JP2020097375A - 空力特性推定装置、空力特性推定方法、及びプログラム - Google Patents

空力特性推定装置、空力特性推定方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、自転車乗員が乗車中の自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定する。【解決手段】空力特性推定装置(10)は、自転車に装備されたペダルにかかる力、及び自転車の速度を検出した検出結果から自転車乗員が乗車中の自転車における空気抵抗情報を効率的に求める。すなわち、空力特性推定装置(10)はペダリング時における自転車の速度及び自転車の加速度の少なくとも一方を検出する検出部(12)と、ペダリング時における踏力を検出する検出部(14)と、検出結果から得られる自転車の速度、及び自転車の加速度と、踏力検出部で検出された踏力と、を用いて、自転車の進行方向に対して成立する運動方程式による力学解析の演算結果に基づいて、自転車乗員が乗車中の自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定する演算部(16)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、空力特性推定装置、空力特性推定方法、及びプログラムに関する。
自転車の走行時には、自転車の走行性能に影響する自転車の挙動及び環境に関連する各種の特性が依存する。このため、自転車の走行時に、自転車の走行時の挙動及び環境について各種の検出器により検出することで、自転車の走行性能を得ることが可能となる。例えば、自転車の走行時には風力等の空気力学的特性が直接的に影響する。この空気力学的特性の因子として、自転車の走行時における自転車前方の空気抵抗領域を求める技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、空気流の速度及びヨー角を含む空気流データを取得し、空気流データと空気抵抗領域との対応を示す予め定めた複数の規則から、取得された空気流に対応する空気抵抗領域を特定する。また、自転車乗員が乗車して走行中の自転車について地面との垂直面への投影面積を求める技術も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、自転車走行時における各種の自転車の走行性能を得る技術が知られている。例えば、自転車の走行時における自転車乗員周辺の気圧変化に着目し、自転車の走行時及び非走行時の各々での気圧を取得し、気圧変化による影響を考慮して自転車乗員の活動量を得る技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。また、ペダルの回転数、風速及び加速度を検出して、自転車乗員による自転車のペダリング中の仕事率をリアルタイムに測定する技術が開示されている(例えば、特許文献4参照)。
米国特許第8612165号公報 国際公開第2011/158365号パンフレット 特開2013−36833号公報 特開平7−151620号公報
ところで、自転車の走行時には、その走行に際して生じる空気抵抗に抗するエネルギを必要とし、その空気抵抗は、空気抵抗係数及び前方投影面積が関係する。飛行機や乗用車等の移動体は、前方投影面積が既知のため、空気抵抗係数を指標として評価すればよいが、自転車の場合、自転車乗員が一定の姿勢で走行を継続するのではないため、前方投影面積を計測することが困難である。自転車乗員の姿勢は、風洞実験において、モーションキャプチャ等の大掛かりな装置を用いてペダリング時の自転車乗員の姿勢を推定することは可能であるが、実用的ではない。また、自転車の走行時における空気抵抗は、空気抵抗係数及び前方投影面積の双方が関係するので、自転車の走行時に、空気抵抗係数及び前方投影面積の両者による情報を求めることが必要であって、自転車の走行時における自転車前方の空気抵抗領域のみを考慮したのでは不充分である。
また、自転車のペダリング中に空気力学的特性を推定するためには、多くの検出器を用いた大規模なシステムによる複雑な処理が要求される。しかし、自転車走行時における各種の自転車の走行性能を得るために各種データを検出する技術はあるものの、自転車に搭載可能なセンサによって、空気力学的特性である空力特性を得ることに注目した技術はない。
本発明は、上記事実を考慮し、簡単な構成で、自転車乗員が乗車中の自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定することを目的とする。
本開示の第1態様に係る空力特性推定装置は、自転車乗員によるペダリング時における自転車の速度及び前記自転車の加速度の少なくとも一方を検出する速度検出部と、前記自転車乗員によるペダリング時における踏力を検出する踏力検出部と、前記速度検出部の検出結果から得られる前記自転車の速度、及び前記自転車の加速度と、前記踏力検出部で検出された踏力と、を用いて、前記自転車の進行方向に対して成立する運動方程式による力学解析の演算結果に基づいて、前記自転車乗員が乗車中の前記自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定する推定部と、を備える。
第1態様によれば、大掛かりな設備を用いず、短時間かつ低コストで空気抵抗を推定することが可能となる。
本開示の第2態様に係る空力特性推定装置は、第1態様に記載の空力特性推定装置において、前記速度検出部は、記自転車の車輪の回転速度を検出し、かつ予め定めた所定時間内に検出された複数の前記自転車の車輪の回転速度に基づいて、前記自転車の速度を検出する。
