JP2020091451A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザが収容容器を手回しすることで搬送路からトナーが溢れてしまう。【解決手段】 トナー収容容器駆動モータ604によってトナー収容容器Tを回転していない状態で収容容器回転検知センサ203によりトナー収容容器Tの回転が検知された場合、トルク制御部603がトナー収容容器駆動モータ604のショートブレーキをオンする。【選択図】 図6
Description
本発明は、収容容器から現像器へトナーを搬送する搬送部材の駆動制御に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体上に形成された静電潜像を、現像器内のトナーを用いて現像することによって画像を形成する。現像器内に蓄積できるトナーの量には限りがあるので、画像形成装置に着脱可能な収容容器から現像器へ適宜トナーが補給される。
収容容器内のトナーの量にも限りがあるので、収容容器内にトナーがなくなると、収容容器から現像器へトナーが補給できなくなる。そのため、収容容器内のトナーがなくなった場合、画像形成装置は収容容器の交換をユーザに通知する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、装着された収容容器をユーザが手回ししないように、収容容器にアクセスするために開閉される扉部にロック機構を有する。
しかしながら、例えば、収容容器が交換された後に扉部が開放された状態でユーザが誤って装着された収容容器を回転させてしまう可能性がある。この場合、収容容器から搬送路へトナーが流入してし、搬送路からトナーが溢れて画像形成装置の内部をトナーが汚してしまう。
そこで、本発明の目的は、ユーザが収容容器を回したことで、搬送路からトナーが溢れることを抑制することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、トナーを収容した収容容器が着脱可能な画像形成装置であって、前記トナーが補給される現像器を有し、前記現像器の中の前記トナーを用いてシートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成装置に装着された前記収容容器を回転するモータと、前記収容容器の回転を検知する回転検知手段と、前記現像器の前記トナーを検知するトナー検知手段と、前記トナー検知手段の検知結果に基づいて前記モータを制御し、前記収容容器から前記現像器へ前記トナーを補給する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記モータによって前記収容容器を回転していない状態で前記回転検知手段により前記収容容器の回転が検知された場合、前記モータのショートブレーキをオンすることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが収容容器を回したことで、搬送路からトナーが溢れることを抑制できる。
(画像形成装置の全体構成)
図1は、本実施形態の画像形成装置200の概略断面図である。この画像形成装置200は、それぞれ異なる色の画像を形成するための画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを備える。画像形成部Paは、イエローのトナー像を形成する。画像形成部Pbは、マゼンタのトナー像を形成する。画像形成部Pcは、シアンのトナー像を形成する。画像形成部Pdは、ブラックのトナー像を形成する。画像形成装置200は、各々異なる色の現像剤(本実施形態ではトナー)を収容するトナー収容容器Ta、Tb、Tc、Tdが着脱自在に設けられる。トナー収容容器Taは、イエローのトナーを収容し、画像形成部Paにイエローのトナーを補給する。トナー収容容器Tbは、マゼンタのトナーを収容し、画像形成部Pbにマゼンタのトナーを補給する。トナー収容容器Tcは、シアンのトナーを収容し、画像形成部Pcにシアンのトナーを補給する。トナー収容容器Tdは、ブラックのトナーを収容し、画像形成部Pdにブラックのトナーを補給する。以降の説明において、色別に説明する場合には符号末尾にa、b、c、dを付し、色別に説明しない場合には符号末尾のa、b、c、dを付さない。
図1は、本実施形態の画像形成装置200の概略断面図である。この画像形成装置200は、それぞれ異なる色の画像を形成するための画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを備える。画像形成部Paは、イエローのトナー像を形成する。画像形成部Pbは、マゼンタのトナー像を形成する。画像形成部Pcは、シアンのトナー像を形成する。画像形成部Pdは、ブラックのトナー像を形成する。画像形成装置200は、各々異なる色の現像剤(本実施形態ではトナー)を収容するトナー収容容器Ta、Tb、Tc、Tdが着脱自在に設けられる。トナー収容容器Taは、イエローのトナーを収容し、画像形成部Paにイエローのトナーを補給する。トナー収容容器Tbは、マゼンタのトナーを収容し、画像形成部Pbにマゼンタのトナーを補給する。トナー収容容器Tcは、シアンのトナーを収容し、画像形成部Pcにシアンのトナーを補給する。トナー収容容器Tdは、ブラックのトナーを収容し、画像形成部Pdにブラックのトナーを補給する。以降の説明において、色別に説明する場合には符号末尾にa、b、c、dを付し、色別に説明しない場合には符号末尾のa、b、c、dを付さない。
