JP2020095751A - 情報処理装置、表示制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、表示制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置の動作モードに応じて、ユーザーへの通知を好適に行うことを課題とする。【解決手段】外部装置と通信可能な情報処理装置であって、前記外部装置から情報を取得する取得手段と、前記情報処理装置の動作モードを判定する判定手段と、前記取得手段により取得した情報に基づく通知をする通知手段とを有し、前記通知手段は、前記判定手段により判定されたモードが特定の動作モードである場合、第1通知画面よりも小さい第2通知画面により前記取得手段にて取得した情報に基づく通知をし、前記判定手段により判定されたモードが前記特定の動作モード以外である場合、前記第1通知画面により前記取得手段にて取得した情報に基づく通知をする。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、表示制御方法、およびプログラムに関する。
従来、情報処理装置で動作するオペレーティングシステム(以下、OS)の動作モードを替えることができる技術が存在する。例えば、Microsoft社のOSであるWindows10(登録商標)では、複数のウィンドウを表示しながら使用することを前提としたデスクトップモードと、1つのウィンドウを全画面モードで使用することを前提としたタブレットモードが搭載されている。ユーザーは、用途に応じてOSの動作モードを切り替えながら作業を行うことができる。
一部のアプリケーションでは、特定条件(エラー発生等)で画面のポップアップ表示を行い、ユーザーへ通知を行うものがある。上述のタブレットモードで作業中に、画面のポップアップによる通知を行ってしまうと、ユーザー操作を阻害してしまう恐れがある。そのため、上述のタブレットモードのような全画面モードで使用することを前提とした特定の動作モードでOSが動作していることを検知した際に、所定の情報の表示を行わないことにより作業効率の低下を防ぐ技術(特許文献1参照)が提案されている。
特開2015−060400号公報
しかしながら、特定の動作モードにおいて、プリンタで発生したエラーに関しての通知行わないようにしてしまうと、プリンタ等の機器を使用する場合に不都合が生じるケースがある。例えば、ユーザーは、自身が実行した印刷がプリンタのエラー等の要因で止まっていることに気付けないケースがある。プリンタがエラー等の要因で停止したままになると、オフィス環境等でプリンタを共用で使用している場合は、後続の印刷を実行させる他のユーザーの作業も阻害することにつながってしまう。したがって、上述のタブレットモードのような特定の動作モードにおいては、極力ユーザー操作を阻害しない通知を行うことが求められる。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、外部装置と通信可能な情報処理装置であって、前記外部装置から情報を取得する取得手段と、前記情報処理装置の動作モードを判定する判定手段と、前記取得手段により取得した情報に基づく通知をする通知手段とを有し、前記通知手段は、前記判定手段により判定されたモードが特定の動作モードである場合、第1通知画面よりも小さい第2通知画面により前記取得手段にて取得した情報に基づく通知をし、前記判定手段により判定されたモードが前記特定の動作モード以外である場合、前記第1通知画面により前記取得手段にて取得した情報に基づく通知をする。
本願発明により、情報処理装置の動作モードに応じて、ユーザーへの通知を好適に行うことが可能となる。
本願発明に係る印刷装置と情報処理装置のハードウェア構成例を示す図。 第一の実施形態に係る印刷装置と情報処理装置の構成例を示す図。 本願発明に係る通知の表示例を示す図。 第一の実施形態に係るオプション設定画面の表示例を示す図。 第一の実施形態に係る表示切り替え処理のフローチャート。 第二の実施形態に係る印刷装置と情報処理装置の構成例を示す図。 第二の実施形態に係る表示切り替え処理のフローチャート。 第二の実施形態に係るオプション設定画面の表示例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第一の実施形態>
