JP2020088670A - 集音装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラやビデオカメラ、パソコンなどに着脱可能なマイクにおいて、ユーザーへ電池残量低下を通知する集音装置を提供する。【解決手段】1眼レフデジタルカメラシステムにおいて、外部マイク300は、録画録音可能なカメラ100から音声信号ラインにより供給される電源PinP(プラグインパワー)機能を利用し、プラグインパワーからの電荷をLED点灯用2次充電池313に充電する。外部マイク300のBC部(バッテリーチェック部)309は電池残量をモニターし、電池301の電圧が低下したことを検出し、2次充電池313にためた電荷を使用してLED警告を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、カメラ用外付けマイク(マイクロフォン)に関し、特に電池残量表示を行う際の電源制御に関する。
近年、デジタルカメラでも動画撮影が可能となっており録音や録画の用途で用いる場合がある。撮像センサーが高画素、高解像度化したことに加え、レンズ交換式カメラでは様々なレンズを使用することができ、多彩なレンズ描写と大型撮像センサーによる美しいボケ味を生かした描写力により、民生用ビデオカメラとは異なるひと味違った映像表現が実現できている。
しかし、デジタルカメラの多くは録音(録画)専用の機器では無い為、録音に適したマイクを搭載していないことが多い。特に望遠レンズに付け替えて遠くの被写体の動画を撮影しようとしても、デジタルカメラに搭載されている内蔵マイクでは遠距離にいる被写体の音まで拾うことができない。
そこでこうしたデジタルカメラに適宜取り付けられる指向性切り替え機能を持った指向性ステレオマイク装置が一部で提案されている。音の指向性を切換えることで、望遠側から広角側まで状況に応じて音を捉えることができ、より臨場感がある動画を撮影することができる。
カメラやビデオカメラ、さらにはパソコンなど着脱可能なマイクを接続し、音声記録可能な製品では、マイク接続のためにミニジャックをもち、接続したマイクへ電源供給するための機能である「PinP(プラグインパワー)」を備えている。
「PinP(プラグインパワー)」は、規格化されていないが、音声センサーであるECM:エレクトレットコンデンサマイクを動作させるに必要な電源能力は備えており、「PinP対応」と謳ったマイクも商品化されている。
特許文献1では、電池搭載するマイクで、回路への通電を接続先からのプラグインパワーのレベルを検知して制御する。プラグインパワーのレベルが高いことを検知したときに、マイクは内部内路へ搭載電池からの通電を行い、接続先へ出力を行う方法が開示されている。
特許文献2では、外部電源供給と内蔵電源供給との切り換え回路を備えるコンデンサマイクロホンで、切り替え手段はフォト−MOSリレーが備えているMOSFETで構成され、内部電源が低下し、外部電源との電圧差によりフォトMOSリレーが点灯できると、外部電源からの供給となる方法が開示されている。
特開平6−233375号公報 特開2013−236125号公報
「PinP対応」と謳ったマイクは、単なるステレオマイクなどであって、回路規模を小さく、消費電力を少なく抑えている。そのため、指向性切り替えなどの回路が組み込まれている高機能マイクでは、その消費電流から、デジタルカメラなど接続先機器からのPinPではソース能力不足で動作できず、電池などの電源を搭載する必要がある。しかし、電池を搭載すると、デジタルカメラなど接続している録音機器が動作できる状態であっても、マイクの電池性能が低下すれば、マイク回路が適正に動作できないことが起こりうる。
マイクの電池残量をユーザーへ知らせるためのバッテリーチェック(BC)機能を搭載するマイクもあるが、電源SW_ON時の瞬間の電池残量をLEDで一時的に表示するに留まっており、マイク動作中に電池残量を随時チェックしLEDの点灯でユーザーへ通知することは行われていない。なぜならLEDを点灯させるためにも電池からの電流供給が必要になり、残量が少なくなっている電池からLEDを点灯させるほどの電流を供給すると、電池残量が急激に低下しマイクが動作できなくなってしまう為である。
よって現状のシステムでは電源投入時のBCでユーザーに電池残量を通知できるが、使用中に電池残量が低下してもユーザーに通知する手段が無い。結果ユーザーはマイクが音声を収集し、カメラへ音声信号を送信していると思っているが、実際は電池切れで音声が録音されていない状況に陥る可能性がある。
そこで、本発明の目的は、PinPから給電されている電荷をマイク内の二次電池に蓄えておくことで、電池残量低下を検出した際にその蓄えた電荷を利用しLEDを点灯させることによってユーザーへ電池残量低下を通知することを可能にしたマイク装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る集音装置は、