画像形成部Pa〜Pdは同様の構成である。なお、画像形成装置200は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像に限定されるものではなく、他の色のトナー像を形成する画像形成部を備えていてもよい。画像形成部Pは、感光体1、帯電器2、現像器100、及びドラムクリーナ6を備える。画像形成部Pの周囲には、露光器3及び一次転写部4が設けられる。
感光体1は、ドラム形状の金属ローラの表面に感光層を備える像担持体である。感光体1は、矢印A方向に回転する。帯電器2は、感光体1の表面を一様に帯電させる。表面が帯電した感光体1は、対応する色の画像を表す画像データに基づいて露光器3から照射されるレーザ光により走査される。これにより感光体1の表面に対応する色の画像の静電潜像が形成される。
現像器100は非磁性トナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤が収容される。現像器100は静電潜像をトナーにより現像することで、感光体1にトナー像を形成する。現像器100は、現像器100内に収容された現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ80(図5)を備える。現像器100内に収容された現像剤のトナー濃度とは、現像剤の重量に対するトナーの重量の割合(重量比率とも呼ばれる。)である。つまり、トナー濃度センサ80(図5)は、現像器100内のトナーの量を検知する。トナー濃度センサ80(図5)により検知されたトナー濃度が目標トナー濃度よりも低下した場合、現像器100にはトナー収容容器Tからトナーが補給される。
画像形成部Pa〜Pdの上部には中間転写ベルト7が設けられる。一次転写部4a〜4dは、中間転写ベルト7を挟んで画像形成部Pa〜Pdに対向する位置に設けられる。各画像形成部Pa〜Pdの感光体1a〜1dと一次転写部4a〜4dとの間には一次転写ニップ部が形成される。中間転写ベルト7は、一次転写ニップ部を通過する際に感光体1a〜1dに形成されたトナー像が転写される。転写後に感光体1a〜1dに残るトナーは、ドラムクリーナ6a〜6dにより除去される。感光体1a〜1d上のトナー像が順次重ねて転写されることによって中間転写ベルト7にはフルカラーの画像が担持される。
中間転写ベルト7は、二次転写内ローラ8、従動ローラ17、第1テンションローラ18、及び第2テンションローラ19に掛け回される無端ベルトである。中間転写ベルト7は、二次転写内ローラ8の回転に応じて矢印B方向に回転する。これによって、中間転写ベルト7上に転写されたトナー像は、矢印B方向に搬送される。中間転写ベルト7を挟んで二次転写内ローラ8に対向する位置には、二次転写ローラ9が配設される。二次転写内ローラ8と二次転写ローラ9との間には転写ニップ部である二次転写部T2が形成される。中間転写ベルト7上のトナー像とシートSとが二次転写部T2を通過する際に、中間転写ベルト7上のトナー像がシートSに転写される。転写後に中間転写ベルト7に残ったトナーは、ベルトクリーナ11により除去される。
シートSは、カセット部60に収納されており、中間転写ベルト7に形成されたトナー像が二次転写部T2に搬送されるタイミングに合わせて、二次転写部T2へ搬送される。カセット部60に収納されるシートSは、給紙ローラ61により給紙され、搬送パスを通ってレジストレーションローラ対62に向けて搬送される。レジストレーションローラ対62は、シートSが二次転写部T2において中間転写ベルト7上のトナー像と接触するタイミングで、シートSを搬送する。
二次転写部T2でトナー像が転写されたシートSは定着器13に搬送される。定着器13は、熱源となるヒータを備えた定着ローラと加圧ローラとを備える。定着器13は、定着ローラと加圧ローラとの定着ニップ部を通過するシートSに圧力と熱を与えて、シートS上にトナー像を定着させる。トナー像が定着されたシートSは排紙ローラ対64により排紙トレイ63に排出される。制御基板600は、画像形成装置200の各部の動作を制御する。
図4は画像形成装置200を側面から観測したときの前扉620と前扉開閉検知センサ621の模式図である。前扉開閉検知センサ621は、例えば、発光部と受光部とを有する光学センサである。前扉開閉検知センサ621は、受光部の受光量が閾値より以上である場合に前扉620が開状態であることを示す信号を出力し、受光部の受光量が閾値未満である場合に前扉620が閉状態であることを示す信号を出力する。ユーザやサービスマンが前扉620を開放することによって前扉620の突起部が前扉開閉検知センサ621の光路を遮断する位置から退避する。これによって、前扉開閉検知センサ621は開状態であることを示す信号を制御基板600へ出力する。
