JP2020089057A - カバー及び電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
Description
このカバーは、ヒューズユニットのナットに対応する位置の内面に、締結位置のナットには干渉せず、締結位置以外のナットには干渉する高さの突部が設けられ、この突部が設けられた箇所の周囲が薄肉部とされている。そして、このカバーでは、締結位置まで締結されていないナットに突部が干渉すると、突部が設けられた周囲の薄肉部が伸びて白化する。これにより、ナットの締結忘れを目視によって認識することができる。
(1) 締結部材によって部品が締結される締結部を有する被装着体に装着されるカバーであって、
前記締結部を覆う板状部と、
前記板状部に対して前記締結部材の締結方向に沿って変位可能に設けられるとともに、前記板状部の外方から視認可能な部材検知部と、を有し、
前記締結部材が前記締結部に装着された装着状態においては、前記部材検知部が前記締結部材に当接して前記締結部材との当接前の初期位置から前記板状部に対して相対的に変位され、
前記締結部材が前記締結部に装着されていない非装着状態においては、前記部材検知部が前記初期位置に維持される
ことを特徴とするカバー。
また、締結部材の有無を直接目視して確認するための大きな覗き窓を形成する場合と比べ、外来固形物が内部の部品に不用意に触れるような不具合をなくし、安全性を高めることができる。
更に、部材検知部の変位量を確認することで、締結部に装着された締結部材が未締結状態であるか否かを確認することもできる。
前記板状部に一体に成形されて前記板状部の外面に沿って延在する可撓アーム部と、
前記可撓アーム部の揺動端から前記締結部における前記締結部材の装着位置へ向かって突出する当接片と、を有し、
前記締結部に装着されている前記締結部材に前記当接片が当接することで、前記可撓アーム部が変形して前記板状部に対して相対的に変位される
ことを特徴とする上記(1)に記載のカバー。
前記板状部の外面からの前記可撓アーム部の突出寸法は、前記可撓アーム部の厚さよりも小さくされている
ことを特徴とする上記(2)に記載のカバー。
前記板状部に形成された孔部に挿し込まれて保持される棒体からなり、
前記締結部に装着されている前記締結部材に前記棒体の先端が当接することで、前記棒体が移動して前記板状部に対して相対的に変位される
ことを特徴とする上記(1)に記載のカバー。
前記締結部に重ね合わされた状態で前記締結部材によって共締めされる複数のバスバーを前記部品として有する前記被装着体であるケースと、を備える
ことを特徴とする電気接続箱。
図1は、本発明の第1実施形態に係るカバー10及びケース50を有する電気接続箱1の分解斜視図である。図2は、本第1実施形態に係るカバー10及びケース50の斜視図である。図3は、本第1実施形態に係る電気接続箱1の全体斜視図である。
なお、本第1実施形態に係る電気接続箱1は、ケース50に装着されたカバー10の上方が、さらに図示しない蓋体により覆われる構成とされている。
図4は、図2に示したカバー10及びケース50の一部を示す締結方向に沿う断面図である。図5は、図3に示したケース50の平面図である。
図6は、部材検知部20の動きを示す図であって、図6の(a)及び図6の(b)は、それぞれカバー及びケースの一部を示す締結方向に沿う断面図である。
また、上記第1実施形態では、カバー10の板状部11に部材検知部20を一体に成形したが、カバー10とは別に形成した部材検知部20をカバー10の板状部11に対してヒンジ等によって連結させてもよい。
図8は、本発明の第2実施形態に係るカバー10A及びケース50の一部を示す締結方向に沿う断面図である。なお、本第2実施形態のカバー10Aにおける上記第1実施形態のカバー10と同様の構成部材については、同符号を付して詳細な説明を省略する。
図9は、図8に示した部材検知部20Aの動きを示す図であって、図9の(a)及び図9の(b)は、それぞれカバー10A及びケース50の一部を示す締結方向に沿う断面図である。
[1] 締結部材(ナット90)によって部品(バスバー70,80)が締結される締結部(53)を有する被装着体(ケース50)に装着されるカバーであって、
前記締結部(53)を覆う板状部(11)と、
前記板状部(11)に対して前記締結部材(ナット90)の締結方向に沿って変位可能に設けられるとともに、前記板状部(11)の外方から視認可能な部材検知部(20,20A)と、を有し、
前記締結部材(ナット90)が前記締結部(53)に装着された装着状態においては、前記部材検知部(20,20A)が前記締結部材(ナット90)に当接して前記締結部材(ナット90)との当接前の初期位置から前記板状部(11)に対して相対的に変位され、
前記締結部材(ナット90)が前記締結部(53)に装着されていない非装着状態において、前記初期位置に維持される
ことを特徴とするカバー(10,10A)。
[2] 前記部材検知部(20)は、
前記板状部(11)に一体に成形されて前記板状部(11)の外面に沿って延在する可撓アーム部(21)と、
