JP2020087344A - 記録装置 - Google Patents

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剛久 惣樂
Takehisa Soraku
剛久 惣樂
真裕 小穴
Masahiro Oana
真裕 小穴
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Abstract

【課題】有用なデータを残しつつ、記録容量を削減する。【解決手段】記録装置(100)は、車両(1)の周囲を撮像して画像データを生成する撮像手段(11)と、該生成された画像データを一時的に保持する保持手段(13、14)と、車両の周囲の音を検出する音検出手段(21)と、該検出された音の種類からシーンを特定するとともに、音の発生方向を特定する特定手段(22)と、特定されたシーン及び発生方向に基づいて、撮像手段に係る撮像範囲のうち注目すべき範囲を特定して、保持手段に保持されている画像データから特定された注目すべき範囲に対応する画像データを抽出して保存する保存手段(13、23)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、記録装置の技術分野に関し、特に、車両に搭載される記録装置の技術分野に関する。
この種の装置として、例えば、加速度センサ及びマイクロフォンを含むイベントセンサにより検知されたイベントの種別に応じて、車載カメラにより撮影された複数の動画データの中から、対象となるデータ及び送信順序のうち少なくとも一方を決定し、当該決定に基づいて動画データを送信する装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−093253号広報
特許文献1に記載の技術には改善の余地がある。本発明は、該事情に鑑みてなされたものであり、有用なデータを残しつつ、記録容量を削減することができる記録装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様に係る記録装置は、車両の周囲を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記生成された画像データを一時的に保持する保持手段と、車両の周囲の音を検出する音検出手段と、前記検出された音の種類からシーンを特定するとともに、前記検出された音の発生方向を特定する特定手段と、前記特定されたシーン及び前記特定された発生方向に基づいて、前記撮像手段に係る撮像範囲のうち注目すべき範囲を特定して、前記保持手段に保持されている画像データから前記特定された注目すべき範囲に対応する画像データを抽出して保存する保存手段と、を備えるというものである。
実施形態に係る記録装置の構成を示すブロック図である。 注目方向を決定するためのテーブルの一例を示す図である。 実施形態に係る記録装置の動作を示すフローチャートである。
記録装置に係る実施形態について図1乃至図3を参照して説明する。
(構成)
実施形態に係る記録装置の構成について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る記録装置の構成を示すブロック図である。
図1において、記録装置100は車両1に搭載されている。記録装置100は、カメラ部11、常時記録部12、切出し部13、常時記録用ストレージ14、保存用ストレージ15、マイク部21、シーン判定部22及び方向決定部23を備えて構成されている。
カメラ部11は、車両1の主に前方を撮像可能に設置された前側カメラ111と、車両1の主に右側方を撮像可能に設置された右側カメラ112と、車両1の主に左側方を撮像可能に設置された左側カメラ113とを有する。尚、前側カメラ111、右側カメラ112及び左側カメラ113(図1参照)各々の光軸方向は、固定されていてもよいし、可変であってもよい(所謂、首振りカメラであってもよい)。
常時記録部12は、前側カメラ111、右側カメラ112及び左側カメラ113各々により撮像された画像データを、例えば不揮発性メモリ等である常時記録用ストレージ14に逐次記録する。ここで、常時記録部12は、常時記録用ストレージ14に記録された画像データのデータ量が該常時記録用ストレージ14の記録容量の上限に達した場合、上記記録された画像データのうち古い画像データから順に削除することによって、前側カメラ111、右側カメラ112及び左側カメラ113各々により新たに撮像された画像データを常時記録用ストレージ14に記録する(言い換えれば、上記記録された画像データのうち古い画像データが、新たに撮像された画像データにより上書きされる)。
マイク部21は、車両1の右側に設置された右側マイク211と、車両1の左側に設置された左側マイク212とを有する。右側マイク211及び左側マイク212は、主に車両1の外部の音を検出する。
シーン判定部22は、右側マイク211及び左側マイク212各々により検出された音に基づいて、該検出された音が発生したシーンを判定する。具体的には例えば、シーン判定部22は、検出された音の周波数の強度の時間変化から、該検出された音が発生したシーンを判定する。
