JP2020071828A - データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法 - Google Patents

データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020071828A
JP2020071828A JP2018207593A JP2018207593A JP2020071828A JP 2020071828 A JP2020071828 A JP 2020071828A JP 2018207593 A JP2018207593 A JP 2018207593A JP 2018207593 A JP2018207593 A JP 2018207593A JP 2020071828 A JP2020071828 A JP 2020071828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
data
collection
data collection
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018207593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7236842B2 (ja
Inventor
達哉 濱岡
Tatsuya Hamaoka
達哉 濱岡
善隆 平嶋
Yoshitaka Hirashima
善隆 平嶋
智史 曽田
Tomohito Soda
智史 曽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2018207593A priority Critical patent/JP7236842B2/ja
Priority to CN201910811499.7A priority patent/CN110874929A/zh
Priority to EP19194417.2A priority patent/EP3618012A1/en
Priority to US16/555,329 priority patent/US20200077292A1/en
Publication of JP2020071828A publication Critical patent/JP2020071828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7236842B2 publication Critical patent/JP7236842B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

【課題】車両の状態変化に応じた効率的な情報収集を行うこと。【解決手段】実施形態に係るデータ収集装置は、収集部と、設定部とを備える。収集部は、各車両に搭載された車載装置から車両に関する所定データを収集する。設定部は、収集部によって収集される所定データの変化に応じて、車載装置から収集部によって収集すべき車両に関するデータの収集条件を設定する。【選択図】図2

Description

開示の実施形態は、データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法に関する。
従来、各車両に搭載された車載装置から道路情報を収集するデータ収集装置が知られている。かかるデータ収集装置では、各車両の位置情報に基づき、道路情報の収集対象となる車両を選別することで、所望する位置の道路情報を収集する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2018−055581号公報
しかしながら、上述した従来技術は、車両の状態変化に応じた効率的な情報収集を行ううえで、さらなる改善の余地がある。
具体的には、上述した従来技術では、ユーザが端末を介してセンター装置に接続し、センター装置上のユーザインタフェースからアップロードの条件といった収集条件を任意に指定する。ところが、車両の状態は変化するのが常であるため、かかる状態の変化に応じてユーザの所望する情報も変わる場合、前述の収集条件を都度指定する必要があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の状態変化に応じた効率的な情報収集を行うことができるデータ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るデータ収集装置は、収集部と、設定部とを備える。前記収集部は、各車両に搭載された車載装置から車両に関する所定データを収集する。前記設定部は、前記収集部によって収集される所定データの変化に応じて、車載装置から前記収集部によって収集すべき車両に関するデータの収集条件を設定する。
実施形態の一態様によれば、車両の状態変化に応じた効率的な情報収集を行うことができる。
