JP2020095512A - 車両制御装置、車両、車両制御方法およびプログラム - Google Patents

車両制御装置、車両、車両制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】交通規則の違反の有無を監視するためのパトロールに対する負荷の増大を効率的に抑制し、部分的な場所におけるパトロールでなく広域的かつ実効的なパトロールの実行を支援する。【解決手段】車両制御装置は、自車両に搭載される。車両制御装置は、他車両の交通違反を検知する検知部と、他車両の乗員の撮像を指示する指示部とを備える。自車両の前方または側方に他車両が位置しかつその他車両の交通違反が検知部により検知された場合に、指示部は、他車両の乗員の撮像を指示する。【選択図】図4

Description

本開示は、車両制御装置、車両、車両制御方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、交通規則に違反した第1の車両の存在を確認した場合に、その第1の車両を追跡して走行し、第1の車両に対して所定の処理を実行する自律的に走行可能な警察車両が開示されている。この警察車両は、所定の処理として、例えば、第1の車両との間で無線接続を行うとともに、交通規則に違反した時にマニュアル運転モードであった第1の車両のドライバーに関する運転免許証の画像データを、第1の車両から受信する。
米国特許出願公開第2018/0018869号明細書
特許文献1の構成では、第1の車両が警察車両に対して送信する運転免許証の画像データは、例えば第1の車両において予め保持されていると考えられる。ところが、運転免許証に映っている人物(言い換えると、第1の車両の正規のドライバー)の顔と、第1の車両を運転していて実際に交通規則に違反したドライバーの顔とが異なる場合があった。このような場合には、実際に交通規則に違反した第1の車両を運転していたドライバーの顔を正確に特定する必要があるにも拘わらず、そのような特定処理が困難であるという課題があった。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、交通規則に違反した違反車両に乗車しているドライバーの顔を正確に特定し、交通規則の違反に対する取り締まりの実効性を高める車両制御装置、車両、車両制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本開示は、自車両に搭載される車両制御装置であって、他車両の交通違反を検知する検知部と、前記他車両の乗員の撮像を指示する指示部と、を備え、前記自車両の前方または側方に位置する前記他車両の交通違反が前記検知部により検知された場合に、前記指示部は、前記他車両の乗員の撮像を指示する、車両制御装置を提供する。
また、本開示は、車両制御装置を備える車両であって、前記車両制御装置は、他車両の交通違反を検知する検知部と、前記他車両の乗員の撮像を指示する指示部と、を有し、前記車両の前方または側方に位置する前記他車両の交通違反が前記検知部により検知された場合に、前記指示部は、前記他車両の乗員の撮像を指示する、車両を提供する。
また、本開示は、自車両に搭載される車両制御装置における車両制御方法であって、他車両の交通違反を検知するステップと、前記他車両の乗員の撮像を指示するステップと、を有し、前記自車両の前方または側方に位置する前記他車両の交通違反が検知された場合に、前記指示するステップにおいて、前記他車両の乗員の撮像を指示する、車両制御方法を提供する。
また、本開示は、自車両に搭載される、コンピュータである車両制御装置に、他車両の交通違反を検知するステップと、前記他車両の乗員の撮像を指示するステップと、を実行させ、前記自車両の前方または側方に位置する前記他車両の交通違反が検知された場合に、前記指示するステップにおいて、前記他車両の乗員の撮像を指示する、プログラムを提供する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、交通規則に違反した違反車両に乗車しているドライバーの顔を正確に特定でき、交通規則の違反に対する取り締まりの実効性を高めることができる。
実施の形態1に係るパトロール管理システムのシステム構成例を示す図 パトロール車両の内部構成例を示すブロック図 パトロール管理サーバの内部構成例を示すブロック図 違反車両の運転手の顔を撮影するための第1ユースケースの説明図 図4に示す第1ユースケースにおける、パトロール管理システムの動作手順例を示すフローチャート 違反車両の運転手の顔を撮影するための第2ユースケースの説明図 図6に示す第2ユースケースにおける、パトロール管理システムの動作手順の第1例を示すフローチャート 図6に示す第2ユースケースにおける、パトロール管理システムの動作手順の第2例を示すフローチャート
以下、添付図面を適宜参照しながら、本開示に係る車両制御装置および車両の構成および作用を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
以下の実施の形態1では、本開示に係る車両制御装置が搭載される車両(以下「自車両」と称する場合がある)は自律的な運転および走行が可能な自動運転車両とし、この自動運転車両が道路を走行等する他車両が交通規則を適法に遵守しているか否かを監視して取り締まるパトロールのユースケースを例示して説明する。なお、車両は自動運転車両に限定されるものではなく、運転手が運転を行う手動運転に対応した車両であってもよい。
(パトロール管理システムの構成)
図1は、実施の形態1に係るパトロール管理システム100のシステム構成例を示す図である。パトロール管理システム100は、少なくとも一台のパトロール車両1と、少なくとも一台の違反車両2と、少なくとも一台の他車両3と、パトロール管理サーバ4と、警察署内サーバ5と、m(m:2以上の整数)機のインフラセンサIFS1,…,IFSmとを含む構成である。パトロール車両1と違反車両2と他車両3とパトロール管理サーバ4と警察署内サーバ5とm機のインフラセンサIFS1〜IFSmとは、それぞれネットワーク網NW1を介して通信可能に接続される。なお、違反車両2は、ネットワーク網NW1に接続不可であってもよい。
ネットワーク網NW1は、例えばインターネット網等の広域なネットワーク網であってもよいし、無線LAN(Local Area Network)等の局所的な無線通信網であってもよい。
以下の説明を分かり易くするため、パトロール車両1と違反車両2と他車両3とはそれぞれ一台ずつとする。
パトロール車両1(自車両の一例)は、自律的な運転および道路の走行が可能な自動運転車両であり、自動運転を行うために自車両の周囲の外部環境情報を測定可能な少なくとも1つのセンサS1,S2,…,Sn(図2参照)を搭載している。nは2以上の整数である。パトロール車両1の自動運転レベルが1以上である。ここでは、パトロール車両1は、例えば自動運転レベルが3である自動運転車両を想定する。
ここで、自動運転レベルについて簡単に説明する。
NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)は2016年、自動運転システムのレベルに関して、SAE(Society of Automotive Engineers)の自動運転レベルの定義を採用し、自動運転レベルを、運転自動化なし(レベル0)、運転者支援(レベル1)、部分的運転自動化(レベル2)、条件付運転自動化(レベル3)、高度運転自動化(レベル4)、および完全自動運転化(レベル5)に分類した。
