JP2020086526A - 情報処理装置、プログラム、及び被判定装置の真贋判定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係るメモリシステム1の構成を示す図である。図1に示すようにメモリシステム1は、ホスト装置2と、ホスト装置2に着脱自在に接続されたメモリ装置3とを備えて構成されている。ホスト装置2は、例えばパーソナルコンピュータ等の第1の情報処理装置であり、メモリ装置3は、ホスト装置2から電源供給を受けて動作する第2の情報処理装置、例えばフラッシュメモリのメモリカードである。他の例として、第1の情報処理装置はプリンタ又は複合機の本体であり、第2の情報処理装置はトナーカートリッジである。あるいは、第1の情報処理装置はゲーム機の本体であり、第2の情報処理装置はゲームプログラムが格納されたメモリカードである。
図11は、実測電流値パターンK2及び基準電流値パターンK0の一例を示す図であり、図12は、実測電流値X01〜X10の数値の一例を示す図である。図12に示した例によると、平均値μ1は32.0mAとなり、実測拡散値(分散)は35.0となる。
図13は、図2に示したプログラム801をCPU122が実行することによって実現される機能を示す図である。図4に示した構成に対して、パターン作成部155が追加されている。
上記実施の形態1では、期間設定部151は、メモリ装置3の動作期間を区分した複数の期間P1〜P8のうち一つの期間P1のみを、判定対象期間として設定した。
本実施の形態では、ホスト装置2の真贋判定をメモリ装置3が実行する態様、つまり、メモリ装置3等の第2の情報処理装置が判定装置であり、ホスト装置2等の第1の情報処理装置が被判定装置である態様について説明する。
・消費電流を所定のサンプリング周波数でサンプリングすることによって得られる複数の消費電流値に基づいて算出された拡散値(基準拡散値)
・消費電流値の最大値、最小値、及び平均値(基準代表値)
・スタンバイ期間における微小な消費電流値(基準電流値)
が、期待値データ902としてメモリコア232に格納されている。期待値データ902は更新することも可能であり、例えば、ホスト装置2がアクセス可能な通信ネットワークから最新の期待値データ902をダウンロードしてメモリコア232に格納することも可能である。
本実施の形態では、ホスト装置2の真贋判定をホスト装置2自身が実行する態様、つまり、ホスト装置2等の第1の情報処理装置が判定装置かつ被判定装置である態様について説明する。
・消費電流を所定のサンプリング周波数でサンプリングすることによって得られる複数の消費電流値に基づいて算出された拡散値(基準拡散値)
・消費電流値の最大値、最小値、及び平均値(基準代表値)
・スタンバイ期間における微小な消費電流値(基準電流値)
が、期待値データ903として記憶部315に格納されている。
本実施の形態では、メモリ装置3の真贋判定をメモリ装置3自身が実行する態様、つまり、メモリ装置3等の第2の情報処理装置が判定装置かつ被判定装置である態様について説明する。
・消費電流を所定のサンプリング周波数でサンプリングすることによって得られる複数の消費電流値に基づいて算出された拡散値(基準拡散値)
・消費電流値の最大値、最小値、及び平均値(基準代表値)
・スタンバイ期間における微小な消費電流値(基準電流値)
が、期待値データ904としてメモリコア332に格納されている。
3 メモリ装置
111,211,311 SoC
112,256,312,366 電源制御部
113,233,313,333 電流値測定回路
122,252,322,362 CPU
131,231,331 メモリコントローラ
150,260,350,370 判定部
151,261,351,371 期間設定部
152,262,352,372 電流値取得部
153,263,353,373 拡散値算出部
154,264,354,374 真贋判定部
234,334 認証制御回路
801,802,803,804 プログラム
901,902,903,904 期待値データ
また、第1の態様に係る情報処理装置によれば、拡散値として標準偏差又は分散を用いることにより、電流値のばらつき度合いが簡易かつ適切に表された拡散値を得ることができる。
さらに、第1の態様に係る情報処理装置によれば、複数の基準電流値の平均値が、第1の実測拡散値を算出するための所定の基準値として使用される。複数の実測電流値の平均値を所定の基準値として使用した場合には、たとえ実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なっていても、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とが偶然に一致又は近似する場合がある。これに対し、第1の態様に係る情報処理装置によれば複数の基準電流値の平均値が所定の基準値として使用されるため、実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なる場合には、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とも大きく異なる。その結果、真贋判定の精度を向上することが可能となる。また、複数の実測電流値の平均値を算出する必要がないため、当該平均値の算出のために複数の実測電流値を一時的に保持しておく処理及び構成を省略することが可能となる。
