JP2020107180A - データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法 - Google Patents

データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法 Download PDF

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Abstract

【課題】保有するデータの信頼性を向上させることができるデータ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係るデータ収集装置は、収集部と、同期部とを備える。収集部は、各車両に搭載された車載装置から車両に関する実データがメタ情報化されたメタデータを収集する。同期部は、所定のタイミング毎に、収集部によって収集されたメタデータと、車載装置が保有するメタデータとを同期する。【選択図】図2

Description

本発明は、データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法に関する。
従来、各車両に搭載された車載装置から道路情報を収集するデータ収集装置が知られている。かかるデータ収集装置では、各車両の位置情報に基づき、道路情報の収集対象となる車両を選別することで、所望する位置の道路情報を収集する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2018−055581号公報
しかしながら、従来は、例えば、通信不可エリアを走行している場合や、通信エラー等が生じた場合には、データ送信が正常に行われず、結果として、データ収集装置と車載装置とで保有するデータが異なるおそれがあった。この場合、データ収集装置のデータを利用するデータ利用者は、正確な解析を行えないおそれがある。つまり、データ収集装置が保有するデータの信頼性が低下するおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、保有するデータの信頼性を向上させることができるデータ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るデータ収集装置は、収集部と、同期部とを備える。前記収集部は、各車両に搭載された車載装置から車両に関する実データがメタ情報化されたメタデータを収集する。前記同期部は、所定のタイミング毎に、前記収集部によって収集されたメタデータと、前記車載装置が保有するメタデータとを同期する。
本発明によれば、保有するデータの信頼性を向上させることができる。
図1Aは、実施形態に係るデータ収集システムの概要を示す図である。 図1Bは、実施形態に係るデータ収集システムの概要を示す図である。 図1Cは、実施形態に係るデータ収集システムの概要を示す図である。 図1Dは、実施形態に係るデータ収集方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係るデータ収集システムの構成例を示すブロック図である。 図3は、収集データの一例を示す図である。 図4Aは、同期処理時に、データ収集装置と車載装置との間で行われる情報の送受信を示す図である。 図4Bは、同期処理時に、データ収集装置と車載装置との間で行われる情報の送受信の他の例を示す図である。 図5は、実施形態に係るデータ収集装置が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するデータ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、実施形態に係るデータ収集システムの概要について、図1A〜図1Dを用いて説明する。図1A〜図1Cは、実施形態に係るデータ収集システムの概要を示す図である。図1Dは、実施形態に係るデータ収集方法の概要を示す図である。
図1Aに示すように、実施形態に係るデータ収集システム1は、データ収集装置10と、車両V−1,V−2,V−3…にそれぞれ搭載された車載装置100−1,100−2,100−3…と、利用者端末200とを含む。なお、以下では、車両全般を指す場合には「車両V」と、また、車載装置全般を指す場合には「車載装置100」と、それぞれ記載する。
データ収集装置10は、たとえばインターネットや携帯電話回線網等のネットワークNを介したクラウドサービスを提供するクラウドサーバとして構成され、データ利用者から車両Vに関するデータ(以下、車両データと記載する)の収集要求を受け付けるとともに、受け付けた収集要求に基づき、各車載装置100から車両データを収集し、データ利用者へ提供する。
車載装置100は、たとえばカメラや、加速度センサ、GPS(Global Positioning System)センサといった各種センサ、記憶デバイス、マイクロコンピュータなどを有するドライブレコーダであって、データ収集装置10が受け付けた収集要求を取得し、かかる収集要求に応じた車両データを車両Vから取得する。