本実施形態に係る印刷装置と情報処理装置のハードウェア構成例を、図1を参照して説明する。なお、本実施形態では、情報処理装置に接続される外部装置として、印刷装置を例に挙げて説明する。しかし、これに限定するものではなく、外部装置は、MFP(Multi−Function Peripheral)や、スキャナ装置やFAX装置などの画像形成装置であってもよいし、他の装置であってもよい。
情報処理装置100は、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、記憶装置106、出力インタフェース108、表示部107、キーボード101、マウス109、およびネットワークインタフェース110を有する。ネットワークインタフェース110は、ネットワーク190にネットワークケーブル111を介して接続される。CPU103(中央演算処理部)は、情報処理装置100の各ユニットの動作を制御するための演算処理を行う。ROM104は、不揮発性の記憶領域であり、初期化プログラム等が格納される。記憶装置106は、不揮発性の記憶領域であり、アプリケーションプログラム群、OS(オペレーティングシステム)、プリンタドライバやその他各種のデータが保存されている。RAM105は、揮発性の記憶領域であり、ハードディスク等の記憶装置106に格納される各種プログラムがワークメモリとして使用される。また、本実施形態に係る情報処理装置100は、情報処理装置100で動作するOS(不図示)の動作モードを替えることができるものとする。ここでは、Microsoft社のOSであるWindows10(登録商標)に採用されているデスクトップモードとタブレットモードを例に挙げて説明する。上述したように、タブレットモードは、1つのウィンドウを全画面モードで使用することを前提とした動作モードであり、ここでは、便宜上、第一の動作モードとも称する。また、デスクトップモードは、複数のウィンドウを1画面中に表示可能な動作モードであり、ここでは、便宜上、第二の動作モードとも称する。
マウス109及びキーボード101は、操作部であり、ユーザーは、これらを用いて、適宜、必要な各種設定を行うことが可能である。情報処理装置100は、入力インタフェース102を介して、操作部からのユーザー入力を受け付けることができる。出力インタフェース108を介して、表示部107へ画像データを出力することにより、表示部107に画像が表示される。なお、本実施形態では、表示部107と操作部が別の構成としたが、これに限定されず、タッチパネル等のように少なくとも一部が一体となっていてもよい。また、ネットワークインタフェース110は、ネットワーク190にネットワークケーブル111を介して接続される。なお、ネットワーク190には、無線通信により接続するようにしてもよい。
印刷装置150は、ネットワークインタフェース151、RAM152、プリントエンジン153、ROM154、およびCPU156を有する。ネットワークインタフェース151は、ネットワーク190にネットワークケーブル157を介して接続される。なお、ネットワーク190には、無線通信により接続するようにしてもよい。RAM152は、揮発性の記憶領域であり、CPU156の主メモリとワークメモリとして用いられ、受信した印刷ジョブを一旦保存するための受信バッファや各種のデータを保存する。プリントエンジン153は、RAM152に保存されたデータに基づき印刷を行う印刷部に含まれる。ROM154は、不揮発性の記憶領域であり、ステータス管理プログラム155等の各種の制御プログラムや、各制御プログラムが使用するデータが格納される。CPU156(中央演算処理部)は、印刷装置150の各ユニットの動作を制御するための演算処理を行う。CPU156は、ROM154に格納された制御プログラムに従って印刷装置150の各部を制御する。
ステータス管理プログラム155は、印刷装置150内部にある各種のセンサ(不図示)の情報等を元に印刷装置150の状態や印刷ジョブの処理状況を監視し、ステータス情報を作成、RAM152に格納するためのプログラムである。
ここでは、一例として情報処理装置100と印刷装置150の処理分担を上記のように示したが、特にこの分担形態に限らず他の形態であっても構わない。
図2は、第一の実施形態に係るシステムのソフトウェア構成例を示す。図1に示したように、情報処理装置100と印刷装置150とは通信可能に接続されている。
情報処理装置100は、プリンタドライバ(不図示)等により、ネットワーク190を介して、印刷装置150に印刷ジョブを送信する。印刷装置150は、印刷制御部231により印刷部(不図示)を制御することにより印刷処理を行う。