また、第2の態様に係る情報処理装置によれば、拡散値として標準偏差又は分散を用いることにより、電流値のばらつき度合いが簡易かつ適切に表された拡散値を得ることができる。
さらに、第2の態様に係る情報処理装置によれば、複数の基準電流値の平均値が、第1の実測拡散値を算出するための所定の基準値として使用される。複数の実測電流値の平均値を所定の基準値として使用した場合には、たとえ実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なっていても、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とが偶然に一致又は近似する場合がある。これに対し、第2の態様に係る情報処理装置によれば複数の基準電流値の平均値が所定の基準値として使用されるため、実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なる場合には、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とも大きく異なる。その結果、真贋判定の精度を向上することが可能となる。また、複数の実測電流値の平均値を算出する必要がないため、当該平均値の算出のために複数の実測電流値を一時的に保持しておく処理及び構成を省略することが可能となる。
また、第3の態様に係る情報処理装置によれば、拡散値として標準偏差又は分散を用いることにより、電流値のばらつき度合いが簡易かつ適切に表された拡散値を得ることができる。
さらに、第3の態様に係る情報処理装置によれば、複数の基準電流値の平均値が、第1の実測拡散値を算出するための所定の基準値として使用される。複数の実測電流値の平均値を所定の基準値として使用した場合には、たとえ実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なっていても、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とが偶然に一致又は近似する場合がある。これに対し、第3の態様に係る情報処理装置によれば複数の基準電流値の平均値が所定の基準値として使用されるため、実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なる場合には、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とも大きく異なる。その結果、真贋判定の精度を向上することが可能となる。また、複数の実測電流値の平均値を算出する必要がないため、当該平均値の算出のために複数の実測電流値を一時的に保持しておく処理及び構成を省略することが可能となる。
また、第11の態様に係るプログラムによれば、拡散値として標準偏差又は分散を用いることにより、電流値のばらつき度合いが簡易かつ適切に表された拡散値を得ることができる。
さらに、第11の態様に係るプログラムによれば、複数の基準電流値の平均値が、第1の実測拡散値を算出するための所定の基準値として使用される。複数の実測電流値の平均値を所定の基準値として使用した場合には、たとえ実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なっていても、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とが偶然に一致又は近似する場合がある。これに対し、第11の態様に係るプログラムによれば複数の基準電流値の平均値が所定の基準値として使用されるため、実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なる場合には、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とも大きく異なる。その結果、真贋判定の精度を向上することが可能となる。また、複数の実測電流値の平均値を算出する必要がないため、当該平均値の算出のために複数の実測電流値を一時的に保持しておく処理及び構成を省略することが可能となる。
また、第12の態様に係るプログラムによれば、拡散値として標準偏差又は分散を用いることにより、電流値のばらつき度合いが簡易かつ適切に表された拡散値を得ることができる。
さらに、第12の態様に係るプログラムによれば、複数の基準電流値の平均値が、第1の実測拡散値を算出するための所定の基準値として使用される。複数の実測電流値の平均値を所定の基準値として使用した場合には、たとえ実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なっていても、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とが偶然に一致又は近似する場合がある。これに対し、第12の態様に係るプログラムによれば複数の基準電流値の平均値が所定の基準値として使用されるため、実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なる場合には、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とも大きく異なる。その結果、真贋判定の精度を向上することが可能となる。また、複数の実測電流値の平均値を算出する必要がないため、当該平均値の算出のために複数の実測電流値を一時的に保持しておく処理及び構成を省略することが可能となる。
