JP2020099511A - 内視鏡、内視鏡装置、損傷予測方法、及び損傷予測プログラム - Google Patents

内視鏡、内視鏡装置、損傷予測方法、及び損傷予測プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】観察部位を照明するための照明光の光ファイババンドルの損傷を予測することを可能にする内視鏡、内視鏡装置、損傷予測方法、及び損傷予測プログラムを提供する。【解決手段】挿入部10を有する内視鏡1は、観察部位を照明するための照明光を先端部10Cに伝送するためのライトガイド20と、少なくとも挿入部10の内部にてライトガイド20に沿って配置され、先端部10C側と反対側の第一端部から入射される光を先端部10C側の第二端部まで伝送するライトガイド31と、ライトガイド31の第二端部から射出される光をライトガイド31内に反射させる光反射部材32と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡、内視鏡装置、損傷予測方法、及び損傷予測プログラムに関する。
体腔内に挿入される軟性型の内視鏡は、繰り返しの使用によって部品などが損傷する可能性がある。特許文献1には、内視鏡の挿入部に内蔵された光ファイバが断線した時のその光ファイバの破断面からの反射光の増加により、光ファイバの断線を検出する技術が開示されている。
特開2012−179225号公報
軟性型の内視鏡は、体腔内において様々な方向に曲げられて使用されるため、機械的な負荷がかかる。内視鏡の挿入部には、観察部位を照明するための照明光を光源装置から伝送するための光ファイババンドルが設けられる。この光ファイババンドルが機械的な負荷の蓄積によって損傷すると、十分な照明光が観察部位に提供されない状態になる可能性がある。
内視鏡を体腔内に挿入した状態にてこのような損傷が発生すると、検査を途中で終了して内視鏡を別のものに交換する等の手間が発生し、被検者と医療従事者の双方にとっての負担が大きい。したがって、光ファイババンドルの損傷が発生し得るような機械的負荷の蓄積があることを、光ファイババンドルが損傷に至る前等のなるべく早い段階にて把握できるようにしておくことが望まれる。
特許文献1では、観察部位を照明する照明光を伝送するための光ファイバからの戻り光に基づいて、この光ファイバの断線を検出している。しかし、この技術は、光ファイバが損傷した後に、この損傷を検出するものである。このため、光ファイバの損傷は発生していないものの、機械的負荷は蓄積されていて、光ファイバの損傷する確率が高まっているような状態を事前に把握することはできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、観察部位を照明するための照明光の光ファイババンドルの損傷を予測することを可能にする内視鏡、内視鏡装置、損傷予測方法、及び損傷予測プログラムを提供することを目的とする。
本発明の内視鏡は、観察対象物に挿入される挿入部を有する内視鏡であって、観察部位を照明するための照明光を上記挿入部の先端部に伝送するための光ファイババンドルと、少なくとも上記挿入部の内部にて上記光ファイババンドルに沿って併設され、上記先端部側と反対側の第一端部から入射される光を上記先端部側の第二端部まで伝送する第一の光ファイバを含む光伝送路と、上記第一の光ファイバの上記第二端部に設けられた光反射部材と、を備えるものである。
本発明の内視鏡装置は、上記内視鏡と、上記光反射部材にて反射されて上記第一の光ファイバを伝送された光を検出する光検出部と、上記光検出部により検出された光の光量に基づいて、上記光ファイババンドルの損傷を予測する予測部と、を備えるものである。
本発明の損傷予測方法は、観察対象物に挿入される挿入部と、観察部位を照明するための照明光を上記挿入部の先端部に伝送するための光ファイババンドルと、を有する内視鏡における上記光ファイババンドルの損傷を予測する損傷予測方法であって、上記内視鏡は、少なくとも上記挿入部の内部にて上記光ファイババンドルに沿って併設され、上記先端部側と反対側の第一端部から入射される光を上記先端部側の第二端部まで伝送する第一の光ファイバを含む光伝送路と、上記第一の光ファイバの上記第二端部に設けられた光反射部材と、を備え、上記光反射部材にて反射されて上記第一の光ファイバを伝送された上記光を検出し、上記検出した上記光の光量に基づいて、上記光ファイババンドルの損傷を予測するものである。
本発明の損傷予測プログラムは、観察対象物に挿入される挿入部と、観察部位を照明するための照明光を上記挿入部の先端部に伝送するための光ファイババンドルと、を有する内視鏡における上記光ファイババンドルの損傷を予測する損傷予測プログラムであって、上記内視鏡は、少なくとも上記挿入部の内部にて上記光ファイババンドルに沿って併設され、上記先端部側と反対側の第一端部から入射される光を上記先端部側の第二端部まで伝送する第一の光ファイバを含む光伝送路と、上記第一の光ファイバの上記第二端部に設けられた光反射部材と、を備え、上記光反射部材にて反射されて上記第一の光ファイバを伝送された光の光量に基づいて、上記光ファイババンドルの損傷を予測するステップをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、観察部位を照明するための照明光の光ファイババンドルの損傷を予測することを可能にする内視鏡、内視鏡装置、損傷予測方法、及び損傷予測プログラムを提供することができる。
