JP2020102002A - 補正装置、表示システム、補正方法、及びプログラム - Google Patents
補正装置、表示システム、補正方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ユーザにとって煩雑な作業を必要とすることなく、タッチパネルのずれの補正を支援可能な補正装置、補正方法およびプログラムを提供する。【解決手段】補正装置40は、タッチパネルに表示される表示対象物の基準座標を取得する基準座標取得部41と、表示対象物を選択するタッチパネルの押下によって検知された複数の座標位置を検知座標として取得する検知座標取得部42と、基準座標と複数の検知座標との誤差に基づいて、検知座標を補正する補正値を決定する補正値決定部45と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、補正装置、表示システム、補正方法、及びプログラムに関する。
従来より、画面をタッチすることで入力することが可能なタッチパネルを用いた多くの機器が知られている。例えば、設定値の入力や、状況の監視等に用いられるタッチパネルが設けられた工作機械が知られている。
タッチパネルでは、画面の押下された位置が入力座標として検出される。そして、表示されているボタンの表示座標に対して、検出された入力座標が比較され、ボタンの押下が判断される。このような装置として、マルチディスプレイとして用いることが可能なタッチパネル装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、タッチパネルには、種々の方式を用いたものが知られている。例えば、抵抗膜式タッチパネルでは、画面上に、所定の間隔を開けて2枚のフィルムが配置される。そして、画面が押下されることで、押下された位置の2枚のフィルムが接触する。接触した位置が導通することで、分圧により、x軸方向及びy軸方向において得られる電圧値が変化する。変化した電圧値を用いることで、タッチパネル上で押された位置が座標として検知可能となる。
一方で、同じ位置が押下されたとしても、何らかの要因で得られる電圧値が違う場合、異なる座標位置として検知される。異なる座標位置として検知されることは、例えば、ユーザには、表示されているボタンに対する入力位置のずれとして認識されることがある。このずれは、タッチパネルの使用状況に応じて得られる電圧値が徐々に変化することで、徐々に拡大していくことがある。そのため、ずれは、ユーザに認識される前に定期的に補正されることが好ましい。ユーザによって認識可能な程にずれが拡大した場合、ユーザは、検知位置のずれを考慮した位置を押下する必要があった。ユーザは、例えば、押下する位置をずらしつつ、所望のボタンの押下まで何度も入力を繰り返す必要があった。したがって、ユーザにとっては非常に煩雑な作業となる可能性がある。この問題点は、抵抗膜式タッチパネル以外のタッチパネルでも同様である。
(1) 本開示の一態様は、タッチパネルに表示される表示対象物の基準座標を取得する基準座標取得部と、前記表示対象物を選択する前記タッチパネルの押下によって検知された複数の座標位置を検知座標として取得する検知座標取得部と、前記基準座標と複数の前記検知座標との誤差に基づいて、前記検知座標を補正する補正値を決定する補正値決定部と、を備える補正装置に関する。
(2)本開示の別の態様は、上記(1)に記載の補正装置と、画像を表示可能であるとともに、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネルと、前記タッチパネルへの入力座標を検知するコントローラと、前記タッチパネルへの表示を制御するとともに、前記基準座標を示す情報を前記補正装置に提供する表示制御部と、を備える表示システムに関する。
(3) 本開示の更に別の態様は、タッチパネルに表示される表示対象物の基準座標を取得する基準座標取得ステップと、前記表示対象物を選択する前記タッチパネルの押下によって検知された複数の座標位置を検知座標として取得する検知座標取得ステップと、前記基準座標と複数の前記検知座標との誤差に基づいて、前記検知座標を補正する補正値を決定する補正値決定ステップと、を備える補正方法に関する。
(4) 本開示の更に別の態様は、コンピュータを、タッチパネルに表示される表示対象物の基準座標を取得する基準座標取得部、前記表示対象物を選択する前記タッチパネルの押下によって検知された複数の座標位置を検知座標として取得する検知座標取得部、前記基準座標と複数の前記検知座標との誤差に基づいて、前記検知座標を補正する補正値を決定する補正値決定部として機能させるプログラムに関する。
一態様によれば、ユーザにとって煩雑な作業を必要とすることなく、タッチパネルのずれの補正を支援可能である。
以下、本開示の各実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムについて、図1から図7を参照して説明する。