レベル0では、人間の運転者が全てを行う。レベル1では、車両の自動運転システムが、人間の運転者を時々支援し、いくつかの運転タスクを実施できる。レベル2では、車両の自動運転システムが、いくつかの運転タスクを事実上実施できる一方、人間の運転者は、運転環境を監視し、また、残りの部分の運転タスクを実施し続ける。レベル3では、自動運転システムは、いくつかの運転タスクを事実上実施するとともに、運転環境をある場合に監視する一方、人間の運転者は、自動運転システムから要請があった場合に、制御を取り戻す準備をする必要がある。レベル4では、自動運転システムは、運転タスクを実施し、運転環境を監視できる。人間は、制御を取り戻す必要はないが、自動運転システムは、ある環境・条件下のみ運航できる。レベル5では、自動運転システムは、人間の運転者が運転できる全ての条件下において、全ての運転タスクを実施できる。
レベル4,5では人間の運転者は運転に関与する必要がない。レベル4は専用空間または限定地域での自動運転であり、レベル5は地域を限定しない自動運転である。レベル1は2017年現在広く実用化されており、レベル2は一部実用化されている。レベル3では、自動運転システムが運転を主導しつつ、必要に応じて人間による運転が要請される。
パトロール車両1は、自動運転中に、道路において他車両3(違反車両2を含む)が交通規則を適法に遵守しているか否かを監視して取り締まるパトロールカー等の警察車両である。なお、パトロール管理システム100において、パトロール車両1は1台であることに限定されないが、説明を分かり易くするために、パトロール車両1は1台として説明する。パトロール車両1の内部構成例の詳細については、図2を参照して後述する。
違反車両2は、道路を走行する他車両3の一例である。つまり、違反車両2は、概念的に他車両3の下位に属し、パトロール車両1とは異なる車両である。違反車両2は、パトロール車両1によるパトロール中に交通規則を適法に遵守できていない(言い換えると、違反した)車両である。違反車両2が交通規則を違反したことは、例えばパトロール車両1により検知されてもよいし、他のデバイス(例えばインフラセンサIFS1〜IFSmのうち少なくとも一つ)により検知されてもよい。違反車両2は、パトロール車両1からの指示を受けると、違反車両2が交通違反を行った時に乗車している乗員(例えば運転手)の顔を撮像可能なDMS(Driver Monitoring System)等の撮像装置を備えてもよい。なお、パトロール管理システム100において、違反車両2は1台であることに限定されないが、説明を分かり易くするために、違反車両2は1台として説明する。
他車両3は、パトロール車両1によるパトロール中に道路を走行する車両であり、1台でもよいし複数台であってもよい。ここで、他車両3は、違反車両2を含むが、パトロール車両1を含まないものとして明確に区別する。
所定のサーバの一例としてのパトロール管理サーバ4は、例えばネットワーク網NW1に接続されるクラウドサーバで構成される。なお、パトロール管理サーバ4は、クラウドサーバに限定されず、例えばネットワーク網NW1に接続された情報処理装置(例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノートPC、高速な情報処理能力を有するスマートフォンあるいはタブレット端末)を用いて構成されてもよい。パトロール管理サーバ4は、交通規則を違反したとパトロール車両1により検知された違反車両2に関する情報(例えば、後述する違反車両2の識別情報と違反車両2の運転手等の乗員)を取得して蓄積管理する。パトロール管理サーバ4は、蓄積された違反車両2に関する情報を警察署内サーバ5に定期的に送る。
警察署内サーバ5は、例えば警察署内に配置されるサーバ装置である。警察署内サーバ5は、パトロール管理サーバ4から定期的に送られる違反車両2に関する情報(前述参照)を受信して蓄積する。
インフラセンサIFS1〜IFSmは、パトロール車両1がパトロール中に走行する道路またはその周辺に配置されるセンサである。例えば、インフラセンサIFS1〜IFSmは、道路の脇に鉛直方向に立設されたポールに取り付けられた監視カメラ等である。
図2は、パトロール車両1の内部構成例を示すブロック図である。パトロール車両1は、メモリ11と、車両制御装置12と、通信回路13と、情報入出力装置14と、アクチュエータ15と、n機のセンサS1〜Snとを含む構成である。メモリ11と、車両制御装置12と、通信回路13と、情報入出力装置14と、アクチュエータ15と、n機のセンサS1〜Snとは、CAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークを介して互いにデータもしくは情報の入出力が可能に接続される。
メモリ11は、例えばRAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)とを用いて構成され、車両制御装置12の動作の実行に必要なソフトウェアプログラム113、更には、動作中に生成されたデータもしくは情報を一時的に保持する。なお、図2では、ソフトウェアプログラムを便宜的に「S/Wプログラム」と表記している。RAMは、例えば車両制御装置12の動作時に使用されるワークメモリである。ROMは、例えば車両制御装置12を制御するためのプログラムおよびデータを予め記憶して保持する。
また、メモリ11は、HDD(Hard Disk Drive)あるいはSSD(Solid State Drive)等のディスク装置を含んでもよい。例えば図2に示すように、メモリ11は、所有者情報111と、道路地図情報112と、交通規則データベース114とを前述したディスク装置に記録している。
所有者情報111は、例えばパトロール車両1の所有者(例えば運転手あるいはパトロール車両1の管理者)に関する識別情報である。なお、所有者情報111は、ROMに格納されてもよい。
道路地図情報112は、例えばパトロール車両1が自動運転を実行する際に走行する道路地図に関する情報(データ)である。なお、道路地図情報112は、ROMに格納されてもよいが、道路の新設等によって道路地図が更新されることがあるので、HDDあるいはSSD等のディスク装置に格納されることが好ましい。
ソフトウェアプログラム113は、車両制御装置12の動作の実行に必要なソフトウェアプログラム、そのソフトウェアプログラムの動作に必要なファームウェアプログラムやオペレーティングシステム(OS)を含むプログラムおよびデータである。
交通規則データベース114は、所定の法令あるいはガイドライン等に基づいて規定される運転に関する交通規則を保持するデータベースである。図2では、交通規則データベースを便宜的に「交通規則DB」と表記している。車両制御装置12は、パトロール車両1の周囲を走行している他車両に関するセンサS1〜Snの検知出力と交通規則データベース114とに基づいて、その他車両が交通規則を違反したか否かを検知する。つまり、交通規則データベース114は、パトロール車両1が他車両の交通規則を違反したか否かの判断に使用される。実施の形態1において、検知される交通違反は、例えば、速度超過、駐車違反、あおり運転、脇見運転、追い越し運転、信号無視等であるが、これらの交通違反に限定されない。
速度超過は、例えば、パトロール車両1の自動運転中にセンサS1〜Snの検知出力に基づいて他車両3が道路を規定の速度を超過して走行した否かをパトロール車両1が判定することによって検知される。
駐車違反は、例えば、第1回目に撮像した時の他車両3の駐車位置と1回目の撮影時から規定の一定時間経過後の第2回目に撮像した時の他車両3の駐車位置とが同じであるか否かをパトロール車両1が判定することによって検知される。
