JP2020089170A - 電駆動モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】体格が大きくなることを抑制できる電駆動モジュールを提供すること。【解決手段】電駆動モジュール100は、モータ構成要素23〜25と、モータ構成要素のモータシャフト23に直交する方向においてモータ構成要素に積層配置された回路部12と、モータ構成要素を冷却するモータ水路21及び回路部を冷却する回路側冷却部13を含む冷却水路とを備えている。回路側冷却部は、回路部とモータ構成要素との間に配置された回路側水路13cと、回路側水路のモータ構成要素側に設けられた回路側流入口13a及び回路側流出口13bとを有している。そして、モータ水路は、モータ構成要素の周囲に設けられ、一部がモータ構成要素と回路側水路との間に配置され、回路側流出口と連通している。【選択図】図6
Description
本開示は、電駆動モジュールに関する。
従来、電駆動モジュールの一例として、特許文献1に開示された電気自動車用動力伝達装置がある。電気自動車用動力伝達装置は、モータ、インバータ、第1ギヤ減速機などを備えている。
ところで、従来技術ではないが、電駆動モジュールは、ハウジング内に、モータと電力変換回路とが収容され、且つ、モータの回転軸に直交する方向において、電力変換回路がモータに積層配置された構成が考えられる。また、モータや電力変換回路は、動作することで発熱する。このため、ハウジングには、モータと電力変換回路とを冷却するための冷却水が流れる水路が設けられた構成も考えられる。
しかしながら、電駆動モジュールは、上記のように電力変換回路とモータとが積層配置された構成で、モータと電力変換回路とを冷却するための水路をハウジングに設ける必要がある。このため、電駆動モジュールは、体格が大きくなる可能性がある。
本開示は、上記問題点に鑑みなされたものであり、体格が大きくなることを抑制できる電駆動モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本開示は、
モータ(23〜25)と、
モータの回転軸(23)に直交する方向においてモータに積層配置された、モータを駆動する電力変換回路(12)と、
モータと電力変換回路とを冷却する冷媒が流れる部位であり、モータを冷却するモータ側冷却部(21)と、モータ側冷却部と連通されモータ側冷却部よりも上流に配置された、電力変換回路を冷却する回路側冷却部(13)とを含む冷却水路と、
モータと電力変換回路とを一体的に収容し、且つ、冷却水路が設けられたハウジング(40)と、を備え、
回路側冷却部は、電力変換回路とモータとの間に配置された回路側水路(13c)と、回路側水路のモータ側に設けられた回路側水路への冷媒の入口(13a)及び回路側水路からの冷媒の出口(13b)と、を有し、
モータ側冷却部は、モータの周囲に設けられ、一部がモータと回路側水路との間に配置され、前記入口と前記出口の一方と連通していることを特徴とする。
モータ(23〜25)と、
モータの回転軸(23)に直交する方向においてモータに積層配置された、モータを駆動する電力変換回路(12)と、
モータと電力変換回路とを冷却する冷媒が流れる部位であり、モータを冷却するモータ側冷却部(21)と、モータ側冷却部と連通されモータ側冷却部よりも上流に配置された、電力変換回路を冷却する回路側冷却部(13)とを含む冷却水路と、
モータと電力変換回路とを一体的に収容し、且つ、冷却水路が設けられたハウジング(40)と、を備え、
回路側冷却部は、電力変換回路とモータとの間に配置された回路側水路(13c)と、回路側水路のモータ側に設けられた回路側水路への冷媒の入口(13a)及び回路側水路からの冷媒の出口(13b)と、を有し、
モータ側冷却部は、モータの周囲に設けられ、一部がモータと回路側水路との間に配置され、前記入口と前記出口の一方と連通していることを特徴とする。
このように、本開示は、回路側水路への冷媒の入口及び回路水路からの冷媒の出口が回路側水路のモータ側に設けられ、且つ、モータ側冷却部の一部がモータと回路側水路との間に配置されている。よって、本開示は、モータと電力変換回路との間で、モータ側冷却部と回路側冷却部とを連通させることができる。
このため、本開示は、モータと回路側水路との間にモータ側冷却部の一部を配置しつつ、モータと回路側水路との間ではない場所でモータ側冷却部と回路側冷却部とを連通する構成よりも、モータ側冷却部と回路側冷却部とを連通するための水路構成を簡素化できる。よって、本開示は、モータ側冷却部と回路側冷却部とを連通するための水路構成が複雑な場合よりも、体格が大きくなることを抑制できる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
以下において、図面を参照しながら、本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
なお、以下においては、互いに直交する3方向をX方向、Y方向、Z方向と示す。さらに、図2などにおけるY方向を示す矢印方向を上、反対方向を下とも称する。
(第1実施形態)
図1〜図9を用いて、本実施形態の電駆動モジュール100に関して説明する。本実施形態では、一例として、車両に搭載される電駆動モジュール100を採用する。電駆動モジュール100は、車両に搭載されて、電気によって車両の走行車輪を駆動するモジュールである。なお、車両は、動力源としてモータとエンジンとを備えたハイブリッド車や、動力源としてモータのみを備えた電気自動車を採用することができる。ここでのモータは、後程説明するモータ構成要素23〜25を含んでいる。
図1〜図9を用いて、本実施形態の電駆動モジュール100に関して説明する。本実施形態では、一例として、車両に搭載される電駆動モジュール100を採用する。電駆動モジュール100は、車両に搭載されて、電気によって車両の走行車輪を駆動するモジュールである。なお、車両は、動力源としてモータとエンジンとを備えたハイブリッド車や、動力源としてモータのみを備えた電気自動車を採用することができる。ここでのモータは、後程説明するモータ構成要素23〜25を含んでいる。
図1、図2、図3などに示すように、電駆動モジュール100は、主に、電力変換部10と、モータ部20と、ギヤ装置200とを備えている。また、電駆動モジュール100は、電力変換部10の構成要素及びモータ部20の構成要素を収容するハウジング40や、電力変換部10とモータ部20とを電気的に接続するための端子台50などを備えている。本実施形態は、一例として、ギヤ装置200を備えた電駆動モジュール100を採用している。しかしながら、本開示は、これに限定されず。つまり、電駆動モジュール100は、ギヤ装置200を備えていなくてもよい。
