JP2020098460A - 情報処理システム、中継装置、データ検索方法およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、中継装置、データ検索方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ間で共有されたデータが、サービス提供装置の認可情報で許可されていない場合であっても、共有されたデータを検索することができる情報処理システムを提供する。【解決手段】中継サーバ102が、データを共有する通知を受けた情報処理装置104が取得した共有データ情報を登録する。中継サーバ102が、画像形成装置101を操作するユーザを認証する。中継サーバ102が、画像形成装置101からのデータの検索要求に応じて、上記認証されたユーザに対応する認可情報に基づいて、ストレージサーバ103にアクセスし、データを検索する第1の検索処理と、上記登録された共有データ情報を参照してデータを検索する第2の検索処理とを実行する。そして、画像形成装置101が、データの検索結果を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、中継装置、データ検索方法およびプログラムに関する。
文書や写真などのデータの電子化に伴い、クライアント装置(デバイス)に対するクラウドサービスとして、ネットワーク上に設置されたストレージを提供するストレージサービスが提案されている。クラウドサービスを提供する装置を、サービス提供装置と記述する。また、クラウドサービスのうち、ストレージサービスを提供するサーバを、ストレージサーバと記述する。
クラウドサービスを利用してデータを保存することで、PC(Personal Computer)、スマートフォン、MFP(Multi−Function Peripheral))などのデバイスからデータを閲覧することが可能となる。また、クラウドサービスでは、ユーザは、共有したいデータにアクセスするためのURLを発行することが可能である。ユーザが、URLを電子メールなどでデータを共有したい相手に送信することで、電子メールを受信した受信者は、URLからデータにアクセスすることができる。
しかし、複数のクラウドサービスが利用される際に、各クラウドサービスで扱っているIDとパスワードを記憶しておくことや、どのクラウドサービスにどのデータが保存されているのかを管理することは容易ではない。特許文献1は、デバイスとクラウドサービスとの中継を行う中継装置が、OAuthなどの認可プロトコルに従って、クラウドサービスの認可情報を取得し、ユーザのアカウントと対応付けて管理する情報処理装置を開示している。認可情報とは、システムを実行するための権限情報である。認可情報は、例えば、XMLやランダムな文字列等で表現され、実行できる処理の範囲や実行可能期間などの情報を有する。認可情報の構成は、サービス提供側毎により異なる。また、特許文献2は、複数のクラウドサービスを横断してデータの検索、閲覧、取得を行うための処理を行う中継装置を開示している。
特願2016−30768号公報 特願2012−148757号公報
特許文献1が開示する技術では、中継装置が記憶している認可情報を用いてクラウドサービスを参照するので、中継装置に記憶しているアカウントの権限で許可されたデータしか検索、閲覧、取得することができない。特許文献2が開示する技術を適用しても、クラウドサービスの認可情報で許可されていないデータは検索対象とならない。例えば、クラウドサービス上のデータが、携帯端末などのデバイスに対する電子メールで通知されたURLで共有された場合を想定する。この場合に、ユーザは、携帯端末に通知されたURLを通じて、クラウドサービス上にある当該共有されたデータにアクセスすることができる。しかし、例えば、ユーザが、デバイスから、クラウドサービスを対象としてデータの検索をした場合を想定する。この場合には、上記URLを通じてアクセスすることができたデータを保持するクラウドサービスと同一のクラウドサービスであっても、このクラウドサービスの認可情報で認可されていないときは、当該データは検索されない。本発明は、ユーザ間で共有されたデータが、サービス提供装置の認可情報で許可されていない場合であっても、当該共有されたデータを検索することができる情報処理システムの提供を目的とする。
本発明の一実施形態の情報処理システムは、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置の認可情報を保持する保持手段と、データを共有する通知を受けたデバイスが生成した、当該データを共有するために用いられる共有データ情報を登録する登録手段と、デバイスを操作するユーザを認証する認証手段と、前記認証されたユーザが操作するデバイスからのデータの検索要求に応じて、当該データを検索する制御手段と、前記制御手段による前記データの検索結果を表示する表示手段と、を有する。前記制御手段は、前記認証されたユーザに対応する前記認可情報に基づいて、前記サービス提供装置にアクセスし、前記データを検索する第1の検索処理と、前記登録された共有データ情報を参照して前記データを検索する第2の検索処理とを実行する。
本発明の情報処理システムによれば、ユーザ間で共有されたデータが、サービス提供装置の認可情報で許可されていない場合であっても、当該共有されたデータを検索することができる。