例えば、検出された音について、全周波数帯域の強度の時間変化が比較的大きい場合、シーン判定部22は「事故」と判定する。検出された音について、特定の周波数帯域の強度が比較的大きく、その時間変化に周期性がある場合、シーン判定部22は「緊急車両接近」と判定する。検出された音について、特定の周波数帯域の強度が比較的大きく、その時間変化に周期性がなく、その時間変化が比較的大きい場合、シーン判定部22は「クラクション」と判定する。検出された音について、特定の周波数帯域の強度が比較的大きく、その時間変化に周期性がなく、その時間変化が比較的小さい場合、シーン判定部22は「大型車接近」と判定する。
シーン判定部22は、右側マイク211により音が検出されたタイミングと、左側マイク212により該音が検出されたタイミングとの差に基づいて、該音の発生方向を判定する。尚、音の発生方向の判定方法については、既存の技術を適用可能であるので、その詳細についての説明は省略する。
方向決定部23は、シーン判定部22により判定されたシーン及び音の発生方向と、例えば図2に示すテーブルとに基づいて、注目方向を決定する。図2に示すように「緊急車両接近」の場合、注目方向は、例えば「右前、右(横)、右後ろ」と比較的広い範囲にわたっている。なぜなら、緊急車両が車両1の後方を走行していたとしても、緊急車両のサイレンは車両1の後方の他車両だけでなく車両1の前方の他車両にも影響を及ぼす可能性があるからである。同様に、緊急車両が車両1の前方を走行していたとしても、緊急車両のサイレンは車両1の前方の他車両だけでなく車両1の後方の他車両にも影響を及ぼす可能性があるからである。尚、「緊急車両接近」の場合、左右一方に限らず、全方位が注目方向とされてよい。
切り出し部13は、方向決定部23により決定された注目方向に基づいて、常時記録用ストレージ14に記録された画像データのうち、例えば不揮発性メモリ、ハードディスクドライブ等である保存用ストレージ15に記録する画像データを切り出す(言い換えれば、抽出する)。具体的には例えば、切り出し部13は、方向決定部23により決定された注目方向が、「右前、右(横)」である場合、常時記録用ストレージ14に記録されている画像データのうち、前側カメラ111により撮像された画像データと、右側カメラ112により撮像された画像データとを、保存用ストレージ15に記録する。このとき、切り出し部13は更に、前側カメラ111により撮像された画像データうち、右前に相当する領域をトリミングして抽出した上で、保存用ストレージ15に記録してもよい。同様に、切り出し部13は、右側カメラ112により撮像された画像データのうち、右前及び右(横)に相当する領域をトリミングして抽出した上で、保存用ストレージ15に記録してもよい。
(動作)
記録装置100の動作について図3のフローチャートを参照して説明を加える。
図3において、右側マイク211及び左側マイク212により音が検出されたとき、シーン判定部22は、音が発生したシーンの判定に先立ち、先ず、右側マイク211及び左側マイク212各々により検出された音の種類を判定する(ステップS101)。具体的には、シーン判定部22は、例えば、強度が顕著に大きい周波数帯域が存在しているか否か、音の時間変化に周期性があるか否か、音の時間変化の程度、等に基づいて、音の種類(言い換えれば、音の特徴)を判定する。
続いて、シーン判定部22は、ステップS101の処理において判定された音の種類に基づいて、該検出された音が発生したシーンを判定する(ステップS102)。ステップS102の処理と並行して又は相前後して、シーン判定部22は、右側マイク211により音が検出されたタイミングと、左側マイク212により該音が検出されたタイミングとの差に基づいて、該音の発生方向を判定する(ステップS103)。
次に、シーン判定部22は、ステップS102の処理において判定されたシーンが、記録すべきシーン(即ち、保存用ストレージ15に画像データを記録すべきシーン)であるか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104の処理において、記録すべきシーンではないと判定された場合(ステップS104:No)、図3に示す処理は終了される。
ステップS104の処理において、記録すべきシーンであると判定された場合(ステップS104:Yes)、方向決定部23は、シーン判定部22により判定されたシーン及び音の発生方向と、例えば図2に示すテーブルとに基づいて、注目方向を決定する(ステップS105)。
次に、切り出し部13は、方向決定部23により決定された注目方向に基づいて、常時記録用ストレージ14に記録された画像データのうち、例えば不揮発性メモリ、ハードディスクドライブ等である保存用ストレージ15に記録する画像データを切り出して、保存用ストレージ15に記録する(ステップS106)。
(技術的効果)
常時記録部12は、前側カメラ111、右側カメラ112及び左側カメラ113各々により撮像された画像データを、常時記録用ストレージ14に逐次記録する。しかしながら、常時記録用ストレージ14の記録容量には限りがあるため、古い画像データから順に、新たに撮像された画像データで上書きされる(所謂リングバッファ方式)。他方で、重要な出来事があったときの画像データは、データの永続化を図るため保存用ストレージ15に記録される。このとき何らの対策も採らなければ、保存用ストレージ15の記録容量の増大を招いてしまう可能性がある。
