JP2020110006A - 機器管理システム、管理装置、管理方法及びアプリケーションプログラム - Google Patents

機器管理システム、管理装置、管理方法及びアプリケーションプログラム Download PDF

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JP2020110006A JP2020051872A JP2020051872A JP2020110006A JP 2020110006 A JP2020110006 A JP 2020110006A JP 2020051872 A JP2020051872 A JP 2020051872A JP 2020051872 A JP2020051872 A JP 2020051872A JP 2020110006 A JP2020110006 A JP 2020110006A
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ユンホウ シェ
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Abstract

【課題】携帯端末を用いた自宅等の監視及び制御を簡易に行うことが可能な技術を提供すること。【解決手段】管理装置(30)は、当該管理装置に割り当てられた識別情報を送信することにより、ユーザが操作する携帯端末(20)との間で無線接続を行う接続手段(311)と、無線接続を介した携帯端末からの指示に応じて、制御サーバ(10)との間で通信を行うための通信設定を行う設定手段(313)と、1以上の管理対象機器(40)の動作状態を収集し、収集した1以上の管理対象機器の動作状態を含む管理情報を制御サーバに送信する管理手段(320)と、を備え、制御サーバは、携帯端末から受信した、管理装置の識別情報を含むユーザ情報を登録する登録手段(120)と、携帯端末から受信した、管理情報を記憶する記憶手段(150)と、を備える機器管理システム(1)を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、機器管理システム、管理装置、管理方法及びアプリケーションプログラムに
関する。
近年、ユーザの自宅内を監視することが可能なシステムが知られている。例えば特許文
献1には、所定のイベントを検出する少なくとも1つのセンサと、センサと通信可能な親
機と、親機との間で無線ルータを用いて無線通信可能な携帯電話端末と、を備え、親機は
、センサが所定のイベントを検出すると、センサに関する情報を携帯電話端末に転送し、
携帯電話端末は、親機から転送された所定のイベントを検出したセンサに関する情報を表
示する宅内監視システムが記載されている。
特開2006−100789号公報
ユーザの自宅内の環境及び自宅に設置された各種の機器を、スマートフォン等の携帯端
末を用いて容易に監視及び制御することができれば、利便性が格段に向上すると考えられ
る。しかしながら、特許文献1に記載の宅内監視システムでは、ユーザの自宅内の環境を
監視しようとする場合、親機とは別に自宅内にセンサを設置する必要があることから、実
際に自宅の監視を可能にするためには多くの手間がかかるという問題がある。また、特許
文献1に記載の宅内監視システムでは、ユーザの自宅に設置された各種の機器を制御する
ことについては考慮されていないという問題もある。
本発明のいくつかの態様は前述の課題に鑑みてなされたものであり、携帯端末を用いた
自宅等の監視及び制御を簡易に行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る機器管理システムは、1以上の管理対象機器を管理する管理装置
と、管理装置を制御するための制御サーバと、を備える機器管理システムであって、管理
装置は、当該管理装置に割り当てられた識別情報を送信することにより、ユーザが操作す
る携帯端末との間で無線接続を行う接続手段と、無線接続を介した携帯端末からの指示に
応じて、制御サーバとの間で通信を行うための通信設定を行う設定手段と、1以上の管理
対象機器の動作状態を収集し、収集した1以上の管理対象機器の動作状態を含む管理情報
を制御サーバに送信する管理手段と、を備え、制御サーバは、携帯端末から受信した、管
理装置の識別情報を含むユーザ情報を登録する登録手段と、携帯端末から受信した、管理
情報を記憶する記憶手段と、を備える。
本発明の他の態様に係る管理装置は、1以上の管理対象機器を管理する管理装置であっ
て、当該管理装置に割り当てられた識別情報を送信することにより、ユーザが操作する携
帯端末との間で無線接続を行う接続手段と、無線接続を介した携帯端末からの指示に応じ
て、制御サーバとの間で通信を行うための通信設定を行う設定手段と、1以上の管理対象
機器の動作状態を収集し、収集した1以上の管理対象機器の動作状態を含む管理情報を制
御サーバに送信する管理手段と、を備える。
本発明の他の態様に係る管理方法は、1以上の管理対象機器を管理する管理装置が、当
該管理装置に割り当てられた識別情報を送信することにより、ユーザが操作する携帯端末
との間で無線接続を行うステップと、無線接続を介した携帯端末からの指示に応じて、制
御サーバとの間で通信を行うための通信設定を行うステップと、1以上の管理対象機器の
動作状態を収集し、収集した1以上の管理対象機器の動作状態を含む管理情報を制御サー
バに送信するステップと、を実行する。
本発明の他の態様に係るアプリケーションプログラムは、1以上の管理対象機器を管理
する管理装置から受信した識別情報に基づき、管理装置との間で無線接続を行う接続手段
と、無線接続に基づき、制御サーバに管理装置が接続するための通信設定を行う設定手段
と、制御サーバに、管理装置に割り当てられた識別情報を含むユーザ情報を送信する送信
手段と、管理装置又は制御サーバから、管理装置が管理する1以上の管理対象機器の動作
状態を含む管理情報を取得する取得手段と、管理装置又は制御サーバに、管理装置が管理
する1以上の管理対象機器を制御するための制御指示を行う指示手段と、を携帯端末に実
行させる。
なお、本発明において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的
手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する
機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装
置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2
つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置に
より実現されても良い。
本発明によれば、携帯端末を用いた自宅等の監視及び制御を簡易に行うことが可能な技
術を提供することができる。
実施形態に係る機器管理システムの概要を示す図である。 実施形態に係る機器管理システムの構成例を示す図である。 管理装置の外観を示す図である。 管理装置の装置構成の具体例を示す図である。 制御サーバの機能構成の具体例を示す図である。 管理用アプリケーションの機能構成の具体例を示す図である。 実施形態に係る機器管理システムの処理の流れ(その1)を示すシーケンス図である。 実施形態に係る機器管理システムの処理の流れ(その2)を示すシーケンス図である。 管理用アプリケーションの画面表示例を示す図である。 制御サーバのハードウェア構成の具体例を示す図である。 ユーザ端末のハードウェア構成の具体例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において
、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
<システム構成>
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態
は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図は
ない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる
。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を
付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致し
ない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることが
ある。
図1乃至図11は、実施形態を説明するための図である。以下、これらの図を参照しな
がら、以下の流れに沿って実施形態を説明する。まず「1」で実施形態に係る機器管理シ
