JP2020108115A - 光通信装置、サーバ装置、光伝送システム、及び光通信方法 - Google Patents

光通信装置、サーバ装置、光伝送システム、及び光通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ビットレートに応じた適応変調を行うときに、伝送品質を維持し、かつ消費電力の増大を抑制することのできる光通信技術を提供する。【解決手段】光通信装置は、光伝送路のビットレートを受信するビットレート取得回路と、前記ビットレートに応じた変調方式を選択する変調方式決定回路と、選択された前記変調方式で動作するデジタル信号処理回路とを有し、前記変調方式決定回路は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択する。【選択図】図5

Description

本発明は、光通信装置、サーバ装置、光伝送システム、及び光通信方法に関する。
通信需要の増大にともない、高速かつ大容量の通信を実現するためにデジタルコヒーレント方式の光通信が普及しつつある。デジタルコヒーレント方式では、受信した光信号を局発光で検波し、電気信号への変換後に、デジタル信号処理によって伝送路で発生する波形歪を補償する。従来必要とされていた個別の波長分散補償器や、その挿入損失を補償するための光増幅器を省略できるため、システムの安定化、小型化、低コスト化等が可能である。
次期DSP(デジタル信号プロセッサ)を搭載したトランスポンダでは、ネットワーク側のビットレートを選択可能にしてビットレートに応じた変調方式で動作する適応変調方式が検討されている。ビットレートの増加に対応してボーレートを増加させると、スペクトル幅が広がってしまうので、使い方が難しい。また、ボーレートにはDAC(デジタルアナログコンバータ)の速度限界による制約があり、DACの速度限界を超えてボーレートを上げることはできない。
新しい変調方式として、4D−mAnPSK方式が提案されている(たとえば特許文献1参照)。たとえば、DP−8QAMの代わりに4D−2A8PSKを用い、DP−16QAMの代わりに4D−2A16PSKを用いることが提案されている。
特表2017−513347号公報
4D−mAnPSKは、XI(X偏波、同相成分)、XQ(X偏波、直交成分)、YI(Y偏波、同相成分)、及びYQ(Y偏波、直交成分)の4つの光成分を用いたm値振幅、n値位相シフトキーイングである。400Gbpsを超える高ビットレートを実現しようとすると、4D−mAnPSK方式のm値、またはn値を増加させる必要がある。4D−mAnPSK方式は、QAM方式と比較してIQ平面上の信号点(constellation points)の数が多いため、多値度が増えると信号点間の距離が小さくなり、QAM方式よりも早く送信器に要求される条件を満たさなくなる。また、信号点の判定に要する演算量が多く、多値度が増えると消費電力限界を容易に超えてしまう。
本発明は、ビットレートに応じた適応変調を行うときに、伝送品質を維持し、かつ消費電力の増大を抑制することのできる光通信技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様では、光通信装置は、
光伝送路のビットレートを取得するビットレート取得回路と、
前記ビットレートに応じた変調方式を選択する変調方式決定回路と、
選択された前記変調方式で動作するデジタル信号処理回路と、
を有し、
前記変調方式決定回路は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能の高い第2の変調方式を選択する。
ビットレートに応じた適応変調を行うときに、伝送品質を維持し、かつ消費電力の増大を抑制することができる光通信技術が実現する。
4D−mAnPSK方式を用いるときの技術課題を説明する図である。 4D−mAnPSK方式を用いるときの技術課題を説明する図である。 4D−mAnPSK方式を用いるときの技術課題を説明する図である。 4D−mAnPSK方式を用いるときの技術課題を説明する図である。 4D−mAnPSK方式を用いるときの技術課題を説明する図である。 4D−mAnPSK方式を用いるときの技術課題を説明する図である。 実施形態の光送信機の模式図である。 ビットレートと変調方式の対応情報の一例である対応テーブルの図である。 変調方式選択部の機能ブロック図である。 実施形態の光受信機の模式図である。 実施形態の光送受信機の模式図である。 ビットレートに応じた変調方式選択のフローチャートである。 4D−2A8PSK方式のコンスタレーションを説明する図である。 4D−2A8PSK方式のコンスタレーションを説明する図である。 ビットレートに応じた変調方式選択の変形例1のフローチャートである。 ビットレートに応じた変調方式選択の変形例2のフローチャートである。 実施形態の光伝送システムの模式図である。 光通信装置の一例であるトランスポンダの模式図である。 光伝送システムで用いられるサーバと光送受信器の模式図である。
実施形態では、所定値以上のビットレートが選択される場合はQAM方式で光信号を出力し、所定値よりも低いビットレートが選択される場合は4D−mAnPSK方式で光信号を出力することで、適応変調を実現する。
