JP2020104447A - 非円筒状加飾成形品 - Google Patents

非円筒状加飾成形品 Download PDF

Info

Publication number
JP2020104447A
JP2020104447A JP2018246922A JP2018246922A JP2020104447A JP 2020104447 A JP2020104447 A JP 2020104447A JP 2018246922 A JP2018246922 A JP 2018246922A JP 2018246922 A JP2018246922 A JP 2018246922A JP 2020104447 A JP2020104447 A JP 2020104447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
roll
cylindrical
transfer
shaped marking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018246922A
Other languages
English (en)
Inventor
能久 鶴田
Yoshihisa Tsuruta
能久 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2018246922A priority Critical patent/JP2020104447A/ja
Publication of JP2020104447A publication Critical patent/JP2020104447A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)

Abstract

【課題】 文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様が転写された加飾部が、非円筒形状から成る成形品の被転写面に切れ目又は位置ずれ等のない状態で一周に亘って連続して形成された非円筒状加飾成形品を創出することを課題とする。【解決手段】 被転写面32Aが一周に亘って設けられた非円筒状からなる成形品30と、被転写面32Aに対して一周に亘って文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様が転写された加飾部33と、を有する構成とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば楕円筒体や多角筒体など非円筒状の成形品の側面等に転写箔による加飾が施された非円筒状加飾成形品に関する。
特許文献1には、化粧料やシャンプー等の合成樹脂製のブロー成形容器の表面に、例えばホットスタンプ法等の転写によって、金属光沢を有する文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様(以下、適宜「模様等」という)から成る加飾部が形成された成形品に関する技術が記載されている。
また特許文献2には、既に文字等から成る転写柄が蒸着等されている熱転写用の長帯状の転写シートを一端より熱転写部に搬送し、転写柄を、熱転写部にセットした円筒状からなる被転写部材の被転写面に熱転写用のシリコンローラで熱と圧力を加えることにより転写する技術が記載されている。
特開2009−083203号公報 特開2011−173274号公報
しかし、特許文献1に記載された成形品では、成形品の表面(被転写面)に一周に亘って加飾を行う場合、正面、右側面、背面、左側面用に形成された複数の転写版を使用し、各面ごとに転写する必要がある。このため、成形品の表面に一周に亘って模様等を連続的に転写する場合、転写の開始位置と終了位置との境目部分に切れ目が生じ、あるいは境目部分が上下方向(成形品の高さ方向)に位置ずれし、美感に優れた成形品を得ることが困難であるという問題がある。
また特許文献2に記載の方法は、円筒形状から成る成形品(被転写部材)を対象とするものであり、楕円筒形状、あるいは多角筒形状(三角筒形状、四角筒形状、五角筒状形等)など非円筒形状から成る成形品については、模様等が周方向に連続的に転写形成されたものではなかった。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様が転写された加飾部が、非円筒形状から成る成形品の被転写面に切れ目又は位置ずれ等のない状態で一周に亘って連続して形成された非円筒状加飾成形品を創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の手段は、被転写面が一周に亘って設けられた非円筒状からなる成形品と、被転写面に対して一周に亘って文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様が転写された加飾部と、を有することを特徴とする、と云うものである。
また本発明の手段の他の手段は、少なくとも、円筒状の外周面に彫刻部が形成されて軸回りに回転駆動するロール状刻印と、ロール状刻印の周囲に対向配置されて回転するロール状刻印を加熱するヒーターと、被転写面が一周に亘って設けられた非円筒状からなる成形品を回転駆動可能に保持する回転移動治具と、ロール状刻印と回転移動治具との間に走行可能に設けられた長帯状の転写シートと、転写シートを走行方向に間欠的に巻き取る巻取モーターと、を用いて形成された非円筒状加飾成形品であって、