ステムの構成を説明する。続いて「2」で機器管理システムに含まれる管理装置の外観や
機能等について説明する。「3」では、制御サーバについて、「4」では管理用アプリケ
ーションについて説明する。「5」では機器管理システムにおける処理の流れを説明する
。「6」では機器管理システムを構成する各機器を実現可能なハードウェア構成の具体例
を説明する。最後に「7」以降で、本実施形態に係る効果などを説明する。
(1. システム構成)
まず、図1を参照しながら、実施形態に係る機器管理システム1の概要を説明する。機
器管理システム1は、制御サーバ10と、ユーザ端末20と、管理装置30と、管理対象
機器40とを含む。図1には管理対象機器40が複数図示されているが、1つの管理装置
30に接続される管理対象機器40は1つであってもよい。
各々の管理範囲Tには、管理装置30、1以上の管理対象機器40及び1以上のユーザ
端末20が含まれる。管理範囲Tは、管理装置30が管理対象とする管理対象機器40の
範囲を示している。管理範囲Tは、例えば、管理装置30が設置された建物内などに対応
するが、これに限定されるものではない。
管理装置30は、管理装置30が設置された管理範囲Tの中に存在する管理対象機器4
0の管理(監視及び制御)を行う装置である。制御サーバ10は、各管理範囲Tの中に設
置される管理装置30を利用するユーザのユーザ登録、及び管理装置30の管理(監視及
び制御)を行う装置である。
ユーザ端末20は、管理装置30を利用するユーザが使用する端末であり、管理装置3
0と近距離無線通信を用いて直接通信することで、管理装置30及び管理対象機器40の
監視及び制御を行うユーザIF(Interface)としての役割を担う。また、ユーザ端末2
0は、管理装置30と近距離無線通信を用いた通信ができない場合など、必要に応じて制
御サーバ10と通信することも可能である。また、ユーザ端末20は、無線LANを使用
して管理装置30と通信することも可能である。
次に、図2を参照しながら、実施形態に係る機器管理システム1の構成例及び処理の概
要を説明する。図2に示す機器管理システム1は、更に、IoT(Internet of Things)
機器50と、IoTサーバ60とを含む。図2の構成例のうち管理装置30、管理対象機
器40及びIoT機器50は、ユーザUの自宅(以下、単に「ユーザ宅」と言う。)に設
置されている前提である。当該ユーザ宅は、図1における1つの管理範囲Tに該当する。
ユーザ端末20は、ユーザUが操作する例えば携帯型の携帯端末である。
制御サーバ10と、ユーザ端末20と、管理装置30と、管理対象機器40とは、通信
ネットワークN1及び通信ネットワークN2を介して相互に通信可能である。また、Io
T機器50とIoTサーバ60とは、通信ネットワークN1及び通信ネットワークN2を
介して相互に通信可能である。また、制御サーバ10とIoTサーバ60とは、通信ネッ
トワークN1を介して相互に通信可能である。
ここで、図2の例では、ユーザ端末20及び管理対象機器40がそれぞれ1台しか示し
ていないが、ユーザ端末20及び/又は管理対象機器40を複数台含むことが可能である
。また、ユーザ端末20は、管理装置30との間で、通信ネットワークN1及び通信ネッ
トワークN2を介さない、例えばBluetooth(登録商標)等による直接の近距離
無線通信を行うことが可能である。
機器管理システム1において管理装置30は、ユーザ宅に設置された各種の家電等の管
理対象機器40の管理を行う。管理対象機器40はどのような機器であってもよいが、例
えば、エアコン(Air Conditioner)、電気給湯器(Electric water heater)、家庭用太
陽光発電システム(Household solar power generation system)、燃料電池(Fuel cell
)、蓄電池(Storage battery)、電気自動車の充放電器(Electric vehicle charger-di
scharger)、照明装置(Lighting)、スマートメータ(Smart Meter)等が挙げられる。
管理装置30は、管理対象機器40から、“管理対象機器40の動作状態に関する情報”
を収集して制御サーバ10に送信する。
また、管理装置30は、ユーザ宅内の環境に関する情報(以下、「環境情報」と言う)
として、温度、湿度、照度、浮遊粉塵(浮遊ダスト)の量、TVOC量(総揮発性有機化
合物、Total Volatile Organic Compounds)、CO2濃度及び気圧等を測定する複数のセ
ンサを備えると共に、それらのセンサにより測定された環境情報を制御サーバ10へと送
信する。以下の説明では、環境情報及び“管理対象機器40の動作状態に関する情報”の
両方又は少なくとも一方を含む情報を、「管理情報」と呼ぶ。
制御サーバ10は、複数の異なるユーザ宅に設置された各管理装置30から、各々のユ
ーザ宅に関する環境情報、及び各々のユーザ宅に設置された管理対象機器40の動作状態
に関する情報を収集し、収集した情報(管理情報)をデータベースに蓄積する。また、制
御サーバ10は、管理装置30を自宅に設置したユーザUのユーザ登録を行う機能や、蓄
積した管理情報を統計的に分析する機能を備える。
ユーザ端末20には、管理情報の表示、及び、管理対象機器40を監視及び制御するた
めの管理用アプリケーション(以下、「管理用アプリ」と言う。)がインストールされて
おり、ユーザUは当該管理用アプリを実行することにより、制御サーバ10や管理装置3
0に対する各種設定を行うことができる。一方で、管理装置30は起動/リセット用の以
外の操作ボタンを実装しない。管理対象機器40の動作状態に関する情報の表示や、管理
対象機器40に対して行う制御の受付等についてはユーザ端末20側で行う。ユーザ端末
20は、例えばいわゆるスマートフォンと呼ばれる携帯電話や、タブレット型端末、PD
A(Personal Digital Assistant)等により実現することができる。
ここで、管理装置30が制御サーバ10と通信するためには、例えば管理装置30が無
線LAN又は有線LANへ接続するための接続設定(例えばSSID及びパスワードの設
定)等を管理装置30に対して登録する必要がある。本実施形態では、例えば携帯電話で
あるユーザ端末20から、無線LAN又は有線LANに接続したり、ユーザ登録をしたり
するための通信設定を管理装置30に対して行う。
通信ネットワークN1は、有線ネットワーク及び無線ネットワークから構成されるイン
ターネットであり、内部に公衆無線LANのアクセスポイントや携帯電話の基地局等を含
むことができる。通信ネットワークN2は、有線ネットワーク及び無線ネットワークから
構成されるユーザ宅内の通信ネットワークであり、内部に無線LANのアクセスポイント
やLANスイッチ等を含むことができる。
図2に示すように、本実施形態では、ユーザ端末20及び管理装置30が近距離無線を
介して通信する際の通信経路を、通信経路R1(第1通信経路)と呼ぶ。また、制御サー
バ10及び管理装置30が、通信ネットワークN1及び通信ネットワークN2を介して通
信する際の通信経路を、通信経路R2(第2通信経路)と呼ぶ。また、管理装置30及び
管理対象機器40が通信ネットワークN2を介して通信する際の通信経路を、通信経路R
3(第3通信経路)と呼ぶ。
また、ユーザ端末20及び制御サーバ10が通信する際の通信経路を、通信経路R4(
第4通信経路)と呼ぶ。より具体的には、通信ネットワークN1及び通信ネットワークN
2を介して通信する際の通信経路を通信経路R4aと呼び、通信ネットワークN1を介し
て通信する際の通信経路を通信経路R4bと呼ぶ。すなわち、通信経路R4aは、ユーザ
端末20がユーザ宅内にいる場合で、かつ、管理装置30との間で近距離無線通信を行っ
ていない場合に用いられる通信経路であり、通信経路R4bは、ユーザ端末20がユーザ
宅の外にいる場合(つまり、LTE(Long Term Evolution)等の移動通信網に接続して
いる場合)に用いられる通信経路である。また、IoT機器50及びIoTサーバ60が
通信ネットワークN1及び通信ネットワークN2を介して通信する際の通信経路を、通信
経路R5と呼ぶ。また、IoTサーバ60及び制御サーバ10が通信ネットワークN1を
介して通信する際の通信経路を、通信経路R6と呼ぶ。また、ユーザ端末20及び管理装
置30が通信ネットワークN2を介して通信する際の通信経路を、通信経路R7と呼ぶ。
管理装置30は、管理対象機器40の管理を容易に行えるようにするために、監視対象
である管理対象機器40を管理装置30に個別に登録するといった手順を行うことなく監
視・制御が可能なプロトコルを利用して、管理対象機器40と通信するようにしてもよい
