JP2020091668A - Rfidタグ書込システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ICチップにデータを書き込む作業が容易であり、かつ、書き込むデータを取り違えるおそれのないRFIDタグ書込システムを提供する。【解決手段】RFIDタグ書込システムを、書込制御手段と、RFIDタグにデータを書き込むRFID書込手段と、識別情報を光学的に読み取って書込制御手段に出力する光学情報読取手段と、各RFIDタグに書き込む書込元データを識別情報と紐付けしたデータベースを記憶する記憶手段とにより構成する。そして、光学情報読取手段がRFIDタグに付された識別情報を読み取ると、書込制御手段が、当該識別情報に基づいて、データベースから当該RFIDタグの書込元データを抽出して、RFID書込手段を介して当該書込元データを通信可能範囲内のRFIDタグのICチップに書き込むよう構成する。【選択図】図6

Description

本発明は、RFIDタグにデータを書き込むシステムに関する。
近年、物流分野、工場生産分野などでは、データを読み書き可能なICチップと、無線通信用のアンテナとを具備した非接触型のUHF帯RFIDタグが広く利用されている。一般的に、UHF帯RFIDタグのICチップのメモリ領域は、TIDエリア、UII(EPC)エリア、USERエリア、RESERVEDエリアに分割されている。TIDエリアには、製造時にメーカーによって固有のIDが書換不能に記憶される。UIIエリアには、RFIDタグの装着対象を識別するのに使用する識別情報が記憶される。USERエリアには、使用者が規定した追加情報が記憶される。また、RESERVEDエリアには、キルパスワードとアクセスパスワードが記憶される。
一般的に、かかるRFIDタグには、使用前に、ICチップのUIIエリアに識別情報が書き込まれる。また、USERエリアやRESERVEDエリアには、必要に応じて追加情報やパスワードが書き込まれる。一般的に、こうしたRFIDタグでは、UIIエリアに記憶させるのと同様の識別情報を、光学コードやOCR文字等の光学認識可能な形態でも記録しておき、RFIDリーダが使用できない状況下や、ICチップが故障した場合に、識別情報を光学的に読み取り得るようにしている。なお、USERエリアに記憶させる追加データは書き換える可能性があり、また、RESERVEDエリアに書き込むパスワードは秘匿情報であるため、UIIエリア以外に書き込む情報は、光学認識可能な形態では記録されない。
また、従来のRFIDタグでは、ICチップへのデータ書込みに先立って、RFIDタグや該RFIDタグが装着された物品に、光学認識可能な形態で識別情報を記録しておき、該識別情報を光学的に読み取って、当該RFIDタグのUIIエリアにそのまま書き込むことが行われている(例えば、特許文献1)。かかる書込方法によれば、RFIDタグのUIIエリアに書き込むべき識別情報を、他のRFIDタグに係る識別情報と取り違えるミスを防止できる。
特開2002−128240号公報
上述の従来方法では、RFIDタグや該RFIDタグの装着済物品に記録された識別情報を光学的に読み取って、当該識別情報をICチップのUIIエリアにそのまま書き込んでいるが、識別情報以外のデータは、RFIDタグや装着済物品に光学認識可能な形態で記録されていない。このため、USERエリアやRESERVEDエリアにデータを書き込む作業は、UIIエリアへのデータ書込みとは別に実行する必要があり、二度手間となっている。また、USERエリアやRESERVEDエリアに書き込むデータについては、他のRFIDタグのものと取り違えるおそれがあった。
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであり、従来構成に比べて、ICチップにデータを書き込む作業が容易であり、かつ、書き込むデータを取り違えるおそれのないRFIDタグ書込システムの提供を目的とする。