また、第13の態様に係るプログラムによれば、拡散値として標準偏差又は分散を用いることにより、電流値のばらつき度合いが簡易かつ適切に表された拡散値を得ることができる。
さらに、第13の態様に係るプログラムによれば、複数の基準電流値の平均値が、第1の実測拡散値を算出するための所定の基準値として使用される。複数の実測電流値の平均値を所定の基準値として使用した場合には、たとえ実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なっていても、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とが偶然に一致又は近似する場合がある。これに対し、第13の態様に係るプログラムによれば複数の基準電流値の平均値が所定の基準値として使用されるため、実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なる場合には、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とも大きく異なる。その結果、真贋判定の精度を向上することが可能となる。また、複数の実測電流値の平均値を算出する必要がないため、当該平均値の算出のために複数の実測電流値を一時的に保持しておく処理及び構成を省略することが可能となる。
また、第14の態様に係る被判定装置の真贋判定方法によれば、拡散値として標準偏差又は分散を用いることにより、電流値のばらつき度合いが簡易かつ適切に表された拡散値を得ることができる。
さらに、第14の態様に係る被判定装置の真贋判定方法によれば、複数の基準電流値の平均値が、第1の実測拡散値を算出するための所定の基準値として使用される。複数の実測電流値の平均値を所定の基準値として使用した場合には、たとえ実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なっていても、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とが偶然に一致又は近似する場合がある。これに対し、第14の態様に係る被判定装置の真贋判定方法によれば複数の基準電流値の平均値が所定の基準値として使用されるため、実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なる場合には、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とも大きく異なる。その結果、真贋判定の精度を向上することが可能となる。また、複数の実測電流値の平均値を算出する必要がないため、当該平均値の算出のために複数の実測電流値を一時的に保持しておく処理及び構成を省略することが可能となる。
また、第15の態様に係る被判定装置の真贋判定方法によれば、拡散値として標準偏差又は分散を用いることにより、電流値のばらつき度合いが簡易かつ適切に表された拡散値を得ることができる。
さらに、第15の態様に係る被判定装置の真贋判定方法によれば、複数の基準電流値の平均値が、第1の実測拡散値を算出するための所定の基準値として使用される。複数の実測電流値の平均値を所定の基準値として使用した場合には、たとえ実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なっていても、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とが偶然に一致又は近似する場合がある。これに対し、第15の態様に係る被判定装置の真贋判定方法によれば複数の基準電流値の平均値が所定の基準値として使用されるため、実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なる場合には、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とも大きく異なる。その結果、真贋判定の精度を向上することが可能となる。また、複数の実測電流値の平均値を算出する必要がないため、当該平均値の算出のために複数の実測電流値を一時的に保持しておく処理及び構成を省略することが可能となる。
また、第16の態様に係る被判定装置の真贋判定方法によれば、拡散値として標準偏差又は分散を用いることにより、電流値のばらつき度合いが簡易かつ適切に表された拡散値を得ることができる。
さらに、第16の態様に係る被判定装置の真贋判定方法によれば、複数の基準電流値の平均値が、第1の実測拡散値を算出するための所定の基準値として使用される。複数の実測電流値の平均値を所定の基準値として使用した場合には、たとえ実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なっていても、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とが偶然に一致又は近似する場合がある。これに対し、第16の態様に係る被判定装置の真贋判定方法によれば複数の基準電流値の平均値が所定の基準値として使用されるため、実測電流値パターンの形状と基準電流値パターンの形状とが大きく異なる場合には、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値とも大きく異なる。その結果、真贋判定の精度を向上することが可能となる。また、複数の実測電流値の平均値を算出する必要がないため、当該平均値の算出のために複数の実測電流値を一時的に保持しておく処理及び構成を省略することが可能となる。