前記可撓アーム部(21)の揺動端から前記締結部(53)における前記締結部材(ナット90)の装着位置へ向かって突出する当接片(22)と、を有し、
前記締結部(53)に装着されている前記締結部材(ナット90)に前記当接片(22)が当接することで、前記可撓アーム部(21)が変形して前記板状部(11)に対して相対的に変位される
ことを特徴とする上記[1]に記載のカバー(10)。
[3] 前記可撓アーム部(21)は、前記締結部(53)に装着されている前記締結部材(ナット90)に前記当接片(22)が当接することで前記板状部(11)の外面(上面11a)から突出され、
前記板状部(11)の外面(上面11a)からの前記可撓アーム部(21)の突出寸法(P)は、前記可撓アーム部(21)の厚さ(T)よりも小さくされている
ことを特徴とする[2]に記載のカバー(10)。
[4] 前記部材検知部(20A)は、
前記板状部(11)に形成された孔部(30)に挿し込まれて保持される棒体(本体部31)からなり、
前記締結部(53)に装着されている前記締結部材(ナット90)に前記棒体(本体部31)の先端が当接することで、前記棒体(本体部31)が移動して前記板状部(11)に対して相対的に変位される
ことを特徴とする上記[1]に記載のカバー(10A)。
[5] 上記[1]〜[4]のいずれか1つに記載のカバー(10,10A)と、
前記締結部(53)に重ね合わされた状態で前記締結部材(ナット90)によって共締めされる複数のバスバー(70,80)を前記部品として有する前記被装着体であるケース(50)と、を備える
ことを特徴とする電気接続箱(1)。
10…カバー
11…板状部
11a…上面(外面)
20…部材検知部
21…可撓アーム部
22…当接片
50…ケース(被装着体)
53…締結部
70,80…バスバー(部品)
90…ナット(締結部材)
Claims (5)
- 締結部材によって部品が締結される締結部を有する被装着体に装着されるカバーであって、
前記締結部を覆う板状部と、
前記板状部に対して前記締結部材の締結方向に沿って変位可能に設けられるとともに、前記板状部の外方から視認可能な部材検知部と、を有し、
前記締結部材が前記締結部に装着された装着状態においては、前記部材検知部が前記締結部材に当接して前記締結部材との当接前の初期位置から前記板状部に対して相対的に変位され、
前記締結部材が前記締結部に装着されていない非装着状態においては、前記部材検知部が前記初期位置に維持される
ことを特徴とするカバー。 - 前記部材検知部は、
前記板状部に一体に成形されて前記板状部の外面に沿って延在する可撓アーム部と、
前記可撓アーム部の揺動端から前記締結部における前記締結部材の装着位置へ向かって突出する当接片と、を有し、
前記締結部に装着されている前記締結部材に前記当接片が当接することで、前記可撓アーム部が変形して前記板状部に対して相対的に変位される
ことを特徴とする請求項1に記載のカバー。 - 前記可撓アーム部は、前記締結部に装着されている前記締結部材に前記当接片が当接することで前記板状部の外面から突出され、
前記板状部の外面からの前記可撓アーム部の突出寸法は、前記可撓アーム部の厚さよりも小さくされている
ことを特徴とする請求項2に記載のカバー。 - 前記部材検知部は、
前記板状部に形成された孔部に挿し込まれて保持される棒体からなり、
前記締結部に装着されている前記締結部材に前記棒体の先端が当接することで、前記棒体が移動して前記板状部に対して相対的に変位される
ことを特徴とする請求項1に記載のカバー。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のカバーと、
前記締結部に重ね合わされた状態で前記締結部材によって共締めされる複数のバスバーを前記部品として有する前記被装着体であるケースと、備える
ことを特徴とする電気接続箱。
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JP2018220060A JP7156919B2 (ja) | 2018-11-26 | 2018-11-26 | カバー及び電気接続箱 |
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JPH04111222U (ja) * | 1991-03-13 | 1992-09-28 | 住友電装株式会社 | 端子接続ケース |
JPH064421U (ja) * | 1992-06-23 | 1994-01-21 | 住友電装株式会社 | ボルトの締め忘れ検知構造 |
Family Cites Families (1)
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-
2018
- 2018-11-26 JP JP2018220060A patent/JP7156919B2/ja active Active
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