また、車載装置100は、取得した車両データをデータ収集装置10へ適宜アップロードする。このようにドライブレコーダを車載装置100として兼用することによって、車両Vへ搭載する車載部品を効率化することができる。なお、兼用することなく、車載装置100とドライブレコーダとを別体で構成してもよい。
利用者端末200は、データ利用者が利用する端末であり、たとえばノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップ型PC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)などである。
実施形態に係るデータ収集システム1では、利用者端末200を介して指定された収集条件を元に、データ収集装置10が車載装置100から車両データを収集し、利用者端末200へ提供する。以下、図1A〜図1Cを用いて、データ収集システム1においてデータ利用者へ車両データが提供されるまでの一連の流れについて説明する。
図1Aに示すように、まずデータ利用者は、データ収集装置10と接続された利用者端末200により収集条件を指定する。
また、この際に、データ収集装置10は、収集することとなる実データR(車両データの一例)に付加され、かかる実データRの検索や概要把握に用いられるインデックスデータとしての特性を有するタグデータTの生成用データを生成する。すなわち、タグデータTとは、実データRがメタ情報化されたメタデータである。なお、かかるタグデータTの生成用データは、利用者端末200あるいはデータ収集装置10に記憶されたプログラムや生成用データを用いつつ、データ利用者の操作に基づいて生成される。
そして、指定された収集条件や、生成されたタグデータTの生成用データは、データ収集装置10に記憶されるとともに、データ収集の対象となる車両Vへ配信されて、車載装置100にも記憶される。
次に、各車載装置100は、各種センサの出力データを監視し、記憶している収集条件を満たすイベントが発生した場合に、出力データや映像データ等の実データRを記憶デバイスに記憶する。また、各車載装置100は、記憶しているタグデータTの生成用データと実データRとに基づき、当該実データRに対応するタグデータTを生成して記憶する。そして、各車載装置100は、タグデータTをデータ収集装置10にアップロードし、データ収集装置10はそのタグデータTを記憶する。なお、このとき、実データRは、データ収集装置10へはアップロードされない。つまり、図1Aに示すように、データ収集装置10は、タグデータTのみを保有した状態となる。
また、データ収集装置10は、所定のタイミング毎に、収集したタグデータTのリストと、車載装置100が保有するタグデータTのリストとを同期するが、かかる点の詳細は、図1Dで後述する。
そして、データ利用者が、利用者端末200により、データ収集状況の確認や実データRの収集のためにデータ収集装置10と接続すると、データ収集装置10により収集されたタグデータTに基づくメタ情報が利用者端末200に表示される。
そして、図1Bに示すように、データ利用者が、利用者端末200により、収集する実データRに対応するタグデータTを指定すると、データ収集装置10を介して該当の車載装置100へ実データRを指定する指示データが送信される。
その後、図1Cに示すように、指定された実データRが、各車載装置100からデータ収集装置10へアップロードされ、データ収集装置10に記憶される。そして、データ利用者が、利用者端末200により、データ収集装置10に記憶された実データRにアクセスして、かかる実データRの閲覧やダウンロードなどを行う。
なお、車載装置100のデータ容量の観点からは、データ収集装置10にアップロードされた実データRおよびこれに対応するタグデータTは、データ収集装置10へのアップロード後に車載装置100から削除されることが好ましい。
また、タグデータTは、実データRの一部を単純に抜粋したようなデータではなく、データ利用者が参照したときに実データRの概要を把握し、実データRの要否を判断できる程度にメタ情報化されていることが好ましい。
ここで、例えば、通信不可エリアを走行している場合や、通信エラー等が生じた場合には、データ送信が正常に行われず、結果として、データ収集装置と車載装置とで保有するデータが異なるおそれがあった。この場合、データ収集装置のデータを利用するデータ利用者は、正確な解析を行えないおそれがある。つまり、データ収集装置が保有するデータの信頼性が低下するおそれがあった。
そこで、実施形態に係るデータ収集方法では、所定のタイミング毎に、データ収集装置10が保有するタグデータTのリストと、車載装置100が保有するタグデータTのリストとを同期することとした。以下、図1Dを用いて、実施形態に係るデータ収集方法について、具体的に説明する。
図1Dでは、車載装置100からタグデータT1〜T4を送信中に、なんらかの原因で通信途絶が発生し、データ収集装置10側でタグデータT1〜T3のみが収集されていることとする。かかる場合には、車載装置100側では、タグデータT1〜T4については送信完了したものとして扱われることとなる。