まず、各実施形態に係る表示システムの概要について説明する。
まず、各実施形態に係る表示システムの概要について説明する。
表示システムは、タッチパネルを用いたシステムである。ユーザがタッチパネルを押下して入力する場合、ユーザは、タッチパネルに表示されている表示対象物の基準位置を押下しようとする。例えば、ユーザは、タッチパネルに表示されているボタンの中心位置を押下しようとする。表示システム1は、タッチパネルの押下された位置を座標として検知する。また、表示システム1は、表示対象物の基準位置(基準座標)と検知された検知座標とを比較することで、表示対象物が押下されたか否かを判断する。
ところで、タッチパネルから出力される、検知座標を検知するための出力信号が何らかの理由により変化すると、検知座標は、同じ場所を押下したとしても異なる場所として検知される。すなわち、表示システムは、実際に押下された座標とは異なる座標を検知座標として認識する。検知座標のずれが拡大すると、表示対象物の基準位置との差が大きくなる。実際に押下された位置と検知座標との差が所定値よりも大きくなると、検知座標に基づいて表示対象物が押下されたか否かを判断することが困難になる。各実施形態に係る表示システムは、検知座標を表示位置に近付けるように、ずれを補正をすることが可能なシステムである。
[第1実施形態]
次に、本開示の第1実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムについて、図1から図7を参照して説明する。
本実施形態に係る表示システム1は、例えば、工作機械(図示せず)や制御盤(図示せず)等に組み込まれて用いられる。表示システム1は、ユーザに対して画像を表示することが可能であるとともに、表示された画像に関する入力を受け付けるシステムである。表示システム1は、図1に示すように、タッチパネル10と、コントローラ20と、表示制御部30と、補正装置40と、を備える。
次に、本開示の第1実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムについて、図1から図7を参照して説明する。
本実施形態に係る表示システム1は、例えば、工作機械(図示せず)や制御盤(図示せず)等に組み込まれて用いられる。表示システム1は、ユーザに対して画像を表示することが可能であるとともに、表示された画像に関する入力を受け付けるシステムである。表示システム1は、図1に示すように、タッチパネル10と、コントローラ20と、表示制御部30と、補正装置40と、を備える。
タッチパネル10は、例えば、ユーザに対して画像を表示可能な表示装置である。また、タッチパネル10は、ユーザからの入力を受け付け可能な入力装置である。タッチパネル10は、例えば、ユーザによって押下された画面上の位置を出力信号として出力可能に構成される。本実施形態において、タッチパネル10は、例えば、抵抗膜式タッチパネルである。本実施形態において、タッチパネル10は、押下に起因する分圧により、画面上のx軸方向及びy軸方向において変化した電圧値を出力信号として出力可能に構成される。
コントローラ20は、タッチパネル10に接続される。コントローラ20は、例えば、IC(integrated circuit)を含む装置である。コントローラ20は、タッチパネル10への入力座標を検知する。コントローラ20は、例えば、タッチパネル10から出力されるx軸方向の電圧値及びy軸方向の電圧値に基づいて、押下された位置を入力座標として検知する。コントローラ20は、外部に、検知した入力座標を検知座標d(図7参照)として出力可能に構成される。
表示制御部30は、例えば、CPUが動作することで構成される。表示制御部30は、タッチパネル10への表示を制御する。表示制御部30は、例えば、表示対象物として、疑似的なボタンをタッチパネル10に表示するように制御する。また、表示制御部30は、タッチパネル10に表示したボタンの基準座標b(図7参照)を出力可能に構成される。本実施形態において、表示制御部30は、例えば、基準座標bとして、ボタンの中心となる中心座標を出力する。
補正装置40は、コントローラ20によって検知される入力座標のずれを補正する装置である。本実施形態において、補正装置40は、例えば、コントローラ20によって検知される検知座標dを補正した補正座標を出力する装置である。補正装置40は、図2に示すように、基準座標取得部41と、検知座標取得部42と、対応付部43と、検知座標格納部44と、補正値決定部45と、補正実行部46と、補正座標出力部47と、を備える。
基準座標取得部41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が動作することで実現される。基準座標取得部41は、タッチパネル10に表示される表示対象物の基準座標bを取得する。基準座標取得部41は、例えば、表示制御部30から基準座標bを取得する。また、例えば、基準座標取得部41は、表示制御部30から複数の基準対象物のそれぞれの基準座標bを取得する。