(トナー収容容器)
図2は、トナー収容容器Tの要部断面図である。図2(a)は、画像形成装置200の装着部に装着されるトナー収容容器Tの要部拡大図である。図2(b)及び図2(c)は、装着部に装着されるトナー収容容器Tのキャップ部222内の構造を示す要部断面図である。
図2は、トナー収容容器Tの要部断面図である。図2(a)は、画像形成装置200の装着部に装着されるトナー収容容器Tの要部拡大図である。図2(b)及び図2(c)は、装着部に装着されるトナー収容容器Tのキャップ部222内の構造を示す要部断面図である。
トナー収容容器Tは、トナーを収容する収容部207、トナー収容容器駆動モータ604から回転駆動力が伝達される駆動伝達部206、トナーを排出する排出口211を有する排出部212を備える。さらにトナー収容容器Tは、排出部212内のトナーを排出口211から排出するためのポンプ部210、ポンプ部210を伸縮させる往復動部材213を備える。駆動伝達部206は、凸部220(所定部分)とカム溝214を有する。カム溝214は、トナー収容容器Tの駆動伝達部206が回転する回転方向において駆動伝達部206の一周に亘って形成されている。
駆動伝達部206に形成されたカム溝214及び凸部220は、駆動伝達部206と一体に回転する。トナー収容容器駆動モータ604が駆動ギアを介してトナー収容容器Tの駆動伝達部206に回転駆動力を伝達することによって、トナー収容容器Tの駆動伝達部206及び駆動伝達部206に連結された収容部207が回転する。収容部207の内部には、螺旋状に凸部205が形成されており、収容部207の回転に伴って収容部207内のトナーを排出口211に向けて搬送する。
キャップ部222は、装着部によって回転が規制されているので、駆動伝達部206が回転したとしても回転しない。排出口211、ポンプ部210、往復動部材213もキャップ部222とともに回転しないように規制される。排出口211、ポンプ部210、往復動部材213は、駆動伝達部206が回転したとしても回転しない。
キャップ部222の内側には駆動伝達部206が回転することによって往復動部材213が回転することを規制する回転規制溝が形成される。往復動部材213は回転規制溝に係合される。さらに、往復動部材213は、ポンプ部210に接続されると共に、不図示の爪部が駆動伝達部206のカム溝214に係合する。これにより、駆動伝達部206が回転することに応じて、往復動部材213が回転することを規制された状態で往復動部材213がカム溝214に沿って移動する。そのために往復動部材213は、矢印X方向(トナー収容容器Tの長手方向)に往復動する。
往復動部材213は、ポンプ部210と連結されている。往復動部材213が往復動することによってポンプ部210は伸長と圧縮を交互に繰り返す。往復動部材213が矢印X方向に移動することによりポンプ部210が伸長する。そして、ポンプ部210が伸長することによりトナー収容容器Tの内圧が低下し、排出口211から空気が吸い込まれ、排出部212内のトナーを解す。次に、往復動部材213が矢印X方向と逆方向に移動することによりポンプ部210が圧縮する。そして、ポンプ部210が圧縮することによりトナー収容容器Tの内圧が上昇し、排出口211に堆積したトナーが排出口211からトナー搬送路を通って現像器100に供給される。
キャップ部222は、トナー収容容器Tの装着方向(矢印M方向)の奥側に突起222aを有する。画像形成装置200に設けられている収容容器有無検知センサ221は、トナー収容容器Tが装着部に装着されたことを検出する。トナー収容容器Tが装着部(不図示)に装着された場合、収容容器有無検知センサ221がキャップ部222の突起222aを検出する。収容容器有無検知センサ221は、突起222aが検出された場合に、トナー収容容器Tが装着されていることを示す信号をASIC602(図5)に出力する。
さらに、キャップ部222は、排出口211を封止するシール部材222bを備えている。このシール部材222bにより排出口211が封止されていれば、トナー収容容器T内のトナーが排出口211から漏れ出すことを防止できる。なお、トナー収容容器Tが装着部に装着される前にユーザがシール部材222bを除去することによって、トナー収容容器Tの排出口211が開放される。
(トナー補給機構)
次に、図3は、トナー収容容器Tとトナー搬送路30の部分概略図である。図3には画像形成装置の装着部(不図示)に装着されたトナー収容容器T、トナーを搬送するトナー搬送路30の他に現像器100も描かれている。
次に、図3は、トナー収容容器Tとトナー搬送路30の部分概略図である。図3には画像形成装置の装着部(不図示)に装着されたトナー収容容器T、トナーを搬送するトナー搬送路30の他に現像器100も描かれている。