あおり運転は、例えば、パトロール車両1の自動運転中にセンサS1〜Snの検知出力に基づいて他車両3が走行中の他の車両をあおりながら運転しているか否かをパトロール車両1が判定することによって検知される。一例として、パトロール車両1は、他車両3と他車両3の前方を走行中の他の車両と、の車間距離が短い場合に、あおり運転と判定する。
脇見運転は、例えば、パトロール車両1の自動運転中にセンサS1〜Snの検知出力に基づいて他車両3の乗員が走行中にその乗員が所持するスマートフォンを見ながら運転しているか否かをパトロール車両1が判定することによって検知される。一例として、パトロール車両1は、他車両3の乗員の視線を検知し、乗員の視線が乗員の下方を向いている場合に、脇見運転と判定する。
追い越し運転は、例えば、パトロール車両1が高速道路を自動運転中にセンサS1〜Snの検知出力に基づいて前方あるいは側方の他車両3が一定距離以上にわたって追い越し車線を走行し続けているか否か、または、追い越し禁止レーンを跨いで追い越ししたか否かをパトロール車両1が判定することによって検知される。
信号無視は、例えば、パトロール車両1の自動運転中にセンサS1〜Snの検知出力に基づいて前方あるいは側方の他車両3が信号機の赤信号状態を無視して通過したか否かをパトロール車両1が判定することによって検知される。
車両制御装置12は、パトロール車両1の自動運転を制御する。車両制御装置12は、例えば単一または複数のECU(Electronic Control Unit)を用いて構成される。車両制御装置12は、検知部121と、指示部122と、駆動制御部123とを含む。なお、車両制御装置12は、後述する通信回路13を含む構成としてもよい。
車両制御装置12は、メモリ11に記憶されたソフトウェアプログラム113に従って動作する。具体的には、車両制御装置12は、例えばパトロール車両1の運転手等の情報入出力装置14(後述参照)に対する操作により指定されたパトロール経路に従って、複数のセンサS1〜Snのそれぞれが検知した出力値(以下「検知出力」)に基づいて、パトロール経路に従った自動運転の実行を支援する。
車両制御装置12は、パトロール経路に従った自動運転中、パトロール車両1内の各種の制御対象装備(例えば、ステアリング、アクセルペダル、ブレーキ、方向指示器等)の作動を制御するための制御指示をアクチュエータ15に出力する。パトロール車両1の自動運転は、障害物(例えば、他車両、バイク等の二輪車、歩行者、ガードレール、電柱、ポール、店舗等の施設等。以下同様。)に衝突しそうになる直前にブレーキを作動させてパトロール車両1を停止させる機能を含む。また、パトロール車両1の自動運転は、パトロール車両1の前方あるいは後方を走る他車両との間で一定の間隔を保ったまま追従する機能を含む。また、パトロール車両1の自動運転は、白線(つまり、車線)からはみ出さないようにあるいは追い越し可能なタイミングで前方の他車両を追い越すように、パトロール車両1のステアリングを制御する機能を含む。ただし、上述した各機能はパトロール車両1における自動運転の一例であり、これらの機能に限定されない。
検知部121は、センサS1〜Snの検知出力とメモリ11内の交通規則データベース114とに基づいて、違反車両2を含む他車両3の交通違反を検知する。検知部121は、他車両3の交通違反を検知した旨を指示部122に通知する。
指示部122は、検知部121からの通知(つまり、他車両3の交通違反を検知した旨の通知)に従い、その交通違反を犯した他車両3の乗員(例えば運転手)あるいはその乗員の顔の撮像を指示する。指示部122からの指示を受ける主体は、自車両(つまり、パトロール車両1)でもよいし(後述する第1ユースケース参照)、インフラセンサIFS1〜IFSmあるいは交通違反を犯していない他車両3であってもよい(後述する第2ユースケース参照)。
車両制御部の一例としての駆動制御部123は、パトロール車両1の自動運転の開始、継続、終了をそれぞれ実行するために必要なパトロール車両1の作動を統括的に制御する。例えば、駆動制御部123は、パトロール車両1のアクセルスロットル開度、パトロール車両1のブレーキ力、ステアリング舵角、ウインカーの点滅タイミング等の自動運転に必要な制御対象装備を制御するための制御値を計算する。制御値は、例えば車両制御装置12に設定される経路情報に従ってパトロール車両1が走行するように計算される。駆動制御部123は、計算された制御値を、それぞれの制御対象装備(例えば、ステアリング、アクセルペダル、ブレーキ、方向指示器)を駆動するためのアクチュエータ15(つまり、ステアリングアクチュエータ、アクセルペダルアクチュエータ、ブレーキアクチュエータ、ウインカー点滅コントローラ)に伝達する。
通信部の一例としての通信回路13は、ネットワーク網NW1に接続される違反車両2、他車両3、パトロール管理サーバ4、警察署内サーバ5およびインフラセンサIFS1〜IFSmのそれぞれとの間のデータもしくは情報の送受信が可能な通信回路である。通信回路13は、車両制御装置12により生成または取得されたデータもしくは情報を、違反車両2、他車両3、パトロール管理サーバ4、警察署内サーバ5、あるいはインフラセンサIFS1〜IFSmのそれぞれに送る。通信回路13は、違反車両2、他車両3、パトロール管理サーバ4、警察署内サーバ5およびインフラセンサIFS1〜IFSmのそれぞれから送られたデータもしくは情報を受信して車両制御装置12に送る。
情報入出力装置14は、パトロール車両1の乗員が操作可能なタッチパネル等のHMI(Human Machine Interface、図示略)を用いて構成され、乗員の操作の入力を受け付けたり、車両制御装置12からのデータあるいは情報の出力を行ったりする。また、情報入出力装置14は、タッチパネル等のHMIに限らず、キーボード、ダイヤル、1つ以上のマイク、1つ以上のスピーカにより構成されてもよい。
アクチュエータ15は、パトロール車両1内に搭載されている制御対象装備(例えば、ステアリング、アクセルペダル、ブレーキ、方向指示器)の作動を駆動する。制御対象装備は、パトロール車両1に配備される装備物であり、パトロール車両1の自動運転中に駆動制御部123により作動の制御を受ける。制御対象装備は、例えばステアリングアクチュエータ、アクセルペダルアクチュエータ、ブレーキアクチュエータ、ウインカー点滅コントローラであるが、これらに限定されない。
ステアリングアクチュエータは、パトロール車両1に配置されるステアリングと接続され、駆動制御部123から入力されるステアリング(図示略)の制御信号に従って、自動運転中におけるステアリングの作動(言い換えると、パトロール車両1の進行方向の維持または変更)を制御する。
アクセルペダルアクチュエータは、パトロール車両1に配置されるアクセルペダルと接続され、駆動制御部123から入力されるアクセルペダル(図示略)の制御信号に従って、自動運転中におけるアクセルペダルの作動(言い換えると、パトロール車両1の車速の維持または増減)を制御する。
ブレーキアクチュエータは、パトロール車両1に配置されるブレーキと接続され、駆動制御部123から入力されるブレーキ(図示略)の制御信号に従って、自動運転中におけるブレーキの作動(言い換えると、パトロール車両1の進行に対する制動の維持または変更)を制御する。
ウインカー点滅コントローラは、パトロール車両1に配置されるウインカー点滅機構と接続され、駆動制御部123から入力されるウインカー点滅機構(図示略)の制御信号に従って、自動運転中における方向指示器の作動(言い換えると、パトロール車両1が左折または右折することを報知するための方向指示器の点滅)を制御する。
センサS1〜Snのそれぞれは、パトロール車両1の停止中および走行中のいずれにおいても、パトロール車両1の周囲の道路の環境情報を検知等して取得し、その検知等に基づく出力値(つまり、検知出力)を車両制御装置12に送る。センサS1〜Snのそれぞれとして、例えば、カメラ、LiDAR(Light Detection and Ranging)、ミリ波レーダ等が挙げられる。
