JP2020099872A - 膜分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開度調整弁を延命し、各種PI制御を安定させることが可能な、膜分離装置を提供する。【解決手段】膜分離装置1は、制御モードを、開度調整弁制御部21が給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を固定する開度固定制御モードと、開度調整弁制御部21が給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を制御することにより、制御対象値を制御目標値に近づけるフィードバック制御モードと、開度調整弁制御部21が給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させることにより、制御対象値を増加させる定加速制御モードと、開度調整弁制御部21が給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させることにより、制御対象値を減少させる定減速制御モードとに切り替える切替部32を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、膜分離装置に関する。
従来、半導体の製造工程、電子部品や医療器具の洗浄等においては、不純物を含まない高純度の純水が使用される。この種の純水は、一般に、地下水や水道水等の原水を、逆浸透膜モジュール(以下、「RO膜モジュール」ともいう)で逆浸透膜分離処理することにより製造される。
高分子材料からなる逆浸透膜の水透過係数は、温度により変化する。また、逆浸透膜の水透過係数は、細孔の閉塞(以下、「膜閉塞」ともいう)や、材質の酸化による劣化(以下、「膜劣化」ともいう)によっても変化する。
そこで、原水の温度や逆浸透膜の状態にかかわらず、RO膜モジュールにおける透過水の流量を一定に保つため、流量フィードバック水量制御を行う水質改質システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−296945号公報
この水質改質システムにおいては、排水量及び給水圧力を制御するため、比例制御弁(開度調整弁)が用いられているが、比例制御弁の制御頻度が頻繁になると、比例制御弁の寿命が短くなる。また他のPI制御への追従が頻繁となり、ハンチングする可能性が高くなる。
本発明は、開度調整弁を延命し、各種PI制御を安定させることが可能な、膜分離装置を提供することを目的とする。
本発明は、給水を含む供給水を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜モジュールと、給水を吸入して供給水として前記逆浸透膜モジュールに向けて吐出する加圧ポンプと、前記加圧ポンプに供給される給水の圧力を調整し、開度が実質的に無段階で調整可能な給水圧力調整弁、及び/又は、装置外へ排出する濃縮水の排水流量を調整し、開度が実質的に無段階で調整可能な排水流量調整弁と、前記給水圧力調整弁及び/又は前記排水流量調整弁の開度を制御する調整弁制御部と、制御モードを、前記調整弁制御部が前記開度を固定する開度固定制御モードと、前記調整弁制御部が前記開度を制御することにより、制御対象値を制御目標値に近づけるフィードバック制御モードと、前記調整弁制御部が前記開度を一定の割合で変化させることにより、前記制御対象値を増加させる定加速制御モードと、前記調整弁制御部が前記開度を一定の割合で変化させることにより、前記制御対象値を減少させる定減速制御モードと、に切り替える切替部と、を備え、前記切替部は、前記制御モードを、前記制御対象値が制御目標値を含む中央範囲に位置する場合に前記開度固定制御モードに切り替え、前記制御対象値が中央範囲の下側に隣接する下側第1範囲に位置する場合に、又は、前記制御対象値が中央範囲の上側に隣接する上側第1範囲に位置する場合に、前記フィードバック制御モードに切り替え、前記制御対象値が前記下側第1範囲の下側に隣接する下側第2範囲に位置する場合に前記定加速制御モードに切り替え、前記制御対象値が前記上側第1範囲の上側に隣接する上側第2範囲に位置する場合に前記定減速制御モードに切り替える、膜分離装置に関する。
また、前記切替部は、前記制御モードが前記フィードバック制御モードにある場合に、前記制御対象値が前記制御目標値付近にある状態で第1の所定時間経過した後に、前記制御モードを前記開度固定制御モードに切り替えることが好ましい。
また、前記切替部は、前記制御モードが前記開度固定制御モードにある場合に、前記制御対象値が前記中央範囲を第1の所定量外れた状態で第2の所定時間経過した後に、前記制御対象値と前記制御目標値との差分に応じて、前記制御モードを前記フィードバック制御モードに切り替えることが好ましい。
