JP2020103890A - 医用情報処理装置、医用情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

医用情報処理装置、医用情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デノイズ精度を高めることのできる医用情報処理装置を提供する。【解決手段】医用情報処理装置200は、導出部と、調整部と、除去部と、合成部とを備える。導出部は、複数の受信コイルの各々により収集される磁気共鳴信号に対応するデータに含まれるノイズに関する指標値を導出する。調整部は、導出部により導出された指標値に基づいて、磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する度合いを調整する。除去部は、調整部により調整された度合いに基づいて、磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する。合成部は、除去部によりノイズが除去された、複数の受信コイルの各々で収集された磁気共鳴信号に対応するデータを合成する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、医用情報処理装置、医用情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置に設けられた複数の受信コイルにより得られる信号の平方二乗和(SoS:Sum of Squares)をとって画像を生成し、さらに、生成された画像に対してデノイズ処理を行うことでノイズ成分が除去或いは抑制された画像を得る技術が知られている。デノイズ処理としては、例えば、ディープニューラルネットワークを利用することが可能である。
米国特許出願公開第2018/0018757号明細書
本発明が解決しようとする課題は、デノイズ精度を高めることである。
実施形態の医用情報処理装置は、導出部と、調整部と、除去部と、合成部とを備える。導出部は、複数の受信コイルの各々により収集される磁気共鳴信号に対応するデータに含まれるノイズに関する指標値を導出する。調整部は、前記導出部により導出された前記指標値に基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する度合いを調整する。除去部は、前記調整部により調整された前記度合いに基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する。合成部は、前記除去部によりノイズが除去された、前記複数の受信コイルの各々で収集された前記磁気共鳴信号に対応するデータを合成する。
第1の実施形態に係る医用画像処理装置200を含む医用画像処理システム1の構成の一例を示す図。 第1の実施形態に係る医用画像生成装置100の一例を示す図。 第1の実施形態に係る医用画像生成装置100に備えられるRFコイル108の配置の一例を示す図。 第1の実施形態に係る医用画像処理装置200の一例を示す図。 第1の実施形態に係るデノイズモデルMDL1の構成の一例を示す図。 第1の実施形態に係るアクティベーション層330の活性化関数の一例を示す図。 第1の実施形態に係る原画像からデノイズ画像および合成画像を生成する構成の一例を示す図。 第1の実施形態における処理回路210の学習処理の一連の流れを示すフローチャート。 第1の実施形態における処理回路210の画像処理の一連の流れを示すフローチャート。 第1の実施形態の変形例に係る医用画像生成装置100の一例を示す図。 第2の実施形態に係る医用画像処理装置200の一例を示す図。 第2の実施形態における処理回路210の画像処理の一連の流れを示すフローチャート。 第2の実施形態の変形例に係る医用画像生成装置100を示す図。
以下、図面を参照しながら、医用情報処理装置、医用情報処理方法、およびプログラムの実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置200を含む医用画像処理システム1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、医用画像処理システム1は、例えば、医用画像生成装置100と、医用画像処理装置200とを備える。医用画像生成装置100と医用画像処理装置200とは、ネットワークNWを介して互いに接続される。ネットワークNWは、例えば、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネット、専用回線、無線基地局、プロバイダなどを含む。医用画像処理装置200は、「医用情報処理装置」の一例である。
医用画像生成装置100は、例えば、MRI装置などを含む。MRI装置は、例えば、被検体(例えば人体)に磁場を与えて、核磁気共鳴現象によって被検体内の水素原子核から発生する電磁波を、コイルを利用して受信し、その受信した電磁波に基づく信号を再構成することで医用画像(MR画像)を生成する。以下の説明では、一例として医用画像生成装置100がMRI装置であるものとして説明する。
医用画像処理装置200は、一つまたは複数のプロセッサにより実現される。例えば、医用画像処理装置200は、クラウドコンピューティングシステムに含まれるコンピュータであってもよいし、他の機器に依存せずに単独で動作するコンピュータ(スタンドアローンのコンピュータ)であってもよい。
[医用画像生成装置(MRI装置)の構成例]
図2は、第1の実施形態に係る医用画像生成装置100の一例を示す図である。図2に示すように、医用画像生成装置100は、例えば、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル102と、傾斜磁場電源103と、寝台104と、寝台制御回路105と、送信回路107と、RFコイル108と、受信回路109と、シーケンス制御回路110と、コンソール装置120とを備える。
静磁場磁石101は、中空の略円筒形状に形成された磁石である。静磁場磁石101は、内部の空間に一様な静磁場を発生させる。静磁場磁石101は、例えば、永久磁石や超伝導磁石などである。傾斜磁場コイル102は、中空の略円筒形状に形成されたコイルであり、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル102は、互いに直交するx,y,zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成される。z軸方向は、寝台104の天板104aの長手方向を表し、x軸方向は、z軸方向に直交し、医用画像生成装置100が設置される部屋の床面に対して平行である軸方向を表し、y軸方向は、床面に対して垂直方向である軸方向を表している。各軸方向に対応した3つのコイルは、傾斜磁場電源103から個別に電流を受けて、x,y,zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生させる。なお、z軸方向は、静磁場と同方向とする。
傾斜磁場電源103は、傾斜磁場コイル102に電流を供給する。ここで、傾斜磁場コイル102によって発生するx,y,zの各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Ge、およびリードアウト用傾斜磁場Grにそれぞれ対応する。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。
