JP2020104614A - ハイブリッド車両のモータトルク制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両のモータトルク制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】走行モード毎の発進操作が異なることによりドライバが運転操作を混同することを防止し、HEV走行モードにおけるバッテリの残量低下を抑制できるハイブリッド車両のモータトルク制御装置を提供すること。【解決手段】エンジンとモータジェネレータとが自動クラッチを介して接続され、モータジェネレータとマニュアルトランスミッションとがマニュアルクラッチを介して接続されたハイブリッド車両のモータトルク制御装置であって、走行モードとして、自動クラッチを解放してモータジェネレータの動力で走行するEVモードと、自動クラッチを係合してエンジン、又はエンジン及びモータジェネレータの動力で走行するHEVモードとを有し、走行モードを切り替えるECUを備え、ECUは、ハイブリッド車両を発進させる場合に、MG回転速度がエンジンのアイドル回転速度以下に相当する低回転領域にあるときには発進が困難となるようにMGトルクを低下させる。【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両のモータトルク制御装置に関する。
特許文献1には、エンジンとクラッチとの間にモータ/ジェネレータを配設し、更に、そのモータ/ジェネレータとエンジンとの間に係合動作及び解放動作が自動的に実行される自動クラッチを介在させた構成のハイブリッド車両が開示されている。
特許第5811262号公報
しかしながら、上述の従来のハイブリッド車両にあっては、走行モードに関わらず自動クラッチを解放させることが発進条件に含められているため、HEV走行モード中はエンジンとモータ/ジェネレータとの間の動力伝達が遮断されてしまう。このため、HEV走行モードでの車両発進時はエンジンの駆動によってモータ/ジェネレータで発電を行うことができず、渋滞等で車両発進及び停止を繰返すような走行状態ではバッテリの残量が低下してしまう。
このバッテリ残量の低下を抑制する為には、HEV走行モードにおける車両発進の際に、自動クラッチの接続を発進条件とすることで、エンジンの動力伝達によりモータで発電できるように制御することが考えられるが、HEV走行モードのみで自動クラッチを接続させることを発進条件とすると、発進時に半クラッチ操作が必要となるHEV走行モードと、発進時に半クラッチ操作が不要となるEV走行モードとで、運転操作が異なる状況となるため、運転モード毎にドライバがどちらの走行モード用の車両操作を行えばよいのか混同してしまう可能性がある。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、走行モード毎の発進操作が異なることによりドライバが運転操作を混同することを防止し、HEV走行モードにおけるバッテリの残量低下を抑制することができるハイブリッド車両のモータトルク制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、エンジンとモータとが自動クラッチを介して接続され、前記モータと変速機とがマニュアルクラッチを介して接続されたハイブリッド車両のモータトルク制御装置であって、前記ハイブリッド車両の走行モードとして、前記自動クラッチを解放して前記モータの動力で走行するEVモードと、前記自動クラッチを係合して前記エンジン、又は前記エンジン及び前記モータの動力で走行するHEVモードとを有し、アクセル開度と車速とに応じて前記EVモードと前記HEVモードとを切り替える制御部を備え、前記制御部は、車両を発進させる場合に、前記モータの回転速度が前記エンジンのアイドル回転速度以下に相当する低回転領域にあるときには、前記低回転領域での発進が困難となるように前記モータのトルクを低下させる構成を有する。
本発明によれば、走行モード毎の発進操作が異なることによりドライバが運転操作を混同することを防止し、HEV走行モード中のバッテリの残量低下を抑制することができるハイブリッド車両のモータトルク制御装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の概略構成図である。 図2は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両に搭載されたECUによって実行されるトルク制御の処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両に搭載されたECUによって参照される発進移行モード用トルクマップである。 図4は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両に搭載されたECUによって参照されるEVモード用トルクマップである。