情報処理システムの構成を説明する図である。 画像形成装置の機器構成図の一例である。 中継サーバ、ストレージサーバ、または情報処理装置を実現する機器のハードウェア構成の一例を示す図である。 情報処理システム全体のソフトウェア構成を示す図である。 認証管理テーブルの一例を示す図である。 認可情報管理テーブルの一例を示す図である。 電子メールの一例を示す図である。 共有管理テーブルの一例を示す図である。 情報処理装置の動作処理の一例を説明するフローチャートである。 データの検索処理の一例を説明するフローチャートである。 データの検索結果の表示例を示す図である。 実施例2におけるデータの検索処理を説明するフローチャートである。
(実施例1)
図1は、本実施形態の情報処理システムの構成を説明する図である。
図1に示す情報処理システムは、ネットワーク100を介して接続される画像形成装置101と、中継サーバ102と、ストレージサーバ103と、情報処理装置104とを有するネットワークシステムである。画像形成装置101と、ストレージサーバ103、情報処理装置104は、複数であってもよい。情報処理装置(第1のデバイス)104と画像形成装置(第2のデバイス)101は、ネットワーク100を介して中継サーバ102と通信を行う。ネットワーク100は、各装置間で通信を行うための基盤であって、イントラネット、インターネットもしくはその他のネットワークであっても構わない。
情報処理装置104は、例えば、PC、携帯端末等である。画像形成装置101は、例えば、MFP等のプリンタである。中継サーバ102は、画像形成装置101および情報処理装置104とストレージサーバ103との中継を担う中継装置である。中継サーバ102は、例えば、ストレージサーバ103へ接続するための認証情報の管理や、ストレージサーバ103からのデータ取得などを行う機能を有する。ストレージサーバ103は、ネットワーク100を介してサービス(ストレージサービス)を提供するサービス提供装置である。例えば、ストレージサーバ103は、情報処理装置104や中継サーバ102からのリクエスト(データの検索要求)に応じて、データの検索を行う。また、ストレージサーバ103は、情報処理装置104や中継サーバ102からのリクエストに応じて、ログイン処理や、記憶(ストレージ)したデータへのアクセス制御等の機能を提供する。本発明が適用可能なサービス提供装置は、ストレージサーバ103に限定されない。例えば、リクエストに応じた所定の画像処理等を行うサーバも、サービス提供装置として、本発明の適用範囲となる。
図2は、画像形成装置の機器構成図の一例である。
画像形成装置101は、メインバス200で接続されたCPU(Central Processing Unitの)201乃至ネットワーク装置208を有する。CPU201は、画像形成装置101全体を制御する。RAM(Random Access Memory)は、CPU201のワークエリアとして機能する記憶手段である。読取装置203は、画像の読み取り処理を行う。印刷装置204は、画像の印刷処理を行う。記憶装置205は、画像形成装置101の制御プログラムや様々な設定を記憶する。記憶装置205は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やNVRAM(Non−volatile Random Access Memory)等である。
ユーザ入力装置206は、ユーザの操作に応じた情報を入力する。UI表示装置207は、画面表示を行う。タッチパネルディスプレイのようにUI表示装置207がユーザ入力装置206を兼ねてもよい。ネットワーク装置208は、外部装置とネットワーク100を介した通信を行う。
図3は、中継サーバ、ストレージサーバ、または情報処理装置を実現する機器のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示す機器は、メインバス300で接続されたCPU301乃至ネットワーク装置304を有する。CPU301は、機器全体を制御する。RAM302は、CPU301のワークエリアを提供する記憶手段である。記憶装置303は、機器の制御プログラム、設定を記憶する。ネットワーク装置304は、外部装置とネットワーク100を介した通信を行う。
図4は、図1に示す情報処理システム全体のソフトウェア構成を示す図である。
図4に示す各装置、サーバの機能は、各装置、サーバのそれぞれが有しているCPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
図4に示す中継サーバ102、ストレージサーバ103は、例えば、SOAPプロトコルに従ってリクエスト/レスポンスを送受信するWebサーバであるが、中継サーバ102、ストレージサーバ103は、Webサーバに限定されない。
画像形成装置101は、アプリケーション430を有する。アプリケーション430は、画像形成装置101が有しているCPU201が制御プログラムを実行することにより実現される。アプリケーション430は、通信部431、データ処理部432、画面表示部433を有する。通信部431は、SOAP又はHTTPプロトコルに従って、中継サーバ102の通信部424を介してWebアプリケーション420のプログラム処理部422と通信する。より具体的には、通信部431は、画面表示部433が表示した検索画面を介して入力された情報を、通信部431及び中継サーバ102のWebアプリケーション420の通信部424を介して、検索処理部423に送信する。データ処理部432は、各種のデータ処理を実行する。画面表示部433は、データを画面表示する。例えば、画面表示部433は、データの検索に用いられる検索画面を表示する。