本発明の内視鏡システムの一実施形態である内視鏡装置100の概略構成を示す図である。 図1に示す内視鏡装置100の内部構成を示す模式図である。 図2に示す受発光部30の概略構成を示す模式図である。 図2に示す内視鏡装置100のA−A線に沿った面(挿入部10の長手方向に垂直な面)での要部断面を模式的に示す図である。 図2に示す内視鏡1におけるスコープ制御部26の機能ブロックを示す図である。 図2に示す内視鏡1におけるライトガイド20とこれに対応するライトガイド31の構成の変形例を示す図4に対応する断面模式図である。 図2に示す内視鏡1におけるライトガイド20とこれに対応するライトガイド31の構成の変形例を示す図4に対応する断面模式図である。 図2に示す内視鏡1におけるライトガイド20とこれに対応するライトガイド31の構成の変形例を示す図4に対応する断面模式図である。 内視鏡装置100の変形例である内視鏡装置100Aの内部構成を示す模式図である。 内視鏡装置100の変形例である内視鏡装置100Bの内部構成を示す模式図である。 内視鏡装置100の変形例である内視鏡装置100Cの内部構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の内視鏡装置の一実施形態である内視鏡装置100の概略構成を示す図である。図1に示すように、内視鏡装置100は、内視鏡1と、この内視鏡1が接続されるプロセッサ装置4及び光源装置5からなる本体部2と、を備える。
プロセッサ装置4には、撮像画像等を表示する表示部7と、プロセッサ装置4に対して各種情報を入力するためのインタフェースである入力部6と、が接続されている。プロセッサ装置4は、内視鏡1、光源装置5、及び表示部7を制御する。
内視鏡1は、一方向に延びる管状部材であって観察対象物としての体腔内に挿入される挿入部10と、挿入部10の基端部に設けられた観察モード切替操作、撮影記録操作、鉗子操作、送気送水操作、吸引操作、及び電気メス操作等を行うための操作部材が設けられた操作部11と、操作部11に隣接して設けられたアングルノブ12と、内視鏡1を光源装置5とプロセッサ装置4にそれぞれ着脱自在に接続するコネクタ部13A,13Bを含むユニバーサルコード13と、を備える。
なお、図1では省略されているが、操作部11及び挿入部10の内部には、細胞又はポリープ等の生体組織を採取するための採取器具である生検鉗子を挿入する鉗子孔、電気メスを格納する格納孔、送気及び送水用のチャンネル、吸引用のチャンネル等の各種のチャンネル等が設けられる。
挿入部10は、可撓性を有する軟性部10Aと、軟性部10Aの先端に設けられた湾曲部10Bと、湾曲部10Bの先端に設けられた硬質の先端部10Cとから構成される。先端部10Cは、軟性部10A及び湾曲部10Bを被覆する材料よりも硬い材料によって被覆されており、軟性部10A及び湾曲部10Bよりも硬い部分である。
湾曲部10Bは、アングルノブ12の回動操作により湾曲自在に構成されている。この湾曲部10Bは、内視鏡1が使用される被検体の部位等に応じて、任意の方向及び任意の角度に湾曲でき、先端部10Cを所望の方向に向けることができる。
図2は、図1に示す内視鏡装置100の内部構成を示す模式図である。
光源装置5は、光源制御部51と、光源部52と、を備える。
光源部52は、観察部位を照明するための照明光を発生させるものである。光源部52から射出された照明光は、ユニバーサルコード13に内蔵された2本のライトガイド20(図2では模式的に1本にて示す)に入射し、挿入部10の先端部10Cに設けられた照明用レンズ20a(図2では模式的に1つにて示す)を通って観察部位に照射される。
光源部52としては、白色光を出射する白色光源、又は、白色光源とその他の色の光を出射する光源(例えば青色光を出射する青色光源)を含む複数の光源等が用いられる。本願明細書における光源に用いられる発光素子は、例えば、LD(Laser Diode)又はLED(Light Emitting Diode)等である。
光源制御部51は、プログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサにより構成されており、プロセッサ装置4のシステム制御部44と接続されている。光源制御部51は、システム制御部44からの指令に基づいて光源部52を制御する。
内視鏡1の先端部10Cには、対物レンズ21及びレンズ群22を含む撮像光学系と、この撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子23と、光源部52から射出された照明光を2つの照明用レンズ20aに導くための2本のライトガイド20と、が設けられている。
2本のライトガイド20は、先端部10Cからユニバーサルコード13のコネクタ部13Aまで延びている。ユニバーサルコード13のコネクタ部13Aが光源装置5に接続された状態で、光源装置5の光源部52から射出される照明光が2本のライトガイド20に供給可能な状態となる。2本のライトガイド20の各々は、具体的には、複数本の可撓性を持つ光ファイバ(例えばプラスチック製の光ファイバ)が束ねられた状態で被覆部材によって被覆された光ファイババンドルであり、光源部52から射出される照明光を、先端部10Cまで伝送する。ライトガイド20は、観察部位を照明するための照明光を挿入部10の先端部10Cに伝送するための光ファイババンドルを構成する。
撮像素子23は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等が用いられる。
撮像素子23は、複数の画素が二次元状に配置された受光面を有し、上記の撮像光学系によってこの受光面に結像された光学像を各画素において電気信号(撮像信号)に変換して出力する。撮像素子23は、例えば原色又は補色等のカラーフィルタを搭載するものが用いられる。
なお、光源部52として、白色光源から射出される白色光を複数色のカラーフィルタによって時分割で分光して照明光を生成するものを用いる場合には、撮像素子23はカラーフィルタを搭載していないものを用いてもよい。