また、電駆動モジュール100は、電力変換部10とモータ部20に設けられた発熱部品を冷却するための冷媒が流れる冷却水路を備えている。冷却水路は、後程詳しく説明するが、回路側冷却部13、コンデンサ水路14c、モータ水路21などを含んでいる。回路側冷却部13とモータ水路21は、特許請求の範囲における冷却水路に相当する。また、本実施形態では、冷媒として冷却水を採用している。しかしながら、本開示は、これに限定されない。冷媒は、冷却水以外の液体であっても採用できる。
電駆動モジュール100は、電力変換部10によってモータ部20に含まれるロータ24を駆動する。そして、電駆動モジュール100は、ギヤ装置200を介してロータ24の回転を走行車輪に伝達して、走行車輪を回転させる。このようにして、電駆動モジュール100は、車両を走行させる。なお、図2、図3、図6では、電力変換部10とモータ部20の構成をわかりやすくするためにギヤ装置200を省略している。
<ハウジングに関して>
図2、図3、図6などに示すように、ハウジング40は、電力変換部10が配置された第1ハウジング部41と、モータ部20が配置された第2ハウジング部42を有している。また、ハウジング40は、第1ハウジング41と第2ハウジング部42の一端を覆う第1カバー43と、第1ハウジング部41の凹部を覆う第2カバー44を有している。
図2、図3、図6などに示すように、ハウジング40は、電力変換部10が配置された第1ハウジング部41と、モータ部20が配置された第2ハウジング部42を有している。また、ハウジング40は、第1ハウジング41と第2ハウジング部42の一端を覆う第1カバー43と、第1ハウジング部41の凹部を覆う第2カバー44を有している。
第1ハウジング部41と第2ハウジング部42は、例えばAlなどの金属を主成分として構成されている。よって、第1ハウジング部41と第2ハウジング部42は、アルミダイカスト製法などによって製造することができる。第1ハウジング部41と第2ハウジング部42は、別体に構成されたものを接合してもよいし、一体に構成されたものであってもよい。本実施形態では、第1ハウジング部41と第2ハウジング部42とが一体物として構成された例を採用する。
第1ハウジング部41は、電力変換部10を収容する収容室としての凹部が設けられている。この凹部は、底部に、後程説明する回路側流入口13a、回路側流出口13b、コンデンサ流入口14a、コンデンサ流出口14bと連通する開口が形成されている。また、第1ハウジング部41は、後程説明する第1連結部14d及び第2連結部14eが形成されている。この開口や第1連結部14d及び第2連結部14eは、ドリルやレーザなどによって第1ハウジング部41に穴をあけることによって設けられている。本実施形態では、一例として、回路側流入口13a、回路側流出口13b、コンデンサ流入口14a、コンデンサ流出口14b、第1連結部14d、及び第2連結部14eが、冷却水路の一部をなしている例を採用している。
なお、本実施形態では、第1連結部14d及び第2連結部14eが第1ハウジング部41に設けられている例を採用している。しかしながら、本開示は、これに限定されない。第1連結部14d及び第2連結部14eは、ハウジング40に設けられていればよく、第2ハウジング部42や、第1ハウジング41と第2ハウジング42に亘って設けられていてもよい。
第1ハウジング部41は、凹部に対向する位置が開口しており、凹部に電力変換部10が配置された状態で、第2カバー44で凹部が閉じられる。第2カバー44は、ねじなどの固定部材によって第1ハウジング部41に固定される。なお、第2カバー44は、第1ハウジング部41と同様の材料によって構成することができる。
第2ハウジング部42は、モータ部20に含まれるモータ構成要素であるモータシャフト23、ロータ24、ステータ25を収容するためのモータ配置部45と、モータ構成要素23〜25を冷却するための冷却水が流れるモータ水路21、出口水路22とが形成されている。本実施形態では、一例として、モータ水路21、出口水路22が冷却水路の一部をなしている例を採用している。
なお、モータ水路21は、モータを冷却するモータ側冷却部に相当する。モータ水路21、出口水路22は、ハウジング40に設けられていればよく、第1ハウジング部41や、第1ハウジング41と第2ハウジング42に亘って設けられていてもよい。
モータ配置部45は、モータ構成要素23〜25を収容するための円筒形の収容室である。モータ配置部45は、モータ配置部45に配置されるモータシャフト23に沿って設けられている。よって、第2ハウジング部42は、モータ構成要素23〜25を収容するための円筒形の穴であるモータ配置部45が設けられていると言える。本実施形態では、X方向に延びる円筒形の穴であるモータ配置部45を採用している。
図6、図7に示すように、モータ水路21は、モータシャフト23を軸として、モータ配置部45の周囲に設けられている。なお、図7は、図6のVII矢印方向から見た場合のモータ水路21の構成を示している。図7では、モータ水路21とモータ配置部45との位置関係を明確にするために、第2ハウジング部42を構成する部材を省略して図示している。
モータ水路21は、モータ配置部45の全周に亘って設けられているのではなく、一部が途切れた環状の水路である。よって、第2ハウジング部42は、モータ配置部45の周囲に、一部が途切れた環状の穴であるモータ水路21が設けられていると言える。言い換えると、第2ハウジング部42は、モータシャフト23を軸としたモータ配置部45のほぼ全周に亘って、モータ水路21が設けられている。
また、モータ配置部45には、上記のように、モータ構成要素23〜25が配置される。よって、第2ハウジング部42は、モータ構成要素23〜25の周囲に、一部が途切れた環状の穴であるモータ水路21が設けられていると言える。このため、第2ハウジング部42は、モータ配置部45とモータ水路21と間に、モータ配置部45とモータ水路21とを隔てる壁が設けられているとも言える。
さらに、図6に示すように、モータ水路21は、モータ構成要素23〜25の周囲に設けられ、一部がモータ構成要素23〜25と回路側水路13cとの間に配置されている。つまり、モータ水路21は、Y方向における頂点を含む一部が、モータ構成要素23〜25と回路側水路13cとの間に配置されている。また、モータ水路21の一部は、モータ構成要素23〜25及び回路側水路13cとの間に、第2ハウジング部42を構成する一部が配置された状態で、モータ構成要素23〜25及び回路側水路13cと対向していると言える。なお、回路側水路13cに関しては、後程詳しく説明する。
これによって、電駆動モジュール100は、モータ構成要素23〜25と回路側水路13cとの間にモータ水路21が設けられていない場合よりも、モータ構成要素23〜25の略全周にモータ水路21を設けやすくなる。このため、電駆動モジュール100は、モータ構成要素23〜25と回路側水路13cとの間にモータ水路21が設けられていない場合よりも、モータ構成要素23〜25の冷却性能を向上できる。