本発明は、書込制御手段と、書込制御手段からの指示により、通信可能範囲にあるRFIDタグのICチップに所要のデータを書き込むRFID書込手段と、書込対象の各RFIDタグ又は、該RFIDタグが装着された各物品に光学認識可能な形態で付された識別情報と、書込対象の各RFIDタグに書き込む書込元データとを紐付けしたデータベースを記憶するデータベース記憶手段と、前記識別情報を光学的に読み取って、読み取った識別情報を書込制御手段に出力する光学情報読取手段とを備え、書込制御手段は、光学情報読取手段から前記識別情報が入力されると、前記データベースから当該識別情報に紐付けられた書込元データを抽出し、RFID書込手段に対して、抽出した書込元データを通信可能範囲にあるRFIDタグのICチップに書き込むよう指示することを特徴とするRFIDタグ書込システムである。ここで、RFIDタグが装着される「物品」とは、商品や、商品包装、運搬容器、保管容器などが挙げられる。
かかるRFIDタグ書込システムでは、書込対象のRFIDタグ、又は該RFIDタグが装着された物品に付された識別情報を光学的に読み取ると、当該識別情報に基づいて書込元データが特定されて、RFID書込手段によって当該書込元データがRFIDタグに書き込まれることとなる。このため、本発明では、RFIDタグをRFID書込手段の通信可能範囲に配置した状態で、当該RFIDタグ、又は該RFIDタグが装着された物品に付された識別情報を光学情報読取手段で読み取れば、データを取り違えることなく、当該RFIDタグに所要のデータを書き込むことができる。そして、本発明では、識別情報と紐付ける書込元データには、識別情報以外の情報も含めることが可能であるから、識別情報以外のデータも、識別情報と紐付けして、識別情報とともにRFIDタグに書き込むことができる。したがって、本発明によれば、識別情報以外のデータを書き込む際にも、データの取り違いが生じにくく、また、データの書込作業も従来よりも容易となる。
本発明にあって、書込対象のRFIDタグのICチップは、識別情報を記憶する識別情報記憶エリアと、識別情報以外のデータを記憶する非識別情報記憶エリアとを備え、前記データベースに記憶される書込元データは、各RFIDタグの識別情報記憶エリアに書き込むデータと、非識別情報記憶エリアに書き込むデータとからなり、書込制御手段は、RFID書込手段に対して、RFIDタグのICチップの識別情報記憶エリアへのデータ書込みと、同RFIDタグのICチップの非識別情報記憶エリアへのデータ書込みとを、個別に指示可能なものである構成が提案される。
一般的なRFIDリーダライタは、識別情報記憶エリア(UIIエリア等)にデータを書き込む処理と、非識別情報記憶エリア(USERエリアやRESERVEDエリア等)にデータを書き込む処理とを同時に実行するよう構成されていない。このため、かかる構成のように、書込制御手段が、RFID書込手段に各記憶エリアへの書込み指示を個別に実行するよう構成すれば、一般的なRFIDリーダライタを、本発明のRFID書込手段として採用して、本発明を低コストで実現可能となる。なお、本発明にあって、識別情報記憶エリアに書き込む識別情報は、書込対象のRFIDタグを識別可能なものであればよく、光学情報読取手段が読み取る識別情報と同一の識別情報を書き込むものに限られない。
上記構成にあって、さらに、書込制御手段がRFID書込手段に書込元データの書込みを指示する記憶エリアを、使用者に選択可能とする書込エリア選択手段を備える構成が提案される。かかる構成とすれば、用途の異なる複数種類のRFIDタグの書込みに対応可能となる。
本発明の別の態様として、書込対象の各RFIDタグ又は、該RFIDタグが装着された各物品に光学認識可能な形態で付された識別情報を、光学コードリーダを介して取り込む識別情報取込ステップと、識別情報取込ステップで前記識別情報を取り込むのを契機として、書込対象の各RFIDタグに書き込む書込元データと前記識別情報とを夫々紐付けしたデータベースから、取り込んだ前記識別情報に対応する書込元データを抽出する書込元データ抽出ステップと、書込元データ抽出ステップで書込元データを抽出するのを契機として、当該書込元データを、RFIDリーダライタの通信可能範囲にあるRFIDタグのICチップに書き込むよう当該RFIDリーダライタを制御するデータ書込ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムが提案される。かかるプログラムをコンピュータにインストールすれば、既存のハードウェアの組合せにより、本発明のRFIDタグ書込システムを低廉に実現可能となる。
