JP2020088538A - 画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、1つのモーターをキャリッジの移動および原稿の搬送に共用すること。【解決手段】遊星ギヤ装置52は、太陽ギヤ521、複数の遊星ギヤ522、内歯ギヤ523aおよび遊星キャリア524を含む。入力機構511は、モーター51の回転に連動して前記太陽ギヤ521を回転させる。第1出力機構53は、カバー102が閉位置に存在する状態において、前記内歯ギヤ523aの回転に連動して複数組の搬送ローラー対153を回転させる。第2出力機構54は、前記遊星キャリア524の回転に連動して前記キャリッジ110を移動させる。前記カバー102が前記閉位置に存在する状態において前記キャリッジ110を固定したときに前記モーター51にかかる負荷トルクは、前記内歯ギヤ523aを固定したときに前記モーター51にかかる負荷トルクよりも大きい。【選択図】図2

Description

本発明は、原稿搬送およびキャリッジ移動の機能を有する画像読取装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ装置または複合機などの画像形成装置は、画像読取装置とプリント装置とを備える。前記画像読取装置が、フラットベッド式画像読取処理と、原稿フィード式画像読取処理と、を選択的に実行する場合がある。
前記フラットベッド式画像読取処理は、プラテンガラス上に載置された原稿から画像を読み取る処理である。前記フラットベッド式画像読取処理において、キャリッジ移動装置が、前記プラテンガラスの下方においてキャリッジを移動させる。一方、前記原稿フィード式画像読取処理は、ADF(Automatic Document Feeder)によって搬送される原稿から画像を読み取る処理である。
前記キャリッジ移動装置および前記ADFは同時に動作する必要がない。そのため、前記キャリッジ移動装置および前記ADFが、1つのモーターを共用することが考えられる。
例えば、前記画像読取装置が、2つの遊星ギヤを含む機構を備えることにより、1つのモーターを前記キャリッジ移動装置および前記ADFを共用することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、前記画像読取装置は、モーターにより駆動される太陽ギヤと噛み合う第1遊星ギヤを、前記ADFに動力を伝達する位置と前記キャリッジに動力を伝達する位置との間で往復移動させる。
さらに、前記画像読取装置において、第2遊星ギヤおよび固定レバーなどを含む切替機構が、前記ADFが動作するときに、前記キャリッジの移動を制限する。
特開2006−86817号公報
ところで、前記画像読取装置において、極力簡易な構成により、1つのモーターを前記キャリッジの移動および前記原稿の搬送に共用できることが望ましい。
本発明の目的は、簡易な構成により、1つのモーターをキャリッジの移動および原稿の搬送に共用できる画像読取装置およびそれを備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像読取装置は、イメージセンサーと、コンタクトガラスと、プラテンガラスと、キャリッジと、本体部と、カバーと、複数組の搬送ローラー対と、駆動装置と、を備える。前記プラテンガラスは、前記コンタクトガラスに並んで配置されている。前記キャリッジは、上方へ光を出射する発光部および前記発光部から出射した光の反射光を前記イメージセンサーへ導く導光部材を支持する。前記キャリッジは、駆動力が加えられることにより、前記コンタクトガラスの下方の第1位置と、前記プラテンガラスにおける前記コンタクトガラス寄りの第1端部の下方の第2位置と、前記プラテンガラスにおける前記第1端部に対し反対側の第2端部の下方の第3位置と、に亘る予め定められた移動経路に沿って移動する。前記本体部は、前記キャリッジを収容する。前記本体部の上面には、前記コンタクトガラスおよび前記プラテンガラスが配置されている。前記カバーは、前記本体部の上面における前記コンタクトガラスおよび前記プラテンガラスを覆う閉位置と前記閉位置よりも前記本体部の上面から離れた開位置との間で変位可能に支持されている。前記複数組の搬送ローラー対は、前記カバーに設けられ、駆動力が加えられることにより、前記カバーが前記閉位置に存在する状態において前記コンタクトガラスの上面に沿う位置を経由する搬送路に沿って原稿を搬送する。前記駆動装置は、前記キャリッジおよび前記複数組の搬送ローラー対へ選択的に駆動力を加える。前記駆動装置は、当接部材と、モーターと、遊星ギヤ装置と、入力機構と、第1出力機構と、第2出力機構と、を備える。前記当接部材は、前記本体部に設けられ、前記第2位置側から前記第1位置側へ移動する前記キャリッジに当接することによって前記キャリッジを前記第1位置に停止させる。前記モーターは、前記本体部に設けられている。前記遊星ギヤ装置は、前記本体部に設けられ、太陽ギヤ、前記太陽ギヤと噛み合う複数の遊星ギヤ、前記複数の遊星ギヤと噛み合う内歯ギヤおよび前記複数の遊星ギヤの回転軸を連結する遊星キャリアを含む。前記入力機構は、前記本体部に設けられ、前記モーターの回転に連動して前記太陽ギヤを回転させる。