JP2020107524A - 可動プラグおよび接続機器管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】給電線が配されたレールに沿ってスムーズに移動し、移動中の有無に拘わらずにレールとの接触時の摩擦を低減して的確に給電を可能とする。【解決手段】可動プラグは、制御基板を少なくとも収容するメイン筐体と、メイン筐体に接続して固定され、制御基板からの指示に基づいて、給電線が配されたレールの伸長方向に沿って摺動して移動する摺動部と、一端側でメイン筐体に接続して固定され、他端側でアタッチメントが取り付けられる接続部と、を備える。摺動部は、給電線から電力の供給を受けてメイン筐体に給電する給電部を有する。給電部は、給電線に接触可能に給電線の方向へ弾性力が付勢されている。【選択図】図2
Description
本開示は、アタッチメントを接続可能な可動プラグと、可動プラグとアタッチメントとの接続関係を管理する接続機器管理方法とに関する。
特許文献1には、レール本体とレール本体の伸長方向に移動する移動体とを備えた給電レール装置が開示されている。移動体は、電気機器として取り付けられたスピーカを伸長方向に沿って移動させる。また、移動体が備える摺動部の各側面には、レール本体の各給電端子に電気的に接触する受電端子が設けられる。この受電端子は、挿入穴内に収容された端子部と、この端子部を外側に付勢するバネ部とを有する。
しかし、特許文献1では、受電端子のバネ部が給電端子を押し当てる構造となっているので、受電端子が給電端子と接触しながら移動体が移動する時の摩擦力が大きくなり、受電端子あるいは給電端子またはその両方が削れたり、移動体の移動がスムーズに行えなくなったりするという懸念があった。
本開示は、給電線が配されたレールに沿ってスムーズに移動し、移動中の有無に拘わらずにレールとの接触時の摩擦を低減して的確な給電が可能となる可動プラグおよび接続機器管理方法を提供することを目的とする。
本開示は、制御基板を少なくとも収容するメイン筐体と、前記メイン筐体に接続して固定され、前記制御基板からの指示に基づいて、給電線が配されたレールの伸長方向に沿って摺動して移動する摺動部と、一端側で前記メイン筐体に接続して固定され、他端側でアタッチメントが取り付けられる接続部と、を備え、前記摺動部は、前記給電線から電力の供給を受けて前記メイン筐体に給電する給電部を有し、前記給電部は、前記給電線に接触可能に前記給電線の方向へ弾性力が付勢されている、可動プラグを提供する。
また、本開示は、k(k:2以上の整数)個の可動プラグと、k個のアタッチメントと、サーバとを備える接続機器管理システムにより実行される接続機器管理方法であって、前記サーバは、k個の前記可動プラグおよびk個の前記アタッチメントのそれぞれの識別情報を取得してメモリに保持し、1つの前記アタッチメントと1つの前記可動プラグとにより構成されるk個のペアを被写体として撮像するユーザ端末から送られた撮像画像を取得すると、前記撮像画像に基づいて、それぞれの可動プラグおよびアタッチメントのペアの接続対応関係を示す表示画面を生成して前記ユーザ端末に送信して表示させる、接続機器管理方法を提供する。
また、本開示は、k(k:2以上の整数)個の可動プラグと、k個のアタッチメントと、サーバとを備える接続機器管理システムにより実行される接続機器管理方法であって、前記サーバは、k個の前記可動プラグおよびk個の前記アタッチメントのそれぞれの識別情報を取得してメモリに保持し、それぞれの前記アタッチメントは、1対1のペアを構成するいずれかの前記可動プラグとの接続を検知すると、前記ペアを構成する前記可動プラグに自己の識別情報を示す第1識別情報を送り、それぞれの前記可動プラグは、前記ペアを構成する前記アタッチメントから送られた前記第1識別情報と、自己の識別情報を示す第2識別情報とを対応付けて前記サーバに送り、前記サーバは、それぞれの前記可動プラグから送られた情報に基づいて、それぞれの可動プラグおよびアタッチメントのペアの接続対応関係を示す表示画面を生成してユーザ端末に送信して表示させる、接続機器管理方法を提供する。
本開示によれば、給電線が配されたレールに沿ってスムーズに移動し、移動中の有無に拘わらずにレールとの接触時の摩擦を低減して的確な給電が可能となる。
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る可動プラグおよび接続機器管理方法の構成および作用を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
図1は、使用状態の可動プラグ10の外観を示す斜視図である。以下の説明において、ダクトレール8(レールの一例)に沿う方向を(+)y軸、y軸に垂直な水平面方向を(+)x軸、x軸およびy軸に垂直でかつダクトレール8が敷設される天井面に向かう方向を(+)z軸とする。また、+z軸方向を上方向、−z軸方向を下方向として説明する。
本実施の形態に係る可動プラグ10は、略T字形の筐体10zを有する。筐体10zは、ダクトレール8に沿う方向(図1のy軸方向)に延びた水平部材10z1と、ダクトレール8に対して垂直方向に延びた垂直部材10z2とにより構成される。筐体10zは、可動プラグ10の各種の動作を制御するための制御基板10k(図9参照)を収容する。可動プラグ10は、水平部材10z1の上面に配置された可動連結部15を含む。可動プラグ10は、垂直部材10z2の下端部に配置された機器連結部16を含む。
可動プラグ10は、可動連結部15がダクトレール8と係合(連結)してダクトレール8に対して摺動することで、ダクトレール8の伸長方向に案内されて移動自在である。また、可動プラグ10は、機器連結部16がアタッチメント30と接続(連結)することで、下向きに吊り下げられたアタッチメント30を保持する。図1では、アタッチメント30の一例として、電気機器である照明器具(例えばライト)が可動プラグ10に保持されるが、後述するように、アタッチメント30の種類はライト等の照明器具に限定されない。
図2は、斜め上方から見た可動プラグ10の外観を示す斜視図である。図2では、水平部材10z1の上面に配置された可動連結部15の詳細な構成が示される。図3は、可動連結部15の構成を示す平面図である。可動連結部15は、ダクトレール8の開口部の幅未満の幅を有する、略直方体状の外装の筐体15z(サブ筐体の一例)を有する。この筐体15zには、一対の支持部170A,170B、駆動部173および給電部175が収容される。
一対の支持部170A,170Bは、ダクトレール8に支持される部材であり、可動連結部15の長手方向の両端部にそれぞれ配置される。
駆動部173は、一対の支持部170A,170Bのそれぞれよりも内側に配置され、ダクトレール8によって案内される方向に可動プラグ10を移動させるための機構を有する。
給電部175は、駆動部173に隣接して配置され、ダクトレール8の内側面に配置された電極板8z(図6参照)と接触して給電される。
支持部170A,170Bは、ほぼ同じ構造を有するので、ここでは、支持部170Bを説明する。支持部170Bは、軸171bを中心に回動自在な突出プレート152b(プレートの一例)を有する。突出プレート152bは、角丸長方形の板材により構成される。突出プレート152bの長手方向が可動連結部15の長手方向に対し平行である場合、突出プレート152bの幅は、可動連結部15の幅と略同等であり、突出プレート152bは、可動連結部15の筐体15zに収容された状態となる。一方、突出プレート152bの長手方向が可動連結部15の長手方向に対し垂直である場合、突出プレート152bの幅は、可動連結部15の幅より広くなり、突出プレート152bは、可動連結部15の筐体15zから突出した状態となる。筐体15zの両側面には、突出プレート152bが突出可能な開口部15z1(図5参照)が形成されている。突出プレート152bの面には、軸171bから偏心した位置を含む平面に垂直な方向(つまり+z方向)に突出した突起171c(図4参照)が形成されている。