第2態様によれば、特殊な専用のセンサを用いず、車輪の回転速度を検出するのみで速度及び加速度を得ることが可能となる。
本開示の第3態様に係る空力特性推定装置は、第1態様又は第2態様に記載の空力特性推定装置において、前記踏力検出部は、前記自転車乗員によるペダリング時にペダルに与えられる力を検出し、かつ予め定めた所定時間内に検出された複数の前記ペダルに与えられる力に基づいて、前記踏力を検出する。
第3態様によれば、特殊な専用のセンサを用いずに、ペダルに与えられる力を検出するのみで自転車乗員の踏力を検出することが可能となる。
本開示の第4態様に係る空力特性推定装置は、第1態様から第3態様の何れか1態様に記載の空力特性推定装置において、前記推定部は、前記自転車乗員が乗車中の前記自転車の総重量をM、空気の密度をρ、前記自転車の進行方向の速度をV、踏力をP、転がり抵抗をFRR、及び空気抵抗情報をCdAとした場合、
CdA=2/ρV{(P/V)−Ma−FRR
で示す式に基づいて、空気抵抗情報を推定する。
第4態様によれば、簡単な計算で空気抵抗情報を推定することが可能となる。
本開示の第5態様に係る空力特性推定装置は、第1態様から第4態様の何れか1態様に記載の空力特性推定装置において、前記推定部で推定された前記空気抵抗情報を表示する表示部をさらに備える。
第5態様によれば、空気抵抗情報を自転車乗員がリアルタイムで確認することが可能となる。
本開示の第6態様に係る空力特性推定装置は、第1態様から第5態様の何れか1態様に記載の空力特性推定装置において、前記推定部で推定された前記空気抵抗情報を記憶する記憶部を着脱可能にさらに備える。
第6態様によれば、自転車乗員を含むユーザが、自転車乗員の走行時における空気抵抗情報を走行後に確認することが可能となる。
本開示の第7態様は、自転車乗員によるペダリング時における前記自転車の速度及び前記自転車の加速度の少なくとも一方を検出し、前記自転車乗員によるペダリング時における踏力を検出し、検出結果から得られる前記自転車の速度、前記自転車の加速度、及び踏力、を用いて、前記自転車の進行方向に対して成立する運動方程式による力学解析の演算結果に基づいて、前記自転車乗員が乗車中の前記自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定する、空力特性推定方法である。
本開示の第8態様は、自転車乗員が乗車中の前記自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定するためのプログラムであって、自転車乗員によるペダリング時における前記自転車の速度及び前記自転車の加速度の少なくとも一方を取得し、前記自転車乗員によるペダリング時における踏力を取得し、取得結果から得られる前記自転車の速度、前記自転車の加速度、及び踏力、を用いて、前記自転車の進行方向に対して成立する運動方程式による力学解析の演算結果に基づいて、前記自転車乗員が乗車中の前記自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定する、ことを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
なお、本開示のプログラムを記憶する記憶媒体は、特に限定されず、ハードディスクであってもよいし、ROMであってもよい。また、CD−ROMやDVDディスク、光磁気ディスクやICカードであってもよい。更にまた、該プログラムを、ネットワークに接続されたサーバ等からダウンロードするようにしてもよい。
本発明によれば、簡単な構成で、自転車乗員が乗車中の自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定することができる。
実施形態に係る空力特性推定装置の一例を示す概略構成図である。 実施形態に係る自転車乗員が乗車中の自転車の走行状態を力学的観点に基づいて示す模式図である。 実施形態に係る空力特性推定装置及びこの空力特性推定装置が適用される自転車の概略構成図である。 実施形態に係る自転車の走行時における磁気信号の一例を示すイメージ図である。 実施形態に係る自転車の走行時における踏力信号の一例を示すイメージ図である。 実施形態に係る磁気信号を示すデータの一例を示すイメージ図である。 実施形態に係る踏力信号を示すデータの一例を示すイメージ図である。 実施形態に係る空力特性推定装置として機能させることが可能なコンピュータシステムの一例を示す概略構成を示すブロック図である。 実施形態に係るコンピュータシステムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る磁気信号を示す時系列データを記憶する処理の流れの一例をフローチャートである。 実施形態に係る踏力信号を示すデータを記憶する処理の流れの一例をフローチャートである。 横風を受けながら坂道を走行する場合における自転車乗員が乗車中の自転車の走行状態を力学的観点に基づいて示す模式図であり、(A)は側面図であり、(B)は平面図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る実施形態の一例を説明する。なお、図中に示される矢印X、矢印Y、矢印Zは、3次元座標のX軸、Y軸、Z軸に一致する方向である。なお、本実施形態の適用方向が限定されるものではない。