また、前記切替部は、前記制御モードが前記開度固定制御モードにある場合に、前記制御対象値が前記中央範囲を第2の所定量外れた状態で第3の所定時間経過した後に、前記制御対象値と前記制御目標値との差分に応じて、前記制御モードを前記定加速制御モード又は前記定減速制御モードに切り替えることが好ましい。
また、前記加圧ポンプの回転速度を制御するポンプ制御部を更に備え、前記加圧ポンプの立ち上げ時に、前記制御対象値が前記制御目標値を含む中央範囲に入るまで、前記ポンプ制御部は、前記加圧ポンプの回転速度を一定の割合で増加又は減少させることが好ましい。
本発明によれば、開度調整弁を延命し、各種PI制御を安定させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る膜分離装置の全体構成図である。 本発明の第1実施形態で用いられる流量調整ユニットに係る圧力と流量の関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る膜分離装置の制御部の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る膜分離装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る膜分離装置の動作例を示すグラフである。
〔1 膜分離装置の構成〕
本発明の実施形態に係る膜分離装置1について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る膜分離装置1の全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る膜分離装置1は、給水ポンプ12と、加圧ポンプ2と、加圧側インバータ3と、逆浸透膜モジュールとしてのRO膜モジュール4と、流量調整ユニット5と、逆止弁6と、排水流量調整手段としての排水流量調整弁7と、給水圧力調整手段としての給水圧力調整弁14と、給水圧力センサPS1と、第1流量センサFM1と、第2流量センサFM2と、制御部30と、を備える。なお、制御部30と被制御対象機器との電気的接続線の図示については、省略している。
また、膜分離装置1は、給水ラインL1と、供給水ラインL2と、透過水ラインL3と、濃縮水ラインL4と、循環水ラインL5と、排水ラインL6と、を備える。本明細書における「ライン」とは、流路、経路、管路等の流体の流通が可能なラインの総称である。
給水ラインL1は、給水W1を、供給水ラインL2との合流点J2まで供給するラインである。給水ラインL1の上流側の端部は、給水W1の供給源(不図示)に接続されている。給水ラインL1には、上流側から下流側に向けて順に、給水ポンプ12、給水圧力調整弁14、給水圧力センサPS1と、合流部J2が設けられている。
なお、給水ラインL1を流通する給水W1には、給水W1の供給源(不図示)から直接供給される原水に限らず、例えば、原水を濾過処理装置(除鉄除マンガン装置、活性炭濾過装置等)、硬水軟化装置等の前処理装置により前処理された前処理水も含まれる。
給水ポンプ12は、給水ラインL1を流通する給水W1を吸入し、加圧ポンプ2へ向けて圧送(吐出)する装置である。給水ポンプ12は、供給(入力)された駆動電力の周波数(以下、「駆動周波数」ともいう)に応じた回転速度で駆動される。
給水圧力調整弁14は、給水ラインL1を流通する給水W1の圧力を調整する弁である。給水圧力調整弁14は、制御部30と電気的に接続されている。給水圧力調整弁14の開度は、制御部30により制御される。給水圧力調整弁14は、例えば電磁場弁でもよい。
給水圧力センサPS1は、給水ラインL1を流通する給水W1の圧力を測定する。給水圧力センサPS1は、制御部30と電気的に接続されている。給水圧力センサPS1で測定された給水の圧力は、検出信号として制御部30に送信される。
供給水ラインL2は、給水W1を、供給水W2としてRO膜モジュール4に供給するラインである。供給水ラインL2の上流側の端部は、合流点J2に接続されている。供給水ラインL2の下流側の端部は、RO膜モジュール4の一次側入口ポートに接続されている。供給水ラインL2には、上流側から下流側に向けて順に、合流部J2、加圧ポンプ2、RO膜モジュール4が設けられている。
加圧ポンプ2は、供給水ラインL2に設けられる。加圧ポンプ2は、供給水ラインL2において、給水W1を吸入し、供給水W2として、RO膜モジュール4へ向けて圧送(吐出)する装置である。加圧ポンプ2には、加圧側インバータ3から周波数が変換された駆動電力が供給される。加圧ポンプ2は、供給(入力)された駆動電力の周波数(以下、「駆動周波数」ともいう)に応じた回転速度で駆動される。
加圧側インバータ3は、加圧ポンプ2に、周波数が変換された駆動電力を供給する電気回路(又はその回路を持つ装置)である。加圧側インバータ3は、制御部30と電気的に接続されている。加圧側インバータ3には、制御部30から指令信号が入力される。加圧側インバータ3は、制御部30により入力された指令信号(電流値信号又は電圧値信号)に対応する駆動周波数の駆動電力を加圧ポンプ2に出力する。