中継サーバ102は、Webアプリケーション420を有する。Webアプリケーション420は、プレゼンテーション部421、プログラム処理部422、検索処理部423、通信部424、認証処理部425、認可処理部426、ストレージ部427を有する。プレゼンテーション部421は、本システムで使用する認証画面(不図示)と検索画面(不図示)を提供する。プレゼンテーション部421は、デバイス(情報処理装置104または画像形成装置101)からアクセスされたことに応じて、認証画面のデータと検索画面のデータとを生成して、デバイスに送信し、それぞれの画面を表示させる。そして、プログラム処理部422、検索処理部423、認証処理部425、認可処理部426が、認証画面または検索画面を用いたユーザの入力値に応じた処理を実行する。認証画面には、中継サーバ102が提供するサービスを利用するための認証情報であるIDとパスワードの入力欄が表示される。検索画面には、ストレージサーバ103にアクセスして検索を行うための検索ワードの入力欄が表示される。
通信部424は、ネットワーク装置304を介して、SOAP又はHTTPプロトコルにより通信を行うソフトウェアモジュールである。プログラム処理部422は、Webアプリケーション420が有する各処理部を制御する。通信部424が、画像形成装置101及び情報処理装置104から送信される入力情報を受信すると、プログラム処理部422が、入力情報に基づいて、検索処理部423、認証処理部425、認可処理部426に指示して、各種処理を実行する。認証処理部425は、プログラム処理部422の指示に基づき、ストレージ部414に保存されている認証管理テーブルを参照して、中継サーバ102での認証処理を行う。認証管理テーブルは、認証情報を管理するためのテーブルである。
図5は、認証管理テーブルの一例を示す図である。
認証管理テーブル1100で管理されている認証情報は、ID、パスワード、権限を含む。ID1101は、ユーザを一意に管理するための文字列(識別情報)である。パスワード1102は、ID1102に対応するユーザの認証を行うために用いられる文字列である。権限1103は、ユーザのWebアプリケーション420における権限であって、権限により機能制限を設けるために用いられる。例えば、管理者ユーザは、Webアプリケーション420の設定等を行えるが、標準ユーザは設定は行えない。ユーザの認証は、認証管理画面でID1101と、ID1101に対応するパスワード1102が正しく入力されることで完了(成功)する。図5に示す例では、ID「A1111」に対して、パスワード「aaaa1111」が入力されると、認証が成功し、ユーザ「A1111」としてWebアプリケーション420を利用することが可能となる。
図4の説明に戻る。認可処理部426は、プログラム処理部422の指示に基づき、認可情報の生成、認可情報の整合性のチェック、ストレージ部427への認可情報の保持を命令する。ストレージ部427が保持する認可情報は1つに限らず、複数のストレージサーバ103に対しての認証が行われる場合には、複数のストレージサーバ103の認可情報を保持することができる。認可情報は、ストレージ部427内の認可情報管理テーブルで管理される。
図6は、認可情報管理テーブルの一例を示す図である。
認可情報管理テーブル1200で管理される認可情報は、ID1201、認可コード1202、URL1203を含む。ID1201は、図5の認証管理テーブル110におけるID1101で管理しているユーザのIDである。認可コード1202は、認可情報を示すランダムな文字列である。認可コード1202は、ユーザのシステム実行許可の有無を判断するために利用される。URL1203は、ストレージサーバ103にアクセスするためのURLである。
図4の説明に戻る。認可処理部426は、認可コードを取得した後、認証処理部425で認証したユーザのID1101(1201)と認可コード1202とURL1203を認可情報管理テーブル1200に保存する。また、認可処理部426が、認可情報管理テーブル1200を参照するときは、認証処理部425で認証したユーザのID1101(1201)に一致する項目しか参照することができない。ストレージ部427は、認可処理部426の指示に基づき、認可情報を記憶する。
また、検索処理部423は、プログラム処理部422の指示に基づき、ストレージサーバ103に保存されているデータの検索を実行し、検索結果をプログラム処理部422に返却する。このとき、中継サーバ102の認証処理部425での認証が完了したユーザのIDに紐付く認可情報がストレージ部427に保存されているストレージサーバ103が検索の対象となる。したがって、ストレージ部427が複数のストレージサーバ103の認可情報を保持している場合は、複数のストレージサーバを対象に検索処理が行われる。