検知座標取得部42は、例えば、CPUが動作することで実現される。検知座標取得部42は、表示対象物を選択するタッチパネル10の押下に応じて検知された複数の座標位置のそれぞれを検知座標dとして取得する。検知座標取得部42は、基準座標bごとに検知座標dを取得する。検知座標取得部42は、例えば、コントローラ20によって検知された複数の座標位置を検知座標dとして取得する。
対応付部43は、例えば、CPUが動作することで実現される。対応付部43は、取得された基準座標bと、取得された検知座標dとの間を対応付ける。対応付部43は、例えば、基準座標bからの検知座標dの距離を用いて、基準座標bと検知座標dとを対応付ける。具体的には、対応付部43は、基準座標bと、基準座標bから所定距離内の検知座標dとを一組として両者を対応付ける。
検知座標格納部44は、例えば、ハードディスク等の二次記憶媒体である。検知座標格納部44は、対応付部43によって対応付けられた基準座標bと検知座標dとの組を格納する。
補正値決定部45は、CPUが動作することで実現される。補正値決定部45は、基準座標bと複数の検知座標dとの誤差に基づいて、検知座標dを補正する。補正値決定部45は、例えば、複数組の対応付けられた基準座標b及び検知座標dを用いて補正値を決定する。すなわち、補正値決定部45は、基準座標bから所定の距離以内の検知座標dを用いて補正値を決定する。補正値決定部45は、検知座標取得部42によって取得された検知座標dが所定数以上になった場合に、補正値を決定する。補正値決定部45は、基準座標bに対して対応付けられた、複数の検知座標dの平均の座標位置(平均座標a)を算出した後、基準座標bと算出された平均の座標位置との差分を用いて補正値を決定する。また、補正値決定部45は、補正値を決定した基準座標bに関する検知座標dを検知座標格納部44から削除する。
補正実行部46は、CPUが動作することで実現される。補正実行部46は、決定された補正値に基づいて、タッチパネル10の押下によって検知される座標位置(検知座標d)を補正する。本実施形態において、補正実行部46は、対応付部43から、対応付けられた基準座標b及び検知座標dを取得する。補正実行部46は、検知座標dに対して、基準座標bごとに算出されたずれ量を補正値として加減することで補正を実行する。補正実行部46は、補正を実行することで、検知座標dから補正された補正座標を作成する。すなわち、補正実行部46は、検知座標dに補正を実行することで、検知座標dから基準座標bに近づけられた補正座標を作成する。
補正座標出力部47は、CPUが動作することで実現される。補正座標出力部47は、作成された補正座標を出力する。
次に、本実施形態に係る補正装置40の動作である補正方法について、図3のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態に係る補正方法は、基準座標取得ステップと、検知座標取得ステップと、対応付ステップと、補正値決定ステップと、補正実行ステップと、補正座標出力ステップと、を備える。
本実施形態に係る補正方法は、基準座標取得ステップと、検知座標取得ステップと、対応付ステップと、補正値決定ステップと、補正実行ステップと、補正座標出力ステップと、を備える。
まず、基準座標取得ステップが実行される(ステップS1)。基準座標取得ステップにおいて、基準座標取得部41は、タッチパネル10に表示される表示対象物の基準座標bを取得する。基準座標取得部41は、例えば、図4に示すように、タッチパネル10に表示されたAからLまでのそれぞれのボタンの基準座標bを取得する。具体的には、基準座標取得部41は、例えば、図4に示すように、ボタンAからLのそれぞれについて、中心座標を基準座標bとして取得する。
次いで、検知座標dが入力されたか否かが判断される(ステップS2)。検知座標dが入力された場合(ステップS2:YES)、処理は、ステップS3に進む。一方、検知座標dが入力されない場合(ステップS2:NO)、処理は、ステップS2を繰り返すことで、入力があるまで待機する。
次いで、ステップS3において、検知座標取得ステップが実行される。検知座標取得ステップにおいて、検知座標取得部42は、コントローラ20から検知座標dを取得する。
次いで、対応付ステップが実行される(ステップS4)。対応付ステップにおいて、対応付部43は、基準座標bと、検知座標dとを対応付ける。対応付部43は、対応付けた基準座標b及び検知座標dを検知座標格納部44に格納する。対応付部43は、例えば、図5に示すように、各ボタン(基準座標b)と、各ボタンに対して対応付けられた検知座標dとを検知座標格納部44に格納する。
次いで、対応付けられた検知座標dが所定数以上になったか否かが判断される(ステップS5)。ここで、検知座標dの数は、対応付けられる基準座標bごとに判断される。対応付けられた検知座標dが所定数以上である場合(ステップS5:YES)、処理は、ステップS6に進む。一方、対応づけられた検知座標dが所定数未満である場合(ステップS5:NO)、処理はステップS2に戻る。