RO膜モジュール4は、加圧ポンプ2から吐出された供給水W2を、溶存塩類が除去された透過水W3と、溶存塩類が濃縮された濃縮水W4とに膜分離処理する設備である。RO膜モジュール4は、単一又は複数のRO膜エレメント(不図示)を備える。RO膜モジュール4は、これらRO膜エレメントにより供給水W2を膜分離処理し、透過水W3及び濃縮水W4を製造する。
透過水ラインL3は、RO膜モジュール4で分離された透過水W3を送出するラインである。透過水ラインL3の上流側の端部は、RO膜モジュール4の二次側ポートに接続されている。透過水ラインL3の下流側の端部は、需要箇所の装置等に接続されている。透過水ラインL3には、第1流量センサFM1(以下、「第1流量検出手段」とも呼称する)が設置される。
第1流量センサFM1は、透過水ラインL3を流通する透過水W3の流量を第1検出流量値として検出する機器である。第1流量センサFM1は、透過水ラインL3に接続されている。また、第1流量センサFM1は、制御部30と電気的に接続されている。第1流量センサFM1で検出された透過水W3の第1検出流量値は、制御部30へ検出信号として送信される。第1流量センサFM1として、例えば、流路ハウジング内に軸流羽根車又は接線羽根車(不図示)を配置したパルス発信式の流量センサを用いることができる。
第1濃縮水ラインL41は、RO膜モジュール4で分離された濃縮水W4を送出するラインである。第1濃縮水ラインL41の上流側の端部は、RO膜モジュール4の一次側出口ポートに接続されている。また、第1濃縮水ラインL41の下流側は、流量調整ユニット5の一次側に接続されている。
また、第2濃縮水ラインL42は、流量調整ユニット5で流量が調整された濃縮水W4を送出するラインである。第2濃縮水ラインL42の上流側の端部は、流量調整ユニット5の二次側に接続されている。また、第2濃縮水ラインL42の下流側は、接続部J1において、循環水ラインL5及び排水ラインL6に分岐している。
なお、以降では、第1濃縮水ラインL41と第2濃縮水ラインL42とをまとめて、「濃縮水ラインL4」と総称することがある。
流量調整ユニット5は、当該流量調整ユニット5における差圧によらず、実質的に定流量の濃縮水を流通させる定流量要素と、当該流量調整ユニット5における差圧に実質的に比例して濃縮水W4の流量が高くなる比例要素とを備える。流量調整ユニット5における差圧は、具体的には、第1濃縮水ラインL41の水圧と第2濃縮水ラインL42の水圧との差圧である。定流量要素は、補助動力や外部操作を必要とせずに一定流量値を保持し、例えば水ガバナの名称で呼ばれるものを用いてもよい。また、比例要素としては、例えばオリフィスの名称で呼ばれるものを用いてもよく、オリフィスから流れる濃縮水W4の流量が、当該流量調整ユニット5における差圧に比例する。
図2は、RO膜モジュール4の入口圧力と、流量調整ユニット5を流れる濃縮水の流量との関係の例を示すグラフである。流量調整ユニット5は、定流量要素を備えることから、入口圧力が発生すると、流量調整ユニット5を流れる濃縮水の流量は一気にA点まで上昇する。すなわち近似的には、入口圧力の発生と同時にA点の高さの流量が流量調整ユニット5に流れる。同時に、流量調整ユニット5は比例要素を備えることから、以降、入口圧力が上昇するに従い、流量調整ユニット5を流れる濃縮水の流量は、一次関数的に上昇する。
なお、流量調整ユニット5において、定流量要素と比例要素とは一体的に構成されていてもよく、別体として構成されていてもよい。一体的に構成されている場合には、例えば、比例要素の流れ方向が、流量調整ユニット5の長軸方向と一致し、定流量要素の流れ方向が流量調整ユニット5の長軸方向に直交するように構成してもよい。あるいは、比例要素の流れ方向が流量調整ユニット5の長軸方向に直交し、定流量要素の流れ方向が流量調整ユニット5の長軸方向と一致するように構成してもよい。あるいは、定流量要素の流れ方向と比例要素の流れ方向が、共に流量調整ユニット5の長軸方向と一致するように構成してもよい。
循環水ラインL5は、濃縮水ラインL4から分岐するラインであって、RO膜モジュール4で分離された濃縮水W4の一部である循環水W41を、合流部J2に返送するラインである。循環水ラインL5の上流側の端部は、接続部J1において、濃縮水ラインL4に接続されている。また、循環水ラインL5の下流側の端部は、合流部J2において、給水ラインL1に接続されている。循環水ラインL5には、逆止弁6が設けられている。
排水ラインL6は、接続部J1において濃縮水ラインL4から分岐され、RO膜モジュール4で分離された濃縮水W4の残部である排水W42を装置外(系外)に排出するラインである。排水ラインL6には、上流側から下流側に向かって、排水流量調整手段としての排水流量調整弁7、第2流量センサFM2(以下、「第2流量検出手段」とも呼称する)が設置される。