前記第1出力機構は、一部が前記本体部に、他の一部が前記カバーに設けられ、前記カバーが前記閉位置に存在する状態において、前記内歯ギヤの回転に連動して前記複数組の搬送ローラー対を回転させる。前記第2出力機構は、前記本体部に設けられ、前記遊星キャリアの回転に連動して前記キャリッジを前記移動経路に沿って移動させる。前記カバーが前記閉位置に存在する状態において前記キャリッジを固定したときに前記モーターにかかる負荷トルクは、前記内歯ギヤを固定したときに前記モーターにかかる負荷トルクよりも大きい。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記画像読取装置と、プリント装置とを備える。前記プリント装置は、前記画像読取装置により原稿から読み取られる画像をシートに形成する。
本発明によれば、簡易な構成により、1つのモーターをキャリッジの移動および原稿の搬送に共用できる画像読取装置およびそれを備える画像形成装置を提供することが可能になる。
図1は、実施形態に係る画像読取装置を備える画像形成装置の構成図である。 図2は、実施形態に係る画像読取装置における駆動装置の正面図である。 図3は、実施形態に係る画像読取装置における駆動装置の側面図である。 図4は、実施形態に係る画像読取装置における駆動装置の平面図である(一部断面図を含む)。 図5は、実施形態に係る画像読取装置の駆動装置における遊星ギヤ装置および係止機構の正面図である(カバー閉状態)。 図6は、実施形態に係る画像読取装置の駆動装置における遊星ギヤ装置および係止機構の正面図である(カバー開状態)。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明の実施形態に係る画像読取装置1は、原稿9から複数のライン画像を順次読み取り、読み取った複数のライン画像を表す複数のライン画像データLd1を順次出力する(図1参照)。
本実施形態において、画像読取装置1は、画像形成装置10の一部として構成されている(図1参照)。
[画像形成装置10の構成]
図1に示されるように画像形成装置10は、画像読取装置1およびプリント装置2を備える。さらに、画像形成装置10は、操作装置8a、表示装置8bおよび制御装置8を備える。
操作装置8a、表示装置8bおよび制御装置8は、画像読取装置1の一部であるとともに、プリント装置2の一部でもある。
プリント装置2は、シート90に画像を形成するプリント処理を実行する。例えば、プリント装置2は、画像読取装置1により得られるライン画像データLd1に基づく前記プリント処理を実行可能である。即ち、プリント装置2は、画像読取装置1により原稿9から読み取られる画像をシート90に形成する処理を実行可能である。
プリント装置2は、シート搬送装置3および画像形成部4を備える。シート搬送装置3は、シート90をシート搬送路300に沿って搬送する。画像形成部4は、シート搬送装置3によって搬送されるシート90に対して前記プリント処理を実行する。
図1に示される例では、画像形成部4は、電子写真方式の前記プリント処理を実行する。画像形成部において、帯電装置42がドラム状の感光体41の表面を帯電させ、光走査ユニット43が感光体41の表面に静電潜像を書き込む。
さらに、現像装置44が前記静電潜像をトナー像へ現像し、転写装置45が、シート90に前記トナー像を転写し、定着装置47が、前記トナー像をシート90に定着させる。また、ドラムクリーニング装置46が、感光体41の表面に残存するトナーを除去する。なお、インクジェット方式などの他の方式で前記プリント処理を実行する装置が、プリント装置2として採用されてもよい。
画像読取装置1は、本体部101、カバー102、発光部11、複数のミラー12、レンズ13、イメージセンサー14、キャリッジ110、ガイドレール111、ADF15、コンタクトガラス16、プラテンガラス17、駆動装置5およびキャリッジセンサー6などを備える。ADF15は、原稿搬送装置の一例である。
コンタクトガラス16、キャリッジ110、発光部11、複数のミラー12、レンズ13およびイメージセンサー14は、それぞれ主走査方向D1に延びて形成されている。
コンタクトガラス16、キャリッジ110、発光部11、複数のミラー12、レンズ13およびイメージセンサー14の長手方向は主走査方向D1である。
プラテンガラス17は、主走査方向D1および副走査方向D2に延びる矩形状の板ガラスである。副走査方向D2は、主走査方向D1に直交する方向である。
図1,2において、図面に向かって奥行方向が主走査方向D1であり、図面に向かって左右の方向が副走査方向D2である。なお、主走査方向D1および副走査方向D2に直交する方向が高さ方向D3である。
本体部101は、キャリッジ110およびガイドレール111を収容する筐体である。コンタクトガラス16およびプラテンガラス17は、本体部101の上面において、副走査方向D2に並んで配置されている。
キャリッジ110は、発光部11、複数のミラー12、レンズ13およびイメージセンサー14を支持している。ガイドレール111は、コンタクトガラス16およびプラテンガラス17の下方において、キャリッジ110を副走査方向D2に沿って移動可能に支持する。