録画、録音可能な装置と接続可能であり、音声出力可能な集音装置であって、接続先から音声信号ラインにより供給される電源(プラグインパワ−)機能を利用し、プラグインパワーからの電荷をLED点灯用2次充電池に充電可能なことを特徴とする。
本発明によれば、PinPから給電されている電荷をマイク内のコンデンサに蓄えておくことで、電池残量低下を検出した際にその蓄えた電荷を利用しLEDを点灯させることによってユーザーへ電池残量低下を通知することを可能とする集音装置の提供を実現できる。
本発明に係る一眼レフデジタルカメラシステムのブロック図である。 図1に示す外部マイクと一眼レフデジタルカメラの音声処理部のブロック図である。 本発明のマイクのECMの配置と指向性の関係を示す図である。 図2に示したマイクの動作内容を示すフロー図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかわる外部マイクをカメラに接続した際の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の第1の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るカメラシステムの概略構成を示す図である。
破線で囲まれた部分はカメラ100であって、着脱可能な外部集音装置(マイク)が装着された状態である。
カメラ100は、制御手段として機能して全体の制御を行うマイコンPRS140と、CCDまたはCMOSエリアセンサ等からなる撮像部13とを具備している。また、撮像部13から出力された画像信号を処理する画像処理部141、カメラ100の撮影画像を表示する画像表示部6、複数の画像データを保存する不揮発性の記憶部材からなる外部記憶装置9等も具備している。
マイコンPRS140は、例えば、内部にCPU(中央演算処理部)、RAM、ROM、不揮発性メモリ、入出力ポート等が配置されたワンチップのコンピュータ(以下、マイコンと略記する)である。
マイコンPRS140は、ROMに格納されたシーケンスプログラムに基づいて、一連の動作を行う。また、マイコンPRS140に内蔵されている不揮発性メモリには、一連のパラメータが格納されている。例えば、露出制御や焦点調節に関する調整値等を含む一連のカメラ100の制御パラメータや、撮像素子の調整値、撮影画像のホワイトバランスから画像表示部6に撮影画像を表示する際の制御値のデータなどのパラメータが格納されている。このように、画像処理の制御、調整に関係する一連のパラメータが不揮発性メモリに格納されている。マイコンPRS140は、動画撮影時には、音声処理部200からの音声出力を画像処理部141の出力と同期させて撮影画像データとして外部記憶装置9に記録する。
音声処理部200は、着脱式の外部マイク300または内蔵マイク500のいずれかの音声信号を選択し、所定の信号処理を行い、デジタルデータとしてマイコンPRS140に出力する。
外部マイク300はφ3.5mmのジャックを介してカメラ100に電気的に接続可能であって、マイコンPRS140は挿抜検知部400からの出力により外部マイク300が装着されていることを検知すると、入力をマイク300に切り替え音声処理部200の音声処理内容を外部マイク300に適した内容に変更する。外部マイク300が装着されていないときには、音声処理部200の音声処理内容を内蔵マイク500に適した設定として、音声処理を行う。外部マイク300および音声処理部200の詳細説明は図2を使って後述する。
撮像部13は、CCDまたはCMOSエリアセンサ等の撮像素子と該撮像素子を駆動するセンサ駆動部とからなる。撮像部13は、レンズ部5の光学系を通じて、撮影領域からの光束を撮像素子上に結像させており、撮像素子はこの光学像を光電変換し、電気信号として画像処理部141へ出力する。
画像処理部141は、撮像画像補正部、インターフェイス(IF)部、表示画生成部から構成されていて、撮像部13からの撮像素子出力に一連の処理を行っている。撮像画像補正部は、A/D変換機能を備え、撮像部13から入力された電気信号をA/D変換し、暗電流補正やシェーディング補正など、撮像部13に起因する一連の補正を行う。
画像処理部141では、ローパスフィルタによりノイズ成分を除去し、画素及び色補間処理、ホワイトバランスやガンマ補正等、いわゆる画像そのものに関する一連の画像処理を行う。IF部では、一連の画像処理を行った撮影画像データを後述する外部記憶装置9へ送り出したり、外部記憶装置9に記録された撮影画像データを読み出したりする。
また、画像処理部141では、画像処理された撮影画像データや、外部記憶装置9に記憶された撮影画像データに対して表示のための一連の処理を行い、IF部を介して画像表示部6へ出力する。なお、IF部から画像表示部6へ撮影画像データを出力するまでの一連の処理は、表示画生成部内のリサイズ部、VRAM部を経由して行われる。