そこで、実施形態に係るデータ収集装置10は、所定のタイミング毎に、収集したタグデータT1〜T3と、車載装置100が保有するタグデータT1〜T4のリストとを同期する同期処理を行う。これにより、欠落していたタグデータT4を収集することができる。
なお、所定のタイミングとは、例えば、所定の走行距離毎や、所定の走行時間毎、イグニッションがオンされたタイミング等であるが、これらに限定されず、タグデータTを収集した後の任意のタイミングであってもよい。
このように、実施形態に係るデータ収集方法によれば、所定のタイミングでタグデータTの同期処理を行うことで、タグデータTの欠落を防ぐことができるため、データ利用者が高精度に解析を行うことができる。すなわち、実施形態に係るデータ収集方法によれば、データ収集装置10が保有するデータの信頼性を向上させることができる。
なお、実施形態に係るデータ収集方法では、複数のタグデータTを含むリストを同期する場合を示したが、各タグデータTを同期してもよい。
以下、実施形態に係るデータ収集システム1の構成例について、より具体的に説明する。
図2は、実施形態に係るデータ収集システム1の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
また、図2を用いた説明では、既に説明済みの構成要素については、説明を簡略するか、省略する場合がある。
図2に示すように、実施形態に係るデータ収集システム1は、データ収集装置10と、車載装置100と、利用者端末200とを含む。
まず、データ収集装置10から説明する。データ収集装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
通信部11は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、車載装置100や、利用者端末200との間で情報の送受信を行う。
記憶部12は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、収集条件情報DB12aと、収集データDB12bとを記憶する。
収集条件情報DB12aは、利用者端末200から指定され、後述する受付部13aによって受け付けられた収集条件が蓄積される。すなわち、収集条件情報DB12aは、収集条件に関する過去の実績を含む。
収集条件には、車両データの収集に関する各種パラメータが含まれる。例えば、各種パラメータは、対象となる車両Vの識別子や、収集対象となるデータの種別、収集のトリガとなる条件、収集する期間などである。収集のトリガとなる条件の一例として、車速が所定速を超えた場合などがある。
収集データDB12bは、後述する収集部13cによって各車載装置100から収集された収集データが蓄積される。すなわち、収集データDB12bは、収集データの過去の実績を含む。なお、収集データは、前述のタグデータTおよび実データR(圧縮データ)を含む。
ここで、図3を用いて、収集データDB12bに格納される収集データについて説明する。図3は、収集データの一例を示す図である。図3に示すように、収集データには、「タグID」、「タグデータ」、「実データ」および「DLフラグ」等の項目が含まれる。
「タグID」は、タグデータTを識別する識別情報である。「タグデータ」は、タグデータTの内容を示し、図3では、タグデータTに含まれる内容を、便宜上、「#T1」と記載している。「実データ」は、タグデータTに対応する実データR(車両データ)であり、図3では、実データRに含まれる内容を、便宜上、「#R1」と記載している。「DLフラグ」は、実データRがデータ利用者によってダウンロードされたか否かを示す情報である。
図3に示す例において、タグID「T1」で識別されるデータは、車載装置100から実データRである「#R1」が収集されており、かかる実データRがデータ利用者によって未だダウンロードされていない状態であることを示す。
また、タグID「T2」で識別されるデータは、車載装置100から実データRである「#R1」が収集されており、かかる実データRがデータ利用者によって既にダウンロードされた状態であることを示す。
また、タグID「T2」で識別されるデータは、「実データ」が「空き」となっており、車載装置100から実データRが収集されていない状態であることを示す。
制御部13は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、データ収集装置10内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
制御部13は、受付部13aと、配信部13bと、収集部13cと、同期部13dと、指示部13eとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
受付部13aは、データ利用者により、利用者端末200から指定された収集条件を通信部11を介して受け付け、配信部13bへ通知する。また、受付部13aは、データ利用者により指定された収集条件を収集条件情報DB12aへ格納する。
配信部13bは、収集条件情報DB12aへ格納され、データ利用者によって指定された収集条件を、対象車両となる車両Vへ、たとえばファイル形式で通信部11を介して配信する。