また、可動連結部15は、筐体15zに収容される、長尺のリンクプレート15y(図4参照)および短尺のリンクプレート(図示せず)を有する。リンクプレート15yは、支持部170Bおよび給電部175に沿って支持部170Bおよび給電部175のそれぞれと係合するように配置され、ばね部材により長手方向の外側(図4の−y方向)に付勢され、筐体15zに対して摺動自在である。リンクプレート15yには、可動連結部15の端部に近い側に押しボタン159Bが取り付けられる。押しボタン159Bは、可動プラグ10の筐体10zの側方から露出する。押しボタン159Bは、バネ部材(図示せず)によって付勢されており、ユーザが例えば指で押圧することでリンクプレート15yが長手方向の内側(図4の+y方向)に引っ込むようになっている。
リンクプレート15yの支持部170Bと対向する面には、軸171bが挿通される長手方向に延びた角丸長方形の開口部17y1と、突起171cが挿通される短手方向(つまり図4の+x方向)に延びた角丸長方形の開口部17y2とが形成される。リンクプレート15yは、突出プレート152bの軸171bがリンクプレート15yの開口部17y1に係合し、突出プレート152bの突起171cがリンクプレート15yの開口部17y2に係合した状態で、長手方向(つまり図4の+y方向)に移動自在である。
また、短尺のリンクプレートは、支持部170Aと係合するように配置され、長尺のリンクプレート15yと同様に、短尺のリンクプレート(図示せず)の支持部170Aと対向する面(図3参照)には、軸(図示せず)が挿通される長手方向に延びた角丸長方形の開口部(図示せず)と、突起(図示せず)が挿通される短手方向(つまり図4の+x方向)に延びた角丸長方形の開口部(図示せず)とが形成される。短尺のリンクプレートは、突出プレート152aの軸171a(図2参照)が短尺のリンクプレートの開口部に係合し、突出プレート152aの突起が短尺のプレートの開口部に係合した状態で、長手方向(つまり図4の+y方向)に移動自在である。また、短尺のリンクプレートには、可動連結部15の端部に近い側に押しボタン159Aが取り付けられる。押しボタン159Aは、可動プラグ10の筐体10zの側方から露出する。押しボタン159Aは、バネ部材(図示せず)によって付勢されており、ユーザが例えば指で押圧することで短尺のリンクプレートが長手方向の内側(図4の−y方向)に引っ込むようになっている。
給電部175は、ダクトレール8内の一方の電極板8zと接触して通電路を形成する、給電車輪175z1とアーム部175x1と軸175y1とを含む第1の通電路を有する。また、給電部175は、ダクトレール8内の他方の電極板8zと接触して通電路を形成する、給電車輪175z2とアーム部175x2と軸175y2とを含む第2の通電路を有する。
第1の通電路では、アーム部175x1は筐体15zが移動する方向および筐体15zの幅方向(図4の+x軸あるいは−x軸)の両方に対して垂直な軸175y1を中心に旋回可能(つまり回転自在)である。給電車輪175z1は、軸175y1を中心に回転自在な円板状導体であり、アーム部175x1の一端(先端)に回転自在に取り付けられる。アーム部175x1の他端は、軸175y1に軸支される。軸175y1には、一端がアーム部175x1に固定され、他端が筐体15zに固定された巻きバネ175w1が巻回される。巻きバネ175w1は、アーム部175x1、およびこのアーム部175x1に連結された給電車輪175z1を、可動連結部15の筐体15zの外側(図4の−x方向)に押し出すように付勢する。アーム部175x1の面には、給電車輪175z1の回転軸から偏心した位置に突起175z11が形成されている。
第2の通電路では、アーム部175x2は筐体15zが移動する方向および筐体15zの幅方向(図4の+x軸あるいは−x軸)の両方に対して垂直な軸175y2を中心に旋回可能(つまり回転自在)である。給電車輪175z2は、軸175y2を中心に回転自在な円板状導体であり、アーム部175x2の一端(先端)に回転自在に取り付けられる。アーム部175x2の他端は、軸175y2に軸支される。軸175y2には、一端がアーム部175x2に固定され、他端が筐体15zに固定された巻きバネ175w2が巻回される。巻きバネ175w2は、アーム部175x2、およびこのアーム部175x2に連結された給電車輪175z2を、可動連結部15の筐体15zの外側(図4の+x方向)に押し出すように付勢する。アーム部175x2の面には、給電車輪175z2の回転軸から偏心した位置に突起175z12が形成されている。
給電車輪175z1と給電車輪175z2は、可動連結部15の長手方向に所定距離以上に離間して配置される。これにより、可動連結部15の幅方向において、給電車輪175z1と給電車輪175z2とが重ならない。したがって、給電車輪175z1と給電車輪175z2とが可動連結部15の内側で接触して短絡する可能性を回避できる。また、可動連結部15の幅を狭くすることができ、可動連結部15は、ダクトレール8の内側に容易に装着可能となる。また、給電車輪175z1と給電車輪175z2は、可動連結部15の両側面から互いに反対方向に押し出すように付勢される。可動連結部15の片側の側面が導電性を有する部材と接触しても、給電車輪175z1と給電車輪175z2とが同時に導電性を有する部材と接触しないので、短絡は生じない。給電車輪175z1,175z2の材質としては、例えばばね性に優れたリン青銅等の銅合金、あるいは導電性に優れた金メッキが施されたニッケル等が挙げられる。
リンクプレート15yの給電部175と対向する面には、軸175y1,175y2が露出する長手方向に延びた略Z字形状の開口部17y3、突起175z11が挿通される略三角形状の開口部17y4、および突起175z12が挿通される略三角形状の開口部17y5が形成される。
リンクプレート15yは、第1通電路の軸175y1および第2通電路の軸175y2がリンクプレート15yの開口部17y3に係合し、給電車輪175z1の突起15z11が開口部17y4に係合し、給電車輪175z2の突起15z12が開口部17y5に係合した状態で、長手方向(図4の+y方向)に移動自在である。
なお、本実施の形態では、給電部175の、ダクトレール8の電極板8zと接触する電極は、軸を中心に回転自在な円板状導体である給電車輪であったが、これに限らず、転がり回転を行うボールベアリング等であってもよい。
駆動部173は、アクチュエータであるモータ(図示せず)に接続したギア14z(図6参照)、およびギア14zの回転軸に軸支された左右一対の駆動輪141,142を有する。駆動輪141,142の外周には、駆動輪141,142がダクトレール8の内壁と接触しながら移動する際に滑らないように、摩擦係数の大きなゴム部材141z,142zが装着される。また、駆動輪141と駆動輪142は、可動プラグ10がカーブ状に曲がったダクトレール8を走行し易くなるように、長手方向に離間して配置される。
図4は、可動連結部15の支持部170Bおよび給電部175の旋回動作の説明図である。支持部170Aの旋回動作は、支持部170Bの旋回動作と同様であるので、その説明を省略する。可動連結部15の押しボタン159Bが押下されていない場合、突出プレート152bは、その長手方向が可動連結部15の長手方向と直交した状態にある。
可動プラグ10をダクトレール8に取り付ける場合、ユーザは、可動連結部15の押しボタン159A,159Bを一斉に押下する。押しボタン159A,159Bが一斉に押下されると、押しボタン159Bの押下(移動)に伴い、リンクプレート15yは、可動連結部15の長手方向(図4の+y方向)に移動する。このとき、リンクプレート15yの開口部17y2に押圧されて、突出プレート152bに形成された突起171cも、可動連結部15の長手方向(図4の+y方向)に移動する。突起171cは、軸171bから偏心した位置(図4では右斜め上方)にあるので、リンクプレート15yが下方(図4の+y方向)に移動すると、突出プレート152bは、図4に示すように、軸171bを中心に図中矢印raの方向に旋回し始める。押しボタン159Bの押下量に応じて、可動連結部15は、状態J1から状態J5へと遷移する。
押しボタン159Bの押下が完了した状態J5では、突出プレート152bの長手方向は、リンクプレート15yの長手方向と一致し、突出プレート152bの幅は、筐体15zの幅にほぼ等しくなる。また、押しボタン159Bの押下が完了した状態J5では、給電車輪175z2も突出プレート152bの旋回と合わせて筐体15z内に収容されるように引っ込まれる。これにより、可動連結部15の幅がダクトレール8の開口部に直接装着可能な幅になるので、ユーザは、ダクトレール8の内側に可動連結部15をZ方向に装着できる。