本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両のモータトルク制御装置は、エンジンとモータとが自動クラッチを介して接続され、モータと変速機とがマニュアルクラッチを介して接続されたハイブリッド車両のモータトルク制御装置であって、ハイブリッド車両の走行モードとして、自動クラッチを解放してモータの動力で走行するEVモードと、自動クラッチを係合してエンジン、又はエンジン及びモータの動力で走行するHEVモードとを有し、アクセル開度と車速とに応じてEVモードとHEVモードとを切り替える制御部を備え、制御部は、車両を発進させる場合に、モータの回転速度がエンジンのアイドル回転速度以下に相当する低回転領域にあるときには、低回転領域での発進が困難となるようにモータのトルクを低下させることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両のモータトルク制御装置は、走行モード毎の発進操作が異なることによりドライバが運転操作を混同することを防止し、HEV走行モードにおけるバッテリの残量低下を抑制することができる。
以下、本発明の一実施例に係るモータトルク制御装置を搭載したハイブリッド車両について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施例に係るハイブリッド車両1は、エンジン2と、モータとしてのモータジェネレータ3と、変速機としてのマニュアルトランスミッション4と、ディファレンシャル5と、駆動輪6と、制御部としてのECU(Electric Control Unit)10と、を含んで構成されている。
エンジン2には、複数の気筒が形成されている。本実施例において、エンジン2は、各気筒に対して、吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなる一連の4行程を行うように構成されている。
モータジェネレータ3は、インバータ30を介してバッテリ31から供給される電力によって駆動する電動機としての機能と、マニュアルトランスミッション4から入力される逆駆動力によって発電を行う発電機としての機能とを有する。
インバータ30は、ECU10の制御により、バッテリ31から供給された直流電力を三相の交流電力に変換してモータジェネレータ3に供給したり、モータジェネレータ3によって生成された三相の交流電力を直流電力に変換してバッテリ31を充電したりする。バッテリ31は、例えばリチウムイオン電池などの二次電池によって構成されている。
マニュアルトランスミッション4は、エンジン2又はモータジェネレータ3、若しくは双方から出力された回転を複数の変速段のいずれかに応じた変速比で変速して出力する手動変速機によって構成されている。マニュアルトランスミッション4は、ディファレンシャル5を介して左右の駆動輪6に接続されている。
マニュアルトランスミッション4で成立可能な変速段としては、例えば1速段から4速段までの走行用の変速段と、後進段とがある。走行用の変速段の段数は、ハイブリッド車両1の諸元により異なり、上述の1速段から4速段に限られるものではない。
マニュアルトランスミッション4における変速段は、運転者により操作されるシフトレバー40の操作位置に応じて切り替えられるようになっている。シフトレバー40の操作位置は、シフトポジションセンサ41により検出される。シフトポジションセンサ41は、ECU10に接続されており、検出結果をECU10に送信するようになっている。
マニュアルトランスミッション4には、ニュートラルスイッチ42が設けられている。ニュートラルスイッチ42は、ECU10に接続されている。ニュートラルスイッチ42は、マニュアルトランスミッション4においていずれの変速段も成立していない状態、つまりニュートラル状態であることを検出するもので、マニュアルトランスミッション4がニュートラル状態にあるときにONされるスイッチである。
エンジン2とモータジェネレータ3との間の動力伝達経路には、自動クラッチ7が設けられている。自動クラッチ7としては、例えば摩擦クラッチを用いることができる。エンジン2とモータジェネレータ3とは、自動クラッチ7を介して接続されている。
自動クラッチ7は、クラッチアクチュエータ70によって作動され、エンジン2とモータジェネレータ3との間で動力を伝達する係合状態と、動力を伝達しない解放状態とが切り替えられるようになっている。クラッチアクチュエータ70は、ECU10に接続され、ECU10によって制御されるようになっている。