巻取モーター22を非駆動状態に設定すると共に、ヒーターに対向配置されたロール状刻印を一定の速度で回転させて加熱した後、回転を停止させてロール状刻印を所定の初期回転角度に位置決めし、成形品の被転写面とロール状刻印の外周面とを圧接させると共に、これらの間に転写シートを挟み込み、圧接する状態を維持しながら成形品を回転させると共に、被転写面とロール状刻印の外周面との間の接圧が一定となるように成形品の形状に倣いながらロール状刻印又は回転移動治具を互いに接近する方向及び離間する方向に往復移動させることにより、転写シートに文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらの組み合わせた模様を積層した転写箔が被転写面に一周に亘って転写され、最後に転写シートを走行させ、成形品に巻き付いている転写シートを成形品から剥離させて形成された加飾部を有することを特徴とする非円筒状加飾成形品。
上記手段では、文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様が転写された加飾部が、非円筒形状から成る成形品の被転写面に切れ目又は位置ずれ等のない状態で一周に亘って連続して形成された非円筒状加飾成形品を得ることができる。
また本発明は、上記いずれかの手段に、成形品の形状が、楕円筒状又は多角筒状である、との手段を加えたものである。
上記手段では、楕円筒状又は多角筒状(三角筒状、四角筒状、五角筒状等)など成形品の側壁部に、切れ目又は位置ずれ等のない加飾を一周に亘って連続して形成された被転写面を有する非円筒状加飾成形品を得ることができる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
一周に亘って形成された文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様の境目部分に切れ目又は位置ずれ等がなく、美感に優れた非円筒状加飾成形品とすることができる。
本発明の非円筒状加飾成形品の第1実施例としての楕円筒状のキャップを示し、Aは平面図及びその正面図、Bは平面図及びその側方からの半断面図である。 本発明の非円筒状加飾成形品の第2実施例としての角筒状のキャップを示し、Aは平面図、Bは正面方向からの半断面図である。 成形品を加飾する箔転写装置の概略構成を示す平面図である。 箔転写方法の一工程を示す平面図である。 箔転写方法の他の一工程を示す平面図である。 本発明であるロール状刻印の一実施例を示す斜視図である。 図6に示すロール状刻印の正面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の非円筒状加飾成形品の第1実施例としての楕円筒状キャップを示し、Aは平面図及びその正面図、Bは平面図及びその側方からの半断面図である。
本発明の非円筒状加飾成形品30は、例えば合成樹脂を射出成形することにより非円筒状に形成される成形品であり、その表面(被転写面)には文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様が転写されることにより形成された加飾部33を備える。
図1に本発明の第1実施例として示す非円筒状加飾成形品30は、図示しない容器本体の頭部に取り付けられて、頭部に設けられている口筒部を封止する合成樹脂製のキャップであり、楕円状から成る頂壁部31と、頂壁部31の縁部から下方に垂下設された側壁部32とを有し、全体として楕円筒形状である。以下においては、非円筒状の加飾成形品30を、成形品30又は非円筒状加飾成形品30と称する。
図1Bに示すように、頂壁部31の下面には円筒状からなる内筒部34が垂下設され、その内周面には雌ネジ35が刻設されおり、容器本体の口筒部の外周面に形成されている雄ネジに対して螺着可能に構成されている。
側壁部32の表面には、被転写面32Aが一周に亘って設けられている。そして、この被転写面32Aに文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様が転写された加飾部33が一周に亘って設けられている。第1実施例では、加飾部33を形成する模様等が、多数の星形の図形を縦横に配列すると共に略菱形状に形成された空きスペース内に所定の文字を配置することにより構成されている。
図2は本発明の非円筒状加飾成形品の第2実施例としての角筒状のキャップを示し、Aは平面図、Bは正面方向からの半断面図である。
第2実施例として示す非円筒状加飾成形品30は、長方形状に形成された頂壁部31の4つの縁部から下方に夫々垂下設された4ヶの側壁部32とを有して、全体として有頂長方角筒状に形成された合成樹脂製のキャップである。そして、図2Bに示すように、頂壁部31の下面には円筒状からなる内筒部34が垂下設され、その内周面には雌ネジ35が刻設され、図示しない容器本体の口筒部の外周面に形成されている雄ネジに対して螺着可能である。
4つの側壁部32はすべて被転写面32Aであり、この4つの被転写面32Aに文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様が転写された加飾部33が一周に亘って設けられている。第2実施例では、加飾部33を形成する模様等が、上下の位置に周方向に連なるように配置された図形と、それらの間に配置された文字及び図形から構成されている。