ダクトレール8の内側に可動連結部15が装着された状態で、ユーザが押しボタン159A,159Bの押下を解放すると、突出プレート152bは、図4に示す逆の順序で、状態J5から状態J1へと遷移し、筐体15zに形成された開口部15z1から突出した状態に戻る。これにより、突出プレート152bの下面は、ダクトレール8の下側に形成された係止部8a1,8a2(図6参照)に支持される。可動連結部15がダクトレール8に支持され、可動プラグ10がダクトレール8に装着された状態となるので、可動プラグ10は、ダクトレール8を移動自在である。
また、給電部175では、可動連結部15の押しボタン159Bが押下されていない場合、軸175y1に軸支されるアーム部175x1は、巻きバネ175w1によって筐体15zの外側に付勢される。アーム部175x2の先端に取り付けられた給電車輪175z1は、筐体15zに形成された開口部15z3から突出する。同様に、軸175y2に軸支されるアーム部175x2は、巻きバネ175w2によって筐体15zの外側に付勢される。アーム部175x2の先端に取り付けられた給電車輪175z2は、筐体15zに形成された開口部15z4から突出する。
押しボタン159Bが押下され、リンクプレート15yが可動連結部15の長手方向(図4の+y方向)に移動すると、給電車輪175z1は、図4の状態J1から状態J5へと遷移し、可動連結部15の内側に移動する。このとき、給電車輪175z1の回転軸から偏心した位置にある、アーム部175x1に形成された突起175z11は、リンクプレート15yに形成された略三角形の開口部17y4の左下側の角の点から斜辺に案内されて上側の頂点に移動する。同様に、給電車輪175z2は、可動連結部15の内側に移動する。このとき、給電車輪175z2の回転軸から偏心した位置にある、アーム部175x2に形成された突起175z12は、リンクプレート15yに形成された略三角形状の開口部17y5の右下側の角の点から斜辺に案内されて頂点に移動する。
押しボタン159Bの押下が完了した状態J5では、給電車輪175z1および給電車輪175z2は、筐体15zの幅に収容される。可動連結部15の幅がダクトレール8の開口部の幅より狭くなるので、ユーザは、可動連結部15をダクトレール8の内側に装着し易くなる。
ダクトレール8の内側に可動連結部15が装着された状態で、ユーザが押しボタン159Bを解放すると、給電車輪175z1および給電車輪175z2は、図4に示す逆の順序で、状態J5から状態J1へと遷移し、筐体15zに形成された開口部15z3,15z4からそれぞれ突出した状態に戻る。したがって、給電車輪175z1および給電車輪175z2は、ダクトレール8の内側に設けられた一対の電極板8zの方向へ弾性力で付勢され、一対の電極板8zとそれぞれ接触し、通電可能となる。
なお、ここでは、可動連結部15の支持部170Bおよび給電部175の機構について説明したが、支持部170Aの機構は、支持部170Bの機構と同様である。
図5は、ダクトレール8に装着された可動プラグ10の連結状態を示す説明図である。図6は、図5の連結状態における可動連結部15およびダクトレール8の構造を示す断面図である。ダクトレール8は、その断面が略コ字状に形成された長尺の筐体8aを有する。ダクトレール8の下側には、対向する一対の係止部8a1,8a2が、可動連結部15をダクトレール8の開口部に収容可能となるように形成される。ダクトレール8の開口部の幅は、対向する一対の係止部8a1,8a2間の距離に相当する。また、筐体8aの両側の内壁面には、突起8b1,8b2がそれぞれ伸長方向に形成される。突起8b1,8b2の先端面には、商用交流が通電する電極板8zがそれぞれ伸長方向に配置される。また、筐体8aの内側の天井面には、グランド電極板8yが伸長方向に配置される。
可動連結部15の突出プレート152a,152bがダクトレール8の下側に形成された係止部8a1,8a2によって支持されることで、可動プラグ10は、ダクトレール8に吊り下げられた状態となる。また、可動プラグ10がダクトレール8に吊り下げられた状態では、駆動輪141,142の外周面は、ダクトレール8の内側の天井面に当接する。したがって、駆動輪141,142が回転すると、可動プラグ10は、ダクトレール8の伸長方向に走行する。ここでは、駆動部173は、駆動輪141,142と、ギア14zとギア14zに駆動力を供給するためのモータ(図示せず)とが組み付けられたユニットとして成形される。駆動輪141,142は、ギア14zと接続される上述のモータ(図示せず)によって駆動される。
可動連結部15の給電車輪175z1および給電車輪175z2は、ダクトレール8の内側に設けられた一対の電極板8zとそれぞれ接触して導通し、電極板8zから電力の供給を受ける。なお、本実施の形態では、グランド電極板8yは、使用されていないが、可動プラグ10に装着されるアタッチメント30の漏電の発生等を考慮して使用されてもよい。例えば、可動連結部15の筐体15zがグランド電極板8yと導通するように、金属ブラシを筐体15zに取り付けてもよい。
機器連結部16には、アタッチメント30が取り付けられる。機器連結部16に取り付けられたアタッチメント30は、可動プラグ10とともに、ダクトレール8に沿って移動自在である。機器連結部16は、パン部材121とチルト部材123とに分割される。パン部材121は、パン用モータおよびギア(図示せず)を含み、チルト部材123をパン方向に回転させる。チルト部材123は、チルト用モータおよびギア(図示せず)を含み、連結したアタッチメント30をチルト方向に回転させる。
図7は、機器連結部16の取付部123zの構造を示す図である。機器連結部16の下端部は、アタッチメント30を取り付けるための取付部123zに成形される。取付部123zの下面には、アタッチメント30が装着される凹部123yが形成される。アタッチメント30の筐体30zは、取付部123zの凹部123yに嵌合される凸部が形成された突起部を有する。取付部123zの凹部123yの形状は、ダクトレール8の内側と同一の形状である。凹部123yの内壁面には、アタッチメント30との通信を行うための通信端子123xがそれぞれ前面に配置された一対の突起123wが形成される。さらに、凹部123yの内壁面の図示されない場所に給電車輪175z1,175z2のそれぞれから取得した電力を供給する電極板が備えられる。また、取付部123zに装着可能なアタッチメント30は、ダクトレール8に直接に装着可能である。ダクトレール8に装着可能な汎用あるいは既設のアタッチメントは、可動プラグ10にも取り付けられて給電される。したがって、それまでダクトレールに装着されて固定で使用されていた、汎用あるいは既設のアタッチメントがダクトレールに沿って移動可能となり、互換性が向上して使用範囲が広がる。また、可動プラグに装着可能なアタッチメントの種類が増えることで、機器管理システム5の利用価値が高まる。
このように、本実施の形態の可動プラグ10は、制御基板10kを少なくとも収容する筐体10z(メイン筐体の一例)を有する。可動プラグ10は、筐体10zに接続して固定され、制御基板10kに実装された制御部11からの指示に基づいて、電極板8z(給電線の一例)が配されたダクトレール8の伸長方向に沿って摺動して移動する可動連結部15(摺動部の一例)を有する。可動プラグ10は、一端側で筐体10zに接続して固定され、他端側でアタッチメント30が取り付けられる機器連結部16(接続部の一例)を有する。可動連結部15は、電極板8zから電力の供給を受けて筐体10zに収容された制御基板に給電する給電部175を有する。給電部175の給電車輪175z1には、電極板8zに接触可能となるように電極板8zの方向へ弾性力が付勢される。
これにより、可動プラグ10は、電極板8zが配されたダクトレール8に沿ってスムーズに移動できるとともに、移動中の有無に拘わらずにダクトレール8との接触時の摩擦を低減して的確な給電が可能となる。
また、可動連結部15は、筐体10zより上部に配置され、天井面に敷設されたダクトレール8の開口部の幅未満の幅を有する、略直方体状の筐体15zにより構成される。これにより、可動連結部15の幅がダクトレール8の開口部の幅より短いので、ダクトレール8の内側に可動連結部15を装着して可動プラグ10を移動させることができる。
