から有機ELパネル20を見たときに表示されている映像を左右逆向きにした映像となる。言い換えると、第4モードは、有機ELパネル20及び40の映像表示方向が同じ方向であり、一例として図6では映像表示方向はX軸マイナス側からX軸プラス側に向かう方向である。
これにより、画像表示装置10は、有機ELパネル20側及び有機ELパネル40側のどちらから見ても、映像をくっきり表示することができる。例えば、調光シート30が透過状態であり、有機ELパネル20及び40のうち有機ELパネル20のみが表示している場合、有機ELパネル40側から画像表示装置10を見ると、有機ELパネル20が表示している映像が見える。しかし、調光シート30及び有機ELパネル40を介して有機ELパネル20に表示されている映像を見ることになるので、その分、映像の見た目が低下してしまう(例えば、ボケた映像となる)。一方、本実施の形態に係る画像表示装置10のように、第4モードによる表示を行うことで、有機ELパネル20側及び有機ELパネル40側のどちらから見ても、映像をくっきり表示することができる。
なお、第4モードで表示する映像は、上記に限定されない。例えば、制御部60は、有機ELパネル20及び40に異なる映像を表示させてもよい。この場合、画像表示装置10は、立体感のある映像を表示することが可能である。
制御部60は、有機ELパネル20及び40に表示する映像に対応した制御信号を出力することで、有機ELパネル20及び40に映像を表示させる。図6の場合では、制御部60は、有機ELパネル40が表示する映像は有機ELパネル20が表示する映像の反転映像となるように、有機ELパネル20及び40に制御信号を送信する。また、制御部60は、調光シート30に電圧を印加することで、調光シート30を透過状態にさせる。
[1−3.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る画像表示装置10は、平行に配置され、それぞれが可視光透過性を有し映像表示を行う有機ELパネル20(第1のパネルの一例)及び有機ELパネル40(第2のパネルの一例)と、有機ELパネル20と有機ELパネル40との間に配置され、透過状態と非透過状態とを切り替え可能な調光シート30と、有機ELパネル20、有機ELパネル40及び調光シート30を制御する制御部60と、を備える。そして、制御部60は、有機ELパネル20及び有機ELパネル40に映像を表示させ、かつ調光シート30を黒色状態(非透過状態の一例)にする第1モードと、有機ELパネル20及び有機ELパネル40に映像を表示させず、かつ調光シート30を透過状態にする第2モードとを有する。
以上のように、本実施の形態に係る画像表示装置10は、平行に配置され、それぞれが可視光透過性を有し映像表示を行う有機ELパネル20(第1のパネルの一例)及び有機ELパネル40(第2のパネルの一例)と、有機ELパネル20と有機ELパネル40との間に配置され、透過状態と非透過状態とを切り替え可能な調光シート30と、有機ELパネル20、有機ELパネル40及び調光シート30を制御する制御部60と、を備える。そして、制御部60は、有機ELパネル20及び有機ELパネル40に映像を表示させ、かつ調光シート30を黒色状態(非透過状態の一例)にする第1モードと、有機ELパネル20及び有機ELパネル40に映像を表示させず、かつ調光シート30を透過状態にする第2モードとを有する。
これにより、第1モードでは、調光シート30が黒色状態であるので、有機ELパネル20及び40は高コントラストの映像を表示することができる。また、第2モードでは、有機ELパネル20及び40、並びに、調光シート30が可視光を透過する状態であるので、画像表示装置10が配置されている空間を広く見せる、又は外光を取り入れて画像表示装置10が配置されている空間を明るくすることができる。つまり、第2モードを有していることで映像を表示する以外の用途にも画像表示装置10を利用することができるので、画像表示装置10の利便性が向上する。
上記により、本実施の形態に係る画像表示装置10は、高コントラストの映像を表示でき、かつ利便性が向上する。
また、制御部60は、さらに、有機ELパネル20に映像を表示させ、有機ELパネル40に有機ELパネル20が表示している映像と左右逆向きの映像である反転映像を表示させ、調光シート30を透過状態にする第4モードを有する。
これにより、調光シート30が透過状態であるシースルー表示を行っている場合に画像表示装置10を有機ELパネル20側及び有機ELパネル40側のどちらからか見ても、映像をくっきりと表示することができる。なお、有機ELパネル20側から見た映像と有機ELパネル40側から見た映像とは、左右反転した映像となる。
また、制御部60は、第1モードにおいて、有機ELパネル20及び有機ELパネル40のそれぞれに異なる映像を表示する。