なお、キャリッジ110が、第1キャリッジおよび第2キャリッジからなり、前記第1キャリッジが発光部11と複数のミラー12の一部とを支持し、前記第2キャリッジが複数のミラー12の残りの一部を支持する場合もある。この場合、レンズ13およびイメージセンサー14は、本体部101内で固定される。
前記第2キャリッジは、前記第1キャリッジに連動し、前記第1キャリッジの移動速度の2分の1の速度で副走査方向D2に沿って移動する。
発光部11は、上方へ光を出射する。例えば、発光部11は、主走査方向D1に沿って配列された複数のLEDを含むLEDアレイである。
また、発光部11が、LED光源と主走査方向D1に沿って延びて形成された導光体とを含むことも考えられる。この場合、前記導光体は、前記LED光源の出射光を主走査方向D1に沿って導くとともに上方へ放射する。
複数のミラー12およびレンズ13は、発光部11から出射した光の反射光をイメージセンサー14へ導く。複数のミラー12およびレンズ13は、導光部材の一例である。
キャリッジ110は、駆動装置5から駆動力が加えられることにより、予め定められた移動経路に沿って移動する。即ち、ガイドレール111は、キャリッジ110を前記移動経路に沿って案内する。前記移動経路は、第1位置P1と第2位置P2と第3位置P3とに亘る経路である。前記移動経路は、副走査方向D2に沿う経路である。
第1位置P1は、コンタクトガラス16の下方の位置である。第2位置P2は、プラテンガラス17におけるコンタクトガラス16寄りの第1端部の下方の位置である。第3位置P3は、プラテンガラス17における前記第1端部に対し反対側の第2端部の下方の位置である。
キャリッジセンサー6は、第2位置P2に存在するキャリッジ110を検出するセンサーである。キャリッジ110には、キャリッジセンサー6により検出される被検出部110aが設けられている(図2,3参照)。被検出部110aがキャリッジセンサー6に対向する位置に存在するときに、キャリッジセンサー6は、被検出部110aを検出する。
例えば、キャリッジセンサー6が、本体部101内における第2位置P2に対応する位置に固定された反射型光センサーであることが考えられる。この場合、被検出部110aは、前記反射型光センサーが出射する光を反射するミラーである。
また、キャリッジセンサー6が、例えばリミットスイッチなどの接触式センサーであることも考えられる。この場合、被検出部110aは、キャリッジセンサー6の表面に形成された突起部である。
制御装置8は、キャリッジセンサー6がキャリッジ110を検出する状態から検出しない状態へ変化した時点からのモーター51の回転方向および回転数によってキャリッジ110の位置を特定する。
発光部11が出射する光が原稿9に照射され、複数のミラー12およびレンズ13が、原稿9に反射した反射光をイメージセンサー14の受光部へ導く。その際、レンズ13は、前記反射光をイメージセンサー14の受光部へ集光する。
イメージセンサー14は、前記反射光を受光し、前記反射光の光量を検出する。さらに、イメージセンサー14は、前記反射光の光量の検出結果を表すライン画像信号La1を出力する。
図1に示される例において、イメージセンサー14は、CCD(Charge Coupled Device)タイプのセンサーである。なお、光源と、C−MOSタイプのイメージセンサーと、レンズとがユニット化されたCIS(Contact Image Sensor)が採用されることも考えられる。この場合、キャリッジ110は前記CISを支持する。
カバー102は、本体部101の上面における閉位置と前記閉位置よりも本体部101の上面から離れた開位置との間で変位可能に支持されている。前記閉位置は、コンタクトガラス16およびプラテンガラス17を上方から覆う位置である。
図3に示されるように、カバー102は、本体部101とヒンジ103によって連結されている。ヒンジ103は、カバー102を前記閉位置と前記開位置との間で回動可能に支持する。なお、図2,3において、本体部101、カバー102およびヒンジ103は仮想線(二点鎖線)で示されている。
ADF15は、カバー102に組み込まれている。カバー102が前記閉位置に存在するとき、即ち、カバー102がコンタクトガラス16上を覆う状態であるときに、ADF15が動作する。
図1に示されるように、ADF15は、原稿搬送路150、供給トレイ151,原稿ピックアップ装置152、複数組の搬送ローラー対153および排出トレイ154を備える。
原稿搬送路150は、原稿9の搬送路であり、供給トレイ151に対向する入口から、コンタクトガラス16の上面に沿う位置を経由し、排出トレイ154に対向する出口に至る湾曲経路に沿って形成されている。
複数組の搬送ローラー対153は、駆動装置5から駆動力が加えられることにより、カバー102が前記閉位置に存在する状態において、原稿搬送路150に沿って原稿9を搬送する。複数組の搬送ローラー対153は、予め定められた順回転方向へ回転することにより、原稿9を原稿搬送路150の入口側から出口側へ搬送する。
画像読取装置1は、フラットベッド式画像読取処理と、原稿フィード式画像読取処理と、を選択的に実行する。駆動装置5は、キャリッジ110および複数組の搬送ローラー対153へ選択的に駆動力を加える。
