JP2020088937A - 電力供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】停電が生じた場合に複数の交流出力変換器で効率的な並列運転を可能にする。【解決手段】電力供給システムであって、交流負荷に電力を供給する並列接続した複数の交流出力変換器と、複数の交流出力変換器から交流負荷に供給する電力を管理する管理装置とを備える。各交流出力変換器は、外部交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換器と、直流電圧を交流電圧に変換して交流負荷に供給する直流交流変換器と、直流交流変換器と並列に接続され、直流電圧を蓄電して外部交流電圧の停電時に電力を供給するための複数の2次電池とを含む。管理装置は、外部交流電圧の停電時に複数の交流出力変換器のそれぞれの複数の2次電池の状態に基づいて直流交流変換器から交流負荷に供給する電力を調整する。【選択図】図1

Description

本発明は、直流から交流に電力変換を行う交流出力変換器を複数並列に接続し、負荷に電力を供給する電力供給システムに関する。
直流から交流に電力変換を行う交流出力変換器を複数並列に接続し、負荷に電力を供給する電力供給システムが知られている。
この点で、特開2017−50933公報においては、インバータのような交流出力変換器を複数台並列に接続し、共通の負荷に対して並列運転する電力供給システムが開示されている。
特開2017−50933号公報
一方で、上記公報における電力供給システムは、それぞれの交流出力変換器から負荷に供給することにより高効率な給電が可能であるが、例えば停電が生じた際には、蓄電池から負荷に対して電力を供給する。
しかしながら、停電が生じた後、蓄電池から負荷への電力供給能力は、それぞれの交流出力変換器で異なる場合がある。
その場合、交流出力変換器からの電力供給能力を一律に設定した場合には、供給期間がそれぞれの交流出力変換器で異なる可能性が生じる。すなわち、複数の交流出力変換器で並列運転を実施する期間が短くなる可能性がある。
本発明の目的は、上記の課題を解決するためのものであって、停電が生じた場合に複数の交流出力変換器で効率的な並列運転を可能にする電力供給システムを実現する。
ある局面に従う電力供給システムであって、交流負荷に電力を供給する並列接続した複数の交流出力変換器と、複数の交流出力変換器から交流負荷に供給する電力を管理する管理装置とを備える。各交流出力変換器は、外部交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換器と、直流電圧を交流電圧に変換して交流負荷に供給する直流交流変換器と、直流交流変換器と並列に接続され、直流電圧を蓄電して外部交流電圧の停電時に電力を供給するための複数の2次電池とを含む。管理装置は、外部交流電圧の停電時に複数の交流出力変換器のそれぞれの複数の2次電池の状態に基づいて直流交流変換器から交流負荷に供給する電力を調整する。
好ましくは、管理装置は、外部交流電圧の停電時に複数の交流出力変換器のそれぞれの複数の2次電池の状態を確認する。
好ましくは、管理装置は、外部交流電圧の停電時に複数の交流出力変換器のそれぞれの複数の2次電池の状態を確認し、異常である2次電池を使用不可に設定する。
好ましくは、各交流出力変換器は、複数の2次電池にそれぞれ対応して設けられる複数の切替回路をさらに含む。管理装置は、外部交流電圧の停電時に複数の交流出力変換器のそれぞれの複数の2次電池の状態を確認し、異常である2次電池に対応する切替回路をオフに設定する。
好ましくは、管理装置は、外部交流電圧の停電時に複数の交流出力変換器のそれぞれの複数の2次電池の状態を確認し、異常である2次電池を除く正常である2次電池の全体の個数に基づいて直流交流出力変換器から交流負荷に供給する電力を調整する。
好ましくは、管理装置は、外部交流電圧の停電時に複数の交流出力変換器のそれぞれの複数の2次電池の状態を確認し、異常である2次電池を除く正常である2次電池から供給される電流値に基づいて直流交流出力変換器から交流負荷に供給する電力を調整する。
好ましくは、管理装置は、外部交流電圧の停電時に複数の交流出力変換器のそれぞれの複数の2次電池の状態を確認し、異常である2次電池を除く正常である2次電池の残量に基づいて直流交流出力変換器から交流負荷に供給する電力を調整する。
本発明の電力供給システムは、停電が生じた場合に複数の交流出力変換器で効率的な並列運転を可能にする。