自転車の走行時には、自転車乗員が乗車中の自転車に作用する空気力学的特性(以下、空力特性という。)における空気抵抗を考慮することが好ましい。この空気抵抗は、空気抵抗係数及び前方投影面積が関係し、飛行機や乗用車等のように前方投影面積が既知の場合は空気抵抗係数を空力特性の指標とすればよい。しかしながら、自転車の場合は自転車乗員の姿勢が変化するため、空気抵抗係数及び前方投影面積の各々を別々に扱うのではなく、空気抵抗係数及び前方投影面積の各情報が共に関係する空気抵抗情報を空力特性の指標とすることが好ましい。空気抵抗情報は、空気抵抗係数と前方投影面積とを乗じた情報が一例である。一方、自転車乗員の姿勢は、風洞実験において、モーションキャプチャ等の大掛かりな装置を用いてペダリング時の自転車乗員の姿勢を推定することは可能であるが、実用的ではない。また、自転車に装備可能なセンサや演算装置は大きさ及び処理能力が限定的である。本発明者は、このような事実に着目し、詳細を後述するように、例えば、ペダルにかかる力(例えば踏力)、及び自転車の速度を取得できれば、運動方程式による力学解析を用いて、自転車の空力特性としての空気抵抗情報を導出することができるという知見を得た。
そこで、本実施形態は、軽微な装備で、自転車乗員が乗車中の自転車の走行時、すなわち、ペダリング動作時における空気抵抗情報を効率的に求める空力特性推定装置を開示する。
[空力抵抗情報]
まず、本実施形態に係る空力特性推定装置において導出する空気抵抗情報について説明する。なお、本実施形態では、自転車が無風状態の環境下で平地を走行する場合を検討する。また、ここでは、空気密度ρ等の環境情報と、自転車乗員の体重等の個別情報と、自転車の重量及び自転車本体に取り付けられた車輪の半径等の自転車情報と、が既知であるものとする。
本実施形態では、空気抵抗に関する性能(以下、空力性能という。)を示す空力特性を評価する指標として、空気抵抗情報を用いる。空気中を走行する自転車に作用する抵抗である抗力Fdragは、次の(1)式で表すことができる。式中のρは空気の密度であり、Vは自転車の速度であり、Cdは空気抵抗係数であり、Aは前方投影面積である。空気抵抗係数Cdと前方投影面積Aとを乗じた結果の値(=Cd×A)が空気抵抗情報の値、すなわちCdA値である。
この空気抵抗情報について、自転車が無風状態の環境下で平地を走行する場合を検討する。
図2は、自転車乗員が乗車中の自転車の走行状態を力学的観点に基づいて示す模式図である。
図2に示すように、自転車が無風状態の環境下で平地を走行する場合、自転車の速度Vに対応する風速Vによって生じる、自転車に作用する抵抗である抗力Fdragが自転車に与えられる。また、自転車では、転がり抵抗による力FRR、及び駆動輪である自転車の後輪の接地点で発生する進行方向の力が作用する。なお、図2では、自転車の前後輪が接地されるので、便宜上、転がり抵抗を2分割した場合を想定している。
図2に示す自転車の走行時における進行方向に対して成立する運動方程式は、次の(2)式で表すことができる。

上記(2)式では、Mは自転車の重量と自転車乗員の重量とを加算した総重量を示し、aは自転車の加速度を示す。また、Fは自転車の後輪の接地点で発生する進行方向の力(以下、推進力という。)を示し、FRRは自転車の車輪におけるタイヤの転がり抵抗を示す。なお、転がり抵抗FRRは自転車の速度に応じて変化する関数としてもよい。
(2)式に(1)式を代入することで、次に示す(3)を得ることができる。
ここで、次の(4)式に示すように、自転車の速度Vは、自転車の後輪の接地点までの半径Rと、自転車の後輪の回転速度ωとを乗じたものに対応する(V=R・ω)。このため、自転車の加速度aは、次の(5)式に示すように、自転車の後輪の接地点までの半径Rと、自転車の後輪の回転加速度(dω/dt)とを乗じたものに対応する(a=R・(dω/dt))。また、次の(6)式に示すように、推進力Fと自転車の速度Vとを乗じたものは、自転車乗員が自転車に与える力、すなわち、自転車のペダルに与えられる力(以下、ペダリングパワーという)に対応する(P=F・V)。従って、(6)式を推進力Fについて解き、(4)式を代入することで、自転車の推進力Fは、(7)式で表すことができる。
上記の(4)式から(7)式を(3)式に代入し、空気抵抗情報CdAに対して整理すると、次に示す(8)式で表すことができる。
上記(8)式において、空気密度ρ、総重量M、車輪の半径R、及び転がり抵抗FRRは既知であるので、ペダリングパワーP、自転車の後輪の回転速度ω、及び回転加速度(dω/dt)を得ることによって、空気抵抗情報CdAを得ることが可能となる。
[空力特性推定装置]
次に、上記力学的観点に基づき検討した空気抵抗情報CdAの推定を可能とする空力特性推定装置について説明する。
本実施形態に係る空力特性推定装置は、自転車に装備されたペダルにかかる力、及び自転車の速度を検出した検出結果から自転車乗員が乗車中の自転車における空気抵抗情報を効率的に求める。すなわち、本実施形態に係る空力特性推定装置10は、自転車乗員によるペダリング時における自転車の速度及び自転車の加速度の少なくとも一方を検出する速度検出部と、自転車乗員によるペダリング時における踏力を検出する踏力検出部と、速度検出部の検出結果から得られる自転車の速度、及び自転車の加速度と、踏力検出部で検出された踏力と、を用いて、自転車の進行方向に対して成立する運動方程式による力学解析の演算結果に基づいて、自転車乗員が乗車中の自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定する推定部と、を備える。
図1に、本実施形態に係る空力特性推定装置10の概略構成の一例を示す。
本実施形態に係る空力特性推定装置10は、回転数検出部12、踏力検出部14、演算部16、表示部18及び記憶部20を備えている。演算部16は、磁気信号処理部162、踏力信号処理部164、及び空力特性推定部166を備えている。