これにより、有機ELパネル20及び40のそれぞれに適した映像を表示することができる。例えば、有機ELパネル20が室内(例えば、会議室)側に配置されている場合、会議室の使用時間帯又は会議で使用する資料などを表示することができる。また、有機ELパネル40が室外(例えば、廊下)側に配置されている場合、会議室が使用中であることを示す映像を表示することができる。
また、以上のように、本実施の形態に係る画像表示装置10の画像表示方法は、平行に配置され、それぞれが可視光透過性を有し映像表示を行う有機ELパネル20及び40と、有機ELパネル20と有機ELパネル40との間に配置され、光透過状態と光非透過状態とを切り替え可能な調光シート30と、を備える画像表示装置10の画像表示方法であって、有機ELパネル20及び40に映像を表示させ、かつ調光シート30を光非透過状態にする第1ステップと、有機ELパネル20及び40に映像を表示させず、かつ調光シート30を光透過状態にする第2ステップと、を含む。
これにより、上記画像表示装置10と同様の効果を奏する。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態に係る画像表示装置10aについて、図7及び図8を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実質的に共通の構成については同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する場合がある。
次に、本実施の形態に係る画像表示装置10aについて、図7及び図8を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実質的に共通の構成については同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する場合がある。
[2−1.画像表示装置の構成]
まず、本実施の形態に係る画像表示装置10aの構成について、図7を参照しながら説明する。
まず、本実施の形態に係る画像表示装置10aの構成について、図7を参照しながら説明する。
図7は、本実施の形態に係る画像表示装置10aの機能構成を示すブロック図である。
図7に示すように、本実施の形態に係る画像表示装置10aは、人感センサ21及び41を備える点に特徴を有する。その他の構成は、実施の形態1に係る画像表示装置10と同様である。
人感センサ21及び41は、人を検知するセンサである。具体的には、人感センサ21は、調光シート30に対して有機ELパネル20側(例えば、会議室)に存在する人を検知するセンサである。また、人感センサ41は、調光シート30に対して有機ELパネル40側(例えば、廊下)に存在する人を検知するセンサである。人感センサ21及び41は、例えば人の体から放出される赤外線を検知する熱線センサであってもよいし、超音波などで人の存在の有無を検知するセンサであってもよい。
なお、本実施の形態では画像表示装置10aは、人感センサを2つ備えている例について説明しているが、これに限定されない。人感センサは、調光シート30に対して有機ELパネル20側(以降、単に有機ELパネル20側とも記載する)、又は、調光シート30に対して有機ELパネル40側(以降、単に有機ELパネル40側とも記載する)に存在する人を検知できれば、人感センサの数は特に限定されない。また、画像表示装置10aが備えるセンサは人感センサに限定されず、有機ELパネル20側又は有機ELパネル40側に存在する人を直接的又は間接的に検知できるセンサであればよい。例えば、画像表示装置10aが備えるセンサは、有機ELパネル20側又は有機ELパネル40側の明るさを検知する照度センサであってもよい。センサが照度センサである場合、制御部60は、照度センサが検知する明るさが明るくなったことで人が存在していることを間接的に検知してもよい。つまり、照度センサのように間接的に人を検知するセンサも、本願明細書における人を検知するセンサに含まれる。
制御部60は、人感センサ21及び41の検知結果に応じて有機ELパネル20及び40が表示する映像、並びに、調光シート30の状態(例えば、透過状態と非透過状態)を制御する。制御部60は、例えば、人感センサ21によって人が検知されると、有機ELパネル20に所定の映像を表示する制御を行う。
[2−2.制御部が行う制御]
続いて、画像表示装置10aの動作について、図8を参照しながら説明する。
続いて、画像表示装置10aの動作について、図8を参照しながら説明する。
図8は、本実施の形態に係る制御部60が行う第3モードの制御の一例を示す図である。図8では、有機ELパネル20及び40のうち、有機ELパネル20が配置された空間のみに人がいる場合を示している。