前記フラットベッド式画像読取処理は、プラテンガラス17上に載置された原稿9から画像を読み取る処理である。前記フラットベッド式画像読取処理において、駆動装置5がキャリッジ110を第2位置P2と第3位置P3との間で往復移動させる。
発光部11の光は、キャリッジ110の移動によってプラテンガラス17上の原稿9に走査される。さらに、イメージセンサー14が、原稿9における副走査方向D2の異なる位置で反射した前記反射光を順次受光する。
一方、前記原稿フィード式画像読取処理は、ADF15によって搬送される原稿9から画像を読み取る処理である。前記原稿フィード式画像読取処理において、駆動装置5は、キャリッジ110を第1位置P1まで移動させた後に停止させ、さらに、複数組の搬送ローラー対153を回転させる。
キャリッジ110が第1位置P1に位置する場合、発光部11は、コンタクトガラス16越しに原稿9へ向かう光を出射する。
原稿9が原稿搬送路150に沿って搬送されることにより、発光部11の光が、コンタクトガラス16の上面を通過する原稿9に走査される。
イメージセンサー14は、原稿9がコンタクトガラス16の上面を通過しているときに、原稿9に反射した前記反射光を受光する。そして、イメージセンサー14は、原稿9に反射した前記反射光の検出光量を表すライン画像信号La1を出力する。その際、イメージセンサー14は、原稿9における副走査方向D2の異なる領域で反射した前記反射光に対応するライン画像信号La1を順次出力する。
操作装置8aは、人の操作を受け付ける装置であり、例えば、操作ボタンおよびタッチパネルを含む。表示装置8bは、情報を表示する装置であり、例えば、液晶表示ユニットなどのパネル表示装置を含む。
制御装置8は、各種のデータ処理、画像読取装置1の制御およびプリント装置2の制御を実行する。例えば、制御装置8は、駆動装置5を制御する。制御装置8は、アナログのライン画像信号La1をデジタルのライン画像データLd1へ変換するAFE(Analog Front End)80を含む。
ところで、画像読取装置1において、極力簡易な構成により、1つのモーターをキャリッジ110の移動および原稿9の搬送に共用できることが望ましい。
駆動装置5は、簡易な構成により、1つのモーターをキャリッジ110の移動および原稿9の搬送に共用できる構成備える。
[駆動装置5]
以下、図2〜6を参照しつつ、駆動装置5の構成について説明する。なお、図2〜4において、キャリッジ110、本体部101、カバー102および複数組の搬送ローラー対153など、駆動装置5以外の構成要素が仮想線(二点鎖線)で示されている。
駆動装置5は、モーター51と、遊星ギヤ装置52と、入力機構511と、第1出力機構53と、第2出力機構54と、当接部材55とを備える。さらに、駆動装置5は、係止機構56を備える。
モーター51、遊星ギヤ装置52と、入力機構511、第1出力機構53の一部、第2出力機構54、当接部材55および係止機構56は、本体部101に設けられている。第1出力機構53の残りの一部は、カバー102に設けられている。
モーター51は、例えばステッピングモーターなど、回転数を制御可能なモーターである。本実施形態において、モーター51は、キャリッジ110の駆動および複数組の搬送ローラー対153の駆動に共用される。
図2〜4に示されるように,遊星ギヤ装置52は、太陽ギヤ521、複数の遊星ギヤ522、リングギヤ523および遊星キャリア524を含む。
本実施形態において、リングギヤ523は、内周面に歯が形成された内歯ギヤ523aと、外周面に歯が形成された本体出力ギヤ531とを兼ねる。後述するように、本体出力ギヤ531は、第1出力機構53の一部である。
太陽ギヤ521は、主軸520に固定され、主軸520と一体に回転する。主軸520は、本体部101の一部によって回転可能に支持されている。太陽ギヤ521は、主軸520を中心に回転する。複数の遊星ギヤ522は、太陽ギヤ521の周囲に配置され、太陽ギヤ521と噛み合う。
なお、図2〜6に示される例では、遊星ギヤ装置52は2つの遊星ギヤ522を備える。しかしながら、遊星ギヤ装置52が3つ以上の遊星ギヤ522を備えることも考えられる。
内歯ギヤ523aは、複数の遊星ギヤ522と噛み合う。遊星キャリア524は、複数の遊星ギヤ522の回転軸522aを連結する部材である。図2おいて、遊星キャリア524が、複数の回転軸522aを連結するアーム状の部分を有する。しかしながら、遊星キャリア524が、リングギヤ523の開口を塞ぎ、複数の回転軸522aを連結する円板状の部分を有することも考えられる。この場合、遊星キャリア524における前記円板状の部分およびリングギヤ523が、太陽ギヤ521および複数の遊星ギヤ522を内部の空間に収容する容器状に形成されることが考えられる。
入力機構511は、モーター51の回転に連動して太陽ギヤ521を回転させる。即ち、入力機構511は、モーター51の回転力を太陽ギヤ521へ伝達する。本実施形態において、入力機構511は、モーター51の回転軸に固定された第1入力ギヤ5111と、太陽ギヤ521とともに主軸520に固定された第2入力ギヤ5112とを含む(図4参照)。