なお、本開示は、後程説明するが、流入口31と流出口32がギヤ装置200に対向する位置に設けられている。しかしながら、本開示は、流入口31と流出口32がギヤ装置200に対向する位置に設けられていなくても、モータ水路21の一部がモータ構成要素23〜25と回路側水路13cとの間に配置されていることで、上記のような効果を奏することができる。
モータ水路21は、後程説明する回路側流出口13bと連通しており、且つ、出口水路22を介して流出口32と連通している。つまり、モータ水路21は、図7に示すように、一端側の一部に回路側流出口13bと連通する部位が設けられており、他端側の一部に出口水路22(流出口32)と連通する部位が設けられている。よって、回路側流出口13bと出口水路22とは、モータ水路21を介して連通していると言える。なお、図6では、流出口32が設けられる位置に符号32を付与している。
このように、モータ水路21は、回路側冷却部13から冷却水が流れ込む。そして、モータ水路21に流れ込んだ冷却水は、モータ水路21の一端側から他端側へとモータ水路21を流れて、出口水路22を介して流出口32に流出する。また、第2ハウジング部42は、モータ水路21が設けられているため、モータ水路21に冷却水が流れることで、冷却水で冷やされる。
モータ水路21及び出口水路22は、ドリルやレーザなどによって第2ハウジング部42に穴をあけることによって設けられている。よって、モータ水路21及び出口水路22は、第2ハウジング部42に設けられた穴である。また、モータ水路21及び出口水路22は、第2ハウジング部42によって形成されていると言える。
第1カバー43は、第1ハウジング部41と第2ハウジング部42の一端、すなわち、モータシャフト23の延長方向の端部側に設けられている。第1カバー43は、ねじなどの固定部材によって第1ハウジング部41及び第2ハウジング42に固定される。なお、第1カバー43は、第1ハウジング部41及び第2ハウジング42と同様の材料によって構成することができる。
<端子台に関して>
図2に示すように、第1ハウジング部41及び第2ハウジング部42と、第1カバー43との間には、端子台50を収容するための収容室が形成されている。端子台50は、ステータ25と、後程説明するパワーモジュール部11とを電気的に接続するための部材である。
図2に示すように、第1ハウジング部41及び第2ハウジング部42と、第1カバー43との間には、端子台50を収容するための収容室が形成されている。端子台50は、ステータ25と、後程説明するパワーモジュール部11とを電気的に接続するための部材である。
図2、図4に示すように、端子台50は、絶縁性の電気絶縁部51、導電性の回路側端子52、導電性のモータ側端子53などを有している。端子台50は、電気的に接続された回路側端子52とモータ側端子53が、電気絶縁部51に固定されている。そして、端子台50は、回路側端子52が後程説明するパワーモジュール部11(回路部12の配線基板12a)と接続されており、モータ側端子53がステータ25と接続されている。端子台50は、パワーモジュール部11及びステータ25と接続された状態で、第1カバー43で覆われている。
このように、本実施形態では、上記のような構成の端子台50を採用している。しかしながら、本開示は、パワーモジュール部11とステータ25とが電気的に接続されていればよく、端子台50を備えていなくてもよい。
<流入口及び流出口と冷却システムに関して>
図2に示すように、ハウジング40には、回路側冷却部13、コンデンサ水路14c、モータ水路21などの冷却水路に冷却水を流入させるための流入口31と、この冷却水路から冷却水を排出するための流出口32とが設けられている。流入口31と流出口32は、ハウジング40に対して突出して設けられている。
図2に示すように、ハウジング40には、回路側冷却部13、コンデンサ水路14c、モータ水路21などの冷却水路に冷却水を流入させるための流入口31と、この冷却水路から冷却水を排出するための流出口32とが設けられている。流入口31と流出口32は、ハウジング40に対して突出して設けられている。
また、図9に示すように、電駆動モジュール100は、熱交換器400、ウォータポンプ500と配管を介して接続されている。つまり、電駆動モジュール100は、流入口31がウォータポンプ500と配管を介して接続されており、流出口32が熱交換器400と配管を介して接続されている。流入口31には、熱交換器400で熱交換(冷却)された冷却水がウォータポンプ500によって供給される。回路側冷却部13、コンデンサ水路14c、モータ水路21などを流れた冷却水は、流出口32から熱交換器400へと排出される。このように、冷却水は、ウォータポンプ500によって、熱交換器400、回路側冷却部13、コンデンサ水路14c、モータ水路21などを循環している。
流入口31は、例えば貫通穴を有する筒状の部材を採用することができる。流入口31は、ハウジング40に対して斜め上方に傾くように設けられている。つまり、流入口31は、ハウジング40との接続部よりも、ハウジング40とは反対側の端部の方が上方に配置されている。ところで、電駆動モジュール100は、図2に示すように、鉛直方向において、電力変換部10よりもモータ部20の方が下側となるように車両に搭載されることもある。この搭載状態の場合、電駆動モジュール100は、上記のようにハウジング40に対して斜め上方に傾くように流入口31を設けることで、流入口31から冷却液を供給する際に、冷却液を重力に逆らって供給する必要がないので、冷却液を供給しやすくなる。つまり、電駆動モジュール100は、流速が低下することなく、流入口31から冷却液を供給することができるので、優れた冷却性能を実現できる。しかしながら、本開示は、これに限定されない。
さらに、流出口32は、回路部12とモータ構成要素23〜25の積層方向において、流入口31よりも上側に配置されている。言い換えると、流入口31は、鉛直方向において、流出口32よりも下側に配置されている。
ハウジング40には、上記のように円筒形のモータ配置部45が形成されている。よって、ハウジング40は、図6に示すように、モータ配置部45のY方向における対向部位の厚みが異なる。つまり、ハウジング40は、Z方向において、厚みが異なる部位が存在する。なお、この厚みは、モータ配置部45と回路側水路13cとの間隔に相当する。また、ハウジング40は、回路部12とモータ構成要素23〜25とを積層配置しつつ、積層方向における体格を小さくすることが望まれている。このため、ハウジング40は、モータ配置部45と回路側水路13cとの間隔をできるだけ狭くすると好ましい。なお、ハウジング40の積層方向の体格は、後程説明する機電一体構造部の積層方向の体格とも言える。
出口水路22や後程説明する第1連結部14dは、ハウジング40に穴をあけて形成するため、作業性を考慮すると、ハウジング40における厚い部分に形成することが好ましい(好適条件1)。この場合、流入口31と流出口32は、ハウジング40における厚い部分に設けることになる。つまり、流入口31と流出口32は、ハウジング40の壁面(外壁面)における、モータ構成要素23〜25と回路部12の間の対向領域に突出して形成されている。さらに、モータ水路21は、モータ配置部45の周囲をできるだけ覆うように設けた方が、モータ構成要素23〜25の冷却性を向上できるので好ましい(好適条件2)。