センサの一例としてのカメラは、いわゆる車載カメラであり、CCD(Charge Coupled Device)もしくはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を有する。カメラは、例えばパトロール車両1の車体前部の中央に設置され、前方中央の範囲を検知範囲として撮像する。例えば、カメラは、自車両の前方に存在する障害物(上述参照)あるいは信号機を検知する。カメラは、撮像画像のデータを用いた画像処理を実行可能であり、その画像処理によって検知された障害物と自車両との関係を示す情報(例えば、自車両を基準とした障害物の速度や位置の情報)を検知したり、信号機の位置、大きさ、信号灯の色を検知したりできる。カメラは、撮像画像、あるいは撮像画像に対する画像処理結果を車両制御装置12に送る。なお、以下の説明において、撮像画像のデータには、その撮像画像がカメラにより撮像された日時の情報も含まれる。なお、カメラは、パトロール車両1の車体前部の中央に限らず、パトロール車両1の車体の後部や、側部に設置されてもよい。
センサの一例としてのLiDARは、パトロール車両1の周囲に光線(例えば、赤外線レーザ)を放射してその反射信号を受信し、受信された反射信号を基にして周囲に存在する対象物(例えば上述した障害物)との距離、対象物の大きさ、および対象物の組成を測定する。LiDARは、この測定結果を車両制御装置12に送る。
センサの一例としてのミリ波レーダは、パトロール車両1の周囲に電波(例えばミリ波)を放射してその反射信号を受信し、受信された反射信号を基にして周囲に存在する対象物までの距離を測定する。ミリ波レーダは、この測定結果を車両制御装置12に送る。なお、ミリ波レーダは、LiDARで検出困難な、より遠方の対象物を検出可能である。
なお、センサは、上述したカメラ、LiDARおよびミリ波レーダの他に、例えばアラウンドビューカメラ、GNSSセンサ、レーザレンジファインダを備えてもよい。
センサの一例としてのアラウンドビューカメラは、パトロール車両1の車体前方と車体後方と車体側方とにそれぞれ設置される複数台(例えば、車体前方に2台、車体後方に2台、車体側方に2台の計6台)のカメラを用いて構成される。アラウンドビューカメラは、パトロール車両1の近傍の白線や隣接する車線の他車両等を検知する。
センサの一例としてのGNSS(Global Navigation Satellite System)センサは、複数のGPS衛星から発信された時刻および各GPS衛星の位置(座標)を示す複数の信号を受信し、その受信された複数の信号に基づいて、GPS受信機の位置(つまり、パトロール車両1の位置)を算出する。GNSSセンサは、パトロール車両1の位置情報(算出結果)を車両制御装置12に送る。
センサの一例としてのレーザレンジファインダは、パトロール車両1の車体前方右側、車体前方左側、車体側方右側、車体側方左側、車体後方右側、車体後方左側に設置される。レーザレンジファインダは、パトロール車両1の前方右側、前方左側、側方右側、側方左側、後方右側、後方左側に存在する障害物(上述参照)等を検知する。具体的には、レーザレンジファインダは、それぞれレーザ光を一定の広角な角度範囲で走査しながら照射し、その反射光を受光して照射の開始時点と反射光の受光時点との時間差を検知することで、自車両と障害物と距離、更には、自車両から見た障害物の方向を検知する。
また、センサは、上述したアラウンドビューカメラ、GNSSセンサ、レーザレンジファインダの他に、例えばジャイロセンサ、加速度センサ、地磁気センサ、傾斜センサ、気温センサ、気圧センサ、湿度センサ、照度センサを有してよい。さらに、パトロール車両1は、上述した各種のセンサを全て備える必要は無く、パトロール車両1に割り当てられる自動運転レベルに準じて適宜備えてよい。
図3は、パトロール管理サーバ4の内部構成例を示すブロック図である。パトロール管理サーバ4は、メモリ41と、プロセッサ42と、通信回路43と、データ蓄積部44とを含む構成である。
メモリ41は、例えばRAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)とを用いて構成され、パトロール管理サーバ4の動作の実行に必要なソフトウェアプログラム等、さらには、動作中に生成されたデータもしくは情報を一時的に保持する。RAMは、例えば、パトロール管理サーバ4の動作時に使用されるワークメモリである。ROMは、例えば、パトロール管理サーバ4を制御するためのプログラムおよびデータを予め記憶して保持する。
プロセッサ42は、例えばCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)もしくはFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構成される。プロセッサ42は、パトロール管理サーバ4の全体的な動作を司るコントローラとして機能し、パトロール管理サーバ4の各部の動作を統括するための制御処理、パトロール管理サーバ4の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理およびデータの記憶処理を行う。プロセッサ42は、メモリ41に記憶されたソフトウェアプログラム等に従って動作する。プロセッサ42は、動作時にメモリ41を使用し、プロセッサ42が生成または取得したデータもしくは情報をメモリ41に一時的に保存したり、データ蓄積部44に記録したりする。
プロセッサ42は、例えばパトロール車両1から送られる交通違反を行った違反車両2のナンバープレートが映る撮像画像のデータを、通信回路43を介して受け取る。プロセッサ42は、その撮像画像に映るナンバープレートを認識し、そのナンバープレートに対応する違反車両2に関する情報を特定して抽出する。
また、プロセッサ42は、交通違反を行った違反車両2の乗員(例えば運転手)の顔が映る撮像画像のデータを、通信回路43を介して受け取る。プロセッサ42は、特定された違反車両2に関する情報と違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像とを対応付けてデータ蓄積部44に保存する。
通信回路43は、ネットワーク網NW1に接続されるパトロール車両1、違反車両2、他車両3、警察署内サーバ5およびインフラセンサIFS1〜IFSmのそれぞれとの間のデータもしくは情報の送受信が可能な通信回路である。通信回路43は、プロセッサ42により生成されたデータもしくは情報を、パトロール車両1、違反車両2、他車両3、警察署内サーバ5およびインフラセンサIFS1〜IFSmのそれぞれに送る。また、通信回路43は、パトロール車両1、違反車両2、他車両3、警察署内サーバ5およびインフラセンサIFS1〜IFSmのそれぞれから送られるデータもしくは情報を受信してプロセッサ42に送る。
データ蓄積部44は、例えばHDD(Hard Disk Drive)もしくはSSD(Solid State Drive)を用いて構成され、プロセッサ42により生成されるデータもしくは情報を記録して蓄積する。データ蓄積部44は、自動車登録された全ての車両に関する情報(例えば車両の所有者に関する情報とその車両のナンバープレート)を保存している。データ蓄積部44は、例えば違反車両2に関する情報と違反車両2が交通違反を行った時に乗車している乗員の顔の撮像画像とを対応付けて記録して蓄積する。違反車両2に関する情報と違反車両2が交通違反を行った時に乗車している乗員の顔の撮像画像とのデータセットは、定期的に警察署内サーバ5に送信(提出)される。