実施形態の具体的な構成と手法を説明する前に、図1〜図4を参照して、発明者らが見出した4D−mAnPSK方式を用いるときの技術課題を説明する。
図1、図2A、及び図2Bは、4D−mAnPSKを用いるときの第1の課題を説明する図である。図1の横軸は多値度(ビット/シンボル)、縦軸はIQ平面上の信号点間の距離である。IQ平面上の信号点間の距離は、有効ビット数(ENOB:effective number of bits)、光デバイスで発生するノイズまたは歪みによるばらつき等を考慮して、最低限必要とされる閾値以上に設定される。
DP−8QAMと4D−2A8PSKを比較すると、4D−2A8PSKの方がIQ平面上の信号点の数が多い分、多値度を増やした場合に、早く閾値を切ってしまう。
図2Aは、IQ平面上のDP−8QAMの信号点を示し、図2Bは2A8PSKの信号点を示す。図2A及び図2Bで、実線の両方向矢印は信号点間の最短距離、破線の両方向矢印は参考距離である。
図2Aで、DP−8QAMは片偏波あたり3ビットであり、両偏波を用いることで6ビット/シンボルとなる。信号点間の最短距離は0.94、参考距離は1.05である。
図2Bの4D−2A8PSK方式では、あるタイムスロットで、X偏波の振幅がr1(たとえば内側の円)のときにY偏波の振幅がr2(たとえば外側の円)となり、X偏波の振幅がr2(たとえば外側の円)のときにY偏波の振幅がr1(たとえば内側の円)となるように、信号点が配置される。この振幅制限によってシンボルごとのパワーが一定に保たれ、X偏波の位相方向に3ビット、Y偏波の位相方向に3ビット、両偏波で6ビット/シンボルとなっている。4D−2A8PSK方式では、信号点間の最短距離は0.42、参考距離は0.51である。
図1に戻って、たとえば6ビット/シンボルのときに、DP−8QAMも4D−2A8PSKも、信号点間の距離は、光送信器に必要とされる閾値を超えている。4D−2A8PSKはシンボルごとのパワーが一定になるように調整されているので、隣接チャネル間のクロス位相変調の影響が少なく、同じ情報量でDP−8QAMよりも伝送性能がよい。
しかし、4D−2A8PSKは、信号点間の距離に余裕が少なく、現実問題として多値度の増加に対処することができない。一方、DP−aQAM方式は、4D−2A8PSKと比べて多値度を大きくすることができる。
図3A、図3B、及び図4は、4D−mAnPSKの第2の課題を説明する図である。図3Aで、DP−aQAM方式の受信器では、X偏波とYへ偏波に分離した後に、受信信号をIQ平面上にプロットする。IQ平面を信号点ごとの領域に分解して、受信信号がどの信号点に最も近いかを判定する。64QAMの場合、図3AのようにIQ平面にプロットされて、各受信信号が属する領域が判定されるので、演算量は少ない。
図3Bで、4D−mAnPSK方式の受信器では、OSNR(optical signal to noise ratio:光信号対雑音比)耐力を高めるため、X偏波とY偏波に分離した後、X偏波のIQ平面とY偏波のIQ平面で表現されるコンスタレーション空間に受信信号がプロットされて、コンスタレーション空間のどの信号点に相当するのかが判定される。XI,XQ,YI,YQの4つの軸をもつコンスタレーション空間では、信号点ごとに領域に分割してどの座標がどの信号点に相当するのかを判断するのは困難である。
そのため、測定された受信信号とすべての信号点との間の距離を演算し、最小となる信号点を受信データと判定する。kビット/シンボルの場合は2k通りの比較が必要になる。6ビット/シンボルの4D−2A8PSKでは、26=64通りの比較を行い、最小距離となる信号点を決定することになる。このときの演算量は、DP−aQAMでの信号点決定の演算に比べて非常に大きい。
図4に示すように、4D−mAnPSKでは、信号点を判定する演算量が指数関数的に増えるため、消費電力限界を簡単に超えてしまう。消費電力限界を超えると、放熱しきれずにDSPが熱暴走を起こす。これに対し、DP−aQAM方式では、多値度が増えても信号点判定の演算量はそれほど変わらない。
図1〜図4の技術課題の考察を経て、実施形態では、所定値以上のビットレートのときにQAM方式を使用し、所定値よりもビットットレートが低いときに4D−mAnPSK方式を使用することで、選択されたビットレートに適した適応変調を実現する。
<1.実施形態の光送信器の構成例>
図5は、実施形態の光送信器10の模式図である。光送信器10は、光通信装置の一例であり、FPGA(Field Programmable Gate Array)11、光源12、光変調器13、入出力インタフェース(図中「I/O」と表記)14、DSP15、及びメモリ16を有する。
FPGA11は、ビットレート受信回路111と、変調方式決定回路112を有する。ビットレート受信回路111は、入出力インタフェース14を介して入力されるビットレート設定情報を受け取る。変調方式決定回路112は、メモリ16に保存されているビットレートと変調方式の間の対応情報116を参照して、ビットレートに応じた変調方式を決定する。決定された変調方式は、DSP15に入力される。FPGA11とメモリ16で、後述する変調方式選択部110が実現されてもよい。