図1Aは、実施形態に係るデータ収集方法の概要説明図(その1)である。 図1Bは、実施形態に係るデータ収集方法の概要説明図(その2)である。 図1Cは、実施形態に係るデータ収集方法の概要説明図(その3)である。 図2は、実施形態に係るデータ収集システムの構成例を示すブロック図である。 図3Aは、設定情報の具体例を示す図(その1)である。 図3Bは、設定情報の具体例を示す図(その2)である。 図4は、実施形態に係るデータ収集システムが実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するデータ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、実施形態に係るデータ収集方法の概要について、図1A〜図1Cを用いて説明する。図1A〜図1Cは、実施形態に係るデータ収集方法の概要説明図(その1)〜(その3)である。なお、図1A〜図1Cでは、実施形態に係るデータ収集方法を適用したデータ収集システム1を例に挙げて説明を行う。
図1Aに示すように、実施形態に係るデータ収集システム1は、データ収集装置10と、車両V−1,V−2,V−3…にそれぞれ搭載された車載装置100−1,100−2,100−3…と、利用者端末200とを含む。なお、以下では、車両全般を指す場合には「車両V」と、また、車載装置全般を指す場合には「車載装置100」と、それぞれ記載する。
データ収集装置10は、たとえばインターネットや携帯電話回線網等のネットワークNを介したクラウドサービスを提供するクラウドサーバとして構成され、データ利用者から車両データの収集要求を受け付けるとともに、受け付けた収集要求に基づき、各車載装置100から車両データを収集し、データ利用者へ提供する。
車載装置100は、たとえばカメラや、加速度センサ、GPS(Global Positioning System)センサといった各種センサ、記憶デバイス、マイクロコンピュータなどを有するドライブレコーダであって、データ収集装置10が受け付けた収集要求に応じた車両データを車両Vから採取する。
また、車載装置100は、採取した車両データをデータ収集装置10へ適宜アップロードする。このようにドライブレコーダを車載装置100として兼用することによって、車両Vへ搭載する車載部品を効率化することができる。なお、兼用することなく、車載装置100とドライブレコーダとを別体で構成してもよい。
利用者端末200は、データ利用者が利用する端末であり、たとえばノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップ型PC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)などである。
また、データ利用者は、たとえばデータ収集装置10から提供される車両データに基づいて自動運転技術の開発を行う開発者などである。データ収集装置10は、かかるデータ利用者に対し、利用者端末200を介してアクセス可能なユーザインタフェース(以下、「UI」と記載する)画面を提供する。
データ利用者は、かかるUI画面を介し、図1Aに示すように、車両データの収集条件を指定する(ステップS1)。すると、これを受け付けたデータ収集装置10は、各車両Vへかかる収集条件をたとえばファイル形式で配信する(ステップS2)。
収集条件には、車両データの収集に関する各種パラメータが含まれる。各種パラメータは、たとえば「対象車両」や、「データ種別」、「収集トリガ条件」、「収集期間」などである。
なお、「対象車両」は、収集対象となる車両Vの識別子である。また、「データ種別」は、収集対象となるデータの種別、言い換えれば各種センサから採取されるデータの種別である。一例として、CAN(Controller Area Network)情報に含まれるアクセル開度やブレーキ圧、操舵角、SOH(States Of Health:バッテリの劣化状態)等、また、カメラによって撮像された画像等である。「収集トリガ条件」は、収集のトリガとなる条件であり、一例として車速が所定速を超えた場合などである。
そして、各車載装置100は、各車両Vにおいて採取した車両データを適宜データ収集装置10へアップロードし(ステップS3)、データ収集装置10はこれを蓄積する(ステップS4)。そして、データ利用者は、たとえば前述のUI画面を介して、データ収集装置10に蓄積された車両データを閲覧またはダウンロードし(ステップS5)、開発のための分析などに利用する。
なお、図1Aでは図示を略しているが、車載装置100がアップロードする車両データには、実データと、実データの検索や概要把握に用いられるインデックスデータとしての特性を有するタグデータとがある。
タグデータは実データと比べてデータ容量がごく小さい。このため、各車載装置100は、たとえばかかるタグデータについては、常時データ収集装置10へアップロードする。そして、たとえばデータ利用者は、かかるタグデータを利用者端末200を介して閲覧し、必要と判断した実データについてのみ車載装置100にデータ収集装置10へアップロードさせることができる。これにより、通信負荷の軽減を図ることができる。なお、データ収集装置10へのアップロードを終えたタグデータおよび実データは、車載装置100から逐次削除されることが好ましい。
以下の説明では、車載装置100がデータ収集装置10へアップロードする車両データは、実データを想定する。