(パトロール管理システムの動作)
次に、実施の形態1に係るパトロール管理システム100の動作手順について、2つのユースケースを例示して具体的に説明する。
先ず、第1ユースケースについて、図4および図5を参照して説明する。図4は、違反車両の運転手の顔を撮影するための第1ユースケースの説明図である。図5は、図4に示す第1ユースケースにおける、パトロール管理システム100の動作手順例を示すフローチャートである。
第1ユースケースでは、パトロール車両1は、例えば違反車両2が低速で走行する一般道路において違反車両2の交通違反を検知し、違反車両2の乗員の顔の撮像画像を撮影するために違反車両2を追跡する。図4では、センターラインCTL1に対して片側一車線の道路が示されており、道路WY1には方向DR1に車両が進行し、対向側の道路WY2には反対の方向DR2に車両が進行する。
図4において、パトロール車両1は、道路WY1の自動運転中に、時刻T=t1において違反車両2が交通違反を行ったことを検知したとする。パトロール車両1は、時刻T=T1以降の時刻T=t2において、違反車両2を追い越すとともに、パトロール車両1が備えるセンサS1(例えば画角AG1のカメラ)を用いて違反車両2の交通違反を行った時の乗員(例えば運転手)の顔を撮影する。これにより、パトロール車両1は、違反車両2に乗車している乗員の顔の撮像画像を、交通違反を犯した犯人の証拠として取得できるので、自動運転中に交通違反に対する効果的な取り締まりを実行できる。なお、図4では、センターラインCTL1に対して片側一車線の道路が例示されているが、片側二車線以上の道路である場合、パトロール車両1は、自車両の前方で違反車両2による交通違反を検知する例に限らず、自車両の側方で違反車両2による交通違反を検知してもよい。
図5において、パトロール車両1の車両制御装置12は、センサS1〜Sn(例えばカメラ)の検知出力とメモリ11内の交通規則データベース114とに基づいて、他車両3(例えば違反車両2)の交通違反を検知部121において検知したことを判定する(St11)。
パトロール車両1の車両制御装置12は、交通違反を行ったことの判定直後の他車両3(つまり違反車両2)の違反データ(例えば、違反車両2に関する情報)を撮影するために、センサS1(例えばカメラ)を用いて撮影する(St12a)。また、パトロール車両1の車両制御装置12は、ステップSt12aにおいて得られた、違反車両2に関する情報の一例としてのナンバープレートが映る撮像画像を、通信回路13を介してパトロール管理サーバ4に送信する(St12b)。
パトロール管理サーバ4は、ステップSt12bにおいてパトロール車両1から送られた撮像画像を受信すると、その撮像画像に基づいて、その撮像画像に映る違反車両2のナンバープレートを認識し、そのナンバープレートに対応する違反車両2に関する情報を特定して抽出する(St21)。
パトロール車両1の車両制御装置12は、交通違反を行った違反車両2に乗車している乗員(例えば運転手)を被写体として、その乗員の顔を撮影するための指示を指示部122において生成し、通信回路13を介してその指示を違反車両2に送信する(St13)。
これは、パトロール車両1と違反車両2とがV2V(Vehicle to Vehicle)を用いた相互の車車間通信が利用可能である場合に、パトロール車両1が違反車両2から簡単に違反車両2の乗員の顔の撮像画像を取得できるためである。違反車両2は、前述したDMS等の撮像装置を有している場合に限り、その撮像装置により撮像された撮像画像を車車間通信によりパトロール車両1に送信する。一方、パトロール車両1と違反車両2とがV2V(Vehicle to Vehicle)を用いた相互の車車間通信が利用可能ではない場合、あるいは、違反車両2がDMS等の撮像装置を有していない場合、パトロール車両1は、ステップSt13の送信の後から一定時間経過してもその応答(つまり、違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像のデータ)を受け取ることができない。
パトロール車両1の車両制御装置12は、ステップSt13の指示に対する応答(つまり、違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像のデータ)を取得できた場合(St14、YES)、ステップSt17の処理を実行する。つまり、パトロール車両1の車両制御装置12は、違反車両2から送られた撮像画像のデータを、通信回路13を介してパトロール管理サーバ4に送信する(St17)。
一方、パトロール車両1の車両制御装置12は、ステップSt13の指示に対する応答(つまり、違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像のデータ)を取得できなかった場合(St14、NO)、違反車両2の前方に移動して違反車両2を追い越すように駆動制御部123においてパトロール車両1を制御する(St15、図4参照)。
パトロール車両1の車両制御装置12は、パトロール車両1が備えるセンサS1(例えばカメラ)を用いて、違反車両2の交通違反を行った時の乗員(例えば運転手)の顔を撮影するための指示を生成してセンサS1(例えばカメラ)に送る(St16)。これにより、センサS1(例えばカメラ)は、車両制御装置12からの指示により、違反車両2の交通違反を行った時の乗員(例えば運転手)の顔を撮影し、あるいはその撮影を継続することができる。
パトロール車両1の車両制御装置12は、ステップSt16においてセンサS1(例えばカメラ)により撮像された違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像のデータを、通信回路13を介してパトロール管理サーバ4に送信する(St17)。
パトロール管理サーバ4は、ステップSt17においてパトロール車両1から送られた撮像画像を受信すると、その撮像画像に基づいて、ステップSt21において特定された違反車両に関する情報と、違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像のデータとを対応付けてデータ蓄積部44に記録して蓄積する(St22)。
次に、第2ユースケースについて、図6、図7および図8を参照して説明する。図6は、違反車両の運転手の顔を撮影するための第2ユースケースの説明図である。図7は、図6に示す第2ユースケースにおける、パトロール管理システム100の動作手順の第1例を示すフローチャートである。図8は、図6に示す第2ユースケースにおける、パトロール管理システム100の動作手順の第2例を示すフローチャートである。なお、図7あるいは図8の説明において、図5において説明した処理(ステップ)と同一のものについては同一のステップ番号を付与して説明を簡略化あるいは省略し、異なる内容について説明する。
第2ユースケースでは、パトロール車両1は、例えば違反車両2が高速で走行する高速道路あるいは有料道路において違反車両2の交通違反を検知し、違反車両2の乗員の顔の撮像画像を撮影するために違反車両2を追跡する。図6では、中央分離帯CTL2に対して片側一車線の道路が示されており、道路WY1には方向DR1に車両が進行し、対向側の道路WY2には反対の方向DR2に車両が進行する。なお、中央分離帯CTL2の代わりに、図4に示すセンターラインCTL1が設けられてもよい。
図6において、パトロール車両1は、道路WY1の自動運転中に、時刻T=t1において違反車両2が交通違反を行ったことを検知したとする。パトロール車両1は、時刻T=t1において違反車両2の交通違反を検知して違反車両2のナンバープレートが映る撮像画像を撮影した後、交通違反を行った時の違反車両2の乗員(例えば運転手)の顔の撮影の指示をパトロール管理サーバ4に送る。この撮影の指示には、パトロール車両1の位置情報も含まれている。