ストレージサーバ103は、Webアプリケーション410を有する。Webアプリケーション410は、プレゼンテーション部411、通信部412、データ処理部413、ストレージ部414、認証処理部415を有する。プレゼンテーション部411は、認証画面などのログイン画面及びストレージしているデータの一覧画面等を表示する。通信部412は、ネットワーク装置304(図3)を介して、SOAP又はHTTPプロトコルにより通信を行うソフトウェアモジュールである。データ処理部413は、ストレージ部414を制御して、各種のデータ処理を行う。ストレージ部414は、通信部412で受信された、画像形成装置101または情報処理装置104からのスキャン画像、文書データ、または画像データを保存する。認証処理部415は、情報処理装置104のWebブラウザ441からのリクエストに基づき、認証処理を実行する。
情報処理装置104は、通信部440、Webブラウザ441、メールアプリ442、メール監視アプリ443を有する。Webブラウザ441は、中継サーバ102のプレゼンテーション部421への接続時、又はストレージサーバ103のプレゼンテーション部411への接続時に利用される。メールアプリ442は、電子メールの送信、受信を行う。メール監視アプリ443は、メールアプリ442による電子メールの受信を監視し、受信された電子メールの解析処理を行う。
図7は、情報処理装置において表示された電子メールの一例を示す図である。
メールアプリ442は、受信した電子メール500の内容を画面に表示する。図7に示す例では、メールアプリ442は、差出人501から宛先502に対して、ストレージサーバ103が保持するデータを共有することを通知する電子メールを受信している。データを共有したユーザのメールアドレスが、差出人501に表示されている。当該データを共有された電子メールの受信者のメールアドレスが、宛先502に表示されている。領域503は、電子メールの本文が表示される領域である。差出人が入力した文章504と、システムによって自動入力された文章505と共有データのリンク506とが表示されている。共有データのリンク506は、共有データのハイパーリンクである。表示されているファイル名のリンク先には、ストレージサーバ103のストレージ部414に保存されている共有データがリンクされている。
図8は、共有管理テーブルの一例を示す図である。
共有管理テーブル600は、データの共有に用いられる情報(共有データ情報)を管理するテーブルである。情報処理装置104が有するメール監視アプリ443は、データを共通することを通知する電子メール500を受信すると、当該電子メールを解析して、共有データ情報を取得する。データを共通することを通知する電子メールを、以下では、データ共有の電子メールとも記述する。共有データ情報の取得は、情報処理装置104のユーザが中継サーバ102の認証処理部425で認証された場合に行われる。ユーザが認証されると、メール監視アプリ443は、共有データ情報が設定された共有管理テーブル600を中継サーバ102のストレージ部427内に登録する。具体的には、中継サーバ102のプログラム処理部420が、メール監視アプリ443から受信した共有管理テーブル600をストレージ部427に保存する。共有管理テーブル600は、中継サーバ102によって認証されたユーザごとに作成され、当該認証されたユーザに関する処理についてのみ扱うことができる。
図8に示す共有管理テーブル600は、ファイル名601、共有者602、URL603を有する。ファイル名601は、共有データのファイル名である。メール監視アプリ443は、受信された電子メール500の共有データのリンク506の文字列からファイル名を取得する。共有者602は、データを共有したユーザ(共有者)のアドレスである。メール監視アプリ443は、差出人501から共有者602を取得する。URL603は共有データにアクセスするためのURL(共有用URL)である。メール監視アプリ443は、共有データのリンク506のリンク先のURLからURL503を取得する。もちろん、ファイル名601乃至URL603以外の情報が電子メールに含まれる場合は、この情報を共有データ情報として取得してもよい。例えば、メール監視アプリ443は、データの共有期限や、データの容量、メールの受信日などを共有データ情報として取得してもよい。
図9は、データ共有の電子メールを受信した情報処理装置の動作処理の一例を説明するフローチャートである。
メール監視アプリ443が起動すると、処理が開始される。ただし、メール監視アプリ443は、アプリインストール後の初回実行時に監視するメールの登録と中継サーバ102による認証を受ける必要がある。メール監視アプリ443は、情報処理装置104の通信部440を制御して、中継サーバ102の通信部424を介し、Webアプリケーション420のプログラム処理部422と通信をする。また、プレゼンテーション部421が、情報処理装置104のWebブラウザ441に認証画面データを送信し、Webブラウザ441が、認証画面を表示する。Webブラウザ441が、ユーザの操作に応じて、認証処理部425が管理するIDとパスワードを正しく入力することで、ユーザの認証が成功し、中継サーバ102の機能を使用することができるようになる。情報処理装置104は、入力されたIDとパスワードを記憶装置303に記憶することで、以降の認証情報の入力が省略される。
