JP2020106057A

JP2020106057A - 線材結束具

Info

Publication number: JP2020106057A
Application number: JP2018243379A
Authority: JP
Inventors: 良司八代; Ryoji Yashiro; 昭大熊; Akira Okuma
Original assignee: Okuma Akira
Current assignee: Okuma Akira
Priority date: 2018-12-26
Filing date: 2018-12-26
Publication date: 2020-07-09

Abstract

【課題】複数の線材を簡易且つ確実に結束するための、これまでに無い新規な結束具を提供することにある。【解決手段】線材結束具１０は、平板な本体部２０から同一方向へ起立する４本の起立部３０を備える。起立部３０は、その起立部３０，３０間で線材８０，８０を挟み込む役割を有する。また、４本の起立部３０は、点対称に設けられる。さらに、起立部３０は、その先端側に線材の抜脱を防止するための返し３１を備える。また、起立部３０は、その根元側を線材の形状に合致する形状３２に形成する。【選択図】図２

Description

本願発明は、線材を結束するための線材結束具に関するものである。

丸棒や全ネジなどの線材を結束するために、従来は針金などを巻き付けていた。しかし、これだと作業する作業者によって完成度がバラバラであったり、作業に時間がかかっていた。そこで、均一な品質及び作業の効率化を図るために様々な結束具が開発されてきた（特許文献１及び２等）

再表２０１４−１２５６０１号公報意匠登録第１３８５８４７号公報

本願発明者は、これまでに無い新規な結束具を提供すべく鋭意試験・研究を行い、本願発明を完成するに至った。

本願発明の第１の発明は、複数の線材を結束するための線材結束具であって、平板な本体部から同一方向へ起立し線材を挟み込む４本の起立部を点対称に備えたことを特徴とするものである。
第２の発明は、起立部の先端側に線材の抜脱を防止するための返しを備えたことを特徴とする同線材結束具である。
第３の発明は、起立部の根元側を線材の形状に合致する形状に形成したことを特徴とする同線材結束具である。
ここで、「線材」は、円形及び円形以外の異形材を問わず、その太さも問わない。また、２本の線材は同一形状の線材どうしであってもよいし、異形形状の線材どうしであってもよい。
また、「線材結束具」の材質は、特に限定するものではなく、プラスチック製（合成樹脂製）、ビニール製（ナイロン系等）、金属製（鉄製、非鉄製を問わない）、ゴム製など適宜最適な材質を選定できる。

上記した本願発明によれば、以下のような効果を有する。
（１）極めて簡単に複数の線材を結束できる。
（２）結束の質も作業者によって異なるものではなく均一である。
（３）４本の起立部の位置を変更することで、複数の線材の任意の交差角度に柔軟に対応することができる。

本願発明に係る線材結束具の第１実施形態を説明する説明図（１）。本願発明に係る線材結束具の第１実施形態を説明する説明図（２）。本願発明に係る線材結束具の第１実施形態を説明する説明図（３）。本願発明に係る線材結束具の第２実施形態を説明する説明図。

本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１〜図３は、本願発明に係る線材結束具の第１実施形態を説明する説明図である。
図１に図示するように、線材結束具１０は、平板な本体部２０から同一方向へ起立する４本の起立部３０を備える。

起立部３０は、その起立部３０，３０間で線材（図示省略）を挟み込む役割を有する。また、４本の起立部３０は、点対称に設けられる。それにより、２本の線材の任意の交差角度に柔軟に対応することができる。さらに、起立部３０は、その先端側に線材の抜脱を防止するための返し３１を備える。また、起立部３０は、その根元側を線材の形状に合致する形状３２に形成する。それにより、線材を確実に結束することができる。

図２に図示するように、線材結束具１０は、交差する線材８０，８０を結束するために使用することができる。この時、交差する線材８０，８０の交差角度が９０度であれば、４本の起立部３０は、正方形の形に設置すれば良い（線材８０，８０が同一形状の場合）。また、交差する線材８０，８０の交差角度が９０度以外であれば、４本の起立部３０は、平行四辺形の形に設置すれば良い。

図３に図示するように、線材結束具１０は、並列する線材８０，８０を結束するためにも使用することができる。この時、起立部３０の長さを長くすることで、３本以上の並列する線材８０，８０，…を結束することもできるし、並列する線材と交差する線材の混在したものでも結束することができる。

図４は、本願発明に係る線材結束具の第２実施形態を説明する説明図である。
図４（ａ）に図示するように、線材結束具４０は、１枚の板材５０を折曲して形成されるものである。折曲した板材５０から本体部６０と起立部７０（返し７１）を形成し、線材結束具４０を完成する。

そして、図４（ｂ）に図示するように、線材結束具４０は、交差する線材８０，８０を結束することができる。なお、図示省略するが、線材結束具４０は、第１実施形態の線材結束具１０と同じように、並列する線材８０，８０を結束することもできる。

本願発明である線材結束具は、複数の線材を簡易且つ確実に結束するために幅広く利用できるものである。

（第１実施形態）
１０：線材結束具
２０：本体部
３０：起立部
３１：返し
３２：形状（起立部の根元側の形状）
８０：線材

（第２実施形態）
４０：線材結束具
５０：板材
６０：本体部
７０：起立部
７１：返し
８０：線材

Claims

複数の線材を結束するための線材結束具であって、
平板な本体部から同一方向へ起立し線材を挟み込む４本の起立部を点対称に備えたことを特徴とする線材結束具。
起立部の先端側に線材の抜脱を防止するための返しを備えたことを特徴とする請求項１記載の線材結束具。
起立部の根元側を線材の形状に合致する形状に形成したことを特徴とする請求項１又は２記載の線材結束具。