JP2020104896A - 家庭用薄葉紙収納容器 - Google Patents
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Abstract
Description
家庭用薄葉紙の収納容器は詰め替え式であり、家庭用薄葉紙を使い切った際には新たな家庭用薄葉紙を収納して、その収納容器を長期間使い続けるようになっている。
内部に家庭用薄葉紙が収納され、その家庭用薄葉紙を取り出す開口部を有する容器本体と、前記開口部を開閉自在とする蓋体と、を備えた家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記容器本体と前記蓋体の少なくとも一方には、係合凹部が設けられており、
前記係合凹部に着脱可能に取り付けられる被係合部材を備えたことを特徴とする。
このような家庭用薄葉紙収納容器であれば、ユーザーが所望する付加価値を有する被係合部材を取り付けるようにすることで、ユーザーのニーズに合わせて好適に使用することができる。
前記係合凹部は、断面視して底面側が幅広の略台形形状を呈する溝状に形成されており、
前記被係合部材は、溝状の前記係合凹部に沿って差し入れ可能な形状に形成されていることを特徴とする。
前記係合凹部に前記被係合部材が取り付けられた状態で、前記被係合部材の表面は当該家庭用薄葉紙収納容器の表面と略面一になるように構成されていることを特徴とする。
前記被係合部材は、その内部に物品を収納するケース体であることを特徴とする。
前記物品は、芳香剤であることを特徴とする。
前記蓋体を前記容器本体から離間させる方向に付勢する樹脂製の板バネが設けられていることを特徴とする。
なお、以下においては、図1〜図4に示すように、前後方向、左右方向及び上下方向を定めて説明する。すなわち、家庭用薄葉紙収納容器100の蓋体20が備えられた側を「上」、その反対側を「下」、容器本体10と蓋体20とが接続されている側を「後」、その反対側を「前」、容器の前面を正面視した状態における右手側を「右」、容器の前面を正面視した状態における左手側を「左」とする。
{全体構成}
本実施形態の家庭用薄葉紙収納容器100は、例えば、図1〜図6に示すように、上部に開口部10cが設けられ、前後方向に積層された複数枚の家庭用薄葉紙Pを収納するための容器本体10と、容器本体10に回動可能に備えられ、開口部10cを開閉自在とする蓋体20と、容器本体10に設けられた係合凹部40に取り付けられる被係合部材であるケース体30と、を備えている。
この家庭用薄葉紙収納容器100は、容器本体10に対し蓋体20が閉じられた状態で、その内部にウェットシートやウェットティッシュなどの家庭用薄葉紙Pを収容する筐体状の容器である。
なお、容器本体10と蓋体20は、PP(ポリプロピレン)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PE(ポリエチレン)、PPとPEの混合体などの樹脂が、ブロー成形、射出成形(コールドランナー、ホットランナー)など一般的な製造方法によって成形される。
また、容器本体10と蓋体20とで構成されている家庭用薄葉紙収納容器100は、前後方向に好ましくは90mmから150mm、さらに好ましくは100mmから120mm、左右方向に好ましくは100mmから200mm、さらに好ましくは140mmから160mm、上下方向に好ましくは60mmから130mm、さらに好ましくは90mmから110mmの大きさとなるように形成されている。また、各面の厚みは、好ましくは0.5mmから3mm、さらに好ましくは1mmから2mmである。
この大きさ及び厚みであれば、実使用に問題ない強度を達成し、好適に家庭用薄葉紙Pを収容することができる。
例えば、容器ヒンジ部11の軸穴(図示省略)に蓋ヒンジ部21の軸突起(図示省略)を係入して、容器ヒンジ部11と蓋ヒンジ部21とを組み付けることによって、容器ヒンジ部11と蓋ヒンジ部21とが連結されてなるヒンジ機構部33が構成される。
このヒンジ機構部33を介して、蓋体20が容器本体10に対して回動可能に配設されている。
また、収納容器の内側のヒンジ機構部33の近傍には、例えば、樹脂製の板バネである付勢部材(図示省略)が配設されている。
この付勢部材が蓋体20を容器本体10から離間させる方向に付勢することで、蓋体20がヒンジ機構部33を軸心に回動するように押し上げられて開口部10cが開くようになっている。樹脂製の板バネである付勢部材は、例えば、容器本体10の内面に設けられているバネ固定部に取り付けられている。
そして、蓋体20の前面側が容器本体10の前面部10bに接触された際に、係合部13が係止部23と係合することにより、蓋体20が容器本体10側に保持されて、開口部10cを閉じるようになっている。
そして、係合解除部材14と挟持部12を挟持すると、係合解除部材14の一端部14aが挟持部12に近接する方向に揺動する。このように係合解除部材14を揺動させるようにその配置を変更させると、係合解除部材14の他端部14bが蓋体20の押上突起24を押し上げて、係止部23と係合部13の係合が解除されるようになっている。
つまり、係合解除部材14と挟持部12を挟持して、係合解除部材14を揺動させることにより、係止部23と係合部13の係合を解除すると、付勢部材(図示省略)の付勢力によって、蓋体20が押し上げられて開くようになっている。
容器本体10の周縁部4の溝部5に、蓋体20の周縁部3が嵌入した際、溝部5の内面に周縁部3の外面が密着するようになっている。
そして、容器本体10の開口部10cを閉じるように蓋体20を閉め、蓋体20の周縁部3が溝部5に嵌入した際、開口部10cの全周に亘って溝部5の内面と周縁部3の外面が密着することで、容器本体10と蓋体20の間を密封することができるので、家庭用薄葉紙収納容器100の密閉性を確保することができる。
特に、この家庭用薄葉紙収納容器100における容器本体10の後面部10aには、家庭用薄葉紙収納容器100にユーザーが所望する付加価値や機能を付与するための被係合部材が着脱可能に取り付けられる係合凹部40が設けられている。この係合凹部40は、容器本体10の内側に向かって後面部10aを凹ませた態様に形成されている。
