JP2020109236A - 排水溝のゴミ収集排除装置 - Google Patents

排水溝のゴミ収集排除装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、排水桝にゴミが到達する前に、排水溝の段階で、大きなゴミを下流側に流れないように遮るとともに、小さなゴミを収集することができ、ゴミを収集した後の清掃も簡易な排水溝のゴミ収集排除装置を提供することを課題とする。【解決手段】排水溝のゴミ収集排除装置1は、排水溝101の上流側から下流側に、第1のゴミ排除部材2と、ゴミ収集部材3と、第2のゴミ排除部材4とを順に配置して構成され、第1のゴミ排除部材2は、柵体23の空隙S1より大きなゴミを遮ることでゴミを排除し、ゴミ収集部材3は第1のゴミ排除部材2を通過した細かいゴミを、メッシュ状の面状体31aを巻回してなる巻き体31が水の流れで回転することにより収集し、第2のゴミ排除部材4は、第1のゴミ収集部2で収集することができなかったゴミのうち柵体43の空隙S2より大きなものを遮ることでゴミを排除するものとなっている。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば発電所、変電所等の電力施設の敷地内に、排水ポンプを備えた排水桝を設けると共に、この排水桝に雨水等の水を送るための断面がU字状の排水溝を設けるにあたって、ゴミが排水溝を流れる段階でゴミを収集、排除することができ、ゴミを収集した後の清掃も簡易にした装置に関する。
雨水等の水で、発電所、変電所等の電力施設が浸水することにより、電力施設の機器の故障等の不具合を生ずるおそれがある。このため、電力施設の敷地には、排水ポンプを備えた排水枡が設けられ、更に、この排水桝に雨水を送るために、断面がU字状の排水溝が併設される場合がある。
このように、排水桝に断面がU字状の排水溝が併設されている構造では、特許文献1に示されるように、雨水は、地表から、断面がU字状の排水溝を経て、排水桝に至るという経路で集水され処理される。すなわち、断面がU字状の排水溝は、もっぱら地表を流れる水を集めて排水桝に送るという機能を有している。
実開平2−15961号公報
しかしながら、排水溝が地表を流れる水を排水桝に送るという機能を有すると、排水溝は、当該排水溝の周囲の環境による影響を受けやすい。例えば、排水溝の周囲に樹木が植えられていると、樹木からの落葉や落下した木枝(これらの腐食物も含む。以下、同じ。)等の地表にあったゴミが雨水と一緒に排水溝に流れ込んだ後、この排水溝内を更に流れて、排水枡内に到達してしまい、かかるゴミが排水桝に設置された排水ポンプを詰まらせるという不具合を生ずる場合がある。このような排水ポンプのゴミ詰りを放置すると、台風で大雨が降ったとき等に、排水ポンプが作動せずに、発電所、変電所等の電力施設が浸水するおそれがあった。
このため、電力施設の敷地内の巡視等で排水桝内のゴミを発見した場合には、排水ポンプを詰まらせないように、複数の作業員により排水桝内からゴミを収集して排除する作業を行っていたが、ゴミの収集、排除が手作業となるため複数の作業員でも長時間の作業を要していた。
そこで、本発明は、排水桝にゴミが到達する前に、排水溝の段階で、大きなゴミを下流側に流れないように遮るとともに、小さなゴミを収集することができ、ゴミを収集した後の清掃も簡易な排水溝のゴミ収集排除装置を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る排水溝のゴミ収集排除装置は、地表を流れる水を集めて排水桝に送る断面がU字状の排水溝に配置される排水溝のゴミ収集排除装置であって、前記排水溝の上流側から下流側に、第1のゴミ排除部材と、ゴミ収集部材と、第2のゴミ排除部材とを順に配置して構成され、前記第1のゴミ排除部材は、複数の空隙を有する柵体を有し、当該柵体が前記排水溝を横断するかたちで固定されて、前記空隙より大きなゴミを遮り、前記ゴミ収集部材は、前記第1のゴミ排除部材の空隙よりも目の細かいメッシュ状の面状体を巻回して成り、内部に空間を有する巻き体を有し、当該巻き体が前記排水溝を横断するかたちで配置されて、前記排水溝を流れる水で回転することによりゴミを収集すると共に、前記第2のゴミ排除部材は、複数の空隙を有する柵体を有し、当該柵体が前記排水溝を横断するかたちで固定されて、前記空隙より大きなゴミを遮ることを特徴としている(請求項1)。地表を流れる水は例えば雨水か雪解け水である。排水溝は、特に排水ポンプを備えた排水桝に、地表を流れる水を送るためのものとすることができる。ゴミ収集部材は、メッシュ状の面状体を複数回にわたった巻回した巻き体とするのが望ましい。