流入口31は、鉛直方向において、流出口32よりも下側に配置することで、この二つの好適条件を満たすことができる。つまり、電駆動モジュール100は、鉛直方向において、流出口32よりも下側に流入口31を配置することで、出口水路22や第1連結部14dの作業性が低下することを抑制しつつ、モータ構成要素23〜25の冷却性を向上できる。さらに、電駆動モジュール100は、流入口31を流出口32よりも下側に配置することで、流入口31が流出口32よりも下側に配置されていない構成よりも、回路部12とモータ構成要素23〜25とのY方向における間隔を短縮できる。よって、電駆動モジュール100は、機電一体構造部の積層方向の体格を小さくすることができる。また、回路側流入口13a及び回路側流出口13bは、図6に示すように、モータ配置部45と回路側水路13cとの間隔が比較的広い領域に配置すると、デッドスペースとなる領域を有効利用することができるので好ましい。さらに、出口水路22は、図6に示すように、後程説明する機電一体構造部のY方向の体格を小型化するために、Y方向において、回路側流出口13b(回路側水路13c)と、モータ水路21における冷却水の入口との間に形成されていると好ましい。しかしながら、本開示は、これに限定されない。
また、図2などに示すように、本実施形態では、一例として、流入口31と流出口32がハウジング40の同じ壁面において、隣り合って設けられている例を採用している。流入口31と流出口32は、隣り合って設けられていると好ましい。これによって、電駆動モジュール100は、流入口31とウォータポンプ500とを接続している配管、及び、流出口32と熱交換器400とを接続している配管の引きまわしを容易にすることができる。また、この構成は、特に熱交換器400とウォータポンプ500とが隣接されている場合に効果的である。しかしながら、本開示は、これに限定されず、流入口31と流出口32が隣り合って設けられていなくてもよい。
さらに、流入口31と流出口32は、ハウジング40の同じ壁面に設けられていると好ましい。これによって、電駆動モジュール100は、モータ構成要素23〜25の略全周に亘ってモータ水路21を設けやすくなり、モータ構成要素23〜25の冷却性能を向上できるので好ましい。
<電力変換部に関して>
電力変換部10は、主に、パワーモジュール部11とコンデンサ部14と有している。本実施形態では、一例として、コンデンサ部14を有した電力変換部10を採用している。しかしながら、電力変換部10は、コンデンサ部14を有していなくてもよい。
電力変換部10は、主に、パワーモジュール部11とコンデンサ部14と有している。本実施形態では、一例として、コンデンサ部14を有した電力変換部10を採用している。しかしながら、電力変換部10は、コンデンサ部14を有していなくてもよい。
パワーモジュール部11は、回路部12と回路側冷却部13とを有している。回路部12は、配線基板12aと回路素子12bとを有している。図2、図6に示すように、回路部12は、モータシャフト23に直交する方向においてモータ構成要素23〜25に積層配置されている。本実施形態では、モータ構成要素23〜25に対して、Y方向に積層配置された回路部12を採用している。また、回路部12は、X方向において、モータシャフト23と平行に配置されている。
回路部12は、図5に示すように、配線基板12aと回路素子12bとを収容する回路ケースを有していてもよい。本実施形態は、一例として、回路ケースに配線基板12aと回路素子12bとが収容された例を採用する。
配線基板12aは、例えば樹脂を主成分とする絶縁基板に、導電性の配線が形成されている。一方、回路素子12bは、例えばSiやSiCなどの半導体を主成分とするスイッチング素子である。スイッチング素子は、MOSFETやIGBTなどを採用できる。また、IGBTとしては、RC−IGBTを採用できる。しかしながら、絶縁基板やスイッチング素子の材料は、上記に限定されない。
回路部12は、回路素子12bの電極と配線基板12aの配線とが導電性部材を介して電気的に接続された状態で、回路素子12bが配線基板12aに実装されている。また、配線基板12aには、複数の回路素子12bが実装されている。配線基板12aは、配線基板12aの厚み方向と交わる主面と、主面の反対面を有しており、主面に回路素子12bが実装されている。この主面は、実装面とも言える。回路素子12bは、配線基板12aの主面だけでなく、反対面に実装されていてもよい。このように、回路部12は、配線基板12aと回路素子12bとが電気的に接続されることによって、モータを駆動する駆動回路としてのインバータ回路が構成されている。回路部12は、電力変換回路に相当する。
なお、配線基板12aには、スイッチング素子とは異なる、回路を構成する素子が実装されていてもよい。また、パワーモジュール部11は、インバータ回路に加えて、コンバータ回路を有していてもよい。
回路ケースとしては、底部と底部に対して連続的に形成された環状の壁部とを備え、底部に対向する位置に開口が設けられた箱状部材を採用できる。そして、回路ケースは、配線基板12aと回路素子12bとを収容した状態で、蓋で閉じられる。つまり、配線基板12aと回路素子12bは、回路ケースと蓋とで形成される収容空間に配置されると言える。この蓋は、第2カバー44や、第2カバー44とは異なる別の部材を採用できる。
回路側冷却部13は、モータ水路21と連通されモータ水路21よりも上流に配置された、回路部12を冷却する部位である。回路側冷却部13には、図5、図6に示すように、回路部12が積層配置されている。回路側冷却部13は、例えば、回路ケースの底部に接した状態で、ねじや接着剤などの固定部材によって、回路ケースに固定されている。回路側冷却部13は、配線基板12aの反対面の対向領域に設けられている。よって、回路側冷却部13は、配線基板12aの反対面側から回路部12を冷却する。
なお、積層方向は、例えば配線基板12aの厚み方向と一致している。また、積層方向は、Y方向と一致している。よって、回路側冷却部13は、積層方向において、回路部12よりも下側に設けられていると言える。
本実施形態では、回路側冷却部13と回路ケースとが別体である例を採用している。しかしながら、本開示は、これに限定されず、回路側冷却部13と回路ケースとが一体物であっても採用できる。また、回路ケースは、回路側冷却部13と別体である場合、回路側冷却部13との間に、熱伝導性の良好な放熱グリースなどの伝熱部材が設けられていてもよい。
回路側冷却部13は、図8に示すように、回路側流入口13a、回路側流出口13b、回路側水路13c、仕切部13d、水路壁部131を有している。なお、図8は、回路側冷却部13をモータ部20側からみた場合の図面である。また、図8では、回路側水路13cや仕切部13dなど、水路壁部131の内部構成がわかるような図面としている。