図8に示すように、有機ELパネル20側に人が存在する場合、人感センサ21は当該人を検知する。人感センサ21は、検知結果を制御部60に出力する。制御部60は、人感センサ21の検知結果から有機ELパネル20のみに映像を表示させ、かつ調光シート30を透過状態とする。図8では、有機ELパネル20が配置された空間(例えば、会議室)を使用する時間帯を表示している例を示しているが、有機ELパネル20に表示される映像は、特に限定されない。また、図8では、人感センサ21及び41は有機ELパネル20及び40の上部側に配置されている例について示しているが、人感センサ21及び41が配置される位置は特に限定されない。有機ELパネル20及び40が配置された空間又は有機ELパネル20及び40の前方にいる人を検知できる位置であればよい。
また、図8に示すように、有機ELパネル40側に人はいないので、人感センサ41は人がいないことを検知する。人感センサ41は検知結果を制御部60に出力する。制御部60は、人感センサ41の検知結果から、有機ELパネル40に映像を表示させない。つまり、有機ELパネル40は、透明状態である。これにより、人が存在しない側に配置されている有機ELパネル(例えば、有機ELパネル40)には映像が表示されないので、画像表示装置10aの消費電力を削減することができる。
また、図8では、調光シート30は透明状態である例について示しているが、これに限定されない。制御部60は、有機ELパネル20及び40のうちの一方の有機ELパネルのみが映像を表示している場合、調光シート30を透過状態及び非透過状態のどちらに制御してもよい。制御部60は、例えば有機ELパネル20及び40のうちの一方の有機ELパネルのみが映像を表示しているときの調光シート30の状態を予めユーザから取得しており、取得したユーザの指示に基づいて調光シート30の状態を制御してもよい。
制御部60が調光シート30を黒色状態とすることで、映像を綺麗に見せることができ、調光シート30を透過状態とすることで映像をシースルー表示させることができる。また、調光シート30を黒色状態とすることで、例えば人感センサ41の検知範囲外に人がいる場合であっても、当該人は有機ELパネル20に表示されている映像を見ることができないので、セキュリティを保護することもできる。なお、有機ELパネル20のみが映像を表示し、かつ調光シート30が透過状態である状態は、第3モードに含まれる第1状態の一例である。
また、有機ELパネル40側のみに人が存在する場合(例えば、人感センサ21及び41のうち人感センサ41のみが人を検知した場合)、制御部60は有機ELパネル40のみに映像を表示させ、かつ調光シート30が透過状態とする。なお、有機ELパネル40のみが映像を表示し、かつ調光シート30が透過状態である状態は、第3モードに含まれる第2状態の一例である。言い換えると、制御部60は、第1状態及び第2状態を含む第3モードを有する。そして、上記のように制御部60は人感センサ21及び41の検知結果に応じて、第3モードにおいて第1状態及び第2状態の一方を実行する制御を行う。
なお、有機ELパネル20及び40の両方が映像を表示している場合(言い換えると、人感センサ21及び41がそれぞれ人を検知した場合)、制御部60は、調光シート30を黒色状態(非透過状態の一例)としてもよい。つまり、制御部60は、第1モードを実行する制御を行ってもよい。また、有機ELパネル20及び40の両方が映像を表示していない場合(言い換えると、人感センサ21及び41がそれぞれ人を検知していない場合)、制御部60は調光シート30を透過状態としてもよい。つまり、制御部60は、第2モードを実行する制御を行ってもよい。
なお、上記では、画像表示装置10aは、有機ELパネル20側及び有機ELパネル40側のそれぞれにいる人を検知する例について説明したが、これに限定されない。例えば、有機ELパネル20側及び有機ELパネル40の少なくとも一方にいる人を検知してもよい。例えば、画像表示装置10aは人感センサ21のみを備えることで、有機ELパネル20側に存在する人のみを検知してもよい。この場合、人感センサ21が人を検知すると、制御部60は第1状態を実行する制御を行う。つまり、制御部60は、人感センサが人を検知した側に配置されている有機ELパネル(例えば、有機ELパネル20)に映像を表示させる制御を行う。
なお、上記では、画像表示装置10aが人感センサ21及び41を備える例について説明したが、これに限定されない。例えば、画像表示装置10aはセンサを備えておらず、部屋などに設置されている別のセンサから人を検知したことを示す情報を受信することで、人が存在していることを検知してもよい。例えば、取得部50が他のセンサから人を検知したことを示す情報を受信してもよい。