モータジェネレータ3とマニュアルトランスミッション4との間の動力伝達経路には、マニュアルクラッチ8が設けられている。モータジェネレータ3とマニュアルトランスミッション4とは、マニュアルクラッチ8を介して接続されている。
マニュアルクラッチ8は、運転者により操作されるクラッチペダル80の踏み込み量に連動して作動する機械式のクラッチである。マニュアルクラッチ8としては、例えば摩擦クラッチを用いることができる。
クラッチペダル80の踏み込み量は、クラッチペダルセンサ81によって検出される。クラッチペダルセンサ81は、ECU10に接続されており、クラッチペダル80の踏み込み量に応じた信号をECU10に送信するようになっている。
ハイブリッド車両1は、運転者により操作されるアクセルペダル90を備えている。アクセルペダル90の踏み込み量は、アクセル開度センサ91によって検出される。アクセル開度センサ91は、ECU10に接続されており、アクセルペダル90の踏み込み量をアクセル開度として検出し、当該アクセル開度に応じた信号をECU10に送信するようになっている。
ECU10は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、バックアップ用のデータなどを保存するフラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
コンピュータユニットのROMには、各種定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをECU10として機能させるためのプログラムが格納されている。すなわち、CPUがRAMを作業領域としてROMに格納されたプログラムを実行することにより、コンピュータユニットは、本実施例におけるECU10として機能する。
ECU10には、上述したセンサ類のほか、車速センサ11が接続されている。車速センサ11は、ハイブリッド車両1の車速を検出し、検出結果をECU10に送信するようになっている。
ECU10は、ハイブリッド車両1の走行モードを切り替えるようになっている。本実施例における走行モードとしては、EVモードとHEVモードとが設定されている。
EVモードは、自動クラッチ7を解放状態とし、モータジェネレータ3の動力によりハイブリッド車両1を走行させる走行モードである。HEVモードは、自動クラッチ7を係合状態とし、エンジン2、又はエンジン2及びモータジェネレータ3の動力によりハイブリッド車両1を走行させる走行モードである。
ECU10は、アクセル開度センサ91によって検出されたアクセル開度と、車速センサ11によって検出された車速とに応じて、EVモードとHEVモードとを切り替えるようになっている。
ECU10は、EVモード時に、マニュアルクラッチ8が係合状態で、かつマニュアルトランスミッション4がニュートラルの状態が所定時間以上継続した場合には、運転者に発進意図がないと判断して停車モードに移行し、モータジェネレータ3の出力を低下させるようになっている。ECU10は、モータジェネレータ3のトルク(以下「MGトルク」という)を低下させることによってモータジェネレータ3の出力を低下させる。ECU10は、MGトルクに代えて、モータジェネレータ3の回転速度(以下「MG回転速度」という)を低下させてもよい。
ECU10は、EVモードにおいてハイブリッド車両1を発進させる場合、MG回転速度がエンジン2のアイドル回転速度以下に相当する低回転領域にあるときには、当該低回転領域での発進が困難となるようモータジェネレータ3のトルクを低下させるようになっている。
ECU10は、EVモードでの発進時、MG回転速度が前述の低回転領域にあるときは図3に示す発進移行モード用トルクマップに従いモータジェネレータ3の回転速度をエンジンのアイドル回転速度まで上昇させる為に、モータジェネレータ3のトルクを増加させた後にモータジェネレータ3のトルクを低下させる。図3に示す発進移行モード用トルクマップは、MG回転速度に対してMGトルクが対応付けられたマップであり、予め実験的に求めてECU10のROMに記憶されている。図3に示す発進移行モード用トルクマップにおいては、MG回転速度がエンジン2のアイドル回転速度に相当するMG_idle回転速度に上昇するまではMGトルクが正トルクに設定されている。