また、給電部175は、ダクトレール8内に配される一対の電極板8zのそれぞれに対応して、離間して配された一対の給電車輪175z1,175z2(円板状導体の一例)により構成される。これにより、給電車輪175z1,175z2が回転しながらダクトレール8の電極板と接触することができる。したがって、可動プラグ10が移動する場合、ダクトレール8の電極板8zと給電車輪175z1,175z2のそれぞれが摩擦力によって摩耗することが少なく、通電状態を維持できる。また、給電部175の寿命を延ばすことができる。
また、可動連結部15は、外側に付勢されてダクトレール8に係合することで筐体10zおよび機器連結部16を支持する支持部170A,170Bを有する。筐体10zは、ユーザ操作に応じて、給電部175および支持部170A,170Bの筐体15zの幅以上の突出を規制して筐体15zの幅以内に同期して収容するための押しボタン159A,159B(操作部の一例)を有する。これにより、ユーザが押しボタン159A,159Bを押下して給電部175の給電車輪175z1,175z2および支持部170A,170Bの突出プレート152a,152bのそれぞれを引っ込めた状態で、簡単にダクトレール8の内側に可動プラグ10の可動連結部15を装着できる。
また、筐体15zは、ダクトレール8の伸長方向において筐体10zより長く、支持部170A,170Bは、筐体10zの外側に配置される。これにより、可動プラグ10を安定してダクトレール8に支持させることができる。また、取り付け時にユーザが下から見て突出プレート152a、152bの突出がなくダクトレール8に挿入可能であるかどうかを目視で確認することができる。
また、可動連結部15は、ダクトレール8を走行する駆動輪141,142と、駆動輪141,142を駆動するギア14z(アクチュエータの一例)とを一体的に収容する駆動ユニットを含む。また、駆動ユニットは、ギア14zに接続されるとともに、ギア14zを回動させるための駆動力を供給するモータ(図示せず)を含む。これにより、重力と反対側の天井面に駆動輪を当接して可動プラグ10を走行可能に調整する際、駆動輪とギア14zの微調整を省くことができ、調整を簡単化できる。
また、支持部170Bは、筐体15zの端部側に配置され、筐体15zが移動する方向および筐体15zの幅方向(図4の+x軸あるいは−x軸)のそれぞれに対して垂直な軸171bを中心に旋回自在な角丸長方形状の突出プレート152bを有する。突出プレート152bは、突出プレート152bの長手方向が筐体15zの長手方向と垂直な向きから、押しボタン159A,159Bの操作によって筐体15zの長手方向と平行な向きになるように旋回して筐体15zの幅に収容される。これにより、可動プラグ10をダクトレール8に装着する際、支持部170A,170Bをダクトレール8の内側に容易に収めることができる。
また、給電部175は、筐体15zに配置され、筐体15zが移動する方向および筐体15zの幅方向(図4の+x軸あるいは−x軸)のそれぞれに対して垂直な軸175y1,175y2を中心にそれぞれ旋回自在なアーム部175x1,175x2と、アーム部175x1,175x2の端部に取り付けられた回転自在な給電車輪175z1,175z2(円板状導体の一例)とを有する。給電車輪175z1,175z2は、アーム部175x1,175x2のそれぞれが筐体15zの外側に向かって付勢され、押しボタン159Bの操作によって筐体15zの内側に向かうように旋回して筐体15zの幅に収容される。これにより、可動プラグ10をダクトレール8に装着する際、給電部175をダクトレール8の内側に容易に収めることができる。
また、アタッチメント30が取り付けられる機器連結部16の他端側の取付部123zの形状は、可動連結部15が係合するダクトレール8の内側(被係合側)に受け付けられる。これにより、ダクトレール8に取り付け可能な、汎用性のアタッチメント30あるいは既設のアタッチメント30を可動プラグ10に装着することができる。言い換えると、本実施の形態に係る機器管理システム5の運用の拡大が期待される。
次に、上述した可動プラグ10を利用した機器管理システム5の一例を説明する。
(機器管理システムの構成概要)
図8は、機器管理システム5の構成の概要例を示す図である。機器管理システム5は、例えば店舗の天井100に敷設されたダクトレール8に沿って移動自在な複数の可動プラグ10と、それぞれの可動プラグ10の移動および動作を指示する管理サーバ50とを含む構成である。図8では、図面を簡単にするために、可動プラグ10は1つだけ図示されている。ここでは、ダクトレール8が敷設される施設の一例として店舗を例示する。但し、ダクトレール8は、天井が配備されている施設であれば店舗に限定して設けられるものではなく、他には、オフィス、工場、コンビニエンスストア、公共施設(例えば、市役所、図書館)、複数の店舗が配置されるショッピングモール等の商業施設でもよい。
図8は、機器管理システム5の構成の概要例を示す図である。機器管理システム5は、例えば店舗の天井100に敷設されたダクトレール8に沿って移動自在な複数の可動プラグ10と、それぞれの可動プラグ10の移動および動作を指示する管理サーバ50とを含む構成である。図8では、図面を簡単にするために、可動プラグ10は1つだけ図示されている。ここでは、ダクトレール8が敷設される施設の一例として店舗を例示する。但し、ダクトレール8は、天井が配備されている施設であれば店舗に限定して設けられるものではなく、他には、オフィス、工場、コンビニエンスストア、公共施設(例えば、市役所、図書館)、複数の店舗が配置されるショッピングモール等の商業施設でもよい。
ダクトレール8は、店舗の天井100の天井面に対して複数の可動プラグ10のそれぞれが自在に図中矢印a1,b1の方向に移動可能となるように、例えば格子状に敷設される。ダクトレール8には、例えば照明装置が取り付け可能な汎用あるいは既設の配線ダクトを用いることができる。可動プラグ10は、ダクトレール8に移動自在に取り付けられる。また、可動プラグ10は、各種のアタッチメント30を接続(連結)する。可動プラグ10は、自機が図中矢印a1,b1方向に移動することにより、自機に接続されたアタッチメント30をダクトレール8に沿って図中矢印a1,b1方向に移動させることが可能である。図8ではダクトレール8は格子状に敷設されるが、複数のダクトレール8が交差しないように敷設されてもよい。また、それぞれのダクトレール8は直線、曲線、折れ線など、様々な形状をしてもよく、更に、円や楕円、正方形、長方形、多角形などループ状に様々な形状をしてもよい。
可動プラグ10に接続可能な各種のアタッチメント30は、可動プラグ10に対して交換自在に接続される。各種のアタッチメント30として、例えば、電源311、スポットライト312、プロジェクタ313、カメラ314、マイクロフォン315、スピーカ316、人の動きを検知するためのセンサ317、空気清浄器318、ファン319等が挙げられる。なお、センサ317は、人の動きを検知するためのセンサに限定されない。また、各種のアタッチメント30も、上記列挙した機器に限定されない。
アタッチメント30が接続される可動プラグ10は、管理サーバ50との間で通信(例えば、有線もしくは無線を用いた通信)を行い、管理サーバ50から指示された位置に移動する。アタッチメント30は、可動プラグ10の移動後の位置あるいは移動中において、管理サーバ50からの指示に従い、各種の動作(例えば、パン回転もしくはチルト回転、又はパン回転およびチルト回転の両方、アタッチメント30がライトの場合はライトのON/OFF)を行う。
図9は、機器管理システム5のハードウェア構成例を示すブロック図である。機器管理システム5は、少なくとも1つの可動プラグ10と、可動プラグ10に連結される各種のアタッチメント30と、操作端末40と、管理サーバ50とを含む構成である。
可動プラグ10は、制御部11、メモリ12、位置検出センサ18および通信部13を含む。制御部11、メモリ12、位置検出センサ18および通信部13は、制御基板10kに実装される。制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)もしくはFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構成されたプロセッサである。制御部11は、可動プラグ10の動作を司るコントローラとして機能し、可動プラグ10の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、可動プラグ10の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理およびデータの記憶処理を行う。制御部11は、メモリ12に記憶されたプログラムおよびデータに従って動作する。制御部11は、動作時にメモリ12を使用し、制御部11により生成されたデータをメモリ12に記録する。