寝台104は、被検体OBが載置される天板104aを備える。寝台104は、寝台制御回路105による制御のもと、天板104aを、被検体OBが載置された状態で傾斜磁場コイル102の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、寝台104は、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように設置される。寝台制御回路105は、コンソール装置120による制御のもと、寝台104を駆動して天板104aを長手方向および上下方向へ移動する。
RFコイル108は、送信回路107からRF(Radio Frequency)パルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。送信回路107は、対象とする原子核の種類および磁場の強度で決まるラーモア周波数に対応するRFパルスをRFコイル108に供給する。また、RFコイル108は、高周波磁場の影響によって被検体OBから発せられる磁気共鳴信号を受信する。磁気共鳴信号には、例えば、信号強度成分と位相成分が含まれる。RFコイル108は、磁気共鳴信号を受信すると、受信した磁気共鳴信号を受信回路109へ出力する。
RFコイル108は、例えば、MRI装置の架台内に収められ、被検体OBを取り囲むように構成された全身用コイルや、被検体OBの撮像部位ごとに設けられる局所コイルである。以下では、RFコイル108として局所コイルを例にとって説明するが、RFコイル108の種別を限定することは意図しない。また、送信と受信をそれぞれ異なるRFコイルで行ってもよいし、RFコイル108を送受信兼用として構成してもよい。なお、第1の実施形態において、RFコイル108は、複数のコイルエレメントを有するコイルアレイである。
図3は、第1の実施形態に係る医用画像生成装置100に備えられるRFコイル108の配置の一例を示す図である。図3では、RFコイル108が、8つのコイルエレメント108a〜108hを備える例を示す。これらのコイルエレメント108a〜108hは、例えばz軸に沿って被検体OBを取り囲むように配置される。各コイルエレメント108a〜108hは、被検体OBから発せられた磁気共鳴信号を受信し、受信回路109へ出力する。
受信回路109は、コイルエレメント108a〜108hにより出力される磁気共鳴信号ごとに磁気共鳴データを生成する。例えば、受信回路109は、コイルエレメント108a〜108hにより出力されるアナログ信号である磁気共鳴信号の各々をデジタル変換することによって、デジタル信号である磁気共鳴データの組を生成する。また、受信回路109は、生成した磁気共鳴データの組をシーケンス制御回路110へ送信する。なお、受信回路109は、静磁場磁石101や傾斜磁場コイル102などを備える架台装置側に備えられていてもよい。
シーケンス制御回路110は、コンソール装置120により出力されるシーケンス情報に基づいて、傾斜磁場電源103、送信回路107および受信回路109を駆動することによって、被検体OBを撮像する。シーケンス情報は、撮像処理を行うための手順を定義した情報である。シーケンス情報には、傾斜磁場電源103が傾斜磁場コイル102に供給する電流の大きさや電流を供給するタイミング、送信回路107がRFコイル108に送信するRFパルスの強さやRFパルスを印加するタイミング、受信回路109が磁気共鳴信号を検出するタイミングなどが定義された情報が含まれる。
なお、シーケンス制御回路110は、傾斜磁場電源103、送信回路107および受信回路109を駆動させ、受信回路109から磁気共鳴データを受信すると、受信した磁気共鳴データをコンソール装置120へ転送する。
コンソール装置120は、医用画像生成装置100の全体を制御したり、磁気共鳴データを収集したりする。例えば、コンソール装置120は、通信インターフェース122と、入力インターフェース124と、ディスプレイ126と、処理回路130と、メモリ(ストレージ)150とを備える。
通信インターフェース122は、例えば、NIC(Network Interface Card)などの通信インターフェースを含む。通信インターフェース122は、ネットワークNWを介して医用画像処理装置200と通信し、医用画像処理装置200との間で情報を送受信する。通信インターフェース122は、受信した情報を処理回路130に出力する。また、通信インターフェース122は、処理回路130による制御を受けて、ネットワークNWを介して接続された他の装置に情報を送信してもよい。
入力インターフェース124は、操作者から各種の入力操作を受け付けるインターフェースである。入力インターフェース124は、入力操作を受け付けると、その受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路130に出力する。例えば、入力インターフェース124は、マウスやキーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパネルなどにより実現される。また、入力インターフェース124は、例えば、マイクなどの音声入力を受け付けるユーザインターフェースによって実現されてもよい。入力インターフェース124がタッチパネルである場合、後述するディスプレイ126は入力インターフェース124と一体として形成されてよい。
ディスプレイ126は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ126は、処理回路130によって生成された画像を表示したり、操作者からの各種の入力操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)などを表示したりする。例えば、ディスプレイ126は、LCD(Liquid Crystal Display)や、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどである。
処理回路130は、例えば、取得機能132と、生成機能134と、通信制御機能136と、表示制御機能138とを備える。これらの機能(構成要素)は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサ(あるいはプロセッサ回路)が、メモリ150に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、処理回路130の機能の一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェア(回路部:circuitry)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。また、上記のプログラムは、予めメモリ150に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がコンソール装置120のドライブ装置に装着されることで記憶媒体からメモリ150にインストールされてもよい。
メモリ150は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどによって実現される。これらの非一過性の記憶媒体は、NAS(Network Attached Storage)や外部ストレージサーバ装置といったネットワークNWを介して接続される他の記憶装置によって実現されてもよい。また、これらの非一過性の記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)やレジスタなどの記憶装置によって実現されてもよい。