Claims (19)
- 被判定装置の真贋判定機能を備える情報処理装置であって、
前記被判定装置に電源を供給する電源供給部と、
前記電源供給部から前記被判定装置に流れる電流を測定する電流測定部と、
前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、
複数の測定タイミングで前記電流測定部によって測定された複数の実測電流値を、前記電流測定部から取得する電流値取得部と、
前記被判定装置の動作期間を区分した複数の所定期間のうち第1の所定期間において前記電流値取得部によって取得された複数の実測電流値に基づいて、所定の基準値に対する前記複数の実測電流値のばらつき度合いを表す指標である第1の実測拡散値を算出する拡散値算出部と、
前記拡散値算出部によって算出された第1の実測拡散値と、第1の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた第1の基準拡散値との比較結果に基づいて、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する真贋判定部と、
を有する、情報処理装置。 - 信号処理回路と前記信号処理回路に電源を供給する電源供給部とを有する被判定装置の真贋判定機能を備える情報処理装置であって、
前記電源供給部から前記信号処理回路に流れる電流を測定する電流測定部と、
前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、
複数の測定タイミングで前記電流測定部によって測定された複数の実測電流値を、前記電流測定部から取得する電流値取得部と、
前記被判定装置の動作期間を区分した複数の所定期間のうち第1の所定期間において前記電流値取得部によって取得された複数の実測電流値に基づいて、所定の基準値に対する前記複数の実測電流値のばらつき度合いを表す指標である第1の実測拡散値を算出する拡散値算出部と、
前記拡散値算出部によって算出された第1の実測拡散値と、第1の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた第1の基準拡散値との比較結果に基づいて、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する真贋判定部と、
を有する、情報処理装置。 - 自身を被判定装置とする真贋判定機能を備える情報処理装置であって、
信号処理回路と、
前記信号処理回路に電源を供給する電源供給部と、
前記電源供給部から前記信号処理回路に流れる電流を測定する電流測定部と、
前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、
複数の測定タイミングで前記電流測定部によって測定された複数の実測電流値を、前記電流測定部から取得する電流値取得部と、
前記被判定装置の動作期間を区分した複数の所定期間のうち第1の所定期間において前記電流値取得部によって取得された複数の実測電流値に基づいて、所定の基準値に対する前記複数の実測電流値のばらつき度合いを表す指標である第1の実測拡散値を算出する拡散値算出部と、
前記拡散値算出部によって算出された第1の実測拡散値と、第1の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた第1の基準拡散値との比較結果に基づいて、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する真贋判定部と、
を有する、情報処理装置。 - 第1の実測拡散値及び第1の基準拡散値は、標準偏差又は分散である、請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
- 所定の基準値は、第1の所定期間において前記電流値取得部によって取得された複数の実測電流値の平均値である、請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
- 所定の基準値は、第1の基準拡散値を求めるために正規品又は非正規品に関して予め求められた基準電流値パターンを構成する複数の基準電流値の平均値である、請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
- 前記判定部は、前記電流値取得部によって取得された複数の実測電流値を時系列順に配列することによって、実測電流値パターンを作成するパターン作成部をさらに有し、
前記真贋判定部は、
第1判定処理として、第1の所定期間に関して前記パターン作成部によって作成された実測電流値パターンと、第1の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた基準電流値パターンとが一致するか否かによって、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定し、