DSP15は、送信用の電気信号(データ信号)が入力されると、誤り訂正符号化処理を施し、設定された変調方式に従ってコンスタレーション上の信号点にマッピングして、データ信号の論理値に応じた信号を生成する。信号は、アナログ変換されて光変調器13の信号電極に入力される。
光源12から光変調器13に入射した光は、アナログ駆動信号で変調され、変調光信号が光ネットワークに出力される。
図5の構成は一例であって、この構成に限定されない。対応情報116は、FPGA11の内部のメモリブロックに保存されてもよいし、DSP15の内部メモリに保存されてもよい。FPGA11はロジックデバイスの一例であり、CPLD(Complex Programmable Logic Device)等のその他のロジックデバイスを用いてもよい。FPGA11のような個別のロジックデバイスを用いる替わりに、DSP15がビットレート設定情報を受け取って変調方式を決定するように設計されてもよい。
対応情報116に基づいて、入力されたビットレートに応じた変調方式を選択することができる構成であれば、その他の適切な構成を採用してもよい。
図6は、対応情報116の一例として、ビットレートと変調方式の対応関係を記述するテーブル113を示す。テーブル113は、複数のビットレートのそれぞれに対応して、用いる変調方式を記述している。
例えば、200Gbpsのときは、4D−2A8PSKを採用する。この場合、6ビット/シンボルの情報量で、QAM方式よりも良好な信号品質(より高い非線形耐力)で送信することができる。
ビットレートが400Gbps以上のときは、DP−aQAM方式を採用する。一例として、400GbpsのときはDP−16QAMを用いる。この場合、一度の変調で4ビット×2で8ビット/シンボルの情報量を送信することができる。500GbpsのときはDP32−QAMを、600GbpsのときはDP−64QAMを用いる。ビットレートが高くなっても、信号点間の距離に余裕があるので、閾値限界に近づくまで多値度を上げることができる。また、多値度を上げても信号点判定の演算量はほとんど変わらないので、消費電力の増大を抑制できる。
300Gbpsのときは、7ビット/シンボルの情報量を実現するために、たとえば4D−2A8PSKとDP−16QAMを組み合わせたハイブリッド変調を用いてもよい。6ビット/シンボルの4D−2A8PSKと、8ビット/シンボルのDP−16QAMを時間割合1:1で時系列に用いることで、平均して7ビット/シンボルの変調となる。
ハイブリッド変調に替えて、7ビット/シンボルの4D−2A8PSK方式(「7b4D−2A8PSK」と称されている)を用いてもよい。7b4D−2A8PSKでは、ビットB[0]〜ビットB[6]が変調ビット、ビットB[7]はビットB[6]と逆の値をもつパリティビットであり、これらのビットがポアンカレ球上に配置される。7b4D−2A8PSKについては、Kojima et al,“5 and 7 bit/symbol 4D Modulation Formats Based on 2A8PSK”,Proceedings,ECOC 2016-42nd,09/18/2016を参照されたい。
図7は、変調方式選択部110の機能ブロック図である。上述のように、変調方式選択部110は、FPGA11とメモリ16で実現されてもよいし、FPGA11がメモリブロックを内蔵する場合は、FPGA11のみで実現されてもよい。
変調方式選択部110は、ビットレート受信部141と、変調方式決定部142と、変調方式指示部145を有する。変調方式決定部142は、変調方式取得部143と、対応情報146を有する。対応情報146は、図6テーブル113であってもよいし、ビットレートと変調方式の関係を記述する関数であってもよい。
変調方式取得部143は、ビットレート受信部141で受け取ったビットレートに基づいて、対応情報146から、ビットレートに対応する変調方式を取得する。変調方式指示部145は、決定された変調方式をDSP15に出力する。
対応情報146として関数が用いられる場合は、たとえばビットレートが第1の閾値以上のときにDP−aQAM方式を選択し、第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下のときに4D−mAnPSK方式を選択することを記述する関数であってもよい。また、ビットレートが第2の閾値と第1の閾値の間のときは、DP−aQAM方式と4D−mAnPSK方式のハイブリッド方式を選択することを記述していてもよい。
光送信器10では、ビットレートに応じた変調方式が選択され、伝送品質の維持と低消費電力を両立することができる。
<2.実施形態の光受信器の構成例>
図8は、実施形態の光受信器20の模式図である。光受信器20は、光通信装置の一例であり、FPGA21、90度ハイブリッド回路22、光検出器(図中「PD」と表記)23、入出力インタフェース(I/O)24、DSP25、及びメモリ26を有する。
FPGA21は、ビットレート受信回路121と、変調方式決定回路122を有する。ビットレート受信回路121は、入出力インタフェース24を介して入力されるビットレート設定情報を受け取る。変調方式決定回路122は、メモリ26に保存されているビットレートと変調方式の対応情報126を参照して、ビットレートに応じた変調方式を決定し、決定した変調方式をDSP25に出力する。