次に、加飾部33を被転写面32Aに一周に亘って形成するための箔転写装置及びこれを用いた箔転写方法について説明する。尚、以下の説明では、非円筒状加飾成形品30の例として楕円筒形状からなる成形品を示して説明するが、その他の多角筒状からなる成形品において同様である。
図3は成形品を加飾する箔転写装置の概略構成を示す平面図、図4は箔転写方法の一工程を示す平面図、図5は箔転写方法の他の一工程を示す平面図、図6は本発明であるロール状刻印の一実施例を示す斜視図、図7は図6に示すロール状刻印の正面図である。
図3に示すように、箔転写装置は、図示左端の上流側に巻出リール1が配置され、図示右端の下流側に巻取リール2が配置されている。巻取リール2は巻取モーター22の回転軸に軸支されており、巻出リール1はバックテンションモーター21の回転軸に図示しないクラッチ機構を介して軸支されており、これら巻出リール1と巻取リール2との間には後述する転写シート4が張設されている。そして、巻取モーター22を正転方向に間欠的に駆動させることにより、転写シート4を走行方向である上流側から下流側に向かって走行させることが可能となっている。またバックテンションモーター21を逆回転駆動させることにより、クラッチ機構を介して転写シート4に走行方向とは逆方向(上流方向)に作用する所定の張力(バックテンション)を与え、転写シート4に発生しやすい弛みを除去することが可能となっている。
巻出リール1と巻取リール2との間には、ガイドローラー3Aやガイド支柱3Bなどからなる複数のガイド部材3が配置されており、転写シート4はこれらガイド部材3に補助されながら上流側から下流側(走行方向)に向かって走行可能に配置されている。
転写シート4は、合成樹脂から成るベースフィルム上に金属箔等から構成される転写箔が蒸着等により積層された長帯状(テープ状ともいう。)のシートであり、多重に巻回されることにより構成されている。
箔転写装置の中央部に設けられた左右のガイド支柱3B(ガイド部材3)の間には、円筒状からなるロール状刻印5が設けられており、このロール状刻印5の周囲には遠赤外線式のヒーター6が対向配置されている。
図6及び図7に示すように、ロール状刻印5は、比較的硬度の大きいラバーからなる円筒状の部材であり、このロール状刻印5の外周面には、成形品30の被転写面32Aに対して転写を行う文字、図形又は記号若しくはこれらを組み合わせた模様が刻設されて成る彫刻部5a(図6及び図7では、多数の星形の図形を縦横に配列すると共に略菱形状の空きスペース内に所定の文字を配置した模様)が形成されている。
ロール状刻印5は、図示しないサーボモーターに直結されると共にサーボモーターをエンコーダ制御することにより、一定の速度で回転できるように構成されている。あるいはロール状刻印5は図示しないサーボモーターの回転シャフトに対し、ワンウェイクラッチ機構(図示せず)を介して回転可能に軸支された円柱状の取付け治具7の周囲に外挿された状態で固定されており、サーボモーターの動力を受けたときに一定の速度で回転することが可能となる構成であっても良い。
ロール状刻印5が一定の速度で回転することにより、ヒーター6で加熱されるロール状刻印5の彫刻部5aに生じやすい温度ムラが抑制され、ひいては転写ムラの発生を抑制することが可能となっている。尚、サーボモーターは図示しないコントローラに接続されており、コントローラはプログラムやタッチパネルからの入力に応じてロール状刻印5の回転の開始時間や停止時間のタイマー制御、ロール状刻印5の回転角度の調整等を制御すことが可能となっている。
転写シート4を介してロール状刻印5と対向する位置には回転移動治具8が設けられている。回転移動治具8は、成形品30を回転軸の先端に保持して軸回りに回転駆動させるモーター(図示せず)を搭載し、且つロール状刻印5に対して接近する方向及び離間する方向(前後方向ともいう)に移動自在に設けられている。
そして、図示しないコントローラの制御により、回転移動治具8を前方に移動させることにより、成形品30の側壁部32である被転写面32Aを、転写シート4を介してロール状刻印5に圧接させることが可能となっている。同時に、モーターを駆動させることにより、成形品30を回転させることが可能となっている。よって、成形品30を回転させながら成形品30の側壁部32である被転写面32Aの形状に倣って回転移動治具8を前後方向に往復移動させることにより、楕円形状からなる成形品30の被転写面32Aに倣いながら一周に亘ってロール状刻印5に圧接させることができると共に、圧接時の接圧を一定に保つことが可能となっている。
尚、図3乃至図5に示すように、回転移動治具8と図示左側のガイド支柱3Bとの間に、エアシリンダー又は油圧シリンダー等から成る押出機(アクチュエーター)10を配置しても良い。この押出機(アクチュエーター)10は水平に進退移動する支持アーム11を有し、この支持アーム11の先端には鉛直方向に延びる丸棒状のテンションガイド12が設けられている。図4及び図5に示すように、支持アーム11を突出させて、テンションガイド12の外周面で転写シート4を押圧すると、転写シート4により強力なテンションが作用して皺の発生を抑制することが可能となる。テンションガイド12の外周面は、転写シート4がスムーズに摺動できるようにすべく、研磨処理や化学的な表面処理が施されていることが好ましい。
次に、上記箔転写装置を用いた箔転写方法について説明する。