また、上記プログラムにおいて、さらに、前記コンピュータにデータ書込ステップで、RFIDタグのICチップに書き込んだデータを、当該RFIDタグから読み取るよう、RFIDリーダライタを制御するデータ読取ステップと、データ読取ステップで読み取ったデータが、データ書込ステップで書き込んだ書込元データと整合しているか否かを判定する書込検証ステップとを実行させることが提案される。かかる構成とすれば、RFIDタグ書込システムによって、RFIDタグに正常にデータが書き込まれたか否かの検証を、書込直後に行うことが可能となるため、書込エラーとなったRFIDタグの除去や再書込みを、効率的に行うことが可能となる。
以上のように、本発明によれば、書き込むデータを取り違えることなく、RFIDタグにデータを容易に書き込むことが可能となる。
書込対象のRFIDタグ10の平面図である。 実施例のRFIDタグ書込システム1の構成要素を示すブロック図である。 RFIDタグ書込システム1によるRFIDタグ10へのデータ書込み作業を示す説明図である。 書込元データテーブルの内容を示す図表である。 設定操作画面7の表示例である。 RFID書込プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 RFIDタグ10a及びステッカー13aを貼付したクリアフォルダFの正面図である。
本発明の実施形態を、以下の実施例によって説明する。
本実施例のRFIDタグ書込システム(以下、単に「書込システム」とも言う。)は、非接触型のRFIDタグのICチップに所要のデータを書き込むものである。
本実施例の書込システム1が書込対象とするRFIDタグ10は、UHF帯のパッシブタグである。具体的には、図1に示すように、ICチップとアンテナとを一体化してなるRFIDインレット12を透明樹脂板11に埋設し、透明樹脂板11の表面に、識別情報として各タグに固有のシリアル番号が付されたものが提案される。シリアル番号は8桁の数字であり、図1に示すように、透明樹脂板11の表面には、シリアル番号が数字とQRコード14(登録商標)で印刷されたステッカー13が貼付される。RFIDインレット12は、ISO規格(ISO/IEC 18000−63)に準拠したものであり、そのICチップのメモリ領域は、RFIDタグ10の識別情報を記憶するUIIエリアと、使用者が自由に書込可能なUSERエリアと、ICチップの製造時に記憶されるTIDエリアと、メモリのアクセス許可レベルやパスワードを記憶するRESERVEDエリアとに分割されている。ここで、USERエリア及びRESERVEDエリアは、本発明に係る非識別情報記憶エリアに相当し、UIIエリアは、本発明に係る識別情報記憶エリアに相当するものである。各エリアは上記ISO規格に準拠したものであるため、詳細な説明は省略する。
本実施例の書込システム1は、上述のRFIDタグ10などに所要のデータを書き込むものである。本実施例の書込システム1は、図2に示すように、RFIDタグ10に付されたQRコード14を読み取るQRコードリーダ3と、RFIDタグ10のICチップ17にデータを書き込むRFIDリーダライタ4と、制御用PC2とを備えている。制御用PC2は、後述するRFID書込プログラムがインストールされた汎用のコンピュータであり、QRコードリーダ3を介して書込対象のRFIDタグ10の識別情報を取り込むとともに、RFIDリーダライタ4を制御して所要のデータをRFIDタグ10のICチップ17に書き込むものである。
RFIDリーダライタ4は、書込対象のRFIDタグ10に記憶されるデータを読み書き可能なものであり、制御用PC2に接続されて、制御用PC2からのコマンドにしたがって作動する。すなわち、かかるRFIDリーダライタ4が、本発明に係るRFID書込手段を構成する。RFIDリーダライタ4は、筐体上方が通信可能範囲となる据置きタイプであり、図3に示すように、書込対象のRFIDタグ10を筐体の上に載せることで、当該RFIDタグ10にデータを書き込み可能となる。なお、RFIDリーダライタ4は、RFIDタグ10の各エリア(UII,USER、RESERVED)へのデータの読み書きをエリア毎に個別に実行するものである。かかるRFIDリーダライタ4は、汎用品を好適に用い得るため、詳細な説明は省略する。
QRコードリーダ3は、ハンディタイプの汎用品である。QRコードリーダ3は、制御用PC2に接続されており、図3に示すように、使用者が、QRコードリーダ3のトリガーを引いて、RFIDタグ10に付されたQRコード14を読み取ると、QRコード14に記録されたシリアル番号が制御用PC2に出力される。すなわち、かかるQRコードリーダ3が、本発明に係る光学情報読取手段を構成する。