ところで、車両Vの状態は常に変化する。したがって、データ利用者にとっては、車両Vの状態が変化すれば、所望する情報も変化することが多々あるが、その都度あらたに収集条件を指定するのでは非効率的である。
具体的に、データ利用者が、バッテリの劣化が早い車両を特定し、かかる車両のバッテリ消費の把握に関する車両データを収集したい場合を想定する。
図1Bは、比較例に係るデータ収集方法による場合を示している。データ利用者は、バッテリの劣化を判断するにあたってたとえばSOHを監視するが、比較例による場合、同図に示すように、データ利用者は、SOH以外の他のデータを含む車両データからSOHを抽出し、そのSOHを収集周期sごとで比較する必要があった。
また、収集周期s以上の間隔が空いた長期間の比較が必要な場合には、過去の収集データから比較対象となる車両データを逐一抽出し、比較する必要があった。このため、データ利用者にとっては、非常に手間を要していた。
そこで、実施形態に係るデータ収集方法では、車両Vの状態の変化を検出するにあたって、データ収集装置10が、かかる変化の検出に必要な車両データのみを、所定期間を空けて収集することとした。また、それにより収集された車両データから得られる車両Vの状態の変化に応じた収集条件を、自動的に車載装置100へ配信するようにした。
引き続き、バッテリの劣化が早い車両を特定し、かかる車両のバッテリ消費の把握に関する車両データを収集したい場合を想定する。具体的に、図1Cに示すように、実施形態に係るデータ収集方法では、まずデータ収集装置10は、車載装置100に、所定期間Tを空けて必要なデータのみアップロードさせる(ステップS11)。なお、ここでは、月初に限り、SOHのみをアップロードさせる場合を示している。
そして、データ収集装置10は、車両Vごとで、収集した車両データを比較し、その変化量diffが所定の閾値を超える車両Vへ(すなわち、バッテリの劣化が早いと判定される車両Vへ)、新たな収集条件#1を車載装置100へ配信する(ステップS12−1)。ここで、収集条件#1はたとえば、同図に示すように、「2月はバッテリ消費の把握に必要なデータのみ収集」させるものである。「バッテリ消費の把握に必要なデータ」とは、たとえばアクセル開度率や、ブレーキ頻度、エアコン温度等である。
一方、データ収集装置10は、車両Vごとで、収集した車両データを比較した結果、その変化量diffが所定の閾値以下である車両Vについては(すなわち、バッテリの劣化が早くないと判定される車両Vについては)、新たな収集条件#2を車載装置100へ配信する(ステップS12−2)。ここで、収集条件#2はたとえば、同図に示すように、「2月はバッテリ消費の把握に関するデータを収集しない」ようにさせるものである。これにより、必要な車両データを、収集対象として適正な車両Vからのみ、効率的に収集することが可能となる。このように、「収集対象とする/しない」も、収集条件の1つとなる。
こうしたステップS11、ステップS12−1およびステップS12−2といった処理は、予めデータ収集装置10に設定される設定情報12a(図2参照)に基づいて実行することができる。設定情報12aの具体例については、図3Aおよび図3Bを用いた説明で後述する。
このように、実施形態に係るデータ収集方法では、車両Vの状態の変化を検出するにあたって、データ収集装置10が、かかる変化の検出に必要な車両データのみを、所定期間を空けて収集することとした。また、それにより収集された車両データから得られる車両Vの状態の変化に応じた収集条件を、自動的に車載装置100へ配信するようにした。
したがって、実施形態に係るデータ収集方法によれば、データ利用者の手間を省き、車両の状態変化に応じた効率的な情報収集を行うことができる。
なお、車両Vの状態の変化を検出するための車両データは、採取されてから少なくとも所定期間Tより長い特定期間は、削除禁止とされることが好ましい。図1Cで言えば、各月初のSOHデータは、採取されてから少なくとも翌月の月初までは残されていることが好ましい。なお、月初以外のSOHデータは、たとえば採取されなくともよいし、採取されても削除禁止にはしなくともよい。
以下、実施形態に係るデータ収集システム1の構成例について、より具体的に説明する。図2は、実施形態に係るデータ収集システム1の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
また、図2を用いた説明では、既に説明済みの構成要素については、説明を簡略するか、省略する場合がある。
図2に示すように、実施形態に係るデータ収集システム1は、データ収集装置10と、車載装置100と、利用者端末200とを含む。
まず、データ収集装置10から説明する。データ収集装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
通信部11は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、車載装置100や、利用者端末200との間で情報の送受信を行う。
記憶部12は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、設定情報12aと、収集データDB12bと、収集条件情報DB12cとを記憶する。