水路壁部131は、金属を主成分として構成された箱状の部材である。水路壁部131は、内部空間として、冷却水が流れる回路側水路13cが形成されている。つまり、回路側冷却部13は、水路壁部131で囲まれた領域が回路側水路13cとして構成されている。よって、水路壁部131は、回路側水路13cを規定する壁部と言える。回路側水路13cは、冷却水の水路である。また、回路側冷却部13は、回路部12とモータ構成要素23〜25との間に配置された回路側水路13cを含んでいると言える。
ところで、回路部12とモータ構成要素23〜25は、動作している際に、回路部12よりもモータ構成要素23〜25の方が高温になりやすい。そこで、本実施形態では、一例として、モータ水路21よりも上流に回路側水路13cが配置された例を採用している。つまり、回路側水路13cは、モータ水路21よりも先に、熱交換器400で冷却された冷却水が供給される。これによって、電駆動モジュール100は、モータ構成要素23〜25で温められた冷媒が回路部12の周辺を流れることを抑制できる。このため、電駆動モジュール100は、回路部12とモータ構成要素23〜25とを効率的に冷却することができる。
なお、回路側冷却部13は、回路ケースの底部を、回路側水路13cを規定する一つの面として用いる構成であってもよい。この場合、回路側水路13cは、水路壁部131と回路ケースで囲まれた領域として構成される。よって、回路側冷却部13は、水路壁部131における回路ケースと接する部位が環状に設けられている。
水路壁部131は、回路側水路13cに対して冷却水を流入させるための入口に相当する回路側流入口13aと、回路側水路13cから冷却水を流出させるための出口に相当する回路側流出口13bが設けられている。回路側流入口13aと回路側流出口13bは、水路壁部131の一部を貫通する穴である。よって、水路壁部131は、回路側流入口13aと回路側流出口13bによって、内部(回路側水路13c)と外部とが連通している。また、回路側流入口13aと回路側流出口13bは、水路壁部131における周辺に対して突出して設けられている。つまり、回路側流入口13aと回路側流出口13bは、回路側水路13cとは反対側に突出して設けられている。このように、本実施形態では、両端が開口した円筒形の回路側流入口13aと回路側流出口13bを採用している。
また、回路側流入口13aと回路側流出口13bは、水路壁部131における回路ケースとは反対側に設けられている。つまり、回路側冷却部13は、積層方向における下側の面(底面)に、回路側流入口13aと回路側流出口13bが設けられていると言える。また、回路側冷却部13は、回路部12側ではなく、回路側水路13cのモータ構成要素23〜25側に、回路側流入口13aと回路側流出口13bが設けられていると言える。よって、回路側冷却部13は、下から上に向かって回路側流入口13aから回路側水路13cに冷却水が流入して、上から下に向かって回路側水路13cから回路側流出口13bに冷却水が流出するように構成されている。
回路側流入口13aは、第2連結部14eを介してコンデンサ水路14cと連通している。回路側流出口13bは、モータ水路21と連通している。よって、回路側水路13cは、第2連結部14eと回路側流入口13aを通って、コンデンサ水路14cを流れた冷却水が流れ込むように構成されている。また、回路側水路13cを流れた冷却水は、回路側流出口13bを通ってモータ水路21に流れ込むように構成されている。
後程詳しく説明するが、本実施形態では、一例として、コンデンサ水路14cを介して冷却水が流入する回路側水路13cを採用している。しかしながら、本開示は、これに限定されず、コンデンサ水路14cを介することなく、回路側水路13cに冷却水が流れ込む回路側水路13cであっても採用できる。なお、回路側流入口13aと回路側流出口13bの開口形状は、特に限定されない。
回路側冷却部13は、上記のように、配線基板12aの反対面側から回路部12を冷却するため、反対面の対向領域の全域に冷却水が流れるように構成することが好ましい。このため、回路側冷却部13は、反対面の対向領域全域に回路側水路13cが設けられていると好ましい。つまり、回路側水路13cは、反対面の対向領域と同等の広さ、もしくは、反対面の対向領域以上の広さを有していると好ましい。なお、ここでの広さは、XZ平面における面積に相当する。
さらに、回路側流入口13aと回路側流出口13bは、対角線上に配置されている。このようにすることで、回路側冷却部13は、回路側流入口13aと回路側流出口13bとが隣接して設けられている場合よりも、回路側水路13cの全域に冷却水が流れやすくなる。よって、回路側冷却部13は、回路部12の冷却性能を向上できる。回路側水路13cは、例えば図8の直線矢印で示すように、回路側流入口13aから流入した冷却水が回路側流出口13b側に流れる。
また、本実施形態では、図8に示すように、回路側水路13cの全域に冷却水が流れやすくするとともに、回路側流入口13aから回路側流出口13bへと冷却水が流れやすくするために、仕切部13dが形成された回路側冷却部13を採用している。仕切部13dは、周辺よりも突出した部位である。これによっても、回路側冷却部13は、回路部12の冷却性能を向上できる。
このように、回路側冷却部13は、回路側水路13cのモータ構成要素23〜25側に、回路側流入口13aと回路側流出口13bが設けられている。一方、モータ水路21は、上記のように、モータ構成要素23〜25と回路側水路13c(回路部12)との間に一部が配置されている。そして、モータ水路21は、回路側流入口13aと回路側流出口13bの一方(ここでは、回路側流出口13b)と連通している。
よって、電駆動モジュール100は、モータ構成要素23〜25と回路部12との間で、モータ水路21と回路側冷却部13とを連通させることができる。このため、電駆動モジュール100は、モータ水路21と回路側冷却部13とを連通するための水路構成を簡素化できる。
つまり、電駆動モジュール100は、モータ構成要素23〜25と回路側冷却部13との間にモータ水路21の一部を配置しつつ、モータと回路側水路との間ではない場所でモータ水路21と回路側冷却部13とを連通する構成も考えられる。しかしながら、この構成では、モータ水路21と回路側冷却部13とを連通するための水路構成が、電駆動モジュール100よりも複雑になる。水路は、構成が簡素な場合よりも複雑な場合の方が、体積が大きくなる。よって、電駆動モジュール100は、ハウジング40に設けられた水路構成が複雑になると、水路構成が簡素な場合よりもハウジング40の体格が大きくなる。