実施形態に基づく無停電電源システム1の構成を説明する図である。 実施形態に基づく停電時の負荷20に対する電力供給の模式図である。 実施形態に基づく停電時の交流出力変換器10−1,10−2の蓄電池6−1〜6−4の電力供給を説明する図である。 従来の停電時の無停電電源システムの電力供給を説明する図である。 従来の停電時の無停電電源システムの負荷20に対する電力供給の模式図である。 従来の停電時の交流出力変換器10−1,10−2の蓄電池6−1〜6−4の電力供給を説明する図である。 従来の停電時の交流出力変換器10の蓄電池の電力供給の模式図である。 実施形態に基づく管理装置15の負担分担率の計算について説明する図である。 実施形態に基づく無停電電源システム1の停電時の負荷20に対する電力供給の模式図である。 実施形態に基づく停電時の交流出力変換器10−1,10−2の蓄電池6−1〜6−4の電力供給を説明する別の図である。 実施形態の変形例1に基づく管理装置15の負担分担率の計算について説明する図である。 実施形態の変形例1に基づく無停電電源システムの負担分担率の計算について説明する図である。 実施形態の変形例2に基づく管理装置15の負担分担率の計算について説明する図である。 実施形態の変形例2に基づく無停電電源システムの負担分担率の計算について説明する図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。本例においては、一例として電力供給システムとして、無停電電源システム(以降、UPS(Uninterruptible Power Supply))について説明する。
本実施形態においては、無停電電源システムにおいて、複数の交流出力変換器の並列構成を用いて説明する。
図1は、実施形態に基づく無停電電源システム1の構成を説明する図である。
図1(A)を参照して、無停電電源システム1は、複数(n個)の交流出力変換器10−1〜10−nおよび交流出力変換器10−1〜10−nから共通の負荷20に供給する電力を管理する管理装置15を含む。交流出力変換器10−1〜10−n(総称して交流出力変換器10とも称する)は、外部交流電源3と接続されるとともに、共通の負荷20に対して並列運転する。なお、n個は、特に2個以上であれば供給する負荷に応じて任意の値に設定することが可能である。一例として、2台の交流出力変換器10−1,10−2を含む構成について説明する。
以下、各交流出力変換器10の構成について説明する。
交流出力変換器10は、外部交流電源3と接続され、外部交流電源3からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ5と、コンバータ5と接続され、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ7と、インバータ7と並列にコンバータ5と接続される蓄電装置11と、蓄電装置11とインバータ7との間に設けられた切替回路2とを含む。蓄電装置11は、互いに並列に接続された複数の蓄電池6−1〜6−4と、複数の蓄電池6−1〜6−4にそれぞれ対応して設けられた切替回路(スイッチ)4−1〜4−4とを含む。
交流出力変換器10は、インバータ7と負荷との間に設けられた切替回路9と、コンバータ5およびインバータ7の供給経路とは別に設けられた交流電圧を供給するバイパス経路と、バイパス経路と負荷との間に設けられた切替回路8とをさらに含む。
外部交流電源3が停電により電力の供給が停止した場合には、蓄電装置11から負荷に電力を供給する。
管理装置15は、外部交流電源3が停電により電力の供給が停止した場合には、各種切替回路を制御するとともに、負荷20に対して供給する電力を管理する。
外部交流電源3が正常に動作している通常時においては、切替回路9がオンしており、負荷20とインバータ7とが接続されている状態である。
コンバータ5は、外部交流電源3からの交流電圧を直流電圧に変換する。インバータ7は、コンバータ5と接続され、直流電圧を交流電圧に変換する。また、蓄電池6は、コンバータ5が変換した直流電圧を蓄電する。
インバータ7から切替回路9を介して負荷20に電力が供給される。
複数の交流出力変換器10の並列構成であるため、それぞれの交流出力変換器10から負荷20に対して必要な電力が供給される。
本例においては、負荷20に対して交流出力変換器10は、それぞれ負荷20に必要な50%の電力を供給する。