第1判定処理において実測電流値パターンと基準電流値パターンとが一致しない場合に、第2判定処理として、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値との比較結果に基づいて前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する、請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 前記真贋判定部は、
第1判定処理において、実測電流値パターンを構成する複数の実測電流値と、基準電流値パターンを構成する複数の基準電流値とを、各比較ポイントにおいてそれぞれ比較し、
全ての比較ポイントのうち実測電流値と基準電流値とが一致しない比較ポイントの個数又は割合が第1の閾値未満である場合には、実測電流値パターンと基準電流値パターンとは一致すると判定し、この場合には第2判定処理を実行せず、
全ての比較ポイントのうち実測電流値と基準電流値とが一致しない比較ポイントの個数又は割合が第1の閾値以上第2の閾値未満である場合には、実測電流値パターンと基準電流値パターンとは一致しないと判定し、この場合には第2判定処理を実行し、
全ての比較ポイントのうち実測電流値と基準電流値とが一致しない比較ポイントの個数又は割合が第2の閾値以上である場合には、実測電流値パターンと基準電流値パターンとは一致しないと判定し、この場合には第2判定処理を実行しない、請求項7に記載の情報処理装置。 - 前記真贋判定部は、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値との差が所定の許容誤差値以下である場合には、第1の実測拡散値は第1の基準拡散値に一致すると判定し、第1の実測拡散値と第1の基準拡散値との差が所定の許容誤差値を超える場合には、第1の実測拡散値は第1の基準拡散値に一致しないと判定することにより、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する、請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報処理装置。
- 前記真贋判定部はさらに、複数の所定期間のうち第2の所定期間に関して前記拡散値算出部によって算出された第2の実測拡散値と、第2の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた第2の基準拡散値とを比較し、第1の所定期間及び第2の所定期間の双方の比較結果に基づいて、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する、請求項1〜9のいずれか一つに記載の情報処理装置。
- 前記判定部は、複数の所定期間の中から第1の所定期間を可変に選択する期間設定部をさらに有する、請求項1〜10のいずれか一つに記載の情報処理装置。
- 前記判定部は、複数の所定期間の中から第2の所定期間を可変に選択する期間設定部をさらに有する、請求項10に記載の情報処理装置。
- 第1の基準拡散値は前記被判定装置内の記憶部に記憶されており、
前記判定部は、当該記憶部から第1の基準拡散値を読み出す、請求項1〜12のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 被判定装置に電源を供給する電源供給部と、前記電源供給部から前記被判定装置に流れる電流を測定する電流測定部と、を備える情報処理装置に搭載されるコンピュータを、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する判定手段として機能させるためのプログラムであって、
前記判定手段は、
複数の測定タイミングで前記電流測定部によって測定された複数の実測電流値を、前記電流測定部から取得する電流値取得手段と、
前記被判定装置の動作期間を区分した複数の所定期間のうち第1の所定期間において前記電流値取得手段によって取得された複数の実測電流値に基づいて、所定の基準値に対する前記複数の実測電流値のばらつき度合いを表す指標である第1の実測拡散値を算出する拡散値算出手段と、
前記拡散値算出手段によって算出された第1の実測拡散値と、第1の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた第1の基準拡散値との比較結果に基づいて、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する真贋判定手段と、
を有する、プログラム。 - 信号処理回路と前記信号処理回路に電源を供給する電源供給部とを有する被判定装置の真贋判定機能を備え、前記電源供給部から前記信号処理回路に流れる電流を測定する電流測定部を有する情報処理装置に搭載されるコンピュータを、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する判定手段として機能させるためのプログラムであって、
前記判定手段は、
複数の測定タイミングで前記電流測定部によって測定された複数の実測電流値を、前記電流測定部から取得する電流値取得手段と、
前記被判定装置の動作期間を区分した複数の所定期間のうち第1の所定期間において前記電流値取得手段によって取得された複数の実測電流値に基づいて、所定の基準値に対する前記複数の実測電流値のばらつき度合いを表す指標である第1の実測拡散値を算出する拡散値算出手段と、