第1入力ギヤ5111および第2入力ギヤ5112は噛み合っている。これにより、太陽ギヤ521は、モーター51の回転に連動して回転する。
第1出力機構53は、内歯ギヤ523aの回転に連動して複数組の搬送ローラー対153を回転させる。即ち、第1出力機構53は、内歯ギヤ523aの回転力を複数組の搬送ローラー対153へ伝達する。第1出力機構53は、本体出力ギヤ531と、カバー入力ギヤ532と、複数のカバー出力ギヤ533と、リンク部材534と、第1弾性部材535とを備える。
前述したように、本体出力ギヤ531は、本体部101に設けられ、リングギヤ523の一部として形成されている。一方、カバー入力ギヤ532、複数のカバー出力ギヤ533、リンク部材534および第1弾性部材535は、カバー102に設けられている。
複数のカバー出力ギヤ533の1つは、カバー入力ギヤ532と噛み合う第1カバー出力ギヤ5331である。複数のカバー出力ギヤ533の残りは、第1カバー出力ギヤ5331の回転力を複数組の搬送ローラー対153へ伝達する複数の第2カバー出力ギヤ5332である。
本体出力ギヤ531は、内歯ギヤ523aと一体である。そのため、本体出力ギヤ531は、内歯ギヤ523aに連動して回転する。図3、4では、リングギヤ523の外周面における本体出力ギヤ531は、主軸520に沿う方向において内歯ギヤ522aが占める領域と重なる領域に形成されている。しかしながら、本体出力ギヤ531が、主軸520に沿う方向において内歯ギヤ522aが占める領域から離れた領域に形成されていてもよい。
カバー入力ギヤ532は、カバー102において、本体出力ギヤ531に対し接近または離隔する方向に変位可能に設けられている。本実施形態では、リンク部材534が、第1カバー出力ギヤ5331の回転軸によって回動可能に支持され、さらに、カバー入力ギヤ532の回転軸を回転可能に支持する。
第1カバー出力ギヤ5331の回転軸は一定の位置で支持されている。従って、カバー入力ギヤ532は、第1カバー出力ギヤ5331と噛み合う状態を維持しながら、本体出力ギヤ531に対し接近または離隔する方向に変位可能である。
カバー入力ギヤ532は、カバー102が前記閉位置に存在する状態において本体出力ギヤ531と噛み合う(図2参照)。第1弾性部材535は、カバー入力ギヤ532を本体出力ギヤ531へ向けて弾性付勢する。
例えば、第1弾性部材535はバネである。図2に示される第1弾性部材535は圧縮コイルバネである。第1弾性部材535がねじりコイルバネまたは板バネなどの他の種類のバネであること、または、第1弾性部材535がゴムであることも考えられる。
従って、カバー102が閉められたときに、第1カバー出力ギヤ5331がカバー入力ギヤ532と一時的に噛み合わない状態となる場合でも、カバー102が前記閉位置から浮くことなく、第1カバー出力ギヤ5331が退避する。その後、本体出力ギヤ531が回転し始めるときに、第1カバー出力ギヤ5331がカバー入力ギヤ532と噛み合う。
複数のカバー出力ギヤ533は、カバー入力ギヤ532に連動して複数組の搬送ローラー対153を回転させる。即ち、第1カバー出力ギヤ5331が、カバー入力ギヤ532に従動して回転する。さらに、複数の第2カバー出力ギヤ5332が、第1カバー出力ギヤ5331に従動して回転することにより、複数組の搬送ローラー対153を回転させる。
第2出力機構54は、遊星キャリア524の回転に連動してキャリッジ110を前記移動経路に沿って移動させる。即ち、第2出力機構54は、遊星キャリア524の回転力をキャリッジ110へ駆動力として伝達する。
本実施形態において、第2出力機構54は、一対のプーリー541,542と、無端ベルト543と、ベルト連結部材544とを備える(図2〜4参照)。一対のプーリー541,542の一方は、回転駆動される駆動プーリー541であり、他方は従動プーリー542である。無端ベルト543の内側面には無端ベルト543の長手方向に並ぶ凹凸である内ギヤ歯543aが形成されている。また、プーリー541の外周面には、内ギヤ歯543aと噛み合う凹凸である外ギヤ歯541aが形成されている。内ギヤ歯543aと外ギヤ歯541aとが噛み合うことにより、プーリー541が無端ベルト543に滑ることなく、プーリー541の駆動力が効率的に無端ベルト543へ伝達される。
一対のプーリー541,542は、それぞれ本体部101内における第1位置P1および第3位置P3に対応する位置で回転可能に支持されている。無端ベルト543は、一対のプーリー541,542に架け渡されている。
無端ベルト543は、ベルト連結部材544によってキャリッジ110に連結されている。駆動プーリー541は、遊星キャリア524に連動して回転する。本実施形態において、駆動プーリー541は、遊星キャリア524と一体に形成されている(図4参照)。
なお、駆動プーリー541が、遊星キャリア524とは別体で設けられ、第2出力機構54が、遊星キャリア524の回転力を駆動プーリー541へ伝達するギヤをさらに備えることも考えられる。
キャリッジ110が第1位置P1と第3位置P3との間に存在し、内歯ギヤ523aが固定された場合、モーター51が予め定められた第1回転方向へ回転すると、キャリッジ110は第1位置P1側から第3位置P3側へ移動する。