設定情報12aは、上述のステップS11、ステップS12−1およびステップS12−2の実行に関する定義情報であり、たとえば利用者端末200から設定内容を受け付けた、後述の設定部13aによって設定される。ここで、設定情報12aの具体例について、図3Aおよび図3Bを用いて説明する。図3Aおよび図3Bは、設定情報12aの具体例を示す図(その1)および(その2)である。
図3Aに示すように、設定情報12aは、たとえばデータ利用者が所望する評価内容ごとに、評価周期、収集データ種別等を予め定義した、言わばデータ利用者の所望する評価内容ごとのプリセット情報である。ここで、所望する評価内容とは、検出したい車両Vの状態の変化と言い換えてもよい。
設定情報12aは、たとえば「評価内容」項目と、「評価周期」項目と、「収集データ種別」項目と、「比較条件」項目と、「配信ファイル」項目とを含む。
「評価内容」項目は、データ利用者が所望する評価内容を示す識別情報が格納される。ここでは、図1Bおよび図1Cの例に沿って「バッテリ劣化度」が格納されているものとする。
「評価周期」項目は、図1Cの所定期間Tに対応し、たとえば「月初」が格納される。「収集データ種別」項目は、かかる月初に収集されるデータの種別であり、たとえば図3Aでは「SOH」が選択されている例を示している。かかる「評価周期」および「収集データ種別」に対応する収集条件は、設定情報12aの設定時に、設定部13aによって後述する収集条件情報DB12cにも反映される。
「比較条件」項目は、たとえば月初に収集された車両データ同士の比較条件に関する項目である、「比較対象」、「比較時刻」および「閾値」等を含む。「比較対象」は、車両データの比較対象に関し、たとえば「自車のみ」、「自車+他車」、「他車のみ」を含む。
ここで、「自車のみ」は、図3Bに示すように、自車V−1における時間t1と時間t2での状態の違い(測定値)を比較するもので、たとえばX1(時間t1の測定値)とX2(時間t2の測定値)の差(X2−X1)が閾値Cより大きいか否か(状態の変化が大きいか否か)で次の処理を変える、すなわち新たな収集条件を設定するか否かを判定する。つまり、いつもと変動量が異なる場合に、何か異常が発生した可能性があるといった判断を行うこととなる。
また、「他車のみ」は、図3Bに示すように、自車V−1における時間t1と時間t2での状態の違い(測定値の差)と、他車V−2(他車平均等)における時間t3と時間t4(時間間隔は、時間t1〜t2と原則同じだが、換算しても可)での状態の違い(測定値の差)を比較するものである。この場合、たとえば自車V−1のX1(時間t1の測定値)とX2(t時間t2の測定値)の差(X2−X1)と、他車V−2のY3(時間t3の測定値)とY4(時間t4の測定値)の差(Y4−Y3)との差((Y4−Y3)−(X2−X1))が閾値Dより大きいか否か、すなわち自車V−1の状態の変化の差と、他車V−2の状態の変化の差とが大きいか否かで次の処理を変えることとなる。つまり、自車V−1の変動量が他車V−2の変動量と異なる場合に、何か異常が発生した可能性があるといった判断を行うこととなる。なお、車種による差などを考慮し、比較対象とする「他車」に、同じ車種にする、地域を同じにするといった条件をつけてもよい。
「自車+他車」は、「自車のみ」と「他車のみ」のor条件で次の処理を変える。つまり、いつもと変動量が異なる場合に何か異常が発生した可能性がある、あるいは、自車V−1の変動量が他車V−2の変動量と異なる場合に何か異常が発生した可能性があるといった判断を行うこととなる。
また、図3Aに示すように、「比較時刻」は、たとえば比較対象となる車両データ同士の時刻の有効範囲を示し、同図の例では、「±2H以内」の車両データ同士であれば、比較対象として有効であることを指す。なお、これはあくまで一例であって、時刻に関する条件の指定の仕方を限定するものではない。
「閾値」は、比較時の閾値に関する情報であり、たとえば「収集データ種別」ごとの閾値条件が格納される。図3Aに示すように「収集データ種別」で「SOH」が選択されている場合、「閾値」はSOHの欄が参照され、変化量diff(図1C参照)の判定に用いられる。なお、ここでは、変化量diffがa以上であれば、バッテリの劣化が早いと判定されることを示している。
また、ここでは、SOHの閾値条件を1つだけ設けている例を示しているが、たとえば車種や製造年、バッテリの交換時期ごとで異なる閾値条件が設定可能であってもよい。これにより、車両Vやバッテリの特性に応じた車両Vの状態変化を検出することが可能となる。
「配信ファイル」項目は、比較条件の条件成立時または条件非成立時のそれぞれにおいて配信される収集条件に関する情報である。図3Aでは、「条件成立時」には、少なくとも「アクセル開度率」、「ブレーキ頻度」および「エアコン温度」を含む、前述の「バッテリ消費の把握に必要なデータ」に対応するデータ種別のみが選択されている例を示している。また、「条件非成立時」には、これら「バッテリ消費の把握に必要なデータ」に対応するデータ種別は選択されていない例を示している。
かかる「配信ファイル」項目に基づいて、「条件成立時」または「条件非成立時」の収集条件の配信ファイルが、後述する生成部13dによって生成されることとなる。