プロセッサ装置4は、信号処理部42と、表示制御部43と、システム制御部44と、を備える。
信号処理部42は、撮像素子23から伝送されてきた信号を受信して処理することで、撮像画像データを生成する。信号処理部42によって生成された撮像画像データは、図示省略のハードディスク又はフラッシュメモリ等の記録媒体に記録される。
表示制御部43は、信号処理部42によって生成された撮像画像データに基づく撮像画像を表示部7に表示させる。
システム制御部44は、プロセッサ装置4の各部を制御すると共に、内視鏡1のスコープ制御部26と光源装置5の光源制御部51とに指令を送り、内視鏡装置100の全体を統括制御する。システム制御部44は、スコープ制御部26を介して撮像素子23及び後述の受発光部30の制御を行い、光源制御部51を介して光源部52の制御を行う。
システム制御部44は、プログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサと、RAM(Ramdom Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)を含む。
本明細書における各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Prosessing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
システム制御部44は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
ユニバーサルコード13のコネクタ部13Bの内部には、スコープ制御部26が設けられている。スコープ制御部26は、プログラムを実行して処理を行う上述した各種のプロセッサにより構成される。
スコープ制御部26は、コネクタ部13B内部の配線によってプロセッサ装置4のシステム制御部44と接続されている。スコープ制御部26は、システム制御部44からの指令に基づいて、撮像素子23及び受発光部30を制御する。
ユニバーサルコード13のコネクタ部13Aの内部には、受発光部30が設けられている。また、内視鏡1の内部には、コネクタ部13A内の受発光部30の近傍から先端部10Cの内部にまで延びるライトガイド31が設けられている。
ライトガイド31は、具体的には、複数本の可撓性を持つ光ファイバ(例えばプラスチック製の光ファイバ)が束ねられた状態で被覆部材によって被覆された光ファイババンドルであり、後述の検知用光源33から射出されるテスト光を、先端部10Cの光反射部材32まで伝送する。ライトガイド31はファイババンドルを構成し、ライトガイド31を構成する各光ファイバは、第一の光ファイバを構成する。また、ライトガイド31は光伝送路を構成する。
ライトガイド31は、ライトガイド20の側方にて、ライトガイド20に沿って延びて配置されている。換言すると、ライトガイド31は、ライトガイド20に沿ってライトガイド20に併設されている。ライトガイド31の受発光部30側と反対側(先端部10C側)の第二端部の端面には、例えばアルミニウム等の金属が蒸着等によって成膜されることで形成された光を反射させることのできる光反射部材32が設けられている。
受発光部30、ライトガイド31、及び光反射部材32は、挿入部10に機械的負荷がかかることによるライトガイド20の損傷(具体的には、光ファイバの断線等)の発生を予測するために設けられたものである。
図3は、図2に示す受発光部30の概略構成を示す模式図である。受発光部30は、検知用光源33と、ハーフミラー34と、光検出部35と、を備える。
検知用光源33は、ライトガイド20の損傷を予測するために必要なテスト光ELを発生させる光源である。テスト光ELは、例えば、光源部52から射出される光と同等の色の光とされるが、これに限定されるものではない。検知用光源33は、スコープ制御部26によって制御される。なお、光反射部材32は、このテスト光ELを反射できるような材料によって構成される。検知用光源33は、第一光源を構成する。
ハーフミラー34は、検知用光源33とライトガイド31の間に配置されており、検知用光源33から射出されたテスト光ELを透過させ、このテスト光ELを、ライトガイド31の光反射部材32側と反対側の第一端部の端面に入射させる。また、ハーフミラー34は、ライトガイド31の第二端部の端面に設けられた光反射部材32において反射されたテスト光ELの反射光RLを、光検出部35の方向に反射させる。
光検出部35は、ハーフミラー34から入射される反射光RLを検出する。光検出部35は、例えばフォトダイオード等の光電変換素子によって構成され、反射光RLの光量に応じた信号(検出信号)を出力する。光検出部35から出力される反射光RLの検出信号は、スコープ制御部26に入力される。
検知用光源33から射出されたテスト光ELは、ハーフミラー34を透過してライトガイド31に入射する。そして、このテスト光ELは、ライトガイド31内を先端部10C側に向かって進んで、先端部10C内部に配置された光反射部材32にて反射する。この光反射部材32からの反射光RLは、ハーフミラー34にて反射されて光検出部35に入射し、光検出部35によって検出される。
なお、図2では、受発光部30、ライトガイド31、及び光反射部材32の組を模式的に1つだけ示しているが、内視鏡1には、この組が、2本のライトガイド20の各々に対応して1つずつ設けられている。
図4は、図2に示す内視鏡装置100のA−A線に沿った面(挿入部10の長手方向に垂直な面)での要部断面を模式的に示す図である。内視鏡1の外周面を示す外周円10Eの中心付近には、撮像素子23とスコープ制御部26等とを電気的に接続するための信号ケーブル61が配置されている。信号ケーブル61の下方には、上述した鉗子孔、各種チャンネル等が配置される孔部60が形成されている。なお、ライトガイド20とライトガイド31の位置関係は、内視鏡1全体に渡って同じとなっている。