取得機能132は、シーケンス制御回路110から磁気共鳴データを取得する。磁気共鳴データは、上述したように、核磁気共鳴現象によって被検体OB内において発生した電磁波の信号(磁気共鳴信号)をデジタル化して得られる磁気共鳴データである。なお、前述したスライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Ge、及びリードアウト用傾斜磁場Grによって付与された情報に応じて例えば2次元や3次元に配置された磁気共鳴データは、k空間データとも称される。
生成機能134は、取得機能132によって取得されたk空間データに対してフーリエ変換(例えば、逆フーリエ変換)などの処理を含む再構成処理を行うことで、k空間データから再構成されたMR画像を生成する。生成機能134は、コイルエレメント108a〜108hにより出力される磁気共鳴信号ごとの磁気共鳴データに対してフーリエ変換(例えば、逆フーリエ変換)などの処理を含む再構成処理を行うことで、コイルエレメント108a〜108hにより出力される磁気共鳴信号ごとのMR画像(以下、原画像)の組を生成する。図3に示すように、生成機能134は、コイルエレメント108a〜108hにより出力される磁気共鳴信号の原画像の組として、原画像a〜hをそれぞれ生成する。
通信制御機能136は、生成機能134により原画像a〜hが再構成により生成されると、通信インターフェース122に医用画像処理装置200と通信させ、その通信相手の医用画像処理装置200に、再構成された原画像a〜hを送信する。また、通信制御機能136は、通信インターフェース122に医用画像処理装置200と通信させ、その通信相手の医用画像処理装置200から各種情報を受信させてよい。
表示制御機能138は、医用画像処理装置200から受信した医用画像を、ディスプレイ126に表示させる。また、表示制御機能138は、生成機能134により生成された原画像a〜hをディスプレイ126に表示させてもよい。
[医用画像処理装置の構成例]
図4は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置200の一例を示す図である。医用画像処理装置200は、医用画像生成装置100から受信した原画像a〜hに対して、ノイズを除去或いは軽減するデノイズ処理を行い、デノイズ処理後の画像を合成することで最終的な画像(以下、合成画像)を生成する。以下においては、ノイズを除去或いは軽減することを、単にノイズを除去すると記載する。図4に示すように、医用画像処理装置200は、例えば、通信インターフェース202と、入力インターフェース204と、ディスプレイ206と、処理回路210と、メモリ230とを備える。
通信インターフェース202は、例えば、NICなどの通信インターフェースを含む。例えば、通信インターフェース202は、ネットワークNWを介して医用画像生成装置100と通信し、医用画像生成装置100から、再構成された医用画像を受信する。通信インターフェース202は、受信した医用画像を処理回路210に出力する。また、通信インターフェース202は、処理回路210による制御を受けて、ネットワークNWを介して接続された医用画像生成装置100やその他の装置に情報を送信してもよい。他の装置とは、例えば、医師や看護師などの画像の読影者が利用可能な端末装置であってよい。
入力インターフェース204は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路210に出力する。例えば、入力インターフェース204は、マウスやキーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパネルなどにより実現される。また、入力インターフェース204は、例えば、マイクなどの音声入力を受け付けるユーザインターフェースによって実現されてもよい。入力インターフェース204がタッチパネルである場合、後述するディスプレイ206は入力インターフェース204と一体として形成されてよい。
ディスプレイ206は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ206は、処理回路210によって生成された画像(後述するデノイズ画像や合成画像)を表示したり、操作者からの各種の入力操作を受け付けるためのGUIなどを表示したりする。例えば、ディスプレイ206は、LCDや、CRTディスプレイ、有機ELディスプレイなどである。
処理回路210は、例えば、取得機能212と、導出機能214と、パラメータ調整機能216と、デノイズ機能218と、画像合成機能220と、出力制御機能222と、学習機能224とを実行する。導出機能214は、「導出部」の一例であり、パラメータ調整機能216は、「調整部」の一例であり、デノイズ機能218は、「除去部」の一例であり、画像合成機能220は、「合成部」の一例である。
これらの機能(構成要素)は、例えば、CPUやGPUなどのプロセッサ(あるいはプロセッサ回路)が、メモリ230に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの複数の機能のうち一部または全部は、LSI、ASIC、FPGAなどのハードウェア(回路部:circuitry)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。また、上記のプログラムは、予めメモリ230に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体が医用画像処理装置200のドライブ装置に装着されることで記憶媒体からメモリ230にインストールされてもよい。
メモリ230は、例えば、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどにより実現される。これらの非一過性の記憶媒体は、NASや外部ストレージサーバ装置といったネットワークNWを介して接続される他の記憶装置によって実現されてもよい。また、これらの非一過性の記憶媒体は、ROMやレジスタなどの記憶装置によって実現されてもよい。メモリ230には、例えば、デノイズモデル情報232、原画像の情報(以下、原画像情報234)、デノイズ画像の情報(以下、デノイズ画像情報236)、合成画像の情報(以下、合成画像情報238)などが格納される。
デノイズモデル情報232は、後述するデノイズモデルMDL1を定義した情報(プログラムまたはデータ構造)である。デノイズモデルMDL1は、ある画像が入力されたときに該画像からノイズが除去された画像を出力するように学習されたモデルである。デノイズモデルMDL1は、例えば、一つ以上のDNN(Deep Neural Network(s))を含む。
デノイズモデル情報232には、例えば、デノイズモデルMDL1に含まれる各DNNを構成する入力層、一以上の隠れ層(中間層)、出力層の各々に含まれるニューロン(ユニットあるいはノード)が互いにどのように結合されるのかという結合情報や、結合されたニューロン間で入出力されるデータに付与される結合係数がいくつであるのかという重み情報などが含まれる。結合情報は、例えば、各層に含まれるニューロン数や、各ニューロンの結合先のニューロンの種類を指定する情報、各ニューロンを実現する活性化関数、隠れ層のニューロン間に設けられたゲートなどの情報を含む。ニューロンを実現する活性化関数は、例えば、入力符号に応じて動作を切り替える関数(ReLU(Rectified Linear Unit)関数やELU(Exponential Linear Units)関数、クリッピング関数)であってもよいし、シグモイド関数や、ステップ関数、ハイパポリックタンジェント関数であってもよいし、恒等関数であってもよい。ゲートは、例えば、活性化関数によって返される値(例えば1または0)に応じて、ニューロン間で伝達されるデータを選択的に通過させたり、重み付けたりする。結合係数は、例えば、ニューラルネットワークの隠れ層において、ある層のニューロンから、より深い層のニューロンにデータが出力される際に、出力データに対して付与される重みを含む。また、結合係数は、各層の固有のバイアス成分などを含んでもよい。