従って、キャリッジ110が第1位置P1と第3位置P3との間に存在し、内歯ギヤ523aが固定された場合、モーター51が前記第1回転方向の反対の第2回転方向へ回転すると、キャリッジ110は第3位置P3側から第1位置P1側へ移動する。
当接部材55は、第2位置P2側から第1位置P1側へ移動するキャリッジ110に当接することによってキャリッジ110を第1位置P1に停止させる。即ち、当接部材55は、モーター51が前記第2回転方向へ回転しているときに、キャリッジ110に当接することにより、キャリッジ110が第1位置P1よりも第2位置P2側の反対側へ移動することを制限する。
カバー102が前記閉位置に存在する状態において遊星キャリア524を固定したときにモーター51にかかる負荷トルクは、内歯ギヤ523aを固定したときにモーター51にかかる負荷トルクよりも大きい。カバー102が前記閉位置に存在する状態においてキャリッジ110を固定することは、カバー102が前記閉位置に存在する状態において遊星キャリア524を固定することと同じである。
換言すれば、第1出力機構53を通じて複数組の搬送ローラー対153を駆動するために必要なトルクは、第2出力機構54を通じてキャリッジ110を移動させるために必要なトルクよりも大きい。
従って、遊星ギヤ装置52は、以下のように動作する。即ち、カバー102が前記閉位置に存在し、かつ、キャリッジ110の移動が当接部材55によって制限されていない状況下では、モーター51が回転すると、モーター51の回転方向に関わらず、内歯ギヤ523aは回転せず、遊星キャリア524が回転する。この場合、複数組の搬送ローラー対153は回転せず、キャリッジ110が移動する。
一方、カバー102が前記閉位置に存在し、かつ、キャリッジ110の移動が当接部材55によって制限されている状況下では、モーター51が前記第2回転方向へ回転すると、遊星キャリア524は回転せず、内歯ギヤ523aが回転する。この場合、第1出力機構53が複数組の搬送ローラー対153を前記順回転方向へ回転させる。
より具体的には、駆動装置5は、カバー102が前記閉位置に存在する状態において以下のように動作する。
まず、モーター51が前記第1回転方向へ回転する場合に、第1出力機構53の負荷によって内歯ギヤ523aの回転が制限され、これにより第2出力機構54がキャリッジ110を第1位置P1側から第3位置P3側へ移動させる。
また、キャリッジ110が第1位置P1と第3位置P3との間の位置に存在し、モーター51が前記第2回転方向へ回転する場合に、第1出力機構53の負荷によって内歯ギヤ523aの回転が制限され、第2出力機構54がキャリッジ110を第3位置P3側から第1位置P1側へ移動させる。
一方、キャリッジ110が第1位置P1に存在し、モーター51が前記第2回転方向へ回転する場合に、当接部材55がキャリッジ110に当接することによって遊星キャリア524の回転が制限され、第1出力機構53が複数組の搬送ローラー対153を前記順回転方向へ回転させる。
画像読取装置1において、キャリッジ110の初期位置は第2位置P2である。制御装置8は、モーター51を動作させているときに、モーター51の回転数をカウントすることにより、キャリッジ110の位置をリアルタイムで特定する。
そして、制御装置8は、キャリッジ110を前記初期位置に位置決めする際に、モーター51を動作させ、キャリッジ110が第2位置P2へ到達したときに、モーター51を停止させる。
キャリッジ110が第2位置P2に位置決めされた後、前記フラットベッド式画像読取処理の開始イベントが発生したときに、制御装置8は、モーター51を前記第1回転方向へ回転させる。これにより、キャリッジ110が第2位置P2から第3位置P3へ向けて移動する。
さらに、制御装置8は、キャリッジ110が第3位置P3に到達したときに、モーター51を前記第2回転方向へ回転させる。これにより、キャリッジ110の移動方向が反転し、キャリッジ110が第3位置P3から第2位置P2へ向けて移動する。
そして、制御装置8は、キャリッジ110が第2位置P2に到達したときに、モーター51を停止させる。
また、キャリッジ110が第2位置P2に位置決めされた後、前記原稿フィード式画像読取処理の開始イベントが発生したときに、制御装置8は、モーター51を前記第2回転方向へ回転させる。これにより、キャリッジ110が第2位置P2から第1位置P1へ向けて移動する。
そして、制御装置8は、キャリッジ110が第1位置P1へ到達した後も、モーター51を前記第2回転方向へ回転させる。この場合、キャリッジ110が当接部材55の当接によって停止し、第1出力機構53が複数組の搬送ローラー対153を前記順回転方向へ回転させる。
以上に示されるように、駆動装置5が採用されることにより、1つのモーター51をキャリッジ110の移動および原稿9の搬送に共用できる。また、簡易な構造の遊星ギヤ装置52が採用されるだけで、それ以外の複雑な切替機構を設けることなく、モーター51の共用機構を実現することができる。
[係止機構56]
次に、図5,6を参照しつつ、駆動装置5が備える係止機構56について説明する。