ステップS6において、補正値決定ステップが実行される。補正値決定ステップにおいて、補正値決定部45は、検知座標dを補正する補正値を決定する。補正値決定部45は、例えば、図6に示すように、ボタンの中心座標に対して、押された位置(検知座標d)の平均座標aを算出する。そして、補正値決定部45は、算出された平均座標aと中心座標とのずれ量を補正値として決定する。
次いで、補正実行ステップが実行される(ステップS7)。補正実行ステップにおいて、補正実行部46は、タッチパネル10の押下によって検知される座標位置を補正する。次いで、補正実行部46は、検知座標格納部44に格納されている、補正値を決定するのに用いた検知座標dを削除する(ステップS8)。
次いで、補正座標出力ステップが実行される(ステップS9)。補正座標出力ステップにおいて、補正座標出力部47は、補正された補正座標を外部に出力する。これにより、本フローによる処理は、終了する。
次に、本実施形態のプログラムについて説明する。
本実施形態に含まれる表示システム1の全部又は一部は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。ハードウェアで構成する場合、表示システム1の一部又は全部を、例えば、LSI(Large Scale Integrated circuit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ゲートアレイ、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路(IC)で構成することができる。
本実施形態に含まれる表示システム1の全部又は一部は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。ハードウェアで構成する場合、表示システム1の一部又は全部を、例えば、LSI(Large Scale Integrated circuit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ゲートアレイ、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路(IC)で構成することができる。
本実施形態に含まれる表示システム1の備える機能の全部又は一部をソフトウェアで構成する場合、本実施形態に含まれる表示システム1の動作の全部又は一部を記述したプログラムを記憶した、ハードディスク、ROM等の記憶部、演算に必要なデータを記憶するDRAM、CPU、及び各部を接続するバスで構成されたコンピュータにおいて、演算に必要な情報をDRAMに記憶し、CPUで当該プログラムを動作させることで実現することができる。
また、本実施形態に含まれる表示システム1の備える各機能を、適宜1つ又は複数のサーバ上で実行する構成としてもよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、本実施形態に含まれる表示システム1の備える各機能を実現してもよい。
プログラムは、様々なタイプのコンピュータ可読媒体(computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。コンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。コンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
以上の本実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムによれば、以下の効果を奏する。
(1)補正装置40は、タッチパネル10に表示される表示対象物の基準座標bを取得する基準座標取得部41と、表示対象物を選択するタッチパネル10の押下によって検知された複数の座標位置を検知座標dとして取得する検知座標取得部42と、基準座標bと複数の検知座標dとの誤差に基づいて、検知座標dを補正する補正値を決定する補正値決定部45と、を備える。これにより、ユーザにとって煩雑な作業を必要とすることなく、タッチパネル10のずれの補正を支援可能な補正装置40を提供することができる。
(1)補正装置40は、タッチパネル10に表示される表示対象物の基準座標bを取得する基準座標取得部41と、表示対象物を選択するタッチパネル10の押下によって検知された複数の座標位置を検知座標dとして取得する検知座標取得部42と、基準座標bと複数の検知座標dとの誤差に基づいて、検知座標dを補正する補正値を決定する補正値決定部45と、を備える。これにより、ユーザにとって煩雑な作業を必要とすることなく、タッチパネル10のずれの補正を支援可能な補正装置40を提供することができる。