画像表示部はLCD制御部とLCD表示部で構成され、画像処理部141にてLCD示向けの画像サイズに調整された画像データにLCD表示向けに、輝度、コントラスト、γの各調整を行い、LCDに表示する。不図示のバックライトの点灯および輝度制御はマイコンPRS140にて行っている。
画像表示部に表示される対象となる撮影画像データは、前述した撮像部13で撮像された画像データのほかに、外部記憶装置9に記憶した画像データや、カメラ100の設定情報がある。
外部記憶装置9は、例えば、CFカードのような複数の画像データを保存することができる不揮発性の記憶部材であって、カメラ100から着脱可能なものである。そして、カメラ100に装着した状態で画像処理部141から出力される撮影画像データを記憶する。これにより、1つまたは複数の撮影画像データを記憶した後に、カメラ100から取り外して、本システムのデータ形式で読み出し可能な別のシステムに装着すれば、記憶されている撮影画像データの再生、編集、及び保存が可能となる。
焦点検出部4は、不図示結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、及び複数の光電変換素子からなるCCD等のラインセンサから構成されている。本実施形態における焦点検出部4は、周知の位相差方式であるとともに、観察画面内(ファインダ視野内)の複数の領域を測距点として、該測距点で焦点を検出することが可能となるように構成されている。
レンズ部5には、焦点調節回路及び絞り駆動回路が組み込まれており、マイコンPRS140と信号の伝達がなされる。マイコンPRS140は焦点検出部4から出力される信号に基づき、レンズ部5に内蔵されている焦点調節回路を動作して、最適な焦点調節となる信号を出力する。さらに、測光センサ8から出力される信号に基づいて、レンズ部5に内蔵されている絞り駆動回路を動作して、最適な露光量となる信号を出力する。ミニジャック400については図2で後述する。
図2は、図1の外部マイク300がカメラ100に接続された状態での音声処理部200、挿抜検知部400の構成について示すブロック図である。
外部マイク300は、ショットガン(モノラル)、90°ステレオ、120°ステレオの3つの指向性のいずれかを選択でき、回路動作電源として後述の電池301を搭載している。
マイクを制御するマイク制御回路310やマイクの指向性を制御する指向性制御回路&AMP部304、回路動作電源である電池の残量をモニタリングするBC(バッテリーチエック)検出回路309や、電池残量が低下した際にユーザーへ残量低下を警告するBC表示回路(LED)312の二次電池を充電、制御するための二次電池充電制御回路311から構成される。
PinP(プラグインパワー)は定められた規格が現時点では存在せず、一般的にPinP(プラグインパワー)搭載と謳っている録音機能を備えた製品は、単なるステレオマイクを動作させるソース能力を有しても、例えば指向性制御のために複数の音声センサーの信号を合成するなどの機能を賄うほどのソース能力はない。その為電池301を搭載しており、電池301は例えばCR2032のようなコイン電池であり、外部マイクの外形や重量への影響は小さい。
電源SW308は外部マイク回路への通電を可能にするスイッチであって、ユーザーが使用時にON操作するものであり、電池301からの通電を行うためのものである。指向性選択SW307は、ショットガン(モノラル)、90°(ステレオ)、120°(ステレオ)なる3つの指向性からユーザーが意図する指向性を選択し設定するためのスイッチである。BC判定レベルは、指向性制御部&AMP部304の回路の最低動作電圧に基づき設定される。
BC検出回路309では、電源SW308がONした直後にBCを行う。BCにて設定された閾値を上回り、マイクの動作が可能とBC検出回路309が検出した際に、マイク制御回路310が切り替え回路306を切り替え、電池301よりBC表示回路(LED)312へ通電し所定時間BC表示回路(LED)312内のLEDを点灯させ、ユーザーにマイクが使用可能状態であることを知らせる。また電池301より指向性制御部&AMP部304への通電を開始する。
電源SW308をONしBCを行い、BCにて設定された閾値を下回った場合、BC表示回路(LED)312内のLEDは点灯しない。また。電池301より指向性制御部&AMP部304への通電を行わない。
ブロック302は、音声センサーであり、3つの単一指向性ECM(エレクトレットコンデンサーマイク)と、そのフィルタで構成される。電源は電池301により供給される。3つの単一指向性ECM(エレクトレットコンデンサーマイク)の使い方については、指向性制御と合わせて図3にて説明する。
AMP部は指向性制御部からの信号を受けて、周波数特性、感度などを意図する特性にするためのものである。例えば、ブロック302の3つのECMは、センターECMとLchECM,RchECMとで異なる固有の周波数特性と感度を持ち、一般的に周波数特性はフラットではない。指向性制御部で合成した後の特性も固有である。