これにより、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的大きなゴミは、第1のゴミ排除部材で遮られて、排水溝を第1のゴミ収集用部材よりも下流側に流れるのを排除される。
そして、第1のゴミ排除部材の空隙を通過した落ち葉の一部や落下した木枝等の比較的小さなゴミは、排水溝を流れる水で回転するゴミ収集部材で収集される。すなわち、排水溝を水が流れたときにゴミ収集部材が排水溝内を浮いた状態で回転することにより、水面近くを浮きつつ流れる比較的小さなゴミは、水流の力でメッシュの空隙を通過してゴミ収集部材の内部空間に入るかたちで捕獲され、ゴミ収集部材の内部空間に入って捕獲された後は、メッシュ状の面状体が妨げとなってゴミ収集部材の外に出ないので、ゴミ収集部材で収集される。
更に、第1のゴミ排除部材で取り逃したり、第1のゴミ排除部材よりも下流側で、水と一緒に排水溝に流入し或いは直接に落下したりした比較的大きなゴミは、第2のゴミ排除部材で遮られて、排水溝を第2のゴミ排除部材よりも下流側に流れるのを排除される。
よって、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的大きなゴミが排水桝内に流れるのを排除し、且つ樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的小さなゴミを排水桝内に流れる前に収集することが可能である。
また、ゴミ収集部材を排水溝から取り出して水洗いするだけで樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的小さなゴミをゴミ収集部材から取り除くことができるので、ゴミ収集部材の清掃も簡易且つ短時間で行うことが可能である。
請求項2の発明に係る排水溝のゴミ収集排除装置は、前記第1のゴミ排除部材と前記第2のゴミ排除部材との間に、前記ゴミ収集部材の上方を、前記ゴミ収集部材が回転可能な状態で覆うことが可能な蓋体を有し、前記蓋体は、前記第1のゴミ排除部材又は前記第2のゴミ排除部材の一方に配置された回転軸を軸心として回転可能になっていることを特徴としている。
これにより、ゴミ収集部材のゴミ収集機能を損なうことなく、排水溝の第1のゴミ排除部材よりも下流側で第2のゴミ収集用部材よりも上流側の流域に、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミが直接に落下するのを防止することができる。
請求項3の発明に係る排水溝のゴミ収集排除装置は、前記第1のゴミ排除部材と前記第2のゴミ排除部材とが連接部材で連接されて一体化し、前記ゴミ収集部材が前記第1のゴミ排除部材と前記第2のゴミ排除部材と前記連接部材とで囲まれていることを特徴としている。
このように、排水溝のゴミ収集排除装置を1つのユニット化したことにより、排水溝のゴミ収集排除装置のユニットを排水溝内に設置した後、第1のゴミ排除部材と第2のゴミ排除部材とを溝構成部材に固定するだけでU字溝への設置作業が完了する。
以上に述べたように、本発明によれば、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的大きなゴミについては、第1のゴミ排除部材で遮ることにより、排水溝を第1のゴミ収集用部材よりも下流側に流れるのを排除することができる。
そして、第1のゴミ排除部材の空隙を通過した落ち葉の一部や木枝の一部や細い小枝(これらの腐食物も含む。以下、同じ。)等の比較的小さなゴミについては、排水溝を流れる水で回転するゴミ収集部材で収集することができる。すなわち、排水溝を水が流れたときにゴミ収集部材が排水溝内を浮いた状態で回転することにより、水面近くを浮きつつ流れる比較的小さなゴミは、水流の力でメッシュの空隙を通過してゴミ収集部材の内部空間に入るかたちで捕獲され、ゴミ収集部材の内部空間に入って捕獲された後は、メッシュ状の面状体が妨げとなってゴミ収集部材の外に出ないので、ゴミ収集部材で収集することができる。