ECU10は、EVモード時に、マニュアルクラッチ8が解放状態から接続状態へ移行するときに、MG回転速度の変化率に応じてエンジンのイナーシャトルクに相当するMGトルクを上昇させるようになっている。ここで、EVモード時にマニュアルクラッチ8が解放状態から接続状態となる場合としては、例えば、ハイブリッド車両1が停車モードにあるときに、ハイブリッド車両1を発進させるために運転者によりクラッチペダル80が踏み込まれた後にクラッチペダル80を踏込状態から戻す操作や、走行中に変速のために運転者によりクラッチペダル80が踏み込まれ、変速段の変更を行った後にクラッチペダル80を踏込状態から戻す操作等がある。
なお、本実施例においては、停車モードでマニュアルクラッチ8が解放状態となった後から、図3に示すようにMGトルクを増加させた後、MG回転速度がエンジン2のアイドル回転速度に近づくにしたがってMGトルクを減少させる事によりMG回転速度がエンジン2のアイドル回転速度に相当するMG_idle回転速度となるようにMGトルクを制御する。停車モードでマニュアルクラッチ8が解放状態となった後に、MG回転速度がエンジン2のアイドル回転速度に達するまでの間を発進移行モードとする。発進移行モードは、MG回転速度が上述した低回転領域にあるときに対応する。
ECU10は、EVモード時に、図4に示すEVモード用トルクマップに従いモータジェネレータ3のトルクを制御する。具体的には、マニュアルクラッチ8が解放状態にあり、又はマニュアルトランスミッション4がニュートラル状態の場合には、MGの回転速度がMG_idle回転速度相当となるように制御される。
マニュアルクラッチ8が解放状態から半係合状態へ移行すると、MGの回転速度はMG_idle回転速度から減少するが、ECU10がMGトルクをエンジンのイナーシャトルク相当となるように加算する制御を行うことにより、MGのトルクを上昇させている。
図4に示すEVモード用トルクマップは、MG回転速度に対してMGトルクが対応付けられたマップであり、予め実験的に求めてECU10のROMに記憶されている。
次に、図2を参照して、本実施例に係るECU10によって実行されるトルク制御の処理について説明する。図2に示すトルク制御は、ハイブリッド車両1の起動中、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
図2に示すように、ECU10は、ハイブリッド車両1の各種センサ情報を取得する(ステップS1)。ECU10は、アクセル開度及び車速等に基づき、ハイブリッド車両1の走行モードとしてEVモード又はHEVモードのいずれを選択するかを判定する(ステップS2)。
ECU10は、ハイブリッド車両1の走行モードとしてEVモードが選択されたか否かを判定する(ステップS3)。ECU10は、走行モードとしてEVモードが選択されていない、すなわちHEVモードが選択されていると判定した場合には、自動クラッチ7を係合状態に制御する(ステップS4)。これにより、エンジン2の動力が駆動輪6に伝達可能となる。
次いで、ECU10は、HEVモードMGトルク制御及びエンジントルク制御を行って(ステップS5)、トルク制御の処理を終了する。具体的には、ステップS5において、ECU10は、アクセル開度に応じた駆動力を満たすように、かつバッテリ31の充電状態を適切な状態とするように、エンジントルク及びMGトルクを制御する。
例えば、バッテリ31の充電状態が目標値よりも低い場合にはモータジェネレータ3で発電するようにMGトルク指令値を決定し、ハイブリッド車両1の駆動に必要なトルクすなわちアクセル開度に応じた駆動力を満たすのに必要なトルクに、モータジェネレータ3での発電に必要なトルクを加算した値をエンジントルク指令値とする。また、アクセル開度に応じた駆動力がエンジントルクのみによって充足することができない場合には、不足分のトルクをMGトルク指令値とする。
ステップS3において、ECU10は、走行モードとしてEVモードが選択されていると判定した場合には、自動クラッチ7を解放状態に制御する(ステップS6)。これにより、エンジン2とモータジェネレータ3との間の動力伝達経路が遮断される。
次いで、ECU10は、停車モードか否かを判定する(ステップS7)。ECU10は、マニュアルクラッチ8が係合状態で、かつマニュアルトランスミッション4がニュートラル状態にある状態が所定時間以上継続した場合に停車モードであると判定する。
ステップS7において、ECU10は、停車モードであると判定した場合には、運転者による走行意図がないと判断できるため、MGトルク指令値を0にして、トルク制御の処理を終了する。これにより、停車モードの場合には、MGトルクを低下させて最終的に0とすることができ、結果としてモータジェネレータ3の出力が抑制される。この結果、モータジェネレータ3の回転が停止され、電力消費が抑制される。