収集部13cは、配信部13bによって配信された収集条件に基づいて取得された車両データであって、車載装置100からアップロードされるタグデータTや実データRを、通信部11を介して収集し、収集データとして収集データDB12bへ蓄積する。
同期部13dは、所定のタイミング毎に、収集部13cによって収集されたタグデータTのリストと、車載装置100が保有するタグデータTのリストとを同期する。
例えば、同期部13dは、車両Vのイグニッションがオンされたタイミングで、同期を行う。また、例えば、同期部13dは、所定の走行距離毎、または、所定の走行時間毎のタイミングで、同期を行う。
上記以外に、同期を行う所定のタイミングとして、例えば、データ収集装置10や車載装置100が通信途絶を検出可能であれば、通信途絶の解消したタイミングであってもよい。あるいは、利用者端末200を介してデータ利用者からアクセスがあったタイミングや等であってもよい。具体的には、同期部13dは、データ利用者がタグデータTの確認時や、実データRの収集操作時等に、同期処理を行う。かかる場合、同期部13dは、データ利用者に対して同期実行の指示を受け付けた後に行うことが好ましい。つまり、同期部13dは、車載装置100から収集したデータ(タグデータTおよび実データR)に対するデータ利用者のアクセスを受け付けた場合に、同期を行う。つまり、同期部13dによる同期のタイミングは、収集部13cによる収集タイミングとは異なるタイミングであれば任意のタイミングを採用可能である。また、
このように、同期部13dは、収集部13cの収集タイミングとは異なるタイミングで同期することで、例えば、通信途絶等でタグデータTの収集漏れがあった場合でも、確実にタグデータTを収集することができる。
特に、車両Cのイグニッションがオンされたタイミングで同期を行うことで、車載装置100のデータ採取前にタグデータTを一致させることができる。また、所定の走行距離毎や所定の走行時間毎に同期を行うことで、走行中に通信途絶等が発生した場合であっても、車載装置100が保有するタグデータTと、データ収集装置10が保有するタグデータTとを確実に同期することができる。
ここで、図4Aを用いて、同期処理時に、データ収集装置10と車載装置100との間で行われる情報の送受信について説明する。図4Aは、同期処理時に、データ収集装置10と車載装置100との間で行われる情報の送受信を示す図である。
図4Aに示すように、同期部13dは、同期のタイミングである所定のタイミングが到来した場合、対象となる車載装置100に対して同期要求を通知する。なお、同期要求の通知は、対象となるすべての車載装置100に対して同時に行ってもよく、それぞれ別個に通知してもよい。
そして、車載装置100は、データ収集装置10から同期要求を受け付けると、保有しているタグデータT1〜T4を送信する。なお、車載装置100は、保有するすべてのタグデータTを送信してもよく、あるいは、前回の同期処理時に送信したタグデータTから新たに追加されたタグデータTのみを送信してもよい。
そして、データ収集装置10は、車載装置100からタグデータT1〜T4を取得して、自身が保有するタグデータT1〜T3との一致判定を行い、不足分が有る場合には、不足しているタグデータT4を追加して更新することで、同期処理を終了する。
つまり、図4Aに示す例では、同期部13dは、所定のタイミング毎に、車載装置100が保有するタグデータTのリストを取得することで、収集部13cによって収集されたタグデータTのリストとの同期を行う。
これにより、車載装置100が保有するタグデータTと同じタグデータTをデータ収集装置10側で確実に保有することができる。
なお、同期部13dは、、不足しているタグデータT4を追加して更新する場合に限らず、取得したタグデータT1〜T4すべてを用いて書き換えてもよい。
また、図4Aでは、車載装置100が保有するすべてのタグデータT1〜T4を送信したが、例えば、データ収集装置10側で不足しているタグデータT4のみを送信してもよい。かかる点について、図4Bを用いて説明する。
図4Bは、同期処理時に、データ収集装置10と車載装置100との間で行われる情報の送受信の他の例を示す図である。図4Bに示す例では、同期部13dは、所定のタイミング毎に、収集部13cによって収集されたタグデータTのリストを車載装置100へ送信し、車載装置100が保有するタグデータTのリストとの差分情報を取得する。
具体的には、図4Bに示すように、同期部13dは、同期のタイミングである所定のタイミングが到来した場合、同期要求とともに、データ収集装置10が保有するタグデータT1〜T3を車載装置100へ送信する。
そして、車載装置100は、同期要求とともに、タグデータT1〜T3を取得すると、自身が保有するタグデータT1〜T4との比較を行い、差分であるタグデータT4を差分情報としてデータ収集装置10へ送信する。
そして、データ収集装置10は、車載装置100から差分情報であるタグデータT4を取得すると、タグデータT4を追加して同期処理を終了する。