しかしながら、電駆動モジュール100は、水路構成を簡素化できるため、ハウジング40の体格が大きくなることを抑制できる。よって、電駆動モジュール100は、モータ水路21と回路側冷却部13とを連通するための水路構成が複雑な場合よりも、体格が大きくなることを抑制できる。また、電駆動モジュール100は、空間効率をあげることができ、電駆動モジュール100の体格を小型できるとも言える。
しかしながら、回路側水路13cの広さや、回路側流入口13aと回路側流出口13bの位置に関しては、上記に限定されない。また、回路側水路13cは、仕切部13dが設けられていなくてもよい。さらに、回路側水路13cの形状は、特に限定されない。
このように、本開示は、回路側冷却部13を流れる冷却水によって、回路部12の配線基板12aと回路素子12bを冷却する構成を採用している。よって、回路ケースや水路壁部131は、樹脂などよりも熱伝導率の高い金属(例えばAl)を採用することで、配線基板12aと回路素子12bの冷却性を高めることができるので好ましい。
コンデンサ部14は、図2、図8に示すように、コンデンサ141に加え、コンデンサ流入口14a、コンデンサ流出口14b、コンデンサ水路14c、第1連結部14d、第2連結部14eなどを有している。なお、本実施形態では、一例として、第1連結部14dと第2連結部14eがコンデンサ部14の一部とみなしている。しかしながら、本開示は、これに限定されない。つまり、第1連結部14dと第2連結部14eは、コンデンサ部14に含まれていなくてもよい。
コンデンサ141は、例えばパワーモジュール部11のインバータ回路などと、バスバ142を介して電気的に接続され、平滑コンデンサとして機能する。つまり、コンデンサ141は、車両に搭載されたバッテリとインバータ回路との間に、インバータ回路と並列に設けられている。コンデンサ141は、例えばハウジング40に設けられた凹部に収容されている。また、コンデンサ141は、凹状のコンデンサケースに配置された状態で、ハウジング40に配置されていてもよい。なお、コンデンサケースは、回路ケースと同様の理由により、回路ケースと同じ材料で構成することができる。
コンデンサ流入口14a、コンデンサ流出口14b、コンデンサ水路14c、第1連結部14d、第2連結部14eは、冷却水が流れる水路である。コンデンサ流入口14a、コンデンサ流出口14b、コンデンサ水路14cは、コンデンサ141を冷却するための冷却部である。コンデンサ水路14cは、コンデンサ141の底部と対向する領域に設けられている。コンデンサ水路14cは、ハウジング40の一部を介して、回路側水路13cと隣り合って設けられている。なお、コンデンサ流入口14a、コンデンサ流出口14b、コンデンサ水路14cは、水路壁部131と同様の金属を主成分として構成された箱状の部材に形成されていてもよい。
コンデンサ流入口14aは、コンデンサ水路14cに冷却水を流入させるための開口部である。コンデンサ流入口14aは、第1連結部14dを介して、ハウジング40に設けられた流入口31と連通している。よって、流入口31から供給される冷却水は、第1連結部14d、コンデンサ流入口14aを流れてコンデンサ水路14cに流れ込む。コンデンサ水路14cでは、例えば図8の矢印で示すように、コンデンサ流入口14aから流入した冷却水がコンデンサ流出口14b側に流れる。なお、図8では、流入口31が設けられる位置に符号31を付与している。
一方、コンデンサ流出口14bは、コンデンサ水路14cを流れた冷却水を流出させるための開口部である。コンデンサ流出口14bは、第2連結部14eを介して、回路側流入口13aと連通している。よって、コンデンサ水路14cを流れた冷却水は、コンデンサ流出口14b、第2連結部14e、回路側流入口13aを流れて回路側水路13cに流れ込む。
コンデンサ流入口14a及びコンデンサ流出口14bは、回路側流入口13a及び回路側流出口13bと同様、モータ部20側に設けられている。よって、コンデンサ水路14cは、下から上に向かって冷却水が流入して、上から下に向かって冷却水が流出するように構成されている。
コンデンサ流入口14a、コンデンサ流出口14b、コンデンサ水路14c、第1連結部14d、第2連結部14eは、回路部品であるコンデンサ141を冷却するものである。よって、これらは、回路側冷却部13の一部とみなすこともできる。なお、本開示は、コンデンサ部14を備えていなくてもよい。この場合、冷却水は、コンデンサ水路14cなどを介することなく、回路側水路13cに流入される。
電力変換部10は、第1ハウジング41に収容されている。このため、ハウジング40は、回路側冷却部13が設けられていると言える。詳述すると、電力変換部10は、配線基板12a及び回路素子12bを収容した回路ケースと回路側冷却部13とが積層配置された構造体であるパワーモジュール部11が、第1ハウジング41の凹部に配置されて、ねじなどの固定部材によって、第1ハウジング41に固定されている。また、電力変換部10は、コンデンサ部14が、第1ハウジング41の凹部に配置されて、ねじなどの固定部材によって、第1ハウジング41に固定されている。
さらに、電力変換部10は、コンデンサ流入口14aと第1連結部14d、コンデンサ流出口14b及び回路側流入口13aと第2連結部14e、回路側流出口13bとモータ水路21が対向するように第1ハウジング41に固定される。これによって、電駆動モジュール100は、流入口31からコンデンサ水路14c及び回路側水路13cを通ってモータ水路21へと冷却水が流れる水路が形成される。
また、第1ハウジング部41は、回路側冷却部13とコンデンサ水路14cを有した電力変換部10を収容している。このため、第1ハウジング部41は、回路側冷却部13とコンデンサ水路14cに冷却水が流れることで、冷却水で冷やされる。
以上のように、電駆動モジュール100は、回路側水路13cと連通したコンデンサ水路14cを備えているため、回路部12に加えて、コンデンサ141に関しても一体的に冷却することができる。つまり、電駆動モジュール100は、冷却水が流れる一連の水路によって、回路部12とコンデンサ141とを冷却することができる。
<モータ部に関して>
モータ部20は、図6に示すように、モータ水路21、出口水路22、モータ構成要素23〜25などを有している。また、モータ部20は、上記のように第2ハウジング部42に設けられたモータ水路21、出口水路22と、第2ハウジング部42に収容されたモータ構成要素23〜25とを有していると言える。
モータ部20は、図6に示すように、モータ水路21、出口水路22、モータ構成要素23〜25などを有している。また、モータ部20は、上記のように第2ハウジング部42に設けられたモータ水路21、出口水路22と、第2ハウジング部42に収容されたモータ構成要素23〜25とを有していると言える。
モータシャフト(回転軸)23は、一端側の一部がモータ配置部45に配置され、その他の部位がモータ配置部45の外に配置されている。なお、モータシャフト23は、モータ配置部45に配置された一端が、第2ハウジング部42と第1カバー43とで囲まれた空間などに設けられたベアリングに回転可能に固定されている。これによって、モータシャフト23は、ステータ25や第2ハウジング部42に対して回転可能に構成されている。
