JP2020108043A - 動画配信システム、動画配信方法、動画配信プログラム、情報処理端末及び動画視聴プログラム - Google Patents

動画配信システム、動画配信方法、動画配信プログラム、情報処理端末及び動画視聴プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】視聴ユーザがコンテンツに参加できる仕組みを提供する。【解決手段】アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を視聴ユーザが使用するクライアント装置10に配信する動画配信システム1であって、視聴ユーザに関連付けられたオブジェクトを記憶するストレージを備え、視聴ユーザからオブジェクトの表示要求を受け付け、アクターから視認可能な位置に配置された表示装置に、表示要求を受け付けたオブジェクトの情報と、当該オブジェクトの表示要求を行った視聴ユーザの識別情報とを含むリストを表示する。【選択図】図1

Description

本発明は動画配信システム、動画配信方法、動画配信プログラム、情報処理端末及び動画視聴プログラムに関する。
従来から、アクターの動きに基づいてキャラクタオブジェクトのアニメーションを生成し、かかるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する動画配信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の動画配信システムにおいて、複数の視聴ユーザに配信される動画に、視聴ユーザの操作によって任意のオブジェクトを表示させるものが提案されている。視聴ユーザにより動画に表示させるオブジェクトは、例えば、キャラクタオブジェクトへのギフトオブジェクト等である。
特開2015−184689号公報
配信者にとって、動画の視聴ユーザの数、視聴回数、又は視聴時間を増やすことは課題の一つである。視聴ユーザの数等を増やすためには、視聴ユーザが動画に積極的に参加できるような仕組みも有効である。しかし、アクターがとりうる施策だけでは、視聴ユーザがコンテンツに参加できる機会を増やすことが難しいのが実情である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、視聴ユーザがコンテンツに参加できる仕組みを提供することを目的とする。
上記課題を解決する動画配信システムは、アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する動画配信システムであって、動画を配信するサーバと、動画配信における視聴ユーザのアクティビティを記憶するストレージと、前記視聴ユーザが用いる装置であって、動画を視聴するためのアプリケーションを実装した情報処理端末と、を備え、前記サーバが、前記キャラクタオブジェクトと、表示態様の変化を複数回行う特定オブジェクトとを含む動画データを生成し、前記動画データを前記情報処理端末に送信し、前記情報処理端末から、前記視聴ユーザのアクティビティに関する情報を受信し、前記視聴ユーザのアクティビティに応じて、前記動画に表示される前記特定オブジェクトの表示態様を変化させる。
上記課題を解決する動画配信方法は、動画を配信するサーバと、動画を視聴するためのアプリケーションを実装した情報処理端末とを用いて、アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する動画配信方法であって、前記サーバが、前記キャラクタオブジェクトと、表示態様の変化を複数回行う特定オブジェクトとを含む動画データを生成し、前記動画データを前記情報処理端末に送信し、前記情報処理端末から、当該情報処理端末を用いる視聴ユーザのアクティビティに関する情報を受信し、前記視聴ユーザのアクティビティに応じて、前記動画に表示される前記特定オブジェクトの表示態様を変化させる。
上記課題を解決する動画配信プログラムは、アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信するサーバの動画配信プログラムであって、前記サーバを、前記キャラクタオブジェクトと、表示態様の変化を複数回行う特定オブジェクトとを含む動画データを生成する動画生成部と、前記動画データを前記情報処理端末に送信する動画配信部と、前記情報処理端末から、当該情報処理端末を用いる視聴ユーザのアクティビティに関する情報を受信するユーザリクエスト処理部と、前記視聴ユーザのアクティビティに応じて、前記動画に表示される前記特定オブジェクトの表示態様を変化させるオブジェクト処理部、として機能させる。
上記課題を解決する情報処理端末は、アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画をディスプレイに表示する情報処理端末であって、前記キャラクタオブジェクトと、表示態様の変化を複数回行う特定オブジェクトとを含む動画データをサーバから受信して、前記ディスプレイに表示するステップと、前記動画に対する視聴ユーザのアクティビティに関する情報を前記サーバに送信するステップと、前記視聴ユーザ及び他の視聴ユーザのアクティビティに応じて前記特定オブジェクトの表示態様を変化させた動画データを前記サーバから受信して、前記ディスプレイに表示するステップと、を実行する。
上記課題を解決する動画視聴プログラムは、アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画をディスプレイに表示する情報処理端末の動画配信プログラムであって、前記情報処理端末に、前記キャラクタオブジェクトと、表示態様の変化を複数回行う特定オブジェクトとを含む動画データをサーバから受信して、前記ディスプレイに表示するステップと、前記動画に対する視聴ユーザのアクティビティに関する情報を前記サーバに送信するステップと、前記視聴ユーザ及び他の視聴ユーザのアクティビティに応じて前記特定オブジェクトの表示態様を変化させた動画データを前記サーバから受信して、前記ディスプレイに表示するステップと、を実行させる。
本発明によれば、視聴ユーザがコンテンツに参加できる仕組みを提供することができる。
実施形態に係る動画配信システムの概略図。 上記動画配信システムで配信される動画を制作するスタジオの設備を模式的に示す模式図。 上記動画配信システムの一部を示すブロック図。 上記動画配信システムを構成するクライアント装置を示すブロック図。 上記動画配信システムで用いられるオブジェクトデータの構成を示す模式図。 上記動画配信システムで用いられるデータであって、(a)はコンテンツ管理データ、(b)は保有リスト、(c)はギフトリスト、(d)は投稿メッセージ、(e)は配信者データの構成を示す模式図。 上記動画配信システムのクライアント装置に配信される動画の視聴画面であって、初期状態の特定オブジェクトが配置された画面の例を示す図。 動画視聴画面であって、初期状態から特定オブジェクトが変化した画面の例を示す図。 動画視聴画面であって、(a)は第1属性のメッセージが多い場合の画面の例、(b)は第2属性のメッセージが多い場合の画面の例を示す図。 動画視聴画面であって、「結実」の特定オブジェクトの表示態様を説明する図。 上記動画配信システムのサーバの処理手順を示すフローチャート。 動画視聴画面であって、特定オブジェクトが変化した画面の例を示す図。 動画視聴画面であって、(a)及び(b)は最も多く提供されたギフトオブジェクトが異なる場合の画面を示す。 上記動画配信システムのサーバの処理手順を示すフローチャート。 動画視聴画面であって、(a)は第1レベルの配信者が配信する動画の画面の例であり、(b)は第2レベルの配信者が配信する動画の画面の例である。 上記動画配信システムのサーバの処理手順を示すフローチャート。 動画視聴画面であって、成果物を含む特定オブジェクトが表示された画面の例を示す。 動画視聴画面であって、(a)の画面に表示された特定オブジェクトと、(b)の画面に表示された特定オブジェクトとを合成することによって、(c)の画面に表示された特定オブジェクトが生成されることを示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る動画配信システムについて説明する。
図1に示すように、動画配信システム1は、クライアント装置10と、サーバ20と、スタジオユニット30とを備える。クライアント装置10と、サーバ20と、スタジオユニット30とは、ネットワーク11を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク11は、ローカルエリアネットワーク、インターネット等、各種のネットワークを含む。
動画配信システム1では、配信者が、スタジオユニット30を利用して動画を作成する。動画には、アクターの動きに基づくキャラクタオブジェクトのアニメーションが含まれる。キャラクタオブジェクトは、仮想的な人物等の個体である。作成された動画は、サーバ20から視聴ユーザが用いるクライアント装置10に配信される。配信者は、アクター、スタジオユニット30の運営者、又はそれら以外の者であってもよい。
図2に従って、スタジオユニット30の概要について説明する。スタジオユニット30は、トラッキングシステム31、コントローラ40、メインディスプレイ41、サブディスプレイ43(表示装置)、マイク44(図3参照)、サポーターコンピュータ45を含む。
トラッキングシステム31は、アクターAの動きに関する情報を取得する。アクターAは、例えば、パフォーマンスを行う人間、動物、または運動する物体である。アクターAは、例えば、自立運動可能なロボットであってもよい。スタジオルームR内のアクターの数は、複数であってもよい。
トラッキングシステム31は、アクターAの向き及び位置の少なくとも一方を検出する。また、トラッキングシステム31は、アクターAの表情、及び仮想空間に設定された仮想カメラの位置等を検出し得る。例えば、トラッキングシステム31は、外部センサ32、装着センサ33及び位置特定装置35を含む。これらは、外部のセンサを利用して装着センサ33をトラッキングする方式で、アクターAが装着する装着センサ33の向き及び位置の少なくとも一つを検出する。
装着センサ33は、アクターAに装着される。アクターAに装着される装着センサ33は、複数であってもよい。例えば、装着センサ33は、アクターAの左手首、右手首、左足甲、右足甲、腰部及び頭頂に装着されている。装着センサ33は、装着具を介してアクターAに装着されてもよい。装着センサ33は、アクターAの様々な部位に装着され得る。例えば、装着センサ33は、手の指に装着し、指の動きを検出するものであってもよい。アクターAに装着される装着センサ33の個数は、5つ以下でもよいし7以上であってもよい。また、アクターAは、装着センサ33が設けられた衣服や装備等を装着するようにしてもよい。