図2の説明に戻り、つづいて収集データDB12bについて説明する。収集データDB12bは、後述する収集部13bによって各車載装置100から収集された収集データが蓄積される。すなわち、収集データDB12bは、収集データの過去の実績を含む。なお、収集データは、前述のタグデータおよび実データを含む。
収集条件情報DB12cは、設定部13aまたは生成部13dによって指定された収集条件を含む配信ファイルが格納され、蓄積される。すなわち、収集条件情報DB12cは、収集条件に関する過去の実績を含む。
制御部13は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、データ収集装置10内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
制御部13は、設定部13aを有し、設定部13aは、収集部13bと、判定部13cと、生成部13dと、配信部13eとを有して、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
設定部13aは、データ利用者により、利用者端末200から指定された設定内容を通信部11を介して受け付け、設定情報12aへ設定する。また、設定部13aは、データ利用者により指定された設定内容のうち、収集条件に該当する内容を反映した配信ファイルを生成して収集条件情報DB12cへ格納する。
収集部13bは、車載装置100からアップロードされる車両データを、通信部11を介して収集し、収集データDB12bへ蓄積する。
判定部13cは、設定情報12aを参照し、収集データDB12bへ格納されたデータのうち、車両Vごとに、車両Vの状態を検出するための比較対象となる車両データを抽出して比較する。また、判定部13cは、比較の結果、比較条件が成立したか否か、すなわち所望の車両Vの状態の変化を検出したか否かを示す判定結果を生成部13dへ通知する。判定結果には、図3Aに示した「配信ファイル」項目の内容が含まれる。
生成部13dは、判定部13cの判定結果に基づき、車両Vの状態の変化に応じた収集条件を含む配信ファイルを生成して収集条件情報DB12cへ格納する。
配信部13eは、収集条件情報DB12cへ格納された収集条件を含む配信ファイルを、対象車両となる車両Vへ通信部11を介して配信する。
次に、車載装置100について説明する。車載装置100は、通信部101と、記憶部102と、制御部103とを備える。また、車載装置100は、上述したように、カメラや、加速度センサ、GPSセンサなどの各種センサ150が接続される。
通信部101は、通信部11と同様に、たとえばNIC等によって実現される。通信部101は、ネットワークNと無線で接続され、ネットワークNを介して、データ収集装置10との間で情報の送受信を行う。また、通信部101は、各種センサ150の出力データを受信する。
記憶部102は、記憶部12と同様に、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、収集条件情報102aと、車両データ情報102bとを記憶する。
収集条件情報102aは、データ収集装置10から配信された収集条件を含む情報である。車両データ情報102bは、後述する採取部103cによって採取された車両データを含む情報である。車両データは、前述のタグデータおよび実データを含む。
制御部103は、制御部13と同様に、コントローラであり、たとえば、CPUやMPU等によって、車載装置100内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部103は、たとえば、ASICやFPGA等の集積回路により実現することができる。
制御部103は、取得部103aと、検出部103bと、採取部103cと、アップロード部103dとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部103aは、データ収集装置10から配信された収集条件を取得し、収集条件情報102aへ格納する。検出部103bは、各種センサ150からの出力データを監視し、収集条件においてトリガとなるイベントの発生を検出する。
たとえば検出部103bは、収集条件において車両データを採取するトリガとなるイベントの発生を検出した場合に、採取部103cに車両データを採取させる。また、たとえば検出部103bは、収集条件において車両データをデータ収集装置10へアップロードさせるトリガとなるイベントの発生を検出した場合に、アップロード部103dに車両データをアップロードさせる。
採取部103cは、検出部103bによって車両データを採取するトリガの発生が検出された場合に、各種センサ150の出力データに基づく車両データを採取して車両データ情報102bへ格納する。また、採取部103cは、検出部103bによって車両データの採取を停止するトリガの発生が検出された場合に、車両データの採取を停止する。
アップロード部103dは、検出部103bによって車両データをアップロードするトリガの発生が検出された場合に、車両データ情報102bに格納された車両データをデータ収集装置10へアップロードする。
次に、実施形態に係るデータ収集システム1が実行する処理手順について、図4を用いて説明する。図4は、実施形態に係るデータ収集システム1が実行する処理手順を示すフローチャートである。