(2)補正装置40は、決定された補正値に基づいて、タッチパネル10の押下によって検知される座標位置を補正する補正実行部46をさらに備える。これにより、タッチパネル10のずれを実際に補正した補正座標を得ることができる。したがって、タッチパネル10を最適化することができ、タッチパネル10の操作性を改善することができる。
(3)補正装置40は、取得された基準座標bと、取得された検知座標dとの間を対応付ける対応付部43をさらに備え、補正値決定部45は、対応付けられた基準座標bと複数の検知座標dとの誤差に基づいて、検知座標dを補正する補正値を決定する。これにより、基準座標bごとに検知座標dの補正値を決定することができる。したがって、タッチパネル10に表示される複数のボタンのそれぞれに対して補正値を決定することができるので、汎用性を高めることができる。
(4)補正値決定部45は、基準座標bから所定の距離以内の検知座標dを用いて補正値を決定する。これにより、基準座標bで示されるボタンの押下とは関係性の低い検知座標dを補正に用いることを抑制できるので、より補正値の精度を高めることができる。
(5)補正値決定部45は、複数の検知座標dの平均の座標位置を算出した後、基準座標bと算出された平均の座標位置との差分を用いて補正値を決定する。これにより、単独の検知座標dを用いて補正値を決定する場合に比べ、ずれ量を平均化できる。したがって、補正値の精度を高めることができる。
(6)基準座標取得部41は、複数の表示対象物のそれぞれの基準座標bを取得し、検知座標取得部42は、基準座標bごとに検知座標dを取得し、補正値決定部45は、基準座標bごとに補正値を決定する。これにより、複数の基準対象物のそれぞれに対して補正値を決定することができるので、タッチパネル10の押下位置によらず、補正値を決定することができる。したがって、補正値の精度を高めることができる。
(7)補正値決定部45は、検知座標取得部42によって取得された検知座標dが所定数以上になった場合に、補正値を決定する。これにより、検知座標dの取得ごとに補正を実行する場合に比べ、処理を軽減することができる。
[第2実施形態]
次に、本開示の第2実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムについて説明する。第2実施形態の説明にあたって、前述の実施形態と同一の構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムは、既に補正値が決定されているタッチパネル10に対して再補正値を決定する点で第1実施形態と異なる。具体的には、第2実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムは、対応付部43が、補正実行部46によって補正された検知座標dを取得する点で第1実施形態と異なる。また、第2実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムは、補正値決定部45が、基準座標bと、補正後の複数の検知座標dとの誤差に基づいて、検知座標dを再度補正する再補正値を決定する点で第1実施形態と異なる。
次に、本開示の第2実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムについて説明する。第2実施形態の説明にあたって、前述の実施形態と同一の構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムは、既に補正値が決定されているタッチパネル10に対して再補正値を決定する点で第1実施形態と異なる。具体的には、第2実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムは、対応付部43が、補正実行部46によって補正された検知座標dを取得する点で第1実施形態と異なる。また、第2実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムは、補正値決定部45が、基準座標bと、補正後の複数の検知座標dとの誤差に基づいて、検知座標dを再度補正する再補正値を決定する点で第1実施形態と異なる。
以上の本実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムによれば、以下の効果を奏する。
(8)補正値決定部45は、基準座標bと、補正後の複数の検知座標dとの誤差に基づいて、検知座標dを再度補正する再補正値を決定する。これにより、継続的にずれを補正することができるので、効率的にタッチパネル10の保守管理を実行することができる。
(8)補正値決定部45は、基準座標bと、補正後の複数の検知座標dとの誤差に基づいて、検知座標dを再度補正する再補正値を決定する。これにより、継続的にずれを補正することができるので、効率的にタッチパネル10の保守管理を実行することができる。