メモリ12は、例えばRAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)とを用いて構成され、可動プラグ10の動作の実行に必要なプログラムやデータ、更には、動作中に生成された情報又はデータ等を一時的に保存する。RAMは、例えば制御部11の動作時に使用されるワークメモリである。ROMは、例えば制御部11を制御するためのプログラムおよびデータを予め記憶する。メモリ12は、また管理サーバ50から送信される制御情報や自機の識別情報等を記憶する。
通信部13は、例えば電力線通信(PLC:Power Line Communication)を用いてネットワーク網(図示略)に接続され、ネットワーク網に接続された管理サーバ50との間で通信可能である。なお、通信部13は、無線LAN(Local Area Network)機能を有してもよく、この場合、無線LANを用いて管理サーバ50との間で接続されてよい。また、通信部13は、近距離無線通信(例えばBluetooth(登録商標))機能を有し、近距離無線通信でアタッチメント30や管理サーバ50との間で接続されてよい。
可動プラグ10は、管理サーバ50から制御情報を受信すると、受信した制御情報をメモリ12に保存するとともに、この制御情報を基に、ダクトレール8の所定の位置に移動する。これにより、管理サーバ50は、可動プラグ10に接続されたアタッチメント30を移動させることが可能となる。
位置検出センサ18は、可動プラグ10がダクトレール8のどこに位置するかを推定、検出するために使われる。位置検出センサ18は、例えば加速度センサ、磁気センサ、ジャイロセンサなどを組み合わせて、またはいずれかを単独で利用しても良い。また、位置検出センサ18は、代替として、可動プラグ10にWiFi(登録商標)の通信機能を持たせ、WiFi(登録商標)のアクセスポイント(図示略)からのビーコン情報をもとに位置推定を行ったり、アクセスポイント(図示略)からの電波強度をもとに位置推定を行ったりすることができる。また、位置検出センサ18はRFIDタグで代替されてもよいし、例えばBluetooth(登録商標)ビーコンの送信機および/または受信機で代替されてもよい。
アタッチメント30は、制御部31、メモリ32、通信部33、センサ34、アクチュエータ35等を含む。
制御部31は、例えばCPU、MPU、DSPもしくはFPGAを用いて構成されたプロセッサである。制御部31は、アタッチメント30の動作を司るコントローラとして機能し、アタッチメント30の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、アタッチメント30の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理およびデータの記憶処理を行う。制御部31は、メモリ32に記憶されたプログラムおよびデータに従って動作する。制御部31は、動作時にメモリ32を使用し、制御部31により生成されたデータをメモリ32に記録する。
メモリ32は、例えばRAMとROMとを用いて構成され、アタッチメント30の動作の実行に必要なプログラムやデータ、更には、動作中に生成された情報又はデータ等を一時的に保存する。RAMは、例えば制御部31の動作時に使用されるワークメモリである。ROMは、例えば制御部31を制御するためのプログラムおよびデータを予め記憶する。メモリ32は、また管理サーバ50から送信される制御情報や自機の識別情報等を記憶する。
通信部33は、例えば有線によって可動プラグ10との間で電気的および物理的に接続され、可動プラグ10との間でデータもしくは情報を送受信する。通信部33は、例えばアタッチメント30がIoT(Internet Of Things)機器である場合に、センサ34により検知された検知情報やユーザなどによってアタッチメント30が直接操作された場合の制御情報、イベント情報などを、可動プラグ10を介して管理サーバ50に送信する。また、通信部33は、管理サーバ50から送信された制御情報(例えば、アタッチメント30を制御するための情報)を、可動プラグ10を介して受信する。通信部33と管理サーバ50の通信部53との通信は、可動プラグ10を介してもよいし、無線通信などによって可動プラグ10を介さずに直接行われても良い。また、通信部33は、近距離無線通信(例えばBluetooth(登録商標))機能を有し、近距離無線通信で可動プラグ10や管理サーバ50との間で接続されてよい。
また、アタッチメント30は、操作端末40や管理サーバ50を介さずに、直接ユーザから操作、制御されてもよい。その操作情報や制御情報を通信部33は管理サーバへ可動プラグ10を介して、または介さずに送信してもよい。
センサ34は、例えば、アタッチメント30がファン319である場合、室温の上昇を検知してファン319が作動するように、室温を検知する温度センサであってもよい。また、センサ34は、アタッチメント30がスポットライト312である場合、接近した人物を照明するように、人物を感知する赤外線センサであってもよい。センサ34は、アタッチメント30の役割や用途に応じて、構成として省略されてもよい。また、センサ34は、可動プラグ10にアタッチメント30が装着されたことを検知可能な、タッチセンサ、近接センサ、フォトカプラ等であってもよい。
アクチュエータ35は、例えばアタッチメント30がファン319である場合、ファンを回転させるモータであってもよい。また、アクチュエータ35は、アタッチメント30がスポットライト312である場合、LED(Light Emitting Diode)やハロゲンランプ等の光源を点灯させる電源部であってもよい。アクチュエータ35は、アタッチメント30の役割や用途に応じて、構成として省略されてもよい。
操作端末40は、例えば機器管理システム5のユーザにより使用される、デスクトップ型のPC(Personal Computer)やノートPC等の固定型据置端末や、タブレット端末やスマートフォン等の携帯型端末である。本実施の形態では、説明を分かり易くするために、操作端末40としてタブレット端末を例示して説明する。操作端末40は、制御部41、メモリ42、通信部43、カメラ45、およびタッチパネル44を含む。
制御部41は、例えばCPU、MPU、DSPもしくはFPGAを用いて構成されたプロセッサである。制御部41は、操作端末40の動作を司るコントローラとして機能し、操作端末40の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、操作端末40の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理およびデータの記憶処理を行う。制御部41は、メモリ42に記憶されたプログラムおよびデータに従って動作する。制御部41は、動作時にメモリ42を使用し、制御部41により生成されたデータをメモリ42に記録する。
メモリ42は、例えばRAMとROMとを用いて構成され、操作端末40の動作の実行に必要なプログラムやデータ、更には、動作中に生成された情報又はデータ等を一時的に保存する。RAMは、例えば制御部41の動作時に使用されるワークメモリである。ROMは、例えば制御部41を制御するためのプログラムおよびデータを予め記憶する。メモリ42は、また自機の識別情報等を記憶する。
通信部43は、例えばモバイル通信網(図示略)を介して接続された管理サーバ50との間で無線通信が可能に接続される。なお、通信部43は、例えば無線LAN機能を有し、無線LANを用いて管理サーバ50との間で無線通信が可能に接続されてもよい。
タッチパネル44は、ユーザインターフェース(UI:User Interface)として、店舗内のレイアウト情報や各種のアタッチメント30に対する動作等を制御するための操作画面GM1やレシピ情報を作成(つまり、設定)するためのUI画面を表示する。またタッチパネル44は、操作端末40のユーザによる各種のタッチやタップ等の入力操作を受け付ける。