装着センサ33は、外部センサ32と協働して、自らの向き及び位置を特定するための情報を、位置特定装置35に出力する。アウトサイドイン方式における外部センサ32の一つとして、例えば、多軸レーザエミッターがある。外部センサ32は、同期用のパルスレーザ光を出射する。装着センサ33は、レーザ光を検出するセンサを備え、同期パルスで同期をとりつつ、自らの位置及び向きを検出する。装着センサ33は、例えば、HTC Corporation(登録商標)から提供されているVive Tracker(登録商標)及びVive BaseSta tionを用いることができる。
また、上記の構成に加えて若しくは代えて、装着センサ33は、自律して位置を特定するためのセンサを内蔵していてもよい。例えば、装着センサ33は、多軸加速度センサ、ジャイロ、及び地磁気センサのうち少なくとも一つを備えていてもよい。また、装着センサ33は、静電容量式センサ、ひずみゲージセンサ等を用いてもよい、さらに、装着センサ33は、外部センサ32と協働するものと、外部センサ32と協働しないものの両方を用いてもよい。また、装着センサ33は、単体でその向き及び位置の少なくとも一つを検出できるものであってもよい。
また、トラッキングシステム31は、視点位置センサ36及びカメラ37を含む。視点位置センサ36は、ユーザによりその位置を変更可能に構成されている。視点位置センサ36は、装着センサ33と同様の構成である。視点位置センサ36は、無線通信又は通信ケーブルを介して、位置特定装置35に自らの向き及び位置を特定するための情報を出力する。視点位置センサ36は、仮想空間内の仮想カメラの視点として設定される。視点位置センサ36は、例えば、視点位置センサ36は、スタンドに支持されてもよいし、ジンバル又はスタビライザーで支持されてもよい。ジンバルは、アクター又はその他の人物によって把持可能な形状に構成されてもよい。視点位置センサ36をジンバルまたはスタビライザーで支持することにより、手ぶれを抑制することが可能となる。
カメラ37は、アクターAの顔を撮像できるように配置されている。例えば、カメラ37は、アクターAの頭部や首等に取り付けられるか、又はアクターAの正面に配置されている。カメラ37は、アクターAの顔を連続的に撮像し、アクターAの顔の撮像データを取得し、当該撮像データをサーバ20に送信する。カメラ37は、人物の顔の奥行きを検出可能な3Dカメラであってもよい。
マイク44は、アクターAが発する音声を集めることができる位置に配置されている。例えば、マイク44は、アクターAの頭部や首等に取り付けられるか、又はアクターAの正面に配置されている。マイク44は、音声に応じた信号をサーバ20に送信する。
コントローラ40は、アクターAにより操作される。コントローラ40は、アクターAの操作に応じたコントロール信号をサーバ20に出力する。また、コントローラ40は、自律して向き及び位置の少なくとも一方を特定するためのセンサを内蔵していてもよい。例えば、コントローラ40は、多軸加速度センサ、ジャイロ、及び地磁気センサのうち少なくとも一つを備えていてもよい。また、コントローラ40は、上記の構成に加えて若しくは代えて、外部センサ32と協働して向き及び位置の少なくとも一方を検出可能に構成されていてもよい。
メインディスプレイ41は、サーバ20によって生成された動画を表示するように構成される。メインディスプレイ41は、1台でもよく、図示のように複数台でもよい。メインディスプレイ41に表示される動画には、キャラクタオブジェクトのアニメーションが含まれる。
サブディスプレイ43は、サーバ20又はサポーターコンピュータ45から受信した情報を表示するように構成される。サブディスプレイ43は、1台でもよく複数台でもよい。サーバ20又はサポーターコンピュータ45からメインディスプレイ41に送信される情報は、例えば、テキスト情報、画像情報、及びこれら以外の各種情報を含み得る。メインディスプレイ41及びサブディスプレイ43は、アクターAによって視認可能な位置に配置される。
サポーターコンピュータ45は、スタジオルームの隣にいるオペレータ(本明細書では、「サポーター」という)が用いるコンピュータである。例えばサポーターコンピュータ45が設置されている部屋とスタジオルームRとはガラス窓によって隔てられているため、サポーターコンピュータ45を用いるサポーターは、アクターAを視認できる。図示の実施形態では、サポーターB1及びサポーターB2が部屋に在室している。サポーターコンピュータ45は、サポーターの操作に従って、サブディスプレイ43に各種情報を出力する。本明細書においては、サポーターB1とサポーターB2とを互いに区別する必要がない場合には、サポーターB1及びサポーターB2を「サポーター」と総称することがある。図2に示されているスタジオユニット30の構成要素及び機能は例示である。本発明に適用可能なスタジオユニット30は、図示されていない様々な構成要素を備え得る。例えば、スタジオユニット30は、プロジェクタを備えていてもよい。当該プロジェクタは、クライアント装置10またはそれ以外のクライアント装置に配信される動画をスクリーンに投影することができる。
図3に従って、サーバ20について説明する。サーバ20は、アクターの動作に基づくキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を、視聴ユーザに配信するように構成される。この動画に含まれるキャラクタオブジェクトは、仮想空間内でモーション制御されてもよい。サーバ20は、コンピュータプロセッサ21と、通信I/F22と、ストレージ23(記憶媒体)とを備えている。
コンピュータプロセッサ21は、ストレージ23又はそれ以外のストレージからオペレーティングシステムや多様な機能を実現する様々なプログラムをメモリにロードし、ロードしたプログラムに含まれる命令を実行する演算装置である。コンピュータプロセッサ21は、例えば、CPU、MPU、DSP、GPU、これら以外の各種演算装置、又はこれらの組み合わせである。コンピュータプロセッサ21は、自身が実行する処理の少なくとも一部を、ASIC、PLD、FPGA、MCU等の回路(circuitry)により実現してもよい。図3においては、コンピュータプロセッサ21が単一の構成要素として図示されているが、コンピュータプロセッサ21は複数の物理的に別体のコンピュータプロセッサの集合であってもよい。本明細書において、コンピュータプロセッサ21によって実行されるとして説明されるプログラム又は当該プログラムに含まれる命令は、単一のコンピュータプロセッサで実行されてもよいし、複数のコンピュータプロセッサにより分散して実行されてもよい。また、コンピュータプロセッサ21によって実行されるプログラム又は当該プログラムに含まれる命令は、複数の仮想コンピュータプロセッサにより実行されてもよい。
コンピュータプロセッサ21は、ストレージ23又はそれ以外のストレージに格納された配信プログラムに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行することにより、モーションデータ処理部21A、動画生成部21B、動画配信部21C、ユーザリクエスト処理部21D、オブジェクト処理部21E、ユーザ情報管理部21F、購入処理部21Gとして機能する。コンピュータプロセッサ21により実現される機能の少なくとも一部は、動画配信システム1のコンピュータプロセッサ21以外のコンピュータプロセッサにより実現されてもよい。コンピュータプロセッサ21により実現される機能の少なくとも一部は、例えば、スタジオユニット30に含まれるコンピュータが有しているコンピュータプロセッサにより実現されてもよい。
モーションデータ処理部21Aは、アクターに装着された装着センサ33の各々により検出されたトラッキング情報に基づいて、ボディモーションデータを生成する。ボディモーションデータは、アクターの体の各部位における位置及び向きの少なくとも一つを、時系列的にデジタル表現したものである。ボディモーションデータは、時間の経過に伴って随時生成される。例えば、ボディモーションデータは、所定のサンプリング間隔ごとに生成されてもよい。
また、モーションデータ処理部21Aは、スタジオユニット30が有するカメラ37の撮影データに基づいて、アクターの顔の動きの時系列なデジタル表現であるフェイスモーションデータを生成する。フェイスモーションデータは、時間の経過に伴って随時生成される。例えば、フェイスモーションデータは、所定のサンプリング間隔ごとに生成されてもよい。
動画生成部21Bは、モーションデータ処理部21Aによって生成されたボディモーションデータ及びフェイスモーションデータを、ストレージ23に格納されたモデルデータ23Aに含まれる所定のモデルデータに適用する。これにより、動画生成部21Bは、仮想空間内で動き、且つ表情が変化するキャラクタオブジェクトのアニメーションを生成するように構成される。
さらに動画生成部21Bは、ストレージ23に格納されたオブジェクトデータ23Bを用いて仮想空間を構築し、この仮想空間の画像と、アクターAに対応するキャラクタオブジェクトのアニメーションと、を含む動画を生成する。動画生成部21Bは、視点位置センサ36の位置を、動画の視点である仮想カメラの位置とすることができる。そして、この仮想カメラの位置に対するアクターAの相対的な位置を、仮想空間内でのキャラクタオブジェクトの位置とする。したがって、アクターAが、視点位置センサ36の位置又は向きを、任意の位置又は向きに変更することにより、キャラクタオブジェクトを左側から見た動画、右側から見た動画、俯瞰した動画等、バリエーションに富んだ動画を生成することができる。また、動画生成部21Bは、仮想カメラの位置に基づき、仮想カメラの設定情報(焦点、画角等)を変更してもよい。
動画配信部21Cは、配信動画のリストをクライアント装置10に送信するとともに、動画生成部21Bによって生成された動画を配信する。動画配信部21Cは、スタジオルームRで撮影された動画をリアルタイムに配信してもよいし、予め録画した動画を、配信スケジュール等に従って配信するようにしてもよい。動画配信部21Cは、同じ時間帯に、複数の動画を配信可能に構成され得る。例えば、動画配信部21Cは、「アクターA1」が演じる「キャラクタX」の配信動画と、「アクターA2」が演じる「キャラクタY」の配信動画とを、同じ配信開始時刻(例えば「20:00」)、又は配信時間帯を重複させて配信し得る。動画配信部21Cは、クライアント装置10からのリスト表示要求に応じて、配信可能な配信動画のリストを当該クライアント装置10に送信する。動画配信部21Cは、クライアント装置10から動画配信要求を受信すると、動画配信要求に基づいて、選択された動画を当該クライアント装置10に送信する。