まず、収集部13bが、車両データを取得する(ステップS101)。なお、ここに言う車両データは、設定情報12aに設定された、車両Vの状態を検出するための車両データであるものとする。
すると、判定部13cが、設定情報12aに基づいて車両データを比較する(ステップS102)。その結果、比較条件が成立した場合(ステップS103,Yes)、生成部13dが、該当する車両V向けに、条件成立時の収集条件ファイルを生成する(ステップS104)。
一方で、比較条件が成立しなかった場合(ステップS103,No)、生成部13dが、該当する車両V向けに、条件非成立時の収集条件ファイルを生成する(ステップS105)。
そして、配信部13eが、車両Vごとに、該当する収集条件ファイルを配信し(ステップS106)、処理を終了する。
上述してきたように、実施形態に係るデータ収集装置10は、収集部13bと、設定部13aとを備える。収集部13bは、各車両Vに搭載された車載装置100から車両Vに関する所定データを収集する。設定部13aは、収集部13bによって収集される所定データの変化に応じて、車載装置100から収集部13bによって収集すべき車両Vに関するデータの収集条件を設定する。
したがって、実施形態に係るデータ収集装置10によれば、車両Vの状態変化に応じた効率的な情報収集を行うことができる。
また、設定部13aは、収集部13bによって収集される所定データの変化に応じて、車載装置100のそれぞれに応じた収集条件を生成し、車載装置100のそれぞれへ配信する。
したがって、実施形態に係るデータ収集装置10によれば、車載装置100のそれぞれへ、車両Vの状態変化に応じた収集条件を個別に配信することができる。すなわち、車両Vの状態変化に応じた効率的な情報収集を行うことができる。また、車両Vの状態変化に応じた収集条件の設定を自動化することができるので、設定者の負担を軽減することができる。
また、収集部13bは、データの収集周期よりも長い所定期間Tを空けて所定データを車載装置100から収集し、設定部13aは、所定期間Tにおける所定データの変化量diffに基づいてデータの収集対象とする車載装置100を設定する。
したがって、実施形態に係るデータ収集装置10によれば、収集周期ごとの車両データによることなく、所定期間Tを空けた収集データに基づいて容易に変化量diffを判定し、データの収集対象とする車載装置100を設定することができる。
また、設定部13aは、所定データの変化量diffと所定の閾値との比較結果に応じて、データの収集条件を設定する。
したがって、実施形態に係るデータ収集装置10によれば、所定の閾値との比較結果に応じて、不必要な車両Vに対しては無用なデータ収集は行わないという収集条件を設定することも可能となり、通信負荷の軽減に資することができる。
また、上記閾値は、車両Vの特性に応じて複数設けられ、設定部13aは、車載装置100から収集した所定データの変化量diffを、かかる車載装置100を搭載した車両Vの特性において該当する上記閾値を用いて判定する。
したがって、実施形態に係るデータ収集装置10によれば、車両Vの特性に応じた車両Vの状態変化を検出することが可能となる。
また、設定部13aは、自車両V−1(「一の車両」の一例に相当)に対し、他車両V−2(「当該一の車両以外の他の車両」の一例に相当)における所定データの変化量に応じて、閾値を設定する。
したがって、実施形態に係るデータ収集装置10によれば、他車両V−2との比較結果に応じて、何か異常が発生した可能性があるといった判断を行うことが可能となる。
なお、上述した実施形態では、車両Vの状態を検出する例として、バッテリの劣化が早いことを検出する例を挙げたが、あくまで一例であって、車両Vの状態検出を限定するものではない。
たとえば、ドライバの運転特性として、運転が荒っぽい場合の車両Vの状態変化を検出したいのであれば、車両データとしてアクセル開度率やブレーキ圧、ブレーキ回数、操舵角等を収集し、これらの変化率が所定の閾値を超えて急峻な場合を、運転が荒っぽいと判定してもよい。一方で、かかる閾値以下である場合を、運転が穏やかであると判定してもよい。無論、こうした場合も、車両Vの車種ごとなどに閾値条件を異ならせてもよい。
また、上述した実施形態では、データ利用者が、自動運転技術の開発者等であることとしたが、ユーザの一例であって、たとえばサービスプロバイダ等の法人ユーザや、一般の個人ユーザであってもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 データ収集システム
10 データ収集装置
12a 設定情報
12b 収集データDB
12c 収集条件情報DB
13a 設定部
13b 収集部
13c 判定部
13d 生成部
13e 配信部
100 車載装置
102a 収集条件情報
102b 車両データ情報
103a 取得部
103b 検出部
103c 採取部
103d アップロード部
150 各種センサ
200 利用者端末
V 車両

Claims (8)

  1. 各車両に搭載された車載装置から車両に関する所定データを収集する収集部と、
    前記収集部によって収集される所定データの変化に応じて、車載装置から前記収集部によって収集すべき車両に関するデータの収集条件を設定する設定部と