パトロール管理サーバ4は、時刻T=t1以降の時刻T=t2に、パトロール車両1から送られた指示に基づいて、その指示に含まれているパトロール車両1の位置情報に対応する自動運転中の道路WY1の脇に設置されているインフラセンサIFS1〜IFSm(例えばカメラ)のうち少なくとも1機に対し、違反車両2の乗員の顔の撮影を指示する。これにより、インフラセンサIFS1〜IFSmのうち少なくとも1機は、例えば画角AG2内に位置する違反車両2の乗員(例えば運転手)の顔の撮像画像を、交通違反を犯した犯人の証拠として取得でき、自動運転中に交通違反に対する効果的な取り締まりを実行できる。なお、インフラセンサIFS1〜IFSmのうち少なくとも1機は、違反車両2の乗員(例えば運転手)の顔の撮像画像のデータをパトロール管理サーバ4に送信する。
パトロール管理サーバ4は、時刻T=t1以降の時刻T=t2に、パトロール車両1から送られた指示に基づいて、その指示に含まれているパトロール車両1の位置情報に対応する自動運転中の道路WY1の対向側の道路WY2であって違反車両2を撮影可能な位置を走行している他車両3に対し、違反車両2の乗員の顔の撮影を指示する。これにより、他車両3は、他車両が備えるセンサ(例えば画角AG3のカメラCAM1)を用いて違反車両2の乗員(例えば運転手)の顔の撮像画像を、交通違反を犯した犯人の証拠として取得でき、自動運転中に交通違反に対する効果的な取り締まりを実行できる。なお、他車両3は、違反車両2の乗員(例えば運転手)の顔の撮像画像のデータをパトロール管理サーバ4に送信する。なお、図6では、中央分離帯CTL2に対して片側一車線の道路が例示されているが、片側二車線以上の道路である場合、パトロール車両1は、自車両の前方で違反車両2による交通違反を検知する例に限らず、自車両の側方で違反車両2による交通違反を検知してもよい。
図7において、パトロール車両1の車両制御装置12は、ステップSt13の指示に対する応答(つまり、違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像のデータ)を取得できなかった場合(St14、NO)、交通違反を行った時の違反車両2の乗員(例えば運転手)の顔の撮影の指示をパトロール管理サーバ4に送って要求する(St31)。この撮影の指示には、パトロール車両1の位置情報も含まれている。
パトロール管理サーバ4は、ステップSt31においてパトロール車両1から送られた指示に基づいて、その指示に含まれているパトロール車両1の位置情報に対応する自動運転中の道路WY1の脇に設置されているインフラセンサIFS1〜IFSm(例えばカメラ)のうち少なくとも1機に対し、違反車両2の乗員の顔の撮影を指示する(St41)。インフラセンサIFS1〜IFSm(例えばカメラ)のうち少なくとも1機は、ステップSt41の指示に基づいて撮像された違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像のデータを、ネットワーク網NW1を介してパトロール車両1に送る。
また、パトロール管理サーバ4は、ステップSt31においてパトロール車両1から送られた指示に基づいて、その指示に含まれているパトロール車両1の位置情報に対応する自動運転中の道路WY1の対向側の道路WY2であって違反車両2を撮影可能な位置を走行している他車両3に対し、違反車両2の乗員の顔の撮影を指示してもよい(St41)。その他車両3は、ステップSt41の指示に基づいて撮像された違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像のデータを、ネットワーク網NW1を介してパトロール車両1に送る。
パトロール車両1の車両制御装置12は、インフラセンサIFS1〜IFSm(例えばカメラ)のうち少なくとも1機あるいは対向側の道路を走行中の他車両3から送られた撮像画像(つまり、違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像)のデータを、通信回路13を介して受信して取得する(St32)。ステップSt32以降の処理は、図5のステップSt16以降の処理と同一であるため、説明を省略する。
また、図8において、パトロール車両1の車両制御装置12は、ステップSt13の指示に対する応答(つまり、違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像のデータ)を取得できなかった場合(St14、NO)、交通違反を行った時の違反車両2の車両情報の取得要求を、通信回路13を介して送る(St51)。
ここで、車両情報は、例えば、違反車両2のドアスイッチ、シートベルトスイッチ、エンジンスイッチ、位置情報および速度情報のうち少なくとも1つを含むが、これらに限定されなくてもよい。ドアスイッチは、違反車両2のドアの開閉の有無を示す。シートベルトスイッチは、違反車両2のシートベルトのロックの有無を示す。エンジンスイッチは、違反車両2のエンジンの作動(稼働)の有無を示す。それぞれのスイッチの状態により、交通違反を行った時の違反車両2の状態が一定の精度で推定可能となり、警察署内での取り調べ等の際に違反車両2の乗員の過失の有無等が判断され得る。
違反車両2は、ステップSt51においてパトロール車両1から送られた取得要求に基づいて、その取得要求を受信した時の違反車両2の車両情報(前述参照)を取得し、その車両情報を、ネットワーク網NW1を介してパトロール車両1に送る(St61)。なお、違反車両2は、車両情報を、パトロール管理サーバ4に送信してもよい。
パトロール車両1の車両制御装置12は、違反車両2から送られた車両情報を、通信回路13を介して受信して取得する(St52)。パトロール車両1の車両制御装置12は、ステップSt52において取得された違反車両2の車両情報(前述参照)あるいはステップSt12aにおいて撮像された違反車両2の外見に関する撮像画像のデータを、通信回路13を介してパトロール管理サーバ4に送信する(St53)。
パトロール管理サーバ4は、ステップSt53においてパトロール車両1から送られた違反車両2の車両情報あるいは撮像画像のデータを受信すると、ステップSt63の処理を行う。具体的には、パトロール管理サーバ4は、その受信された車両情報あるいは撮像画像のデータに基づいて、ステップSt21において特定された違反車両2に関する情報と、違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像のデータあるいはステップSt61において取得された車両情報とを対応付けてデータ蓄積部44に記録して蓄積する(St63)。
以上により、実施の形態1に係る車両制御装置12は、実施の形態1に係るパトロール車両1(自車両)に搭載される。車両制御装置12あるいはパトロール車両1は、他車両3の交通違反を検知する検知部121と、他車両3の乗員の撮像を指示する指示部122と、を備える。パトロール車両1の前方または側方に位置する他車両3(つまり、違反車両2)の交通違反が検知部121により検知された場合に、指示部122は、違反車両2の乗員の撮像を指示する。