例えば、デノイズモデルMDL1は、CNN(Convolutional Neural Network)によって実現されてよい。CNNは、畳み込み層や、アクティベーション層などが多層に構成されていてよい。
図5は、デノイズモデルMDL1の構成の一例を示す図である。図5に示すように、デノイズモデルMDL1には、例えば、入力層310と、一以上の畳み込み層320と、一以上のアクティベーション層330と、出力層340とが含まれてよい。
例えば、原画像を、各画素に対応した要素をもつ行列とした場合、入力層310には、原画像に対応した行列が入力される。入力層310は、入力された行列に対して適時バイアス成分を加えるなどして、後段の畳み込み層320に出力する。
畳み込み層320は、入力された行列に対して、フィルタまたはカーネルと呼ばれる線形変換行列を、ある決められたストライド量でスライドさせながら積和演算を繰り返し、入力された行列から、線形変換行列との積和が要素値として対応付けられた複数の要素を含む行列を生成する。この際、畳み込み層320は、入力された行列の周囲に任意の値の要素を補間するパディング(例えばゼロパティング)を行って、畳み込み層320に入力された行列を、入力層310に入力される原画像の行列と行数および列数が同じ行列に変換してよい。そして、畳み込み層320は、生成した行列をアクティベーション層330に出力する。
アクティベーション層330は、畳み込み層320から入力された行列の各要素に対して活性化関数の計算処理を行い、その計算処理を行った行列を、後段のレイヤに出力する。
図6は、アクティベーション層330の活性化関数の一例を表す図である。図6に示すように、アクティベーション層330の活性化関数は、Soft‐Shrinkage関数であってよい。Soft‐Shrinkage関数は、例えば、以下の数式(1)によって表される。なお、アクティベーション層330の活性化関数は、Soft‐Shrinkage関数に代えて、Hard‐Shrinkage関数であってもよい。
Figure 2020103890
Soft‐Shrinkage関数あるいはHard‐Shrinkage関数は、入力値である要素値xが、ゼロを中心にした所定の正負の閾値±Tの範囲内である場合、ゼロを出力し、入力値である要素値xが、正の閾値+Tを超える、あるいは負の閾値−T未満である場合、その要素値xに比例する値を出力する関数である。アクティベーション層330の活性化関数に、Soft‐Shrinkage関数やHard‐Shrinkage関数を適用することで、振幅が閾値Tよりも小さな画像信号、すなわち、ノイズである蓋然性が高い微弱な画像信号を、活性化関数の出力においてゼロとすることができる。
閾値Tは、入力画像に含まれるノイズのレベル(信号強度あるいは信号電力)に応じて変動するパラメータであり、例えば、以下の数式(2)によって表される。
Figure 2020103890
数式(2)のGは、入力画像に含まれるノイズのレベルを表すものであり、閾値Tの値を制御する信号(以下、制御信号)である。入力画像に含まれるノイズのレベルが大きいほど、制御信号Gは大きくなり、入力画像に含まれるノイズのレベルが小さいほど、制御信号Gは小さくなる。入力画像に含まれるノイズのレベルは、入力画像の信号対雑音比(SNR:Signal-Noise Ratio)の大きさによって決定されてよい。
数式(2)のαは、ノイズレベルに乗算される重み係数である。重み係数αは、機械学習によって決定される。数式(2)に示すように閾値Tを変動させることで、アクティベーション層330の活性化関数を、ある一定の強度以上の信号に対して反応する活性化関数とすることができる。この結果、原画像に含まれるノイズの信号強度がばらついていても原画像からノイズを精度よく除去することができる。
出力層340は、前段の畳み込み層320およびアクティベーション層330によって処理された行列を出力する。
なお、図5に例示したデノイズモデルMDL1はあくまでも一例であり、例えば、プーリング層などが含まれていてもよい。プーリング層は、入力された行列の要素値を、その行列に含まれる全要素値の平均値や最大値といった代表値に置き換えることで、行列の次元数を圧縮する(減らす)。プーリング層は、次元数を圧縮した行列を後段のレイヤに出力する。
取得機能212は、通信インターフェース202に医用画像生成装置100と通信させ、その通信相手の医用画像生成装置100から再構成された原画像a〜hを取得する。取得機能212は、取得した原画像a〜hを、原画像情報234としてメモリ230に記憶させる。
導出機能214は、取得機能212によって取得された原画像a〜hに基づいて、原画像a〜hの各々に含まれるノイズに関する指標値を導出する。すなわち、導出機能214は、複数の受信コイルの各々により被検体OBから収集される磁気共鳴信号に基づく複数の画像に含まれるノイズに関する指標値を、画像ごとに導出する。例えば、導出機能214は、ノイズに関する指標値として、SNRを導出する。SNRは、画像の信号強度を、ノイズの信号強度で除算した指標値である。SNRの導出方法の詳細について後述する。導出機能214は、原画像a〜hの信号強度、ノイズの大きさ、正規化処理時の利得など、SNRに関連するデータを導出してもよい。導出機能214は、原画像a〜hの付帯情報に基づいて、原画像a〜hの各々に含まれるノイズに関する指標値を導出してもよい。
パラメータ調整機能216は、導出機能214によって導出されたSNRに基づいて、デノイズモデルMDL1の内部パラメータである制御関数Gを調整する。すなわち、パラメータ調整機能216は、導出機能214により導出された指標値であるSNRに基づいて、複数の原画像a〜hの各々からノイズを除去する度合いを調整する。パラメータ調整機能216は、信号対雑音比が小さくなるほど度合いを高くし、信号対雑音比が大きくなるほど度合いを低くする。パラメータ調整機能216は、アクティベーション層330の少なくとも1つのノードに対して調整済みの制御関数Gを入力する。
なお、パラメータ調整機能216は、複数の原画像a〜hの画像に対するノイズを除去する度合い(デノイズ強度)をまとめて1つに決定してもよい。すなわち、決定された1つの度合いは、複数の原画像a〜hの画像の全てに適用可能である。この場合、導出機能214は、被検体OBが天板104aに載置され、且つ、RFパルスを印加しない条件下で撮像を行うことにより得られたデータに含まれるノイズを求める。例えば、導出機能214は、RFパルスを印加しない条件下で収集したk空間データを再構成した画像空間におけるガウシアンノイズの分布を数値化する。パラメータ調整機能216は、このようにして数値化したノイズに応じてノイズを除去する度合いを決定してよい。なお、ノイズの強度や分布は、撮像条件に応じて変化する場合があるため、撮像条件が変更されるごとに、ノイズを除去する度合いが調整されてよい。