以上、本開示の補正装置、表示システム、補正方法、及びプログラムの好ましい一実施形態につき説明したが、本開示は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態において、補正装置40は、補正実行部46及び補正座標出力部47を備える態様が説明されたが、これに制限されない。補正装置40は、例えば、補正実行部46及び補正座標出力部47を備えなくてもよい。この場合、コントローラ20が、補正実行部46及び補正座標出力部47を備えてもよい。すなわち、補正装置40は、決定した補正値をコントローラ20の補正実行部46に渡してもよい。この場合、補正値決定部45は、コントローラ20から得られる補正された検知座標dを用いて再補正値を決定してもよい。
例えば、上記実施形態において、補正装置40は、補正実行部46及び補正座標出力部47を備える態様が説明されたが、これに制限されない。補正装置40は、例えば、補正実行部46及び補正座標出力部47を備えなくてもよい。この場合、コントローラ20が、補正実行部46及び補正座標出力部47を備えてもよい。すなわち、補正装置40は、決定した補正値をコントローラ20の補正実行部46に渡してもよい。この場合、補正値決定部45は、コントローラ20から得られる補正された検知座標dを用いて再補正値を決定してもよい。
また、上記実施形態において、タッチパネル10として抵抗膜式タッチパネルが一例として説明されたが、これに制限されない。例えば、基準座標bに対して、検知座標dにずれが発生するタッチパネル10であれば、どのようなタッチパネル10であっても、上記実施形態に係る補正装置40、表示システム1、補正方法、及びプログラムに適用することが可能である。
また、上記実施形態において、基準座標bは、中心座標として説明されたが、これに制限されない。基準座標bは、押下されることが期待される座標であればよい。例えば、偏った形状(例えば文字の形状)のボタンである場合に、ボタン上に表示されるマーク等の座標を基準座標bとしてもよい。
また、上記実施形態において、補正値決定部45は、基準座標bと複数の検知座標dとの間のずれを用いて平均座標aを算出したがこれに制限されない。例えば、補正値決定部45は、基準座標bと複数の検知座標dとの間の中央値となる座標を算出してもよい。また、補正値決定部45は、基準座標bに対応付けられた複数の検知座標dのそれぞれの偏差値を算出してもよい。補正値決定部45は、偏差値が所定の範囲内の検知座標dに基づいて補正値を決定するようにしてもよい。これにより、補正値の精度を向上することができる。
また、上記実施形態において、対応付部43は、基準座標bと検知座標dとの間の距離が所定の距離よりも離れた場合に、基準座標bと検知座標dとの対応付けを開始してもよい。これにより、常時動作させる場合に比べ、処理を軽減することができる。
また、上記実施形態において、補正値決定部45は、補正値を決定した後に、検知座標格納部44に格納されている情報を削除したが、これに制限されない。例えば、補正値決定部45は、削除をせずに、検知座標dを通算して、補正値を決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、1つの基準座標bに対する検知座標dの補正値が決定された場合に、補正実行部46は、他の基準座標bに対する検知座標dについても、決定された補正値で補正を実行するようにしてもよい。これにより、あまり押下されない表示対象物に対しても補正を実行することができる。また、より好ましくは、補正実行部46は、補正値を決定した基準座標bに対して所定の距離以内にある基準座標bに対する検知座標dに対しても、決定された補正値を用いて補正を実行するのが好ましい。これにより、補正値が決定された補正対象物に関して、距離的に関連性の高い表示対象物に対してのみ決定された補正値を用いて補正を実行することができる。したがって、より精度の高い補正を実現することができる。
1 表示システム
10 タッチパネル
20 コントローラ
30 表示制御部
40 補正装置
41 基準座標取得部
42 検知座標取得部
43 対応付部
45 補正値決定部
46 補正実行部
b 基準座標
d 検知座標
10 タッチパネル
20 コントローラ
30 表示制御部
40 補正装置
41 基準座標取得部
42 検知座標取得部
43 対応付部
45 補正値決定部
46 補正実行部
b 基準座標
d 検知座標
Claims (11)
- タッチパネルに表示される表示対象物の基準座標を取得する基準座標取得部と、
前記表示対象物を選択する前記タッチパネルの押下によって検知された複数の座標位置を検知座標として取得する検知座標取得部と、
前記基準座標と複数の前記検知座標との誤差に基づいて、前記検知座標を補正する補正値を決定する補正値決定部と、
を備える補正装置。 - 決定された補正値に基づいて、前記タッチパネルの押下によって検知される座標位置を補正する補正実行部をさらに備える請求項1に記載の補正装置。