排水流量調整弁7は、排水ラインL6から装置外へ排出する排水W42の排水流量を調整可能な弁である。排水流量調整弁7は、制御部30と電気的に接続されている。排水流量調整弁7の弁開度は、制御部30から送信される駆動信号により制御される。制御部30から電流値信号(例えば、4〜20mA)を排水流量調整弁7に送信して、弁開度を制御することにより、排水W42の排水流量を調整することができる。排水流量調整弁7は、例えば電磁弁でもよい。
第2流量センサFM2は、排水ラインL6から装置外へ排出される排水W42の排水流量を第2検出流量値として検出する機器である。第2流量センサFM2は、排水ラインL6に接続されている。また、第2流量センサFM2は、制御部30と電気的に接続されている。第2流量センサFM2で検出された排水W42の第2検出流量値は、制御部30へ検出信号として送信される。第2流量センサFM2として、例えば、流路ハウジング内に軸流羽根車又は接線羽根車(不図示)を配置したパルス発信式の流量センサを用いることができる。
〔2 制御部の機能ブロック〕
制御部30は、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
CPUは膜分離装置1を全体的に制御するプロセッサである。該CPUは、ROMに格納された各種プログラムを、バスを介して読み出し、該各種プログラムに従って膜分離装置1全体を制御することで、図3の機能ブロック図に示すように、制御部30が開度調整弁制御部31、切替部32、及びポンプ制御部33の機能を実現するように構成される。RAMには一時的な計算データや表示データ等の各種データが格納される。CMOSメモリは図示しないバッテリでバックアップされ、膜分離装置1の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。
開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を制御する。とりわけ、開度調整弁制御部31は、後述の切替部32によって切り替えられる制御モードに応じて、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を制御する。
より詳細には、制御モードが開度固定制御モードにある場合には、開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を固定する。
制御モードがフィードバック制御モードにある場合には、開度調整弁制御部31は、制御対象値を制御目標値に近づけるように、制御対象値をフィードバックすることによって、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を制御する。なお、ここで「制御対象値」とは、例えば給水圧力や排水流量や処理水流量の値である。「制御対象値」が給水圧力である場合には、開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14の開度を制御することにより、給水圧力センサPS1で測定される給水圧力を、「制御目標値」すなわち、給水圧力の目標値に近づける。また、「制御対象値」が排水流量である場合には、開度調整弁制御部31は、排水流量調整弁7の開度を制御することにより、第2流量センサFM2で測定される排水流量を、「制御目標値」すなわち、排水流量の目標値に近づける。なお、制御目標値は膜分離装置1の運転中に変化することがある。
制御モードが定加速制御モードにある場合には、開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させることにより、制御対象値を増加させる。
制御モードが定減速制御モードにある場合には、開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させることにより、制御対象値を減少させる。とりわけ、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の仕様として、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7に0という電流値を入れてしまうと、その時点での開度を保持してしまう。開度保持の状態で、0mAという値を与えると、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7が異常と誤って認識して、閉じない可能性がある。そのために定減速という動作をする。
なお、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7に対し、例えば4mAの電力を出力すれば、各々の弁は閉状態になるが、電力を出力する側の誤差で、4mAを狙って、実際には例えば3.8mAの電流値が出力された場合、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7が開度を保持してしまうことがある。このような現象を防ぐため、4mAよりも高い電流値から、電流値を徐々に落としていけば、少なくとも4mAは通過するので、全閉になる。