ユーザリクエスト処理部21Dは、視聴ユーザのクライアント装置10から、オブジェクトの表示要求、及びメッセージの表示要求を受け付け、当該表示要求に応じた処理を行う。視聴ユーザは、自らのクライアント装置10を操作することにより、オブジェクトの表示要求をサーバ20に送信することができる。オブジェクトは、視聴者からコンテンツへ提供するギフトオブジェクトを含む。ギフトオブジェクトは、視聴ユーザからアクター等へのデジタル的なギフトとなるオブジェクトである。ギフトオブジェクトは、対価を払わずに取得又は表示要求が行うことができるものであってもよく、取得又は表示要求に対価が必要なものであってもよい。また、表示要求に応じて表示がなされた後に対価を支払うものであってもよい。視聴ユーザから、ギフトオブジェクトの取得又は表示要求に対価が支払われると、そのうちの一部が配信者に関連付けられ、残りの一部が動画配信のプラットフォームを提供する運営者に関連付けられる。ギフトオブジェクトは、仮想空間に継続的に表示されるものであってもよく、仮想空間に一時的に演出を加えるものであってもよい。ギフトオブジェクトの表示要求には、視聴ユーザのユーザIDと、表示要求の対象であるオブジェクトの識別情報(オブジェクトID)が含まれてもよい。
一方、ユーザリクエスト処理部21Dは、表示要求が行われたオブジェクトが、アクター又はサポーターの判断を要するものであると判定すると、サブディスプレイ43に、表示要求が行われたギフトオブジェクトを表示する。アクター又はサポーターにより、表示要求が行われたギフトオブジェクトに対し表示指示がなされると、表示要求が行われたオブジェクトを表示させる。
また、ユーザリクエスト処理部21Dは、クライアント装置10から受信したメッセージを動画に表示させるための処理を行う。メッセージには、メッセージの内容の他、視聴ユーザの識別情報(ユーザID又は端末ID)、投稿日時が含まれる。
ユーザリクエスト処理部21Dは、メッセージを受信すると、メッセージを表示可能な場面か否かを判断する。ユーザリクエスト処理部21Dは、受信したメッセージを表示可能であると判断すると、動画生成部21Bを介して、動画のうち所定の領域にメッセージを表示させる。また、ユーザリクエスト処理部21Dは、メッセージ、メッセージの属性情報を、サブディスプレイ43に表示する。
また、オブジェクト処理部21Eは、キャラクタオブジェクト以外の特定オブジェクト(成長オブジェクト)について、変化条件が満たされた場合にその表示態様を変化させる。特定オブジェクトは、表示態様を複数回変化させるオブジェクトである。特定オブジェクトは、植物、動物等の生物を模したオブジェクト等、ライフサイクルに沿ってその表示態様を変化させるオブジェクトであってもよい。又は、特定オブジェクトは、生物以外のものを模したオブジェクトであってもよい。植物を模した特定オブジェクトは、例えば変化条件が満たされる都度、「種」、「芽」、「花」、「結実」、「枯れる」の状態に変化する。
特定オブジェクトは、スタジオの運営者から所定のタイミングで付与されてもよい。又は、特定オブジェクトは、視聴ユーザからキャラクタへのギフトとして付与されてもよい。又は、特定オブジェクトは、アクターが、動画内で実行されるイベントに参加することで、配信者に付与されてもよい。視聴ユーザが、キャラクタへのギフトとして配信者に特定オブジェクトを付与する態様では、視聴ユーザが動画の内容に関与することができる。このため、視聴ユーザは特定オブジェクトの購入意欲が高められる。
また、オブジェクト処理部21Eは、視聴ユーザから送信されたメッセージの各々の内容を解析する。ストレージ23には、複数の語句が登録された辞書が記憶されており、オブジェクト処理部21Eは、メッセージに含まれる語句を抽出し、当該語句と辞書とを照合する。辞書に格納された語句には属性が付与されている。例えば、「好き」、「かわいい」などの肯定的な語句には「ポジティブ(第1属性)」などの属性が付与されている。また、「きらい」、「痛い」などの否定的な語句には「ネガティブ(第2属性)」などの属性が付与されている。オブジェクト処理部21Eは、辞書内を検索し、抽出した語句と一致する語句の属性を特定することによって、所定期間内に送信されたメッセージの各々が属する属性を判定する。メッセージの属性の判定方法は、メッセージ内に含まれる所定の記号に基づき行う等、これ以外の方法で行ってもよい。
オブジェクト処理部21Eは、メッセージの属性を判定すると、各属性に対して設定されたカウンタを更新して、各属性のメッセージの数を算出する。なお、メッセージの数以外に、メッセージに含まれる第1属性の語句の数及び第2属性の語句の数をカウントしてもよい。又は、同じ属性に属する語句であっても、語句に応じて重み付けを行ってもよい。例えば「かわいい」は「1ポイント」、「好き」は「2ポイント」として、これらのポイントを累計してもよい。また、いずれの属性にも属さないメッセージがあってもよい。
購入処理部21Gは、視聴ユーザの操作により、配信動画に関連するギフトオブジェクト等の購入媒体の表示要求を、クライアント装置10から受け付ける。購入処理部21Gは、購入媒体の表示要求を受け付けた後、購入媒体の情報をクライアント装置10に送信する。購入媒体の情報には、購入媒体の種類、購入媒体の画像、価格、及び購入に必要な各種の情報が含まれ得る。視聴ユーザは、クライアント装置10に表示された購入媒体の情報を確認して、任意の購入媒体を選択する。視聴ユーザによって購入媒体が選択されると、クライアント装置10は、購入媒体の購入要求をサーバ20に送信する。購入処理部21Gは、購入要求に基づいて、決済処理を行う。この決済処理が完了すると、購入された購入媒体は、視聴ユーザによって保有されるものとしてサーバ20に記憶される。なお、購入媒体は、ギフトオブジェクトの他、動画の視聴に関連するギフトオブジェクト以外のオブジェクトや、動画の画質、2次元画像又は3次元画像等の視聴条件であってもよい。また、購入媒体は、動画自体であってもよい。購入可能なギフトオブジェクトやその他の媒体の売上は、配信者に分配される。このとき、売上の一部をスタジオユニット30の運営者に分配してもよい。
通信I/F22は、ハードウェア、ファームウェア、又はTCP/IPドライバ等の通信用ソフトウェア又はこれらの組み合わせとして実装される。サーバ20は、通信I/F22を介して、他の装置との間でデータを送受信することができる。
ストレージ23は、コンピュータプロセッサ21によりアクセスされる記憶装置である。ストレージ23は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、又はデータを記憶可能な前記以外の各種記憶装置である。ストレージ23には、様々なプログラムが記憶され得る。ストレージ23に記憶され得るプログラム及び各種データの少なくとも一部は、サーバ20とは物理的に別体のストレージに格納されてもよい。
ストレージ23には、モデルデータ23A、オブジェクトデータ23B、コンテンツ管理データ23C、保有リスト23D、ギフトリスト23E、投稿メッセージ23Fが記憶されている。また、ストレージ23には、動画配信システム1が配信中の動画又は既に配信した動画が記憶され得る。
次に、スタジオユニット30の位置特定装置35及びサポーターコンピュータ45についてさらに説明する。スタジオユニット30の位置特定装置35は、コンピュータプロセッサ35A、ストレージ35B(記憶媒体)、通信インターフェース(I/F)35Cを含む。コンピュータプロセッサ35Aは、サーバ20のコンピュータプロセッサ21と同様に、CPU等の各種の演算装置である。ストレージ35Bは、サーバ20のストレージ23と同様に、磁気ディスク等の各種記憶装置である。通信インターフェース(I/F)35Cは、サーバ20の通信インターフェース22と同様に、他の装置と通信を行うための各種ドライバ、ソフトウェア又はこれらの組み合わせである。コンピュータプロセッサ35Aは、ストレージ35B又はその他のストレージに格納された位置検出プログラムを実行することにより、外部センサ32又は装着センサ33からトラッキング情報を取得して、装着センサ33の各々の位置を特定する。また、コンピュータプロセッサ35Aは、ストレージ35B又はその他のストレージに格納された位置検出プログラムを実行することにより、外部センサ32又は視点位置センサ36からトラッキング情報を取得して、視点位置センサ36の位置を特定する。また、位置特定装置35は、特定した位置を、サーバ20に送信する。
サポーターコンピュータ45は、コンピュータプロセッサ46と、通信I/F47と、ストレージ48(記憶媒体)と、ディスプレイ49と、入力インターフェース50と、を備える。
コンピュータプロセッサ46は、サーバ20のコンピュータプロセッサ21と同様に、CPU等の各種演算装置である。通信I/F47は、通信I/F22と同様に、他の装置と通信を行うための各種ドライバ、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせである。ストレージ48は、ストレージ23と同様に、磁気ディスク等のデータを記憶可能な各種記憶装置である。ストレージ48には、各種のプログラムが格納されている。ディスプレイ49は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイ、又はこれら以外の画像を表示可能な任意の表示装置である。入力インターフェース50は、マウス、キーボード等のサポーターからの入力を受け付ける任意のポインティングデバイスを含む。
コンピュータプロセッサ46は、ストレージ48等に格納されたプログラムに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行することにより、表示制御部46A、進行管理部46Bとして機能する。コンピュータプロセッサ46により実現される機能の少なくとも一部は、動画配信システム1のコンピュータプロセッサ46以外のコンピュータプロセッサにより実現されてもよい。また、本明細書においてコンピュータプロセッサ46により実現される機能の少なくとも一部は、例えばサーバ20のコンピュータプロセッサ21により実現されてもよい。
表示制御部46Aは、サポーターによる入力インターフェース50を介した様々な操作入力に応じて、アクターが視認可能である一方で視聴ユーザが視認することのできない画面をメインディスプレイ41又はサブディスプレイ43に表示したり、視聴ユーザに配信される配信動画に様々な付加情報を付加したりするように構成される。
次に図4を参照して、クライアント装置について説明する。
クライアント装置10は、スマートフォンなどの情報処理装置である。クライアント装置10は、スマートフォン以外に、携帯電話機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、電子書籍リーダー、ヘッドマウントディスプレイを含むウェアラブルコンピュータ、ゲーム用コンソール、及びこれら以外の動画を再生可能な各種情報処理装置であってもよい。
クライアント装置10は、コンピュータプロセッサ12、ストレージ13(記憶媒体)、入力インターフェース(I/F)14(入力部)、通信インターフェース(I/F)15、ディスプレイ16を含む。コンピュータプロセッサ12は、サーバ20のコンピュータプロセッサ21と同様に、CPU等の各種の演算装置である。ストレージ13は、サーバ20のストレージ23と同様に、磁気ディスク等の各種記憶装置である。ストレージ13には、サーバ20から配信された動画を視聴するためのアプリケーションプログラムが記憶されている。入力I/F14は、タッチパネル等の視聴ユーザからの入力を受け付ける任意の入力インターフェースである。通信I/F15は、通信I/F22と同様に、他の装置と通信を行うための各種ドライバ、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせである。ディスプレイ16は、例えばタッチパネルと一体化された有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ、又はこれら以外の画像を表示可能な任意の表示装置である。