ステップS7において、ECU10は、停車モードでないと判定した場合には、発進移行モードであるか否かを判定する(ステップS9)。ECU10は、停車モードでマニュアルクラッチ8が解放状態となった後から、MG回転速度がMG_idle回転速度に達するまでの間である場合に発進移行モードであると判定する。
ステップS9において、ECU10は、発進移行モードであると判定した場合には、図3に示す発進移行モード用トルクマップを参照して当該マップの検索値をMGトルク指令値としてモータジェネレータ3を制御する(ステップS10)。ステップS10においては、ECU10は、MG回転速度をMG_idle回転速度まで上昇させるようMGトルクを制御する。ステップS10の処理後、ECU10は、トルク制御の処理を終了する。
ステップS9において、ECU10は、発進移行モードでないと判定した場合には、EVモードでの走行中であると判断して、図4に示すEVモード用トルクマップを参照して当該マップの検索値をMGトルク指令値として算出する(ステップS11)。「EVモードでの走行中」には、発進移行モードでない発進時、すなわちMG回転速度のMG_idle回転速度到達後の発進中も含まれる。
図4に示すEVモード用トルクマップにおいては、MG_idle回転速度より低いMG回転速度の領域では、アクセル開度によらずMGトルク指令値を0又は負の値に設定している。
本実施例においては、EVモードでのMG_idle回転速度到達後の発進時だけでなく、EVモードでの走行中にも、上述のEVモード用トルクマップを用いることにより、例えばシフトレバー40の操作ミスにより高速段側の適切でない変速段を選択した場合に駆動力が大きく低下するため、運転者が操作ミスに気付きやすくなるという効果がある。
次いで、ECU10は、MG回転速度の変化率に対応したイナーシャ補正トルクを算出し、算出したイナーシャ補正トルクをステップS11で算出したMGトルク指令値に加算することにより最終的なMGトルク指令値とする(ステップS12)。ECU10は、ステップS12で算出した最終的なMGトルク指令値に基づきモータジェネレータ3を制御する。
イナーシャ補正トルクは、MG回転速度の変化率が負の場合、すなわちMG回転速度が低下している場合に、MG回転速度を上昇させる正トルクとなり、その絶対値はフライホイールを含むエンジン2の慣性モーメントにモータジェネレータ3の角加速度を乗算することにより求められる。ステップS12の処理後、ECU10は、トルク制御の処理を終了する。
以上のように、本実施例に係るハイブリッド車両のモータトルク制御装置は、EVモード時に、マニュアルクラッチ8が係合状態で、かつマニュアルトランスミッション4がニュートラル状態にある場合には、MGトルクを0に制御するように構成されている。
これにより、本実施例に係るハイブリッド車両のモータトルク制御装置は、EVモード時に、マニュアルクラッチ8が係合状態で、かつマニュアルトランスミッション4がニュートラル状態にある場合には、モータジェネレータ3の出力を抑制することができ、バッテリ31の電力消費を抑制することができる。この結果、本実施例に係るハイブリッド車両のモータトルク制御装置は、EVモード中におけるバッテリ31の残量低下を抑制することができる。したがって、渋滞中等で発進と停車とを長時間繰り返すような状況においても、モータジェネレータ3の出力を抑えることができるので、バッテリ31の残量低下を抑制できる。
また、本実施例に係るハイブリッド車両のモータトルク制御装置は、EVモードにおいてハイブリッド車両1を発進させる場合、MG回転速度がMG_idle回転速度以下に相当する低回転領域にあるときには、当該低回転領域での発進が困難となるようMGトルクを低下させるように構成されている。
これにより、本実施例に係るハイブリッド車両のモータトルク制御装置は、エンジン2の動力によって発進させる場合と同様のクラッチ操作を行わないと、EVモードでの発進を行うことができないようにすることができる。このため、EVモードでの発進を行う場合においても、エンジン2の動力によって発進させる場合と同様のクラッチ操作が必要となるため、運転者が発進操作で混乱してしまうことを防止することができる。
また、本実施例に係るハイブリッド車両のモータトルク制御装置は、EVモード時に、マニュアルクラッチ8が解放状態となった後、MG回転速度の変化率に対応したイナーシャ補正トルクをMGトルク指令値に加算することにより、MG回転速度の変化率に応じてMGトルクを上昇させるように構成されている。
ここで、モータジェネレータ3の慣性モーメントは、フライホイールを含むエンジン2の慣性モーメントよりも小さい。また、エンジン2の動力によりハイブリッド車両1を発進させる場合は、マニュアルクラッチ8の動力伝達経路の上流側の慣性モーメントは、フライホイールを含むエンジン2の慣性モーメントとモータジェネレータ3の慣性モーメントとを合算したものとなる。