例えば加圧ポンプ2の回転速度等は簡単に電気制御できる一方で、上記のように給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の制御は簡単ではなく、操作を止めても制御対象値が制御目標値付近の範囲を通り過ぎてしまったり、ハンチング等の問題が発生したりする。このため、本実施形態においては、切替部32が制御モードを以下のように切り替える。
切替部32は、制御モードを、開度固定制御モードと、フィードバック制御モードと、定加速制御モードと、定減速制御モードとの間で切り替える。
より詳細には、切替部32は、制御対象値が制御目標値を含む「中央範囲」に位置する場合に、制御モードを開度固定制御モードに切り替える。また、切替部32は、制御対象値が中央範囲の下側に隣接する「下側第1範囲」に位置する場合に、又は、制御対象値が中央範囲の上側に隣接する「上側第1範囲」に位置する場合に、制御モードをフィードバック制御モードに切り替える。また、切替部32は、制御対象値が下側第1範囲の下側に隣接する「下側第2範囲」に位置する場合に、制御モードを定加速制御モードに切り替える。また、切替部32は、制御対象値が上側第1範囲の上側に隣接する「上側第2範囲」に位置する場合に、制御モードを定減速制御モードに切り替える。
なお、これら、「中央範囲」、「下側第1範囲」、「上側第1範囲」、「下側第2範囲」、「上側第2範囲」の具体例については、後述の実施例で説明する。
また、切替部32は、制御モードがフィードバック制御モードにある場合に、制御対象値が制御目標値付近にある状態で第1の所定時間経過した後に、制御モードを開度固定制御モードに切り替える。
なお、ここで「制御目標値付近」とは、制御目標値との差分が所定値以内にある範囲であると共に、中央範囲よりも狭い範囲を示す。中央範囲が制御目標値に対して−5%〜+5%である場合、制御目標値付近の範囲は、例えば、制御目標値を中心に、中央領域の−3%〜+3%の範囲としてもよい。
また、切替部32は、制御モードが開度固定制御モードにある場合に、制御対象値が中央範囲を第1の所定量外れた状態で、第2の所定時間経過した後に、制御対象値と制御目標値との差分に応じて、制御モードをフィードバック制御モードに切り替える。
また、切替部32は、制御モードが開度固定制御モードにある場合に、制御対象値が中央範囲を第2の所定量外れた状態で、第3の所定時間経過した後に、制御対象値と制御目標値との差分に応じて、制御モードを定加速制御モード又は定減速モードに切り替える。
ポンプ制御部33は、加圧ポンプ2の回転速度を制御する。とりわけ、上記の「制御対象値」が処理水流量の場合には、ポンプ制御部33は、加圧ポンプ2の回転速度を制御することにより、第1流量センサFM1で測定される処理水流量(透過水W3の流量)を、「制御目標値」すなわち、処理水流量の目標値に近づける。
また、ポンプ制御部33は、加圧ポンプ2の立ち上げ時に、制御対象値が制御目標値を含む中央範囲に入るまで、加圧ポンプ2の回転速度を一定の割合で増加又は減少させる。
〔3 膜分離装置の動作〕
図4は、膜分離装置1の動作例を示すフローチャートである。
ステップS1において、膜分離装置1は制御対象値を計測する。例えば、制御対象値が給水圧力である場合には、給水圧力センサPS1により給水圧力を測定する。制御対象値が排水流量である場合には、第2流量センサFM2により排水流量を測定する。制御対象値が処理水流量である場合には、第1流量センサFM1により処理水流量(透過水W3の流量)を測定する。
ステップS2において、制御対象値が下側第2範囲にある場合(S2:YES)には、処理はステップS3に移行する。制御対象値が下側第2範囲にない場合(S2:NO)には、処理はステップS5に移行する。
ステップS3において、膜分離装置1は定加速制御をする。具体的には、開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させる。
ステップS4において、制御対象値が下側第1範囲に入った場合(S4:YES)には、処理はステップS6に移行する。制御対象値が下側第1範囲に入っていない場合(S4:NO)には、処理はステップS1に移行する(リターン)。
ステップS5において、制御対象値が下側第1範囲又は上側第1範囲にある場合(S5:YES)には、処理はステップS6に移行する。制御対象値が下側第1範囲又は上側第1範囲にない場合(S5:NO)には、処理はステップS8に移行する。
ステップS6において、膜分離装置1はフィードバック制御をする。具体的には、開度調整弁制御部31は、制御対象値を制御目標値に近づけるように、制御対象値をフィードバックすることによって、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を制御する。
ステップS7において、制御対象値が制御目標値付近に到達してから、所定時間T1が経過した場合(S7:YES)には、処理はステップS10に移行する。それ以外の場合(S7:NO)には、処理はステップS1に移行する(リターン)。