クライアント装置10は、入力I/F14を介して、視聴ユーザの操作を受け付けることにより、クライアント装置10に実装された視聴アプリケーションプログラム(ネイティブプログラムともいう)を起動する。視聴アプリケーションは、少なくとも視聴が可能であればよく、その他の機能を有していてもよい。コンピュータプロセッサ12は、視聴アプリケーションプログラムに含まれる読み取り可能な命令を実行して、サーバ20から、配信動画のリストを取得する。クライアント装置10は、送信されたリストをディスプレイに表示する。視聴ユーザは、リストに表示された動画から一つを選択する。クライアント装置10は、視聴ユーザの選択操作を受け付けると、選択された動画の配信を要求する動画配信要求をサーバ20に送信する。又は、クライアント装置10は、サーバ20にアクセスすることによって、ストレージ13に記憶されたウェブブラウザを起動させ、HTML、又はXML等のマークアップ言語で記述されたウェブページをディスプレイ16に表示するように構成されてもよい。ウェブページには、動画のリストが表示される。又は、クライアント装置10は、自身のストレージ13に記憶された視聴用プログラム及びウェブブラウザ(アプリ内ブラウザ)との両方を用いて、動画のリストを表示させてもよい。
クライアント装置10は、サーバ20から動画のデータを受信すると、受信したデータに基づいてディスプレイ16に動画を表示する。視聴ユーザは、クライアント装置10の入力I/F14を介して、配信された動画に関するメッセージを入力し、このメッセージをサーバ20に投稿することができる。各視聴ユーザから投稿されたメッセージは、動画に重畳して表示されてもよい。これにより、アクターと視聴ユーザとの交流、及び視聴ユーザ間の交流が図られる。
次に、サーバ20のストレージ23に格納された各種のデータについて説明する。モデルデータ23Aは、キャラクタのアニメーションを生成するためのモデルデータである。モデルデータ23Aは、3次元のアニメーションを生成するための3次元モデルデータであってもよいし、2次元のモデルデータを生成するための2次元モデルデータであってもよい。モデルデータ23Aは、例えば、キャラクタの骨格を示すリグデータ(「スケルトンデータ」と呼ばれることもある。)と、キャラクタの表面の形状や質感を示す表面データと、を含む。モデルデータ23Aには、互いに異なる複数のモデルデータを含むことができる。この複数のモデルデータは、互いに異なるリグデータを有していてもよいし、同じリグデータを有していてもよい。この複数のモデルデータは、互いと異なる表面データを有していてもよいし、同じ表面データを有していてもよい。図示の実施形態においては、アクターに対応するキャラクタオブジェクトを生成するために、モデルデータ23Aは、互いに異なる少なくとも2種類のモデルデータを有する。クライアント装置10に配信される動画データは、2次元動画データであってもよく、3次元動画データであってもよい。例えば、サーバ20が、アクターの動作に基づき3次元動画データを生成し、これを2次元動画データに変換して、クライアント装置10に配信してもよい。
オブジェクトデータ23Bは、動画を構成する仮想空間を構築するためのアセットデータを含む。オブジェクトデータ23Bは、動画を構成する仮想空間の背景を描画するためのデータ、動画に表示される各種物体を描画するためのデータ、及びこれら以外の動画に表示される各種オブジェクトを描画するためのデータが含まれる。オブジェクトデータ23Bには、仮想空間におけるオブジェクトの位置を示すオブジェクト位置情報を含んでもよい。オブジェクトデータ23Bは、オブジェクトに物理的挙動をさせるためのデータ(コンポーネント)を含んでいてもよい。このデータは、他のオブジェクトと衝突させるか否かの設定データや、摩擦係数、反発係数等のデータを含んでいてもよい。例えば、オブジェクトを他のオブジェクトに衝突させる設定データが含まれる場合には、衝突対象の他のオブジェクトとの位置関係が所定の位置関係を満たした場合に、衝突したと判断されて、オブジェクト同士が反発したり、いずれか一方が跳ね返ったりする。一方、オブジェクトを他のオブジェクトに衝突させない設定データが含まれる場合には、他のオブジェクトとの位置関係が所定の位置関係を満たした場合でも、当該オブジェクトは、他のオブジェクトと衝突しない。
オブジェクトデータ23Bには、上記以外にも、クライアント装置10の視聴ユーザからの表示要求に基づいて動画に表示されるギフトオブジェクトが含まれ得る。ギフトオブジェクトには、エフェクトオブジェクトと、装飾オブジェクトと、通常オブジェクトとが含まれ得る。購入可能なオブジェクトの数またはオブジェクトの購入金額に上限が設定されていてもよい。
エフェクトオブジェクトは、配信動画の視聴画面全体の印象に影響を与えるオブジェクトであり、例えば紙吹雪を模したオブジェクトや、花火を模したオブジェクト等である。紙吹雪を模したオブジェクトは、視聴画面全体に表示されてもよく、これにより表示の前後における視聴画面全体の印象を変えることができる。例えば、エフェクトオブジェクトは、運動する粒子により構成される一事象を表現するパーティクルシステムによって表現されてもよい。パーティクルシステムにおいては、粒子毎に表示時間が設定されていてもよい。エフェクトオブジェクトは、静的なオブジェクトであってもよいし、動的なオブジェクトであってもよい。エフェクトオブジェクトは、キャラクタオブジェクトと重複するように表示されることもあるが、キャラクタオブジェクトの特定の部位と関連付けられた表示はなされない点で装飾オブジェクトと異なっている。
装飾オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの特定の部位と関連付けて表示画面に表示されるオブジェクトである。キャラクタオブジェクトの特定の部位と関連付けて表示画面に表示される装飾オブジェクトは、当該キャラクタオブジェクトの当該特定の部位に接するように表示画面に表示される。キャラクタオブジェクトの特定の部位と関連付けて表示画面に表示される装飾オブジェクトは、当該キャラクタオブジェクトの当該特定の部位の一部又は全部を覆うように表示画面に表示される。
装飾オブジェクトは、例えば、キャラクタオブジェクトに装着されるアクセサリー(カチューシャ、ネックレス、イヤリングなど)、衣服(Tシャツなど)、コスチューム、及びこれら以外のキャラクラオブジェクトに装着可能なオブジェクトである。装飾オブジェクトに対応するオブジェクトデータ23Bには、当該装飾オブジェクトがキャラクタオブジェクトのどの部位に関連付けられるかを示す装着位置情報が含まれてもよい。ある装飾オブジェクトの装着位置情報は、当該装飾オブジェクトがキャラクタオブジェクトのどの部位に装着されるかを示すことができる。例えば、装飾オブジェクトが「ネコミミ」である場合には、当該装飾オブジェクトの装着位置情報は、当該装飾オブジェクトがキャラクタオブジェクトの「頭部」に装着されることを示してもよい。装飾オブジェクトが「指輪」である場合には、当該装飾オブジェクトの装着位置情報は、当該装飾オブジェクトがキャラクタオブジェクトの「指」に装着されることを示してもよい。
装飾オブジェクトは、サーバ20がストレージ23又はその他のストレージに記憶するリストに追加された後、アクター又はサポーターに選択されることによって、キャラクタオブジェクトに装着される。視聴ユーザは、自身が送信した装飾ギフトオブジェクトをキャラクタオブジェクトに装着してもらうことで、キャラクタオブジェクトに親近感を覚える。一方、視聴ユーザが装飾オブジェクトの表示要求を行っても、アクター又はサポーターに選択されなければ、当該装飾オブジェクトはキャラクタオブジェクトに装着されない。アクターが装飾オブジェクトを選択する場合には、アクターは、サブディスプレイ43に表示されるリストを確認し、コントローラ40等のポインティングデバイスを用いるか、又はサポーターへの指示によって装飾オブジェクトを選択する。また、サポーターは、サポーターコンピュータ45に表示されるリストを確認し、入力インターフェース50を用いて装飾オブジェクトを選択する。
通常オブジェクトは、仮想空間内に物体として配置される装飾オブジェクト以外のギフトオブジェクトであって、例えばぬいぐるみや花束を模したオブジェクトである。通常オブジェクトは、キャラクタオブジェクトと重複するように表示されることもあるが、キャラクタオブジェクトの特定の部位と関連付けられた表示はなされない点で装飾オブジェクトと異なっている。通常オブジェクトは、通常オブジェクトがアクターによってその位置を変更可能であるのに対し、エフェクトオブジェクトはアクターによってその位置が変更できない点で異なっていてもよい。また、通常オブジェクトとエフェクトオブジェクトは、表示時間が異なっていてもよい。
ギフトオブジェクトの各々には、その種類に応じた表示時間が設定されていてもよい。一態様において、装飾オブジェクトの表示時間は、エフェクトオブジェクトの表示時間又は通常オブジェクトの表示時間よりも長く設定されていてもよい。例えば、装飾オブジェクトの表示時間は60秒間に設定され、エフェクトオブジェクトの表示時間は5秒間に設定され、通常オブジェクトの表示時間は10秒間に設定されていてもよい。
また、図5に示すように、オブジェクトデータ23Bには、特定オブジェクトの描画データが含まれる。特定オブジェクトは、背景とは異なるものであってもよい。例えば、特定オブジェクトは、1つの識別情報(オブジェクトID)について、特定オブジェクトを描画するための複数の描画データ25A,25B,25C,25D…が関連付けられている。描画データの各々には、変化の段階を示す情報(例えば「1」〜「5」)が関連付けられている。初期段階の特定オブジェクトには「1」の描画データ25Aが用いられ、変化条件が満たされると次の段階の特定オブジェクトとして「2」の描画データ25Bが用いられる。特定オブジェクトの表示態様の変化パターンの一例は、変化の段階を示す情報が関連付けられた描画データに基づいて一連の順番に従って表示するものである。また、特定オブジェクトの表示態様の変化パターンの他の例は、一つの変化段階で描画のパターンが分岐しており、分岐点でいずれかの描画データを用いるものである。例えば、描画データの変化の段階を示す情報は、「1」、「2A」、「2B」…となっており、「2」の変化段階で、「2A」の描画データと「2B」の描画データのいずれかが選択される。表示態様が分岐した場合は、それぞれの表示態様のパターンを追従してもよいし、同じ表示態様に戻ってもよい。なお、特定オブジェクトは、透明又は不透明の背景幕オブジェクトに描画されてもよいし、背景とキャラクタオブジェクトとの中間に描画されてもよく、その描画位置は特に限定されない。