デノイズ機能218は、デノイズモデル情報232が示すデノイズモデルMDL1を利用して、取得機能212によって取得された原画像a〜hの各々からノイズを除去した複数の画像(以下、デノイズ画像)を生成する。図7は、第1の実施形態に係る原画像からデノイズ画像および合成画像を生成する構成の一例を示す図である。図7に示すように、デノイズ機能218は、取得機能212によって取得された原画像a〜hからノイズを除去し、デノイズ画像a〜hをそれぞれ生成する。すなわち、デノイズ機能218は、デノイズモデルMDL1の出力層340により出力された行列を、原画像a〜hからノイズを除去したデノイズ画像a〜hとして取得する。デノイズ機能218は、生成したデノイズ画像a〜hを、デノイズ画像情報236としてメモリ230に記憶させる。
デノイズ画像a〜hを生成する場合、デノイズ機能218は、パラメータ調整機能216により調整されたパラメータに基づいて、デノイズモデルMDL1に設定される内部パラメータの値を調整することができる。すなわち、デノイズ機能218は、原画像a〜hの各々のSNRに基づいて調整された制御関数Gにより、各原画像のデノイズの度合いを可変とすることができる。デノイズモデルMDL1は、例えば、プロセッサがデノイズモデルMDL1を実行することによって、デノイズモデルMDL1がデノイズ機能218の一部として実現されてよい。デノイズ機能218は、磁気共鳴信号に対応するデータが入力されたときに該データからノイズが除去されたデータを出力するように学習されたモデルに基づいて、磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する。
なお、デノイズ機能218は、ニューラルネットワークを用いたものに限られない。デノイズ機能218は、例えば、ロジスティック回帰分析、決定木分析、サポートベクターマシンに基づく技術などの任意の機械学習により生成されたモデルを用いてノイズを除去または軽減するものであってよい。また、デノイズ機能218は、原画像に対するウェーブレット変換によりノイズを除去または軽減するものであってよい。
また、デノイズ機能218は、機械学習の技術を用いたものに限られない。デノイズ機能218は、例えば、画像信号を統計的に分析し、画像信号をノイズ除去空間に射影したときの信号のスパース性に基づいてノイズを含む画像信号からノイズが除去された信号を復元することで、デノイズ処理を行うようにしてもよい。また、デノイズ機能218は、任意のフィルタリング技術により、デノイズ処理を行うようにしてもよい。また、デノイズ機能218は、画像信号を平均化することや、画像信号における特徴量を抽出することにより、デノイズ処理を行うようにしてもよい。
画像合成機能220は、デノイズ機能218により生成されたデノイズ画像a〜hを合成した合成画像を生成する。画像合成機能220は、例えば、平方二乗和を用いた合成アルゴリズムなどを用いて、合成画像を生成する。図7に示すように、画像合成機能220は、複数のデノイズ画像a〜hを合成して1つの合成画像を生成する。この合成画像が、医用画像生成装置100の最終的な撮像画像となる。なお、医用画像生成装置100がパラレルイメージングによりMR画像の再構成を行う装置である場合、画像合成機能220は、デノイズ画像a〜hに基づく再構成処理において画像の折り返しを展開する処理などを行ってよい。画像合成機能220は、生成した合成画像を、合成画像情報238としてメモリ230に記憶させる。
出力制御機能222は、画像合成機能220により合成画像が生成されると、通信インターフェース202に医用画像生成装置100と通信させ、その通信相手の医用画像生成装置100に、合成画像を送信する。また、出力制御機能222は、合成画像をディスプレイ206に表示させてもよい。
学習機能224は、デノイズモデルMDL1に対して、ある学習データとする画像(以下、学習画像)を入力し、デノイズモデルMDL1によって出力されたデノイズ画像が、教師データとする画像(以下、教師画像)に近づくようにデノイズモデルMDL1を学習する。例えば、教師画像は、サンプリング周波数を大きくするなどしてSNRを高くした画像であってよい。学習画像は、教師画像に既知のノイズを加えた画像であってよい。既知のノイズは、例えば、ガウシアンノイズであってよい。
例えば、学習機能224は、デノイズモデルMDL1によって出力されたデノイズ画像と、教師画像との差分が小さくなるように、畳み込み層320の線形変換行列の要素値や、アクティベーション層330の各ノードの活性化関数の重み係数αといった種々のパラメータを、SGD(Stochastic Gradient Descent)、Momentum SGD、AdaGrad、RMSprop、AdaDelta、Adam(Adaptive moment estimation)などの勾配法を利用して学習する。
なお、上記においては、処理回路210の各機能が、医用画像生成装置100から受信した原画像a〜hに対してデノイズ処理を行い、デノイズ処理後の画像を合成することで合成画像を生成する場合を例に挙げて説明したがこれに限られない。例えば、処理回路210の各機能は、医用画像生成装置100から受信したk空間データ等の再構成前のデータ(コイルエレメント108a〜108hにより出力される磁気共鳴信号に対応するデータ)に対してデノイズ処理を行い、デノイズ処理後のデータを合成することで合成画像を生成してもよい。
すなわち、導出機能214は、複数の受信コイルの各々により収集される磁気共鳴信号に対応するデータに含まれるノイズに関する指標値を導出する。パラメータ調整機能216は、導出機能214により導出された指標値に基づいて、磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する度合いを調整する。デノイズ機能218は、パラメータ調整機能216により調整された度合いに基づいて、磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する。画像合成機能220は、デノイズ機能218によりノイズが除去された、複数の受信コイルの各々で収集された磁気共鳴信号に対応するデータを合成する。磁気共鳴信号に対応するデータは、磁気共鳴信号に基づく複数の画像のデータを含む。
[処理フロー(学習処理)]
以下、第1の実施形態における処理回路210の処理フローについて説明する。処理回路210の処理には、デノイズモデルMDL1を学習する学習処理と、学習済みのデノイズモデルMDL1を使用してノイズを除去する処理を行う画像処理とが含まれる。以下においては、まず、処理回路210の学習処理について説明する。図8は、第1の実施形態における処理回路210の学習処理の一連の流れを示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、医用画像処理装置200の操作者が、入力インターフェース204を操作して学習処理の開始を指示した場合に行われる。
まず、学習機能224は、デノイズモデルMDL1に対する制御信号G、アクティベーション層330の各ノードの活性化関数の重み係数αなどの各種パラメータを初期値に設定する(ステップS100)。例えば、制御信号Gおよび重み係数αを1に設定する。
次に、学習機能224は、学習画像をデノイズモデルMDL1に入力し、その処理結果を得る(ステップS102)。学習画像は、例えば、ノイズを含まない画像またはSNRが高い画像である教師画像に対して、既知のノイズを付加した画像である。学習画像は、例えば、このノイズと教師画像の画素値とを加算することで得られる。