情報処理装置100上ではアプリケーション211が動作する。このアプリケーション211は、プリンタドライバ(不図示)の一部のモジュールであり、外部装置である印刷装置150の管理情報を表示させるためのアプリケーションである。アプリケーション211は、印刷の実行ボタンを選択した際や、アプリケーション211の起動ボタンを選択したときに起動する。アプリケーション211は、動作モード取得手段212、第一の表示手段213、第二の表示手段214、表示制御切り替え手段215、および管理情報取得手段216を含んで構成される。動作モード取得手段212は、OSの動作モード情報を取得することができる。第一の表示手段213は、アプリケーション211のUIを表示部107に表示させる。管理情報取得手段216は、印刷装置150から取得した管理情報を取得する。第一の表示手段213は、取得した管理情報を基に、印刷装置150の状態に関する詳細な表示を行う。UIの表示例については図3(A)にて説明する。第二の表示手段214は、表示部107にユーザー操作を阻害しないような簡易な表示をさせる。例えば、第二の表示手段214は、アプリケーション211からOSの通知機能を利用して表示を行う。表示例については、図3(B)にて説明する。
ウィンドウ情報取得手段217は、情報処理装置100の表示部107にて現在表示されている他のソフトウェアのウィンドウ情報を取得する。表示制御切り替え手段215は、動作モード取得手段212で取得した情報とウィンドウ情報取得手段217にて取得した情報を基に、アプリケーション211の表示を切り替える。アプリケーション211の表示切り替えフローに関しては、図5を用いて後述する。管理情報取得手段216は、ネットワーク190を介して、印刷装置150における管理情報保持部232により保持させた印刷装置150のインク情報やジョブ情報等の取得を行う。なお、本実施形態では、ネットワーク190経由で情報を取得する構成としているが、情報処理装置100と印刷装置150をUSBやIEEE1394等のインタフェースで接続し、情報取得を行う構成としてもよい。
図3(A)は、アプリケーション211が、第一の表示手段213を用いて表示する通知画面の例を示す。図3(A)は、エラー通知画面であり、アプリケーション211が通知する通知画面のうちの1つである。デスクトップモードのときに通知する通知画面を第1通知画面とする。なお、第1通知画面は、アプリケーション211が提供する。アプリケーション211の画面300は、タイトルバー301、メッセージ表示部302、ジョブ情報表示部303、インク情報表示部304、オプション設定ボタン305を含んで構成される。タイトルバー301は、アプリケーション名やプリンタ名等を表示する。メッセージ表示部302は、管理情報取得手段216で取得した情報を基に印刷装置150の状態を示すメッセージの表示を行う。図3(A)では、エラー内容を示す情報及びユーザーにエラー解除を促すためのメッセージを表示するものとしたが、いずれか一方のみを表示するようにしてもよい。ジョブ情報表示部303は、管理情報取得手段216で取得した情報を基に、印刷装置150で実行中の印刷ジョブに関する情報を表示する。インク情報表示部304は、管理情報取得手段216で取得した情報を基に印刷装置150のインク情報に関する表示を行う。オプション設定ボタン305を押下することで後述するオプション設定画面400が表示される。
図3(B)は、アプリケーション211が、第二の表示手段214を用いて表示する通知画面の例を示す。ここでは、Microsoft社のWindows(登録商標) OSの通知機能であるトースト通知機能を利用した表示例を示す。
本実施形態では、タブレットモードにおいて、エラーが発生した際にトースト通知機能を利用した表示をする。本実施形態では、簡易通知を行う際に、図3(A)の画面300の代わりに、画面310が用いられる。なお、トースト通知機能に限定するものではなく、その他のOSの通知機能を使用して簡易なUI表示を行ってもよい。また、アプリケーション211自身の機能により簡素なUI表示を行ってもよい。タイトルバー311では、アプリケーション名やプリンタ名等を表示する。メッセージ表示部312は、印刷に関する通知があることを示すメッセージを表示する。メッセージ表示部312をユーザーがクリックした際に、第一の表示手段213を用いてアプリケーション211のUIを表示してもよい。トースト通知機能により提供される第2通知画面は、第1画面よりも表示サイズが小さい。また、画面における表示位置は、ウィンドウの端部側に表示される。