回転数検出部12は、自転車の走行時における自転車の車輪の回転数を検出する。本実施形態の回転数検出部12は、自転車乗員によるペダリングにより回転する自転車後輪の回転数を検出し、回転数信号を出力する。回転数検出部12の一例は、自転車の後輪の少なくとも一箇所に取り付けられた磁石の後輪回転時の通過を、ホールセンサ等の磁気センサにより検出し、検出された磁気信号を出力する磁気センサを用いる場合を説明する。なお、詳細は後述するが、磁気センサを磁石が通過する時間間隔、すなわち磁気信号の時間間隔から、自転車の車輪の回転数及び自転車の速度、及び自転車の加速度を導出することができる。
踏力検出部14は、自転車の走行時に自転車に与えられる力を検出する。本実施形態の踏力検出部14は、自転車乗員によるペダルにかかる負荷を検出するもので、例えば、少なくとも自転車乗員による自転車のクランクに取り付けられたペダルにかかる負荷として踏力を検出できればよい。本実施形態では、踏力検出部14の一例として、ペダルにかかる負荷である踏力を予め定めた所定周期毎に検出して踏力信号として出力する踏力計を用いる場合を説明する。
図3に、実施形態に係る空力特性推定装置及びこの空力特性推定装置が適用される自転車の概略構成図である。
図3に示すように、自転車30は、ペダル36が取り付けられたクランク34が回転可能にフレーム38に取り付けられる。クランク34には、ペダルにかかる負荷として踏力を検出する踏力計14Aが取り付けられる。踏力計14Aは踏力検出部14の一例である。フレーム38の後方(図3に示すX方向と逆方向)である後輪側には、磁気センサ12Aが取り付けられる。また、フレーム38の後方(図3に示すX方向と逆方向)には、後輪32が回転可能に取り付けられる。後輪32のスポーク部32Aには、磁石12Bが取り付けられる。磁気センサ12A及び磁石12Bは、磁気センサ12Aによって磁石12Bの通過を検出可能に、後輪32の回転中心から略等距離の位置に磁気センサ12A及び磁石12Bが取り付けられる。これにより後輪32の回転によって、磁気センサ12Aが磁石12Bの通過を検出可能になる。なお、磁気センサ12A及び磁石12Bは回転数検出部12の一例である。
また、空力特性推定装置10の表示部18は、自転車30のハンドル31の自転車乗員側の中央部の後方(図3に示す矢印Xと逆方向)に取り付け可能である。表示部18は、自転車乗員が目視可能でかつ、自転車30の前方からの風力を極力避ける位置に設置されることが好ましい。なお、空力特性推定装置10の表示部18の位置は図3に示す位置に限定されるものではない。
また、空力特性推定装置10の演算部16は、自転車30のサドル39の下方(図3に示す矢印Zと逆方向)に取り付け可能である。演算部16は、自転車乗員の目視を要しないため、自転車30の前方からの風力を極力避ける位置であれば何れの位置でもよい。なお、空力特性推定装置10の演算部13の位置は図3に示す位置に限定されるものではない。例えば、演算部13と他の各部とを無線通信により信号及びデータを授受可能とする構成にすれば、自転車乗員の背後に設置したり自転車乗員のポケット内に収容するようにしてもよい。
演算部16は、回転数検出部12で検出される自転車後輪においての磁気信号と、踏力検出部14で検出される踏力信号と、を用いて、自転車乗員が乗車中の自転車の空気抵抗情報を、上述の(8)式による力学解析演算によって推定する。また、演算部16は、演算結果を表示部18及び記憶部へ出力する。
具体的には、演算部16に含まれる磁気信号処理部162は、回転数検出部12からの磁気信号を信号処理して、自転車の速度Vを示す速度データ及び加速度aを示す加速度データを求めて出力する機能を有している。演算部16に含まれる踏力信号処理部164は、踏力検出部14からの踏力信号を信号処理して、ペダルに与えられるペダリングパワーPを示す踏力データを求めて出力する機能を有している。
空力特性推定部166は、磁気信号処理部162から得られた自転車の速度Vを示す速度データ及び加速度aを示す加速度データと、踏力信号処理部164から得られたペダリングパワーPを示す踏力データと、既知のデータとを用いて力学解析によって空気抵抗情報CdAを推定する。すなわち、空力特性推定部166は、自転車の速度データ及び加速度データと、踏力信号処理部164から得られた踏力データと、空気密度ρ、総重量M、車輪の半径R、及び転がり抵抗FRRとして既知のデータとを用いて、上記(8)式からCdA値を導出することによって空気抵抗情報CdAを推定する。
表示部18は、演算部16で推定された空気抵抗情報CdAを示すデータを表示装置等のデバイスである。
記憶部20は、演算部16で推定された空気抵抗情報CdAを示すデータを少なくとも記憶可能な記憶装置等のデバイスである。記憶部20は、メモリカード等のメディア20Aを着脱可能で、かつメディア20Aに読み書き可能なインタフェースを備えて、演算部16で推定された空気抵抗情報CdAを示すデータをメディア20Aに格納することが可能である。
なお、空力特性推定装置10は、自転車乗員の体重を含む自転車乗員の個別データ、及び車輪の半径を含む自転車の構造を示す構造データ等の各種データを入力するための入力部(図示省略)を備えてもよい。この場合、入力部は、表示部18へ表示する情報の切替入力に用いることができる。
図1に示す回転数検出部12は、本開示の速度検出部において自転車の速度及び加速度の少なくとも一方を検出するためのセンサの一例である。また、回転数検出部12及び磁気信号処理部162は、本開示の速度検出部の検出結果から空気抵抗情報を推定するための自転車の速度及び加速度を得る機能部の一例である。踏力検出部14は、本開示の踏力検出部において、ペダリング時における踏力を検出するためのセンサの一例である。また、踏力検出部14及び演算部16の踏力信号処理部164は、本開示の踏力検出部の検出結果から空気抵抗情報を推定するための踏力を得る機能部の一例である。演算部16及び空力特性推定部166は、本開示の推定部の一例である。表示部18は、本開示の空気抵抗情報を表示する表示部の一例である。記憶部20は、本開示の空気抵抗情報を記憶する記憶部の一例である。