ステップS8において、制御対象値が中央範囲にある場合(S8:YES)には、処理はステップS9に移行する。制御対象値が中央範囲にない場合(S8:NO)には、処理はステップS12に移行する。
ステップS9において、制御対象値が制御目標値付近に到達してから、所定時間T1が経過した場合(S9:YES)には、処理はステップS10に移行する。それ以外の場合(S9:NO)には、処理はステップS1に移行する(リターン)。
ステップS10において、膜分離装置1は開度固定制御をする。具体的には、開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を固定する。
ステップS11において、制御対象値と制御目標値との差分が所定値を超えて以降、所定時間T2が経過した場合(S11:YES)には、処理はステップS1に移行する(リターン)。それ以外の場合(S11:NO)には、処理はステップS10に移行する。
ステップS12において、膜分離装置1は定減速制御をする。具体的には、開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させることにより、制御対象値を減少させる。
ステップS13において、制御対象値が上側第1範囲に入った場合(S13:YES)には、処理はステップS6に移行する。制御対象値が上側第1範囲に入っていない場合(S13:NO)には、処理はステップS1に移行する。
〔4 実施例〕
図5は、本実施形態に係る膜分離装置1による制御対象値の制御結果の例を示すグラフである。
図5のグラフの左側に示すように、制御目標値を含む中央の領域を「中央範囲」とする。また中央範囲の上側に隣接する範囲を「上側第1範囲」とし、下側に隣接する範囲を「下側第1範囲」とする。更に、上側第1範囲の上側に隣接する範囲を「上側第2範囲」とし、下側第1範囲の下側に隣接する範囲を「下側第2範囲」とする。
更に、詳しくは後述するが、中央範囲は、概ね開度固定制御領域に対応する。より詳細には、制御対象値が中央範囲にある場合に、制御モードは基本的には開度固定制御モードとなる。
上側第1範囲と下側第1範囲は、概ねフィードバック制御領域に対応する。より詳細には、制御対象値が上側第1範囲と下側第1範囲にある場合に、制御モードは基本的にはフォードバック制御モードとなる。
上側第2範囲は、概ね定減速制御領域に対応する。より詳細には、制御対象値が上側第2範囲にある場合に、制御モードは基本的には定減速制御モードとなる。
下側第2範囲は、概ね定加速領域に対応する。より詳細には、制御対象値が上側第2範囲にある場合に、制御モードは基本的には定加速制御モードとなる。
時刻t=0において、制御対象値は下側第2範囲にあるため、膜分離装置1は、定加速制御を実行する。具体的には、開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させることにより、制御対象値を増加させる。
なお、仮に、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させ続けた場合に、開度100%となるまでの時間はT3となるが、本実施例においては、開度100%とならないうちに、後述のようにフィードバック制御を実行する。これは、例えば開度90%以上となるまで定加速制御を実行すると、制御対象値が中央範囲を通り過ぎてしまうことがあるためである。このため、フィードバック制御を実行する下側第1範囲(及び上側第1範囲)の領域を多めに確保する。
更に、ポンプ制御部33は、制御対象値が制御目標値を含む中央範囲に入るまで、加圧ポンプ2の回転速度を一定の割合で増加又は減少させる。
時刻t=t1において、制御対象値が下側第1範囲に入ったため、膜分離装置1は、フィードバック制御を実行する。具体的には、開度調整弁制御部31は、制御対象値を制御目標値に近づけるように、制御対象値をフィードバックすることによって、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を制御する。
時刻t=t2において、制御対象値が制御目標値に達する。その後、所定時間T1が経過するまでの間、制御対象値は制御目標値付近の領域に存在し続けたため、膜分離装置1は、時刻t=t3(=t2+T1)において、開度固定制御を実行する。具体的には、開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を固定する。
給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を固定しても、例えば外乱が入ることにより、時刻t=t4において、制御対象値が中央範囲を外れ下側第1範囲に入る。その後、所定時間T2が経過するまでの間、制御対象値は下側第1範囲に存在し続けたため、膜分離装置1は、時刻t=t5(=t4+T2)において、フィードバック制御を実行する。