図1(B)を参照して、実施形態に基づく停電時の無停電電源システム1の電力供給を説明する図である。
外部交流電源3が停電した場合について説明する。
この場合には、コンバータ5からの電圧供給が低下するため切替回路2がオンする。
そして、蓄電装置11からインバータ7および切替回路9を介して負荷20に対する電力供給を継続する。この状態の場合には、切替回路8はオフしている。
本例においては、負荷20に対して交流出力変換器10は、それぞれ負荷20に必要な50%の電力の供給を継続する。
図2は、実施形態に基づく停電時の負荷20に対する電力供給の模式図である。
図2に示されるように、各交流出力変換器10は、停電前に負荷20に対して50%の電力を供給していた。
停電後においても負荷20に対して50%の電力の供給を継続するために各蓄電池6は、12.5%の電力をそれぞれ供給している。
図3は、実施形態に基づく停電時の交流出力変換器10−1,10−2の蓄電池6−1〜6−4の電力供給を説明する図である。
図3に示されるように、8台の蓄電池6が負荷20と接続されて、各蓄電池6は、それぞれ負荷20に必要な12.5%の電力を供給する。
したがって、均等に蓄電池6の電力が消費されるため複数の交流出力変換器10−1,10−2が互いに並列に運転する期間がある程度長い期間確保される。したがって、当該期間中に停電状態が回復して復電すれば複数の交流出力変換器10が並列に動作している期間中に復帰することが可能である。
図4は、従来の停電時の無停電電源システムの電力供給を説明する図である。
図4(A)には、外部交流電源3が停電した場合が示されている。
また、交流出力変換器10−2の蓄電池6−1,6−2が故障している場合が示されている。したがって、蓄電池6−3,6−4から負荷20に対して電力が供給される。
本例においては、負荷20に対して交流出力変換器10は、それぞれ負荷20に必要な50%の電力の供給を継続する。
図4(B)には、外部交流電源3が停電した後、図4(A)の状態が継続した場合が示されている。
交流出力変換器10−2の蓄電池6−1,6−2が故障している場合には、蓄電池6−3,6−4から負荷20に対して供給される電力の消費が大きいため交流出力変換器10−2が停止する。
したがって、交流出力変換器10−1は、負荷20に必要な100%の電力の供給を継続する。
図5は、従来の停電時の無停電電源システムの負荷20に対する電力供給の模式図である。
図5(A)に示されるように、各交流出力変換器10は、停電前に負荷20に対して50%の電力を供給していた。
停電後においても負荷20に対して50%の電力の供給を継続する。したがって、交流出力変換器10−2は、蓄電池6−3,6−4のみで負荷20に対して50%の電力を供給する必要がある。したがって、蓄電池6−3,6−4は、それぞれ負荷20に必要な25%の電力を供給する。交流出力変換器10−1の蓄電池6−1〜6−4は、それぞれ負荷20に必要な12.5%の電力を供給する。
図5(B)に示されるように、外部交流電源3が停電した後、交流出力変換器10−1は、負荷20に必要な100%の電力の供給を継続する。
交流出力変換器10−1の蓄電池6−1〜6−4は、それぞれ負荷20に必要な25%の電力を供給する。
図6は、従来の停電時の交流出力変換器10−1,10−2の蓄電池6−1〜6−4の電力供給を説明する図である。
図6に示されるように、2台の蓄電池が故障で停止ししている。
交流出力変換器10−2の蓄電池6−3,6−4は、それぞれ負荷20に必要な25%の電力を供給する。交流出力変換器10−1の蓄電池6−1〜6−4は、それぞれ負荷20に必要な12.5%の電力を供給する。
当該図に示されるように、蓄電池6−3,6−4は、図3の状態と比較して消費電力が2倍となっている。
したがって、複数の交流出力変換器10−1,10−2が互いに並列に運転する期間は、図3の半分の期間になる。
したがって、複数の交流出力変換器10が並列に動作している期間中に復帰することが難しくなり、完全に停止した状態から復帰する際には運転中に復帰する場合よりも復帰時間が長くなる可能性がある。
図7は、従来の停電時の交流出力変換器10の蓄電池の電力供給の模式図である。
図7(A)に示されるように、交流出力変換器10−1は、停電前に負荷20に対して50%の電力を供給していた。停電後においても負荷20に対して50%の電力の供給を継続するために各蓄電池6は、12.5%の電力をそれぞれ供給している。