。このようなプロトコルの一例として、例えばECHONET Lite(登録商標)と
呼ばれるプロトコルを使用するようにしてもよい。なお、以下の説明では、管理装置30
は、ECHONET Lite(登録商標)を利用して管理対象機器40の監視及び制御
を行う前提とするが、本実施形態がこれに限定されることを意図しているのではない。管
理装置30と管理対象機器40との間ではどのようなプロトコルが用いられてもよい。
IoT機器50は、サードパーティー(3rd Party)が提供するサービスを利用するた
めの機器である。IoTサーバ60は、当該サードパーティーが提供するサーバであり、
IoT機器50は、IoTサーバ60と連携してユーザにサービスを提供する。IoT機
器50は、どのような機器でもよいが、例えば、ユーザの問いかけに対して音声等で応答
するAI(Artificial Intelligence)スピーカー等が挙げられる。IoTサーバ60は
、IoT機器50を利用して外部装置の操作等を行うことが可能な外部連携API(Appl
ication Programmable Interface)を提供しており、制御サーバ10は、当該APIを利
用することで、IoT機器50に入力されたユーザの問いかけに対して、管理情報の内容
をIoT機器50から応答させることを実現する。また、ユーザがIoT機器50に音声
を入力することで、管理対象機器40の操作を音声で行うことが可能な機能をユーザに提
供する。
(2. 管理装置30)
図3及び図4を参照しながら、以下、管理装置30の外観や機能等について説明する。
(2.1 管理装置30の外観)
まず、図3を参照しながら、管理装置30の外観を説明する。図3は、管理装置30の
外観を示す図である。
管理装置30は、筐体301と、LEDインジケータ302と、表示装置350と、光
センサ363と、ダストセンサ364とから構成される。光センサ363及びダストセン
サ364以外のセンサは、筐体301の内部に格納されている。LEDインジケータ30
2は、電源の状態や各センサの稼働状況など、主に、管理装置30本体の動作状態をユー
ザに通知する。表示装置350は、LEDが複数配置されており、これら複数のLEDの
点灯/消灯を切り換えることにより表示装置350は全体として表示機能を実現する。例
えば、表示装置350には、時刻や天気、ユーザ宅内の状態等をアイコンや文字で表示す
ることができる。
光センサ363は、筐体301の上面(表示装置350が存在する面)に対して斜めに
取り付けられている。管理装置30は、床に設置するのみならず、壁掛けとすることも可
能であることから、光センサ363を斜めに取り付けることで、管理装置30の設置方法
によってユーザ宅内の照度の測定結果が大きく変化してしまうことを抑制している。
(2.2. 管理装置30の装置構成)
次に、図4を参照しながら、管理装置30の装置構成を説明する。管理装置30は、図
4に示すように、プロセッサ300と、通信IF(Interface)340と、表示装置35
0と、センサ360と、記憶装置370とを含む。
プロセッサ300は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の管理装置30内
の各機能を統合制御するための装置である。通信IF340は、例えばBluetoot
h(登録商標)等の近距離通信によりユーザ端末20と通信する近距離通信IF341と
、通信ネットワークN2に接続するインタフェースである、有線/無線LAN通信IF3
43を含むことができる。
近距離通信IF341は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線によりユー
ザ端末20に接続するための通信インタフェースである。近距離通信IF341は、例え
ば起動に伴い、管理装置30に割り当てられた識別情報をビーコン信号として周囲の装置
に対して送信する。有線/無線LAN通信IF343は、通信ネットワークN2に接続す
るため通信インタフェースである。具体的には、有線/無線LAN通信IF343は、無
線LANに接続する機能及び有線LANであるイーサネット(登録商標)(Ethernet)に
接続する機能を有する。
センサ360は、管理装置30がユーザ宅内を測定するための各種センサを含む。セン
サ360は、温度センサ361、湿度センサ362、光センサ363、ダストセンサ36
4、TVOCセンサ365、CO2センサ366及び気圧センサ367を含む。しかしな
がら、センサ360が備えるセンサはこれらに限られるものではなく、ユーザ宅内を測定
するためのその他のセンサを備えても良い。センサ360で検出された各種数値は、管理
装置30が設置された場所(ユーザ宅内)の環境情報として、管理装置30内に格納され
ると共に制御サーバ10へ送信される。
温度センサ361は、管理装置30が設置された室内の温度を計測する。湿度センサ3
62は、管理装置30が設置された室内の湿度を計測する。光センサ363は、管理装置
30が設置された室内の照度を計測する。ダストセンサ364は、管理装置30が設置さ
れた室内を浮遊する粉塵の量を計測する。TVOCセンサ365は、管理装置30が設置
された室内に存在する、ホルムアルデヒド等の総揮発性有機化合物の量を測定する。CO
2センサ366は、管理装置30が設置された室内の二酸化酸素の含有率を測定する。気
圧センサ367は、管理装置30が設置された室内の気圧を測定する。
記憶装置370は、メモリ及びSSD(Solid State Drive)又は、eMMC(embedde
d Multi Media Card)等から構成され、管理装置30が管理する管理情報373を格納す
る。前述したように、管理情報373には、管理装置30が収集した管理対象機器40の
動作状態に関する情報と、センサ360で収集した、管理装置30が設置された場所(ユ
ーザ宅内)の環境情報との両方又は少なくとも一方が含まれる。
プロセッサ300は、記憶装置370に記憶されたプログラムを実行することにより、
通信部310、管理部320及び表示制御部330が備える各機能を実現する。当該プロ
グラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、非
一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、
USBメモリ又はCD−ROM等の記憶媒体であってもよい。また、DB371は、記憶
装置370を利用することで実現可能である。
通信部310は、端末通信部311及び制御サーバ通信部313を含む。端末通信部3
11は、ユーザ端末20と管理装置30との間で通信経路(通信経路R1)を確立する処
理、及び、確立された通信路を用いてデータの送受信を行う処理を行う。また、端末通信
部311は、管理装置30自身に割り当てられた識別情報をユーザ端末20に向けて送信
し、当該識別情報を受信したユーザ端末20から接続要求を受けることで、ユーザ端末2
0と管理装置30との間で通信経路R1による無線接続を行う。なお、管理装置30自身
に割り当てられた識別情報とは、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信で
用いられる、ユーザ端末20を一意に特定するためのID(例えば、MACアドレス等)で
あってもよい。なお、端末通信部311を、「接続手段」又は「接続部」と称してもよい
制御サーバ通信部313は、制御サーバ10と管理装置30との間で通信経路(通信経
路R2)を確立する処理、及び、確立された通信路を用いてデータの送受信を行う処理を
行う。また、制御サーバ通信部313は、通信経路R1による無線接続を介したユーザ端
末20からの指示に応じて、制御サーバ10との間で通信経路R2により通信を行うため
の通信設定を行う。当該通信設定とは、例えば、通信ネットワークN2に含まれる無線L
ANアクセスポイント又は有線LANへの接続設定である。なお、制御サーバ通信部31
3を、「設定部」又は「設定手段」と称してもよい。
管理部320は、管理対象機器40の動作状態を通信経路R3により収集する。また、
管理部320は、センサ360により検出された環境情報を収集する。管理部320は、
管理対象機器40の動作状態及び/又は環境情報を含む管理情報373を、制御サーバ通
信部313を介して、通信経路R2により制御サーバ10に送信する。また、ユーザ端末
20からの要求を受けた場合に、管理対象機器40の動作状態及び/又は環境情報を含む
管理情報373を、通信経路R1によりユーザ端末20に送信する。また、管理部320
は、ユーザ端末20又は制御サーバ10からの指示に基づいて、管理対象機器40の各々
を制御するための制御情報(制御メッセージ)を、ユーザ端末20から指定された管理対