S701において、メール監視アプリ443が、前回終了してから、今回起動するまでにメールアプリ442が受信した電子メールを確認する。続いて、S702において、メール監視アプリ443が、メールアプリ442が電子メールを受信したかを判断する。電子メールを受信したかの確認方法として、メール監視アプリ443で設定された時間ごとにメールアプリ442の受信情報を確認する方法がある。また、メールアプリ442の電子メール受信イベントが発生したタイミングでメール監視アプリ443に通知を行う方法を用いてもよい。メールアプリ442が、電子メールを受信した場合は、処理がS703に進む。メールアプリ442が、電子メールを受信していない場合は、処理がS702に戻る。
S703において、メール監視アプリ443が、受信された電子メールの解析を行い、データ共有の電子メールであるかを判断する。例えば、メール監視アプリ443は、予め登録されているアドレスから受信した電子メールをデータ共有の電子メールであると判断する。メール監視アプリ443が、メールアプリ442の受信メールの本文503に共有データのリンク506のような特定の拡張子を含むハイパーリンクが存在する場合に、データ共有の電子メールであると判断してもよい。電子メールがデータ共有の電子メールである場合は、処理がS704に進む。電子メールがデータ共有の電子メールでない場合は、処理がS702に戻る。
S704において、メール監視アプリ443が、通信部440を介して、中継サーバ102にログインする。具体的には、メール監視アプリ443は、記憶装置303に保存されているIDとパスワードを中継サーバ102に送信する。中継サーバ102の認証処理部425が、受信したIDとパスワードが、認証管理テーブル1100のID1101とパスワード1102に一致する場合に、当該IDに対応するユーザを認証する。
次に、S705において、メール監視アプリ443が、受信した電子メールから共有データ情報を抽出し、抽出した共有データ情報が設定された共有管理テーブル600を中継サーバ102のストレージ部427内に登録する。電子メールの本文にファイル名等が表示されていなかった場合は、メール監視アプリ443は、電子メールから抽出されるURLを使用して、ストレージサーバ103にアクセスし、ストレージ部414内のデータからファイル名等の情報を取得する。電子メールの本文にファイル名等が表示されていなかった場合に、メール監視アプリ443が、共有管理テーブル600のファイル名601を空白にしておいてもよい。そして、中継サーバ102が、データを検索する際に、共有管理テーブル600のファイル名601が空白である場合は、URLを使用したアクセスによってストレージサーバ103から取得されるファイル名を用いて検索を行ってもよい。
図10は、ストレージサーバに保持されたデータの検索処理の一例を説明するフローチャートである。
画像形成装置101が、中継サーバ102を介して、ストレージサーバ103が保持するデータの検索を行う場合を想定して説明する。まず、S801において、画像形成装置101のアプリケーション430が、通信部431を介して、中継サーバ102のプログラム処理部422と通信する。プログラム処理部422は、画像形成装置101の認証状態を確認する。認証が完了していなかった場合は、プレゼンテーション部421が、画像形成装置101のUI表示装置207に認証画面を表示する。画像形成装置101のユーザが、認証画面を用いて、中継サーバ102の認証処理部425が管理するIDとパスワードを正しく入力すると、認証が成功する。これにより、画像形成装置101が、中継サーバ102の機能を使用することができるようになる。なお、S801において、1度正しく入力されたIDとパスワードを、画像形成装置101のRAM202もしくは記憶装置205に記憶することで、次回以降の認証情報の入力を省略することが可能である。
次に、S802において、中継サーバ102が、複数のストレージサーバ103に対して検索を行う。具体的には、画像形成装置101からデータの検索指示を受けた中継サーバ102が、ストレージ部427に保存されている認可情報を用いて、ストレージサーバ103へアクセスする。画像形成装置101からのデータの検索指示は、図11を参照して後述する検索画面900上の入力によって行われる。ストレージ部427にS801で使用されたIDに該当する認可情報が複数保存されていた場合、中継サーバ102は、複数のストレージサーバ103のそれぞれにアクセスを行う。具体的には、検索処理部423が、通信部427を介して、ストレージサーバ103のストレージ部414にアクセスし、データの検索を行う。検索処理部423は、検索結果をRAM302に保存し、同様の検索処理を各ストレージサーバ103に対して行う。
S803において、検索処理部423が、図9のS705で登録された共有管理テーブル600を参照して、データの検索を行い、検索にヒットしたかを判断する。検索処理部423は、ストレージ部427に保存されている共有管理テーブル600を取得し、1項目ずつ検索画面で入力した検索ワードに一致しているかを確認する。検索処理部423は、ファイル名検索を実行する場合は、ファイル名601を対象に、検索ワードとの比較を行う。共有管理テーブル600の項目と検索ワードとが一致した場合は、検索処理部423は、検索にヒットしたと判断し、一致した項目をRAM302に保存する。検索にヒットした場合は、処理がS804に進む。共有管理テーブル600の項目と検索ワードとが一致しない場合は、検索処理部423は、検索にヒットしなかったと判断する。そして、処理がS805に進む。