制御用PC2は、QRコードリーダ3から入力されるシリアル番号に基づいて、RFIDタグ10に書き込むべきデータを取得し、RFIDリーダライタ4を制御して当該データをRFIDタグ10のICチップ17に書き込むものである。すなわち、かかる制御用PC2が、本発明に係る書込制御手段を構成する。
具体的には、制御用PC2には、RFID書込プログラムがインストールされる。制御用PC2は、RFID書込プログラムの実行中に、QRコードリーダ3からRFIDタグ10のシリアル番号が入力されると、制御用PC2の記憶装置に記憶された書込元データテーブルから、当該RFIDタグ10に書き込むべき書込元データを抽出する。書込元データテーブルは、各RFIDタグ10の書込元データと、各RFIDタグ10のシリアル番号とを紐付けしたデータベースであり、制御用PC2は、QRコードリーダ3から入力されたシリアル番号をキーとして、当該RFIDタグ10に書き込むべき書込元データを書込元データテーブルから抽出する。すなわち、制御用PC2が、本発明に係るデータベース記憶手段を構成する。
そして、制御用PC2は、書込元データテーブルから書込元データを抽出すると、RFIDリーダライタ4に対して、当該書込元データの書き込みを指示するコマンドを出力する。ここで、RFIDリーダライタ4は、RFIDタグ10のエリア毎にデータの書込みを実行するものであるため、制御用PC2からRFIDリーダライタ4には、データの書込みを指示するコマンドが、エリア毎に個別出力される。また、図4に示すように、書込元データテーブルに記憶される書込元データも、制御用PC2からRFIDリーダライタ4へのコマンドに合わせて、USERエリアに書き込むデータと、UIIエリアに書き込むデータと、RESERVEDエリアに書き込むデータとによって構成される。
また、制御用PC2の記憶装置には、データ書込みに係るログ(履歴情報)が記憶される。ログには、データを書き込んだRFIDタグのシリアル番号に対して、データを書き込んだエリアや、書込済みデータの検証結果などが紐付けして蓄積記憶される。
このように、制御用PC2は、RFID書込プログラムの実行中は、QRコードリーダ3からのシリアル番号の入力を契機として、当該シリアル番号に紐付けられた書込元データをRFIDタグ10に書き込むようRFIDリーダライタ4を制御する。このため、本実施例では、図3に示すように、RFIDタグ10をRFIDリーダライタ4の筐体の上(通信可能範囲)に配置して、当該RFIDタグ10のQRコード14をQRコードリーダ3で読み取れば、当該RFIDタグ10に書き込むべき書込元データが、当該RFIDタグ10に瞬時に書き込まれることとなる。
制御用PC2は、RFID書込プログラムの実行中に、図3に示すように、ディスプレイ6に、ユーザインタフェースとして設定操作画面7を表示する。設定操作画面7では、使用者にRFIDタグ10へのデータ書込みに関する各種の情報が表示されるとともに、使用者は設定操作画面7を介してデータ書込みに関する各種設定を行うことができる。
図5は、設定操作画面7の一表示例を示したものである。詳述すると、まず、設定操作画面7の上部の読取データ表示部20には、QRコードリーダ3から入力されたデータ、すなわち、RFIDタグ10のQRコード14から読み取ったシリアル番号が表示される。また、書込対象選択部21は、使用者がデータの書込対象エリアを選択する箇所であり、UII、USER、RESERVEDの各エリアのうち、使用者がチェックを入れたエリアが書込対象エリアとして設定される。すなわち、本発明に係る書込エリア選択手段は、制御用PC2によって実現される。なお、書込対象エリアは複数選択可能である。書込元データ表示部22には、QRコードリーダ3から入力されたシリアル番号に紐付けされた書込元データが、エリア毎に表示される。ロック条件設定部23は、使用者が、データ書込後のロック条件を設定する箇所であり、「LOCK解除」、「永久LOCK解除」、「LOCK」、「永久LOCK」の4種類の条件を、書込対象エリア毎に設定できる。書込元データテーブル表示部24には、制御用PC2の記憶装置に取り込んだ書込元データテーブルのファイル名が表示される。ログ出力先表示部25は、設定されたログ出力先が表示される。設定操作画面7の下部の操作案内部26には、操作に使用するファンクションキーの機能案内が表示される。具体的には、「F2」キーの操作により、書込対象のRFIDタグ10のシリアル番号と書込元データを記憶する書込元データテーブルを、外部から取り込ませることができる。また、「F6」キーの操作により、RFID書込プログラムを終了させることができる。そして、「F10」キーの操作により、ログ出力先を指定することができる。