光送信器10と同様に、FPGA21とメモリ26で変調方式選択部110が実現されてもよい。FPGA21がメモリブロックを内蔵する場合は、FPGA21で変調方式選択部110が実現されてもよい。
DSP25は、受信光信号を局発光で検波し、XI、XQ,YI、YQの各成分を出力する。XI、XQ,YI、YQの各成分は光検出器23で光電流に変換され、トランスインピーダンスアンプ等で電圧信号に変換され、デジタルサンプリングされてDSP25に入力される。
DSP25は、入力された受信電気信号に波長分散補償、波形歪補償等のデジタル処理を施し、デジタル補償されたデータを選択された変調方式に従ってコンスタレーション上の信号点にデマップして、データを復調する。選択された変調方式がDP−aQAM方式のときは、コンスタレーション上に展開された受信信号の座標点がどの信号点の領域に位置するかを判断すればよいので、演算量が少なくてすむ。選択された変調方式が4D−mAnPSKのときは、3次元空間で座標点から最も近い信号点が選択されるので演算量は増えるが、非線形耐力を含めて伝送品質が高く維持される。復調されたデータは、誤り訂正復号されて出力される。
光受信器20では、ビットレートに応じた変調方式が選択され、伝送品質の維持と低消費電力を両立することができる。
<3.実施形態の光送受信器の構成例>
図9は、光送受信器30の模式図である。光通信は双方向で行われるのが通常なので、本発明のビットレートに応じた変調方式の選択は、図5の光送信器10と、図8の光受信器20が一体となった光送受信器30に適用され得る。
光送受信器30は光通信装置の一例であり、FPGA31、電気光変換回路(図中「E/O」と表記)32、光電気変換回路(図中「O/E」と表記)33、入出力インタフェース(I/O)34、DSP35、メモリ36、及び光源37を有する。
FPGA31、DSP35、及びメモリ36は、送信ブロックと受信ブロックで共通に用いられる。FPGA31は、ビットレート受信回路131と、変調方式決定回路132を有する。ビットレート受信回路131は、入出力インタフェース34を介して入力されるビットレート設定情報を受け取る。変調方式決定回路132は、メモリ36に保存されているビットレートと変調方式の対応情報136を参照して、ビットレートに応じた変調方式を決定し、決定した変調方式をDSP35に出力する。
FPGA31とメモリ36で、変調方式選択部110が実現されてもよい。FPGA31がメモリブロックを内蔵する場合は、メモリブロックに対応情報136を保存して、FPGA31で変調方式選択部110を実現してもよい。
DSP35は、送信ブロックでは、設定された変調方式に従って送信用のデータ信号をコンスタレーション上の信号点にマッピングし、データ信号の論理値に応じた信号を生成する。信号はアナログ変換されて、高速の駆動信号が電気光変換回路32の光変調器に入力される。
光源37の出力光は電気光変換回路32の光変調器に入射し、データ値に応じたアナログ駆動信号によって変調され、出力される。
DSP35の受信側ブロックでは、光電気変換回路33によって検波され、デジタルサンプリングされた電気信号に波長分散補償、波形歪補償等のデジタル処理を施す。デジタル補償された受信信号をコンスタレーション上に展開し、変調方式決定回路132によって選択された変調方式に基づいて信号点を判定して、誤り訂正復号後に電気信号を出力する。
光送受信器30では、ビットレートに応じた変調方式が選択され、伝送品質の維持と低消費電力を両立することができる。
<4.変調方式選択の処理フロー>
図10は、変調方式選択部110で実施されるフローチャートである。この制御フローは、たとえば、光送受信器30が新たにネットワークに追加されるとき、光送受信器30が再起動されるときなどに実施される。あるいは、後述するように、光送受信器30を有する光トランスポンダが新設されるとき、または再起動されるときに実施されてもよい。
図10のフローは、変調方式決定部142の対応情報146が、図6のようなテーブル113の形式である場合の処理である。まず、ビットレート受信部141で、ビットレート設定情報を受信する(S11)。ビットレート設定情報は、ネットワーク監視信号の一部としてネットワークから受信されてもよいし、光送受信器30を設置するオペレータによって入力されてもよい。次に、変調方式取得部143は、対応情報146から対応するビットレートを検索し(S12)、検索されたビットレートに対応する変調方式を決定する(S13)。
たとえば、指定されたビットレートが400Gbpsのときは、テーブル113を検索して400Gbpsに対応するDP−16QAM方式を取得し、この変調方式を選択する。指定されたビットレートが200Gbpsのときは、テーブル113を検索して200Gbpsに対応する4D−2A8PSKを取得し、この変調方式を選択する。
変調方式指示部145は、決定された変調方式で動作するように、DSP35に指示する(S14)。DSP35は、入力電気信号を変調方式に応じてコンスタレーション上にマッピングして送信用の駆動を生成する。また、受信電気信号をコンスタレーション上に展開して信号点を推定し、復調する。