象機器40に対して通信経路R3により送信する。管理部320は、ECHONET L
ite(登録商標)をサポートしており、ECHONET Lite(登録商標)を用い
て、管理対象機器40の動作状態の収集、及び制御情報の送信を行う。
また、管理部320は、センサ360から収集した環境情報に基づいて、管理対象機器
40を制御する必要があるか否かを判定し、管理対象機器40を制御する必要があると判
定した場合に、制御情報を当該管理対象機器40に対して通信経路R3により送信するよ
うにしてもよい。例えば、管理部320は、温度センサ361で計測された部屋の室温が
所定の閾値以上であることを検出した場合に、エアコンである管理対象機器40に対して
冷房をオンにするように制御してもよい。
なお、本実施形態では、管理装置30は、制御サーバ通信部313が制御サーバ10と
の間で通信経路R2により通信を行うための通信設定が完了すると、制御サーバ10との
間で通信を行うことが可能になる。従って、管理部320は、管理装置30と制御サーバ
10との間で通信を行うための通信設定が完了した後、制御サーバ10に管理情報373
を送信する処理を開始するようにしてもよい。
表示制御部330は、通信経路R1を介して通信するユーザ端末20のディスプレイに
表示させる画面の内容や、表示装置350に表示させるアイコンの内容等を制御する。
(3. 制御サーバ10)
続いて、図5を参照しながら、制御サーバ10の機能について説明する。図5は、制御
サーバ10の機能構成の具体例を示す機能ブロック図である。制御サーバ10は、管理装
置制御部110、ユーザ登録部120、ユーザ端末制御部130、IoT機器連携部14
0及びデータベース(DB)150を含む。データベース(DB)150には、ユーザ情
報151及び管理情報153が格納される。
管理装置制御部110は、管理装置30との間で通信経路R2を用いて通信することで
、管理装置30に対する制御を行う。管理装置制御部110は、制御指示部111、管理
情報管理部113を含む。
制御指示部111は、管理装置30に対して、管理対象機器40を制御するように指示
する。制御指示部111は、後述する制御指示受付部135により受け付けたユーザ端末
20からの指示に基づいて、管理対象機器40を制御するように指示してもよい。若しく
は、制御指示部111は、管理装置30から取得した管理情報153に含まれる環境情報
に基づいて、管理対象機器40を制御する必要があるか否かを自動判定し、管理対象機器
40を制御する必要があると判定した場合に、管理対象機器40を制御するように指示し
てもよい。例えば、制御指示部111は、環境情報に含まれる部屋の室温が所定の閾値以
上であることを検出した場合に、エアコンである管理対象機器40に対して冷房をオンに
するように管理装置30に指示するようにしてもよい。
管理情報管理部113は、管理装置30から管理情報153を取得し、取得した管理情
報153をDB150に格納する。ここで、管理情報管理部113が受信する管理情報1
53には、前述したように、管理対象機器40の動作状態に関する情報や、管理装置30
が設置された場所の環境情報が含まれる。
また、管理情報管理部113は、DB150に格納した管理情報153を分析し、必要
に応じて、ユーザUに通知すべき情報を生成して状態通知部133に渡す。分析部115
が行う分析とは、現時点における管理情報153を分析することのみならず、1つの管理
装置30から収集した管理情報153における過去から現在までの変化を統計的に分析す
ることや、制御サーバ10に接続された複数の管理装置30から収集された管理情報15
3を横断的に分析すること等を含む。ユーザUに通知すべき情報とは、例えば、管理対象
機器40であるエアコンの使用量が、ユーザU宅における前年度の使用量と比較して著し
く多いといった分析結果や、管理対象機器40であるエアコンの使用量が、他のユーザの
平均と比較して著しく多いといった分析結果等であってもよい。
ユーザ登録部120は、後述するユーザ情報取得部131がユーザ端末20から受信し
た、管理装置30の識別情報及びユーザUを識別する情報を含むユーザ情報151をDB
150に登録する。すなわち、DB150には、管理装置30を自宅で利用するためにユ
ーザ登録を行うユーザUを識別する情報と、当該ユーザUが自宅に設置した管理装置30
の識別情報とが対応づけられて登録される。
DB150には、製造又は出荷済みの全ての管理装置30の識別情報が記録されたリス
トが格納されている。ユーザ登録部120は、ユーザ情報151をDB150に登録する
前に、ユーザ端末20から受信した管理装置30の識別情報が当該リストに含まれている
か否かを確認するようにしてもよい。ユーザ端末20から受信した管理装置30の識別情
報が、当該リストに含まれていない場合、不正な管理装置30であるとみなして、ユーザ
情報151の登録を拒否するようにしてもよい。
ユーザ端末制御部130は、ユーザ端末20との間で通信することで、ユーザ端末20
に対する制御を行う。ユーザ端末制御部130は、ユーザ情報取得部131、状態通知部
133、及び制御指示受付部135を含む。
ユーザ情報取得部131は、ユーザ端末20から、通信経路R4a又は通信経路R4b
によりユーザ情報151を受信し、受信したユーザ情報151をユーザ登録部120に渡
す。ユーザ端末20から受信するユーザ情報151には、管理装置30の識別情報及びユ
ーザUを識別する情報が含まれる。ユーザ情報151には、更に、管理装置30と通信す
るためのIPアドレス(管理装置30のIPアドレス)等を含んでいてもよい。この他、
ユーザ情報151には、ユーザ端末20に割り当てられた識別情報等を含んでもよい。
状態通知部133は、管理情報管理部113が受信した管理情報153を、通信経路R
a、通信経路R4b又は通信経路R2によりユーザ端末20に通知する。状態通知部13
3が管理情報153をユーザ端末20に通知するタイミングは、例えばユーザUが操作す
るユーザ端末20からの要求を受けたタイミングであってもよい。また、状態通知部13
3は、管理情報管理部113により管理情報153を分析すること等により得られた、ユ
ーザに通知すべき情報をユーザ端末20に通知するようにしてもよい。
制御指示受付部135は、ユーザ端末20から、管理対象機器40の制御に関する指示
を受け付け、受け付けた制御の内容を制御指示部111に通知する。例えば、管理対象機
器40がエアコンである場合に、エアコンのスイッチをオン/オフを切り替えるとの指示
をユーザ端末20から受け付けることが考えられる。このような指示を受け付けた場合、
制御指示受付部135は当該指示を制御指示部111に通知し、制御指示部111は、管
理装置30に対してエアコンである管理対象機器40のスイッチをオン/オフするように
指示する。
IoT機器連携部140は、指示受付部141と、管理情報通知部143とを含む。指
示受付部141は、IoT機器50に入力された、管理対象機器40の制御に関する指示
をIoTサーバ60から受け付ける。また、IoT機器連携部140は、受け付けた制御
の内容を、制御指示部111に通知する。制御指示部111は、管理装置30に対して管
理対象機器40を制御するように指示する。
管理情報通知部143は、DB150に格納された管理情報153を、IoTサーバ6
0を介してIoT機器50に通知する。管理情報通知部143が管理情報153を通知す
るタイミングは、例えば、IoT機器50からIoTサーバ60を介して管理情報の照会
を受けた場合であってもよい。
(4. 管理用アプリケーション200)
次に、図6を参照しながら、本実施形態に係るユーザ端末20にインストールされる管
理用アプリ200の機能構成を説明する。管理用アプリ200は、表示制御部210、入
力部220、管理装置接続部230、管理装置設定部240、ユーザ情報登録部250、
管理情報取得部260、制御指示部270、報知部280及びデータベース(DB)29
0を含む。DB290は、ユーザ情報291を、管理用アプリ200が管理する記憶領域
上に格納する。
表示制御部210は、ユーザ端末20のディスプレイに対する表示を制御する。例えば
、管理装置30に対する各種設定や、制御サーバ10に対する各種設定を行うための設定
画面を表示制御部210はディスプレイに表示させる。また、制御サーバ10又は管理装
置30から受信した、管理対象機器40の動作状態に関する情報や管理装置30により計
測された環境情報を含む管理情報も、表示制御部210がディスプレイに表示することが
できる。この他、制御サーバ10又は管理装置30がユーザに通知すべきと判定した情報
をユーザ端末20が受信した場合、表示制御部210はディスプレイに当該情報を表示す
る。この他、管理装置30及び管理対象機器40を制御するためのGUI(Graphi