更に、第1のゴミ排除部材で取り逃したり、第1のゴミ排除部材よりも下流側で、水と一緒に排水溝に流入し或いは直接に落下したりした比較的大きなゴミは、第2のゴミ排除部材で遮ることにより、排水溝を第2のゴミ排除部材よりも下流側に流れるのを排除することができる。
よって、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的大きなゴミが排水桝内に流れるのを排除し、且つ樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的小さなゴミを排水桝内に流れる前に収集することが可能である。
そして、本発明によれば、ゴミ収集部材を排水溝から取り出して水洗いするだけで樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的小さなゴミをゴミ収集部材から取り除くことができるので、ゴミ収集部材の清掃も簡易且つ短時間で行うことが可能である。
特に請求項2に記載の発明によれば、ゴミ収集部材のゴミ収集機能を損なうことなく、排水溝の第1のゴミ排除部材よりも下流側で第2のゴミ収集用部材よりも上流側の流域に、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミが直接に落下するのを防止することができる。
特に請求項3に記載の発明によれば、排水溝のゴミ収集排除装置を1つのユニットにしたことにより、排水溝のゴミ収集排除装置のユニットを排水溝内に設置した後、第1のゴミ排除部材と第2のゴミ排除部材とを排水溝に固定するだけで設置作業を完了させることができる。
排水桝及びこの排水桝に水を送るU字状の排水溝の概略構成を示した断面図である。 U字状の排水溝にこの発明に係る排水溝のゴミ収集排除装置を配置した状態について一部を破断して示した斜視図である。 U字状の排水溝にこの発明に係る排水溝のゴミ収集排除装置を配置する工程の一例を示した斜視図である。 この発明に係る排水溝のゴミ収集排除装置を構成するゴミ収集部材の一部断面図である。 排水溝を流れる水の流れによりゴミ収集部材が浮いて回転する様子を示した説明図である。 実施例2として、ゴミ収集部材の上方を覆う蓋部材を示した説明図である。 実施例3として、第1のゴミ排除部材と第2のゴミ排除部材とを連接部材で連接してユニットにした状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1において、この発明に係るゴミ収集排除装置1が適用された状態の排水溝100、101の構成の一例、及びこの排水溝100、101を流れてきた水が到達する排水桝200の概略構成の一例が示されている。
図1に示される排水桝200は、コンクリート製の側壁201と、コンクリート製の底壁202とで囲まれたかたちで、地中に配置されているもので、底壁202にコンクリート製の凹部203が設けられて、この凹部203内に排水ポンプPが設置されている。これにより、排水ポンプPが作動すると、白抜き矢印に示されるように、排水桝200内の水を吸入して、矢印に示されるように、例えば下水路等の外部に排出する。そして、この実施例では、図1に示されるように、排水桝200の上方に開口した開口部を蓋部材204により閉塞している。巡視等のために、蓋部材204を外して、排水桝200の開口部が開放された状態とすることが可能である。
排水溝100、101は、地面に線状の穴を掘って、この有孔にコンクリート製のU字状ブロックBを設置することで構成されている。排水溝100は、発電所、変電所等の電力施設の敷地の所定の箇所に巡らされているもので、U字状ブロックBを用いることにより、上方が開放された断面U字状となっている。これにより、排水溝100は、発電所、変電所等の電力施設の敷地に降った雨水や雪解け水が地表を流れる水となる場合に、かかる地表を流れる水が流れ込むようになっている。排水溝101は、排水溝100と排水桝200とを繋ぐものであり、この実施例では、排水溝100とT字状に連接している。排水溝101も、U字状ブロックBを用いることにより、上方が開放された断面U字状となっている。