トナー搬送路30は、トナー収容容器Tが装着された際に、トナー収容容器Tの排出口211と連通し、トナー収容容器Tから排出されたトナーを受入れるためのトナー搬送路受入れ口73を有している。トナー収容容器Tからのトナーは、排出口211からトナー搬送路受入れ口73を通してトナー搬送路30へと供給され、そこから現像器100へ搬送される。
また、トナー搬送路30には、トナー搬送路30内に供給されたトナー量を検出する搬送路トナー検知センサ33と、現像器100へトナーを搬送するための搬送路スクリュー29と、現像器100と連通している。トナー搬送路30から排出されたトナーを受入れるための現像器トナー受入れ口74を有している。なお、搬送路スクリュー29は、トナーを搬送できる搬送部材であれば、本実施形態の構成に限定されない。
トナー収容容器Tは、トナー収容容器駆動モータ604から駆動ギア列を介して回転駆動力が伝達され、セットされた状態にあるトナー収容容器Tに対し回転駆動力を付与している。収容容器回転検知センサ203は、光学式センサ203aとトナー収容容器Tの回転位相180°の位置に2か所設けられた収容容器回転検知フラグ203bとによって構成され、トナー収容容器Tが1/2回転する毎にセンサをONして回転を検知する。そして、トナー収容容器Tは収容容器回転検知センサ203位置を基準として1/2回転する毎に排出口211からトナーを排出する。
図3(a)は、トナー収容容器Tの回転位相がホームポジションとなる標準回転位相と異なっている状態を示している。図3(b)は、トナー収容容器Tの回転位相が標準回転位相となっている状態を示している。トナー補給動作を行う際は、図3(b)に示すように、光学式センサ203aに収容容器回転検知フラグ203bが検知された状態からトナー収容容器Tの回転が開始される。トナー収容容器Tを180°回転させ、光学式センサ203aが他方の収容容器回転検知フラグ203bを検知したことに応じて、トナー収容容器Tの回転が停止される。
(制御基板)
図5は画像形成装置200の制御ブロック図である。ここではイエローの現像器100aへのトナー補給を行う構成について説明する。そのため、制御基板600は、イエローのトナー収容容器Ta、イエローの現像器100aへのトナー補給動作を制御する構成を示している。なお、マゼンタ、シアン及びブラックの現像器(100b〜100d)へのトナー補給も同様の構成で行われる。
図5は画像形成装置200の制御ブロック図である。ここではイエローの現像器100aへのトナー補給を行う構成について説明する。そのため、制御基板600は、イエローのトナー収容容器Ta、イエローの現像器100aへのトナー補給動作を制御する構成を示している。なお、マゼンタ、シアン及びブラックの現像器(100b〜100d)へのトナー補給も同様の構成で行われる。
制御基板600は、現像器100aに設けられるトナー濃度センサ80aと接続されている。制御基板600は、トナー収容容器駆動モータ604、搬送路スクリュー駆動モータ605、現像スクリュー駆動モータ608と接続されている。
制御基板600は、画像形成装置200の制御を行うCPU601を備える。CPU601は、制御プログラムが格納されたROM611、ワークエリアとして機能するRAM612、搬送路トナー検知センサ33及びトナー濃度センサ80の検知結果であるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部610を備える。また、CPU601は、収容容器回転検知センサ203の検知結果のデジタル信号が入力されるI/O部613を備える。
CPU601は印刷ジョブが投入されると、現像スクリュー駆動モータ608を駆動させる。さらに、CPU601はトナー収容容器駆動モータ604をトナー濃度センサ80aの検知結果に基づいて回転駆動させ、トナー収容容器Tからトナー搬送路30aにトナーを排出する。なお、トナー収容容器駆動モータ604はDCモータである。トルク制御部603aはトナー収容容器駆動モータ604の駆動を停止させたり、トナー収容容器駆動モータ604のトルクを制御する。
また、CPU601は搬送路トナー検知センサ33aによってトナー搬送路30aにトナーが排出されたことを検知すると、搬送路スクリュー駆動モータ605を回転駆動させ、現像器100aにトナーを補給する。そして、CPU601は、収容容器回転検知センサ203がONしたことに応じて、トナー収容容器駆動モータ604を停止させる。トナー収容容器Tが180°回転する度に、トナー収容容器Tの残補給可能回数を示す寿命値Cが減少される。さらに、現像器100のトナー量CtdはCtd=Ctd+γのように補正される。ここで、γはトナー収容容器Tから現像器100に補給されるトナーの平均量を示す。
(手回し検知シーケンス)
図6は、手回し検知シーケンスを表したフローチャートである。