cal User Interface)を構成する表示画面を表示制御部210はディ
スプレイに表示してもよい。
入力部220は、ユーザ端末20に設けられた例えば操作ボタンやタッチパネル等への
ユーザUからの入力操作を受け付け、関係する機能ブロックへ操作内容を伝達する。例え
ば管理装置30が制御サーバ10と通信するための通信設定や、ユーザ登録等のための操
作入力がなされた場合には、入力部220が管理装置設定部240や制御指示部270へ
その旨を伝達する。
管理装置接続部230は、管理装置30との間で例えばBluetooth(登録商標
)等による近距離無線接続を行う。より具体的には、管理装置30が発信する識別情報(
例えば、UUID)を受信し、当該識別情報との接続を行ってもよい旨の操作入力がユー
ザUからなされれば、管理装置接続部230は管理装置30との間で無線接続を確立する
。その後、例えば管理装置設定部240が管理装置30に対して行う通信や各種の設定は
、当該無線接続を介して行われる。
管理装置設定部240は、ユーザUからの入力部220への操作入力に応じて、管理装
置30の動作に必要な各種設定を行う。例えば、管理装置30が通信ネットワークN2へ
接続するための無線アクセスポイントへの接続設定を、管理装置設定部240は管理装置
30に対して行う。先述の通り、管理装置設定部240が管理装置30に対して行う各種
設定には、管理装置接続部230が確立したBluetooth(登録商標)等の近距離
無線通信を用いることができる。
ユーザ情報登録部250は、ユーザUから入力部220への操作入力に応じて、ユーザ
情報291の登録処理を行う。より具体的には、ユーザUのSNS又はサードパーティー
が提供するサービスに係るアカウント情報であるユーザID(例えばメールアドレス)及
びパスワードの入力を入力部220から受けると、ユーザ情報登録部250は通信ネット
ワークN2を介してSNSサーバ(図示せず)又はIoTサーバ60へアクセスし、当該
アカウント情報の有効性を確認する。アカウント情報の有効性が確認されると、ユーザ情
報登録部250は、ユーザUを識別する情報と、管理装置接続部230が取得した管理装
置30の識別情報とを、通信経路R4aを用いて、ユーザ情報291として制御サーバ1
0へと送信する。また、当該ユーザ情報291をDB290へ登録する。ここで、ユーザ
Uを識別する情報は、具体的には、ユーザUのSNS又はサードパーティーが提供するサ
ービスに係るユーザID(例えばメールアドレス)であってもよい。
当該ユーザ情報291の登録処理において管理用アプリ200は、ユーザ情報291に
含まれるSNS上でのアカウント情報の有効性を確認しているため、管理用アプリ200
は、例えばユーザ端末20のスクリーンキャプチャ画像をSNSへ投稿する等の処理を行
うことも可能である。
管理情報取得部260は、管理装置30と近距離無線通信を確立している場合、管理装
置30から、通信経路R1を用いて管理情報を取得する。また、管理情報取得部260は
、管理装置30と近距離無線通信を確立していない場合、制御サーバ10から、通信経路
R4a又は通信経路R4bを用いて管理情報を取得する。
制御指示部270は、ユーザUから管理対象機器40に対する制御の指示を受け付け、
管理装置30と近距離無線通信を確立している場合は、受け付けた制御の内容を、通信経
路R1を用いて管理装置30に通知する。もし、管理装置30と近距離無線通信を確立し
ていない場合は、制御指示部270は、受け付けた制御の内容を、通信経路R4a又は通
信経路R4bを用いて制御サーバ10に通知する。
報知部280は、制御サーバ10からの要求に応じて、ユーザに通知すべき情報をユー
ザUに報知する。例えば、管理対象機器40であるエアコンの使用量が当該ユーザにおけ
る昨年度の使用量と比較して著しく多いといった情報や、他のユーザの平均よりも著しく
多いといった情報をユーザUに報知する。ユーザUは、このような報知を受けることで、
エアコンのスイッチをこまめにオフにするといった対応を行うことができる。
(5. 処理の流れ)
(5.1 管理情報の表示及び管理対象機器の制御)
以下、機器管理システム1における処理の流れを、図7及び図8を参照しながら説明す
る。図7は、本実施形態に係る機器管理システム1の処理の流れ(その1)を示すシーケ
ンス図である。図7は、管理装置30が起動され、管理情報を収集して制御サーバ10に
通知するまでの処理手順を示している。
なお、後述の各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更
して若しくは並列に実行することができ、また、各処理ステップ間に他のステップを追加
しても良い。更に、便宜上1つのステップとして記載されているステップは複数のステッ
プに分けて実行することもでき、便宜上複数に分けて記載されているステップを1ステッ
プとして実行することもできる。
管理装置30が例えば電源に接続されたり、若しくは管理装置30の起動ボタンが押下
されたりすることにより管理装置30が起動すると、管理装置30は、自装置の識別情報
(UUID)を含むビーコン信号の送信を開始する(S701)。ユーザ端末20の管理
用アプリ200はビーコン信号を受信すると、受信したビーコン信号に含まれる識別情報
をディスプレイに表示することにより、ユーザUからBluetooth(登録商標)通
信の接続対象の機器選択をユーザUに促す。当該画面においてユーザUから管理装置30
を接続対象の機器とする入力を受けると(S703)、管理用アプリ200は管理装置3
0との間で無線接続を確立するためのペアリング処理を行う(S705)。
ユーザ端末20と管理装置30との間の無線接続が確立すると、管理用アプリ200は
管理装置30に対する設定すべき情報の入力を促す表示画面をディスプレイ上に表示する
。まず、管理用アプリ200は、ユーザUがSNS又はサードパーティーが提供するサー
ビスに係るアカウント情報(ユーザID(例えばメールアドレス)及びパスワード)の入
力を受ける(S707)。管理用アプリ200は、入力を受けたアカウント情報の有効性
をSNSサーバ又はIoTサーバ60に問合せることにより、ユーザUの認証を行う(S
709)。その結果、アカウント情報の有効性が確認されれば、管理用アプリ200は、
S703において接続対象として入力された管理装置30の識別情報及びユーザUを識別
する情報(SNS又はサードパーティーのサービスに係るユーザID(例えばメールアド
レス))を含むユーザ情報291を制御サーバ10へと登録する(S711)。
制御サーバ10は、ユーザ端末20から受信したユーザUを識別する情報及び管理装置
30の識別情報をユーザ情報151としてDB150に登録する(S713)。登録が完
了すれば、その旨を制御サーバ10はユーザ端末20へ通知する(S715)。
また、管理用アプリ200は、管理装置30が有線LAN又は無線LANに接続するた
めの設定情報の入力をユーザUから受ける(S717)。管理用アプリ200は当該設定
情報を用いて、管理装置30に対してBluetooth(登録商標)通信を介して有線
LAN又は無線LANへ接続するための設定を行う(S719)。有線LAN又は無線L
ANへ接続するための設定とは、例えば、SSIDの選択、暗号キーの入力、管理装置3
0のIPアドレスの設定、DHCP利用設定等である。
有線LAN又は無線LANの設定が完了すると、管理装置30は、インターネットへア
クセス可能になる。管理装置30には、制御サーバ10のURLが予め設定されており、
管理装置30は、当該URLにアクセスすることで制御サーバ10との間で通信を開始す
ることができる。
また、制御サーバ10は、IoTサーバ60に接続するためのアカウント情報(ID及
びパスワード)を、IoTサーバ60に送信する(S725)。IoTサーバ60で当該
アカウント情報が存在することの確認がなされると、IoTサーバ60は、制御サーバ1
0に認証が成功したことを通知すると共に、制御サーバ10に対して、IoTサーバ60
が提供する外部連携APIの利用を許可する(S727)。
ユーザ登録が終了すると、管理装置30は、管理装置30が備える各センサ360を用
いて、管理装置30が設置される宅内の計測を行うことで、環境情報を収集する(S73
1)。管理装置30は、環境情報の収集を所定の周期で行い、収集した環境情報を含む管
理情報373を時系列で記憶装置370に格納するようにしてもよい。
続いて、管理装置30は、通信ネットワークN2に接続された管理対象機器40を探索
するために、状態要求メッセージを通信ネットワークN2に送信する(S733)。状態
要求メッセージは、例えば、ECHONET Lite(登録商標)の仕様に規定されて
いるGetメッセージ(プロパティ値読出し要求)に、宛先アドレスとして当該仕様で規