時刻t=t6において、制御対象値が制御目標値に達する。その後、所定時間T1が経過するまでの間、制御対象値は制御目標値付近の領域に存在し続けたため、膜分離装置1は、時刻t=t7(=t6+T1)において、開度固定制御を実行する。
時刻t=t8において、制御対象値が中央範囲を外れ、上側第1範囲に入る。その後、所定時間T2が経過するまでの間、制御対象値は上側第1範囲に存在し続けたため、膜分離装置1は、時刻t=t9(=t8+T2)において、フィードバック制御を実行する。
時刻t=t10において、制御対象値が制御目標値に達する。その後、所定時間T1が経過するまでの間、制御対象値は制御目標値付近の領域に存在し続けたため、膜分離装置1は、時刻t=t11(=t10+T1)において、開度固定制御を実行する。
時刻t=t12において、制御対象値が中央範囲を外れ、下側第1範囲に入る。その後、所定時間T2が経過するまでの間に、制御対象値は下側第1範囲に存在し続けたため、膜分離装置1は、時刻t=t13(=t12+T2)において、フィードバック制御を実行する。
膜分離装置1は、フィードバック制御を実行するものの、制御対象値は減少を続け、時刻t=t14において、下側第2範囲に入る。そこで膜分離装置1は、時刻t=t14において、定加速制御を実行する。
時刻t=t15において、制御対象値が下側第1範囲に入ったため、膜分離装置1は、フィードバック制御を実行する。
時刻t=t16において、制御対象値が制御目標値に達する。その後、所定時間T1が経過するまでの間、制御対象値は制御目標値付近の領域に存在し続けたため、膜分離装置1は、時刻t=t17(=t16+T1)において、開度固定制御を実行する。
時刻t=t18において、制御対象値が一気に増加し、上側第2範囲に入ったため、膜分離装置1は、定減速制御を実行する。より具体的には、開度調整弁制御部31は、給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させることにより、制御対象値を減少させる。
時刻t=t19において、制御対象値が上側第1範囲に入ったため、膜分離装置1は、フィードバック制御を実行する。
〔5 本実施形態の効果〕
上述した実施形態に係る膜分離装置1によれば、例えば、以下のような効果が得られる。
膜分離装置1は、制御モードを、開度調整弁制御部21が給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を固定する開度固定制御モードと、開度調整弁制御部21が給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を制御することにより、制御対象値を制御目標値に近づけるフィードバック制御モードと、開度調整弁制御部21が給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させることにより、制御対象値を増加させる定加速制御モードと、開度調整弁制御部21が給水圧力調整弁14及び/又は排水流量調整弁7の開度を一定の割合で変化させることにより、制御対象値を減少させる定減速制御モードとに切り替える切替部32を備える。更に切替部32は、制御モードを、制御対象値が制御目標値を含む中央範囲に位置する場合に開度固定制御モードに切り替え、制御対象値が中央範囲の下側に隣接する下側第1範囲に位置する場合に、又は、制御対象値が中央範囲の上側に隣接する上側第1範囲に位置する場合に、フィードバック制御モードに切り替え、制御対象値が下側第1範囲の下側に隣接する下側第2範囲に位置する場合に定加速制御モードに切り替え、制御対象値が上側第1範囲の上側に隣接する上側第2範囲に位置する場合に定減速制御モードに切り替える。
制御対象値と制御目標値との差分に応じて制御モードを切り替えることにより、ハンチングの可能性を減少させることが可能となる。
また、切替部32は、制御モードがフィードバック制御モードにある場合に、制御対象値が制御目標値付近にある状態で第1の所定時間経過した後に、制御モードを開度固定制御モードに切り替える。
制御対象値が制御目標値にほぼ近似している場合に、開度調整弁の操作を停止することにより、開度調整弁の寿命を延ばすと共に、ハンチングの可能性を減少させることが可能となる。
また、切替部32は、制御モードが開度固定制御モードにある場合に、制御対象値が中央範囲を第1の所定量外れた状態で第2の所定時間経過した後に、制御対象値と制御目標値との差分に応じて、制御モードをフィードバック制御モードに切り替える。
制御対象値が、いったん制御目標値近くの値となっても、制御対象値と制御目標値との差分が再度所定量以上となった場合には、制御をやり直すことにより、 素早く制御目標値に修正を行うことが可能となる。これにより、回収率が過度に高くなったり、給水量が許容給水量を超過したりする可能性を減らすことができる。
また、切替部32は、制御モードが開度固定制御モードにある場合に、制御対象値が中央範囲を第2の所定量外れた状態で第3の所定時間経過した後に、制御対象値と制御目標値との差分に応じて、制御モードを定加速制御モード又は定減速モードに切り替える。
