JP2020099374A - 光照射装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1および図2に示す本願の光照射装置10は、鼻炎を治療するための装置である。光照射装置10は筐体12、紫外線光源14、可視光線光源16および制御部18を備える。
図4の光照射装置52は筐体12の中に撮像部54を備えている。撮像部54は小型のCCDまたはCMOSの受光モジュールである。撮像部54は紫外線光源14で発せられる紫外線の中心軸以外の位置に配置する。撮像部54は、開口32を介して筐体12の外部から内部に入る光を受光する。通常、挿入部22を鼻孔内に入れると光量が小さいため、撮像部54で鼻孔を撮影することが困難になる。本願は、可視光線光源16が発光した光を鼻孔内に照射し、その反射光を撮像部54で受光する。本願は可視光線光源16を備えることで、鼻孔を撮影することが可能になる。
撮像部54の代わりに光センサーを設けてもよい。光センサーが受光した光強度が一定以下になれば紫外線光源14が発光するようにする。紫外線光源14と一緒に可視光線光源16が発光されてもよい。たとえば、鼻孔内に挿入部22を入れることで光センサーで受光される光の強度が一定以下になり、紫外線光源14が発光する。鼻孔の外に挿入部22があっても、光が筐体内に入らなければ紫外線光源14が発光する。その際に可視光線光源16が紫外線光源14と一緒に発光する。紫外線が発せられていることを認識でき、鼻孔内以外の場所に知らない間に照射してしまうことを防止できる。
図5のように、挿入部22の先端にシャッター58を設けてもよい。シャッター58は開口24を開閉するものである。シャッター58は開口24を開閉する開閉部60、鼻柱または鼻翼に接触する接触部62、および回転軸64を備える。開閉部60および接触部62は板体である。挿入部22を鼻孔内に入れた時に、接触部62が鼻柱または鼻翼に接触し、回転軸64を中心に開閉部60が回ることで開口24が開けられる。鼻孔内に挿入部22が入るまで開口24は閉じており、不用意に紫外線が照射されるおそれがない。シャッター58の形状は開口24を開閉できれば、図5に示す形状に限定されない。
図6のように、紫外線の一部を反射し、残りを透過させるハーフミラー66またはプリズムなどを配置してもよい。ハーフミラー66またはプリズムは紫外線が通過する部分に配置されている。治療に必要な光量になる紫外線をハーフミラー66またはプリズムで透過させて開口24から出射させる。反射した紫外線を受光素子68で受光する。受光素子68で紫外線が受光されれば紫外線が発光していることとなる。受光素子68は紫外線を受光すると制御部18に信号を入力する。表示部48などで紫外線が発光していることを示してもよい。
制御部18は特別な筐体38に収納することに限定されない。たとえば、図7の光照射装置70のように、スマートフォン72のハードウェア(MPUなど)およびソフトウェア(アプリケーションプログラム)を制御部18として機能させてもよい。さらに、図2におけるスイッチ42はスマートフォン72のタッチパネル、表示部48はスマートフォン72のディスプレイ76、電源44はスマートフォン72の電池、タイマー46はスマートフォン72の時計に置き換えられる。各光源14、16および撮像部54はケーブル(たとえばUSB Type−Cケーブルなど)74を介してスマートフォン72に接続される。スマートフォン72のディスプレイ76に必要情報およびボタンなどを表示し、タッチパネルで光照射装置70を操作する。たとえば、ディスプレイ76に照射時間を表示し、タッチパネルで照射時間を設定する。撮像部54が撮影した画像データをスマートフォン72のディスプレイ76に表示し、映像を見ながら筐体12を動かすことができる。で鼻孔内の所定位置(患部)に素早く可視光を照射し、その後に紫外線を照射できる。その照射中にスマートフォン72のディスプレイ76に照射時間の残り時間または経過時間を表示してもよい。スマートフォン72の他にはディスクトップ型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、タブレットなどのコンピュータが挙げられる。
図8に示す光照射装置80のように、筐体38またはスマートフォン72などのコンピュータに収納されていた全ての部品が筐体12に収納されてもよい。筐体12にスイッチ82と表示部84が取り付けられている。スイッチ82は、上記スイッチ42またはスマートフォン72のタッチパネルに相当するものである。表示部84は表示部48またはスマートフォン72のディスプレイ76に相当するものである。筐体12の中に電源44が配置され、その電源44は二次電池であり、USBケーブルなどを使用してモバイルバッテリー充電器、商用電源、コンピュータ、スマートフォン、またはタブレットなどから電源44を充電できるようにしてもよい。電源44が充電されていなかったり、充電量が少なかったりする場合、USBケーブルなどで制御部18などに電力供給しながら駆動させてもよい。スイッチ82の数は限定されず、スイッチ82の数を減らして操作を簡単にすることが好ましい。筐体12を片手で操作するだけであり、取り扱いが容易になる。1つの筐体12に全ての部品が収納されているため、光照射装置80は小型化され、携行しやすくなっている。WiFiなどの規格の通信装置が光照射装置80に備えられ、実施形態6のように光照射装置80が通信回線を介して通信できるようにしてもよい。
12:筐体
14:紫外線光源
16:可視光線光源
18:制御部
20:把持部
22:挿入部
24:開口
26:第1紫外線光源
28:第2紫外線光源
30:プリント基板
32:冷却部材
34:透光性の板
36:筐体の内面
38:筐体
40:電線
42、82:スイッチ
44:電源
46:タイマー
48、84:表示部
50:ランプ
54:撮像部
56:画像処理部
58:シャッター
60:開閉部
62:接触部
64:回転軸
66:ハーフミラー
68:受光素子
72:スマートフォン
74:ケーブル
76:ディスプレイ
Claims (11)
- 手で持たれる把持部および鼻孔内に挿入される挿入部を有する筐体と、
前記筐体の中に収納され、紫外線を発する紫外線光源と、
前記筐体の中に収納され、前記紫外線光源の発光時に可視光線を発する可視光線光源と、
前記紫外線および可視光線を筐体の中から外に出射するために前記挿入部に形成された開口と、
前記紫外線光源と可視光線光源への電力供給を制御する制御部と、
を備えた光照射装置。 - 前記筐体の外を撮影する撮像部を備え、
前記可視光線光源が発した可視光線の反射光を撮像部が受光する請求項1の光照射装置。 - 前記撮像部で撮影されたデータを画像処理する画像処理部を備え、
前記画像処理部が画像処理するときに、前記可視光線光源が発光し、紫外線光源が消灯する請求項2の光照射装置。 - 前記撮像部で撮影されたデータを表示する表示部を備えた請求項2または3の光照射装置。
- 前記紫外線光源の焦点距離が一定であり、筐体を移動させることで紫外線光源の照射位置を決定する請求項1から4のいずれかの光照射装置。
- 前記制御部が前記筐体の外に備えられたコンピュータである請求項1から5のいずれかの光照射装置。
- 前記紫外線光源が発する紫外線を分割する手段と、
前記分割された紫外線を受光する受光素子と、
を備えた請求項1から6のいずれかの光照射装置。 - 前記筐体の内面が光反射面になっている請求項1から7のいずれかの光照射装置。
- 前記筐体の外面が撥水面になっている請求項1から8のいずれかの光照射装置。
- 前記紫外線光源および可視光線光源を冷却する冷却部材が前記筐体内に備えられた請求項1から9のいずれかの光照射装置。
- 前記挿入部の先端に前記開口を開閉するシャッターを設けた請求項1から10のいずれかの光照射装置。
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