図4は、第一の実施形態に係るアプリケーション211のオプション設定画面400の表示例を示す。オプション設定画面400は画面300のオプション設定ボタン305が押下された際に表示される。オプション設定画面400は、簡易通知を行う際の条件設定を行う際に用いられ、これにより、条件設定の受付手段を実現する。オプション設定画面400は、タイトルバー401、簡易通知設定部402、および簡易通知方法設定部405を含んで構成される。タイトルバー401は、“オプション設定”等のダイアログの名称を表示する。簡易通知設定部402では、OSにおける特定の動作モード(ここでは、タブレットモード)において、簡易通知をするか否かを選択可能な設定項目403が含まれる。更に、設定項目403がオンになっている際に、他のソフトウェアの起動状態を検出するか否かの設定項目404が含まれる。設定項目403では、デフォルト設定として、チェックボックスにチェックが入り、オンとなっている。この状態においては、タブレットモードであることを検出した際に、印刷装置150においてエラーが発生した場合は図3(B)に示されるような簡易通知を行う。設定項目403のチェックを外し、設定をオフにした場合、タブレットモードで印刷装置においてエラーが発生した場合でも図3(A)に示す画面300を表示することで通知を行う。
設定項目404では、デフォルト設定として、チェックボックスにチェックが入り、オンとなっている。この状態においては、タブレットモードかつ他のソフトウェアのウィンドウが起動していることを検出した際に、図3(B)に示されるような画面310を用いて簡易通知を行う。すなわち、タブレットモードであっても他のソフトウェアのウィンドウが起動していない場合は、図3(A)に示されるような画面300を用いて通知を行う。設定項目404のチェックを外し、設定をオフにすることにより、他ソフトウェアの起動状態によらず、タブレットモードであれば簡易通知を行う。言い換えると、特定の動作モード以外(ここでは、デスクトップモード)であれば、簡易通知でない方法にて通知を行う。
簡易通知方法設定部405では、簡易通知の方法として、OS通知機能(トースト)を利用して通知を行うか、メールで通知を行うかを択一的にラジオボタンにて選択できるようになっている。ここでは、デフォルト設定として、OS通知機能(トースト)を利用して通知を行うとの設定がなされているものとする。なお、メールでの通知を選択した場合には、メールアドレスの設定を更に行えるような構成であってもよい。また、簡易通知の方法として両者を選択することができるようにしてもよい。
図5は、第一の実施形態に係るアプリケーション211の起動時の表示切り替え処理のフローチャートである。本処理フローは、情報処理装置100のCPU103が記憶装置106等に格納されたアプリケーション211を読み出して実行することにより実現される。また、図5は、図4に示すオプション設定画面400において、簡易通知設定部402の設定項目403、404は、いずれも設定がオンになっており、また、簡易通知方法設定部405は、OS通知機能(トースト)を利用して通知を行うと設定した状態であるとする。
ユーザーが印刷装置150を用いて印刷を実行すると、情報処理装置100が備えるプリンタドライバ(不図示)がアプリケーション211を起動する。なお、アプリケーション211の起動方法については、例えば、ユーザー操作によってアプリケーション211を起動してもよいし、印刷装置150で発生したエラー等を検知したその他のソフトウェアがアプリケーション211を起動してもよい。
S501にて、アプリケーション211は、動作モード取得手段212にて、OSの動作モードの取得を行う。
S502にて、アプリケーション211は、OSの動作モードがタブレットモードか否かを判定する。OSの動作モードがタブレットモードの場合には(S502にてYES)、S503の処理に移行する。なお、動作モードは、デスクトップモードとタブレットモードに限定するものではない。例えば、その他にも、ユーザーがゲームやDVDなど鑑賞する際に、他のウィンドウを表示させないように使用するフルスクリーンモードの場合には、タブレットモードと同様に扱うようにしてもよい。タブレットモードない場合、すなわち、デスクトップモードである場合には(S502にてNO)、S508の処理へ移行する。