(自転車の速度及び加速度)
次に、自転車の速度及び加速度をリアルタイムで導出する方法の一例を説明する。
演算部16に含まれる磁気信号処理部162では、回転数検出部12からの磁気信号を信号処理して、自転車の速度Vを示す速度データ及び加速度aを示す加速度データが求められる。
図4に、自転車の走行時に磁気信号処理部162に入力される回転数検出部12からの磁気信号の一例を示す。
図4に示すように、本実施形態では、予め定めた所定期間Δtの2つの所定期間である2Δtに対して自転車の速度V及び加速度aを求める。具体的には、次のようにして求めた2つの所定期間である2Δtの平均値から自転車の速度V及び加速度aを求める。
現在時刻trealより期間2Δtからの磁気信号が入力された時刻が時刻t1から時刻tnであるとする。この場合、第1の所定期間Δtにおいて磁気信号が入力された回数をnとし、次の第2の所定期間Δtにおいて磁気信号が入力された回数をnとする。また、第1の所定期間Δtにおいて磁気信号が最初に入力された時刻をt1とし、最後に入力された時刻をtmとした場合に、時刻t1と時刻tmとの時間間隔を第1の時間間隔Δtとする。次の第2の所定期間Δtでも同様に、磁気信号が最初に入力された時刻をtm+1とし、最後に入力された時刻をtnとした場合に、時刻tm+1と時刻tnとの時間間隔を第2の時間間隔Δtとする。
図4に示す例では、第1の所定期間Δtにおける周波数fは、次の(9)式で表すことができ、また、第1の所定期間Δtにおける速度Vは、次の(10)式で表すことができる。同様に、第2の所定期間Δtにおける周波数fは、次の(11)式で表すことができ、また、第2の所定期間Δtにおける速度Vは、次の(12)式で表すことができる。
そして、(13)式に示すように、これらの第1の所定期間Δtにおける速度Vと、第2の所定期間Δtにおける速度Vとの平均値を、自転車の速度Vとして求める。また、加速度aは、(14)式に示すように、自転車の速度Vの微分で求める。
なお、本実施形態では、装置を簡略化するため、上記(13)式及び(14)式を用いて速度V及び加速度aを求めているが、これに限定されるものではなく、速度V及び加速度aを求める周知の導出方法を用いて求めることができる。なお、加速度aは、例えば、加速度センサによる計測値を用いてもよい。また、得られる速度V及び加速度aにはノイズ成分が含まれる場合があるため、速度V及び加速度aの導出後に、ローパスフィルタ等のフィルタ処理を実施することが好ましい。
(ペダリングパワー)
次に、自転車に与えられるペダリングパワーをリアルタイムで導出する方法の一例を説明する。
演算部16に含まれる踏力信号処理部164では、踏力検出部14からの踏力信号を信号処理して、ペダルに与えられるペダリングパワーPを示す踏力データが求められる。例えば、
−2Δt +treal<t<=treal ・・・(15)
を満たす時間範囲内における、踏力信号Pmeasの平均値をペダリングパワーPを示す踏力データとして導出すればよい。なお、ペダリングパワーPを示す踏力データの導出方法は、これに限定されるものではなく、複数の踏力信号からペダリングパワーPを示す踏力データ求める周知の導出方法を用いて求めることができる。
図5に、自転車の走行時に踏力信号処理部164に入力される踏力検出部14からの踏力信号の一例を示す。
図5に示すように、本実施形態では、踏力検出部14からの踏力信号は、一定の周期毎に入力される。この場合、現在時刻trealで得られる踏力信号をPmeas(0)とし、直前の踏力信号をPmeas(-1)とし、2つの所定期間2Δtまでさかのぼり、最初に得られた踏力信号をPmeas(−2Δt)とする。そして、次の(15A)式に一例を示すように、これらの2つの所定期間2Δtに得られた踏力信号の強度である踏力の大きさの平均値をペダリングパワーPとして求める。
上述のように、本実施形態では、自転車の速度及び加速度を導出するために、磁気信号処理部162に入力される回転数検出部12からの複数の磁気信号を用いる。また、自転車に与えられるペダリングパワーを導出するためにも踏力信号処理部164に入力される踏力検出部14からの複数の踏力信号を用いる。このため、自転車の速度、加速度、ペダリングパワーをリアルタイムで導出するためには、各々磁気信号を示す複数のデータ、及び各々踏力信号を示す複数のデータを一時的に記憶することが好ましい。すなわち、磁気信号処理部162及び踏力信号処理部164の各々にデータを一時的に記憶するためのメモリを備えることが好ましい。
図6に、一時的に記憶する磁気信号を示すデータの一例を示す。
磁気信号は、車輪の回転速度に応じて変動する信号周期を把握可能であればよいため、図6に示すように、磁気信号の入力時刻に対応する時系列データを記憶すればよい。例えば、磁気信号の入力された時点における現在時刻を時系列データとすればよい。磁気信号として記憶する時系列データの個数または時系列データの記憶に占有するメモリ容量は、上述の自転車の速度及び加速度をリアルタイムで導出する方法において用いることが想定されるデータの個数またはそのデータの記憶に占有するメモリ容量を設定すればよい。
また、図7に、一時的に記憶する踏力信号を示すデータの一例を示す。
踏力信号は、自転車乗員のペダルに与える踏力を逐次検出した踏力値が入力されるので、図7に一例を示すように、踏力信号が示す踏力値をデータとして記憶すればよい。踏力信号として記憶するデータの個数またはデータの記憶に占有するメモリ容量は、上述の自転車に与えられるペダリングパワーをリアルタイムで導出する方法において用いることが想定されるデータの個数またはそのデータの記憶に占有するメモリ容量を設定すればよい。