しかるに当該記録装置100では、切り出し部13により、方向決定部23により決定された注目方向に基づいて、常時記録用ストレージ14に記録された画像データのうち、保存用ストレージ15に記録する画像データが切り出される。当該記録装置100では特に、方向決定部23により決定される注目方向が、シーンに応じて異なる(例えば図2参照)。従って、当該記録装置100によれば、保存用ストレージ15に記録される画像データのデータ量を抑制することができるとともに、シーンに応じた適切な撮像範囲の画像データを保存用ストレージ15に記録することができる。つまり、当該記録装置100によれば、有用なデータを残しつつ、記録容量を削減することができる。
<変形例>
上述した実施形態では、車両1は複数のカメラ(即ち、前側カメラ111、右側カメラ112及び左側カメラ113)を備えているが、例えば全天球カメラ等、全周囲を撮像可能に構成されたカメラを1台だけ備えていてもよい。車両1が全周囲を撮像可能に構成されたカメラを1台だけ備えている場合、切り出し部13は、該カメラにより撮像された画像データのうち、方向決定部23により決定された注目方向に該当する領域をトリミングして、該トリミングされた画像データを保存用ストレージ15に記録する。
以上に説明した実施形態及び変形例から導き出される発明の各種態様を以下に説明する。
発明の一態様に係る記録装置は、車両の周囲を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記生成された画像データを一時的に保持する保持手段と、車両の周囲の音を検出する音検出手段と、前記検出された音の種類からシーンを特定するとともに、前記検出された音の発生方向を特定する特定手段と、前記特定されたシーン及び前記特定された発生方向に基づいて、前記撮像手段に係る撮像範囲のうち注目すべき範囲を特定して、前記保持手段に保持されている画像データから前記特定された注目すべき範囲に対応する画像データを抽出して保存する保存手段と、を備えるというものである。
上述の実施形態においては、カメラ部11が撮像手段の一例に相当し、常時記録部12及び常時記録用ストレージ14が保持手段の一例に相当し、マイク部21が音検出手段の一例に相当し、シーン判定部22が特定手段の一例に相当し、方向決定部23及び切り出し部13が保存手段の一例に相当する。
当該記録装置によれば、シーン及び音の発生方向に基づいて、撮像手段に係る撮像範囲のうち注目すべき範囲が特定され、該注目すべき範囲に対応する画像データが保存される。従って、当該記録装置よれば、保存される画像データのデータ量を抑制することができるとともに、シーンに応じた適切な撮像範囲の画像データを保存することができる。つまり、当該記録装置によれば、有用なデータを残しつつ、記録容量を削減することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う記録装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1…車両、11…カメラ部、12…常時記録部、13…切り出し部、14…常時記録用ストレージ、15…保存用ストレージ、21…マイク部、22…シーン判定部、23…方向決定部、100…記録装置

Claims (1)

  1. 車両の周囲を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記生成された画像データを一時的に保持する保持手段と、
    車両の周囲の音を検出する音検出手段と、
    前記検出された音の種類からシーンを特定するとともに、前記検出された音の発生方向を特定する特定手段と、
    前記特定されたシーン及び前記特定された発生方向に基づいて、前記撮像手段に係る撮像範囲のうち注目すべき範囲を特定して、前記保持手段に保持されている画像データから前記特定された注目すべき範囲に対応する画像データを抽出して保存する保存手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
JP2018225768A 2018-11-30 2018-11-30 記録装置 Pending JP2020087344A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3913644A1 (en) 2020-05-19 2021-11-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Rare earth sintered magnet and making method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3913644A1 (en) 2020-05-19 2021-11-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Rare earth sintered magnet and making method

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