本実施形態では、被係合部材としてのケース体30が係合凹部40に着脱可能に取り付けられる。
係合凹部40は、例えば、図6に示すように、その延在方向と交差する向きに断面視して底面側が幅広の略台形形状を呈する溝状に形成されている。
また、ケース体30は、その溝状の係合凹部40に沿って差し入れ可能な形状に形成されており、断面視略台形形状を呈している。
例えば、この係合凹部40は、上底が20mmから23mm、下底が25mmから28mm、高さが20mmから25mmの台形状の上面相当部分と、上底が24mmから29mm、下底が30mmから40mm、高さが25mmから50mmの台形状の下面相当部分と、を有し、上下方向に60mmから75mmのサイズを有する略四角錐台形状となるように形成されている。
この係合凹部40は、例えば、図4(a)に示すように、容器本体10の底部10dから上部に向かって先細る溝状に形成されており、その底部10d側から係合凹部40にケース体30をスライド移動させるように差し入れて、係合凹部40にケース体30を係合させて装着させることができる。
このような係合凹部40とケース体30であれば、家庭用薄葉紙収納容器100(容器本体10)にケース体30を好適に取り付けたり、取り外したりすることができる。
ケース体30は、係合凹部40に対応した形状であって、係合凹部40に係合可能な形状(ここでは断面視略台形形状)に形成されている。つまり、ケース体30は、係合凹部40よりも極僅かに大きく、係合凹部40と擦り合う程度のサイズを有する略四角錐台形状に形成されている。
このケース体30が係合凹部40に取り付けられた状態で、ケース体30の表面は家庭用薄葉紙収納容器100(容器本体10)の表面と略面一になるように構成されており、ケース体30部分がでっぱったり、へこんだりしないようになっている。つまり、係合凹部40に取り付けられるケース体30は、家庭用薄葉紙収納容器100本来のデザイン性を損ねないようになっている。
また、ケース体30は、ケース本体30aとケース蓋体30bとを備えており、ケース体30はその内部に空間31を有している。このケース体30内の空間31には、ユーザーが所望する付加価値や機能を有する物品を収容することができる。
その内部の空間31に芳香剤や消臭剤を収容したケース体30が装着されている家庭用薄葉紙収納容器100であれば、その家庭用薄葉紙収納容器100を置いておく洗面所やトイレなどのスペースに好みの香りを拡散したり、そのスペースの悪臭を消臭したりすることができるので、家庭用薄葉紙収納容器100以外に芳香剤や消臭剤を置かなくてもよくなるため、そのスペースが雑多にならなくてすむようになる。
また、ケース体30の内部の空間31に収容する芳香剤や香水などを入れ替えるようにして、ユーザーの好みの香りに変更することができるので、家庭用薄葉紙収納容器100を長期間に亘って使い続けても飽きが来ないようにすることができる。
もちろん、そのアロマストーンは、係合凹部40に対応した形状であって、係合凹部40に装着可能な形状(ここでは断面視略台形形状)に形成されている。
こうすることで、家庭用薄葉紙Pを使った清掃時にふと使いたくなる物品を予め準備しておくことができ、ユーザーの用途に応じてカスタマイズした家庭用薄葉紙収納容器100として使用できる。
このように、本実施形態の家庭用薄葉紙収納容器100であれば、係合凹部40に着脱可能に取り付けられるケース体30に、ユーザーが所望する物品を収容しておくことができるので、ユーザーのニーズに応じた付加価値を付けて家庭用薄葉紙収納容器100を好適に使用することができる。
例えば、ケース体30の内部の空間31に、ユーザーの好みに合わせた芳香剤や香水などを収容しておき、その香りを拡散させることができるので、家庭用薄葉紙収納容器100を長期間に亘って使い続けても飽きが来ないようにすることができる。
また、ケース体30の内部の空間31に、家庭用薄葉紙Pを使う際に使用する頻度が高い粉末洗浄剤や清掃用小物などを収容しておき、家庭用薄葉紙収納容器100をユーザーの用途に応じてカスタマイズしておけば、ユーザーが所望する清掃作業を好適に行うことができる。
また、以上の実施の形態においては、容器本体10に係合凹部40が設けられているとしたが、蓋体20に係合凹部40が設けられていてもよい。
10c 開口部
20 蓋体
30 ケース体(被係合部材)
30a ケース本体
30b ケース蓋体
31 空間
40 係合凹部
100 家庭用薄葉紙収納容器
P 家庭用薄葉紙
Claims (6)
- 内部に家庭用薄葉紙が収納され、その家庭用薄葉紙を取り出す開口部を有する容器本体と、前記開口部を開閉自在とする蓋体と、を備えた家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記容器本体と前記蓋体の少なくとも一方には、係合凹部が設けられており、
前記係合凹部に着脱可能に取り付けられる被係合部材を備えたことを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。 - 前記係合凹部は、断面視して底面側が幅広の略台形形状を呈する溝状に形成されており、
前記被係合部材は、溝状の前記係合凹部に沿って差し入れ可能な形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納容器。 - 前記係合凹部に前記被係合部材が取り付けられた状態で、前記被係合部材の表面は当該家庭用薄葉紙収納容器の表面と略面一になるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
- 前記被係合部材は、その内部に物品を収納するケース体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
- 前記物品は、芳香剤であることを特徴とする請求項4に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
- 前記蓋体を前記容器本体から離間させる方向に付勢する樹脂製の板バネが設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
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