なお、本実施形態では、2つの所定期間2Δtについて自転車の速度及び加速度と、ペダリングパワーとを求める場合を一例として説明したが、所定期間は、2つに限定されるものではなく、3つ以上でもよく、予め定めた期間を複数回取り扱ってもよい。
[コンピュータシステム]
上述した空力特性推定装置10は、汎用的なコンピュータによる構成の制御部を含むコンピュータシステムで実現可能である。
(コンピュータシステムの構成)
図8に、空力特性推定装置10として機能させることが可能なコンピュータシステム40の概略構成を示す。なお、コンピュータシステム40は、自転車30に装備されるサイクルコンピュータに適用することができる。また、コンピュータシステム40は、CPUを備えた電子機器、例えば、携帯用電子機器及びモジュール型のコンピュータにも適用することができる。
コンピュータシステム40は、演算部16として機能される制御部42を備えている。制御部42は、CPU42A、RAM42B、ROM42C、及びI/O42Dを含むコンピュータで構成される。CPU42A、RAM42B、ROM42C、及びI/O42Dは、データやコマンドを授受可能にバス42Eに接続されている。また、ROM42Cには、演算プログラム42Pが記憶されている。演算プログラム42Pは、演算部16の磁気信号処理部162、踏力信号処理部164、及び空力特性推定部166として制御部42を機能させるプロセスを含んでいる。
また、I/O42Dには、回転数検出部12、踏力検出部14、操作入力部44、表示部18、現在時刻の出力機能及び設定時間の計測機能を有するタイマ46、及びメディアインタフェース(以下、メディアI/Fという)48が接続されている。メディアI/F48は、演算部16で推定された空気抵抗情報CdAを示すデータを少なくとも記憶可能な記憶装置等のデバイスの一例であり、メモリカード等のメディア20Aを着脱可能で、かつメディア20Aに読み書き可能なインタフェースを備えている。従って、メディアI/F48は、導出された空気抵抗情報CdAを示すデータをメディア20Aに格納することが可能である。
操作入力部44は、自転車乗員の体重を含む自転車乗員の個別データ、及び車輪の半径を含む自転車の構造を示す構造データ等の各種データを入力するためのデバイスである。なお、これらの個別データ、及び自転車の構造データ等の各種データは、ROM42Cに予め記憶しておいてもよい。また、操作入力部44は、表示部18へ表示する情報の切替操作のための入力装置として用いることができる。さらに、操作入力部44は、コンピュータシステム40における各種の設定値を入力するための入力装置として機能させることもできる。入力される各種の設定値の一例には、磁気信号を得るためのサンプリング周波数、踏力信号を得るためのサンプリング周波数の設定値が挙げられる。
また、各種の設定値のその他の例には、自転車の走行時における空気抵抗情報を推定する場合における計測時間、計測開始時間、現在時刻の表示の設定値、表示部18の表示を更新するリフレッシュ時間、表示部18に表示する物理量の選択指示設定値が挙げられる。
これらの設定値に基づいて、制御部42は、自転車の走行時における空気抵抗情報を推定し、推定結果を表示したり、メディアに記憶したり、その他の情報を表示させたりすることが可能となる。
制御部42では、CPU42AがROM42Cに記憶されている演算プログラム42Pを読み出してRAM42Bに展開し、展開された演算プログラム42Pを実行することによって、制御部42が空力特性推定装置10の演算部16として動作される。
(コンピュータシステムの動作)
次に、本実施形態に係るコンピュータシステム40の制御部42で行われる具体的な処理の一例を説明する。
本実施形態では、コンピュータシステム40の制御部42では、初期設定、走行時の計測、及び計測結果の記録の手順に従って処理が実行される。
図9は、本実施形態に係るコンピュータシステム40の制御部42で実行される手順に沿った処理の流れの一例を示すフローチャートである。
なお、図9の処理は、図示しないコンピュータシステム40の電源スイッチがオンされた場合に開始される。また、図9の処理は、操作入力部44から自転車乗員の指示によるコマンド入力された場合に開始してもよい。
まず、ステップS100では、CPU42Aが、初期設定を実行する。初期設定は、自転車の走行時における空気抵抗情報を推定するために用いる設定値を取得し、処理条件として設定する処理である。具体的には、自転車乗員により操作入力部44が操作入力された際の操作入力値を設定値として取得する。すなわち、自転車乗員の体重を含む自転車乗員の個別データ、及び車輪の半径を含む自転車の構造を示す構造データ等の各種データが設定値として入力される。また、磁気信号を得るためのサンプリング周波数、踏力信号を得るためのサンプリング周波数の設定値や、メディア20Aへ格納する空気抵抗情報のフォーマット形式も設定値の一例として挙げられる。
なお、これらの各種データは、ROM42Cに予め記憶しておいてもよく、メディア20Aに予め記憶しておき、メディア20Aから読み取ることで取得してもよい。また、これらの各種データは、予め標準的な設定値をROM42Cに記憶しておき、記憶された標準値を取得してもよい。
そして、操作入力部44の図示しない計測開始ボタンを押下することで、計測が開始される。
次のステップS110では、CPU42Aが、自転車の速度V、及び加速度aを導出する処理を実行する。上述のように、自転車の速度V、及び加速度aを導出するために、回転数検出部12からの複数の磁気信号を用いる。