図6(a)に示すように、コンテンツ管理データ23Cは、キャラクタオブジェクトのコンテンツ毎に、コンテンツの視聴状況及び配信状況の少なくとも一方を記憶したデータである。コンテンツは、複数回に亘って配信されるものと、1回の配信回で終了するものがある。例えば、「配信者A」は、「キャラクタP」を主人公とする「コンテンツP」を、複数回に亘って配信する。
また、別の「配信者B」は、「キャラクタQ」を主人公とする「コンテンツQ」を、複数回に亘ってそれぞれ配信する。コンテンツは、必ずしもそれぞれ異なるキャラクタのアニメーションを含むものとは限らない。例えば、同じキャラクタオブジェクトの動画であっても、それぞれ別のコンテンツを構成してもよい。
コンテンツ管理データ23Cは、視聴ユーザ数、メッセージ投稿数、視聴時間、配信回数の少なくとも一つを含む。視聴ユーザ数は、初回の配信回から直近の配信回までの視聴ユーザを累積した視聴ユーザ数、直近の配信回の視聴ユーザ数、初回の配信回から直近の配信回のうち最も視聴ユーザが多い配信回の視聴ユーザ数、初回の配信回から直近の配信回のうち最も視聴ユーザが少ない配信回の視聴ユーザ数、初回の配信回から直近の配信回までの平均視聴ユーザ数等である。メッセージ投稿数は、初回の配信回から直近の配信回までに投稿されたメッセージの数を累積したメッセージ投稿数、直近の配信回におけるメッセージ投稿数、最もメッセージの投稿が多い配信回のメッセージ投稿数、最もメッセージの投稿が少ない配信回のメッセージ投稿数、初回の配信回から直近の配信回までの平均メッセージ投稿数等である。視聴時間は、初回の配信回から直近の配信回までにおいて各視聴ユーザの視聴時間を累積した視聴時間、直近の配信回の視聴ユーザの視聴時間等である。
図6(b)に示すように、保有リスト23Dは、視聴ユーザが保有するオブジェクトのリストである。保有リスト23Dは、ユーザIDに関連付けて、保有するオブジェクトの識別情報(オブジェクトID)を含み得る。視聴ユーザが保有するオブジェクトは、コンテンツ毎に異なっていてもよく、視聴ユーザが保有するオブジェクトは、異なるコンテンツの間で共通のものであってもよく、これらの両方を含んでいてもよい。コンテンツ毎にオブジェクトが異なる場合、視聴ユーザの保有リスト23Dは、コンテンツ毎にオブジェクトの識別情報が記憶される。この保有リスト23Dは、複数の動画配信に亘って継続的に記憶される。又は保有リスト23Dは、1回分のコンテンツを配信する度に新たに生成又はリセットされるものであってもよい。
図6(c)に示すように、ギフトリスト23Eは、コンテンツに関連付けられたギフトオブジェクトのリストである。ギフトリスト23Eは、動画の配信回毎に、生成又はリセットされることが好ましい。視聴ユーザが、動画にギフトオブジェクトの表示要求を送信すると、そのギフトオブジェクトに関する情報がギフトリスト23Eに追加される。ギフトリスト23Eは、コンテンツの識別情報、ギフトオブジェクトの送信元の視聴ユーザの識別情報(ユーザID)、ギフトオブジェクトの識別情報(オブジェクトID)、ギフトオブジェクトの種類(装飾オブジェクト、エフェクトオブジェクト、通常オブジェクト)、投稿日時、ギフトオブジェクトの選択状態を含み得る。ギフトオブジェクトの選択状態は、ギフトオブジェクトが装飾オブジェクトであった場合に、アクター又はサポーターによって装飾オブジェクトが選択されているか否かを示す。選択状態は、装飾オブジェクトが選択されている場合には、「選択」を示すデータが記憶され、装飾オブジェクトが選択されていない場合には「未選択」を示すデータが記憶される。ギフトオブジェクトが装飾オブジェクトではない場合には、「未選択」、又は、「未選択」及び「選択」以外のデータが記憶される。
図6(d)に示すように、投稿メッセージ23Fは、視聴ユーザが動画に投稿したメッセージに関する情報を含み得る。投稿メッセージ23Fは、コンテンツ毎に、視聴ユーザの識別情報(ユーザID)、メッセージの内容、メッセージを投稿した投稿日時を含み得る。投稿メッセージ23Fは、1回分のコンテンツを配信する度に、新たに生成又はリセットされてもよい。また、投稿メッセージ23Fは、メッセージが、「第1属性」等のいずれの属性に属するかを含んでいてもよい。いずれの属性にも属さない場合には、属性のデータは記憶されない。
図6(e)に示すように、配信者データ23Gは、配信者に関する情報を含む。配信者データ23Gは、配信者の識別情報(配信者ID)、コンテンツの識別情報、配信者のレベルを含み得る。また、配信者データ23Gは、コンテンツの視聴ユーザ数、コンテンツの配信回数を含んでいてもよい。配信者のレベルは、コンテンツの視聴ユーザ数、コンテンツの配信回数、コンテンツのお気に入り登録数等によって決定される。例えば、視聴ユーザ数が多いほど、配信者のレベルが上昇してもよい。又は、配信回数が多いほど、配信者のレベルが上昇してもよい。
次に、クライアント装置10に表示される画面について説明する。
図7に示すように、クライアント装置10のディスプレイ16には、サーバ20から送信された動画データに基づき動画視聴画面105が表示される。動画視聴画面105には、視点位置センサ36をカメラ視点とした仮想空間と、アクターの動作が反映されたキャラクタオブジェクト110が表示される。また、動画視聴画面105には、ギフト選択部112,113と、投稿選択部114とが表示されている。ギフト選択部112は、視聴ユーザが保有するギフトオブジェクトを動画に表示させるための操作部である。ギフト選択部112が選択されると、保有リスト23Dに基づいて視聴ユーザが保有するギフトオブジェクトのリストが表示される。視聴ユーザがリストの中からギフトオブジェクトを選択することによって、クライアント装置10からギフトオブジェクトの表示要求が送信される。ギフト選択部113は、例えば「ハート」のオブジェクト等の所定のオブジェクトの表示要求を行うための操作部である。ギフト選択部113は、保有リスト23Dには含まれないギフトオブジェクトの表示要求を行うものであってもよい。投稿選択部114は、メッセージを投稿可能な期間において、動画に、視聴ユーザが入力したメッセージを表示させるための操作部である。投稿選択部114が選択されると、メッセージ入力欄が表示され、ユーザはメッセージ入力欄にメッセージを入力する。
サーバ20は、投稿可能な期間内において、クライアント装置10からメッセージを受信した場合には、メッセージを含む動画データを、サーバ20に接続する全てのクライアント装置10に送信する。動画データを受信したクライアント装置10は、動画視聴画面105内にメッセージ130を表示させる。メッセージ130には、投稿した視聴ユーザの識別情報と、メッセージ内容とが表示されている。
メッセージ130は、動画視聴画面105の所定領域に、投稿された日時の順番に並んでいる。サーバ20が新たなメッセージを受信すると、最上部に表示されていたメッセージ130を下に移動し、新たなメッセージを最上部に表示する。メッセージ表示領域の最下部に到達したメッセージは、新たなメッセージが最上部に追加されると、さらに下方に移動して表示されなくなる。又は、メッセージ表示領域は、一つのメッセージのみを表示可能であってもよい。
また、サーバ20は、ギフトオブジェクトの表示要求を受付可能な期間内において、クライアント装置10からギフトオブジェクトの表示要求を受信した場合には、ギフトオブジェクトの種類に応じたタイミングで、当該ギフトオブジェクトを表示する。ギフトオブジェクトは、通常オブジェクト又はエフェクトオブジェクトである。また、ギフトオブジェクトは、キャラクタオブジェクト110の所定部位(頭頂部)と関連付けて表示される装飾オブジェクト(例えば「ネコミミ」)である。
また、ギフトオブジェクトとして又はそれ以外のオブジェクトとして、動画には特定オブジェクトが表示される。特定オブジェクト120Aは、視聴ユーザがギフト選択部112を操作することによって表示要求がなされてもよい。又は、特定オブジェクト120Aは、アクターによるコントローラ40等の操作、又はサポーターによるサポーターコンピュータ45の操作によって、動画に表示されてもよい。
特定オブジェクト120Aは、予め決められた位置に配置されてもよい。又は、特定オブジェクト120Aは、アクター又はサポーターが仮想空間の任意の位置に配置できるようにしてもよい。特定オブジェクト120Aは、仮想空間内のうち、キャラクタオブジェクト110の着地面だけでなく、仮想空間内であればいずれの位置に配置されてもよい。また、特定オブジェクト120Aは、仮想空間に表示された他のオブジェクトに対して衝突可能なオブジェクトとして設定されてもよいし、衝突しないオブジェクトとして設定されてもよい。さらに、特定オブジェクト120Aは、所定のオブジェクトとの衝突を回避するように設定されていてもよい。例えば、複数の特定オブジェクト120Aが仮想空間に配置される場合には、特定オブジェクト120A同士の衝突(接触)に伴う動作を発生させなくてもよい。また、特定オブジェクト120Aが、他の特定オブジェクト以外のオブジェクトと衝突した場合には第1の動作を発生させ、他の特定オブジェクトと衝突した場合には、第1の動作と異なる第2の動作を発生させるようにしてもよい。
図8に示すように、特定オブジェクト120Aは、変化条件が満たされると、その表示態様が変化して、特定オブジェクト120Bになる。なお、図示のコンテンツは、動画を複数の配信回に亘ってクライアント装置に配信するものであって、図7に示す「種」の表示形態の特定オブジェクトを表示した動画と、「芽」の表示形態の特定オブジェクトを表示した動画とは、異なる配信回で配信されたものである。
変化条件は、ストレージ23に記憶されている。変化条件は、特定オブジェクト120A毎に設定されていてもよいし、同じ特定オブジェクト120Aの描画データ毎に設定されていてもよい。変化条件の一例は、動画の配信状況に関するものである。例えば、特定オブジェクト120Aの配置が開始されてから所定期間が経過したこと、又は所定の配信回数に達したことである。又は、直近に成長したときから所定期間が経過したこと又は所定の配信回数に達したことである。具体的には、特定オブジェクト120Aが仮想空間に配置されてから「24時間」が経過すると、特定オブジェクト120Aは「種」の表示態様から、「芽」が出た表示態様に変化可能となる。又は、特定オブジェクト120Aが仮想空間に配置された配信回を起点として所定回数後の配信回において、特定オブジェクト120Aは「種」の表示態様から、「芽」が出た表示態様に変化可能となる。特定オブジェクトが変化可能な状態下で、配信者の指示により動画の生成が行われると、特定オブジェクト120Aは、次の段階の特定オブジェクト120Bに変化する。