S804において、検索処理部423が、S803で検索ワードと一致した項目に対応するURL603へのアクセスを行う。検索処理部423は、当該URL603を使用し、ストレージサーバ103の通信部412を介して、ストレージ部414に保存されているデータの情報を取得する。検索処理部423は、取得したデータの情報と、接続に使用したURL603を中継サーバ102のRAM302に保存する。S805において、検索処理部423が、共有管理テーブル600を参照したデータの検索が完了したかを判断する。データの検索が完了した場合は、処理がS806に進む。データの検索が完了していない場合は、処理がS803に戻る。
S806において、検索処理部423が、S802でのストレージサーバを対象とした検索処理(第1の検索処理)の結果と、S803乃至S805での共有管理テーブル600を用いた検索処理(第2の検索処理)の結果とを画像形成装置101に送信する。画像形成装置101の画面表示部433が、送信された検索結果を表示する。そして、処理が終了する。
図11は、データの検索結果の表示例を示す図である。
画像形成装置101の画面表示部433は、検索画面900に、データの検索結果を表示する。図11に示す例では、画面表示部433は、検索プロパティ901と検索条件902と検索ワード903に入力された条件に一致した項目の表示を行う。検索プロパティ901には、ファイル名、ストレージサーバ名、サイズ、共有者などの検索対象データの持つプロパティが入力される。検索条件902には、「次の値を含む」、「次の値で始まる」、「次の値に等しい」、「次の値以上」、「次の値以下」などの検索条件が入力される。検索ワード903には、検索プロパティ901と検索条件902で指定された条件で検索を行うための文字列が入力される。ユーザが検索ボタン904を押下すると、検索プロパティ901と検索条件902と検索ワード903に入力された内容によって指定された条件でデータの検索が行われ、当該条件に合致したデータの一覧が検索結果として表示される。図11に示す検索画面900の例では、ファイル名に「.pdf」を含むデータが検索される。ユーザがクリアボタン905を押下すると、画面表示部433は、検索プロパティ901、検索条件902、検索ワード903の検索条件を初期値に戻す。
検索結果910は、図11に示す例では、ファイル名906、ストレージサーバ名907、サイズ908、共有者909を有する。ファイル名906は、検索されたデータのファイル名を示す。ストレージサーバ名907は、検索されたデータが保存されているストレージサーバ103の名称を示す。サイズ908は、検索されたデータの容量を示す。共有者909は、検索されたデータに対応する共有用URLを発行したユーザのアドレスを示す。画面表示部433は、アドレス帳から取得されるユーザ名を共有者909として表示してもよい。共有者909は、図9のS705において、中継サーバ102のストレージ部427内に、共有用URLが保存されていた場合にのみ表示される。
図11に示す例では、画面表示部433は、図10のS802での第1の検索処理の結果とS803乃至S805での第2の検索処理の結果とを同一の表示領域に表示しているが、異なる表示領域に表示してもよい。また、画面表示部433が、第1の検索処理の結果と第2の検索処理の結果を、第1の検索処理または第2の検索処理のいずれの検索結果であるかを示す情報(例えば、所定のプロパティ)とともに画面表示するようにしてもよい。また、第1の検索処理と第2の検索処理の双方で同じデータが検索された場合は、検索結果が重複するので、いずれか一方の検索結果に集約して表示してもよい。本実施例の情報処理システムによれば、ユーザ間で共有されたデータがサービス提供サーバによって認可されていない場合であっても、共有用URLに基づく検索によって、検索することができる。
(実施例2)
実施例1の情報処理システムでは、URLを含む共有データ情報を中継サーバ102に保存し、データ検索時に中継サーバ102に保存した共有データ情報を用いて検索を行う。したがって、中継サーバ102に保存した共有データ情報と検索ワードとが一致していれば、URLが参照しているストレージサーバ103に保存されているデータの情報が変更され、本来検索にヒットしないデータでも、検索にヒットしてしまうことがある。
実施例2では、中継サーバ102が、URLが参照しているストレージサーバ103に保存されているデータの情報が、共有管理テーブル600の作成時から変更されていた場合に、共有管理テーブル600を更新する。中継サーバ102は、共有管理テーブル600の更新により検索にヒットしなくなったデータの情報を検索結果に含めないようにする。なお、特に明示しない限り、実施例2の構成及び処理は、実施例2と同じである。
図12は、実施例2におけるデータの検索処理を説明するフローチャートである。