    を備えることを特徴とするデータ収集装置。
  2. 前記設定部は、
    前記収集部によって収集される所定データの変化に応じて、車載装置のそれぞれに応じた収集条件を生成し、車載装置のそれぞれへ配信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ収集装置。
  3. 前記収集部は、
    データの収集周期よりも長い所定期間を空けて所定データを車載装置から収集し、
    前記設定部は、
    所定期間における所定データの変化量に基づいてデータの収集対象とする車載装置を設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ収集装置。
  4. 前記設定部は、
    所定データの変化量と所定の閾値との比較結果に応じて、データの収集条件を設定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ収集装置。
  5. 前記閾値は、
    車両の特性に応じて複数設けられ、
    前記設定部は、
    車載装置から収集した所定データの変化量を、該車載装置を搭載した車両の特性において該当する前記閾値を用いて比較判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ収集装置。
  6. 前記設定部は、
    一の車両に対し、当該一の車両以外の他の車両における所定データの変化量に応じて、前記閾値を設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ収集装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載のデータ収集装置と、
    前記車載装置と
    を備えることを特徴とするデータ収集システム。
  8. 各車両に搭載された車載装置から車両に関する所定データを収集する収集工程と、
    前記収集工程によって収集される所定データの変化に応じて、車載装置から前記収集工程によって収集すべき車両に関するデータの収集条件を設定する設定工程と
    を含むことを特徴とするデータ収集方法。
JP2018207593A 2018-08-31 2018-11-02 データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法 Active JP7236842B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207593A JP7236842B2 (ja) 2018-11-02 2018-11-02 データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法
CN201910811499.7A CN110874929A (zh) 2018-08-31 2019-08-29 数据收集装置、数据收集系统、数据收集方法和车载设备
EP19194417.2A EP3618012A1 (en) 2018-08-31 2019-08-29 Data collection apparatus, data collection system, data collection method, and on-vehicle device
US16/555,329 US20200077292A1 (en) 2018-08-31 2019-08-29 Data collection apparatus, data collection system, data collection method, and on-vehicle device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207593A JP7236842B2 (ja) 2018-11-02 2018-11-02 データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020071828A true JP2020071828A (ja) 2020-05-07
JP7236842B2 JP7236842B2 (ja) 2023-03-10

Family

ID=70548255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018207593A Active JP7236842B2 (ja) 2018-08-31 2018-11-02 データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7236842B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166620A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Toyota Motor Corp 車両情報取得システム及び車両情報取得方法