[2−3.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る画像表示装置10aが備える、制御部60は、さらに、有機ELパネル20(第1のパネルの一例)のみに映像を表示させ、かつ調光シート30を透過状態にする第1状態、及び、有機ELパネル40(第2のパネルの一例)のみに映像を表示させ、かつ調光シート30を透過状態にする第2状態を含む第3モードを有する。
以上のように、本実施の形態に係る画像表示装置10aが備える、制御部60は、さらに、有機ELパネル20(第1のパネルの一例)のみに映像を表示させ、かつ調光シート30を透過状態にする第1状態、及び、有機ELパネル40(第2のパネルの一例)のみに映像を表示させ、かつ調光シート30を透過状態にする第2状態を含む第3モードを有する。
これにより、画像表示装置10aは、シースルー表示が可能となる。つまり、ユーザは、有機ELパネル20に表示されている映像及び、調光シート30に対して有機ELパネル40側の様子を確認することができるので、画像表示装置10aの利便性が向上する。
また、調光シート30に対して有機ELパネル20側、又は、調光シート30に対して有機ELパネル40側に存在する人を検知する人感センサ21及び41(センサの一例)を備える。そして、制御部60は、人感センサ21及び41の検知結果に応じて、第3モードにおいて第1状態及び第2状態の一方を実行する。
これにより、制御部60は、画像表示装置10aが備える人感センサ21及び41の検知結果を用いて、第3モードにおける第1状態及び第2状態の一方を実行することができる。つまり、ユーザからの操作を取得しなくても映像を表示させることができるので、画像表示装置10aの利便性が向上する。例えば、人感センサ21が人を検知し、かつ人感センサ41が人を検知していない場合、制御部60は第1状態を実行する。例えば、人感センサ21が人を検知しておらず、かつ人感センサ41が人を検知している場合、制御部60は第2状態を実行する。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1及び2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1及び2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1及び2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1及び2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
例えば、上記実施の形態では、自発光型の透過パネルが有機ELパネルである例について説明したが、これに限定されない。例えば、自発光型の透過パネルは、無機ELパネルであってもよい。
また、上記実施の形態では、透明ディスプレイが自発光型のディスプレイである例について説明したが、これに限定されない。透明ディスプレイは液晶パネルなどの自発光型ではないディスプレイであってもよい。液晶パネルは、液晶材料、透明基板及び透明電極などにより構成される液晶層と、透明な導光板及び導光板の端部に配置される光源(例えば、LED(Light Emitting Diode))などにより構成される光源部とによって実現される。また、透明ディスプレイは、その他の透明でありかつ映像を表示できるパネルであってもよい。なお、透明ディスプレイが液晶パネルである場合、調光シートは光透過状態と光拡散状態(非透過状態の一例)とを切り替え可能であるとよい。
また、上記実施の形態では、制御部は第1モード〜第4モードを有している例について説明したが、制御部はそれ以外のモードを有していてもよい。例えば、制御部は2枚の有機ELパネルに映像を表示せず、かつ調光シートを非透過状態とする第5モードを有していてもよい。
また、上記実施の形態2において、画像表示装置が照度センサを備える場合、制御部は照度センサが予め定められた時間継続して明るい状態を検知したときに、電気の消し忘れの可能性があること示す情報を有機ELパネルに表示させてもよい。例えば、一方の有機ELパネルが配置された空間の明るさが予め定められた時間継続して明るい状態である場合、制御部は他方の有機ELパネルに電気の消し忘れであることを示す情報を表示させてもよい。さらに、画像表示装置が人感センサ及び照度センサの両方を備えている場合、一方の有機ELパネルが配置された空間において人感センサが人を検知しておらず、かつ照度センサが明るい状態を検知している場合、制御部は、他方の有機ELパネルに電気の消し忘れであることを示す情報を表示させてもよい。