ロータ24は、永久磁石などを有しており、モータシャフト23に回転できないように固定されている。つまり、ロータ24は、モータシャフト23の延長方向に対して直交する放射方向で対向して、モータシャフト23に固定されている。よって、モータシャフト23とロータ24は、一体となって回転することになる。
ロータ24は、例えば、複数の永久磁石がモータシャフト23の軸周りに等間隔で設けられている。ロータ24の磁極数は、例えば8などを採用することができる。また、ロータ24は、モータシャフト23を中心軸とする円柱形状の外形をなしている。モータシャフト23とロータ24とは、一体化されてステータ25内に配置されている。なお、図6では、永久磁石を簡略化して図示している。
ステータ25は、ステータコアと、ステータコアに設けられるステータコイルとを有している。ステータコアは、円筒形状を成している。一体化されたモータシャフト23とロータ24は、ステータ25のステータコア内に回転可能な状態で配置されている。よって、ステータ25は、モータシャフト23の延長方向に対して直交する放射方向でロータ24と対向している。
ステータコイルは、U相ステータコイル、V相ステータコイル、及び、W相ステータコイルを有する。これら3相のステータコイルそれぞれは、導線が絶縁被膜で覆われた絶縁電線を有する。ステータ25は、これら3相の絶縁電線がステータコアに巻き回されている。このようにして、ステータコイルは、ステータコアに設けられている。
ステータ25は、上記のように端子台50を介して、ステータコイルとパワーモジュール部11とが電気的に接続されている。ステータコイルには、パワーモジュール部11から三相交流が供給される。これにより、モータ部20は、ステータコイルから三相回転磁界が発生する。
上記したようにロータ24は、永久磁石を有しており、永久磁石から磁界が発生している。そして、ステータコイルからは、三相回転磁界が発生する。ロータ24には、これら2つの磁界の相互作用によって回転トルクが発生する。回転トルクの発生方向は、回転磁界の位相変化に応じて、モータシャフト23の延長方向まわりの周方向で順次経時的に変化する。このため、ロータ24に作用する回転トルクの発生方向は、順次経時的に変化する。これによりロータ24が固定されたモータシャフト23が回転する。
以上のように、電駆動モジュール100は、回路部12とモータ構成要素23〜25とがハウジング40内に一体的に形成されている。また、電駆動モジュール100は、ハウジング40に、回路側冷却部13とモータ水路21が設けられている。回路部12とモータ構成要素23〜25とがハウジング40内に一体的に形成された構造体は、機電一体構造体と言える。このため、電駆動モジュール100は、機電一体構造部を備えていると言える。
<ギヤ装置に関して>
さらに、図1に示すように、電駆動モジュール100は、機電一体構造体と、ギヤ装置200とが一体的に構成されている。ギヤ装置200は、減速部210、デフ部220、ドライブシャフト300などを有している。
さらに、図1に示すように、電駆動モジュール100は、機電一体構造体と、ギヤ装置200とが一体的に構成されている。ギヤ装置200は、減速部210、デフ部220、ドライブシャフト300などを有している。
減速部210は、減速機の構成要素と、この構成要素を収容するハウジングとを有している。減速機の構成要素としては、インプットシャフト、カウンターシャフト、インプットギヤ、カウンターギヤ、ドライブギヤなどをあげることができる。デフ部220は、差動装置を構成するディファレンシャルギヤと、ディファレンシャルギヤを収容するハウジングなどを備えている。また、デフ部220は、減速機の出力軸がディファレンシャルギヤに接続されている。
減速部210のハウジングと、デフ部220のハウジングとは、別体に構成されたものをねじなどの固定部材で接合されていてもいいし、一体物として構成されていてもいい。なお、デフ部220は、差動部に相当する。
ドライブシャフト300は、ディファレンシャルギヤに取り付けられている。つまり、ドライブシャフト300は、ディファレンシャルギヤを挟み込むように両側に設けられている。ドライブシャフト300の両端には、走行車輪が取り付けられている。
減速部210は、機電一体構造体のハウジング40の端部に接続されている。図1における符号S1は、ハウジング40における減速部210と対向する面である。一方、符号S2は、減速部210におけるハウジング40と対向する面である。減速部210とハウジング40とは、第1面S1と第2面S2とが対向した状態で、ねじなどの固定部材によって固定されている。モータシャフト23の端部は、減速部210とハウジング40とが固定された状態で減速部210内に挿入される。そして、モータシャフト23は、減速部210内においてインプットシャフトとスプライン嵌合される。また、減速部210とハウジング40とが固定された状態では、ドライブシャフト300とモータシャフト23とが平行に配置される。
第1面S1と第2面S2とは、部分的に接していても、全体的に接していてもよい。第1面S1と第2面S2は、部分的に接している場合、全体的に接しているよりも、電力変換部10やモータ部20などで発生した振動がギヤ装置200に伝達されにくい。このため、第1面S1と第2面S2は、部分的に接している場合、全体的に接しているよりも、振動に起因する騒音(異音)が発生することを抑制できる。
また、上記のように、第1ハウジング部41及び第2ハウジング部42は、冷却水が流れることで、冷却水によって冷やされる。よって、第1面S1と第2面S2は、全体的に接している場合、部分的に接しているよりも、第1ハウジング部41及び第2ハウジング部42によって、ギヤ装置200を冷却しやすい。
また、ギヤ装置200は、図1に示すように、減速部210がハウジング40に固定された状態で、デフ部220がハウジング40と隣り合うように配置されている。デフ部220とハウジング40は、Z方向において隣り合って配置されている。ギヤ装置200は、デフ部220のハウジングが、ハウジング40と部分的に接していてもよい。
<流入口及び流出口とギヤ装置との関係に関して>
さらに、図1に示すように、流入口31と流出口32は、ギヤ装置200に対向する位置に設けられている。本実施形態では、積層方向において、流入口31と流出口32がギヤ装置200に対向する位置に設けられている例を採用している。このため、流入口31と流出口32の少なくとも一部は、ギヤ装置200の投影領域に配置されている。
さらに、図1に示すように、流入口31と流出口32は、ギヤ装置200に対向する位置に設けられている。本実施形態では、積層方向において、流入口31と流出口32がギヤ装置200に対向する位置に設けられている例を採用している。このため、流入口31と流出口32の少なくとも一部は、ギヤ装置200の投影領域に配置されている。