また、交流出力変換器10−2は、停電前に負荷20に対して50%の電力を供給していた。停電後においても負荷20に対して50%の電力の供給を継続する。この場合、2台蓄電池6が故障しているために蓄電池6−3,6−4は、25%の電力をそれぞれ供給している。
図7(B)に示されるように、交流出力変換器10−2の電力が停止した場合が示されている。交流出力変換器10−1は、負荷20に対して100%の電力を供給する必要がある。したがって、負荷20に対して100%の電力の供給を継続するために蓄電池6−1〜6−4は、25%の電力をそれぞれ供給している。
図8は、実施形態に基づく管理装置15の負担分担率の計算について説明する図である。
図8に示されるように、管理装置15は、交流出力変換器10−1,10−2の蓄電池6の正常台数をカウントする。管理装置15は、交流出力変換器10−1,10−2の蓄電装置11の蓄電池6の状態を確認する。管理装置15は、蓄電池6の状態が異常であると判断した場合には、対応する切替回路4をオフに設定する。本例においては、交流出力変換器10−1の蓄電池6−1,6−2の切替回路4−1,4−2をオフに設定する。
管理装置15は、蓄電池6の異常状態の蓄電池を除く全体の正常台数を合計して、均等に負荷を分担する。具体的には、交流出力変換器10に含まれる正常な蓄電池6の台数に応じて負荷が均等になるように分担する。
本例においては、正常な蓄電池6の台数が6台である。したがって、負荷20に対して必要な電力を供給する負担割合は、各蓄電池6において16.7%である。
図9は、実施形態に基づく無停電電源システム1の停電時の負荷20に対する電力供給の模式図である。
図9に示されるように、各交流出力変換器10は、停電前に負荷20に対して50%の電力を供給していた。
停電後においては、正常な蓄電池6の台数に応じて負荷20に対する電力の負担割合を調整する。
管理装置15は、蓄電池6の全体の正常台数を合計して、均等に負荷を分担する。具体的には、交流出力変換器10に含まれる正常な蓄電池6の台数に応じて負荷が均等になるように分担する。
本例においては、正常な蓄電池6の台数が6台である。したがって、負荷20に対して必要な電力を供給する負担割合は、各蓄電池6において16.7%である。
交流出力変換器10−1は、蓄電池6−1〜6−4を用いて、負荷20に対して66.7%の電力を供給する。また、交流出力変換器10−2は、蓄電池6−3,6−4を用いて、負荷20に対して33.3%の電力を供給する。
図10は、実施形態に基づく停電時の交流出力変換器10−1,10−2の蓄電池6−1〜6−4の電力供給を説明する別の図である。
図10に示されるように、6台の蓄電池6が負荷20と接続されて、各蓄電池6は、それぞれ負荷20に必要な16.7%の電力を供給する。
したがって、均等に蓄電池6の電力が消費されるため複数の交流出力変換器10−1,10−2が互いに並列に運転する期間がある程度長い期間確保される。したがって、当該期間中に停電状態が回復して復電すれば複数の交流出力変換器10が並列に動作している期間中に復帰することが可能である。すなわち、図6の状態では、半分の期間しか並列に運転する期間を確保することができなかったが、本方式により、図3の期間の2/3の期間を確保することが可能となり、互いに並列に運転する期間を可能な限り延ばすことが可能である。したがって、当該期間中に停電状態が回復して復電すれば複数の交流出力変換器10が並列に動作している期間中に復帰することが可能である。
(変型例1)
上記の実施形態においては、正常な蓄電池6の台数に応じて負荷の分担率を調整する方式について説明した。
一方で、これに限られず、他の方式で分担率を調整するようにしてもよい。
例えば、流れる電流量に応じて負荷の分担率を調整するようにしてもよい。
図11は、実施形態の変形例1に基づく管理装置15の負担分担率の計算について説明する図である。
図11に示されるように、管理装置15は、交流出力変換器10−1,10−2の蓄電池6から流れる電流量をそれぞれ計測する。管理装置15は、交流出力変換器10−1,10−2の蓄電装置11の蓄電池6の状態を確認する。管理装置15は、蓄電池6の状態が異常であると判断した場合には、対応する切替回路4をオフに設定する。本例においては、交流出力変換器10−1の蓄電池6−1,6−2の切替回路4−1,4−2をオフに設定する。
管理装置15は、蓄電池6で計測された電流量に基づいて均等に負荷を分担する。具体的には、交流出力変換器10−1の蓄電池6−1〜6−4のそれぞれから流れる電流量I11〜I14および交流出力変換器10−2の蓄電池6−1〜6−4のそれぞれから流れる電流量I21〜I24に基づいて負荷が均等になるように分担する。