定されているマルチキャストアドレスを指定したものである。状態要求メッセージは、通
信ネットワークN2に接続された全ての管理対象機器40に一斉同報される。
状態要求メッセージを受信した各々の管理対象機器40は、管理装置30に対して応答
メッセージを送信する(S735)。状態応答メッセージは、例えば、ECHONET
Lite(登録商標)の仕様に規定されているGet_Resメッセージ(プロパティ値
読出し応答)である。状態応答メッセージには、管理対象機器40の動作状態(プロパテ
ィ)に加えて管理対象機器40の種別を示す情報(クラス)が含まれており、管理装置3
0は、当該情報に基づいて、管理対象機器40がエアコンであるのか照明装置であるのか
スマートメータであるのかといった識別を行うことができる。管理装置30は、応答メッ
セージを受信した管理対象機器40を、管理対象の管理対象機器40として記憶しておく
また、管理対象機器40は、管理装置30に対して、自身の動作状態(プロパティ)を
示す通知メッセージを自発的に送信することができる(S737)。通知メッセージは、
例えば、ECHONET Lite(登録商標)の仕様に規定されているINFメッセー
ジ(プロパティ値通知)である。管理対象機器40は、例えば、自身の動作状態が変化し
た場合に通知メッセージを管理装置30に送信することができる。自身の動作状態が変化
した場合とは、例えば、ユーザが、直接リモコンを用いてエアコンである管理対象機器4
0の温度設定を調整した場合などである。この場合、管理装置30側で把握されている管
理対象機器40の動作状態と、管理対象機器40の実際の動作状態が不一致になることを
避けるために、管理対象機器40は、通知メッセージを自ら管理装置30に送信する。通
知メッセージは、必要に応じて管理対象機器40から管理装置30に適宜送信される。
続いて、管理装置30は、S731で収集した環境情報と、S735又はS737で収
集した管理対象機器40の動作状態を含む管理情報を、制御サーバ10に送信する(S7
39)。S739の処理手順は、管理装置30が、環境情報又は管理対象機器40の動作
状態の変化を検出した場合に適宜行われる。
図8は、本実施形態に係る機器管理システム1の処理の流れ(その2)を示すシーケン
ス図である。図8は、管理情報がユーザ端末20の画面に表示される際の処理手順及びユ
ーザ端末20又はIoT機器50から管理対象機器40を制御する際の処理手順を示して
いる。
まず、ユーザUが管理用アプリ200の画面にて管理情報の表示を選択するか、又は、
ユーザUが管理用アプリ200の画面にて所定の管理対象機器40に対する操作を選択す
る。ユーザ端末20及び管理装置30が近距離無線通信を確立している場合、ユーザ端末
20は、通信経路R1を用いて、管理情報要求メッセージ/制御要求メッセージを管理装
置30に送信する(S801)。ユーザ端末20及び管理装置30が近距離無線通信を確
立していない場合、ユーザ端末20は、通信経路R4a又は通信経路R4bを用いて、管
理情報要求メッセージ/制御要求メッセージを制御サーバ10に送信する(S803)。
また、制御サーバ10は、通信経路R2を用いて、ユーザ端末20から受信した管理情報
要求メッセージ/制御要求メッセージを管理装置30に送信する(S805)。なお、ユ
ーザ端末20及び管理装置30が近距離無線通信を確立していない場合、ユーザ端末20
は、通信経路R7を用いて、管理情報要求メッセージ/制御要求メッセージを管理装置3
0に送信するようにしてもよい。
ユーザUが管理用アプリ200の画面にて所定の管理対象機器40に対する操作を選択
した場合、管理装置30は、ユーザから指示された所定の管理対象機器40に対する操作
を実行するため、当該所定の管理対象機器40に対して、ユーザから指示された制御の内
容を含む制御メッセージを送信する(S807)。制御メッセージは、例えば、ECHO
NET Lite(登録商標)の仕様に規定されているSetメッセージ(プロパティ値
書込み要求)である。
制御メッセージを受信した各管理対象機器40は、管理装置30に対して制御応答メッ
セージを送信する(S809)。制御応答メッセージは、例えば、ECHONET Li
te(登録商標)の仕様に規定されているSet_Resメッセージ(プロパティ値書込
み応答)である。制御応答メッセージには、制御結果が含まれており、管理装置30は、
制御の結果(例えば機器のスイッチがONになった等)を把握することができる。
続いて、管理装置30は、管理情報又は制御結果をユーザ端末20に送信する。このと
き、ユーザ端末20及び管理装置30が近距離無線通信を確立していない場合、管理装置
30は通信経路R2を用いて、管理情報応答メッセージ/制御応答メッセージを制御サー
バ10に送信する(S811)。また、制御サーバ10は、通信経路R4a又は通信経路
R4bを用いて、管理装置30から受信した管理情報応答メッセージ/制御応答メッセー
ジをユーザ端末20に送信する(S813)。ユーザ端末20及び管理装置30が近距離
無線通信を確立している場合、管理装置30は、通信経路R1を用いて、管理情報応答メ
ッセージ/制御応答メッセージをユーザ端末20に送信する(S815)。なお、ユーザ
端末20及び管理装置30が近距離無線通信を確立していない場合、管理装置30は、通
信経路R7を用いて、管理情報応答メッセージ/制御応答メッセージをユーザ端末20に
送信するようにしてもよい。
なお、S801〜S815に示す処理手順では、ユーザUが管理用アプリ200の画面
にて管理情報の表示を選択した場合、管理装置30に格納されている管理情報373をユ
ーザ端末20に送信するようにしたが、これに限定されない。例えば、ユーザ端末20及
び管理装置30が近距離無線通信を確立してない場合は、S805及びS811の処理手
順を省略し、制御サーバ10に格納されている管理情報153をユーザ端末20に送信す
るようにしてもよい。
図9に、管理用アプリ200の画面表示例を示す。図9(a)は、室内環境が良好だと
判断されている状態の表示例であり、図9(b)は、室内環境において浮遊粉塵(浮遊ダ
スト)の量が多く、換気等が必要である状態の表示例である。
図9(a)において、表示エリアA101には、温度センサ361で計測された室内温
度、エアコンである管理対象機器40の動作状態として冷房のオン/オフ、エアコンであ
る管理対象機器40から通知された外気温、及び、加湿器である管理対象機器40のオン
/オフが表示される。表示エリアA102には、光センサ363で測定された室内の照度
が表示される。表示エリアA103には、ダストセンサ364で測定された室内の浮遊粉
塵の量が表示される。表示エリアA104には、TVOCセンサ365で測定された室内
の浮遊粉塵の量が表示される。表示エリアA105には、室内環境の総合的な評価結果が
表示される。ここで、図9(b)に示すように、ダストセンサ364で測定された室内の
浮遊粉塵の量が増加したと仮定すると、表示エリアA105に表示される室内環境の総合
的な評価結果が変更され、更に、空気清浄器機を勧めるとのメッセージが表示エリアA1
06に表示される。図8に戻り説明を続ける。
続いて、制御サーバ10の管理情報管理部113において、管理情報153を統計分析
すること等により、ユーザUに通知すべき情報が生じたと仮定する(S821)。ユーザ
端末20及び管理装置30が近距離無線通信を確立していない場合、制御サーバ10は、
通信経路R4a又は通信経路R4bを用いて、ユーザUに通知すべき情報をユーザ端末2
0に通知する(S823)。なお、制御サーバ10は、通信経路R2を用いて、ユーザU
に通知すべき情報を管理装置30に通知するようにしてもよい(S825)。この場合、
管理装置30は、ユーザ端末20及び管理装置30の間で近距離無線通信を確立している
場合、通信経路R1を用いて、ユーザUに通知すべき情報をユーザ端末20に転送し、近
距離無線通信を確立していない場合、通信経路R7を用いて、ユーザUに通知すべき情報
をユーザ端末20に転送するようにしてもよい(S827)。
なお、管理装置30の管理部320において、管理情報373を統計分析すること等に
より、ユーザUに通知すべき情報(ユーザUにおける昨年度の使用量と比較して著しく多
いといった情報等)を生成してユーザ端末20に通知するようにしてもよい。この場合に
おいて、ユーザ端末20及び管理装置30が近距離無線通信を確立してない場合、管理装
置30は、通信経路R7を用いて、ユーザUに通知すべき情報をユーザ端末20に通知す
るようにしてもよい。ユーザ端末20及び管理装置30が近距離無線通信を確立している
場合、管理装置30は、通信経路R1を用いて、ユーザUに通知すべき情報をユーザ端末
20に通知するようにしてもよい。
次に、ユーザUがIoT機器に向かって、音声にて管理情報の通知を要求するか、又は