S503にて、アプリケーション211は、OS上に表示されているその他のソフトウェアのウィンドウ情報の取得を行う。ここでは、具体的には、他ウィンドウの表示状態に関する情報を取得する。
S504にて、アプリケーション211は、その他のソフトウェアのウィンドウがOSの画面上に存在するか否かを判定する。すなわち、その他のソフトウェアのウィンドウがOS画面上の前面に表示されているか否かを判定する。その他のソフトウェアのウィンドウが存在する場合には(S504にてYES)、S505の処理に移行し、存在しない場合は(S504にてNO)、S508の処理に移行する。
S505にて、アプリケーション211は、バックグラウンド起動を行うと判断し、アプリケーション211のUIを表示させずにバックグラウンドで動作を続ける。
S506にて、アプリケーション211は、第二の表示手段214にて、OSの通知機能(トースト通知機能)を利用して、図3(B)に示すようにトースト表示を行う。これにより、アプリケーション211は、情報をユーザーに通知する。
ここで用いているトーストは、Windows8(登録商標)以降で搭載されているOS標準の通知方法である。トースト表示は、簡易通知画面であり、例えば、画面サイズが予め決められており、文字のみを表示することができ、表示される文字数にも制限がある。トースト表示は、ユーザーが操作している(現在表示中の)アプリケーションウィンドウ(UI)のフォーカスも奪わない。また、トースト表示は、デフォルトで5秒程の通知期間となっており、その期間が過ぎると、画面からトースト表示が消える。そのため、ユーザー作業を極力阻害せずに、通知すべき情報が存在する旨を通知することができる。また、トースト表示が消えてしまっても、OSの履歴機能に履歴が残る。そのため、ユーザーが、設定された期間内にトーストへのクリックを逃してしまった場合でも、OS履歴機能からアプリケーションを起動することができる。
トーストの表示内容としては、図3(B)に示すように印刷に関して何らかの通知がある旨の簡略化した情報を示してもよいし、通知内容の概要を画面表示するようにしてもよい。これにより、簡易な情報のみを限定して通知することが可能となる。また、トーストに表示するメッセージを極力短くすることで、より簡素な表示としてもよい。トースト表示のトリガーとしては、アプリケーション211側がトースト表示するAPI(Application Programming Interface)により指示してもよいし、OS側に任せてもよい。OSにトースト表示を任せる場合は、例えば印刷装置のエラー等に関するイベントを取得し、トーストを出すようにイベント設定を行う必要がある。アプリケーションがトースト表示を指示する場合、トーストの表示時間や表示する位置、表示するメッセージを任意に制御することができる。OSにトースト表示を任せる場合、アプリケーションプログラム側で印刷装置の状態を定期監視せずともOSがイベントを検知し、トーストを表示することができる。
簡易通知の例として、トースト表示による手法について説明したが、その他にもユーザー操作を極力邪魔せずにUI表示を行うような構成であってもよい。なお、この場合も、第1通知画面より小さいものとする。例えば、トースト表示と同程度又はトースト表示より小さいものとする。アプリケーションをバックグラウンドで起動しつつ、例えば、アプリケーション211のUIのサイズを小さくして表示してもよい。また、アプリケーション211のUIの表示位置を画面端等に変更して表示してもよいし、アプリケーション211のUIに表示する内容を例えばメッセージ表示部302のみに限定してもよい。
S507にて、アプリケーション211は、トースト通知機能による表示画面がクリックされたか否かの判定を行う。トースト通知機能による表示画面がクリックされた場合は(S507にてYES)、S508の処理に移行し、クリックされない場合は(S507にてNO)、本処理フローを終了する。
S508にて、アプリケーション211は、第一の表示手段213にて、図3(A)に示されるアプリケーション211のUIを前面表示する。このとき、トースト表示は消える。第一の表示手段213は、画面300のインク情報表示部304にて印刷装置150の各インクの情報を表示する。また、第一の表示手段213は、ジョブ情報表示部303にて印刷装置150で実行中のジョブの進捗情報を表示し、メッセージ表示部302にて印刷装置150で発生しているエラーに関する情報等を表示する。そして、本処理フローを終了する。