変化条件は、動画の配信状況以外であってもよい。例えば、視聴ユーザのアクティビティ又は視聴状況に関する条件であってもよい。動画の視聴条件に関する条件は、例えば、初回からコンテンツを視聴した視聴ユーザを累計した人数が所定人数に達したこと、又はコンテンツを「お気に入り(Like)」等の所定のカテゴリに登録した視聴ユーザの人数が所定人数に到達したこと、初回からの全ての視聴ユーザの視聴時間を累計した総視聴時間が所定の時間に到達したこと、初回から直近の配信回又は所定の配信回におけるコンテンツへのメッセージの数を累計したメッセージ累計数が所定数に達したこと、表示要求がなされたギフトオブジェクトの累計数が所定数に達したこと、同時視聴ユーザ数や訪問回数が所定値に到達したこと等である。具体的には、初回から累計した視聴ユーザの人数が「100人」に達すると、特定オブジェクトを「種」の状態から、「芽」が出た状態に変化可能としてもよい。また、変化条件は、これらの条件以外の条件であってもよい。
このように動画の進行が進むにつれ、特定オブジェクトの表示態様が変化するため、視聴ユーザは特定オブジェクトの変化に興味を持って動画を視聴する。これにより、視聴ユーザの数等の増加を図ることができる。特に、複数の配信回に亘って、特定オブジェクトの表示態様が変化する場合には、リピーターが増えるため、視聴回数、視聴時間等を増やすことができる。
特定オブジェクト120Aの表示態様の変化は、視聴ユーザのアクティビティ又は動画の配信状況に応じて分岐してもよい。視聴ユーザのアクティビティは、視聴ユーザによるメッセージの投稿、ギフトオブジェクトの表示要求等である。また変化条件と重複しなければ、視聴ユーザのアクティビティは、コンテンツの視聴状況(視聴ユーザの人数、視聴時間等)等であってもよい。
図9を参照して、視聴ユーザによるメッセージの投稿に応じて表示態様を分岐させる場合について説明する。サーバ20のオブジェクト処理部21Eは、メッセージ130を解析して、メッセージの内容が、第1属性に属するか、第2属性に属するかを判定する。また、第1属性に属するメッセージ130の数と、第2属性に属するメッセージ130の数とを算出し、それらを比較する。そして、特定オブジェクト120Aの表示態様を、メッセージの数が多い方の属性に応じて変化させる。
図9(a)は、第1属性である「ポジティブ」に属するメッセージが多い場合の動画視聴画面105である。例えば、特定オブジェクト120Cは、「ハート」の花が咲いた「サボテン」となる。
図9(b)は、第2属性である「ネガティブ」に属するメッセージが多い場合の動画視聴画面105である。例えば、特定オブジェクト120Dは、「トゲ」が長く伸びた「サボテン」となる。
このように、視聴ユーザのアクティビティを特定オブジェクトの表示態様に反映することが可能であるため、視聴ユーザが、コンテンツに積極的に参加することができる。これにより、配信者と視聴ユーザとの間のコミュニケーションを円滑にすることができるので、当該コンテンツの新規視聴ユーザ又はリピーターを増やすことができる。また、例えばアクター(キャラクタ)が、それぞれの属性のメッセージが多い場合に特定オブジェクトがどのような表示態様に変化するかについて、視聴ユーザに事前に報知することによって、視聴ユーザは、自身が期待する表示態様に特定オブジェクトを変化させるために、さらに活発にメッセージを投稿するようになる。また、配信者側にとっては、特定オブジェクトの成長を話題にすることができるので、特定オブジェクトの表示態様を変化させることによって配信者を支援することができる。
次に、図10を参照して、特定オブジェクトの表示態様の変化が、さらに段階的に進んだ状態について説明する。図示の実施形態では、特定オブジェクトは「結実」の表示態様に変化している。つまり、特定オブジェクト120Eは、成果物120Fを含む表示態様となる。動画配信システム1は、成果物120Fを、同じコンテンツ内、又はコンテンツを配信するプラットフォーム上で利用可能な電子データの媒体として扱ってもよい。このとき、視聴ユーザ又は配信者は、クライアント装置10又はサポーターコンピュータ45の操作を通じて、取得、所有、使用、管理、交換、合成、強化、売却、廃棄、又は贈与等を行う。成果物120Fは、成果物120Fが生成された動画又はその他の動画へのギフトオブジェクトとして用いることが可能であってもよい。成果物120Fは、例えば、レアリティ等の価値が高いアイテム、配信者の名前が付いたアイテム等である。
特定オブジェクト120Eの成果物120Fが視聴ユーザに付与される場合について説明する。サーバ20のオブジェクト処理部21Eは、成果物120Fの付与を、例えば動画内の収穫イベントで実行する。オブジェクト処理部21Eは、収穫イベントを視聴している視聴ユーザを特定する。さらに特定した視聴ユーザの保有リスト23Dに、成果物120Fに関するデータを追加して、成果物120Fと視聴ユーザとを関連付ける。成果物120Fには、物理的挙動をさせるためのデータ(コンポーネント)が設定されていてもよい。そして、収穫イベントにて、成果物120Fに対して物理的挙動を行わせる処理を行って、視聴ユーザ等に関連付けてもよい。例えば、成果物120Fが収穫される場合には、成果物120Fに重力が作用しているかのように、成果物120Fを仮想空間において鉛直方向下方に移動させてもよい。或いは、キャラクタオブジェクトの手等と成果物120Fのコリジョン判定等を行い、キャラクタオブジェクトと成果物120Fとの位置関係が所定の関係を満たすと判定した場合に、キャラクタオブジェクトが成果物120Fを持つように表示してもよい。さらに、キャラクタオブジェクトは、成果物120Fを所定の位置に配置するようにしてもよい。
さらに、「結実」のような終盤の段階の特定オブジェクトから、例えば「種」のような新たな特定オブジェクト(成果物)が生成されてもよい。「種」の新たな特定オブジェクトは、同じコンテンツ内又はその他のコンテンツにおいて用いることが可能であってもよい。又は、「種」等の新たな特定オブジェクトを、コンテンツを配信するプラットフォーム上で、交換、売却又は贈与が可能に構成してもよい。このように、視聴ユーザが利用可能な新たな特定オブジェクトを視聴ユーザに付与することで、視聴ユーザに特定オブジェクトを付与することのメリットを高めることができる。
また、「結実」の表示態様の特定オブジェクトにおいて変化条件が満たされた場合、当該特定オブジェクトは非表示とされてもよい。又は、「枯れる」等の次の表示態様を経て、非表示とされてもよい。
図11に従って、特定オブジェクトの表示態様を変化させる処理手順について説明する。
サーバ20のユーザリクエスト処理部21Dは、視聴ユーザのクライアント装置10から送信されたメッセージを受信する(ステップS10)。ユーザリクエスト処理部21Dは、受信したメッセージを動画に表示させる。
また、サーバ20のオブジェクト処理部21Eは、メッセージの内容を解析する(ステップS11)。そして、解析対象としたメッセージの属性を判定する(ステップS12)。例えば、「かわいい」などの肯定的なメッセージは、「ポジティブ(第1属性)」に属すると判定する。また、「きらい」などの否定的なメッセージは、「ネガティブ(第2属性)」に属すると判定する。
さらに、オブジェクト処理部21Eは、属性毎のカウンタを更新する(ステップS13)。例えば、オブジェクト処理部21Eは、判定対象のメッセージが第1属性に属すると判定すると、第1属性に属するカウンタをインクリメントする。
さらに、オブジェクト処理部21Eは、特定オブジェクトの変化条件が満たされたか否かを判断する(ステップS14)。変化条件は、上述した変化条件に加え、カウンタの値が閾値以上であることであってもよい。
オブジェクト処理部21Eは、変化条件が満たされたと判断すると(ステップS14:YES)、特定オブジェクトの表示態様を変化させる(ステップS15)。具体的には、オブジェクト処理部21Eは、オブジェクトデータ23Bを読みだして、表示中の特定オブジェクトの表示態様を、次の段階の表示態様に変更する。一方、オブジェクト処理部21Eは、成長タイミングではないと判断すると(ステップS14:NO)、ステップS10に戻り、上記した処理を繰り返す。
以上説明したように、上記実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)クライアント装置に配信される動画において、特定オブジェクトの表示態様が、視聴ユーザのアクティビティに応じて変化する。つまり、視聴ユーザがコンテンツに積極的に参加することができる。これにより、コンテンツの視聴ユーザの数、視聴回数、又は視聴時間の増加を図ることができる。
(2)動画へ投稿されたメッセージに応じて、特定オブジェクトの表示態様が変化する。これにより、視聴ユーザに、メッセージの投稿への動機を与えることができるので、視聴ユーザがコンテンツに積極的に参加するようになる。
(3)特定オブジェクトが「結実」の表示態様に到達した場合、特定オブジェクトに表示された成果物120Fを、視聴ユーザに関連付ける。これにより、視聴ユーザに、特定オブジェクトの表示態様を「結実」まで変化させるようなアクティビティを行う動機を与えることができる。
(4)特定オブジェクトが、視聴ユーザから表示要求がなされたギフトオブジェクトである場合には、視聴ユーザは、動画の内容に積極的に関与することができる。このため、視聴ユーザからのギフトオブジェクトの提供を活発にすることができる。
(第2実施形態)
次に、動画配信システムの第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態では、特定オブジェクトの表示態様を分岐させる処理が第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と同様の部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態では、視聴ユーザによって表示要求が行われたギフトオブジェクトに応じて、特定オブジェクトの表示態様を分岐させる。
図12に示すように、動画視聴画面105には、特定オブジェクト130Bとともに、視聴ユーザが表示要求を行ったギフトオブジェクトが表示される。サーバ20のオブジェクト処理部21Eは、表示要求が行われた全てのギフトオブジェクト又は動画に表示されたギフトオブジェクトのうち、最も多いギフトオブジェクトの種類又は属性に応じて、特定オブジェクトの表示態様を変化させる。例えば、オブジェクト処理部21Eは、所定期間内に表示要求が行われたギフトオブジェクトであって、「星」のギフトオブジェクトG1の数と「ハート」のギフトオブジェクトG2の数とを比較する。所定期間は、コンテンツの配信開始時点からの期間でもよいし、所定の配信回でもよいし、所定の配信回に設定された所定の時間帯であってもよい。
図13(a)に示すように、「ハート」のギフトオブジェクトの表示要求が他のギフトオブジェクトの表示要求よりも多い場合、特定オブジェクト130Cは花が咲いた表示態様となる。
図13(b)に示すように、「星」のギフトオブジェクトの表示要求が他のギフトオブジェクトの表示要求よりも多い場合、特定オブジェクト130Dは、「ハート」が多い場合に咲く花と異なる花が咲いた表示態様となる。