S801乃至S806は、図10のS801乃至S806と同様である。S1001において、中継サーバ102の検索処理部423が、S803での検索に使用した共有管理テーブル600の項目と、RAM302に保持しているストレージサーバ103から取得したデータの情報とを比較する。検索に使用した共有管理テーブル600の項目と、RAM302に保持しているデータの情報とで差異がない場合は、処理がS805に進む。検索に使用した共有管理テーブル600の項目と、RAM302に保持しているデータの情報とで差異がある場合は、検索処理部423は、データの情報が変更されたと判断して、処理がS1002に進む。また、S804におけるURLを用いたアクセスで、データの情報を取得できていなかった場合は、検索処理部423は、データの情報が削除されたと判断して、処理がS1003に進む。
S1002において、検索処理部423が、変更されたデータの情報に基づいて、共有管理テーブル600を更新する。具体的には、共有管理テーブル600を変更した結果、検索にヒットしなくなった場合は、検索処理部423は、S804でRAM302に保存された情報を削除し、S806で表示される検索結果に含めない。
また、S1003において、検索処理部423が、削除されたデータの情報(項目)を共有管理テーブル600から削除する。検索処理部423は、S804でRAM302に保存された情報から、共有管理テーブル600から削除された項目を削除し、S806で表示される検索結果に含めない。なお、共有管理テーブル600に公開期限が設定されており、公開期限が切れていたためアクセスできなくなっていた場合、検索結果に公開期限が切れていることを示す所定の表示(例えば画面の色を薄くする表示)がされるようにしてもよい。
次に、S1004乃至S1006の処理について説明する。S1001乃至S1003において、検索処理部423が検索結果の更新を行うが、更新対象は、共有管理テーブル600に基づく検索にヒットしたデータであり、当該検索にヒットしなかったデータの情報は更新されていない。つまり、共有管理テーブル600に情報を保存したときには検索にヒットしなかったが、ストレージサーバ103のストレージ部414に保存されているデータの情報が更新されていて、検索にヒットするようになっている場合がある。
したがって、S1004において、共有管理テーブル600に基づく検索でヒットしなかったデータがある場合に、検索処理部423が、再検索を行うかを判断する。具体的には、検索処理部423は、通信部431を介し、再検索を行うための画面(再検索画面)を画面表示部433に表示させる。再検索画面には、例えば、再検索を行うかを確認する確認メッセージと、再検索の実行を行うためのボタンと、再検索の実行をキャンセルするためのボタンとが表示される。再検索の実行を行うためのボタンが押下された場合は、検索処理部423が、再検索を行うと判断して、処理がS1005に進む。再検索の実行をキャンセルするためのボタンが押下された場合は、再検索を行わないと判断して、処理が終了する。
S1005において、検索処理部423が、共有管理テーブル600内の、S804でアクセスを行っていないURLを使用して、ストレージサーバ103の通信部412を介し、ストレージ部414に保存されているデータの情報を取得する。すなわち、検索処理部423は、第2の検索処理による検索でヒットしなかったデータがある場合に、共有データ情報内の、上記第2の検索処理でアクセスが行われなかったURLに基づいてストレージサーバ103からデータを取得する。そして、検索処理部423は、取得したデータの情報で共有管理テーブル600の情報を最新状態に更新(再構築)する。検索処理部423は、最新の状態に更新された共有管理テーブル600に基づく再検索を行い、検索にットしたデータの情報を、中継サーバ102のRAM302に保持する。
次に、S1006において、画像表示部433が、中継サーバ102から接続可能なストレージサーバ103に対する検索処理の結果と、最新の状態の共有管理テーブル600に基づく検索処理の結果の表示を行う。実施例2の情報処理システムによれば、共有データ情報が保存されてからストレージサーバ103上のデータが更新されていた場合でも、最新の状態のデータの情報を参照して、正しい検索結果を得ることができる。上述した各実施例は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、各実施例で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 画像形成装置
102 中継サーバ
103 ストレージサーバ
104 情報処理装置

Claims (14)

  1. ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置の認可情報を保持する保持手段と、
    データを共有する通知を受けたデバイスが取得した、当該データを共有するために用いられる共有データ情報を登録する登録手段と、
    デバイスを操作するユーザを認証する認証手段と、
    前記認証されたユーザが操作するデバイスからのデータの検索要求に応じて、当該データを検索する制御手段と、
    前記制御手段による前記データの検索結果を表示する表示手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記認証されたユーザに対応する前記認可情報に基づいて、前記サービス提供装置にアクセスし、前記データを検索する第1の検索処理と、前記登録された共有データ情報を参照して前記データを検索する第2の検索処理とを実行する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記登録手段は、ユーザごとに前記共有データ情報を登録し、