(1)第1工程(初期状態)
図3に示すように、ロール状刻印5が一定の速度で回転させられており、ロール状刻印5の外周面に生じやすい温度ムラが抑制されている。
尚、巻取モーター22は非駆動状態(停止状態)にあり、バックテンションモーター21は駆動されて、転写シート4に発生しやすい弛みを除去している。また回転移動治具8は、ロール状刻印5から離れる後方の退避位置に移動させられた状態にある。
この第1工程(初期状態)において、楕円筒状の成形品30が回転移動治具8に搭載されているモーターの回転軸の先端部に装着される。
(2)第2工程(転写開始)
第2工程(転写開始)は、図示しないスタート用のスイッチをオンに設定することにより行う。
スイッチオンと同時に、サーボモーターの駆動が停止され、ロール状刻印5の回転を停止させて彫刻部5aが所定の停止位置に来るように制御される。これにより、成形品30とロール状刻印5との相対的な位置決めが行われ、彫刻部5aを所定の開始位置(又は初期回転角度)に設定することが可能となる。尚、ロール状刻印5の回転の停止は、サーボモーター自体を制御する方法以外に、ロール状刻印5に設けた位置決め用の部位(例えば図6に示すボルト7aなど)を外部センサーで検知して停止させる方法であっても良い。
尚、上述したように、ロール状刻印5がサーボモーターの回転シャフトにワンウェイクラッチ機構を介して回転可能に軸支される構成である場合には、ロール状刻印5の回転を停止させてからこのロール状刻印5に成形品30の被転写面32Aが接触するまでの間にロール状刻印5が若干動いて位置ずれを起こす場合が想定されるが、その場合には回転シャフトに矯正用のテンションベルトを架けて位置ずれを防止するようにすると良い。あるいはタイミングを計りながら図示しないエアシリンダー等を介して回転シャフトや図示しないプーリー等を強制的にクランプすることにより、位置ずれを防止するようにしても良い。
(3)第3工程
次に、図4に示すように、回転移動治具8を後方の退避位置からロール状刻印5に接近する前方の圧接位置に移動させ、成形品30の被転写面32Aでロール状刻印5の外周面(彫刻部5a)を圧接し、成形品30の被転写面32Aとロール状刻印5の外周面との間に転写シート4を挟み込む。
尚、同時に、押出機(アクチュエーター)10の支持アーム11を突出させてテンションガイド12で転写シート4を押し出す工程を有すことが好ましい。本工程を実行することにより、転写シート4に強いテンションを作用させて皺の発生を抑制することが可能となる。
(4)第4工程
次に、図5に示すように、回転移動治具8に搭載されているモーターを駆動させて成形品30を図示時計回りに回転させる。すると、転写シート4の転写箔のうち、ロール状刻印5の彫刻部5aと接した部分が成形品30の被転写面32Aに接着するため、成形品30の回転に連動して転写シート4を上流側から下流側に向かって送ることができる。この際、回転移動治具8はコントローラの制御によって成形品30の被転写面32Aの形状に倣いながら前後方向に往復移動させられる。これにより、非円筒状加飾成形品30の被転写面32Aとロール状刻印5の彫刻部5aとの間の接圧が一定に維持され、且つ転写シート4を介し成形品30の回転力をロール状刻印5に伝達することができる。すなわち、成形品30の図示時計回りの回転に連動してロール状刻印5を図示反時計回りに回転させることができる。よって、転写シート4に積層されている転写箔が、成形品30の被転写面32Aの一周に亘ってロール状刻印5に彫刻されている彫刻部5aのとおりに転写(熱転写)される。
これにより、成形品30の側壁部32である被転写面32Aに加飾部33が一周に亘って転写されるが、この際転写の開始位置と終了位置との境目部分に切れ目が生じたり、または転写の開始位置と終了位置が上下方向(成形品の高さ方向)に位置ずれしたりすることがなく、美感に優れた非円筒状加飾成形品30を得ることができる。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
上記実施例では、成形品30の種類については、一例としてキャップを示して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、容器本体など外周面に一周に亘る被転写面32Aを備える成形品であればどのような成形品であってもよい。
また上記実施例では、非円筒状の成形品の一例として楕円筒状及び長方角筒状の場合を示して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特に多角筒状の成形品としては、三角筒状、正四角筒状、五角筒状など三角以上の多角筒状であってもよい。
本発明は、側壁部(被転写面)に一周に亘る転写による加飾部を備える非円筒状加飾成形品の分野における用途展開をさらに広い領域で図ることができる。
1 : 巻出リール
2 : 巻取リール
3 : ガイド部材
3A : ガイドローラー
3B : ガイド支柱
4 : 転写シート
5 : ロール状刻印
5a : 彫刻部
6 : ヒーター
7 : 取付け治具
8 : 回転移動治具
10 : 押出機(アクチュエーター)
11 : 支持アーム
12 : テンションガイド
21 : バックテンションモーター
22 : 巻取モーター
30 : 非円筒状加飾成形品(成形品)
31 : 頂壁部
32 : 側壁部
32A: 被転写面
33 : 加飾部
34 : 内筒部
35 : 雌ネジ