これにより、車両制御装置12あるいはパトロール車両1は、交通規則に違反した違反車両2に乗車しているドライバー(乗員)の顔が撮像された画像を取得できるので、そのドライバー(乗員)の顔を正確に特定できる。従って、車両制御装置12あるいはパトロール車両1は、交通規則の違反に対する取り締まり(パトロール)の実効性を高めることができる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1において、検知部121は、他車両3(違反車両2)の速度が閾値(例えば走行道路に応じて規定された上限速度、または法定速度)を超えたこと、他車両3(違反車両2)による駐車違反、追い越し違反、あおり運転、信号無視、および他車両3(違反車両2)の乗員による脇見運転のうち少なくとも一つを交通違反として検知する。これにより、車両制御装置12あるいはパトロール車両1は、交通違反の発生率が割と高い速度超過、駐車違反、追い越し違反、あおり運転、信号無視および脇見運転のうち少なくとも一つを交通違反として検知でき、効果的な取締を実行できる。特に、パトロール車両1は自動運転車両を想定しているので、追い越し違反、脇見運転(例えば乗員が前方から視界を外して手元側のスマートフォンを操作する)、あおり運転のように検知側の車両が移動していなければ検知が困難な交通違反でも相対的に検知精度を向上できる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1において、指示部122は、他車両3(違反車両2)が備える撮像装置(例えば違反車両2内に乗員の顔を撮像可能に設置されたカメラ)に他車両3(違反車両2)の乗員の撮像を指示する。これにより、車両制御装置12あるいはパトロール車両1は、他車両3(違反車両2)が備えるカメラを利用して、他車両3(違反車両2)の乗員の顔を特定可能な画像を取得でき、効果的な取り締まりを図れる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1において、指示部122は、他車両3(違反車両2)の乗員およびナンバープレートの撮像を指示する。これにより、車両制御装置12あるいはパトロール車両1は、交通違反を犯した違反車両2の外見ならびにナンバープレートに関する撮像画像を取得でき、パトロール管理サーバ4において違反車両2の所有者等の情報の特定精度を向上できる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1は、指示部122からの撮像の指示に応じて、自車両が備える撮像装置(例えばカメラ等のセンサS1)を用いて他車両3(違反車両2)の乗員を撮像できる位置に、自車両を移動させる制御をする駆動制御部123を更に備える。他車両3(違反車両2)の乗員を撮像できる位置は、例えば違反車両2あるいは違反車両2のドライバー等の乗員の前方(斜め前方方向を含む)の位置を含んでよい。これにより、パトロール車両1は、違反車両2に乗車している乗員の顔の撮像画像を、交通違反を犯した犯人の証拠として取得できるので、自動運転中に交通違反に対する効果的な取り締まりを実行できる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1は、指示部122からの撮像の指示に応じて、自車両が備える撮像装置(例えばカメラ等のセンサS1)を用いて他車両3(違反車両2)の乗員の撮像を開始し、他車両3(違反車両2)の乗員を撮像した後も撮像を継続するように自車両を制御する駆動制御部123を更に備える。これにより、パトロール車両1は、たとえ違反車両2が交通違反を犯した以降にその地点(現場)から逃走した場合でも、その逃走した違反車両2に追従しながら違反車両2に乗車している乗員の顔の撮像画像あるいはその撮像画像に基づく撮像動画を、交通違反を犯した犯人の証拠として取得できるので、自動運転中に交通違反に対する効果的な取り締まりを実行できる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1において、駆動制御部123は、他車両3(違反車両2)を追い越すように自車両を制御する。これにより、パトロール車両1は、違反車両2の前方に位置することができるので、パトロール車両1に備えられたセンサS1(例えばカメラ)によって違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像を証拠として撮像して保持できる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1において、指示部122は、自車両が備える通信回路13に、センサS1(例えばカメラ)により撮像された違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像をパトロール管理サーバ4へ送信することを指示する。これにより、パトロール管理サーバ4は、パトロール車両1から送られた違反車両2の乗員の顔が映る撮像画像を取得できるので、交通違反の証拠として保持できる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1において、指示部122は、違反車両2の周囲の他車両3(図6参照)に対し、違反車両2の乗員の撮像と、違反車両2の乗員の撮像に基づく撮像画像をパトロール管理サーバ4へ送信することを指示する。これにより、違反車両2の周囲の他車両3は、その他車両3が備えるセンサ(例えば画角AG3のカメラCAM1)を用いて違反車両2の乗員(例えば運転手)の顔の撮像画像を、交通違反を犯した犯人の証拠として取得でき、自動運転中に交通違反に対する効果的な取り締まりを実行できる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1において、指示部122は、自車両が走行する道路に既設の撮像装置(例えばカメラ等のインフラセンサIFS1)に対し、違反車両2の乗員の撮像と、違反車両2の乗員の撮像に基づく撮像画像をパトロール管理サーバ4へ送信することを指示する。これにより、インフラセンサIFS1は、例えば画角AG2内に位置する違反車両2の乗員(例えば運転手)の顔の撮像画像を、交通違反を犯した犯人の証拠として取得でき、自動運転中に交通違反に対する効果的な取り締まりを実行できる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1において、指示部122は、自車両が備える通信回路13に、違反車両2のドアスイッチ、シートベルトスイッチ、エンジンスイッチ、位置情報および速度情報のうち少なくとも1つを含む車両情報の取得を違反車両2に対して直接に、あるいはパトロール管理サーバ4を介して違反車両2に要求する。これにより、パトロール車両1は、違反車両2あるいはパトロール管理サーバ4から送られる違反車両2の車両情報に基づいて、交通違反を行った時の違反車両2の状態を一定の精度で推定でき、警察署内での取り調べ等の際に違反車両2の乗員の過失の有無等の判断を支援できる。
また、車両制御装置12あるいはパトロール車両1において、指示部122は、他車両3(違反車両2)の乗員の撮像を、自車両または他車両3の周囲の車両のいずれかに対して指示する。これにより、パトロール車両1は、違反車両2による交通規則の違反を検知した時の状況に応じて、適応的に違反車両2の乗員が撮像された画像を取得でき、その乗員の顔を正確に特定できる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、交通規則の違反の有無を監視するためのパトロールに対する負荷の増大を効率的に抑制し、部分的な場所におけるパトロールでなく広域的かつ実効的なパトロールの実行を支援する車両制御装置および車両として有用である。
1 パトロール車両
2 違反車両
3 他車両
4 パトロール管理サーバ
5 警察署内サーバ
11、41 メモリ
12 車両制御装置
13、43 通信回路
14 情報入出力装置
15 アクチュエータ
42 プロセッサ
44 データ蓄積部
100 パトロール管理システム
111 所有者情報
112 道路地図情報
113 ソフトウェアプログラム
114 交通規則データベース
121 検知部
122 指示部