ここで、ステップS110において自転車の速度V、及び加速度aを導出するために用いる複数の磁気信号の記憶処理について説明する。
図10に、回転数検出部12で検出され、出力された磁気信号を示す時系列データを記憶する処理の流れの一例をフローチャートで示す。図10の処理は、回転数検出部12から磁気信号が入力された場合に、割り込み処理として実行される。
まず、ステップS10では、CPU42Aが、タイマ46から現在時刻を示すデータを取得し、次のステップS12で、取得したデータを磁気信号を示す時系列データとして、例えばRAM42Bに記憶し(図6参照)、割り込み処理を終了する。このようにして、磁気信号を示す時系列データが逐次記憶される。
そして、図10に示すステップS110では、上述した自転車の速度及び加速度をリアルタイムで導出する方法に従って、自転車の速度Vを示す速度データ及び加速度aを示す加速度データが求められる。
次のステップS120では、CPU42Aが、自転車に与えられるペダリングパワーPを導出する。上述のように、ペダリングパワーPを導出するためには、踏力検出部14からの複数の踏力信号を用いる。
ここで、ステップS120においてペダリングパワーPを導出するために用いる複数の踏力信号の記憶処理について説明する。
図11に、踏力検出部14で検出され、出力された踏力信号を示すデータを記憶する処理の流れの一例をフローチャートで示す。図11の処理は、踏力検出部14から周期的に出力される踏力信号が入力された場合に、割り込み処理として実行される。
まず、ステップS20では、CPU42Aが、踏力信号を取得し、次のステップS22で、取得した踏力信号を示すデータ、すなわち、踏力検出部14で逐次検出された踏力値を、例えばRAM42Bに記憶し(図7参照)、割り込み処理を終了する。このようにして、踏力信号を示すデータが逐次記憶される。
そして、図10に示すステップS120では、上述した自転車に与えられるペダリングパワーをリアルタイムで導出する方法に従って、ペダリングパワーPを示す踏力データが求められる。
次のステップS130では、ステップS100で設定された初期値と、ステップS110で導出された自転車の速度Vを示す速度データ及び加速度aを示す加速度データと、ステップS120で導出されたペダリングパワーPを示す踏力データとを用いて、上記(8)式に基づいて、空気抵抗情報CdAを導出することにより、空力特性の推定が行われる。
次のステップS140では、ステップS130で推定された空力特性を示す空気抵抗情報CdAを、表示部18に表示すると共に、RAM42Bに一時的に記憶部20する。
次のステップS150では、自転車乗員による操作入力部44の図示しない計測終了ボタンの押下、又はステップS100で設定された計測時間を経過したか否かを判別することで、計測終了か否かを判断する。ステップS150で否定判断の場合は、ステップS110へ処理を戻し、空力特性を示す空気抵抗情報CdAの推定、表示を繰り返し実行する。一方、ステップS150で肯定判断の場合は、ステップS160において、RAM42Bに一時記憶されている推定結果の空力特性を示す空気抵抗情報CdAを、メディア20Aに書き込んで、本処理ルーチンを終了する。
図9に示すステップS110の処理プロセスは、図1に示す演算部16の磁気信号処理部162の機能の一例である。また、ステップS120の処理プロセスは、図1に示す演算部16の踏力信号処理部164の機能の一例である。また、ステップS130の処理プロセスは、図1に示す演算部16の空力特性推定部166の機能の一例である。
[変形例]
上記実施形態では、磁気センサ12A及び磁石12Bを備えた回転数検出部12により得られる磁気信号によって自転車の速度Vを示す速度データ及び加速度aを示す加速度データを導出する場合を説明したが、回転数検出部12に代えて、流体の流れの速さ、すなわち空気流の速度を直接計測するピトー管等の計測器を用いることができる。
空気流の速度を直接計測するピトー管等の計測器を用いる場合は、上記(8)式は、次に示す(16)式で表すことができる。なお、加速度aは、得られる速度Vを微分して求めることができる。この場合、例えば、上記(14)式を用いることができる。
この(16)式では、ペダリングパワーPと、空気流の速度Vから、空気抵抗情報CdAを導出することが可能となる。
また、上記実施形態では、踏力検出部の一例として、踏力計14Aを用いた場合を説明したが、自転車乗員による踏力を、より正確に検出する場合には、踏力検出部14として機能するセンサを複数備えればよい。例えば、ペダル36の位置毎に踏力を検出するためには、クランク34の回転位置を検出する第1検出部、ペダルシャフト35に作用する踏力の大きさ又は大きさと方向とを検出する第2検出部、及びペダルシャフト35に対するペダル36の姿勢角(傾斜角度)を検出する第3検出部を備えればよい。
第1検出部の一例として、磁気式又は光学式の回転(回転数)検出センサを用いることができる。第1検出部は、フレーム38側のクランク34の回転軸におけるクランク34の回転位置を検出すればよい。第2検出部の一例として、ペダルシャフト35に装着され、X軸及びZ軸を含む二次元座標系において、自転車乗員によりペダル36を介してペダルシャフト35に作用する踏力の大きさ、又は大きさと方向とを検出する踏力系を用いることができる。また、踏力計に代えて、ペダル33に装着された圧力センサを用いることができる。第3検出部の一例として、慣性センサを用いることができる。第3検出部は、ペダル36及びペダルシャフト35のいずれか一方に装着され、ペダルシャフト35に対するペダル36の姿勢角(傾斜角度)を検出すればよい。
[応用例]