カメラ45は、可動プラグ10やアタッチメント30を撮像する固体撮像素子を有する。固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)イメージセンサが用いられる。なお、カメラ45は、近赤外光を発光し、夜間でも撮像可能なカメラであってもよい。カメラ45は、撮像した画像データを制御部41に出力する。
管理サーバ50は、制御部51、メモリ52、および通信部53を含む。制御部51は、例えばCPU、MPU、DSPもしくはFPGAを用いて構成されたプロセッサである。制御部51は、管理サーバ50の動作を司るコントローラとして機能し、管理サーバ50の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、管理サーバ50の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理およびデータの記憶処理を行う。制御部51は、メモリ52に記憶されたプログラムおよびデータに従って動作する。制御部51は、動作時にメモリ52を使用し、制御部51により生成されたデータをメモリ52に記録する。制御部51は、例えば後述するレイアウト情報やレシピ情報を含む制御情報を受信したり、生成して管理したりする。
メモリ52は、例えばRAMとROMとを用いて構成され、管理サーバ50の動作の実行に必要なプログラムやデータ、更には、動作中に生成された情報又はデータ等を一時的に保存する。RAMは、例えば制御部51の動作時に使用されるワークメモリである。ROMは、例えば制御部51を制御するためのプログラムおよびデータを予め記憶する。メモリ52は、またアタッチメント30から送信された検知情報、アタッチメント30の動作を制御するための制御情報、可動プラグ10に送信するための制御情報、自機の識別情報、災害時や緊急時用の制御情報、レイアウト情報やレシピ情報等を記憶する。また、メモリ52は、可動プラグ10のID(identification:識別情報)とアタッチメント30のIDとの対応付けが更新可能に登録されたデータである管理テーブル52zを保持する。
通信部53は、モバイル通信網(図示略)並びに無線LANやインターネット網を用いたネットワーク網(図示略)にそれぞれ接続される。通信部53は、モバイル通信網(図示略)に接続された操作端末40との間で通信可能に接続される。また、通信部53は、PLC通信網又は無線LAN網を介して、可動プラグ10と通信可能に接続される。また、通信部53は、近距離無線通信(例えばBluetooth(登録商標))機能を有し、近距離無線通信で可動プラグ10やアタッチメント30との間で接続されてよい。
管理サーバ50は、通信部53を介して、可動プラグ10に接続されたアタッチメント30から、アタッチメント30により検知された検知情報を受信する。
機器管理システム5では、ユーザは、どのアタッチメント30がいずれの可動プラグ10に装着されているかを把握しておくことが大切である。言い換えると、ユーザは、可動プラグ10とアタッチメント30とを1つの操作端末40で操作する時に、どのアタッチメント30がどの可動プラグ10に接続されているか対応づけられていない場合には、各可動プラグ10とアタッチメント30を個別に操作する作業は煩雑となり、利便性の低下を招くことになってしまう。ここでは、ユーザは、操作端末40のタッチパネル44に表示された操作画面GM1を見ることで、可動プラグ10に装着されたアタッチメント30と可動プラグ10の操作を認識する場合を示す。
図10は、操作端末40のタッチパネル44に表示された操作画面GM1を示す図である。タッチパネル44に表示される操作画面GM1には、アタッチメント30として2つのアタッチメントとそれぞれが接続された可動プラグ10のペア情報が示される。なお、操作画面GM1には、2つのペア情報でなく、k(k:2以上の整数)個のペア情報が示されてもよい。
操作画面GM1の左側には、アタッチメント(ID=N1)に関する表示枠w1が示される。アタッチメント(ID=N1)は、ライトである。表示枠w1には、アタッチメントN1が装着された可動プラグ10のプラグID(ID=1)が示される。また、表示枠w1には、アタッチメント(ID=N1)が装着された可動プラグ10(ID=1)の現在位置、明るさ、照射方向、および操作ボタンbt1が示される。ここでは、現在位置pnは、ダクトレール上の赤丸として模式的に描かれる。なお、例えばユーザの操作に応じて現在位置の表示をしなくてもよい設定がなされた場合には、可動プラグ10において位置検出センサ18の構成は省略されても構わない。
同様に、操作画面GM1の右側には、アタッチメント(ID=N2)に関する表示枠w2が示される。アタッチメント(ID=N2)は、センサである。表示枠w2には、アタッチメント(ID=N2)が装着された、つまり対応する可動プラグ10のプラグID(ID=2)が示される。また、表示枠w2には、アタッチメント(ID=N2)が装着された可動プラグ10(ID=2)の現在位置、センシング情報、および操作ボタンbt2が示される。
このように、操作画面GM1には、機器ID=N1のアタッチメントに関する情報と機器ID=N2のアタッチメントに関する情報が区別して表示される。したがって、例えば、ユーザは、機器ID=N1のアタッチメントであるライトを現在の場所から別の場所に移動させたい場合、プラグID=1の可動プラグ10を選択して移動操作すればよいと判断できる。
次に、管理サーバ50が可動プラグ10に装着されたアタッチメント30を管理する動作を示す。ここでは、可動プラグ10およびアタッチメント30には、それぞれプラグIDおよび機器IDがあらかじめ割り当てられる。また、可動プラグ10の筐体10zおよびアタッチメント30の筐体30zには、それぞれプラグIDおよび機器IDを表す2次元コードが付される。
(第1動作例)
図11は、機器管理システム5の第1動作例を示すシーケンス図である。管理サーバ50の通信部53は、可動プラグ10の通信部13およびアタッチメント30の通信部33とそれぞれ通信を行い、可動プラグ10のプラグIDおよびアタッチメント30の機器IDを取得する(T1)。制御部51は、取得した可動プラグ10のプラグIDおよびアタッチメント30の機器IDを管理テーブル52zに登録し、可動プラグ10とアタッチメント30の対応付けを行う。管理テーブル52zの登録・更新は、任意のタイミングで行われてもよい。なお、複数台のプラグIDと機器IDとが取得されたが、この時点ではアタッチメント30がどの可動プラグ10に接続されているかは分からない。
図11は、機器管理システム5の第1動作例を示すシーケンス図である。管理サーバ50の通信部53は、可動プラグ10の通信部13およびアタッチメント30の通信部33とそれぞれ通信を行い、可動プラグ10のプラグIDおよびアタッチメント30の機器IDを取得する(T1)。制御部51は、取得した可動プラグ10のプラグIDおよびアタッチメント30の機器IDを管理テーブル52zに登録し、可動プラグ10とアタッチメント30の対応付けを行う。管理テーブル52zの登録・更新は、任意のタイミングで行われてもよい。なお、複数台のプラグIDと機器IDとが取得されたが、この時点ではアタッチメント30がどの可動プラグ10に接続されているかは分からない。
操作端末40のカメラ45は、ユーザ操作に従い、可動プラグ10と、この可動プラグに装着されたアタッチメント30を撮像する(T2)。撮像画像は、プラグIDおよび機器IDの2次元コードを含む。操作端末40の通信部43は、撮像された可動プラグ10のプラグIDとアタッチメント30の機器IDとを含む画像データを管理サーバ50に送信する(T3)。
管理サーバ50の通信部53は、操作端末40から送信された画像データを受信する。制御部51は、受信した画像データを解析し、画像データに含まれるプラグIDおよび機器IDを読み取り(T4)、これらを対応付けて、メモリ52に保持された管理テーブル52zを更新する(T5)。制御部51は、プラグIDおよび機器IDが対応付けられた可動プラグ10とアタッチメント30をペアとする、操作画面GM1を生成する(T6)。通信部53は、生成された操作画面GM1の画面データを操作端末40に送信する(T7)。また、通信部53は、操作端末40からユーザ操作による操作コマンドを受け付ける。ここで生成される操作画面GM1は、例えば図10のように可動プラグ10とアタッチメント30との対応関係が分かるものだが、対応付けが行われる前に生成される操作画面は可動プラグ10とアタッチメント30の対応付けが行われていない個別の操作画面が並んでいるようなものでよい。