例えば、学習機能224は、デノイズモデルMDL1の入力層の各入力端に、学習画像の各画素の画素値を入力する。この画素値は、デノイズモデルMDL1の中間層の各ノードを、重み付き加算、バイアス加算、及び活性化関数処理の演算により、入力層から出力層に向かって、値を変化させながら伝搬していく。そして、出力層の出力端に、デノイズモデルMDL1による処理を受けた画像(以下、処理結果画像)の画素値が処理結果として出力される。
次に、学習機能224は、処理結果画像と教師画像との間の誤差である訓練誤差を算出する(ステップS104)。訓練誤差は、例えば、処理結果画像と教師画像の各画素の平均二乗誤差、各画素の二乗誤差の総和などである。
次に、学習機能224は、例えば、誤差逆伝播法を用いて、算出した訓練誤差が小さくなるようにデノイズモデルMDL1の内部パラメータを更新する(ステップS106)。次に、学習機能224は、例えば、教師画像とは別途準備されたノイズを含まない画像またはSNRが高い画像である正解画像と、この正解画像にノイズを加えた検証画像とを用いて、検証画像をデノイズモデルMDL1に入力した場合の処理結果画像と、正解画像との間の誤差である汎化誤差を算出する(ステップS108)。次に、学習機能224は、汎化誤差が極小値に達したか否かを判定する(ステップS110)。
学習機能224は、汎化誤差が極小値に達していないと判定した場合、再度、ステップS102以降の処理を繰り返す。一方、学習機能224は、汎化誤差が極小値に達していると判定した場合、学習後のデノイズモデルMDL1の内部パラメータをメモリ230に保存する(ステップS112)。以上により、本フローチャートの処理が終了する。
[処理フロー(画像処理)]
次に、処理回路210の画像処理について説明する。図9は、第1の実施形態における処理回路210の画像処理の一連の流れを示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、医用画像生成装置100により送信された原画像a〜hが取得機能212によって取得された場合に行われる。
まず、導出機能214は、取得機能212によって取得された原画像a〜hの各々のSNRを導出する(ステップS200)。例えば、導出機能214は、取得機能212によって取得された原画像a〜hの各々に関して、傾斜磁場コイル102が傾斜磁場を発生させた状態で、RFコイル108にRFパルスを供給し、高周波磁場を出力させた結果得られる原画像(以下、RFパルスあり原画像と称する)と、傾斜磁場コイル102が傾斜磁場を発生させた状態で、高周波磁場を出力せずに得られる原画像(以下、RFパルスなし原画像と称する)との画素値の差分に基づいて、SNRを導出する。
また、導出機能214は、取得機能212によって取得された原画像a〜hの各々に関して、同じ被検体OBに向けて高周波磁場が出力された結果得られる2つ以上のRFパルスあり原画像の画素値の差分に基づいて、原画像のSNRを導出してもよい。この際、導出機能214は、中心スライスに近い2つのRFパルスあり原画像の画素値の差分に基づいて、原画像のSNRを導出してよい。例えば、本スキャンがスキャンを10回繰り返すシーケンスである場合、中心スライスとは、5回目または6回目のスキャンによって得られる原画像である。
このように、被検体OBが同じであるという条件の下、複数回にわたってスキャンを行って得られた2つの原画像の差分をとることによって、磁気共鳴信号成分を互いにキャンセルし、受信系の熱雑音に起因したランダムノイズ成分を基にしてSNRを求めることができる。
次に、パラメータ調整機能216は、原画像a〜hの各々に関して、導出機能214により導出されたSNRに基づいて制御関数Gを決定し、デノイズモデルMDL1のアクティベーション層330の少なくとも1つのノードに対して調整済みの制御関数Gを入力することで、デノイズモデルMDL1の内部パラメータである閾値Tの値を調整する(ステップS202)。
次に、デノイズ機能218は、原画像a〜hの各々に関して、パラメータ調整機能216により調整された閾値Tが内部パラメータとして設定されたデノイズモデルMDL1を利用してノイズを除去し、デノイズ画像a〜hを生成する(ステップS204)。
次に、画像合成機能220は、デノイズ機能218により生成されたデノイズ画像a〜hを合成して、最終的な撮像画像である合成画像を生成する(ステップS206)。
次に、出力制御機能222は、通信インターフェース202を制御して、画像合成機能220により生成された合成画像を医用画像生成装置100に送信する(ステップS208)。この際、出力制御機能222は、ディスプレイ206に合成画像を表示させてもよい。医用画像生成装置100の通信インターフェース122が医用画像処理装置200から合成画像を受信した場合、医用画像生成装置100の表示制御機能138は、合成画像をディスプレイ126に表示させてよい。また、出力制御機能222は、通信インターフェース202を制御して、画像の読影者が利用可能な端末装置に合成画像を送信してもよい。
以上説明した第1の実施形態によれば、コイルエレメント108a〜108hにより出力される磁気共鳴信号に基づく原画像a〜hの各々に対してデノイズ処理を行い、ノイズが除去されたデノイズ画像を合成して合成画像を生成することで、原画像a〜hのノイズ分布の違いに起因したデノイズ処理の精度低下を防ぐことができる。また、本実施形態のデノイズ処理では、原画像a〜hの各々に含まれるノイズの量に応じてノイズを除去する度合いを可変とすることができる。このデノイズ処理では、ノイズ以外の信号成分には影響が無い。このため、デノイズ処理の精度を高めるともに、最終的に得られる画像の品質を維持することができる。
(第1の実施形態の変形例)
以下、第1の実施形態の変形例について説明する。上述した第1の実施形態では、医用画像生成装置100と医用画像処理装置200とが互いに異なる装置であるものとして説明したがこれに限られない。例えば、医用画像処理装置200は、医用画像生成装置100のコンソール装置120の一機能によって実現されてもよい。すなわち、医用画像処理装置200は、医用画像生成装置100のコンソール装置120によって仮想的に実現される仮想マシンであってもよい。この場合、医用画像生成装置100は、「医用情報処理装置」の一例である。
図10は、第1の実施形態の変形例に係る医用画像生成装置100を示す図である。図10に示すように、コンソール装置120の処理回路130は、上述した取得機能132と、生成機能134と、通信制御機能136と、表示制御機能138と、に加えて、導出機能214と、パラメータ調整機能216と、デノイズ機能218と、画像合成機能220と、学習機能224とを実行してよい。また、コンソール装置120のメモリ150には、デノイズモデル情報232と、原画像情報234と、デノイズ画像情報236と、合成画像情報238と、が格納されてよい。
以上説明した第1の実施形態の変形例によれば、医用画像生成装置100単体で、デノイズ処理の精度を高めることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、複数のコイルエレメント108a〜108hにより出力される磁気共鳴信号に基づく原画像a〜hの各々に対してデノイズ処理を行い、ノイズが除去されたデノイズ画像を合成する構成を説明した。本実施形態では、医用画像処理装置200の処理回路210が、デノイズ処理を行うことなく原画像を合成することにより生成された合成画像に対してノイズの強度分布を均一化させるためのノイズ成分を付加する処理を行い、処理後の合成画像に対してデノイズ処理を行う。このため、構成などについては第1の実施形態で説明した図および関連する記載を援用し、詳細な説明を省略する。