この実施例では、ゴミ収集排除装置1は、排水溝100、101のうち排水溝101に配置されている。このゴミ収集排除装置1は、図1、図2及び図5に示されるように、排水溝100側(排水溝101の上流側)から排水桝200側(排水溝101の下流側)にかけて、第1のゴミ排除部材2、ゴミ収集部材3、第2のゴミ排除部材4の順にて配置されている。もっとも、図示しないが、上記のゴミ収集排除装置1を排水溝101に配置する代わりに、ゴミ収集排除装置1を排水溝100のうち排水溝101の上流近傍となる部位に配置しても良い。
第1のゴミ排除部材2は、この実施例では、細長い直方体状の基台21と、基台21の下面から排水溝101の底面に向かって延設された柵体23とを有して構成されている。これらの基台21、柵体23は、アルミニウムやステンレス鋼等の耐食性に優れた素材により形成されている。
基台21の長手方向寸法は、排水溝101を形成するU字状ブロックBの両側の側縁上面に当接することを可能とするため、図2に示されるように、排水溝101の内面間の横幅L2よりも長くなっている。基台21のU字状ブロックBの両側の側縁上面に当接する各部位には、下記するアンカーボルト等の固定具7を捩じ込むことが可能な貫通孔22が形成されている。貫通孔22は、基台21の製造時に既に基台21に形成されていても、作業現場等でドリルその他の孔開け工具により穿たれたものであっても良い。
柵体23は、この実施例では、複数の縦棒部位24と、この縦棒部位24と交差する横棒部位25とで格子状に構成されており、排水溝101の一方の内面から他方の内面にかけて排水溝101を横断するかたちで設置されている。そして、柵体23は、基台21と1つの横棒部位25と2つの縦棒部位24、24とで囲まれた複数の空隙S1と、2つの横棒部位25、25と2つの縦棒部位24、24とで囲まれた複数の空隙S1とを有している。これらの空隙S1は、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的大きなゴミの通過を遮ることが可能な開口面積となっている。
柵体23は、上記した開口面積の空隙S1を有するものであれば良い。すなわち、図示しないが、排水溝101の底面側に排水溝100側に向かって延びる部位を有する断面L字状の構成としても、基台21から排水溝101の底面側に向かって延びる板状部材に円状や多角形状の貫通孔を設けた構成としても良い。
そして、上記した柵体23は、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的大きなゴミを遮ることから、かかる比較的大きなゴミを一時的に堆積させる堆積用面Dを確保するために、排水溝101のうち排水溝100直近ではなく、排水桝200側に所定の寸法ほどずれて位置している。
ゴミ収集部材3は、この実施例では、例えばアルミニウム等の耐食性に優れた素材で形成された巻き体31と、この巻き体31の両側に着脱可能に取り付けられた、例えばアルミニウムやプラスチック等の耐食性に優れた素材で形成されたホルダ32、32とを有して構成されている。
巻き体31は、第1のゴミ排除部材2の柵体23の空隙S1よりも目の細かいメッシュ状の面状体31aを巻回して成り、円柱状の内部空間ISを有したものとなっている。巻き体31は、図4に示されるように、この実施例では一枚の面状体31aを三回ほど巻き回して三層になっている。もっとも、巻回して環状となった面状体31aを3枚重ねることで三層になるようにしても良い。面状体31aの層数も三層に限定されず、内部空間ISを確保できるのであれば、二層でも四層以上であっても良い。そして、巻き体31の径方向寸法L1やメッシュの目の大きさは、収集対象のゴミの大きさ等によって変更することができる。
このように面状体31aを多層になるように巻回することで、巻き体31のメッシュの目が全体的に見てより細かくなり、排出ポンプPの水の吸入時に一緒に吸入してゴミ詰りさせやすい細かなゴミを収集対象とすることができる。