また、上記実施の形態において、上記画像表示装置により行われる複数のステップ(例えば、第1ステップ及び第2ステップ)を含む画像表示方法として実現されてもよい。例えば、当該画像表示方法は、制御部及びメモリを備えるコンピュータにより実行される。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、プロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、又はLSI(Large scale integration)を含む一つ又は複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、一つのチップに集積されていてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは一つの装置に集約されていてもよし、複数の装置に備えられていてもよい。
また、本開示の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータが読み取り可能なCD−ROM、光ディスクなどの非一時的記録媒体などで実現されてもよい。プログラムは、記憶媒体に予め記憶されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記憶媒体に供給されてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をすべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、映像を表示するモード及び高い透過率を有するモードの両方を使用する用途に用いられるディスプレイに適用可能である。具体的には、スペースを区分けする間仕切り、窓ガラス、ショーウィンドウなどに、本開示は適用可能である。
10、10a 画像表示装置
20 有機ELパネル(第1のパネル)
21、41 人感センサ(センサ)
30 調光シート
40 有機ELパネル(第2のパネル)
50 取得部
60 制御部
70 メモリ
100 壁
20 有機ELパネル(第1のパネル)
21、41 人感センサ(センサ)
30 調光シート
40 有機ELパネル(第2のパネル)
50 取得部
60 制御部
70 メモリ
100 壁
Claims (6)
- 平行に配置され、それぞれが可視光透過性を有し映像表示を行う第1のパネル及び第2のパネルと、
前記第1のパネルと前記第2のパネルとの間に配置され、光透過状態と光非透過状態とを切り替え可能な調光シートと、
前記第1のパネル、前記第2のパネル及び前記調光シートを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1のパネル及び前記第2のパネルに映像を表示させ、かつ前記調光シートを前記光非透過状態にする第1モードと、前記第1のパネル及び前記第2のパネルに映像を表示させず、かつ前記調光シートを前記光透過状態にする第2モードとを有する、
画像表示装置。 - 前記制御部は、さらに、前記第1のパネルのみに映像を表示させ、かつ前記調光シートを前記光透過状態にする第1状態、及び、前記第2のパネルのみに映像を表示させ、かつ前記調光シートを前記光透過状態にする第2状態を含む第3モードを有する、
請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記調光シートに対して前記第1のパネル側、又は、前記調光シートに対して前記第2のパネル側に存在する人を検知するセンサを備え、
前記制御部は、前記センサの検知結果に応じて、前記第3モードにおいて前記第1状態及び前記第2状態の一方を実行する、
請求項2に記載の画像表示装置。 - 前記制御部は、さらに、前記第1のパネルに映像を表示させ、前記第2のパネルに前記第1のパネルが表示している映像と左右逆向きの映像である反転映像を表示させ、前記調光シートを前記光透過状態にする第4モードを有する、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記制御部は、前記第1モードにおいて、前記第1のパネル及び前記第2のパネルのそれぞれに異なる映像を表示させる、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 平行に配置され、それぞれが可視光透過性を有し映像表示を行う第1のパネル及び第2のパネルと、前記第1のパネルと前記第2のパネルとの間に配置され、光透過状態と光非透過状態とを切り替え可能な調光シートと、を備える画像表示装置の画像表示方法であって、
前記第1のパネル及び前記第2のパネルに映像を表示させ、かつ前記調光シートを前記光非透過状態にする第1ステップと、前記第1のパネル及び前記第2のパネルに映像を表示させず、かつ前記調光シートを前記光透過状態にする第2ステップとを含む、
画像表示方法。
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