[医用画像処理装置の構成例]
図11は、第2の実施形態に係る医用画像処理装置200の一例を示す図である。医用画像処理装置200の処理回路210は、取得機能212と、導出機能214と、パラメータ調整機能216と、デノイズ機能218と、画像合成機能220と、出力制御機能222と、学習機能224とに加えて、ノイズ均一化機能226を実行する。ノイズ均一化機能226は、「均一化処理部」の一例である。
ノイズ均一化機能226は、画像合成機能220によって原画像を合成することにより生成された合成画像からノイズの強度分布を推定し、推定されたノイズ強度分布から合成画像のノイズ強度分布を均一化させるためのノイズ分布(以下、均一化分布)を生成し、均一化分布により示される信号を合成画像に対して付加することで、合成画像に含まれるノイズの強度分布を均一化する。そして、デノイズ機能218は、ノイズ均一化機能226によりノイズの強度分布が均一化された合成画像に対してデノイズ処理を行う。
[処理フロー(画像処理)]
次に、処理回路210の画像処理について説明する。図12は、第2の実施形態における処理回路210の画像処理の一連の流れを示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、医用画像生成装置100により送信された原画像a〜hが取得機能212によって取得された場合に行われる。
まず、画像合成機能220は、取得機能212によって取得された原画像a〜hを合成して合成画像を生成する(ステップS300)。すなわち、画像合成機能220は、複数の受信コイル(複数のコイルエレメント)の各々により被検体OBから収集される磁気共鳴信号に基づく複数の原画像a〜hを合成して合成画像を生成する。なお、医用画像生成装置100のコンソール装置120の処理回路130により実行される生成機能134が原画像a〜hを合成して合成画像を生成し、該合成画像を画像合成機能220に送信している場合、ステップS300の処理は行われなくてよい。
次に、ノイズ均一化機能226は、画像合成機能220により生成された合成画像のノイズ強度分布を推定する(ステップS302)。例えば、ノイズ均一化機能226は、
取得機能212によって取得された原画像a〜hそれぞれの画像と、原画像a〜hを合成した合成画像との比較に基づいて、合成画像のノイズ強度分布を推定する。
次に、ノイズ均一化機能226は、推定したノイズ強度分布に基づいて、画像合成機能220により生成された合成画像のノイズ強度分布を均一化させるための均一化分布を生成する(ステップS304)。ノイズ均一化機能226は、生成した均一化分布をノイズ均一化情報としてメモリ230に記憶させてよい。次に、ノイズ均一化機能226は、生成した均一化分布を、画像合成機能220により生成された合成画像に付加することで、合成画像のノイズ強度分布を均一化する(ステップS306)。
次に、デノイズ機能218は、デノイズモデル情報232が示すデノイズモデルMDL1を利用して、ノイズ均一化機能226によりノイズ強度分布が均一化された合成画像からノイズを除去するデノイズ処理を行う(ステップS308)。
次に、出力制御機能222は、通信インターフェース202を制御して、デノイズ機能218によりデノイズ処理が行われた合成画像を医用画像生成装置100に送信する(ステップS310)。この際、出力制御機能222は、ディスプレイ206に合成画像を表示させてもよい。医用画像生成装置100の通信インターフェース122が医用画像処理装置200から合成画像を受信した場合、医用画像生成装置100の表示制御機能138は、合成画像をディスプレイ126に表示させてよい。また、出力制御機能222は、通信インターフェース202を制御して、画像の読影者が利用可能な端末装置に合成画像を送信してもよい。
以上説明した第2の実施形態によれば、原画像を合成することにより生成された合成画像に対してノイズの強度分布を均一化させるためのノイズ成分を付加する処理を行い、処理後の合成画像に対してデノイズ処理を行うことで、デノイズ処理の精度を高めることができる。
(第2の実施形態の変形例)
以下、第2の実施形態の変形例について説明する。上述した第2の実施形態では、医用画像生成装置100と医用画像処理装置200とが互いに異なる装置であるものとして説明したがこれに限られない。例えば、医用画像処理装置200は、医用画像生成装置100のコンソール装置120の一機能によって実現されてもよい。すなわち、医用画像処理装置200は、医用画像生成装置100のコンソール装置120によって仮想的に実現される仮想マシンであってもよい。この場合、医用画像生成装置100は、「医用情報処理装置」の一例である。
図13は、第2の実施形態の変形例に係る医用画像生成装置100を示す図である。図13に示すように、コンソール装置120の処理回路130は、上述した取得機能132と、生成機能134と、通信制御機能136と、表示制御機能138と、に加えて、導出機能214と、パラメータ調整機能216と、デノイズ機能218と、画像合成機能220と、学習機能224と、ノイズ均一化機能226とを実行してよい。また、コンソール装置120のメモリ150には、デノイズモデル情報232と、原画像情報234と、デノイズ画像情報236と、合成画像情報238と、ノイズ均一化情報240とが格納されてよい。
以上説明した第2の実施形態の変形例によれば、医用画像生成装置100単体で、デノイズ処理の精度を高めることができる。
上記説明したいずれかの実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを格納するストレージと、
プロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
複数の受信コイルの各々により収集される磁気共鳴信号に対応するデータに含まれるノイズに関する指標値を導出し、
導出された前記指標値に基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する度合いを調整し、
調整された前記度合いに基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去し、
前記ノイズが除去された、前記複数の受信コイルの各々で収集された前記磁気共鳴信号に対応するデータを合成する、
医用情報処理装置。
上記説明したいずれかの実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを格納するストレージと、
プロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
複数の受信コイルの各々により被検体から収集される磁気共鳴信号に基づく複数の画像を合成して合成画像を生成し、
生成された前記合成画像に含まれるノイズの強度分布を推定し、
推定された前記ノイズの強度分布を均一化させる均一化分布を生成し、
生成された前記均一化分布により示される信号を前記合成画像に付加することで、前記合成画像に含まれるノイズの強度分布を均一化し、
前記ノイズの強度分布が均一化された合成画像からノイズを除去する、