この方法によると、光通信装置で、ビットレートに応じた変調方式が選択され、伝送品質の維持と低消費電力を両立することができる。
図11Aと図11Bは、4D−2A8PSK方式が選択されたときのコンスタレーション図である。図11AはX偏波の4D−2A8PSKのコンスタレーション、図11BはY偏波の4D−2A8PSKのコンスタレーションである。この例では、X偏波で内側の円に沿って8つの信号点(3ビット)が配置され、Y偏波で外側の円に沿って8つの信号点(3ビット)が配置され、合計で1シンボル当たり6ビットの情報量となっている。
X偏波でコンスタレーション上の信号点の半径(すなわち振幅)がr1のときは、Y偏波の信号点の半径(すなわち振幅)がr2となるように、X偏波の信号点の振幅がr2のときは、Y偏波の信号点の振幅がr1となるように制限することで、一回の変調(シンボル)でのパワーを一定にすることができる。
円の数を3重にするときは、4D−mAnPSKのmの値が3になり、3段階の振幅で信号点が配置される。この場合も、一方の偏波で第1の半径(振幅)のときは、他方の偏波で、第1の振幅以外の振幅が選択されてシンボルごとのパワーを一定にするように制限される。
図12は、変調方式選択部110で実施される変調方式選択の変形例1のフローチャートである。図12のフローは、変調方式決定部142の対応情報146が、関数で記述されている場合の処理である。
まず、ビットレート受信部141でビットレート設定情報を受信する(S21)。次に、変調方式取得部143は、対応情報146を参照して、受け取ったビットレートが第1の閾値Th1以上であるか否かを判断する(S22)。ビットレートが第1の閾値Th1以上の場合は(S22でYes)、DP−aQAM方式を選択する。ビットレートが第1の閾値Th1よりも小さい場合は(S23でNo)、4D−mAnPSK方式を選択する(S24)。S23またはS24で選択された変調方式で動作するように、DSPに指示を出す(S25)。
一例として、指定されたビットレートが400Gbps以上のときは、DP−16QAM以上の多値数のDP−aQAM方式を選択する。ビットレートが400Gbps未満のときは、4D−mAnPSK方式を選択する。400Gbps未満のとき選択される4D−mAnPSK方式は、7b4D−2A8PSK、4D−2A8PSK、等である。ビットレートと、1シンボル当たりのビット数(情報量)の関係を記述する関数を用いてもよい。
この方法によると、光通信装置で、ビットレートに応じた変調方式が選択され、伝送品質の維持と低消費電力を両立することができる。
図13は、変調方式選択部110で実施される変調方式選択の変形例2のフローチャートである。図13のフローは、変調方式決定部142の対応情報146が、2以上の閾値を用いた関数で記述されている場合の処理である。
まず、ビットレート受信部141で、ビットレート設定情報を受信する(S31)。変調方式取得部143は、対応情報146を参照して、受け取ったビットレートが第1の閾値Th1以上であるか否かを判断する(S32)。ビットレートが第1の閾値Th1以上のときは(S32でYes)、DP−aQAM方式を選択する(S33)。
ビットレートが第1の閾値Th1よりも小さい場合は(S32でNo)、ビットレートが第1の閾値よりも小さい第2の閾値Th2以下であるか否かを判断する(S34)。ビットレートが第2の閾値Th2以下のときは(S34でYes)、4D−mAnPSK方式を選択する(S24)。
ビットレートが第2の閾値Th2と第1の閾値Th1の間にあるときは(S34でNo)、DP−aQAM方式と4D−mAnPSK方式のハイブリッド変調を選択する(S36)。S33、S35、またはS36で選択された変調方式で動作するように、DSPに指示を出す(S37)。
一例として、指定されたビットレートが400Gbps以上のときは、DP−16QAM以上の多値数のDP−aQAM方式を選択する。ビットレートが200Gbps以下のときは、4D−mAnPSK方式を選択する。このとき選択される4D−mAnPSK方式は、ビットレートの値によって4D−2A8PSK、等である。
ビットレートが200Gbpsと400Gbpsの間のときは、DP−16QAMと4D−2A8PSK方式のハイブリッド変調方式を選択する。
この方法によると、光通信装置で、ビットレートに応じた変調方式が選択され、伝送品質の維持と低消費電力を両立することができる。
<5.光伝送システム>
図14は、実施形態の光伝送システム1の模式図である。光伝送システム1は光ネットワークの一部であり、光送受信器30A、光送受信器30B、及びネットワーク管理サーバ40を含む。光送受信器30Aと光送受信器30Bは、光伝送路61及び光伝送路62によって相互に接続され、かつそれぞれが光ネットワークによってネットワーク管理サーバ40に接続されている。
ネットワーク管理サーバ40は、ネットワークで設定されたビットレートを、光送受信器30Aと光送受信器30Bに通知する。ビットレートは、送受信ノードである光送受信器30Aと光送受信器30Bの性能、光伝送路61及び62の状態、要求される伝送速度等に基づいて、ネットワークオペレータによって設定される。