図14を参照して、ギフトオブジェクトの種類に応じて特定オブジェクトの表示態様を分岐させる処理について説明する。クライアント装置10は、視聴ユーザによる表示要求の入力操作を受け付けると、表示要求をサーバ20に送信する。サーバ20のオブジェクト処理部21Eは、表示要求が行われたギフトオブジェクトにカウンタが設定されている場合に、ギフトオブジェクト毎のカウンタを更新する(ステップS30)。
サーバ20のオブジェクト処理部21Eは、特定オブジェクトの変化条件が満たされたか否かを判断する(ステップS31)。変化条件は、上述した変化条件に加え、カウンタの値が閾値以上であることであってもよい。オブジェクト処理部21Eは、変化条件が満たされていないと判断すると(ステップS31:NO)、ステップS30に戻る。
一方、オブジェクト処理部21Eは、変化条件が満たされていると判断すると(ステップS31:YES)、カウンタの値に基づいて、表示要求が最も多く行われたギフトオブジェクトを判定する(ステップS32)。オブジェクト処理部21Eは、例えば、ギフトオブジェクトのうち、「ハート」のギフトオブジェクトが最も多いと判断する。そして、オブジェクト処理部21Eは、表示要求が最も多く行われたギフトオブジェクトに応じて、特定オブジェクトの表示態様を変化させる(ステップS33)。例えば、「ハート」のギフトオブジェクトについて最も多くの表示要求が行われた場合には、特定オブジェクトは花が咲いた表示態様となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、上記実施形態に記載の効果の少なくとも一部に加えて以下の効果が得られる。
(5)表示要求が最も多いギフトオブジェクトに応じて、特定オブジェクトの表示態様が変化するので、視聴ユーザに、特定オブジェクトの表示態様を変化させるように活動する動機を与えることができる。これにより、視聴ユーザがコンテンツに積極的に参加することができる。
(第3実施形態)
次に、動画配信システムの第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態では、特定オブジェクトの表示態様を変更する処理が第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と同様の部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態では、配信者の動画の配信状況に応じて、特定オブジェクトの表示態様を変化させる。
図15(a)に示すように、特定オブジェクト140は、配信者を支援するためのオブジェクトであって、配信者に動画配信についてのアドバイスを提供するオブジェクトである。図示の実施形態では、特定オブジェクト140は、配信者へのアドバイスを表示した表示媒体140A(掛け軸、ボード)を有する樹140Bを模した特定オブジェクトである。表示媒体140Aには、運営側が勧める会話のテーマ(例えば「自己紹介をしてみよう」、「みんなに質問してみよう」等)、演技の内容等が記載されている。
オブジェクト処理部21Eは、配信者データ23Gを参照して、配信者のレベルや動画の配信状況に応じたアドバイスをストレージ23から取得する。そして、当該アドバイスを、表示媒体140Aに表示する。図示の実施形態の特定オブジェクト150は、レベルが比較的低い場合のアドバイスが掲示されたオブジェクトである。
アクターは、表示媒体140Aに記載されたアドバイスを用いる場合には、当該アドバイスに従って動画の配信を進行する。例えば、自己紹介をしたり、視聴ユーザに質問を投げかけたりする。オブジェクト処理部21Eは、表示媒体140Aを所定時間表示した後、消去してもよい。
図15(b)に示すように、オブジェクト処理部21Eは、変化条件が満たされると、特定オブジェクト150の表示態様を変化させる。例えば、表示媒体140Aに記載されたアドバイスを、配信者のレベルに応じた内容に変更する。
図16に従って、配信者のレベルに応じて特定オブジェクトの表示態様を変化させる処理手順について説明する。サーバ20のオブジェクト処理部21Eは、配信者のレベルを取得する(ステップS40)。レベルを取得するタイミングは、動画の配信が開始されるときでもよく、動画の配信が終了したときでもよい。オブジェクト処理部21Eは、取得したレベルに基づいて、レベルに関する変化条件が満たされたか否かを判断する(ステップS41)。この場合の変化条件は、レベルが1段階上昇したこと、又はレベルが所定のレベルに到達したこと、レベルが変化してから所定時間又は所定の配信回数が経過したこと等である。又は、変化条件は、視聴ユーザの人数に関する条件であってもよいし、アクターの動作や発話に関する条件であってもよいし、上記各実施形態に記載されたいずれかの条件であってもよい。
オブジェクト処理部21Eが、取得したレベルが変化条件を満たさないと判断すると(ステップS41:NO)、ステップS40に戻る。オブジェクト処理部21Eが、取得したレベルが変化条件を満たすと判断すると(ステップS41:YES)、配信者を支援する支援情報を表示する(ステップS42)。例えば、特定オブジェクト150の表示媒体140Aを変更する。支援情報を表示すると、ステップS40に戻り、上記した処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態によれば、上記実施形態に記載の効果の少なくとも一部に加えて以下の効果が得られる。
(7)特定オブジェクトとして、配信者へのアドバイスが記載された表示媒体140Aを表示する。これにより、動画の配信を始めてから間もない配信者であっても、当該アドバイスに従って演技等を行えばよいため、動画の配信及び配信を継続することへの障壁を低くすることができる。また、動画の配信回数が多い配信者であっても、配信回を重ねるにつれ配信内容が重複しやすくなるため、当該アドバイスを動画に取り入れることにより新たな内容の動画を配信することができる。
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図17に示すように、特定オブジェクト150は、成果物150Aとして、視聴ユーザ又は配信者に付与される媒体が、収穫イベントが発生するまで不明であるもの(例:くす玉)を有していてもよい。オブジェクト処理部21Eは、収穫イベントが発生すると、視聴ユーザ又は配信者に付与される媒体を表示する。例えば、「くす玉」の成果物150Aの中から、オブジェクト(アイテム、ギフトオブジェクト、チケット等)が出現するような演出を行う。そして、オブジェクト処理部21Eは、収穫イベント又は収穫イベントを含む動画を視聴した視聴ユーザ、又は配信者に、成果物150Aから得られたオブジェクトを関連付ける。これによれば、視聴ユーザの少なくとも一部は、成果物150Aの中身が明らかになるまで視聴することとなるため、視聴回数、視聴時間等を増やすことができる。
・図18に示すように、複数の特定オブジェクトは、合成されてもよい。図18(a)は、「配信者A」が配信するコンテンツに表示された特定オブジェクト160Aを示す。図18(b)は、「配信者B」が配信するコンテンツに表示された特定オブジェクト160Bを示す。サーバ20は、配信者の使用する端末及び配信者が使用する端末から、特定オブジェクトの合成指示を受信すると、「配信者A」の特定オブジェクト160Aと、「配信者B」の特定オブジェクト160Bとを合成して、特定オブジェクト160C(図18(c))を生成して、動画視聴画面105に表示する。なお、異なる配信者の特定オブジェクトでなくても、コンテンツ内に複数の特定オブジェクトがある場合には、配信者は、これらの特定オブジェクトを合成してもよい。この態様によれば、特定オブジェクトの表示態様の変化だけでなく、視聴ユーザに、合成による表示態様の変化に対する期待感や興味をもたせることができる。
・上記各実施形態では、特定オブジェクトの成長過程を、視聴ユーザのアクティビティや配信者の動画配信状況に応じて分岐させた。これに代えて、特定オブジェクトの成長過程を、分岐しない複数の段階としてもよい。この態様であっても、変化条件が、ユーザのアクティビティに関するものであれば、視聴ユーザのアクティビティに応じて特定オブジェクトの表示態様が変化するため、視聴ユーザがコンテンツに積極的に参加することができる。
・サーバ20は、特定オブジェクトの変化条件が満たされた場合に、そのときの日時情報に応じて、特定オブジェクトの表示態様を変化させてもよい。例えば、変化条件が満たされたときが「4月」である場合、特定オブジェクトの表示態様を「桜」の花を含むものとする一方で、同じ条件下で特定オブジェクトにおいて変化条件が満たされたときが「8月」であれば、「ひまわり」の花を含むものとしてもよい。日時情報は、「年月日」に限らず、「時刻」であってもよい。
・サーバ20は、特定オブジェクトの変化条件が満たされた場合に、そのときの外的環境に関する情報を取得し、取得した外的環境に関する情報に基づいて特定オブジェクトの表示態様を変化させてもよい。外的環境に関する情報は、天候、気温、クライアント装置10が位置する位置情報等である。サーバ20は、外的環境に関する情報を、クライアント装置10から取得してもよいし、外部サーバから取得してもよい。例えば、サーバ20は、変化条件が満たされたときにクライアント装置10から位置情報を取得し、位置情報に対応する天候を外部サーバから取得する。そして、サーバ20は、位置情報に対応する天候が「雨」である場合には、傘を含む特定オブジェクトを表示したり、特定オブジェクトの周囲に、雨滴のパーティクル等を動的に表示したりしてもよい。
・上記実施形態では、アクターのアクティビティに応じて特定オブジェクトの表示態様を変化させる。これに代えて若しくは加えて、動画の配信状況に応じて、表示態様を変化させてもよい。例えば、配信回数が「10回」に達した場合に、特定オブジェクトの花を「10個」とし、配信回数が「20回」に達した場合に、特定オブジェクトの花を「20個」としてもよい。
・特定オブジェクトは、動画に1つ表示されてもよいし、複数表示されてもよい。
・第3実施形態では、変化条件が満たされた場合に、配信者のレベルに応じた支援情報を表示した。支援情報は、変化条件が満たされたときのアクターの状態に応じて、複数の支援情報の中からいずれか一つを選択してもよい。例えば、サーバ20は、複数の支援情報をストレージ23に記憶し、オブジェクト処理部21Eは、変化条件が満たされたときのアクターの状態に関する情報を取得する。例えば、オブジェクト処理部21Eは、初期位置からのアクターの移動距離、腕が振られた回数等、装着センサ33から取得される各種パラメータに基づき、アクターの動作に関する情報を取得する。そして、オブジェクト処理部21Eは、各種パラメータに基づきアクターの動きが小さいと判断される場合には「踊ってみよう」等の支援情報を表示し、アクターの動きが十分大きいと判断される場合には別の支援情報を表示するか、若しくは支援情報を表示しない。又は、オブジェクト処理部21Eは、マイク44から入力したアクターの音声に基づき、発話量又は発話しない(沈黙した)時間を算出する。オブジェクト処理部21Eは、アクターの発話量が少ないと判断した場合には「歌ってみよう」等の支援情報を表示し、アクターの発話量が十分多いと判断される場合には別の支援情報を表示するか、若しくは支援情報を表示しない。