ホルダ32、32は、巻き体31が巻かれた状態から解けたり、巻き体31の外周が円状をしているのを維持したりするために用いられる。この実施例ではホルダ32の最も外周側に対峙するホルダ32側に突出した環状突起32aと、ホルダ32の環状突起32aに対して内周側にずれて配置された環状突起32bとで、巻き体31の軸方向両端部を保持している。もっとも、図示しないが、巻き体31の軸方向両端部を紐状部材で縛る等した場合には、ホルダ32を不要とすることができる。
第2のゴミ排除部材4は、この実施例では、第1のゴミ排除部材2と同様に、細長い直方体状の基台41と、基台41の下面から排水溝101の底面に向かって延設された柵体43とを有して構成されている。これらの基台41、柵体43は、アルミニウムやステンレス鋼等の耐食性に優れた素材により形成されている。
基台41の長手方向寸法は、第1のゴミ排除部材2の基台21と同じである。すなわち、基台41の長手方向寸法は、図2に示されるように、排水溝101の内面間の横幅L2よりも長くなっている。これにより、基台41も、排水溝101を形成するU字状ブロックBの両側の側縁上面に当接することを可能としている。基台41のU字状ブロックBの両側の側縁上面に当接する各部位には、下記するアンカーボルト等の固定具7を捩じ込むことが可能な貫通孔42が形成されている。貫通孔42は、基台41の製造時に既に基台41に形成されていても、作業現場等でドリルその他の孔開け工具により穿たれたものであっても良い。
柵体43は、この実施例では、複数の縦棒部位44と、この縦棒部位44と交差する横棒部位45とで格子状に構成されており、排水溝101の一方の内面から他方の内面にかけて排水溝101を横断するかたちで設置されている。そして、柵体43は、基台41と1つの横棒部位45と2つの縦棒部位44、44とで囲まれた複数の空隙S2と、2つの横棒部位45、45と2つの縦棒部位44、44とで囲まれた複数の空隙S2とを有している。これらの空隙S2は、この実施例では、空隙S1の開口面積と同じになっている。これにより、空隙S2でも、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的大きなゴミの通過を遮ることが可能である。もっとも、空隙S2の開口面積は、空隙S1で遮られるゴミよりも小さなゴミで且つゴミ収集部材3では収集することができないゴミの通過を遮るのに適したように、空隙1の開口面積よりも小さくしても良い。
柵体43は、上記した開口面積の空隙S2を有するものであれば良く、更には、柵体23とは別の構成としても良い。すなわち、図示しないが、柵体23は図2や図3に示された構成のままとして、柵体43について、基台41から排水溝101の底面側に向かって延びる板状部材に円状や多角形状の貫通孔を設けた構成としても良い。柵体43は、ゴミ収集部材3が排水桝200まで押し流されるのを防止する機能も有している。
上記第1のゴミ排除部材2、ゴミ収集部材3、第2のゴミ排除部材4の排水溝101への配置の工程の一例について、図3を用いて説明する。
まず、排水溝101を形成するU字状ブロックBの側縁上面の所定の4箇所にドリル等の孔開け工具で孔5、6を穿つ。この場合、孔5、5は、堆積用面Dを確保するために、排水溝101の排水溝100側端から所定の寸法ほどずれて穿たれ、かつU字状ブロックBの側縁上面に基台21を載せた状態の貫通孔22、22と一致するように配置されている。また、孔6、6は、ゴミ収集部材3の回転可能な状態で排水溝101への収容可能な寸法L3(柵体23、43間の寸法。図2に示す。)を確保するために、孔5,5から所定の寸法(寸法L1より大きい。)ほどずれて穿たれ、かつU字状ブロックBの側縁上面に基台41を載せた状態の貫通孔42、42と連通するように配置されたものとする。この孔5、孔6間の寸法L3は、ゴミ収集部材3の径方向寸法L1が変わればこれに応じて変更される。
次に、第1のゴミ排除部材2を基台21の貫通孔22、22が孔5、5と連通するように、U字状ブロックBの側縁上面に載せた後、固定具7を、貫通孔22から孔5内まで捩じ込む等の手法により装着する。そして、第2のゴミ排除部材4を基台41の貫通孔42、42が孔6、6と連通するように、U字状ブロックBの側縁上面に載せた後、固定具7を、貫通孔42から孔6内まで捩じ込む等の手法により装着する。固定具7は、コンクリート製のU字状ブロックに基台21、41を固定するので、例えばアンカーボルトを用いるのが望ましい。