図6は、RFID書込プログラムの制御処理を示すフローチャートである。かかる制御処理は、RFID書込プログラムが終了するまで、繰り返し実行される。なお、図6のフローチャートにおいて、本発明に係る識別情報取込ステップは、ステップS9,S10により主に実現される。また、本発明に係る書込元データ抽出ステップは、ステップS11により主に実現される。また、本発明に係るデータ書込ステップは、ステップS13〜S18により主に実現される。また、本発明に係るデータ読取ステップ及び書込検証ステップは、ステップS19により主に実現される。
RFID書込プログラムの制御処理について詳述すると、図6に示すように、かかる制御処理では、まず、書込みの設定に係る一連の処理を実行する(S1〜S8)。具体的には、書込元データテーブルの取込みを要求する操作がなされた場合には、書込元データテーブルを取り込むための処理を実行する(S1,S2)。また、書込対象エリアを変更するための操作がなされた場合には、当該操作にしたがって書込対象エリアを変更する(S3,S4)、そして、ロック条件を変更するための操作がなされた場合には、当該操作にしたがってロック条件を変更する(S5,S6)。さらに、ログの出力先を変更するための操作がなされた場合には、当該操作にしたがってログの出力先を変更する(S7,S8)。
続いて、RFID書込プログラムでは、QRコードリーダ3からRFIDタグ10のシリアル番号が入力されているか否かを判定し(S9)、シリアル番号が入力されている場合には、当該シリアル番号の取込みを実行して(S10)、当該シリアル番号に基づいて、RFIDタグ10にデータを書き込む一連の処理を実行する(S11〜S22)。具体的には、まず、書込元データテーブルから当該シリアル番号に紐付けされた書込元データを抽出して(S11)、当該シリアル番号と、抽出した書込元データとを設定操作画面7に表示する(S12)。次に、RFIDリーダライタ4を制御して、抽出した書込元データをRFIDタグ10の書込対象エリアに書き込む(S13〜S18)。具体的には、USER、UII、RESERVEDの3つのエリアの夫々について、書込対象エリアに設定されているか否かを順番に判定して、書込対象エリアであると判定したエリアについては、当該エリアの書込元データを通信可能範囲に配置されたRFIDタグ10に書き込むよう、RFIDリーダライタ4にコマンドを送信する。
そして、各書込対象エリアへの書込終了後は、書込済みデータの検証を行う(S19)。具体的には、書き込んだデータをRFIDタグ10の書込対象エリアから読み取るよう、RFIDリーダライタ4にコマンドを送信し、さらに、RFIDリーダライタ4が読み取ったデータが、ステップS13〜S18で書き込んだ書込元データと一致するか否かを判定して、当該判定結果に基づいてデータが正常に書き込まれたか否かを検証する。そして、検証結果が正常であったか否かを判定し(S20)、正常でないと判定した場合には、設定操作画面7にエラーメッセージを表示してから(S21)、今回の書込みに関するログを出力する(S22)。正常であると判定した場合は、エラーメッセージを表示せずにログを出力する(S22)。なお、書込済みデータの検証結果が正常でないと判定した場合は、自動的にデータの再書込みを試みるようにしてもよい。
そして、最後にRFID書込プログラムを終了するための操作がなされたか否かを判定して(S23)、当該操作がなされたと判定した場合は、RFID書込プログラムを終了し、また、当該操作がなされていないと判定した場合は、ステップS1から処理を繰り返す。