したがって、モータジェネレータ3の動力によりハイブリッド車両1を発進させる場合は、エンジン2の動力によりハイブリッド車両1を発進させる場合と比較して、慣性モーメントが小さい状態となる。このため、マニュアルクラッチ8の半クラッチ操作の際にMG回転速度が低下しやすく、発進操作が困難となるおそれがある。
本実施例では、停車モードにあるときに発進のために運転者によりクラッチペダル80が踏み込まれた場合、MG回転速度の変化率に対応したイナーシャ補正トルクをMGトルク指令値に加算することによりMG回転速度の変化率に応じてMGトルクを上昇させるので、マニュアルクラッチ8を半クラッチ操作する際のMG回転速度の落ち込みを緩和することができる。このため、EVモードでの発進時においても、エンジン2の動力により発進する場合に近いクラッチ操作で発進することができる。
なお、本実施例では、EVモードかつ停車モードであるときにマニュアルクラッチ8が解放状態となると、発進移行モードに移行し、該発進移行モード中は発進が困難となるようMGトルクを低下させている。この場合、運転者が実際に発進操作を開始する時点(例えばアクセルペダル90の踏み込みを開始したタイミング等)で、MG回転速度がMG_idle回転速度以上であることが必要となる。
したがって、EVモードかつ停車モード中において、マニュアルクラッチ8の操作が無い状態ではモータジェネレータ3の回転が停止するように制御し、マニュアルクラッチ8が解放状態となった時点でMG回転速度を一旦、MG_idle回転速度以上となるように制御してもよい。この場合、電力消費を抑制しつつ、運転者の発進操作に備えることができる。
また、本実施例において、発進移行モードを除くEVモード中にラフなクラッチ操作やシフトレバー40の操作ミスによりMG回転速度がMG_idle回転速度を下回った場合には、疑似的なエンジンストールとして取り扱って再度始動操作を行わないとハイブリッド車両1を起動できないように構成してもよいし、マニュアルクラッチ8が解放状態となった時点で発進移行モードに移行するように構成してもよい。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 ハイブリッド車両
2 エンジン
3 モータジェネレータ(モータ)
4 マニュアルトランスミッション(変速機)
7 自動クラッチ
8 マニュアルクラッチ
10 ECU(制御部)
11 車速センサ
40 シフトレバー
41 シフトポジションセンサ
42 ニュートラルスイッチ
80 クラッチペダル
81 クラッチペダルセンサ
90 アクセルペダル
91 アクセル開度センサ

Claims (4)

  1. エンジンとモータとが自動クラッチを介して接続され、前記モータと変速機とがマニュアルクラッチを介して接続されたハイブリッド車両のモータトルク制御装置であって、
    前記ハイブリッド車両の走行モードとして、前記自動クラッチを解放して前記モータの動力で走行するEVモードと、前記自動クラッチを係合して前記エンジン、又は前記エンジン及び前記モータの動力で走行するHEVモードとを有し、
    アクセル開度と車速とに応じて前記EVモードと前記HEVモードとを切り替える制御部を備え、
    前記制御部は、車両を発進させる場合に、前記モータの回転速度が前記エンジンのアイドル回転速度以下に相当する低回転領域にあるときには、前記低回転領域での発進が困難となるように前記モータのトルクを低下させることを特徴とするハイブリッド車両のモータトルク制御装置。
  2. 前記制御部は、前記マニュアルクラッチが解放状態から係合状態へ移行する際に、前記モータの回転速度の変化率に応じて前記モータのトルクを上昇させることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両のモータトルク制御装置。
  3. 前記制御部は、前記マニュアルクラッチが係合状態で、かつ前記変速機がニュートラル状態にある場合には前記モータの出力を低下させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッド車両のモータトルク制御装置。
  4. 前記制御部は、前記マニュアルクラッチが係合状態で、かつ前記変速機がニュートラル状態である場合には、前記モータの出力を停止させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両のモータトルク制御装置。

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