JP2017162384A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社東芝 測位システム、端末装置、サーバ装置、および測位方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166620A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Toyota Motor Corp 車両情報取得システム及び車両情報取得方法
JP2017162384A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社東芝 測位システム、端末装置、サーバ装置、および測位方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7236842B2 (ja) 2023-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4345313B2 (ja) ポリシーに基づいたストレージシステムの運用管理方法
JP6530087B2 (ja) 分散型コンピューティングシステムの中のデータ収集装置を適応的に管理する方法及び装置
WO2016116961A1 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
US10429808B2 (en) System that automatically infers equipment details from controller configuration details
US9311070B2 (en) Dynamically recommending configuration changes to an operating system image
US20200077292A1 (en) Data collection apparatus, data collection system, data collection method, and on-vehicle device
US20130254377A1 (en) Server and method for managing monitored data
US20180067995A1 (en) Sensor Data Search System, Sensor Data Search Method and Management Computer
CN103927255A (zh) 基于云测试系统的软件测试方法、云测试系统及其客户端
CN109359032B (zh) 测试数据收集方法、装置、系统和电子设备
JP2020064405A (ja) データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法
US11556120B2 (en) Systems and methods for monitoring performance of a building management system via log streams
JP2020071828A (ja) データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法
JP2020187536A (ja) 通信状態表示装置、端末装置、データ収集装置、データ収集システム、通信状態表示方法およびプログラム
US20200168066A1 (en) System for test and measurement instrumentation data collection and exchange
JP7220050B2 (ja) データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法
US11924037B2 (en) IoT deployment configuration template
JP7313948B2 (ja) データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法
JP2024501743A (ja) イベント検出装置及びその方法
US20220224880A1 (en) Method, device, and computer program for setting parameters values of a video source device
JP2020107180A (ja) データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法
JP7271135B2 (ja) 車載装置、データ収集システムおよびデータ収集方法
US20150208042A1 (en) System and method for auto-commissioning an intelligent video system
CN112100844A (zh) 一种车联网信息配置仿真方法及系统
JP6679445B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7236842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150