光送受信器30Aと光送受信器30Bは、ビットレートに応じた変調方式を選択し、その変調方式で動作する。すなわち、選択された変調方式に基づいて電気信号を光信号に変換して光ネットワークに出力し、光ネットワークから受信した光信号を電気信号に変換して復調する。光送受信器30Aと光送受信器30Bは、光通信装置の一例であるトランスポンダの一部であってもよい。
図15は、トランスポンダ50の模式図である。トランスポンダ50は、光送受信器30と、フレーマ/デフレーマ51と、クライアント側モジュール52を有する。光送受信器30は、図5〜9を参照して説明した実施形態の光送受信器であり、ネットワークで設定されたビットレートに応じた変調方式で動作する。
クライアント側モジュール52は、クライアント機器とのインタフェースであり、イーサネットの光ケーブルで入出力される光信号を電気信号に変換して、フレーマ/デフレーマ51との間で入出力する。
フレーマ/デフレーマ51は、イーサネット電気信号を、OTN(Optical Transport Network)のフレームフォーマットに変換して光送受信器30のDSPに入力する。また、光送受信器30のDSPから出力されるOTNの電気信号をイーサネット規格の電気信号に変換して、クライアント側モジュール52に出力する。
複数のトランスポンダ50は、波長マルチプレクサ、波長選択スイッチ等と組み合わせてWDM(波長分割多重)方式の伝送装置に組み込まれてもよい。この場合、各トランスポンダ50の光送受信器30は、接続される光伝送路に応じて設定されたビットレートに最適な変調方式で動作し、伝送品質を維持し消費電力の増大を抑制することができる。
図16は、光伝送システム1で用いられるネットワーク管理サーバ40と、光送受信器30Cの模式図である。この例では、ネットワーク管理サーバ40が、ビットレートに応じた変調方式を決定し、光送受信器30Cに通知する。
ネットワーク管理サーバ40は、ビットレート入力部41、変調方式決定部42、変調方式送信部43、及びビットレートと変調方式との対応情報46を有する。
ビットレート入力部41は、たとえばネットワークオペレータによって入力されるビットレート41を入力する。変調方式決定部42は、対応情報46を参照して、入力されたビットレートに対応する変調方式を決定する。変調方式送信部43は、決定された変調方式を、変調方式設定情報として光送受信器30Cに送信する。
ビットレート入力部41は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力インタフェースで実現される。変調方式決定部42は、FPGA等のロジックデバイス、またはマイクロプロセッサで実現される。対応情報46は、メモリに保存される。変調方式送信部43は、ネットワーク内の通信を行うネットワークインタフェースで実現される。
光送受信器30Cの変調方式受信回路135は、ネットワーク管理サーバ40から変調方式設定情報を受信し、DSP35に入力する。DSP35は、設定された変調方式を設定し、この変調方式で動作する。送信データ信号を、変調方式に応じてコンスタレーション上にマッピングして駆動信号を生成する。また、検波された受信信号をコンスタレーション上に展開して変調方式に応じて信号点を判定する。
光送受信器30Cの光源12、光変調器13、90度ハイブリッド回路22、及び光検出器(図中「PD」と表記)23の動作は、図5及び図8を参照して説明したとおりであり、重複する説明を省略する。
上記の構成により、光送受信器30Cは指定された変調方式で動作すればよく、伝送品質を維持し、かつ消費電力の増大を抑制することができる。
以上、特定の実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した例に限定されない。変調方式選択部110は、FPGAで実現する替わりに、DSPで実現されてもよい。ビットレートと変調方式の対応関係は、図6を例に限定されず、100Gbps、または600Gbpsを超えるレートに拡張されてもよい。
光通信装置で選択される変調方式は、QAM方式と4D−mAnPSK方式に限定されない。信号点間の距離が十分で、多値度の増加にかかわらず信号点推定の演算量がそれほど変化しない第1の変調方式と、第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多いが第1の変調方式よりも伝送性能に優れた第2の変調方式を、ネットワーク側のビットレートに応じて使い分けてもよい。
光ネットワークに接続される光通信装置(トランスポンダ50、光送受信器30等を含む)と、ネットワーク管理サーバ40の少なくとも一方で、要求されるビットレートに応じて変調方式を決定し、決定された前記変調方式でノード間で光信号を送受信する構成としてもよい。光送信器10のビットレート受信回路111、光受信器20のビットレート受信回路121、光送受信器30のビットレート受信回路131は、いずれも「ビットレート取得回路」の一例であり、ビットレートを取得する適切な構成を有するその他の入力回路を用いてもよい。
以上の説明に対し、以下の付記を提示する。
(付記1)
光伝送路のビットレートを取得するビットレート取得回路と、
前記ビットレートに応じた変調方式を選択する変調方式決定回路と、
選択された前記変調方式で動作するデジタル信号処理回路と、
を有し、