そして、ゴミ収集部材3を第1のゴミ排除部材2の柵体23と第2のゴミ排除部材4の柵体43との間となるように、排水溝101内に収める。ゴミ収集部材3は、この実施例では、排水溝101のU字状ブロックBにも柵体23、43にも固定されない。
上記のような第1のゴミ排除部材2、ゴミ収集部材3及び第2のゴミ排除部材4からなるゴミ収集排除装置1について、排水溝101内を台風等の大雨で相対的に多量の水が流れる場合における、排水溝101を流れる樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミの排除、収集の機能を、図5に基づいて説明する。
まず、排水溝101を流れる樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち相対的に大きなゴミ(以下、大きなゴミ)は、第1のゴミ排除部材2の柵体23の空隙S1を通過することができないので、柵体23により遮られ、堆積用面D上に一時的に堆積する。
ゴミ収集部材3は、排水溝101内を排水桝200側に向かって流れる水の流れによって、図5に示されるように、排水溝101の底面から水面側に浮いた状態となりつつ、例えば水の流れが図5の左側から右側となる場合には、水の流れる方向に応じて反時計回りに回転する。これにより、排水溝101を流れる樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち比較的小さなゴミ(以下、小さなゴミ)は、水面近くを浮きつつ流れるところを、水流の力で巻き体31のメッシュの空隙を通過して内部空間ISに入るかたちで捕獲され、内部空間ISに入って捕獲された後は、面状体31aが妨げとなってゴミ収集外に出ないので、ゴミ収集部材で収集される。
そして、第1のゴミ排除部材2で取り逃したり、第1のゴミ排除部材2よりも排水溝101の下流側で、水と一緒に排水溝101に流入し、或いは直接に排水溝101に落下したりした大きなゴミは、第2のゴミ排除部材4の柵体43の空隙S2を通過することができないので、柵体43により遮られる。このため、大きなゴミが、排水溝101を第2のゴミ排除部材4よりも下流側に流れるのを排除することができる。
よって、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち大きなゴミは、第1のゴミ排除部材2と第2のゴミ排除部材4とで2回にわたって排除され、樹木からの落葉や落下した木枝等の地表にあったゴミのうち小さなゴミは、ゴミ収集部材3により取集される。
更には、ゴミ収集部材3を排水溝101から取り出して水洗いするだけで、収集した小さなゴミをゴミ収集部材3から取り除くことができるので、ゴミ収集部材3の清掃も簡易且つ短時間で行うことが可能である
図6において、この発明に係るゴミ収集排除装置1の実施例2が示されている。なお、実施例2のゴミ収集排除装置1は、蓋体8と、この蓋体8を回転させるための回転軸9と、この回転軸9を保持するための台座10とを有している以外は、これまでのゴミ収集排除装置1と同様である。このため、ゴミ収集排除装置1の他の構成については、これまでと同一の符号を付す等して、その説明を省略した。
図6に示されるように、この実施例2では、基台21の長手方向両端に台座10が設けられると共に、台座10、10間に回転軸9が回転自在に架設されて、回転軸9に蓋体8の一端が連接している。これにより、蓋体8は、回転軸9を軸心として、回転軸9とは反対側端が基台41に当接した状態から、例えば垂直に立った状態等の所定の位置までの範囲で回転することが可能となっている。従って、蓋体8は、ゴミ収集部材3の上方を覆った状態から、ゴミ収集部材3を排水溝101内に収容し、排水溝101から取り出し可能に、ゴミ収集部材3の上方が開放された状態まで変位することができる。
そして、蓋体8は、図6に示されるように、この実施例2では、中央部位81が縁部位82、83よりも外側に突出した形状となっている。これにより、ゴミ収集部材3の上方を覆ったときに、排水溝101の底面から蓋体8の中央部位81の内側面までの寸法が、蓋体8を全て平板状とした場合よりも大きくなっている。従って、排水溝101を水が流れてゴミ収集部材3が図6の2点鎖線に示すように浮いても、ゴミ収集部材3が蓋体8に当たらず、ゴミ収集部材3の回転が可能になる。