情報処理装置100が印刷装置150から取得する情報は、ユーザーが、要求した印刷ジョブが適切に進捗しているか、また、印刷装置150の消耗品等の状態は適正かを知るための情報である。しかし、トースト等のOS標準の通知方法では表示領域が限られているため、適切に表示することができない場合がある。そのため、ベンダーが独自のアプリケーションを作成し、印刷装置の各インクのステータス情報、印刷装置で実行中のジョブの進捗情報、発生しているエラーに関する情報を表示するようにしてもよい。デスクトップモードである場合や、タブレットモードであっても他のソフトウェアのウィンドウが起動されていない状態においては、トースト表示ではなく、アプリケーション211のUIを表示する。これにより、ユーザーのアクションを極力煩わせずに、表示をすることができる。
また、図5に示した処理フローは、図4に示した簡易設定のデフォルト値に基づく処理内容である。そのため、図4のオプション設定画面400にてデフォルト値から変更を行った場合には、図5の処理において、対応する判定処理等が省略されることとなる。
以上、本実施形態により、OSの動作モードと他ソフトウェアのウィンドウ起動状態に応じて、詳細なUIによる表示を行うか、OSの通知機能等を用いて簡易通知を行うか、を適切に切り替えることができる。簡易通知の場合は、詳細なUI表示に比べて、ウィンドウのサイズも小さく、表示内容も必要最小限の情報に留めるため、ユーザーの操作を阻害せずに通知を行うことができる。
<第二の実施形態>
本実施形態では、第一の実施形態で説明した構成に加え、発行したジョブの進捗状況と、印刷装置のエラー情報を確認することにより、ジョブの進捗状況に応じたアプリケーションの表示制御が可能な構成について説明を行う。なお、第二の実施形態のシステムにおける基本的な動作については第一の実施形態と同様とし、差分のみ説明する。また、図面において、同じ構成については、同じ参照番号を付して説明する。
図6は、第二の実施形態に係るシステムのソフトウェア構成例を示す。情報処理装置100上ではアプリケーション211が動作する。アプリケーション211は、第一の実施形態にて示した動作モード取得手段212、第一の表示手段213、第二の表示手段214、表示制御切り替え手段215、管理情報取得手段216、ウィンドウ情報取得手段217に加え、ジョブ判定手段600およびエラー判定手段601を備える。
ジョブ判定手段600は、管理情報取得手段216で印刷装置150から取得した管理情報内のジョブに関する情報から、自身が実行を要求したジョブが、印刷装置150で現在実行中か否かを判定する。エラー判定手段601は、管理情報取得手段216で印刷装置150から取得した管理情報内のエラーに関する情報から、印刷装置150で印刷が停止するようなエラーが発生しているか否かを判定する。例えば、エラー判定手段601では、印刷装置150から取得したエラーに関する情報内のエラー種別情報から印刷が停止しているか否かを判定する。各エラーのエラー種別情報として、サービスコール、オペレーターコール、警告等の状態を取得する。エラー判定手段601は、サービスコールとオペレーターコールの種別に分類されるエラーが発生している場合に、印刷が停止していると判定し、警告の種別に分類されるエラーが発生している場合には、印刷が停止しているとは判定しない。
表示制御切り替え手段215は、動作モード取得手段212およびウィンドウ情報取得手段217にて取得した情報、ジョブ判定手段600の判定結果、および、エラー判定手段601の判定結果を基に、アプリケーション211の表示を切り替える。
図8は、本実施形態に係るアプリケーション211のオプション設定画面800の表示例を示す。オプション設定画面800は図3(A)のオプション設定ボタン305の押下により表示される。オプション設定画面800は、タイトルバー801、簡易通知設定部802、および簡易通知方法設定部806を含んで構成される。なお、簡易通知設定部802の設定項目805以外は、第一の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