制御対象値が、制御目標値を大きく外れてしまった場合に、いきなりフィードバック制御をするのではなく、定加速制御又は定減速制御をすることにより、制御が素早く安定する。また、オーバーシュートすることなく、制御目標値に素早く近づけることができる。
また、膜分離装置1は、加圧ポンプ2の回転速度を制御するポンプ制御部33を更に備え、加圧ポンプ2の立ち上げ時に、制御対象値が制御目標値を含む中央範囲に入るまで、ポンプ制御部33は、加圧ポンプ2の回転速度を一定の割合で増加又は減少させる。
加圧ポンプ2の立ち上げ時に所定制御目標値(処理水流量)を含む中央範囲まで定加速運転又は定減速運転し、その後フィードバック制御することにより、より素早く制御目標値に到達することが可能となる。
〔6 変形例〕
上記の実施形態において、膜分離装置1はRO膜モジュール4を備えるRO膜装置であるが、これには限定されない。例えば、膜分離装置1は、NF(ルーズRO)膜装置であってもよい。
1 膜分離装置
2 加圧ポンプ
4 RO膜モジュール
5 流量調整ユニット
7 排水流量調整弁
12 給水ポンプ
14 給水圧力調整弁
30 制御部
31 開度調整弁制御部
32 切替部
33 ポンプ制御部
L1 給水ライン
L2 供給水ライン
L3 透過水ライン
L4 濃縮水ライン
L5 循環水ライン
L6 排水ライン
W1 給水
W2 供給水
W3 透過水
W4 濃縮水
W41 循環水
W42 排水

Claims (5)

  1. 給水を含む供給水を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜モジュールと、
    給水を吸入して供給水として前記逆浸透膜モジュールに向けて吐出する加圧ポンプと、
    前記加圧ポンプに供給される給水の圧力を調整し、開度が実質的に無段階で調整可能な給水圧力調整弁、及び/又は、装置外へ排出する濃縮水の排水流量を調整し、開度が実質的に無段階で調整可能な排水流量調整弁と、
    前記給水圧力調整弁及び/又は前記排水流量調整弁の開度を制御する調整弁制御部と、
    制御モードを、
    前記調整弁制御部が前記開度を固定する開度固定制御モードと、
    前記調整弁制御部が前記開度を制御することにより、制御対象値を制御目標値に近づけるフィードバック制御モードと、
    前記調整弁制御部が前記開度を一定の割合で変化させることにより、前記制御対象値を増加させる定加速制御モードと、
    前記調整弁制御部が前記開度を一定の割合で変化させることにより、前記制御対象値を減少させる定減速制御モードと、に切り替える切替部と、を備え、
    前記切替部は、前記制御モードを、前記制御対象値が制御目標値を含む中央範囲に位置する場合に前記開度固定制御モードに切り替え、前記制御対象値が中央範囲の下側に隣接する下側第1範囲に位置する場合に、又は、前記制御対象値が中央範囲の上側に隣接する上側第1範囲に位置する場合に、前記フィードバック制御モードに切り替え、前記制御対象値が前記下側第1範囲の下側に隣接する下側第2範囲に位置する場合に前記定加速制御モードに切り替え、前記制御対象値が前記上側第1範囲の上側に隣接する上側第2範囲に位置する場合に前記定減速制御モードに切り替える、膜分離装置。
  2. 前記切替部は、前記制御モードが前記フィードバック制御モードにある場合に、前記制御対象値が前記制御目標値付近にある状態で第1の所定時間経過した後に、前記制御モードを前記開度固定制御モードに切り替える、請求項1に記載の膜分離装置。
  3. 前記切替部は、前記制御モードが前記開度固定制御モードにある場合に、前記制御対象値が前記中央範囲を第1の所定量外れた状態で第2の所定時間経過した後に、前記制御対象値と前記制御目標値との差分に応じて、前記制御モードを前記フィードバック制御モードに切り替える、請求項1又は2に記載の膜分離装置。
  4. 前記切替部は、前記制御モードが前記開度固定制御モードにある場合に、前記制御対象値が前記中央範囲を第2の所定量外れた状態で第3の所定時間経過した後に、前記制御対象値と前記制御目標値との差分に応じて、前記制御モードを前記定加速制御モード又は前記定減速制御モードに切り替える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の膜分離装置。
  5. 前記加圧ポンプの回転速度を制御するポンプ制御部を更に備え、
    前記加圧ポンプの立ち上げ時に、前記制御対象値が前記制御目標値を含む中央範囲に入るまで、前記ポンプ制御部は、前記加圧ポンプの回転速度を一定の割合で増加又は減少させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の膜分離装置。
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