前記変調方式決定回路は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択する光通信装置。
(付記2)
前記変調方式決定回路は、前記ビットレートが前記第1の値以上のときはQAM方式の変調方式を選択し、
前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに4D−mAnPSK(4次元m値振幅n値位相シフトキーイング)方式を選択する、
ことを特徴とする付記1に記載の光通信装置。
(付記3)
前記変調方式決定回路は、前記ビットレートが、前記第1の値よりも小さい第2の値以下のときに前記4D−mAnPSK方式を選択し、
前記ビットレートが前記第2の値と前記第1の値の間にあるときは、前記QAM方式と前記4D−mAnPSK方式のハイブリッド変調方式を選択する、
ことを特徴とする付記2に記載の光通信装置。
(付記4)
前記ビットレートと前記変調方式を対応付けた対応情報を保存するメモリ、
をさらに有し、
前記変調方式決定回路は、前記対応情報を参照して前記変調方式を選択することを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の光通信装置。
(付記5)
前記対応情報は、使用可能な複数のビットレートの各々に前記変調方式が対応付けられたテーブルであることを特徴とする付記4に記載の光通信装置。
(付記6)
前記対応情報は、前記ビットレートと前記変調方式の関係が記述された関数であることを特徴とする付記4に記載の光通信装置。
(付記7)
前記ビットレート取得回路は、前記光通信装置が接続される光ネットワークから前記ビットレートを受信することを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載の光通信装置。
(付記8)
光通信装置が接続される光ネットワークで用いられるサーバ装置であって、
ビットレート設定情報を受け付けるビットレート入力部と、
前記ビットレート設定情報で示されるビットレートに応じた変調方式を決定する変調方式決定部と、
決定された前記変調方式を、前記光通信装置に送信する変調方式送信部と、
を有し、
前記変調方式決定部は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択するサーバ装置。
(付記9)
前記ビットレートと前記変調方式を対応付けた対応情報、
をさらに有し、
前記変調方式決定部は、前記対応情報を参照して前記変調方式を決定することを特徴とする付記8に記載のサーバ装置。
(付記10)
光ネットワークに接続される光通信装置と、
前記光ネットワークを管理するサーバ装置と、
を含み、
前記光通信装置と前記サーバ装置の少なくとも一方で、前記光通信装置に要求されるビットレートに応じて変調方式を決定し、
前記変調方式の決定は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択する、
ことを特徴とする光伝送システム。
(付記11)
前記変調方式は前記サーバ装置で決定され、
前記サーバ装置が前記光通信装置に前記変調方式を通知する
ことを特徴とする付記10に記載の光伝送システム。
(付記12)
前記サーバ装置は、前記ビットレートを前記光通信装置に通知し、
前記光通信装置が前記ビットレートに基づいて前記変調方式を決定する、
ことを特徴とする付記10に記載の光伝送システム。
(付記13)
光伝送システムで用いられる光通信装置で実施される光通信方法であり、
ビットレートを取得し、
前記ビットレートに応じた変調方式を選択し、
選択された前記変調方式で光信号の送受信を行い、
前記変調方式の選択は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択する、
ことを特徴とする光通信方法。
(付記14)
前記ビットレートが前記第1の値以上のときはQAM方式の変調方式を選択し、
前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに4D−mAnPSK方式を選択する
ことを特徴とする付記13に記載の光通信方法。
(付記15)
前記ビットレートが、前記第1の値よりも小さい第2の値以下のときに前記4D−mAnPSK方式を選択し、
前記ビットレートが前記第2の値と前記第1の値の間にあるときは、前記QAM方式と前記4D−mAnPSK方式のハイブリッド変調方式を選択する、
ことを特徴とする付記14に記載の光通信方法。
(付記16)
前記ビットレートを、前記伝送システムを管理するサーバ装置から受信することを特徴とする付記13〜15のいずれかに記載の光通信方法。
(付記17)
光伝送システムで用いられるサーバ装置で実施される光通信方法であり、
ビットレートの設定情報を入力し、
前記ビットレートに応じた変調方式を選択し、
選択された前記変調方式を前記光伝送システムに接続される光通信装置に送信し、
前記変調方式の選択は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択する、
ことを特徴とする光通信方法。
(付記18)
前記ビットレートが前記第1の値以上のときはQAM方式の変調方式を選択し、