医用情報処理装置。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、処理回路210が、複数のRFコイル108の各々により被検体から収集される磁気共鳴信号に基づく複数の画像に含まれるノイズに関する指標値を、画像ごとに導出する導出機能214と、導出機能214により導出された指標値に基づいて、複数の画像の各々からノイズを除去する度合いを調整するパラメータ調整機能216と、パラメータ調整機能216により調整された度合いに基づいて、複数の前記画像の各々からノイズを除去するデノイズ機能218と、を備えることで、デノイズ精度を高めることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、処理回路210が、複数のRFコイル108の各々により被検体から収集される磁気共鳴信号に基づく複数の画像を合成して合成画像を生成する画像合成機能220と、画像合成機能220により生成された合成画像に含まれるノイズの強度分布を推定し、推定されたノイズの強度分布を均一化させる均一化分布を生成し、生成された均一化分布により示される信号を合成画像に付加することで、合成画像に含まれるノイズの強度分布を均一化するノイズ均一化機能226と、ノイズ均一化機能226によりノイズの強度分布が均一化された合成画像からノイズを除去するデノイズ機能218と、を備えることで、デノイズ精度を高めることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…医用画像処理システム、100…医用画像生成装置、101…静磁場磁石、102…傾斜磁場コイル、104…寝台、105…寝台制御回路、107…送信回路、108…RFコイル、108a〜h…コイルエレメント、109…受信回路、110…シーケンス制御回路、120…コンソール装置、200…医用画像処理装置、202…通信インターフェース、204…入力インターフェース、206…ディスプレイ、210…処理回路、212…取得機能、214…導出機能、216…パラメータ調整機能、218…デノイズ機能、220…画像合成機能、222…出力制御機能、224…学習機能、226…ノイズ均一化機能、230…メモリ

Claims (10)

  1. 複数の受信コイルの各々により収集される磁気共鳴信号に対応するデータに含まれるノイズに関する指標値を導出する導出部と、
    前記導出部により導出された前記指標値に基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する度合いを調整する調整部と、
    前記調整部により調整された前記度合いに基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する除去部と、
    前記除去部によりノイズが除去された、前記複数の受信コイルの各々で収集された前記磁気共鳴信号に対応するデータを合成する合成部と
    を備える医用情報処理装置。
  2. 前記磁気共鳴信号に対応するデータは、前記磁気共鳴信号に基づく複数の画像のデータを含み、
    前記導出部は、前記画像の信号対雑音比を前記指標値として導出し、
    前記調整部は、前記信号対雑音比が小さくなるほど前記度合いを高くし、前記信号対雑音比が大きくなるほど前記度合いを低くする、
    請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記除去部は、磁気共鳴信号に対応するデータが入力されたときに該データからノイズが除去されたデータを出力するように学習されたモデルに基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する、
    請求項1または2に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記調整部は、前記モデルの内部パラメータを調整することにより、前記度合いを調整する、
    請求項3に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記内部パラメータは、前記モデルに含まれる少なくとも1つのノードの活性化関数のパラメータである、
    請求項4に記載の医用情報処理装置。
  6. 複数の受信コイルの各々により被検体から収集される磁気共鳴信号に基づく複数の画像を合成して合成画像を生成する合成部と、
    前記合成部により生成された前記合成画像に含まれるノイズの強度分布を推定し、推定された前記ノイズの強度分布を均一化させる均一化分布を生成し、生成された前記均一化分布により示される信号を前記合成画像に付加することで、前記合成画像に含まれるノイズの強度分布を均一化する均一化処理部と、
    前記均一化処理部によりノイズの強度分布が均一化された前記合成画像からノイズを除去する除去部と、
    を備える医用情報処理装置。
  7. コンピュータが、
    複数の受信コイルの各々により収集される磁気共鳴信号に対応するデータに含まれるノイズに関する指標値を導出し、
    導出された前記指標値に基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する度合いを調整し、
    調整された前記度合いに基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去し、
    前記ノイズが除去された、前記複数の受信コイルの各々で収集された前記磁気共鳴信号に対応するデータを合成する、
    医用情報処理方法。
  8. コンピュータが、
    複数の受信コイルの各々により被検体から収集される磁気共鳴信号に基づく複数の画像を合成して合成画像を生成し、
    生成された前記合成画像に含まれるノイズの強度分布を推定し、
    推定された前記ノイズの強度分布を均一化させる均一化分布を生成し、
    生成された前記均一化分布により示される信号を前記合成画像に付加することで、前記合成画像に含まれるノイズの強度分布を均一化し、
    前記ノイズの強度分布が均一化された合成画像からノイズを除去する、
    医用情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    複数の受信コイルの各々により収集される磁気共鳴信号に対応するデータに含まれるノイズに関する指標値を導出させ、
    導出された前記指標値に基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去する度合いを調整させ、
    調整された前記度合いに基づいて、前記磁気共鳴信号に対応するデータからノイズを除去させ、
    前記ノイズが除去された、前記複数の受信コイルの各々で収集された前記磁気共鳴信号に対応するデータを合成させる、
    プログラム。
  10. コンピュータに、
    複数の受信コイルの各々により被検体から収集される磁気共鳴信号に基づく複数の画像を合成して合成画像を生成させ、
    生成された前記合成画像に含まれるノイズの強度分布を推定させ、
    推定された前記ノイズの強度分布を均一化させる均一化分布を生成させ、
    生成された前記均一化分布により示される信号を前記合成画像に付加することで、前記合成画像に含まれるノイズの強度分布を均一化させ、
    前記ノイズの強度分布が均一化された合成画像からノイズを除去させる、
    プログラム。
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