、音声にて所定の管理対象機器40の操作を要求したとする。この場合、IoT機器50
は、管理情報を要求する音声又は所定の管理対象機器40の操作を要求する音声をIoT
サーバ60に送信する(S831)。続いて、IoTサーバ60は、外部連携APIを用
いて、制御サーバ10に、管理情報要求メッセージ/制御要求メッセージを送信する(S
833)。制御サーバ10は、通信経路R2を用いて、管理情報要求メッセージ/制御要
求メッセージを送信する(S835)。
ユーザUが、音声にて所定の管理対象機器40の操作を要求した場合、管理装置30は
、ユーザから指示された所定の管理対象機器40に対する操作を実行するため、当該所定
の管理対象機器40に対して、ユーザから指示された制御の内容を含む制御メッセージを
送信する(S837)。制御メッセージを受信した各管理対象機器40は、管理装置30
に対して制御応答メッセージを送信する(S839)。S837及びS839の処理手順
は、それぞれS807及びS809の処理手順と同一であるため詳細については省略する
続いて、管理装置30は、管理情報又は制御結果をIoTサーバ60に送信する(S8
43)。IoTサーバ60は、管理情報又は制御結果を示す音声データをIoT機器50
に送信し、IoT機器50は、当該音声データをスピーカーから出力する(S845)。
(5.2 その他処理について)
ユーザ端末20は、図7のS711の処理手順において、ユーザ端末20の位置情報を
制御サーバ10に通知するようにしてもよい。また、制御サーバ10は、管理情報153
をDB150に格納する際、通知された位置情報を管理情報153に対応づけて格納する
ようにしてもよい。制御サーバ10は、管理情報153の解析を行う場合に、当該位置情
報を、管理装置30が設置されている場所とみなして解析を行うようにしてもよい。制御
サーバ10は、複数のユーザ宅に設置された複数の管理装置30から管理情報を収集する
ことが可能であることから、複数のユーザ宅から収集された管理情報を統計的に解析する
際に、管理装置30の設置場所を考慮した解析を行うことが可能になる。
(6. ハードウェア構成)
次に、図10及び図11を参照しながら、制御サーバ10及びユーザ端末20のハード
ウェア構成について説明する。
(6.1. 制御サーバ10)
まず、図10を参照しながら、制御サーバ10のハードウェア構成を説明する。図10
に示すように、制御サーバ10は、制御部171と、通信インタフェース(I/F)部1
75と、記憶部177と、表示部181と、入力部183とを含み、各部はバスライン1
85を介して接続される。
制御部171は、CPU(Central Processing Unit。図示せ
ず)、ROM(Read Only Memory。図示せず)、RAM(Random
Access Memory)153等を含む。制御部171は、記憶部177に記憶
される制御プログラム179を実行することにより、一般的な情報処理装置としての機能
に加え、上述した制御サーバ10にかかる処理を実現可能に構成される。例えば、図5を
参照しながら説明した管理装置制御部110、ユーザ登録部120、及びユーザ端末制御
部130は、RAM173に一時記憶された上で、CPU上で動作する制御プログラム1
79として実現可能である。
また、RAM173は、制御プログラム179に含まれるコードの他、図5に示したユ
ーザ情報151、及び管理情報153を格納するDB150の一部又は全部を一時的に保
持する。更にRAM173は、CPUが各種処理を実行する際のワークエリアとしても使
用される。
通信I/F部175は、ユーザ端末20や管理装置30を含む外部の装置との間で、通
信ネットワークN1を介したデータ通信を行うためのデバイスである。図5で示した管理
装置制御部110、ユーザ登録部120、及びユーザ端末制御部130がユーザ端末20
や、管理装置30、IoTサーバ60との間で行う通信は、全て通信I/F部175が行
う。
記憶部177は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモ
リ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶部177は、一般的な情報処理装置としての機能
を実現するためのオペレーティングシステム(OS)やアプリケーション及びデータ(図
示せず)を記憶する。また記憶部177は、制御プログラム179及びDB150を記憶
する。前述のとおり、図5に示した管理装置制御部110、ユーザ登録部120、及びユ
ーザ端末制御部130は、制御プログラム179に含まれる。
DB150は、例えば図5に示したユーザ情報151、及び管理情報153などを含む
ことができる。DB150に含まれる各種データは、必要に応じてRAM173にロード
され、制御部171に含まれるCPUから参照される。
表示部181は、管理者に情報を表示するためのディスプレイ装置である。表示部18
1の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディ
スプレイ等が挙げられる。入力部183は、管理者から入力を受け付けるためのデバイス
である。入力部183の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル等を挙げる
ことができる。
なお、制御サーバ10は、表示部181及び入力部183を必ずしも備える必要はない
。また表示部181及び入力部183は、USB(Universal Serial Bus)やディスプレ
イポート等の各種インタフェースを介して外部から制御サーバ10に接続されても良い。
制御サーバ10は、図10に示すハードウェア構成に限定されない。例えば、制御サー
バ10は、クラウドサーバや仮想サーバを用いて実現されていてもよい。
(6.2. ユーザ端末20)
次に、図11を参照しながらユーザ端末20のハードウェア構成を説明する。図11に
示すように、ユーザ端末20は、制御部901と、近距離無線通信部905と、無線通信
部907と、記憶部909と、表示部911と、入力部913とを含み、各部はバスライ
ン915を介して接続される。
制御部901は、CPU(図示せず)、ROM(図示せず)、RAM903等を含む。
制御部901は、記憶部909に記憶される管理用アプリ200を実行することにより、
一般的な情報処理装置としての機能に加え、本実施形態に係る処理を実現可能に構成され
る。例えば、図6を参照しながら説明した表示制御部210、入力部220、管理装置接
続部230、管理装置設定部240、ユーザ情報登録部250、管理情報取得部260、
制御指示部270、及び報知部280は、RAM903に一時記憶された上で、CPU上
で動作する管理用アプリ200の一部として実現可能である。
また、RAM903は、管理用アプリ200に含まれるコードの他、図6に示したユー
ザ情報291を格納するDB290の一部又は全部を一時的に保持する。更にRAM90
3は、CPUが各種処理を実行する際のワークエリアとしても使用される。
近距離無線通信部905は、例えば管理装置30から定期的に送信されるBlueto
oth(登録商標)通信等によるビーコン信号を受信し、また管理装置30と通信するた
めのデバイスである。無線通信部907は、制御サーバ10を含む外部の装置との間で、
通信ネットワークN1又は通信ネットワークN2を介したデータ通信を行うためのデバイ
スである。
記憶部909は、例えばHDDやフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記
憶部909は、一般的な情報処理装置としての機能を実現するためのオペレーティングシ
ステムやアプリケーション及びデータを記憶する。また記憶部909は、管理用アプリ2
00を記憶する。管理用アプリ200には、表示制御部210、入力部220、管理装置
接続部230、管理装置設定部240、ユーザ情報登録部250、管理情報取得部260
、制御指示部270、及び報知部280が含まれる。また記憶部909には、管理用アプ
リ200が管理するDB290を格納する記憶領域も確保される。DB290には、図6
で説明したように、ユーザ情報291が含まれる。DB290に含まれる各種データは、
必要に応じてRAM903にロードされ、制御部901に含まれるCPUから参照される
表示部911は、ユーザUに報知する情報を表示するためのディスプレイ装置である。
表示部911の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が挙
げられる。入力部913は、ユーザUから入力を受け付けるためのデバイスである。入力
部913の具体例としては、タッチパネルや各種操作ボタン等を挙げることができる。