123 駆動制御部
IFS1、IFSm インフラセンサ
NW1 ネットワーク網
S1、S2、Sn センサ

Claims (26)

  1. 自車両に搭載される車両制御装置であって、
    他車両の交通違反を検知する検知部と、
    前記他車両の乗員の撮像を指示する指示部と、を備え、
    前記自車両の前方または側方に位置する前記他車両の交通違反が前記検知部により検知された場合に、前記指示部は、前記他車両の乗員の撮像を指示する、
    車両制御装置。
  2. 前記検知部は、前記他車両の速度が閾値を超えたこと、前記他車両による駐車違反、前記他車両による追い越し違反、前記他車両によるあおり運転、前記他車両による信号無視、および前記他車両の乗員による脇見運転のうち少なくとも一つを前記交通違反として検知する、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記指示部は、前記他車両が備える撮像装置に前記他車両の乗員の撮像を指示する、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  4. 前記指示部は、前記他車両の乗員およびナンバープレートの撮像を指示する、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  5. 前記撮像の指示に応じて、前記自車両が備える撮像装置を用いて前記他車両の乗員を撮像できる位置に、前記自車両を移動させる制御をする車両制御部、を更に備える、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  6. 前記撮像の指示に応じて、前記自車両が備える撮像装置を用いて前記他車両の撮像を開始し、前記他車両の乗員を撮像した後も撮像を継続するように前記自車両を制御する車両制御部、を更に備える、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  7. 前記車両制御部は、前記他車両を追い越すように前記自車両を制御する、
    請求項5または6に記載の車両制御装置。
  8. 前記指示部は、前記自車両が備える通信部に、前記撮像装置により撮像された前記乗員の撮像画像を所定のサーバへ送信することを指示する、
    請求項5または6に記載の車両制御装置。
  9. 前記指示部は、前記他車両の周囲の車両に対し、前記他車両の乗員の撮像と、前記他車両の乗員の撮像に基づく撮像画像を所定のサーバへ送信することを指示する、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  10. 前記指示部は、前記自車両が走行する道路に既設の撮像装置に対し、前記他車両の乗員の撮像と、前記他車両の乗員の撮像に基づく撮像画像を所定のサーバへ送信することを指示する、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  11. 前記指示部は、前記自車両が備える通信部に、前記他車両のドアスイッチ、シートベルトスイッチ、エンジンスイッチ、位置情報および速度情報のうち少なくとも一つを含む車両情報の取得を前記他車両に要求する、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  12. 前記指示部は、前記他車両の乗員の撮像を、前記自車両または前記他車両の周囲の車両のいずれかに対して指示する、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  13. 車両制御装置を備える車両であって、
    前記車両制御装置は、
    他車両の交通違反を検知する検知部と、
    前記他車両の乗員の撮像を指示する指示部と、を有し、
    前記車両の前方または側方に位置する前記他車両の交通違反が前記検知部により検知された場合に、前記指示部は、前記他車両の乗員の撮像を指示する、
    車両。
  14. 前記検知部は、前記他車両の速度が閾値を超えたこと、前記他車両による駐車違反、前記他車両による追い越し違反、前記他車両によるあおり運転、前記他車両による信号無視、および前記他車両の乗員による脇見運転のうち少なくとも一つを前記交通違反として検知する、
    請求項13に記載の車両。
  15. 前記指示部は、前記他車両が備える撮像装置に前記他車両の乗員の撮像を指示する、
    請求項13に記載の車両。
  16. 前記指示部は、前記他車両の乗員およびナンバープレートの撮像を指示する、
    請求項13に記載の車両。
  17. 前記車両の周囲を撮像する撮像装置、を更に備え、
    前記車両制御装置は、
    前記撮像の指示に応じて、前記撮像装置を用いて前記他車両の乗員を撮像できる位置に、前記車両を移動させる制御をする車両制御部、を更に有する、
    請求項13に記載の車両。
  18. 前記車両の周囲を撮像する撮像装置、を更に備え、
    前記車両制御装置は、
    前記撮像の指示に応じて、前記撮像装置を用いて前記他車両の撮像を開始し、前記他車両の乗員を撮像した後も撮像を継続するように前記車両を制御する車両制御部、を更に有する、
    請求項13に記載の車両。
  19. 前記車両制御部は、前記他車両を追い越すように前記車両を制御する、
    請求項17または18に記載の車両。
  20. 所定のサーバとの間で通信を行う通信部、を更に備え、
    前記指示部は、前記通信部に、前記撮像装置により撮像された前記乗員の撮像画像を前記サーバへ送信することを指示する、
    請求項17または18に記載の車両。
  21. 前記他車両の周囲の車両との間で通信を行う通信部、を更に備え、
    前記指示部は、前記通信部を介して、前記周囲の車両に対し、前記他車両の乗員の撮像と、前記他車両の乗員の撮像に基づく撮像画像を所定のサーバへ送信することを指示する、
    請求項13に記載の車両。
  22. 前記車両が走行する道路に既設の撮像装置との間で通信を行う通信部、を更に備え、
    前記指示部は、前記既設の撮像装置に対し、前記他車両の乗員の撮像と、前記他車両の乗員の撮像に基づく撮像画像を所定のサーバへ送信することを指示する、
    請求項13に記載の車両。
  23. 所定のサーバとの間で通信を行う通信部、を更に備え、
    前記指示部は、前記通信部を介して、前記他車両のドアスイッチ、シートベルトスイッチ、エンジンスイッチ、位置情報および速度情報のうち少なくとも一つを含む車両情報の取得を前記他車両に要求する、
    請求項13に記載の車両。
  24. 前記指示部は、前記他車両の乗員の撮像を、前記車両または前記他車両の周囲の車両のいずれかに対して指示する、
    請求項13に記載の車両。
  25. 自車両に搭載される車両制御装置における車両制御方法であって、
    他車両の交通違反を検知するステップと、
    前記他車両の乗員の撮像を指示するステップと、を有し、
    前記自車両の前方または側方に位置する前記他車両の交通違反が検知された場合に、前記指示するステップにおいて、前記他車両の乗員の撮像を指示する、
    車両制御方法。
  26. 自車両に搭載される、コンピュータである車両制御装置に、
    他車両の交通違反を検知するステップと、
    前記他車両の乗員の撮像を指示するステップと、を実行させ、
    前記自車両の前方または側方に位置する前記他車両の交通違反が検知された場合に、前記指示するステップにおいて、前記他車両の乗員の撮像を指示する、
    プログラム。
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