管理サーバ50の通信部53は、操作端末40から受け付けた操作コマンドを可動プラグ10およびアタッチメント30に送信する(T8)。可動プラグ10の通信部13が操作コマンドを受信すると、制御部11は、操作コマンドに従い、例えば移動開始・停止等の動作を可動連結部15に指示する。同様に、アタッチメント30の通信部33が操作コマンドを受信すると、制御部31は、操作コマンドに従い、例えばライトである場合、照明量や照明方向を変更する等の動作を行う。
このように、機器管理システム5における接続機器管理方法は、2個以上の可動プラグ10と、2個以上のアタッチメント30と、管理サーバ50とを備える機器管理システム5(接続機器管理システムの一例)により実行される。管理サーバ50は、少なくとも1組の可動プラグ10とその可動プラグ10に接続されたアタッチメント30のそれぞれの識別情報(例えば機器ID)を取得してメモリ52に保持する。管理サーバ50は、それぞれの可動プラグ10およびアタッチメント30のペアの接続対応関係を示す操作画面GM1(表示画面の一例)を生成して操作端末40に送信して操作端末40のタッチパネル44に表示させる。
したがって、機器管理システム5は、管理サーバ50によってそれぞれのペアを構成する可動プラグ10およびアタッチメント30の接続対応関係を示す表示画面をユーザが所持する操作端末40にて簡易に確認させることができ、ユーザの利便性を向上できる。
また、機器管理システム5における接続機器管理方法の第1動作例では、管理サーバ50は、1つのアタッチメント30と1つの可動プラグ10とにより構成されるk個のペアを被写体として撮像する操作端末40(ユーザ端末の一例)から送られた撮像画像を取得する。管理サーバ50は、この撮像画像に基づいて、表示画面を生成する。これにより、機器管理システム5は、操作端末40のカメラ45で撮像される画像を基に、可動プラグ10とアタッチメント30の対応付けを行うことができる。したがって、ユーザ操作が簡便である。
(第2動作例)
第1動作例では、ユーザが撮像する操作を行ったが、第2動作例では、ユーザが操作することなく、可動プラグ10とアタッチメント30の対応付けを行う場合を示す。また、可動プラグ10の筐体10zおよびアタッチメント30の筐体30zには、プラグIDおよび機器IDを表す2次元コードが付されなくてもよい。
第1動作例では、ユーザが撮像する操作を行ったが、第2動作例では、ユーザが操作することなく、可動プラグ10とアタッチメント30の対応付けを行う場合を示す。また、可動プラグ10の筐体10zおよびアタッチメント30の筐体30zには、プラグIDおよび機器IDを表す2次元コードが付されなくてもよい。
図12は、機器管理システム5の第2動作例を示すシーケンス図である。管理サーバ50の通信部53は、可動プラグ10の通信部13およびアタッチメント30の通信部33とそれぞれ通信を行い、可動プラグ10のプラグIDおよびアタッチメント30の機器IDを取得する(T11)。制御部51は、取得した可動プラグ10のIDおよびアタッチメント30の機器IDを管理テーブル52zに登録し、可動プラグ10とアタッチメント30の対応付けを行う。管理テーブル52zの登録・更新は、任意のタイミングで行われてもよい。
アタッチメント30の制御部31は、センサ34によって可動プラグ10に装着されたことを検知する(T12)。この検知は、アタッチメント30が可動プラグ10に装着されている状態で任意のタイミングで行われてもよいし、ユーザがアタッチメント30を可動プラグ10に装着した段階で行われてもよい。アタッチメント30の通信部33は、機器IDを可動プラグ10に送信する(T13)。
可動プラグ10の通信部13は、アタッチメント30から送信された機器IDを通信端子123x経由で受信する(T14)。可動プラグ10の通信部13は、受信した機器IDと自機のプラグIDとを含むデータを管理サーバ50に送信する(T15)。管理サーバ50の通信部53は、受信したプラグIDと機器IDとを含むデータを受信する。制御部51は、プラグIDと機器IDを対応付け、メモリ52に保持された管理テーブル52zを更新する(T16)。
制御部51は、プラグIDおよび機器IDが対応付けられた可動プラグ10とアタッチメント30をペアとする、操作画面GM1を生成する(T17)。通信部53は、生成された操作画面GM1の画面データを操作端末40に送信する(T18)。また、通信部53は、操作端末40からユーザ操作による操作コマンドを受け付ける。
管理サーバ50の通信部53は、操作端末40から受け付けた操作コマンドを可動プラグ10およびアタッチメント30に送信する(T19)。可動プラグ10の通信部13が操作コマンドを受信すると、制御部11は、操作コマンドに従い、例えば移動開始・停止等の動作を可動連結部15に指示する。同様に、アタッチメント30の通信部33が操作コマンドを受信すると、制御部31は、操作コマンドに従い、例えばライトである場合、照明量や照明方向を変更する等の動作を行う。
このように、機器管理システム5における接続機器管理方法は、複数であるk(k:2以上の整数)個の可動プラグ10と、k個のアタッチメント30と、管理サーバ50とを備える機器管理システム5(接続機器管理システムの一例)により実行される。管理サーバ50は、k個の可動プラグ10のプラグID(識別情報の一例)およびk個のアタッチメント30の機器IDを取得してメモリ52に保持する。管理サーバ50は、1つのアタッチメント30と1つの可動プラグ10とにより構成されるk個のペアを被写体として撮像する操作端末40(ユーザ端末の一例)から送られた撮像画像を取得する。管理サーバ50は、この撮像画像に基づいて、それぞれの可動プラグ10およびアタッチメント30のペアの接続対応関係を示す操作画面GM1(表示画面)を生成して操作端末40に送信して操作端末40のタッチパネル44に表示させる。それぞれのアタッチメント30は、1対1のペアを構成するいずれかの可動プラグ10との接続を検知すると、ペアを構成する可動プラグ10に自己の機器ID(第1識別情報の一例)を送る。それぞれの可動プラグ10は、ペアを構成するアタッチメント30から送られた機器IDと、自己のプラグID(第2識別情報の一例)とを対応付けて管理サーバ50に送る。管理サーバ50は、それぞれの可動プラグ10から送られた情報に基づいて、それぞれの可動プラグ10およびアタッチメント30のペアの接続対応関係を示す操作画面GM1(表示画面の一例)を生成して操作端末40(ユーザ端末)に送信して表示させる。
したがって、機器管理システム5の第2動作例では、機器管理システム5は、ユーザが操作することなく、可動プラグ10とアタッチメント30の対応付けを行うことができる。したがって、ユーザは、可動プラグ10とこれに装着されているアタッチメント30を管理する手間を省くことができる。また、操作端末40のカメラ45を省くことができる。
なお、可動プラグ10のプラグIDとアタッチメント30の機器IDとの対応付けは、ユーザが操作端末40のタッチパネル44を介して直接にプラグIDおよび機器IDを入力することで行われ、管理サーバ50に送信されてもよい。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
例えば、管理サーバ50と操作端末40とは、別々の装置であったが、一体化された装置であってもよい。
また、上述した実施の形態では、可動プラグ10は、天井面に敷設されたダクトレールに吊り下げた状態で走行可能である場合を示したが、床面に敷かれたレールに載置された状態で走行可能な構成であってもよい。
本開示は、アタッチメントを取り付け可能な可動プラグにおいて、給電線が配されたレールに沿ってスムーズに移動し、移動中の有無に拘わらずにレールとの接触時の摩擦を低減して的確に給電が可能であり、有用である。
5 機器管理システム
8 ダクトレール
10 可動プラグ
10z 筐体
10z1 水平部材
10z2 垂直部材
15 可動連結部
15z 筐体
16 機器連結部
30 アタッチメント
152a、152b 突出プレート
159A、159B 押しボタン