2本のライトガイド20は、信号ケーブル61を挟んで左右に並んで配置されている。ライトガイド31は、2本のライトガイド20の各々よりも内視鏡1の外周側の領域において、2本のライトガイド20の各々に近接して配置されている。ライトガイド20よりも外周側の領域とは、外周円10Eの中心を中心とし且つライトガイド20の中心を通る円(図中の仮想円VC)、換言すると、外周円10Eの中心とし、外周円10Eの中心とライトガイド20の中心を結ぶ直線を半径とする円、の外側の領域を言う。
また、ライトガイド31の外径は、ライトガイド20の外径よりも小さくなっている。なお、ライトガイド31とライトガイド20の各々に含まれる光ファイバは同じ構成(同一材料、同一径)のものが用いられている。この構成により、ライトガイド31とライトガイド20の各々に含まれる光ファイバは、機械的負荷への耐力が同じになっている。
このように、ライトガイド31は、ライトガイド20の近傍に配置されており、更に、ライトガイド20よりも外周側に配置されている。このため、内視鏡1に対して曲げ力が加わった場合に、ライトガイド31は、その近傍に配置されているライトガイド20が受ける機械的負荷と同等かそれ以上の機械的負荷を受ける。したがって、ライトガイド20が損傷するような機械的負荷の蓄積があった場合には、ライトガイド20と同様に、その近傍に配置されたライトガイド31も損傷することになる。また、ライトガイド20が損傷に至ってはいない程度の機械的負荷の蓄積であっても、その近傍に配置されたライトガイド31がこのライトガイド20よりも前に損傷することになる。
ライトガイド31に損傷が生じた場合には、上記の反射光RLの光量(輝度)が、ライトガイド31に損傷が生じていない場合の値である基準値よりも低下することになる。本形態の内視鏡1では、スコープ制御部26が、反射光RLの光量が基準値から閾値以上低下するかどうかをモニタすることにより、ライトガイド20の損傷を予測している。
図5は、図2に示す内視鏡1におけるスコープ制御部26の機能ブロックを示す図である。
スコープ制御部26のプロセッサは、スコープ制御部26に内蔵されるROMに格納されたプログラム(損傷予測プログラムを含むプログラム)を実行することにより、予測部26A及び報知制御部26Bとして機能する。
予測部26Aは、2つの受発光部30の各々の光検出部35により検出された反射光RLの光量に基づいて、2つの受発光部30の各々に対応するライトガイド20の損傷の発生を予測する。以下では、受発光部30、ライトガイド31、及び光反射部材32の一方の組に対応する1本のライトガイド20の損傷の発生を予測する処理について説明するが、受発光部30、ライトガイド31、及び光反射部材32の他方の組に対応するライトガイド20の損傷の発生の予測処理についても同様である。
具体的には、予測部26Aは、受発光部30にて検出された反射光RLの光量と上記の基準値との差が閾値TH以上であれば、この受発光部30に対応するライトガイド20に損傷が発生しているか又は損傷が発生し得る程に機械的負荷が蓄積されている状態であると判断する。また、予測部26Aは、受発光部30にて検出された反射光RLの光量と上記の基準値との差が閾値TH未満であれば、この受発光部30に対応するライトガイド20に損傷が発生しておらず、且つ損傷が発生し得る程に機械的負荷が蓄積されていない状態であると判断する。
反射光RLの光量と上記の基準値との差が閾値TH以上となるのは、ライトガイド31に損傷が生じている場合である。このような場合には、ライトガイド20における、ライトガイド31の損傷箇所の近傍の部分においても損傷が生じているか、又は、この部分において近いうちに損傷が生じる可能性が高い。したがって、予測部26Aは、反射光RLの光量と上記の基準値との差が閾値TH以上となる場合には、ライトガイド20の損傷可能性ありと判断する。
反射光RLの光量と上記の基準値との差が閾値TH未満となるのは、ライトガイド31に損傷が生じていない場合である。ライトガイド31に損傷が生じていなければ、内視鏡1に対する機械的負荷の蓄積は少ないと考えられるため、ライトガイド20の損傷もないと判断できる。そのため、予測部26Aは、反射光RLの光量と上記の基準値との差が閾値TH未満となる場合には、ライトガイド20の損傷可能性なしと判断する。
報知制御部26Bは、予測部26Aによって2本のライトガイド20のいずれかの損傷の発生が予測された場合に報知処理を行う。報知制御部26Bは、例えば、システム制御部44を介して、例えば予め決められたメッセージ(ライトガイド20の損傷の可能性があることを示す警告メッセージ、又は、内視鏡1の故障検査を促すメッセージ等)を表示部7に表示させる報知処理を行う。報知制御部26Bは、表示部7にメッセージを表示させる代わりに、内視鏡装置100に設けられる図示しないスピーカから上記メッセージを出力させてもよい。或いは、報知制御部26Bは、プロセッサ装置4と接続された外部の電子機器に上記メッセージを送信させることで、ライトガイド20の損傷の可能性を内視鏡装置100の管理者に報知させてもよい。
以上のように構成された内視鏡装置100におけるライトガイド20の損傷を予測する際の動作を説明する。
内視鏡1のコネクタ部13A,13Bが本体部2に接続され、内視鏡1に通電がなされると、スコープ制御部26が受発光部30の検知用光源33からテスト光ELを射出させる。予測部26Aは、このテスト光ELの反射光RLの検出信号を取得し、反射光RLの光量と基準値との差を求め、この差と閾値THとの比較によって、ライトガイド20の損傷を予測する。2本のライトガイド20のいずれかの損傷の発生が予測された場合には、報知制御部26Bによって報知処理が行われる。一方、2本のライトガイド20の各々の損傷の発生が予測されなかった場合には、報知処理は行われない。