このように、同期部13dは、タグデータTを車載装置100に送信して、車載装置100側で同期処理を実行してもらうことで、データ収集装置10の処理負荷を軽減できる。さらに、車載装置100から差分情報のみ送信されるため、データ通信量を抑えることもできる。
なお、車載装置100は、タグデータTの差分情報が無い場合、つまり、比較の結果タグデータTが一致していた場合、データ収集装置10に対して差分情報が無い旨を通知する。すなわち、図4Bに示すように、データ収集装置10は、車載装置100に同期処理を行わせる。
図2に戻って、指示部13eについて説明する。指示部13eは、同期部13dによって同期が完了した場合に、収集部13dによって収集されたタグデータTのリストのうち、所定の不要条件を満たすタグデータTが存在する場合、タグデータTに対応する実データRの削除を指示する。
具体的には、指示部13eは、収集データDB12bに格納された収集データの中に、「DLフラグ」が「済」となっているタグデータTがある場合、かかるタグデータTを保有する車載装置100に対して、タグデータTおよびタグデータTに対応する実データRを削除する指示を出す。また、このとき、指示部13eは、削除の対象となった収集データを収集データDB12bから削除する。
あるいは、指示部13eは、収集データDB12bに格納された収集データの中に、収集条件等が重複したタグデータTや、タグデータTの収集量が多い場合等にも、車載装置100に対して対象となるタグデータTに対応する実データRの削除を指示してもよい。
そして、車載装置100は、削除の指示を受け付けた場合、対象となったタグデータTに対応する実データRを削除する、あるいは、実データRの保護設定を解除する処理を行う。
これにより、データ収集装置10および車載装置100に格納される不要なデータを削減できるため、データ収集装置10および車載装置100の記憶媒体の効率化を図ることができる。
次に、車載装置100について説明する。車載装置100は、通信部101と、記憶部102と、制御部103とを備える。また、車載装置100は、上述したように、カメラや、加速度センサ、GPSセンサなどの各種センサ150が接続される。
通信部101は、通信部11と同様に、たとえばNIC等によって実現される。通信部101は、ネットワークNと無線で接続され、ネットワークNを介して、データ収集装置10との間で情報の送受信を行う。また、通信部101は、各種センサ150の出力データを受信する。
記憶部102は、記憶部12と同様に、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、収集条件情報102aと、車両データ情報102bとを記憶する。
収集条件情報102aは、データ収集装置10から配信された収集条件を含む情報である。車両データ情報102bは、後述する採取部103cによって採取された車両データを含む情報である。車両データは、前述のタグデータTおよび実データRを含む。
制御部103は、制御部13と同様に、コントローラであり、たとえば、CPUやMPU等によって、車載装置100内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部103は、たとえば、ASICやFPGA等の集積回路により実現することができる。
制御部103は、取得部103aと、検出部103bと、採取部103cと、アップロード部103dとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部103aは、データ収集装置10から配信された収集条件を取得し、収集条件情報102aへ格納する。検出部103bは、各種センサ150からの出力データを監視し、収集条件においてトリガとなるイベントの発生を検出する。
たとえば検出部103bは、収集条件において車両データを採取するトリガとなるイベントの発生を検出した場合に、採取部103cに車両データを採取させる。また、たとえば検出部103bは、収集条件において車両データをデータ収集装置10へアップロードさせるトリガとなるイベントの発生を検出した場合に、アップロード部103dに車両データをアップロードさせる。
採取部103cは、検出部103bによって車両データを採取するトリガの発生が検出された場合に、各種センサ150の出力データに基づく車両データを採取して車両データ情報102bへ格納する。また、採取部103cは、検出部103bによって車両データの採取を停止するトリガの発生が検出された場合に、車両データの採取を停止する。
アップロード部103dは、検出部103bによって車両データをアップロードするトリガの発生が検出された場合に、車両データ情報102bに格納された車両データをデータ収集装置10へアップロードする。
また、アップロード部103dは、データ収集装置10から同期要求を受け付けた場合、記憶部102に記憶された車両データ情報102bのうち、タグデータTのリストをデータ収集装置10へアップロードする。
また、アップロード部103dは、同期要求に基づいてタグデータTのリストを送信した後に、データ収集装置10から受信応答が無い場合、データ収集装置10がタグデータTを受け取らず保有していないと判断し、車両データ情報102bにおけるタグデータTおよび実データRを削除(または、保護解除)する。