簡易通知設定部802には、OSにおける特定の動作モード(ここでは、タブレットモード)において、簡易通知をするか否かの設定項目803がオンになっている際に、自身が指示したジョブのエラーのみを通知するか否かの設定項目805が含まれる。設定項目805は、デフォルト設定として、チェックボックスにチェックが入り、オンとなっている。この状態においては、タブレットモードかつ自身が指示したジョブのエラーが発生している場合のみ図3(B)に示されるような簡易通知を行う。自身が指示したジョブのエラーでない場合、通知は行わない。設定項目805のチェックを外し、設定をオフにすることによって、エラーが発生した場合は、自身が指示したジョブでエラーが発生しているか否かに関わらず、タブレットモードであれば簡易通知を行う。
[処理フロー]
図7は、本実施形態に係るアプリケーション起動時の表示切り替えのフローチャートである。第一の実施形態にて示した図5の処理フローとの差異のみを説明する。本処理フローは、情報処理装置100のCPU103が記憶装置106等に格納されたアプリケーション211を読み出して実行することにより実現される。また、図7は、図8に示すオプション設定画面800において、簡易通知設定部802の設定項目803〜805は、いずれも設定がオンになっており、また、簡易通知方法設定部405は、OS通知機能(トースト)を利用して通知を行うと設定した状態であるとする。
S505の処理の後、S701にて、アプリケーション211は、管理情報取得手段216により、管理情報保持部232により保持させた印刷装置150のインク情報やジョブ情報、エラー情報等の取得を行う。
S702にて、アプリケーション211は、情報処理装置100が要求した動作に基づくエラーであるか否かを判定する。ここでは、アプリケーション211は、ジョブ判定手段600により、S701にて取得したジョブ情報から、自身が実行を指示したジョブにてエラーが発生した状態か否かを判定する。ここでの判定に用いる情報の例としては、ジョブを発行した情報処理装置の名前の情報や、ジョブを発行したオーナー名、ジョブを一意に識別するGUIDを使用することができる。自身が実行を指示したジョブにてエラーが発生していると判定した場合は(S702にてYES)S506の処理へ移行し、トースト表示を行う。自身が実行を指示したジョブにてエラーが発生していないと判定した場合は(S702にてNO)本処理フローを終了する。すなわち、自身が実行を指示したジョブにてエラーが発生していない場合は、エラー通知画面を表示しない。S506以降の処理は、第一の実施形態と同様である。
以上、本実施形態により、第一の実施形態の効果に加え、情報処理装置自身の発行したジョブがエラーで停止している場合以外には、ユーザーの作業を極力阻害せずに通知を行うことができるようになる。なお、本実施形態では、情報処理装置自身の発行したジョブがエラーで停止しているケースに関して記載しているが、それ以外にも例えば、エラーの緊急度や種別に応じて、簡易通知を行うか否かを切り替えてもよい。
<その他の実施形態>
なお、上述した実施形態では、エラーが発生した場合の通知方法について説明したが、さらに、印刷を開始する際に、同様の方法により通知をするようにしてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピューターにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…情報処理装置、150…印刷装置、211…アプリケーション、212…動作モード取得手段、215…表示制御切り替え手段、216…管理情報取得手段、217…ウィンドウ情報取得手段

Claims (1)

  1. 外部装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記外部装置から情報を取得する取得手段と、
    前記情報処理装置の動作モードを判定する判定手段と、
    前記取得手段により取得した情報に基づく通知をする通知手段と、
    を有し、
    前記通知手段は、前記判定手段により判定されたモードが特定の動作モードである場合、第1通知画面よりも小さい第2通知画面により前記取得手段にて取得した情報に基づく通知をし、前記判定手段により判定されたモードが前記特定の動作モード以外である場合、前記第1通知画面により前記取得手段にて取得した情報に基づく通知をすることを特徴とする情報処理装置。
JP2020044384A 2016-03-10 2020-03-13 情報処理装置、表示制御方法、およびプログラム Active JP6909327B2 (ja)

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