図6は、手回し検知シーケンスを表したフローチャートである。
CPU601は、一連のフローを画像形成装置200の電源投入後、スタンバイ状態において実施する。
まず、CPU601はステップS601にてRAM612に展開されている、手回しカウンタChの値を0で初期化する。手回しカウンタChは、回転検知センサ203aがトナー収容容器Tのフラグ203bを検知した検知回数を示す。
次に、CPU601はステップS602において前扉開閉検知センサ621の状態が開状態であった場合ステップS603に進み、閉状態であった場合はステップS606に進む。
次に、ステップS603において、収容容器回転検知センサ203がON状態からOFFを検知した後に再びONを検知した場合にステップS604に進み手回しカウンタChに1加算する。(図6では「収容容器回転検知センサ203が変化した」と表記)そうでない場合はステップS602に戻る。
次に、ステップS605においてトナー収容容器駆動モータ604aのショートブレーキをオンしてトナー収容容器Tの回転駆動トルクをUpし、トナー収容容器Tをロックする。これにより、トナー収容容器Tは通常の補給制御と同じ回転位相の位置で停止した状態となり、手回しによってトナー収容容器Tから流入するトナー量は通常の補給制御で流入するトナー量と同じになる。
次に、ステップS602にて前扉開閉検知センサ621が閉状態を検知した場合、S606にてトナー収容容器駆動モータ604aのショートブレーキをオフし、S607にてジョブの投入を判断する。ジョブが投入された場合はこのフローチャートを終了し、ジョブが投入されていない場合はS602の判断に戻る。
一方、S602において前扉開閉検知センサ621の状態が開であった場合、ドア開状態であると判断し、S603にて収容容器回転検知センサ203の状態の監視を継続する。
(プリントシーケンス)
図7は画像形成装置200がジョブを投入された場合にCPU601が実施するフローチャートである。ジョブが投入されると、CPU601はS701において通常準備動作を実施する。通常準備動作とは、画像形成装置200を、プリント可能な状態にする動作を意味しており、画像形成部Pの感光体1、帯電器2、現像器100の駆動・高圧負荷の動作を開始させると共に、定着器13の加圧・加熱動作を開始する。
図7は画像形成装置200がジョブを投入された場合にCPU601が実施するフローチャートである。ジョブが投入されると、CPU601はS701において通常準備動作を実施する。通常準備動作とは、画像形成装置200を、プリント可能な状態にする動作を意味しており、画像形成部Pの感光体1、帯電器2、現像器100の駆動・高圧負荷の動作を開始させると共に、定着器13の加圧・加熱動作を開始する。
次にS702において、CPU601はRAM612に展開された手回しカウンタCが0より大きいか否かを判断する。0より大きい場合は、ユーザによって手回しされたと判断し、S703にて手回し後準備動作を実施した後、S704のプリント動作を行う。一方、手回しカウンタCが0以下の場合は、即座にS704のプリント動作を実施する。なお、S703の手回し後準備動作については図8を用いて後述する。その後、後回転動作S705を実施することで各負荷を停止させた後、本フローチャートを終了する。
(手回し後準備動作シーケンス)
図8は図7における手回し後準備動作S703の詳細を示したフローチャートで、CPU601によって実行される。S801においてRAM612に展開された、トナー収容容器の残補給可能回数を示す寿命値Caの値をCa=Ca−Chのように更新する。これは手回しによって消費されたトナー量を、寿命値から減算することを意味している。次にS802において現像器内トナー量CtdをCtd=Ctd+Ch×αのように補正する。なお、αは1回の手回しで流入するトナー流入予測値を表す。次に、S803において、手回しカウンタCの回数が10よりも大きかった場合は、現像器100内のトナー量が過多であると判断する。
図8は図7における手回し後準備動作S703の詳細を示したフローチャートで、CPU601によって実行される。S801においてRAM612に展開された、トナー収容容器の残補給可能回数を示す寿命値Caの値をCa=Ca−Chのように更新する。これは手回しによって消費されたトナー量を、寿命値から減算することを意味している。次にS802において現像器内トナー量CtdをCtd=Ctd+Ch×αのように補正する。なお、αは1回の手回しで流入するトナー流入予測値を表す。次に、S803において、手回しカウンタCの回数が10よりも大きかった場合は、現像器100内のトナー量が過多であると判断する。
二成分現像剤を用いる画像形成装置では、一般的に、トナー粒子とキャリア粒子の混合比によりトナー粒子の帯電量は変化し、トナー粒子の比率が小さくなるに従ってトナー粒子の帯電量が増加する。トナー粒子の帯電量が増加すると、一定の電荷潜像に付着するトナー粒子は減少し、その逆に、トナー粒子の帯電量が減少すると、一定の電荷潜像に付着するトナー粒子は増加する。よって、現像器内のトナー量が増えるに従い、画像濃度が濃くなる。