以上のように、本実施例のRFID書込システム1は、各RFIDタグ10の書込元データを、各RFIDタグ10のシリアル番号と紐付けした書込元データテーブルを備え、QRコードリーダ3でRFIDタグ10の表面に付されたシリアル番号を光学的に読み取ると、当該シリアル番号に紐付けされた書込元データを、通信可能範囲に配置されたRFIDタグ10のICチップ17に書き込むよう構成される。ここで、書込元データテーブルには、識別情報以外のデータを記憶するUSERエリアやRESERVEDエリアへの書込元データも、シリアル番号と紐付けられて記憶されているため、本実施例にあっては、識別情報以外のデータを書き込むエリアにも、他のタグのデータと取り違えることなく、データを適切に書き込むことができる。また、本実施例では、QRコードリーダ3によるシリアル番号の読取りを契機として、UIIエリア、USERエリア、及びRESERVEDエリアの3つにデータが書き込まれるため、従来構成に比べて、RFIDタグにデータを効率的に書き込むことができる。
また、本実施例では、設定操作画面7の書込対象選択部21にチェックを入れることで、RFIDタグ10の書込対象エリアを使用者が選択可能となっている。RFIDタグの用途によっては、USERエリアやRESERVEDエリアへのデータの書込みが不要な場合もあるため、かかる構成によれば、様々な用途のRFIDタグに、適切にデータを書き込むことができる。
また、本実施例では、制御用PC2からRFIDリーダライタ4に対して、RFIDタグ10にデータの書込みを指示するコマンドを、RFIDタグ10のエリア毎に個別に送信している。かかる構成によれば、RFIDリーダライタ4に汎用品を採用できるため、書込システム1を低廉に実現可能となる。
また、本実施例に係るRFID書込プログラムによれば、RFIDタグ10の書込対象エリアにデータを書き込んだ直後に、当該データを当該書込対象エリアから読み取って、読み取ったデータが書込元データと一致するか否かを判定することとなる。このため、本実施例にあっては、書込エラーとなったRFIDタグの除去や再書込みを、その場で効率的に行うことができる。
なお、図1に示すRFIDタグ10は、本実施例の書込システム1の書込対象の典型例に過ぎず、本実施例の書込システム1が書込対象とするRFIDタグは、図1の構成に限定されるものではない。例えば、図1のRFIDタグ10の構成を、透明樹脂板11にQRコード14を直接マーキングするよう変更したものや、透明樹脂板11にステッカー13を埋設するよう変更したものも、本実施例の書込システム1の書込対象となり得る。また、図1のRFIDタグ10の構成を、透明樹脂板11の表面にRFIDインレット12を貼付するよう変更したものや、透明樹脂板11を不透明な基材に変更したものも、本実施例の書込システム1の書込対象となり得る。
また、本実施例の書込システム1の書込対象には、物品に装着した後のRFIDタグも含まれ得る。ここで、物品に装着した後のRFIDタグを書込対象とする場合には、光学認識可能な識別情報が、RFIDタグでなく、当該装着物品に付されていても同様の効果を期待できる。例えば、図7は、業務書類を挟むクリアフォルダFである。かかるクリアフォルダFには、業務書類の所在管理を目的としてシート状のRFIDタグ10aとステッカー13aが貼付される。図1のRFIDタグ10と同様に、ステッカー13aには、シリアル番号が数字とQRコード14aで印刷される。このように、クリアフォルダFに貼付されたRFIDタグ10aが、本実施例の書込システム1の書込対象である場合には、図7に示すように、QRコード(識別情報)14aがRFIDタグ10aに貼付されていなくても、RFIDタグ10aとQRコード14aを確実に対応付けできるため、書き込むデータを取り違えることなく、当該RFIDタグ10aにデータを書き込むことができる。
以上に、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例の形態に限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。例えば、上記実施例では、RFIDタグ10に光学コード(QRコード14)で記録された識別情報(シリアル番号)を、QRコードリーダ3で読み取って制御用PC2に出力するよう構成されているが、光学コードを撮像装置で撮影した画像を制御用PC2に出力して、制御用PC2にインストールした光学コード読取プログラムで当該光学コードに記録された識別情報をデコードする構成としてもよい。また、本発明に係る光学情報読取手段は、RFIDタグ10にOCR文字等で記録された識別情報を光学的読み取るものであってもよい。