    前記制御手段は、前記認証されたユーザに対応する前記共有データ情報を参照して、前記第2の検索処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記制御手段によって検索されたデータと前記共有データ情報とを比較することで、前記データが変更されているかを判断し、当該データが変更されている場合に、前記共有データ情報を更新する更新手段を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記更新手段は、前記検索されたデータに関する情報が前記共有データ情報に存在しない場合に、前記共有データ情報から前記データに関する情報を削除する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記更新手段は、前記第2の検索処理による検索でヒットしなかったデータがある場合に、前記共有データ情報内の、前記検索でアクセスが行われなかったURLに基づき前記サービス提供装置から取得されるデータで前記共有データ情報を更新する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記共有データ情報は、前記データの識別情報と、前記データにアクセスするためのURLと、前記データを共有したユーザの情報とを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記データを共有する通知は、電子メールである
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記サービス提供装置は、データを保存するストレージサーバである
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記表示手段は、前記第1の検索処理の結果と前記第2の検索処理の結果を同一の表示領域に画面表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記表示手段は、前記第1の検索処理の結果と前記第2の検索処理の結果とを、異なる表示領域に画面表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 前記表示手段は、前記第1の検索処理の結果と前記第2の検索処理の結果とを、前記第1の検索処理または前記第2の検索処理のいずれの検索結果であるかを示す情報とともに画面表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  12. デバイスおよびネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と通信する中継装置であって、
    前記サービス提供装置の認可情報を保持する保持手段と、
    データを共有する通知を受けたデバイスが取得した、当該データを共有するために用いられる共有データ情報を登録する登録手段と、
    デバイスを操作するユーザを認証する認証手段と、
    前記認証されたユーザが操作するデバイスからのデータの検索要求に応じて、当該データを検索する制御手段と、
    前記制御手段による前記データの検索結果を前記データの検索要求を行ったデバイスに送信する送信手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記認証されたユーザに対応する前記認可情報に基づいて、前記サービス提供装置にアクセスし、前記データを検索する第1の検索処理と、前記登録された共有データ情報を参照して前記データを検索する第2の検索処理とを実行する
    ことを特徴とする中継装置。
  13. デバイスと、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と、前記デバイスおよび前記サービス提供装置と通信する中継装置とを有するシステムにて実行されるデータ検索方法であって、
    前記中継装置が、データを共有する通知を受けたデバイスが取得した、当該データを共有するために用いられる共有データ情報を登録する登録工程と、
    前記中継装置が、デバイスを操作するユーザを認証する認証工程と、
    前記中継装置が、前記認証されたユーザが操作するデバイスからのデータの検索要求に応じて、当該データを検索する制御工程と、
    前記データの検索結果を受けたデバイスが、前記データの検索結果を表示する表示工程と、を有し、
    前記制御工程では、前記中継装置は、予め保持された前記サービス提供装置の認可情報のうち、前記認証されたユーザに対応する前記認可情報に基づいて、前記サービス提供装置にアクセスし、前記データを検索する第1の検索処理と、前記登録された共有データ情報を参照して前記データを検索する第2の検索処理とを実行する
    ことを特徴とするデータ検索方法。
  14. コンピュータを、請求項12に記載の中継装置が有する各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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