また、報知処理が行われず、その後に、内視鏡1を用いた検査が開始された場合には、スコープ制御部26は、検知用光源33からのテスト光ELの射出、反射光RLの検出信号の取得、及び取得した検出信号に基づくライトガイド20の損傷の予測の処理を定期的に行い、損傷の発生が予測された場合には、報知処理を行う。
以上のように、内視鏡装置100によれば、ライトガイド20が損傷している可能性が高い場合、或いはライトガイド20が将来的に損傷する可能性が高い場合には、内視鏡1を本体部2に接続し、内視鏡1を体腔内に挿入する前の段階にて、その旨が使用者等に報知される。このため、内視鏡1を体腔内に挿入してから、検査を中断して内視鏡1を別のものに交換する等の事態が生じるのを防ぐことができる。したがって、被検査者と検査者の双方にとっての負担を減らすことができ、効率的な検査が可能になる。
また、検査開始前に損傷の発生が予測されなかった場合でも、検査中に、内視鏡1に強い機械的負荷が加わって、ライトガイド20が損傷する可能性はある。検査開始後もライトガイド20の損傷の予測が定期的に行われることで、ライトガイド20が損傷してしまったことを使用者に知らせることができ、検査精度が低下する事態を防ぐことができる。
また、内視鏡装置100では、ライトガイド31の先端部10C側の第二端部が、機械的負荷に強い硬質の先端部10Cまで延びており、光反射部材32が先端部10C内に配置されている。このように、光反射部材32が硬質の先端部10C内に配置されることで、光反射部材32の破損を防ぐことができる。このため、ライトガイド31に損傷が生じていない場合における反射光RLの光量の低下が発生するのを防いで、ライトガイド20の損傷の予測精度を高めることができる。
また、内視鏡装置100では、ライトガイド31が、先端部10Cから、湾曲部10B、軟性部10A、操作部11、及びユニバーサルコード13を通って、コネクタ部13Bまで延設されている。このように、挿入部10のうちの先端部10Cを除く可撓性を有する部分にライトガイド31が設けられることで、この部分におけるライトガイド20の損傷の予測が可能となる。ライトガイド20が機械的負荷を受けやすいのは、挿入部10における先端部10Cを除く部分(特に湾曲部10B)である。このため、この部分に少なくともライトガイド31が設けられていることで、ライトガイド20の損傷の予測を高い精度にて行うことができる。
更に、内視鏡1は、操作部11とコネクタ部13A,13Bの間も可撓性を有する部分となっている。この部分は、体腔内に挿入される部分ではないため、機械的負荷を受けにくい。しかし、この部分でライトガイド20の損傷が発生する可能性もある。したがって、この部分にもライトガイド31が設けられていることで、この部分で発生するライトガイド20の損傷も予測することができ、予測精度を高めることができる。
また、内視鏡1では、ライトガイド31の外径がライトガイド20の外径よりも小さくなっている。この構成によれば、ライトガイド31がライトガイド20よりも先に損傷する可能性を高めることができ、ライトガイド20が損傷する前の段階で、ライトガイド20が将来的に損傷する可能性を予測することが可能となる。この結果、内視鏡1を体腔内に挿入して検査を行っている間にライトガイド20に損傷が発生してしまい、検査の中断が発生するといった事態を防ぐことができ、効率的な検査が可能となる。また、ライトガイド31の外径がライトガイド20の外径よりも小さいことで、内視鏡1の細径化が可能となる。
また、内視鏡1では、ライトガイド31がライトガイド20よりも外周側に配置されている。この構成によれば、ライトガイド31がライトガイド20よりも先に損傷する可能性を高めることができ、ライトガイド20が損傷する前の段階で、ライトガイド20が将来的に損傷する可能性を予測することができる。この結果、内視鏡1を体腔内に挿入して検査を行っている間にライトガイド20に損傷が発生してしまい、検査の中断が発生するといった事態を防ぐことができ、効率的な検査が可能となる。
また、内視鏡1では、ライトガイド31とライトガイド20の各々に含まれる光ファイバは同じ構成となっており、ライトガイド31とライトガイド20の各々に含まれる光ファイバは機械的負荷への耐力が同じになっている。このため、ライトガイド31が損傷する前にライトガイド20が損傷してしまう可能性を減らすことができ、ライトガイド20の損傷の予測精度を高めることができる。
また、内視鏡装置100によれば、内視鏡1だけでライトガイド20の損傷を予測することができる。このため、プロセッサ装置4及び光源装置5の改良が不要となり、内視鏡装置100の製造コストを下げることができる。また、既存の内視鏡装置に対しても内視鏡1を交換するのみで機能の追加が可能となり、汎用性を高めることができる。
また、内視鏡装置100では、ライトガイド20の損傷を予測するための専用の検知用光源33が用いられている。このため、検知用光源33から供給するテスト光ELの輝度を一定にすることが容易となり、光反射部材32における発熱量の増加を抑制することができる。また、上記の基準値も1つのみとすることができるため、ライトガイド20の損傷の予測に必要な閾値の情報量を減らすことができる。
なお、内視鏡装置100において、ライトガイド20の外径とライトガイド31の外径は異なるものとしたが、これらは同一であっても、ライトガイド20の損傷の予測は可能である。また、ライトガイド20に対し内視鏡1の外周側にライトガイド31が配設されるものとしたが、ライトガイド31はライトガイド20の近傍にあれば、ライトガイド20の損傷の予測は可能である。