これによって、電駆動モジュール100は、流入口31及び流出口32がギヤ装置200に対向しない位置に設けられている場合よりも、体格を小さくすることができる。つまり、電駆動モジュール100は、流入口31及び流出口32がギヤ装置200に対向配置されていない場合、ハウジング40から流入口31及び流出口32が突出して設けられている分、体格が大きくなる。
しかしながら、電駆動モジュール100は、流入口31及び流出口32がハウジング40から突出して設けられていても、流入口31及び流出口32がギヤ装置200に対向配置されている。このため、電駆動モジュール100は、流入口31及び流出口32が突出している分だけ体格が大きくなることを抑制できる。また、電駆動モジュール100は、図1において、ハウジング40に対してZ方向に突出して流入口31及び流出口32が設けられている構成よりも、Z方向における体格を小さくすることができる。なお、本開示は、モータ水路21の一部がモータ構成要素23〜25と回路側水路13cとの間に配置されていなくても、Z方向における体格を小さくすることができる。
以上、本開示の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、上記実施形態に何ら制限されることはなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。以下に、本開示のその他の形態として、第2実施形態に関して説明する。上記実施形態及び第2実施形態は、それぞれ単独で実施することも可能であるが、適宜組み合わせて実施することも可能である。本開示は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
(第2実施形態)
図10を用いて、第2実施形態の電駆動モジュール101に関して説明する。ここでは、電駆動モジュール101における電駆動モジュール100との相違点を中心に説明する。電駆動モジュール101は、端子台50の位置が電駆動モジュール100と異なる。その他の点に関しては、電駆動モジュール100と同様である。また、本実施形態では、上記実施形態と同じ符号を採用している。
図10を用いて、第2実施形態の電駆動モジュール101に関して説明する。ここでは、電駆動モジュール101における電駆動モジュール100との相違点を中心に説明する。電駆動モジュール101は、端子台50の位置が電駆動モジュール100と異なる。その他の点に関しては、電駆動モジュール100と同様である。また、本実施形態では、上記実施形態と同じ符号を採用している。
端子台50の構成は、上記実施形態と同様である。そして、図10に示すように、電駆動モジュール101は、回路側端子52とモータ側端子53の一部が、モータ水路21と対向配置されている。本実施形態では、一例として、モータ側端子53の一部がモータ水路21と対向配置された端子台50を採用している。モータ側端子53とモータ水路21とは、ハウジング40が間に配置された状態で対向配置されている。また、ハウジング40は、上記のようにAlなどの金属を主成分として構成されている。
これによって、電駆動モジュール101は、回路部12やモータ構成要素23〜25だけではなく、モータ側端子53に関しても冷却することができる。さらに、モータ側端子53は、回路側端子52と接続されている。このため、電駆動モジュール101は、モータ側端子53を介して、モータ側端子53も冷却することができる。
なお、モータ側端子53は、電気絶縁性を有するシートなどを介して、ハウジング40に接していてもよい。これによって、電駆動モジュール100は、端子52、53の冷却性能をより一層向上することができる。
しかしながら、本開示は、これに限定されず、端子台50の端子52、53がモータ水路21と対向配置されていなくてもよい。
10…電力変換部、11…パワーモジュール部、12…回路部、12a…配線基板、12b…回路素子、13…回路側冷却部、13a…回路側流入口、13b…回路側流出口、13c…回路側水路、13d…仕切部、131…水路壁部、14…コンデンサ部、141…コンデンサ、142…バスバ、14a…コンデンサ流入口、14b…コンデンサ流出口、14c…コンデンサ水路、14d…第1連結部、14e…第2連結部、20…モータ部、21…モータ水路、22…出口水路、23…モータシャフト、24…ロータ、25…ステータ、31…流入口、32…流出口、40…ハウジング、41…第1ハウジング部、42…第2ハウジング部、43…第1カバー、44…第2カバー、45…モータ配置部、50…端子台、51…電気絶縁部、52…回路側端子、53…モータ側端子、100、101…電駆動モジュール、200…ギヤ装置、210…減速部、220…デフ部、300…ドライブシャフト、400…熱交換器、500…ウォータポンプ、S1…第1面、S2…第2面
Claims (5)
- モータ(23〜25)と、
前記モータの回転軸(23)に直交する方向において前記モータに積層配置された、前記モータを駆動する電力変換回路(12)と、
前記モータと前記電力変換回路とを冷却する冷媒が流れる部位であり、前記モータを冷却するモータ側冷却部(21)と、前記モータ側冷却部と連通され前記モータ側冷却部よりも上流に配置された、前記電力変換回路を冷却する回路側冷却部(13)とを含む冷却水路と、
前記モータと前記電力変換回路とを一体的に収容し、且つ、前記冷却水路が設けられたハウジング(40)と、を備え、
前記回路側冷却部は、前記電力変換回路と前記モータとの間に配置された回路側水路(13c)と、前記回路側水路の前記モータ側に設けられた前記回路側水路への前記冷媒の入口(13a)及び前記回路側水路からの前記冷媒の出口(13b)と、を有し、
前記モータ側冷却部は、前記モータの周囲に設けられ、一部が前記モータと前記回路側水路との間に配置され、前記入口と前記出口の一方と連通している電駆動モジュール。 - 前記ハウジングの壁面における、前記モータと前記電力変換回路の間の対向領域に、前記冷却水路への前記冷媒の流入口(31)及び前記冷却水路からの前記冷媒の流出口(32)が突出して形成されている請求項1に記載の電駆動モジュール。
- 前記流出口は、前記電力変換回路と前記モータの積層方向において、前記流入口よりも上側に配置されている請求項2に記載の電駆動モジュール。
- 前記流入口は、前記電力変換回路と前記モータの積層方向において、前記ハウジング側の端部である接続端が、前記接続端とは反対側の端部である開口端よりも下側に配置されている請求項2又は3に記載の電駆動モジュール。
- 前記モータと前記電力変換回路とを電気的に接続している導電性の端子(52、53)を備えており、
前記端子の一部は、前記モータ側冷却部と対向配置されている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電駆動モジュール。
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