なお、図示しないが、図6に示された構成と逆になるように、基台41の長手方向両端に台座10が設けられると共に、台座10、10間に回転軸9が回転自在に架設されて、この回転軸9に蓋体8の一端が連接するようにしても良い。
図7において、この発明に係るゴミ収集排除装置1の実施例3が示されている。なお、実施例3のゴミ収集排除装置1は、ゴミ排除部材2とゴミ排除部材4とを連接部材11、12、補強部材13、14で連接してユニットUにした以外はこれまでのゴミ収集排除装置1と同様である。このため、ゴミ収集排除装置1の他の構成については、これまでと同一の符号を付す等して、その説明を省略した。
この実施例3では、第1のゴミ排除部材2の柵体23の両端側の縦棒部位24と第2のゴミ排除部材4の柵体43の両端の縦棒部位44とが複数の横棒状の連接部材11により連接されている。また、第1のゴミ排除部材2の柵体23の最下側の横棒部位25と第2のゴミ排除部材4の柵体43の最下側の横棒部位45とが複数の横棒状の連接部材12により連接されている。そして、連接部材11と交差する複数の縦棒状の補強部材13と、連接部材12と交差する複数の縦棒状の補強部材14も有し、補強部材13と補強部材14とが連接することで、上方に開口したボックス状のユニットUになっている。これにより、ユニットU内にゴミ収集部材3を入れた状態で、第1のゴミ排除部材2と第2のゴミ排除部材4とを一度に排水溝101内に収めることができる。連接部材11、12は、図示しないが、一枚の板状の形状としても良く、この場合には、底部に一枚の板状部材が用いられるようにしても良い。
この実施例3では、ゴミ収集部材3の径方向寸法L1の変動への対応は、連接部材11、12の寸法を異ならせた複数のユニットUを用意することで対応する。そして、この実施例3でも、ユニットUの上方の開口を開閉可能にするために、実施例2に示される蓋体8を有するようにしても良い。
1 ゴミ収集排除装置
2 第1のゴミ排除部材
23 柵体
3 ゴミ収集部材
31 巻き体
31a 面状体
4 第2のゴミ排除部材
43 柵体
8 蓋体
9 回転軸
11 連接部材
12 連接部材
100 排水溝
101 排水溝
200 排水桝
S1 空隙
S2 空隙
U ユニット
IS 内部空間

Claims (3)

  1. 地表を流れる水を集めて排水桝に送る断面がU字状の排水溝に配置される排水溝のゴミ収集排除装置であって、
    前記排水溝の上流側から下流側に、第1のゴミ排除部材と、ゴミ収集部材と、第2のゴミ排除部材とを順に配置して構成され、
    前記第1のゴミ排除部材は、複数の空隙を有する柵体を有し、当該柵体が前記排水溝を横断するかたちで固定されて、前記空隙より大きなゴミを遮り、
    前記ゴミ収集部材は、前記第1のゴミ排除部材の空隙よりも目の細かいメッシュ状の面状体を巻回して成り、内部に空間を有する巻き体を有し、当該巻き体が前記排水溝を横断するかたちで配置されて、前記排水溝を流れる水で回転することによりゴミを収集すると共に、
    前記第2のゴミ排除部材は、複数の空隙を有する柵体を有し、当該柵体が前記排水溝を横断するかたちで固定されて、前記空隙より大きなゴミを遮ることを特徴とする排水溝のゴミ収集排除装置。
  2. 前記第1のゴミ排除部材と前記第2のゴミ排除部材との間に、前記ゴミ収集部材の上方を、前記ゴミ収集部材が回転可能な状態で覆うことが可能な蓋体を有し、
    前記蓋体は、前記第1のゴミ排除部材又は前記第2のゴミ排除部材の一方に配置された回転軸を軸心として回転可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の排水溝のゴミ収集排除装置。
  3. 前記第1のゴミ排除部材と前記第2のゴミ排除部材とが連接部材で連接されて一体化し、
    前記ゴミ収集部材が前記第1のゴミ排除部材と前記第2のゴミ排除部材と前記連接部材とで囲まれていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水溝のゴミ収集排除装置。
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