また、ライトガイド31は、光ファイババンドルとされているが、1本の光ファイバであってもよい。ライトガイド31を光ファイババンドルとすることで機械的強度を高めることができる。この結果、ライトガイド20の損傷の予測精度を高めることができる。
また、2つの受発光部30は共通化されていてもよい。この場合には、2本のライトガイド31をコネクタ部13B側の端部において一体化した構成とすればよい。
また、内視鏡1には、光反射部材32、ライトガイド31、及び受発光部30の組が2つ設けられているが、この組は1つであってもよい。この場合には、例えば図6に示すように、2本のライトガイド20よりも外周側の領域において、2本のライトガイド20の各々から均等の距離にライトガイド31が配置されていることが好ましい。
また、ライトガイド20とこれに対応するライトガイド31は一体的に形成されていてもよい。図7は、図2に示す内視鏡1におけるライトガイド20とこれに対応するライトガイド31の構成の変形例を示す図4に対応する断面模式図である。
図7に示す変形例では、ライトガイド20の外周面の全周にわたって、複数本(図7の例では19本)の光ファイバ31a(第一の光ファイバ)がライトガイド20の周方向に沿って配列されている。各光ファイバ31aはライトガイド20の外周面に接触している。そして、これら複数本の光ファイバ31aは被覆部材31bによって被覆されている。この構成では、19本の光ファイバ31aと被覆部材31bがライトガイド31を構成しており、ライトガイド31の内周部にライトガイド20が一体的に形成された構成となっている。
図7に示す変形例によれば、ライトガイド31とライトガイド20が図4と比較して近い位置になる。このため、ライトガイド31とライトガイド20にかかる機械的負荷を同等にすることができ、ライトガイド20の損傷の予測精度を高めることができる。また、ライトガイド20の外周を取り囲んでライトガイド31が配置されているため、ライトガイド20がライトガイド31よりも先に損傷する可能性を高めることができる。この結果、ライトガイド20の損傷の予測精度を高めることができる。
なお、図8に示すように、図7に示した19本の光ファイバ31aのうち、仮想円VCよりも内側にあるものを削除した構成としてもよい。この構成によれば、内視鏡1の細径化を阻害することなく、予測精度を高めることができる。
以下、内視鏡装置100の変形例について説明する。
(第一変形例)
図9は、内視鏡装置100の変形例である内視鏡装置100Aの内部構成を示す模式図である。内視鏡装置100Aは、受発光部30が操作部11内部に配置された点と、ライトガイド31が先端部10Cから操作部11の内部まで配設された点と、を除いては、内視鏡装置100と同じ構成である。内視鏡装置100Aの構成であっても、内視鏡1において機械的負荷を受けやすい先端部10Cから操作部11までの間の部分にライトガイド31が配設されているため、この部分にあるライトガイド20の損傷を予測することができる。
(第二変形例)
内視鏡装置100のスコープ制御部26の予測部26Aと報知制御部26Bは、システム制御部44のプロセッサがプログラムを実行することにより、システム制御部44によって実現されるものとしてもよい。または、受発光部30が光源装置5に内蔵され、ライトガイド31の第一端部がこの受発光部30の近傍まで延びる構成としてもよい。この構成では、受発光部30はシステム制御部44によって制御される。これらの構成によれば、内視鏡1の製造コストを下げることができる。
(第三変形例)
図10は、内視鏡装置100の変形例である内視鏡装置100Bの内部構成を示す模式図である。内視鏡装置100Bは、受発光部30のハーフミラー34及び光検出部35が光源装置5に内蔵された点と、受発光部30の検知用光源33が光源装置5の光源部52と兼用されている点と、ライトガイド31が光源装置5まで延設された点と、を除いては、内視鏡装置100と同じ構成である。
内視鏡装置100Bでは、光源部52から射出される照明光Lは、ライトガイド20に入射すると共に、ハーフミラー34を通過してライトガイド31に入射する。ライトガイド31を進んで光反射部材32にて反射した反射光は、ハーフミラー34にて反射して、光検出部35により検出される。光検出部35の検出信号はシステム制御部44に入力される。光検出部35はシステム制御部44によって制御される。この変形例では、システム制御部44が上述した予測部26A及び報知制御部26Bとして機能する。
内視鏡装置100Bによれば、検知用光源33が不要となる。このため、内視鏡装置100Bの製造コストを低減することができる。図7及び図8に示したように、ライトガイド20とライトガイド31が一体的に形成されている場合には、図10に示すような光源部52と検知用光源33とを兼用する構成を容易に実現可能となる。
(第四変形例)
図11は、内視鏡装置100の変形例である内視鏡装置100Cの概略構成を示す外観図である。内視鏡装置100Cは、図1に示した内視鏡装置100において、本体部2と内視鏡1とを接続するユニバーサルコード13のコネクタ部13A,13Bが単一のコネクタ部13Cに変更された構成である。図11のように、単一のコネクタ部13Cにて本体部2と内視鏡1とを接続する構成の内視鏡装置においても本発明を適用可能である。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1)
観察対象物に挿入される挿入部を有する内視鏡であって、
観察部位を照明するための照明光を上記挿入部の先端部に伝送するための光ファイババンドルと、
少なくとも上記挿入部の内部にて上記光ファイババンドルに沿って併設され、上記先端部側と反対側の第一端部から入射される光を上記先端部側の第二端部まで伝送する第一の光ファイバを含む光伝送路と、