- 取得された前記基準座標と、取得された前記検知座標との間を対応付ける対応付部をさらに備え、
前記補正値決定部は、対応付けられた前記基準座標と複数の前記検知座標との誤差に基づいて、前記検知座標を補正する補正値を決定する請求項1又は2に記載の補正装置。 - 前記補正値決定部は、前記基準座標から所定の距離以内の検知座標を用いて補正値を決定する請求項1から3のいずれかに記載の補正装置。
- 前記補正値決定部は、複数の前記検知座標の平均の座標位置を算出した後、前記基準座標と算出された平均の座標位置との差分を用いて補正値を決定する請求項1から4のいずれかに記載の補正装置。
- 前記基準座標取得部は、複数の前記表示対象物のそれぞれの基準座標を取得し、
前記検知座標取得部は、前記基準座標ごとに前記検知座標を取得し、
前記補正値決定部は、前記基準座標ごとに補正値を決定する請求項1から5のいずれかに記載の補正装置。 - 前記補正値決定部は、前記検知座標取得部によって取得された検知座標が所定数以上になった場合に、補正値を決定する請求項1から6のいずれかに記載の補正装置。
- 前記補正値決定部は、前記基準座標と、補正後の複数の前記検知座標との誤差に基づいて、前記検知座標を再度補正する再補正値を決定する請求項1から7のいずれかに記載の補正装置。
- 請求項1から8のいずれかに記載の補正装置と、
画像を表示可能であるとともに、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネルと、
前記タッチパネルへの入力座標を検知するコントローラと、
前記タッチパネルへの表示を制御するとともに、前記基準座標を示す情報を前記補正装置に提供する表示制御部と、
を備える表示システム。 - タッチパネルに表示される表示対象物の基準座標を取得する基準座標取得ステップと、
前記表示対象物を選択する前記タッチパネルの押下によって検知された複数の座標位置を検知座標として取得する検知座標取得ステップと、
前記基準座標と複数の前記検知座標との誤差に基づいて、前記検知座標を補正する補正値を決定する補正値決定ステップと、
を備える補正方法。 - コンピュータを、
タッチパネルに表示される表示対象物の基準座標を取得する基準座標取得部、
前記表示対象物を選択する前記タッチパネルの押下によって検知された複数の座標位置を検知座標として取得する検知座標取得部、
前記基準座標と複数の前記検知座標との誤差に基づいて、前記検知座標を補正する補正値を決定する補正値決定部
として機能させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018239775A JP2020102002A (ja) | 2018-12-21 | 2018-12-21 | 補正装置、表示システム、補正方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018239775A JP2020102002A (ja) | 2018-12-21 | 2018-12-21 | 補正装置、表示システム、補正方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020102002A true JP2020102002A (ja) | 2020-07-02 |
Family
ID=71139744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018239775A Pending JP2020102002A (ja) | 2018-12-21 | 2018-12-21 | 補正装置、表示システム、補正方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020102002A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112667103A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-16 | 北京字节跳动网络技术有限公司 | 书写装置的校正方法、装置、终端和存储介质 |
-
2018
- 2018-12-21 JP JP2018239775A patent/JP2020102002A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112667103A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-16 | 北京字节跳动网络技术有限公司 | 书写装置的校正方法、装置、终端和存储介质 |
CN112667103B (zh) * | 2020-12-28 | 2023-10-17 | 北京字节跳动网络技术有限公司 | 书写装置的校正方法、装置、终端和存储介质 |
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