外部マイクに求める周波数特性がフラットであるときには、あらかじめ判っている周波数特性に対し、周波数を高域、低域に分けて、異なる増幅度で増幅することで、周波数差による出力バランス調整を行い出力時にはフラットな周波数特性となる。さらに意図する感度とするために、高域、低域それぞれの増幅度の大きさを最適化する。ここでは、A級AMPの構成であり、AMPへの入力信号の大きさによらず消費電流は一定である。
続いて、カメラ100側の説明を行う。ミニジャック400にはマイク挿抜検知部が組み込まれている。外部マイクのφ3.5mmのプラグが挿入されることで開閉するスイッチである。その出力は挿抜検知信号としてマイコンPRS140に接続されている。音声処理部200は、PinP制御スイッチSW203、制御部204、入力信号選択スイッチSW205、アナログ増幅部206、ADC(ADコンバーター)部208、信号処理部209、出力IF部210で構成されている。
PinP制御スイッチSW203は制御部204からの信号により201で示す抵抗R1,R2を介して電源VccをLED点灯用2次電池313にPinP電力を供給する。
202で示すコンデンサC1,C2は音声処理部200へ入力されるLch、Rch信号のDC分離を行う。
スイッチ205は音声処理すべき信号が外部マイク300からのものか、内蔵マイク500からのものかを選択する。増幅部206は入力されたスイッチ205にて選択されたアナログ音声信号を所定の増幅度で増幅する。さらに、フィルタ207にて不要なノイズの除去を行う。
ADC208はADコンバーターであって入力される音声信号がデジタルで記録、再生しても十分特性が再現できるサンプリングレートおよび分解能でアナログ音声信号をデジタル化する。信号処理部209はデジタル化された音声信号についてALC(オートレベルコントロール)や風切音除去などの処理を行う。IF部210では、マイコンPRS140との通信を以下の4端子の信号で行う。
信号/CS_MICがLレベルになって音声処理部200が選択されると、通信クロックSCLKに同期してデータラインSDIにて制御部204への設定データを受信し、データラインSDOからは信号処理された音声データや、制御部設定情報が制御部の設定内容に従って送信される。スイッチ206から出力IF210までの一連の信号処理ではLch、Rchの2系統の処理を同じ内容で行っている。
図3の(A)、(B)を使って、図2の302に示す、外部マイクの音声センサー(ECM)の配置と指向性について説明する。
図3の(A)は、外部マイク300をカメラ100に装着したときに、カメラ100上方(マイク上方)から見た図である。カメラ100に装着した際、音響管の正面はカメラ100のレンズ光束と同一の方向を向き、センタ−ECMの最も感度の高い方向と一致する。
センターECMは音響管に組み込まれており、比較的遠くの音も、音響的に高い感度で集音できる。LchECMは、最も感度の高い方向がカメラ100のレンズ光束に対し60°左の方向に配置されている。RchECMは、最も感度の高い方向がカメラ100のレンズ光束に対し60°右の方向に配置されている。LchECMとRchECMはペアでステレオ音声として使われる。このRchECM,LchECMの配置はXY方式と呼ばれる。
図3の(B)は、上述の3つの音声センサー(ECM)を組わせた指向性について示す表である。各指向性に必要とする音声センサー(ECM)出力を「○」で示している。指向性はshotgun(モノラル)、90°(ステレオ)、120°(ステレオ)を設定することができ、
・shotgun(モノラル)はセンターECMのみを使用
・90°(ステレオ)はセンターECM、LchECM、RchECMを使用
・120°(ステレオ)はLchECM、RchECMを使用
で実現している。
shotgun(モノラル)はセンターECMの出力をLch音声、Rch音声に並列に出力している。
120°(ステレオ)では、LchECMをLch音声、RchECMをRch音声としている。
90°(ステレオ)では、LchECMによるLch音声、RchECMによるRch音声それぞれに、センターECMの音声出力を加え、音声出力を合成することで90°の指向性を実現している。
センターECMとLchECMあるいはRchECM音声出力の合成比率で指向性が確定するため、合成比率は、ECMの特性や音響管の性能を考慮して、製品ごとに最適な値を設定する必要がある。
図2の指向性制御部&AMP部304内の指向性制御部は、指向性選択SW307の設定に従い上述の指向性の設定を電気回路にて行っている。指向性制御部&AMP部304は、各指向性で指向性制御部&AMP部304の出力の大きさに変動がないよう、指向性毎に出力の調整も行っており、例えば、センターECMの感度が高いために、shotgun(モノラル)での出力が高くなってしまうときには、90°(ステレオ)時の出力と同じになるよう増幅度を設定し、それを回避している。