また、上記実施例の書込システム1は、ハンディタイプのQRコードリーダ3と、据置型のRFIDリーダライタ4とを具備しているが、RFIDリーダライタ4の周辺にQRコードリーダ3を据え付けて、RFIDリーダライタ4の通信可能範囲にRFIDタグ10を配置した時に、当該RFIDタグ10のQRコード14を、QRコードリーダ3が自動的に読み取るように構成してもよい。また、QRコードリーダ3及びRFIDリーダライタ4を、両機能を具備する一台の装置で実現してもよい。
1 RFIDタグ書込システム
2 制御用PC(書込制御手段)
3 QRコードリーダ(光学情報読取手段)
4 RFIDリーダライタ(RFID書込手段)
6 ディスプレイ
7 設定操作画面
10,10a RFIDタグ
11 透明樹脂板
12 RFIDインレット
13,13a ステッカー
14,14a QRコード(識別情報)
20 読取データ表示部
21 書込対象選択部
22 書込元データ表示部
23 ロック条件設定部
24 書込元データテーブル表示部
25 ログ出力先表示部
26 操作案内部

Claims (5)

  1. 書込制御手段と、
    書込制御手段からの指示により、通信可能範囲にあるRFIDタグのICチップに所要のデータを書き込むRFID書込手段と、
    書込対象の各RFIDタグ又は、該RFIDタグが装着された各物品に光学認識可能な形態で付された識別情報と、書込対象の各RFIDタグに書き込む書込元データとを紐付けしたデータベースを記憶するデータベース記憶手段と、
    前記識別情報を光学的に読み取って、読み取った識別情報を書込制御手段に出力する光学情報読取手段と
    を備え、
    書込制御手段は、光学情報読取手段から前記識別情報が入力されると、前記データベースから当該識別情報に紐付けられた書込元データを抽出し、RFID書込手段に対して、抽出した書込元データを通信可能範囲にあるRFIDタグのICチップに書き込むよう指示することを特徴とするRFIDタグ書込システム。
  2. 書込対象のRFIDタグのICチップは、識別情報を記憶する識別情報記憶エリアと、識別情報以外のデータを記憶する非識別情報記憶エリアとを備え、
    前記データベースに記憶される書込元データは、各RFIDタグの識別情報記憶エリアに書き込むデータと、非識別情報記憶エリアに書き込むデータとからなり、
    書込制御手段は、RFID書込手段に対して、RFIDタグのICチップの識別情報記憶エリアへのデータ書込みと、同RFIDタグのICチップの非識別情報記憶エリアへのデータ書込みとを、個別に指示可能なものであることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ書込システム。
  3. 書込制御手段がRFID書込手段に書込元データの書込みを指示する記憶エリアを、使用者に選択可能とする書込エリア選択手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のRFIDタグ書込システム。
  4. コンピュータに、
    書込対象の各RFIDタグ又は、該RFIDタグが装着された各物品に光学認識可能な形態で付された識別情報を、光学コードリーダを介して取り込む識別情報取込ステップと、
    識別情報取込ステップで前記識別情報を取り込むのを契機として、書込対象の各RFIDタグに書き込む書込元データと前記識別情報とを夫々紐付けしたデータベースから、取り込んだ前記識別情報に対応する書込元データを抽出する書込元データ抽出ステップと、
    書込元データ抽出ステップで書込元データを抽出するのを契機として、当該書込元データを、RFIDリーダライタの通信可能範囲にあるRFIDタグのICチップに書き込むよう当該RFIDリーダライタを制御するデータ書込ステップと
    を実行させるためのプログラム。
  5. さらに、前記コンピュータに
    データ書込ステップで、RFIDタグのICチップに書き込んだデータを、当該RFIDタグから読み取るよう、RFIDリーダライタを制御するデータ読取ステップと、
    データ読取ステップで読み取ったデータが、データ書込ステップで書き込んだ書込元データと整合しているか否かを判定する書込検証ステップと
    を実行させるための請求項4に記載のプログラム。
JP2018228646A 2018-12-06 2018-12-06 Rfidタグ書込システム及びプログラム Active JP7267572B2 (ja)

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