なお、表示部911及び入力部913は、例えば近距離無線通信部905が通信可能な
外部装置等として実現することも可能である。
(7. 本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態に係る機器管理システム1では、管理装置30におい
て、管理装置30が設置されたユーザUの部屋の温度等の環境情報を取得できると共に、
ユーザUの部屋に設置された家電等である管理対象機器40の動作状態を収集や制御を行
うことができる。ここで、環境情報及び管理対象機器40の動作状態の参照や、管理対象
機器40を制御するためのユーザインタフェースはユーザUが使い慣れたユーザ端末20
上で提供される。すなわち、管理装置30上に操作用のボタン等の入力インタフェースを
殆ど設ける必要がないため、ユーザUは好適に操作入力を行うことが可能である。
また、環境情報及び管理対象機器40の動作状態を含む管理情報を分析することでユー
ザUに通知すべき情報が生じた場合、当該情報が、ユーザUが携帯するユーザ端末20か
ら報知される。これにより、ユーザUが管理装置30の近辺におらずとも、ユーザUは、
ユーザUの宅内に関する情報を把握することが可能となる。
(8. 付記事項)
なお、上述の実施形態の構成は、組み合わせたり或いは一部の構成部分を入れ替えたり
してもよい。また、本発明の構成は上述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
1…機器管理システム、10…制御サーバ、20…ユーザ端末、30…管理装置、40
…管理対象機器、50…IoT機器、60…IoTサーバ、110…管理装置制御部、1
11…制御指示部、113…管理情報管理部、120…ユーザ登録部、130…ユーザ端
末制御部、131…ユーザ情報取得部、133…状態通知部、135…制御指示受付部、
140…IoT機器連携部、141…指示受付部、143…管理情報通知部、150…D
B、151…ユーザ情報、153…管理情報、171…制御部、173…RAM、175
…通信I/F部、177…記憶部、179…制御プログラム、181…表示部、183…
入力部、185…バスライン、200…管理用アプリケーション、210…表示制御部、
220…入力部、230…管理装置接続部、240…管理装置設定部、250…ユーザ情
報登録部、260…管理情報取得部、270…制御指示部、280…報知部、290…D
B、291…ユーザ情報、300…プロセッサ、301…筐体、302…インジケータ、
310…通信部、311…端末通信部、313…制御サーバ通信部、320…管理部、3
30…表示制御部、340…通信IF(Interface)、340…通信IF、34
1…近距離通信IF、343…有線/無線LAN通信IF、350…表示装置、360…
センサ、361…温度センサ、362…湿度センサ、363…光センサ、364…ダスト
センサ、365…TVOCセンサ、366…CO2センサ、367…気圧センサ、370
…記憶装置、371…DB、373…管理情報、380…記憶装置、383…環境情報、
901…制御部、903…RAM、905…近距離無線通信部、907…無線通信部、9
09…記憶部、911…表示部、913…入力部、915…バスライン

Claims (11)

  1. 1以上の管理対象機器を管理する管理装置と、前記管理装置を制御するための制御サー
    バと、を備える機器管理システムであって、
    前記管理装置は、
    当該管理装置に割り当てられた識別情報を送信することにより、ユーザが操作する携帯
    端末との間で無線接続を行う接続手段と、
    前記無線接続を介した前記携帯端末からの指示に応じて、前記制御サーバとの間で通信
    を行うための通信設定を行う設定手段と、
    前記1以上の管理対象機器の動作状態を収集し、収集した前記1以上の管理対象機器の
    動作状態を含む管理情報を前記制御サーバに送信する管理手段と、
    を備え、
    前記制御サーバは、
    前記携帯端末から受信した、前記管理装置の識別情報を含むユーザ情報を登録する登録
    手段と、
    前記携帯端末から受信した、前記管理情報を記憶する記憶手段と、
    を備える、機器管理システム。
  2. 前記管理装置の前記管理手段は、前記制御サーバとの間で通信を行うための前記通信設
    定が完了した後、前記管理情報を前記制御サーバに送信する、
    請求項1に記載の機器管理システム。
  3. 前記管理装置の前記接続手段は、前記携帯端末との間で第1通信経路による前記無線接
    続を行い、
    前記管理装置の前記設定手段は、前記制御サーバとの間で第2通信経路により通信を行
    うための前記通信設定を行い、
    前記管理装置の前記管理手段は、第3通信経路により前記1以上の管理対象機器の動作
    状態を収集し、前記第2通信経路により前記管理情報を前記制御サーバに送信する、
    請求項1又は2のいずれか一項に記載の機器管理システム。
  4. 前記管理装置の前記管理手段は、前記管理装置が備えるセンサにより検出された、前記
    管理装置が設置された場所の環境の状態を示す環境情報を収集し、収集した前記環境情報
    を含む前記管理情報を前記制御サーバに送信する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の機器管理システム。
  5. 前記管理装置の前記管理手段は、収集した前記環境情報に基づき、又は、前記制御サー
    バからの指示に基づき、前記1以上の管理対象機器の各々を制御するための制御情報を、
    前記1以上の管理対象機器のいずれかに送信する、
    請求項4に記載の機器管理システム。
  6. 前記制御サーバは、前記管理情報、又は前記管理情報に基づき検出した通知情報を前記
    携帯端末に通知する通知部、を有する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の機器管理システム。
  7. 前記管理装置の前記管理手段は、前記携帯端末からの指示に基づき、前記1以上の管理
    対象機器の各々を制御するための制御情報を、前記携帯端末から指定された管理対象機器
    に送信する、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の機器管理システム。
  8. 1以上の管理対象機器を管理する管理装置であって、
    当該管理装置に割り当てられた識別情報を送信することにより、ユーザが操作する携帯
    端末との間で無線接続を行う接続手段と、
    前記無線接続を介した前記携帯端末からの指示に応じて、制御サーバとの間で通信を行
    うための通信設定を行う設定手段と、
    前記1以上の管理対象機器の動作状態を収集し、収集した前記1以上の管理対象機器の
    動作状態を含む管理情報を前記制御サーバに送信する管理手段と、
    を備える管理装置。
  9. 1以上の管理対象機器を管理する管理装置が、
    当該管理装置に割り当てられた識別情報を送信することにより、ユーザが操作する携帯
    端末との間で無線接続を行うステップと、
    前記無線接続を介した前記携帯端末からの指示に応じて、制御サーバとの間で通信を行
    うための通信設定を行うステップと、
    前記1以上の管理対象機器の動作状態を収集し、収集した前記1以上の管理対象機器の
    動作状態を含む管理情報を前記制御サーバに送信するステップと、
    を実行する管理方法。
  10. 1以上の管理対象機器を管理する管理装置から受信した識別情報に基づき、前記管理装
    置との間で無線接続を行う接続手段と、
    前記無線接続に基づき、制御サーバに前記管理装置が接続するための通信設定を行う設
    定手段と、
    前記制御サーバに、前記管理装置に割り当てられた前記識別情報を含むユーザ情報を送
    信する送信手段と、
    前記管理装置又は前記制御サーバから、前記管理装置が管理する前記1以上の管理対象
    機器の動作状態を含む管理情報を取得する取得手段と、
    前記管理装置又は前記制御サーバに、前記管理装置が管理する前記1以上の管理対象機
    器を制御するための制御指示を行う指示手段と、
    を携帯端末に実行させるためのアプリケーションプログラム。
  11. 前記管理装置又は前記制御サーバから、前記管理装置が管理する前記1以上の管理対象
    機器の動作状態に基づき検出された通知情報を取得してユーザに報知する報知手段、
    を更に前記携帯端末に実行させるための請求項10記載のアプリケーションプログラム。
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