また、90°(ステレオ)、120°(ステレオ)ではECMの感度ばらつきにより、ステレオ感(左右バランス)に影響を与えることがあるため、Lch、Rch出力バランス調整も行っている。
図2に示すブロック図の動作を図4のフロー図を使って説明する。
ここではユーザーが外部マイク300をカメラ100に装着後、外部マイク300のミニプラグをカメラ100のミニジャック400にある接続部に挿入し、電気的にも接続を確定させた状態からの動作を示す。ミニプラグをカメラ100のミニジャック400にある接続部に挿入すると、PinP制御スイッチSW203は制御部204からの信号により201で示す抵抗R1,R2を介して電源Vccが出力可能状態になっている。
ユーザーが外部マイクのメインSW308を操作しONすると(#10)、電池301からマイク制御回路310に通電開始される(#20)。
マイク制御回路310へ通電が開始されると2次電池充電制御回路311は電源Vccを検出し、LED点灯用2次電池313へ通電を行い、充電が開始される(#30)。
マイク制御回路310が通電されたことをBC部309が検知するとBC部309が電池301のバッテリーチェックを行う(#40)。
BC結果が電池301の使用可と電池301の設定電圧が設定電圧以下でないこと判断すると(#50)電池301から切り替え回路306を介しBC表示回路(LED)312に給電し(#60)、BC表示回路(LED)312が点灯(#70)、マイクが使用可能状態であることをユーザーへ通知する。
BC部309の結果からマイク制御回路310は指向性制御部&AMP部304部へ電池301からの通電を行う。(#80)指向性制御部&AMP部304部への通電が開始されると音声センサーブロック302に入力された音声信号を指向性制御回路、AMPを通してカメラ100側へ出力する(#90)。
BC部309は電池残量をモニターし(#100)、電池電圧が使用不可直前に設定された閾値以下に低下した場合(#110)、マイク制御回路310は切り替え回路を切り替え(#120)LED点灯2次電池313からBC表示回路(LED)312への通電を開始し(#130)、BC表示回路(LED)312を点灯させユーザーへ電池残量が低下していることを通知する。ユーザーは電池残量が低下していることを認識し電源SW308をオフするとマイク制御回路310を介してBC表示回路310を消去する(#140)。
一方(#50)にて電池残量が使用不可直前に設定された閾値以下だった場合、マイク制御回路310はBC表示回路306への通電を行わないので、BC表示回路(LED)は点灯しない。よってユーザーは電池残量が使用不可直前もしくは使用不可状態であることを知ることができ、電池の交換を行う。尚LED点灯用2次電池313は大容量コンデンサで代用してもよい。
電池301でBC表示回路(LED)312を点灯させた場合、電池電圧が低下していることから、ユーザーがBC表示回路(LED)312のLED点滅に気付く前に電池切れをおこし、BC表示回路(LED)が消える可能性がある。こうなるとユーザーは電池切れをおこし録音が行われていないことに気付かずカメラ100での録画を続けてしまう恐れがある。
PinPからの電荷をLED点灯用2次電池313に蓄えておくことで、電池301の電圧が低下し、電池交換が必要になった場合でもLED点灯用2次電池313に蓄えた電荷を使用しBC表示回路(LED)312を点灯させることができ、ユーザーへ電池残量低下を通知できるとともに、BC表示回路(LED)312を点灯させるために電池301を使用しないことから、少しでも長く録音状態を維持することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明は、デジタルカメラに限らず、録音機能を備えた種々の電子機器を使った、撮影や録音の際に適用可能である。なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
5 レンズ、13 撮像部、100 カメラ、140 マイコンPRS、
141 画像処理部、200 音声処理部、300 外部マイク、301 電池、
309 BC、313 LED点灯用2次電池、400 ミニジャック、
500 内蔵マイク

Claims (3)

  1. 録画、録音可能な装置と接続可能であり、音声出力可能な集音装置であって、
    接続先から音声信号ラインにより供給される電源(プラグインパワ−)機能を利用し、プラグインパワーからの電荷をLED点灯用2次充電池に充電可能なことを特徴とする集音装置。
  2. 電池の残量を確認するBC機能を搭載し、使用中に電池電圧が所定値以下に低下ことを判別可能なことを特徴とする請求項1に記載の集音装置。
  3. 電池の残量がBCにより所定値以下に低下したことを判別した際に、LED点灯用2次充電池にためた電荷を使用して内蔵した発光手段を点灯可能なことを特徴とする請求項1に記載の集音装置。
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