上記第一の光ファイバの上記第二端部に設けられた光反射部材と、を備える内視鏡。
(2)
(1)記載の内視鏡であって、
上記第一の光ファイバの上記第二端部は、上記内視鏡の上記先端部にある内視鏡。
(3)
(2)記載の内視鏡であって、
上記第一の光ファイバの上記第一端部は、上記挿入部よりも上記内視鏡の操作部側にある内視鏡。
(4)
(1)から(3)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記第一の光ファイバは、上記光ファイババンドルよりも上記内視鏡の外周側に少なくとも配置されている内視鏡。
(5)
(1)から(4)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記光伝送路は、複数本の上記第一の光ファイバを束ねて構成されたファイババンドルであり、
上記光伝送路の外径は、上記光ファイババンドルの外径よりも小さい内視鏡。
(6)
(1)から(4)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記第一の光ファイバは、上記光ファイババンドルの外周の少なくとも一部に周方向に沿って複数個配列されている内視鏡。
(7)
(1)から(6)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記第一の光ファイバと、上記光ファイババンドルを構成する光ファイバとは同じ構成となっている内視鏡。
(8)
(1)から(7)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記光反射部材にて反射されて上記第一の光ファイバを伝送された光を検出する光検出部と、
上記光検出部により検出された光の光量に基づいて、上記光ファイババンドルの損傷を予測する予測部と、を備える内視鏡。
(9)
(8)記載の内視鏡であって、
上記第一の光ファイバの上記第一端部に入射させる上記光を供給するための第一光源を備える内視鏡。
(10)
(8)記載の内視鏡であって、
上記第一の光ファイバの上記第一端部には、上記光ファイババンドルに上記照明光を供給する光源装置から上記照明光と同じ光が供給される内視鏡。
(11)
(8)から(10)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記光ファイババンドルの損傷の発生が予測された場合に報知処理を行う報知制御部を更に備える内視鏡。
(12)
(8)から(11)のいずれか1つに記載の内視鏡であって、
上記内視鏡に上記照明光を供給する光源装置、又は上記光源装置と上記内視鏡を制御する制御装置の両方、と接続するためのコネクタ部を備え、
上記第一の光ファイバは、上記コネクタ部の内部から上記光ファイババンドルに沿って上記先端部側まで延びている内視鏡。
(13)
(1)から(7)のいずれか1つに記載の内視鏡と、
上記光反射部材にて反射されて上記第一の光ファイバを伝送された光を検出する光検出部と、
上記光検出部により検出された光の光量に基づいて、上記光ファイババンドルの損傷を予測する予測部と、を備える内視鏡装置。
(14)
(13)記載の内視鏡装置であって、
上記光ファイババンドルに上記照明光を供給する光源装置を備え、
上記第一の光ファイバの上記第一端部から入射される上記光は、上記光源装置から供給される上記照明光と兼用されている内視鏡装置。
(15)
(13)又は(14)記載の内視鏡装置であって、
上記光ファイババンドルの損傷の発生が予測された場合に報知処理を行う報知制御部を更に備える内視鏡装置。
(16)
観察対象物に挿入される挿入部と、観察部位を照明するための照明光を上記挿入部の先端部に伝送するための光ファイババンドルと、を有する内視鏡における上記光ファイババンドルの損傷を予測する損傷予測方法であって、
上記内視鏡は、少なくとも上記挿入部の内部にて上記光ファイババンドルに沿って併設され、上記先端部側と反対側の第一端部から入射される光を上記先端部側の第二端部まで伝送する第一の光ファイバを含む光伝送路と、上記第一の光ファイバの上記第二端部に設けられた光反射部材と、を備え、
上記光反射部材にて反射されて上記第一の光ファイバを伝送された光を検出し、上記検出した上記光の光量に基づいて、上記光ファイババンドルの損傷を予測する損傷予測方法。
(17)
観察対象物に挿入される挿入部と、観察部位を照明するための照明光を上記挿入部の先端部に伝送するための光ファイババンドルと、を有する内視鏡における上記光ファイババンドルの損傷を予測する損傷予測プログラムであって、
上記内視鏡は、少なくとも上記挿入部の内部にて上記光ファイババンドルに沿って併設され、上記先端部側と反対側の第一端部から入射される光を上記先端部側の第二端部まで伝送する第一の光ファイバを含む光伝送路と、上記第一の光ファイバの上記第二端部に設けられた光反射部材と、を備え、
上記光反射部材にて反射されて上記第一の光ファイバを伝送された光の光量に基づいて、上記光ファイババンドルの損傷を予測するステップをコンピュータに実行させるための損傷予測プログラム。
100、100A、100B、100C 内視鏡装置
1 内視鏡
2 本体部
20、31 ライトガイド
20a 照明用レンズ
21 対物レンズ
22 レンズ群
23 撮像素子
26 スコープ制御部
26A 予測部
26B 報知制御部
30 受発光部
31a 光ファイバ
32 光反射部材
33 検知用光源
34 ハーフミラー
35 光検出部
EL テスト光
RL 反射光
L 照明光
4 プロセッサ装置
42 信号処理部
43 表示制御部
44 システム制御部
5 光源装置
51 光源制御部
52 光源部
6 入力部
7 表示部
10 挿入部
10A 軟性部
10B 湾曲部
10C 先端部
11 操作部
12 アングルノブ
13 ユニバーサルコード