画像読取装置1が係止機構56を備えていない場合、カバー102が前記開位置に存在する場合、即ち、カバー入力ギヤ532が本体出力ギヤ531から離隔した場合、内歯ギヤ523aが空回りし、キャリッジ110が動かない。
カバー102が前記閉位置に存在しない場合でも前記フラットベッド式画像読取処理を実行可能にするために、駆動装置5は、係止機構56を備える。係止機構56は、本体部101に設けられている。
係止機構56は、カバー102の開閉に連動し、カバー102が前記開位置に存在するときに内歯ギヤ523aを係止し、カバー102が前記閉位置に存在するときに内歯ギヤ523aに対する係止を解除する。
本実施形態において、係止機構56は、係止部材561と、係止部材ガイド562と、昇降部材563と、昇降部材ガイド564と、第2弾性部材565とを備える。
係止部材561は、内歯ギヤ523aを係止する係止位置と内歯ギヤ523aから離れる退避位置との間で変位可能に支持されている。係止部材ガイド562は、内歯ギヤ523aを内歯ギヤ523aに対して接近または離隔する方向へ変位可能に支持する。
本実施形態では、係止部材561が前記係止位置に存在するときに、係止部材561の先端部561aが、リングギヤ523の外周面の歯、即ち、本体出力ギヤ531の歯と係合することにより、内歯ギヤ523aが係止される。従って、係止部材561が前記係止位置に存在する場合、内歯ギヤ523aおよび本体出力ギヤ531の回転が制限される。
第2弾性部材565は、係止部材561を前記係止位置へ向けて弾性付勢する。例えば、第2弾性部材565はバネである。図5,6に示される第2弾性部材565は圧縮コイルバネである。第2弾性部材565がねじりコイルバネまたは板バネなどの他の種類のバネであること、または、第2弾性部材565がゴムであることも考えられる。
昇降部材563は、本体部101の上面から突出する位置において昇降可能に支持されている。昇降部材ガイド564は、昇降部材563を本体部101の上面から突出する突出位置と本体部101の上面に沿う上面位置との間で上下方向に沿って案内する。
係止部材561には、昇降部材563の下端部と接する傾斜面561bが形成されている。
カバー102が前記閉位置に存在しない場合、係止部材561は、第2弾性部材565の弾性力によって前記係止位置に保持され、昇降部材563は、係止部材561の傾斜面561bから受ける圧力によって前記突出位置に保持される。
係止部材561が前記係止位置に保持されている状態でモーター51が回転する場合、内歯ギヤ523aの回転が制限されているため、内歯ギヤ523aが空回りしない。そのため、キャリッジ110は、第1位置P1と第3位置P3との間の範囲において、モーター51の回転方向に応じた方向へ移動する。
一方、カバー102が前記閉位置へ変位するときに、昇降部材563は、カバー102から受ける圧力によって前記上面位置へ押し下げられる。
昇降部材563がカバー102の荷重を受けて前記上面位置へ変位すると、昇降部材563の下端部が係止部材561の傾斜面561bを摺動する。これにより、係止部材561は、昇降部材563から前記待避位置へ向かう方向の圧力を受け、第2弾性部材565の弾性力に抗して前記待避位置へ変位する。これにより、内歯ギヤ523aの係止が解除される。
従って、カバー102が前記閉位置に存在する場合、モーター51の回転方向およびキャリッジ110の位置に応じて、キャリッジ110および複数組の搬送ローラー対153のいずれか一方が動作する。
なお、昇降部材563および昇降部材ガイド564は、カバー102が前記閉位置に存在するときに、カバー102と接触することによりカバー102から受ける力によって係止部材561を第2弾性部材565の弾性力に抗して前記退避位置へ変位させるリンク機構の一例である。
駆動装置5は、係止機構56の作用により、カバー102が前記閉位置に存在しない場合でも、内歯ギヤ523aが空回りすることなく、キャリッジ110を移動させることができる。
従って、画像読取装置1は、いわゆるブック原稿のような厚みの大きな原稿9についても、前記フラットベッド式画像読取処理を実行することができる。また、カバー102に連動する係止機構56は、簡易な構成によって実現可能である。
1 :画像読取装置
2 :プリント装置
3 :シート搬送装置
4 :画像形成部
5 :駆動装置
6 :キャリッジセンサー
8 :制御装置
8a :操作装置
8b :表示装置
9 :原稿
10 :画像形成装置
11 :発光部
12 :ミラー
13 :レンズ
14 :イメージセンサー
16 :コンタクトガラス
17 :プラテンガラス
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :光走査ユニット
44 :現像装置
45 :転写装置
46 :ドラムクリーニング装置
47 :定着装置
51 :モーター
52 :遊星ギヤ装置
53 :第1出力機構
54 :第2出力機構
55 :当接部材
56 :係止機構
80 :AFE
90 :シート
101 :本体部
102 :カバー
103 :ヒンジ
110 :キャリッジ
110a :被検出部
111 :ガイドレール