その為、画像濃度の低下を目的として、S804においてトナー掃出し動作を実施する。トナー掃出し動作とは、現像器内のトナー量を減らすために感光体上に一様のトナー像を形成させ、現像器100からトナーを排出する動作である。
なお、手回しカウンタCの閾値10は、手回しによって流入するトナー量と、トナーが流入した際の画像濃度変化を実験的に求めた上で、許容範囲を上回る画像濃度変化が予測されるトナー流入量に該当する手回し回数とした。
一方、S803においてカウンタの値が10よりも小さい場合は、S806に進み、手回しカウンタの値が3よりも大きい場合は、S807において現像器空回転動作を実施する。ここでは、現像器100内のトナー分布のむらを低減させるために、現像器100の高圧負荷を停止した状態で、現像スクリュー駆動モータ608を駆動させる。その後S808において現像器空回転動作の終了を判断し、フローチャートを終了する。上記のように、手回し回数、すなわちトナーの流入量に応じた、調整処理を行うことで、現像能力を一定に保つことが可能である。
以上のように、トナー収容容器の手回しを検知した場合は、トナー収容容器駆動モータ604の回転駆動トルクをUpさせトナー収容容器Tをロックする。これにより、手回しによって流入するトナー量と、手回しによるトナー流入量予測値とのズレが無くなり、トナー収容容器T内のトナー残量予測値や現像器100内のトナー濃度の補正精度を向上することができる。
また、本実施例ではトナー収容容器駆動モータ604にDCモータを用いた構成としたが、ステッピングモータを用いた構成であっても、励磁電流増やニ相励磁でホールドすることで回転駆動トルクをUpし、同様の効果が得られる。
P 画像形成部
T トナー収容容器
80 トナー濃度センサ
100 現像器
203 収容容器回転検知センサ
601 CPU
603 トルク制御部
604 トナー収容容器駆動モータ
T トナー収容容器
80 トナー濃度センサ
100 現像器
203 収容容器回転検知センサ
601 CPU
603 トルク制御部
604 トナー収容容器駆動モータ
Claims (2)
- トナーを収容した収容容器が着脱可能な画像形成装置であって、
前記トナーが補給される現像器を有し、前記現像器の中の前記トナーを用いてシートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成装置に装着された前記収容容器を回転するモータと、
前記収容容器の回転を検知する回転検知手段と、
前記現像器の前記トナーを検知するトナー検知手段と、
前記トナー検知手段の検知結果に基づいて前記モータを制御し、前記収容容器から前記現像器へ前記トナーを補給する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記モータによって前記収容容器を回転していない状態で前記回転検知手段により前記収容容器の回転が検知された場合、前記モータのショートブレーキをオンすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記収容容器を着脱するために開閉される扉と、
前記扉の開閉を検知する開閉検知手段と、をさらに有し、
前記制御手段は、前記モータのショートブレーキをオンした状態で前記開閉検知手段により前記扉が閉じられたことを検知した後に、前記モータのショートブレーキをオフすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018230246A JP2020091451A (ja) | 2018-12-07 | 2018-12-07 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018230246A JP2020091451A (ja) | 2018-12-07 | 2018-12-07 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020091451A true JP2020091451A (ja) | 2020-06-11 |
Family
ID=71013781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018230246A Pending JP2020091451A (ja) | 2018-12-07 | 2018-12-07 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020091451A (ja) |
-
2018
- 2018-12-07 JP JP2018230246A patent/JP2020091451A/ja active Pending
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