具体的には、交流出力変換器10−1の蓄電池6−1〜6−4のそれぞれから流れる電流量I11〜I14の最大電流量IB1および交流出力変換器10−2の蓄電池6−1〜6−4のそれぞれから流れる電流量I21〜I24の最大電流量IB2に基づいて負荷が均等になるように分担する。
最大電流量IB1およびIB2の合計に基づいて負荷を調整する。
図12は、実施形態の変形例1に基づく無停電電源システムの負担分担率の計算について説明する図である。
図12に示されるように、一例として、交流出力変換器10−1,10−2に対して200kWの負荷電力が掛かっている場合について説明する。また、各蓄電池6−1〜6−4は、電圧500Vの供給が可能であるものとする。
この場合、交流出力変換器10−1の蓄電池6−1〜6−4のそれぞれに流れる電流量は100A(200kW/500V/4台)である。
一方、交流出力変換器10−2の蓄電池6−1,6−2は故障しているものとする。そして、蓄電池6−3,6−4は、電圧470Vの供給が可能であるものとする。
この場合、交流出力変換器10−2の蓄電池6−3〜6−4のそれぞれに流れる電流量は213A(200kW/470V/2台)である。
管理装置15は、最大電流量IB1(100A)と、最大電流量IB2(213A)とに基づいて負担分担率を計算する。
具体的には、交流出力変換器10−1の負担分担率を68%(IB2/(IB1+IB2))に設定する。
また、交流出力変換器10−2の負担分担率を32%(IB1/(IB1+IB2))に設定する。
これにより、交流出力変換器10−1の蓄電池6−1〜6−4から流れる電流量は100Aから136Aに増加する。
また、交流出力変換器10−2の蓄電池6−3,6−4から流れる電流量は213Aから136Aに減少する。
各蓄電池6から流れる電流量を均等にして、各蓄電池6の電力が均一に消費されるため複数の交流出力変換器10−1,10−2が互いに並列に運転する期間がある程度長い期間確保される。したがって、当該期間中に停電状態が回復して復電すれば複数の交流出力変換器10が並列に動作している期間中に復帰することが可能である。すなわち、図6の状態では、半分の期間しか並列に運転する期間を確保することができなかったが、本方式により、図3の期間の2/3の期間を確保することが可能となり、互いに並列に運転する期間を可能な限り延ばすことが可能である。したがって、当該期間中に停電状態が回復して復電すれば複数の交流出力変換器10が並列に動作している期間中に復帰することが可能である。
なお、上記は一例であり、他の方式を採用するようにしても良い。
(変型例2)
蓄電池6の残量に応じて負荷の分担率を調整するようにしても良い。
図13は、実施形態の変形例2に基づく管理装置15の負担分担率の計算について説明する図である。
図13に示されるように、管理装置15は、交流出力変換器10−1,10−2の蓄電池6の残量をそれぞれ計測する。管理装置15は、交流出力変換器10−1,10−2の蓄電装置11の蓄電池6の状態を確認する。管理装置15は、蓄電池6の状態が異常であると判断した場合には、対応する切替回路4をオフに設定する。本例においては、交流出力変換器10−1の蓄電池6−1,6−2の切替回路4−1,4−2をオフに設定する。
管理装置15は、蓄電池6で計測された残量に基づいて均等に負荷を分担する。具体的には、交流出力変換器10−1の蓄電池6−1〜6−4の残量P11〜P14および交流出力変換器10−2の蓄電池6−1〜6−4の残量P21〜P24に基づいて負荷が均等になるように分担する。
具体的には、交流出力変換器10−1の蓄電池6−1〜6−4の残量P11〜P14の最小残量P1および交流出力変換器10−2の蓄電池6−1〜6−4の残量P21〜P24の最小残量P2に基づいて負荷が均等になるように分担する。
最小残量P1およびP2の合計に基づいて負荷を調整する。
図14は、実施形態の変形例2に基づく無停電電源システムの負担分担率の計算について説明する図である。
図14に示されるように、一例として、交流出力変換器10−1,10−2に対して200kWの負荷電力が掛かっている場合について説明する。また、残量P11〜P14は、80%あるいは79%とする。