150 :原稿搬送路
151 :供給トレイ
152 :原稿ピックアップ装置
153 :搬送ローラー対
154 :排出トレイ
300 :シート搬送路
511 :入力機構
520 :主軸
521 :太陽ギヤ
522 :遊星ギヤ
522a :回転軸
523 :リングギヤ
523a :内歯ギヤ
524 :遊星キャリア
531 :本体出力ギヤ
532 :カバー入力ギヤ
533 :カバー出力ギヤ
534 :リンク部材
535 :第1弾性部材
541 :駆動プーリー
542 :従動プーリー
543 :無端ベルト
544 :ベルト連結部材
561 :係止部材
561a :先端部
561b :傾斜面
562 :係止部材ガイド
563 :昇降部材
564 :昇降部材ガイド
565 :第2弾性部材
5111 :第1入力ギヤ
5112 :第2入力ギヤ
5331 :第1カバー出力ギヤ
5332 :第2カバー出力ギヤ
D1 :主走査方向
D2 :副走査方向
D3 :高さ方向
La1 :ライン画像信号
Ld1 :ライン画像データ
P1 :第1位置
P2 :第2位置
P3 :第3位置

Claims (5)

  1. イメージセンサーと、
    コンタクトガラスと、
    前記コンタクトガラスに並んで配置されたプラテンガラスと、
    上方へ光を出射する発光部および前記発光部から出射した光の反射光を前記イメージセンサーへ導く導光部材を支持し、駆動力が加えられることにより、前記コンタクトガラスの下方の第1位置と、前記プラテンガラスにおける前記コンタクトガラス寄りの第1端部の下方の第2位置と、前記プラテンガラスにおける前記第1端部に対し反対側の第2端部の下方の第3位置と、に亘る予め定められた移動経路に沿って移動するキャリッジと、
    前記キャリッジを収容し、上面に前記コンタクトガラスおよび前記プラテンガラスが配置された本体部と、
    前記本体部の上面における前記コンタクトガラスおよび前記プラテンガラスを覆う閉位置と前記閉位置よりも前記本体部の上面から離れた開位置との間で変位可能に支持されたカバーと、
    前記カバーに設けられ、駆動力が加えられることにより、前記カバーが前記閉位置に存在する状態において前記コンタクトガラスの上面に沿う位置を経由する搬送路に沿って原稿を搬送する複数組の搬送ローラー対と、
    前記キャリッジおよび前記複数組の搬送ローラー対へ選択的に駆動力を加える駆動装置と、を備え、
    前記駆動装置は、
    前記本体部に設けられ、前記第2位置側から前記第1位置側へ移動する前記キャリッジに当接することによって前記キャリッジを前記第1位置に停止させる当接部材と、
    前記本体部に設けられたモーターと、
    前記本体部に設けられ、太陽ギヤ、前記太陽ギヤと噛み合う複数の遊星ギヤ、前記複数の遊星ギヤと噛み合う内歯ギヤおよび前記複数の遊星ギヤの回転軸を連結する遊星キャリアを含む遊星ギヤ装置と、
    前記本体部に設けられ、前記モーターの回転に連動して前記太陽ギヤを回転させる入力機構と、
    一部が前記本体部に、他の一部が前記カバーに設けられ、前記カバーが前記閉位置に存在する状態において、前記内歯ギヤの回転に連動して前記複数組の搬送ローラー対を回転させる第1出力機構と、
    前記本体部に設けられ、前記遊星キャリアの回転に連動して前記キャリッジを前記移動経路に沿って移動させる第2出力機構と、を備え、
    前記カバーが前記閉位置に存在する状態において前記キャリッジを固定したときに前記モーターにかかる負荷トルクは、前記内歯ギヤを固定したときに前記モーターにかかる負荷トルクよりも大きい、画像読取装置。
  2. 前記第1出力機構は、
    前記本体部に設けられ、前記内歯ギヤに連動して回転する本体出力ギヤと、
    前記カバーにおいて前記本体出力ギヤに対し接近または離隔する方向に変位可能に設けられ、前記カバーが前記閉位置に存在する状態において前記本体出力ギヤと噛み合うカバー入力ギヤと、
    前記カバーに設けられ、前記カバー入力ギヤを前記本体出力ギヤへ向けて弾性付勢する第1弾性部材と、
    前記カバー入力ギヤに連動して前記複数組の搬送ローラー対を回転させるカバー出力ギヤと、を備える、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記カバーの開閉に連動し、前記カバーが前記開位置に存在するときに前記内歯ギヤを係止し、前記カバーが前記閉位置に存在するときに前記内歯ギヤに対する係止を解除する係止機構をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第2出力機構は、
    一対のプーリーと、
    前記一対のプーリーに架け渡され、前記キャリッジに連結された無端ベルトと、を備え、
    前記一対のプーリーの一方が前記遊星キャリアに連動して回転する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置により原稿から読み取られる画像をシートに形成するプリント装置と、を備える画像形成装置。
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