・特定オブジェクト(成長オブジェクト)は、上記各実施形態以外のオブジェクトであってもよい。例えば、各配信回で配信される動画を連続して視聴する連続視聴ユーザの数が、所定人数(「100人」、「200人」)に段階的に達した場合に成長するオブジェクト(盆栽)等であってもよい。
・一実施形態においては、アクター及びアクターに装着される複数の装着センサ33の各々に多数の赤外LEDを搭載し、この赤外LEDからの光を、スタジオルームRの床や壁に設けられた赤外線カメラで検知することで、当該装着センサ33の各々の位置及び向きを検出してもよい。赤外LEDに代えて可視光LEDを使用し、この可視光LEDからの光を可視光カメラで検出することで、当該装着センサ33の各々の位置及び向きを検出してもよい。このように、アクターに装着される複数の装着センサ33の各々に発光部(例えば、赤外LEDや可視光LED)を設け、この発光部からの光をスタジオルーム内に設けられた受光部(例えば、赤外線カメラや可視光カメラ)で検出することで、当該装着センサ33の各々の位置及び向きを検出してもよい。一実施形態においては、装着センサ33に代えて、複数の反射マーカーを用いることができる。反射マーカーは、アクターの各々に付けられたり、アクターが着用する衣服(スーツ)の一部として設けられる。このように反射マーカーをアクターに設けることにより、アクターを撮影して撮影データを生成し、この撮影データを画像処理することにより、反射マーカーの位置及び向きを検出することができる。また、トラッキングシステム31は、装着センサ33を用いず、外部センサ32のみで、アクターの動きを検出できるものであってもよい。
・上記各実施形態及び上記各変形例は、それぞれ組み合わせることができる。
・実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウェア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウェア手段を構築し、このソフトウェア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。
1…動画配信システム、10…クライアント装置、20…サーバ。

Claims (17)

  1. アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する動画配信システムであって、
    動画を配信するサーバと、
    動画配信における視聴ユーザのアクティビティを記憶するストレージと、
    前記視聴ユーザが用いる装置であって、動画を視聴するためのアプリケーションを実装した情報処理端末と、を備え、
    前記サーバが、
    前記キャラクタオブジェクトと、表示態様の変化を複数回行う特定オブジェクトとを含む動画データを生成し、
    前記動画データを前記情報処理端末に送信し、
    前記情報処理端末から、前記視聴ユーザのアクティビティに関する情報を受信し、
    前記視聴ユーザのアクティビティに応じて、前記動画に表示される前記特定オブジェクトの表示態様を変化させる
    動画配信システム。
  2. 前記サーバが、前記動画において変化条件が満たされたと判定した場合に、前記視聴ユーザのアクティビティに応じて表示態様を変化させる
    請求項1に記載の動画配信システム。
  3. 前記情報処理端末は、当該情報処理端末の入力部への前記視聴ユーザの入力に基づき、前記動画に対するメッセージを前記サーバに送信し、
    前記メッセージに応じて、前記特定オブジェクトの表示態様を変化させる
    請求項1又は2に記載の動画配信システム。
  4. 前記情報処理端末は、当該情報処理端末の入力部への前記視聴ユーザの入力に基づき、前記サーバにギフトオブジェクトの表示要求を送信し、
    前記サーバは、前記ギフトオブジェクトに応じて、前記特定オブジェクトの表示態様を変化させる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の動画配信システム。
  5. アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する動画配信システムであって、
    動画を配信するサーバと、
    動画配信における配信状況をコンテンツ毎に記憶するストレージと、
    視聴ユーザが用いる装置であって、動画を視聴するためのアプリケーションを実装した情報処理端末と、を備え、
    前記サーバが、
    前記キャラクタオブジェクトと、特定オブジェクトとを含む動画データを生成し、
    前記動画データを前記情報処理端末に送信し、
    一つの前記コンテンツにおける動画の配信状況に応じて、前記動画に表示される前記特定オブジェクトの表示態様を変化させる
    動画配信システム。
  6. 前記特定オブジェクトは初期形態から最終形態まで不可逆的に変化するものであり、
    前記サーバは、前記特定オブジェクトが前記最終形態まで到達した場合に、当該特定オブジェクトの表示態様を、成果物を含むものとして前記動画に表示し、
    前記成果物を、前記動画の視聴ユーザに関連付けて前記ストレージに記憶する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の動画配信システム。
  7. 前記サーバは、前記特定オブジェクトが最終形態に到達した場合、当該特定オブジェクトに関連付けられた初期形態の新たな特定オブジェクトを生成する
    請求項6に記載の動画配信システム。
  8. 前記サーバは、前記新たな特定オブジェクトを前記視聴ユーザと関連付け、
    前記視聴ユーザが用いる情報処理端末から、前記新たな特定オブジェクトが生成された動画とは異なる動画に対して、前記新たな特定オブジェクトの表示要求を受信し、
    前記表示要求に基づいて、前記異なる動画に対して前記新たな特定オブジェクトを表示する
    請求項7に記載の動画配信システム。
  9. 前記サーバは、複数の前記特定オブジェクトに基づいて、前記特定オブジェクトの合成オブジェクトを生成し、前記動画に表示する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の動画配信システム。
  10. 前記サーバは、前記特定オブジェクトとして、前記動画を配信する配信者を支援する情報を前記動画に表示する
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の動画配信システム。
  11. 前記情報処理端末は、前記動画へのギフトオブジェクトとして前記特定オブジェクトの表示要求を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記特定オブジェクトの表示要求に応じて、前記動画に当該特定オブジェクトを表示する
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の動画配信システム。
  12. 前記サーバは、前記特定オブジェクトの表示態様を変化させる変化条件が満たされた場合、当該変化条件が満たされたときの日時情報に応じて、表示態様を変化させる
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の動画配信システム。
  13. 前記サーバは、前記特定オブジェクトの表示態様を変化させる変化条件が満たされた場合、外的環境に関する情報を取得し、
    前記取得した外的環境に関する情報に基づいて、前記特定オブジェクトの表示態様を変化させる
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の動画配信システム。
  14. 動画を配信するサーバと、動画を視聴するためのアプリケーションを実装した情報処理端末とを用いて、アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する動画配信方法であって、
    前記サーバが、
    前記キャラクタオブジェクトと、表示態様の変化を複数回行う特定オブジェクトとを含む動画データを生成し、
    前記動画データを前記情報処理端末に送信し、
    前記情報処理端末から、当該情報処理端末を用いる視聴ユーザのアクティビティに関する情報を受信し、
    前記視聴ユーザのアクティビティに応じて、前記動画に表示される前記特定オブジェクトの表示態様を変化させる
    動画配信方法。
  15. アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信するサーバの動画配信プログラムであって、
    前記サーバに、
    前記キャラクタオブジェクトと、表示態様の変化を複数回行う特定オブジェクトとを含む動画データを生成するステップと、
    前記動画データを視聴ユーザが用いる情報処理端末に送信するステップと、
    前記情報処理端末から、前記視聴ユーザのアクティビティに関する情報を受信するステップと、
    前記視聴ユーザのアクティビティに応じて、前記動画に表示される前記特定オブジェクトの表示態様を変化させるステップと、を実行させる
    動画配信プログラム。
  16. アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画をディスプレイに表示する情報処理端末であって、
    前記キャラクタオブジェクトと、表示態様の変化を複数回行う特定オブジェクトとを含む動画データをサーバから受信して、前記ディスプレイに表示するステップと、
    前記動画に対する視聴ユーザのアクティビティに関する情報を前記サーバに送信するステップと、
    前記視聴ユーザ及び他の視聴ユーザのアクティビティに応じて前記特定オブジェクトの表示態様を変化させた動画データを前記サーバから受信して、前記ディスプレイに表示するステップと、を実行する
    情報処理端末。
  17. アクターの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画をディスプレイに表示する情報処理端末の動画視聴プログラムであって、
    前記情報処理端末に、
    前記キャラクタオブジェクトと、表示態様の変化を複数回行う特定オブジェクトとを含む動画データをサーバから受信して、前記ディスプレイに表示するステップと、
    前記動画に対する視聴ユーザのアクティビティに関する情報を前記サーバに送信するステップと、
    前記視聴ユーザ及び他の視聴ユーザのアクティビティに応じて前記特定オブジェクトの表示態様を変化させた動画データを前記サーバから受信して、前記ディスプレイに表示するステップと、を実行させる
    動画視聴プログラム。
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