13A,13B,13C コネクタ部
VC 仮想円

Claims (17)

  1. 観察対象物に挿入される挿入部を有する内視鏡であって、
    観察部位を照明するための照明光を前記挿入部の先端部に伝送するための光ファイババンドルと、
    少なくとも前記挿入部の内部にて前記光ファイババンドルに沿って併設され、前記先端部側と反対側の第一端部から入射される光を前記先端部側の第二端部まで伝送する第一の光ファイバを含む光伝送路と、
    前記第一の光ファイバの前記第二端部に設けられた光反射部材と、を備える内視鏡。
  2. 請求項1記載の内視鏡であって、
    前記第一の光ファイバの前記第二端部は、前記内視鏡の前記先端部にある内視鏡。
  3. 請求項2記載の内視鏡であって、
    前記第一の光ファイバの前記第一端部は、前記挿入部よりも前記内視鏡の操作部側にある内視鏡。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の内視鏡であって、
    前記第一の光ファイバは、前記光ファイババンドルよりも前記内視鏡の外周側に少なくとも配置されている内視鏡。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の内視鏡であって、
    前記光伝送路は、複数本の前記第一の光ファイバを束ねて構成されたファイババンドルであり、
    前記光伝送路の外径は、前記光ファイババンドルの外径よりも小さい内視鏡。
  6. 請求項1から4のいずれか1項記載の内視鏡であって、
    前記第一の光ファイバは、前記光ファイババンドルの外周の少なくとも一部に周方向に沿って複数個配列されている内視鏡。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の内視鏡であって、
    前記第一の光ファイバと、前記光ファイババンドルを構成する光ファイバとは同じ構成となっている内視鏡。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載の内視鏡であって、
    前記光反射部材にて反射されて前記第一の光ファイバを伝送された光を検出する光検出部と、
    前記光検出部により検出された光の光量に基づいて、前記光ファイババンドルの損傷を予測する予測部と、を備える内視鏡。
  9. 請求項8記載の内視鏡であって、
    前記第一の光ファイバの前記第一端部に入射させる前記光を供給するための第一光源を備える内視鏡。
  10. 請求項8記載の内視鏡であって、
    前記第一の光ファイバの前記第一端部には、前記光ファイババンドルに前記照明光を供給する光源装置から前記照明光と同じ光が供給される内視鏡。
  11. 請求項8から10のいずれか1項記載の内視鏡であって、
    前記光ファイババンドルの損傷の発生が予測された場合に報知処理を行う報知制御部を更に備える内視鏡。
  12. 請求項8から11のいずれか1項記載の内視鏡であって、
    前記内視鏡に前記照明光を供給する光源装置、又は前記光源装置と前記内視鏡を制御する制御装置の両方、と接続するためのコネクタ部を備え、
    前記第一の光ファイバは、前記コネクタ部の内部から前記光ファイババンドルに沿って前記先端部側まで延びている内視鏡。
  13. 請求項1から7のいずれか1項記載の内視鏡と、
    前記光反射部材にて反射されて前記第一の光ファイバを伝送された光を検出する光検出部と、
    前記光検出部により検出された光の光量に基づいて、前記光ファイババンドルの損傷を予測する予測部と、を備える内視鏡装置。
  14. 請求項13記載の内視鏡装置であって、
    前記光ファイババンドルに前記照明光を供給する光源装置を備え、
    前記第一の光ファイバの前記第一端部から入射される前記光は、前記光源装置から供給される前記照明光と兼用されている内視鏡装置。
  15. 請求項13又は14記載の内視鏡装置であって、
    前記光ファイババンドルの損傷の発生が予測された場合に報知処理を行う報知制御部を更に備える内視鏡装置。
  16. 観察対象物に挿入される挿入部と、観察部位を照明するための照明光を前記挿入部の先端部に伝送するための光ファイババンドルと、を有する内視鏡における前記光ファイババンドルの損傷を予測する損傷予測方法であって、
    前記内視鏡は、少なくとも前記挿入部の内部にて前記光ファイババンドルに沿って併設され、前記先端部側と反対側の第一端部から入射される光を前記先端部側の第二端部まで伝送する第一の光ファイバを含む光伝送路と、前記第一の光ファイバの前記第二端部に設けられた光反射部材と、を備え、
    前記光反射部材にて反射されて前記第一の光ファイバを伝送された光を検出し、前記検出した前記光の光量に基づいて、前記光ファイババンドルの損傷を予測する損傷予測方法。
  17. 観察対象物に挿入される挿入部と、観察部位を照明するための照明光を前記挿入部の先端部に伝送するための光ファイババンドルと、を有する内視鏡における前記光ファイババンドルの損傷を予測する損傷予測プログラムであって、
    前記内視鏡は、少なくとも前記挿入部の内部にて前記光ファイババンドルに沿って併設され、前記先端部側と反対側の第一端部から入射される光を前記先端部側の第二端部まで伝送する第一の光ファイバを含む光伝送路と、前記第一の光ファイバの前記第二端部に設けられた光反射部材と、を備え、
    前記光反射部材にて反射されて前記第一の光ファイバを伝送された光の光量に基づいて、前記光ファイババンドルの損傷を予測するステップをコンピュータに実行させるための損傷予測プログラム。
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