前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに4D−mAnPSK方式を選択する
ことを特徴とする付記17に記載の光通信方法。
(付記19)
前記ビットレートが、前記第1の値よりも小さい第2の値以下のときに前記4D−mAnPSK方式を選択し、
前記ビットレートが前記第2の値と前記第1の値の間にあるときは、前記QAM方式と前記4D−mAnPSK方式のハイブリッド変調方式を選択する、
ことを特徴とする付記17に記載の光通信方法。
(付記20)
前記ビットレートと前記変調方式を対応付けた対応情報を保存し、
前記対応情報を参照して前記変調方式を決定することを特徴とする付記17に記載の光通信方法。
1 伝送システム
10 光送信器(光通信装置)
11、21、31 FPGA
15、25、35 DSP(デジタル信号処理回路)
16、26、36 メモリ
20 光受信器(光通信装置)
30、30A、30B、30C 光送受信器(光通信装置)
40 ネットワーク管理サーバ(サーバ装置)
41 ビットレート入力部
42 変調方式決定部
43 変調方式送信部
46 対応情報
50 トランスポンダ(光通信装置)
110 変調方式選択部
111、121、131 ビットレート受信回路(ビットレート取得回路)
112、122、132 変調方式決定回路
113 テーブル
116、126、136、146 対応情報
135 変調方式受信回路

Claims (8)

  1. 光伝送路のビットレートを取得するビットレート取得回路と、
    前記ビットレートに応じた変調方式を選択する変調方式決定回路と、
    選択された前記変調方式で動作するデジタル信号処理回路と、
    を有し、
    前記変調方式決定回路は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択する光通信装置。
  2. 前記変調方式決定回路は、前記ビットレートが前記第1の値以上のときはQAM方式の変調方式を選択し、
    前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに4D−mAnPSK方式を選択することを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
  3. 前記変調方式決定回路は、前記ビットレートが、前記第1の値よりも小さい第2の値以下のときに前記4D−mAnPSK方式を選択し、
    前記ビットレートが前記第2の値と前記第1の値の間にあるときは、前記QAM方式と前記4D−mAnPSK方式のハイブリッド変調方式を選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光通信装置。
  4. 前記ビットレート取得回路は前記光通信装置が接続される光ネットワークから前記ビットレートを受信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光通信装置。
  5. 光通信装置が接続される光ネットワークで用いられるサーバ装置であって、
    ビットレート設定情報を受け付けるビットレート入力部と、
    前記ビットレート設定情報で示されるビットレートに応じた変調方式を決定する変調方式決定部と、
    決定された前記変調方式を、前記光通信装置に送信する変調方式送信部と、
    を有し、
    前記変調方式決定部は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択するサーバ装置。
  6. 光ネットワークに接続される光通信装置と、
    前記光ネットワークを管理するサーバ装置と、
    を含み、
    前記光通信装置と前記サーバ装置の少なくとも一方で、前記光通信装置に要求されるビットレートに応じて変調方式を決定し、
    前記変調方式の決定は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択する、
    ことを特徴とする光伝送システム。
  7. 光伝送システムで用いられる光通信装置で実施される光通信方法であり、
    ビットレートを取得し、
    前記ビットレートに応じた変調方式を選択し、
    選択された前記変調方式で光信号の送受信を行い、
    前記変調方式の選択は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択する、
    ことを特徴とする光通信方法。
  8. 光伝送システムで用いられるサーバ装置で実施される光通信方法であり、
    ビットレートの設定情報を入力し、
    前記ビットレートに応じた変調方式を選択し、
    選択された前記変調方式を前記光伝送システムに接続される光通信装置に送信し、
    前記変調方式の選択は、前記ビットレートが第1の値以上のときに第1の変調方式を選択し、前記ビットレートが前記第1の値よりも小さいときに、前記第1の変調方式よりも信号点判定の演算量が多く前記第1の変調方式よりも伝送性能が高い第2の変調方式を選択する、
    ことを特徴とする光通信方法。
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