一方、交流出力変換器10−2の蓄電池6−1,6−2は故障しているものとする。また、残量P21,P22は、故障により動作しないため残量は100%とする。また、交流出力変換器10−2の蓄電池6−3,6−4の残量P23,P24は、59%あるいは60%とする。
管理装置15は、最小残量P1(79%)と、最小残量P2(59%)とに基づいて負担分担率を計算する。
具体的には、交流出力変換器10−1の負担分担率を57%(P1/(P1+P2))に設定する。
また、交流出力変換器10−2の負担分担率を43%(P2/(P1+P2))に設定する。
これにより、交流出力変換器10−1の負荷は全体として50%から57%に増加する。
また、交流出力変換器10−2の負荷は全体として50%から43%に減少する。
各蓄電池6の残量が均一になるように調整する。これにより蓄電池6が均一に消費されるため複数の交流出力変換器10−1,10−2が互いに並列に運転する期間がある程度長い期間確保される。したがって、当該期間中に停電状態が回復して復電すれば複数の交流出力変換器10が並列に動作している期間中に復帰することが可能である。すなわち、図6の状態では、半分の期間しか並列に運転する期間を確保することができなかったが、本方式により、図3の期間の2/3の期間を確保することが可能となり、互いに並列に運転する期間を可能な限り延ばすことが可能である。したがって、当該期間中に停電状態が回復して復電すれば複数の交流出力変換器10が並列に動作している期間中に復帰することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 無停電電源システム、2,8,9 切替回路、3 外部交流電源、5 コンバータ、6 蓄電池、7 インバータ、10−1,10−2 交流出力変換器、11 蓄電装置、15 管理装置、20 負荷。

Claims (7)

  1. 交流負荷に電力を供給する並列接続した複数の交流出力変換器と、
    前記複数の交流出力変換器から前記交流負荷に供給する電力を管理する管理装置とを備え、
    各前記交流出力変換器は、
    外部交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換器と、
    前記直流電圧を交流電圧に変換して前記交流負荷に供給する直流交流変換器と、
    前記直流交流変換器と並列に接続され、前記直流電圧を蓄電して前記外部交流電圧の停電時に電力を供給するための複数の2次電池とを含み、
    前記管理装置は、前記外部交流電圧の停電時に前記複数の交流出力変換器のそれぞれの前記複数の2次電池の状態に基づいて前記直流交流変換器から前記交流負荷に供給する電力を調整する、電力供給システム。
  2. 前記管理装置は、前記外部交流電圧の停電時に前記複数の交流出力変換器のそれぞれの前記複数の2次電池の状態を確認する、請求項1記載の電力供給システム。
  3. 前記管理装置は、前記外部交流電圧の停電時に前記複数の交流出力変換器のそれぞれの前記複数の2次電池の状態を確認し、異常である2次電池を使用不可に設定する、請求項2記載の電力供給システム。
  4. 各前記交流出力変換器は、前記複数の2次電池にそれぞれ対応して設けられる複数の切替回路をさらに含み、
    前記管理装置は、前記外部交流電圧の停電時に前記複数の交流出力変換器のそれぞれの前記複数の2次電池の状態を確認し、異常である2次電池に対応する切替回路をオフに設定する、請求項3記載の電力供給システム。
  5. 前記管理装置は、前記外部交流電圧の停電時に前記複数の交流出力変換器のそれぞれの前記複数の2次電池の状態を確認し、異常である2次電池を除く正常である2次電池の全体の個数に基づいて前記直流交流出力変換器から前記交流負荷に供給する電力を調整する、請求項3記載の電力供給システム。
  6. 前記管理装置は、前記外部交流電圧の停電時に前記複数の交流出力変換器のそれぞれの前記複数の2次電池の状態を確認し、異常である2次電池を除く正常である2次電池から供給される電流値に基づいて前記直流交流出力変換器から前記交流負荷に供給する電力を調整する、請求項3記載の電力供給システム。
  7. 前記管理装置は、前記外部交流電圧の停電時に前記複数の交流出力変換器のそれぞれの前記複数の2次電池の状態を確認し、異常である2次電池を除く正常である2次電池の残量に基づいて前記直流交流出力変換器から前記交流負荷に供給する電力を調整する、請求項3記載の電力供給システム。
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