上記実施形態では、自転車が無風状態の環境下で平地を走行する場合を説明したが、本開示は、自転車が無風状態の環境下で平地を走行する場合に限定されるものではなく、傾斜面及び角度を有する風力下における空力特性の推定にも拡張することができる。
図12は、横風を受けながら坂道を走行する場合における自転車乗員が乗車中の自転車の走行状態を力学的観点に基づいて示す模式図である。図12(A)は側面図であり、図12(B)は平面図である。また、図12では、平地における座標系をグローバル座標系として示し、坂道の路面を基準とする座標系をローカル座標系として示した。
図12に示すように、平地と坂道の路面との成す角度をαとし、自転車の進行方向と横風の方向との成す角度をθとした場合、上記の(3)式は、ローカル座標系に適用し、次に示す(17)式に拡張すればよい。なお、gは重力係数である。また、(17)式には揚力を考慮するため揚力項を追加することが考えられるが、揚力項の影響は微細であるとの知見から省略している。
従って、角度α及び角度θを検出することによって、傾斜面及び角度を有する風力下における空力特性も推定することが可能となる。
[その他の実施形態]
上記実施形態に基づいて本開示の技術を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
また、上記実施形態では、表示部18としてディスプレイ等の表示装置への適用例を説明したが、表示部18は、音声出力装置としてもよいし、表示装置と音声出力装置とを混在させてもよい。具体的には、音声出力装置は、自転車の操作中の自転車乗員に対して、空力特性を音声により知らせる構成とされる。
10 空力特性推定装置
12 回転数検出部
12A 磁気センサ
12B 磁石
13 演算部
14 踏力検出部
14A 踏力計
16 演算部
18 表示部
20 記憶部
20A メディア
30 自転車
40 コンピュータシステム
42 制御部
42P 演算プログラム
44 操作入力部
46 タイマ
162 磁気信号処理部
164 踏力信号処理部
166 空力特性推定部

Claims (8)

  1. 自転車乗員によるペダリング時における自転車の速度及び前記自転車の加速度の少なくとも一方を検出する速度検出部と、
    前記自転車乗員によるペダリング時における踏力を検出する踏力検出部と、
    前記速度検出部の検出結果から得られる前記自転車の速度、及び前記自転車の加速度と、前記踏力検出部で検出された踏力と、を用いて、前記自転車の進行方向に対して成立する運動方程式による力学解析の演算結果に基づいて、前記自転車乗員が乗車中の前記自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定する推定部と、
    を備えた空力特性推定装置。
  2. 前記速度検出部は、
    前記自転車の車輪の回転速度を検出し、かつ予め定めた所定時間内に検出された複数の前記自転車の車輪の回転速度に基づいて、前記自転車の速度を検出する
    請求項1に記載の空力特性推定装置。
  3. 前記踏力検出部は、
    前記自転車乗員によるペダリング時にペダルに与えられる力を検出し、かつ予め定めた所定時間内に検出された複数の前記ペダルに与えられる力に基づいて、前記踏力を検出する
    請求項1又は請求項2に記載の空力特性推定装置。
  4. 前記推定部は、
    前記自転車乗員が乗車中の前記自転車の総重量をM、空気の密度をρ、前記自転車の進行方向の速度をV、踏力をP、転がり抵抗をFRR、及び空気抵抗情報をCdAとした場合、
    CdA=2/ρV{(P/V)−Ma−FRR
    で示す式に基づいて、空気抵抗情報を推定する
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の空力特性推定装置。
  5. 前記推定部で推定された前記空気抵抗情報を表示する表示部を
    さらに備えた請求項1から請求項4の何れか1項に記載の空力特性推定装置。
  6. 前記推定部で推定された前記空気抵抗情報を記憶する記憶部を着脱可能にさらに備えた請求項1から請求項5の何れか1項に記載の空力特性推定装置。
  7. 自転車乗員によるペダリング時における自転車の速度及び前記自転車の加速度の少なくとも一方を検出し、
    前記自転車乗員によるペダリング時における踏力を検出し、
    検出結果から得られる前記自転車の速度、前記自転車の加速度、及び踏力、を用いて、前記自転車の進行方向に対して成立する運動方程式による力学解析の演算結果に基づいて、前記自転車乗員が乗車中の前記自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定する
    空力特性推定方法。
  8. 自転車乗員が乗車中の自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定するためのプログラムであって、
    自転車乗員によるペダリング時における前記自転車の速度及び前記自転車の加速度の少なくとも一方を取得し、
    前記自転車乗員によるペダリング時における踏力を取得し、
    取得結果から得られる前記自転車の速度、前記自転車の加速度、及び踏力、を用いて、前記自転車の進行方向に対して成立する運動方程式による力学解析の演算結果に基づいて、前記自転車乗員が乗車中の前記自転車に作用する空力特性を示す空気抵抗情報を推定する
    ことを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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