Claims (3)

  1. 被転写面(32A)が一周に亘って設けられた非円筒状からなる成形品(30)と、前記被転写面(32A)に対して一周に亘って文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらを組み合わせた模様が転写された加飾部(33)と、を有することを特徴とする非円筒状加飾成形品。
  2. 少なくとも、円筒状の外周面に彫刻部(5a)が形成されて軸回りに回転駆動するロール状刻印(5)と、該ロール状刻印(5)の周囲に対向配置されて回転する前記ロール状刻印(5)を加熱するヒーター(6)と、被転写面(32A)が一周に亘って設けられた非円筒状からなる成形品(30)を回転駆動可能に保持する回転移動治具(8)と、前記ロール状刻印(5)と前記回転移動治具(8)との間に走行可能に設けられた長帯状の転写シート(4)と、前記転写シート(4)を走行方向に間欠的に巻き取る巻取モーター(22)と、を用いて形成された非円筒状加飾成形品であって、
    前記巻取モーター22を非駆動状態に設定すると共に、前記ヒーター(6)に対向配置されたロール状刻印(5)を一定の速度で回転させて加熱した後、回転を停止させて前記ロール状刻印(5)を所定の初期回転角度に位置決めし、前記成形品(30)の被転写面(32A)とロール状刻印(5)の外周面とを圧接させると共に、これらの間に前記転写シート(4)を挟み込み、前記圧接する状態を維持しながら前記成形品(30)を回転させると共に、前記被転写面(32A)とロール状刻印(5)の外周面との間の接圧が一定となるように前記成形品(30)の形状に倣いながら前記ロール状刻印(5)又は前記回転移動治具(8)を互いに接近する方向及び離間する方向に往復移動させることにより、前記転写シート(4)に文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらの組み合わせた模様を積層した転写箔()が前記被転写面(32A)に一周に亘って転写され、最後に前記転写シート(4)を走行させ、前記成形品(30)に巻き付いている前記転写シート(4)を前記成形品(30)から剥離させて形成された加飾部(33)を有することを特徴とする非円筒状加飾成形品。
  3. 成形品の形状が、楕円筒状又は多角筒状である請求項1又は2記載の非円筒状加飾成形品。
JP2018246922A 2018-12-28 2018-12-28 非円筒状加飾成形品 Pending JP2020104447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018246922A JP2020104447A (ja) 2018-12-28 2018-12-28 非円筒状加飾成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018246922A JP2020104447A (ja) 2018-12-28 2018-12-28 非円筒状加飾成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020104447A true JP2020104447A (ja) 2020-07-09