次に、図5を用いて、実施形態に係るデータ収集装置10が実行する処理の処理手順について説明する。図5は、実施形態に係るデータ収集装置10が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、収集部13cは、各車両Vに搭載された車載装置100から車両Vに関する実データRがメタ情報化されたタグデータTを収集する(ステップS101)。
つづいて、同期部13dは、同期のタイミングである所定のタイミングが到来したか否かを判定し(ステップS102)、所定のタイミングが到来していない場合(ステップS102:No)、ステップS102を繰り返し実行する。
また、同期部13dは、所定のタイミングが到来した場合(ステップS102:Yes)、対象となる車載装置100に対して同期要求を通知する(ステップS103)。
つづいて、同期部13dは、同期要求を送信した車載装置100からタグデータTのリストを取得する(ステップS104)。つづいて、同期部13dは、取得したタグデータTのリストを用いて、記憶部102に記憶されたタグデータTのリストを更新し(ステップS105)、処理を終了する。
上述してきたように、実施形態に係るデータ収集装置10は、収集部13cと、同期部13dとを備える。収集部13cは、各車両Vに搭載された車載装置100から車両Vに関する実データRがメタ情報化されたタグデータTを収集する。同期部13dは、所定のタイミング毎に、収集部13cによって収集されたタグデータTと、車載装置100が保有するタグデータTとを同期する。これにより、データ収集装置10が保有するデータの信頼性を向上させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 データ収集システム
10 データ収集装置
11、101 通信部
12、102 記憶部
13、103 制御部
13a 受付部
13b 配信部
13c 収集部
13d 同期部
13e 指示部
100 車載装置
103a 取得部
103b 検出部
103c 採取部
103d アップロード部
200 利用者端末

Claims (9)

  1. 各車両に搭載された車載装置から車両に関する実データがメタ情報化されたメタデータを収集する収集部と、
    所定のタイミング毎に、前記収集部によって収集されたメタデータと、前記車載装置が保有するメタデータとを同期する同期部と
    を備えることを特徴とするデータ収集装置。
  2. 前記同期部は、
    車両のイグニッションがオンされたタイミングで、同期を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載のデータ収集装置。
  3. 前記同期部は、
    車載装置から収集したデータに対するデータ利用者のアクセスを受け付けた場合に、同期を行うこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のデータ収集装置。
  4. 前記同期部は、
    所定の走行距離毎、または、所定の走行時間毎のタイミングで、同期を行うこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のデータ収集装置。
  5. 前記同期部は、
    所定のタイミング毎に、前記車載装置が保有するメタデータを取得することで、前記収集部によって収集されたメタデータとの同期を行うこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のデータ収集装置。
  6. 前記同期部は、
    所定のタイミング毎に、前記収集部によって収集されたメタデータを前記車載装置へ送信し、前記車載装置が保有するメタデータとの差分情報を取得することで、同期を行うこと
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のデータ収集装置。
  7. 前記同期部によって同期が完了した場合に、前記収集部によって収集されたメタデータのうち、所定の不要条件を満たすメタデータが存在する場合、当該メタデータに対応する実データの削除を指示する指示部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のデータ収集装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載のデータ収集装置と、
    前記データ収集装置に対して車両に関するデータを送信する車載装置と、
    前記データ収集装置によって収集されたデータを取得する端末装置と
    を備えることを特徴とするデータ収集システム。
  9. 各車両に搭載された車載装置から車両に関する実データがメタ情報化されたメタデータを収集する収集工程と、
    所定のタイミング毎に、前記収集工程によって収集されたメタデータと、前記車載装置が保有するメタデータとを同期する同期工程と
    を含むことを特徴とするデータ収集方法。
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