前記拡散値算出手段によって算出された第1の実測拡散値と、第1の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた第1の基準拡散値との比較結果に基づいて、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する真贋判定手段と、
を有する、プログラム。 - 自身を被判定装置とする真贋判定機能を備え、信号処理回路と、前記信号処理回路に電源を供給する電源供給部と、前記電源供給部から前記信号処理回路に流れる電流を測定する電流測定部と、を有する情報処理装置に搭載されるコンピュータを、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する判定手段として機能させるためのプログラムであって、
前記判定手段は、
複数の測定タイミングで前記電流測定部によって測定された複数の実測電流値を、前記電流測定部から取得する電流値取得手段と、
前記被判定装置の動作期間を区分した複数の所定期間のうち第1の所定期間において前記電流値取得手段によって取得された複数の実測電流値に基づいて、所定の基準値に対する前記複数の実測電流値のばらつき度合いを表す指標である第1の実測拡散値を算出する拡散値算出手段と、
前記拡散値算出手段によって算出された第1の実測拡散値と、第1の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた第1の基準拡散値との比較結果に基づいて、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する真贋判定手段と、
を有する、プログラム。 - 被判定装置の真贋判定機能を備え、前記被判定装置に電源を供給する電源供給部と、前記電源供給部から前記被判定装置に流れる電流を測定する電流測定部と、を有する情報処理装置において、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する、被判定装置の真贋判定方法であって、
(A)複数の測定タイミングで前記電流測定部によって測定された複数の実測電流値を、前記電流測定部から取得するステップと、
(B)前記被判定装置の動作期間を区分した複数の所定期間のうち第1の所定期間において前記ステップ(A)によって取得された複数の実測電流値に基づいて、所定の基準値に対する前記複数の実測電流値のばらつき度合いを表す指標である第1の実測拡散値を算出するステップと、
(C)前記ステップ(B)によって算出された第1の実測拡散値と、第1の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた第1の基準拡散値との比較結果に基づいて、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定するステップと、
を備える、被判定装置の真贋判定方法。 - 信号処理回路と前記信号処理回路に電源を供給する電源供給部とを有する被判定装置の真贋判定機能を備え、前記電源供給部から前記信号処理回路に流れる電流を測定する電流測定部を有する情報処理装置において、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する、被判定装置の真贋判定方法であって、
(A)複数の測定タイミングで前記電流測定部によって測定された複数の実測電流値を、前記電流測定部から取得するステップと、
(B)前記被判定装置の動作期間を区分した複数の所定期間のうち第1の所定期間において前記ステップ(A)によって取得された複数の実測電流値に基づいて、所定の基準値に対する前記複数の実測電流値のばらつき度合いを表す指標である第1の実測拡散値を算出するステップと、
(C)前記ステップ(B)によって算出された第1の実測拡散値と、第1の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた第1の基準拡散値との比較結果に基づいて、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定するステップと、
を備える、被判定装置の真贋判定方法。 - 自身を被判定装置とする真贋判定機能を備え、信号処理回路と、前記信号処理回路に電源を供給する電源供給部と、前記電源供給部から前記信号処理回路に流れる電流を測定する電流測定部と、を有する情報処理装置において、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定する、被判定装置の真贋判定方法であって、
(A)複数の測定タイミングで前記電流測定部によって測定された複数の実測電流値を、前記電流測定部から取得するステップと、
(B)前記被判定装置の動作期間を区分した複数の所定期間のうち第1の所定期間において前記ステップ(A)によって取得された複数の実測電流値に基づいて、所定の基準値に対する前記複数の実測電流値のばらつき度合いを表す指標である第1の実測拡散値を算出するステップと、
(C)前記ステップ(B)によって算出された第1の実測拡散値と、第1の所定期間に関して正規品又は非正規品を対象として予め求められた第1の基準拡散値との比較結果に基づいて、前記被判定装置が正規品であるか非正規品であるかを判定するステップと、
を備える、被判定装置の真贋判定方法。
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