Family

ID=71447849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018246922A Pending JP2020104447A (ja) 2018-12-28 2018-12-28 非円筒状加飾成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020104447A (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4730524B1 (ja) * 1967-09-18 1972-08-08
JPS4967719A (ja) * 1972-10-26 1974-07-01
JPS4985204U (ja) * 1972-11-13 1974-07-24
JPS5120405U (ja) * 1974-07-30 1976-02-14
JPS53125112A (en) * 1977-04-06 1978-11-01 Taihei Kogyo Kk Device for feeding film of thermal transfer unit
JPS5445619U (ja) * 1977-09-05 1979-03-29
JPS5853629U (ja) * 1981-10-07 1983-04-12 豊栄フジ工業株式会社 熱転写装置
JPS6349461A (ja) * 1986-08-19 1988-03-02 Taihei Kogyo Kk 熱転写装置
JPH0676067U (ja) * 1993-04-12 1994-10-25 冨士シール工業株式会社 発泡合成樹脂容器および容器へのラベル装着装置
JP2013184322A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Key Tranding Co Ltd 転写方法および転写装置
JP3204692U (ja) * 2016-03-30 2016-06-09 ナビタス株式会社 ロール転写装置
JP2018052095A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社吉野工業所 ロール状刻印及びこれを用いた箔転写装置並びに箔転写方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4730524B1 (ja) * 1967-09-18 1972-08-08
JPS4967719A (ja) * 1972-10-26 1974-07-01
JPS4985204U (ja) * 1972-11-13 1974-07-24
JPS5120405U (ja) * 1974-07-30 1976-02-14
JPS53125112A (en) * 1977-04-06 1978-11-01 Taihei Kogyo Kk Device for feeding film of thermal transfer unit
JPS5445619U (ja) * 1977-09-05 1979-03-29
JPS5853629U (ja) * 1981-10-07 1983-04-12 豊栄フジ工業株式会社 熱転写装置
JPS6349461A (ja) * 1986-08-19 1988-03-02 Taihei Kogyo Kk 熱転写装置
JPH0676067U (ja) * 1993-04-12 1994-10-25 冨士シール工業株式会社 発泡合成樹脂容器および容器へのラベル装着装置
JP2013184322A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Key Tranding Co Ltd 転写方法および転写装置
JP3204692U (ja) * 2016-03-30 2016-06-09 ナビタス株式会社 ロール転写装置
JP2018052095A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社吉野工業所 ロール状刻印及びこれを用いた箔転写装置並びに箔転写方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2412057C2 (ru) Способ горячего тиснения и устройство для его осуществления
US3434902A (en) Method and system for transferring heat-activated labels
TWI601645B (zh) 一種將熱壓印薄膜上的轉印層壓印在一個非平整工件表面上的製程與設備
KR960000451A (ko) 사출 성형과 동시에 패턴을 형성하는 장치 및 방법
US2594290A (en) Apparatus for applying designs to plastic sheetlike materials
JP4477084B2 (ja) 成形同時加飾方法
JP6126015B2 (ja) 非対称な縁部を有する部品にフォイルスタンプするための方法
KR100195763B1 (ko) 열 엠보싱 포일을 이용한 건식인쇄방법과 장치
JP2008260217A (ja) 三次元立体効果を有する印刷物とその製造方法
PT2976209T (pt) Dispositivo de estampagem de películas
JP2020104447A (ja) 非円筒状加飾成形品
ITMO20110018A1 (it) Dispositivo per stampa a caldo, particolarmente per materiali refrattari e/o rigidi.
US9193176B2 (en) Systems and methods for printing indicia on latex surfaces in motion
JP6783019B2 (ja) ロール状刻印及びこれを用いた箔転写装置並びに箔転写方法
CN101391512B (zh) 向单张纸转印的方法
KR101580769B1 (ko) 용기 라벨 고속 열전사 방법 및 용기 라벨 고속 열전사 장치
JPH0852761A (ja) 成型同時絵付方法
JPS62128720A (ja) 射出同時成形法
US5802821A (en) Apparatus for applying a cover foil to a bottom foil including a containment structure
JP2011136461A (ja) エンボス加工装置
JP7120788B2 (ja) ロール状刻印を用いた箔転写装置及び箔転写方法
JPH02301413A (ja) 樹脂成形品の同時成形転写方法
WO2010024095A1 (ja) 加飾シート及び成形同時加飾装置
KR200300309Y1 (ko) 전사 인쇄장치
JP2021172057A (ja) 転写成形品及びその加飾方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221212

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221212

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20221219

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221220

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20230113

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20230117