170A、170B 支持部
175 給電部
175z1 給電車輪
8 ダクトレール
10 可動プラグ
10z 筐体
10z1 水平部材
10z2 垂直部材
15 可動連結部
15z 筐体
16 機器連結部
30 アタッチメント
152a、152b 突出プレート
159A、159B 押しボタン
170A、170B 支持部
175 給電部
175z1 給電車輪
Claims (12)
- 制御基板を少なくとも収容するメイン筐体と、
前記メイン筐体に接続して固定され、前記制御基板からの指示に基づいて、給電線が配されたレールの伸長方向に沿って摺動して移動する摺動部と、
一端側で前記メイン筐体に接続して固定され、他端側でアタッチメントが取り付けられる接続部と、を備え、
前記摺動部は、前記給電線から電力の供給を受けて前記メイン筐体に給電する給電部を有し、
前記給電部は、前記給電線に接触可能に前記給電線の方向へ弾性力が付勢されている、
可動プラグ。 - 前記摺動部は、前記メイン筐体より上部に配置され、天井面に敷設された前記レールの幅未満の幅を有する略直方体状のサブ筐体により構成される、
請求項1に記載の可動プラグ。 - 前記給電部は、前記レール内に配される一対の前記給電線のそれぞれに対応して、離間して配された一対の円板状導体により構成される、
請求項1または2に記載の可動プラグ。 - 前記摺動部は、外側に付勢されて前記レールに係合することで前記メイン筐体および前記接続部を支持する支持部を有し、
前記メイン筐体は、ユーザ操作に応じて、前記給電部および前記支持部の前記サブ筐体の幅以上の突出を規制して前記サブ筐体の幅以内に同期して収容するための操作部を有する、
請求項2に記載の可動プラグ。 - 前記サブ筐体は、前記レールの伸長方向において前記メイン筐体より長く、
前記支持部は、前記メイン筐体の外側に配置される、
請求項4に記載の可動プラグ。 - 前記摺動部は、前記レール上を走行する駆動輪と、前記駆動輪を駆動するためのアクチュエータとを一体的に収容する駆動ユニットを含む、
請求項1に記載の可動プラグ。 - 前記支持部は、前記サブ筐体の端部側に配置され、前記サブ筐体が移動する方向および前記サブ筐体の幅方向に対して垂直な軸を中心に旋回自在な略長方形状のプレートを有し、
前記プレートは、前記プレートの長手方向が前記サブ筐体の長手方向と垂直な向きから、前記操作部の操作によって前記サブ筐体の長手方向と平行な向きになるように旋回して前記サブ筐体の幅に収容される、
請求項4に記載の可動プラグ。 - 前記給電部は、前記サブ筐体に配置され、前記サブ筐体が移動する方向および前記サブ筐体の幅方向に対して垂直な軸を中心に旋回自在なアーム部と、前記アーム部の端部に取り付けられた回転自在な円板状導体とを有し、
前記円板状導体は、前記アーム部が前記サブ筐体の外側に向かって付勢され、前記操作部の操作によって前記サブ筐体の内側に向かうように旋回して前記サブ筐体の幅以内に収容される、
請求項4に記載の可動プラグ。 - 前記アタッチメントが取り付けられる前記接続部の他端側は、前記摺動部が係合する前記レールの被係合側に受け付けられる、
請求項1に記載の可動プラグ。 - 請求項1に記載の2個以上の可動プラグと、2個以上のアタッチメントと、サーバとを備える接続機器管理システムにより実行される接続機器管理方法であって、
前記サーバは、
少なくとも1組の可動プラグと該可動プラグに接続されたアタッチメントのそれぞれの識別情報を取得してメモリに保持し、
それぞれの可動プラグおよびアタッチメントのペアの接続対応関係を示す表示画面を生成してユーザ端末に送信して表示させる、
接続機器管理方法。 - 前記サーバは、
1つの前記アタッチメントと1つの前記可動プラグとにより構成される2個以上のペアを被写体として撮像するユーザ端末から送られた撮像画像を取得すると、前記撮像画像に基づいて、前記表示画面を生成する、
請求項10に記載の接続機器管理方法。 - それぞれの前記アタッチメントは、
1対1のペアを構成するいずれかの前記可動プラグとの接続を検知すると、前記ペアを構成する前記可動プラグに自己の識別情報を示す第1識別情報を送り、
それぞれの前記可動プラグは、
前記ペアを構成する前記アタッチメントから送られた前記第1識別情報と、自己の識別情報を示す第2識別情報とを対応付けて前記サーバに送り、
前記サーバは、
それぞれの前記可動プラグから送られた情報に基づいて、前記表示画面を生成する、
請求項10に記載の接続機器管理方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018246138A JP2020107524A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 可動プラグおよび接続機器管理方法 |
PCT/JP2019/050651 WO2020138097A1 (ja) | 2018-12-27 | 2019-12-24 | 可動プラグおよび接続機器管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018246138A JP2020107524A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 可動プラグおよび接続機器管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020107524A true JP2020107524A (ja) | 2020-07-09 |
Family
ID=71129478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018246138A Pending JP2020107524A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 可動プラグおよび接続機器管理方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020107524A (ja) |
WO (1) | WO2020138097A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022244170A1 (ja) * | 2021-05-20 | 2022-11-24 | 日本電信電話株式会社 | 位置通知システム、移動体、および位置通知方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3563963B2 (ja) * | 1998-06-15 | 2004-09-08 | 松下電工株式会社 | 配線ダクト用プラグ |
JP2008243580A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Yamaha Corp | 給電レール装置 |
JP5541836B2 (ja) * | 2007-07-31 | 2014-07-09 | ヤマハ株式会社 | 給電レールおよび位置管理システム |
JP2013005477A (ja) * | 2011-06-13 | 2013-01-07 | Panasonic Corp | 電動式ランナ |
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2018
- 2018-12-27 JP JP2018246138A patent/JP2020107524A/ja active Pending
-
2019
- 2019-12-24 WO PCT/JP2019/050651 patent/WO2020138097A1/ja active Application Filing
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022244170A1 (ja) * | 2021-05-20 | 2022-11-24 | 日本電信電話株式会社 | 位置通知システム、移動体、および位置通知方法 |
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WO2020138097A1 (ja) | 2020-07-02 |
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