JP2020086507A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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奈津子 榎本
Natsuko Enomoto
奈津子 榎本
湯浅 健一郎
Kenichiro Yuasa
健一郎 湯浅
愛美 篠原
Manami Shinohara
愛美 篠原
里実 井筒
Satomi Izutsu
里実 井筒
朋佳 大橋
Tomoka Ohashi
朋佳 大橋
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Abstract

【課題】音声により調理方法を出力する場合に、調理者が調理方法の内容を理解しやすくする。【解決手段】情報処理装置は、料理の調理方法を示す文を有する調理情報を取得する取得手段と、調理方法を示す文が予め定めた条件を満たす場合に、調理方法を示す文を複数の文字列に編集する編集手段と、編集手段により生成された複数の文字列を含む調理情報を、音声を出力可能な出力手段に送る送信手段とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
従来技術として、音声により料理の調理方法に関する調理情報を提供する情報提供装置が存在する(特許文献1参照)。
また、従来技術として、順序づけられた一連の工程からなる料理のレシピを音声により再生する音声出力装置において、レシピの中から共通の工程を前処理工程として選択し先に再生する技術が存在する(特許文献2参照)。
特開平9−282193号公報 特開2006−11036号公報
ところで、料理の調理方法は、一般に、順序付けられた複数の文により構成される。そして、音声により調理方法を出力する場合には、例えば調理者による作業の進捗に合わせて、それぞれの文を順次出力する。
ここで、料理の調理方法を構成するそれぞれの文の出力時間が長かったり、それぞれの文に含まれる内容等が多かったりすると、調理者が出力される調理方法の内容を理解できない場合がある。
本発明は、音声により調理方法を出力する場合に、調理者が調理方法の内容を理解しやすくすることを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、料理の調理方法を示す文を有する調理情報を取得する取得手段と、前記調理方法を示す文が予め定めた条件を満たす場合に、当該調理方法を示す文を複数の文字列に編集する編集手段と、前記編集手段により生成された複数の前記文字列を含む前記調理情報を、音声を出力可能な出力手段に送る送信手段とを備えた、情報処理装置である。
ここで、前記調理方法を示す文の構造を解析する解析手段をさらに備え、前記編集手段は、前記解析手段による解析結果に基づいて前記調理方法を示す文を複数の前記文字列に編集することを特徴とすることができる。
また、前記解析手段は、前記調理方法を示す文に含まれる単語を解析し、前記編集手段は、前記調理方法を示す文に予め定めた単語が複数含まれる場合に、それぞれの前記文字列に含まれる当該予め定めた単語の数が減少するように、当該調理方法を示す文を複数の当該文字列に編集することを特徴とすることができる。
さらに、前記編集手段は、それぞれの前記文字列に対して、当該文字列が示す前記調理方法を補足するために、当該文字列を構成する文言の編集を行うことを特徴とすることができる。
さらにまた、前記編集手段は、予め定めた条件に応じて、複数の前記文字列の順序を入れ替えることを特徴とすることができる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明は、コンピュータに、料理の調理方法を示す文を有する調理情報を取得する機能と、前記調理方法を示す文が予め定めた条件を満たす場合に、当該調理方法を示す文を複数の文字列に編集する機能と、生成された複数の前記文字列を含む前記調理情報を、音声を出力可能な出力手段に送る機能と、を実現するプログラムである。
本発明によれば、音声により調理方法を出力する場合に、調理者が調理方法の内容を理解しやすくすることができる。
本実施の形態が適用される情報処理システムの概略構成を示した図である。 本実施の形態が適用される編集装置のハードウェア構成を説明するための図である。 本実施の形態が適用される編集装置の機能構成を説明するための図である。 入力部が入力を受け付ける編集前調理情報の一例を示した図である。 本実施の形態が適用される編集装置の制御部により行われる処理の手順を示したフローチャートである。 図4に示した編集前調理情報を編集部が編集して生成した編集後調理情報の一例を示す図である。
続いて、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(情報処理システム1)
図1は、本実施の形態が適用される情報処理システム1の概略構成を示した図である。図1に示すように、本実施の形態の情報処理システム1は、編集装置10と、端末装置30と、を備えている。また、情報処理システム1では、編集装置10と端末装置30とは、ネットワーク50を介して通信可能に接続されている。
なお、編集装置10と端末装置30との通信形態は、特に限定されず、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク50を介した通信の他、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信等のネットワーク50を介さない通信を用いてもよい。
情報処理装置の一例としての編集装置10は、ネットワーク50等を介して取得した料理の調理方法に関する情報を、端末装置30において音声により出力されるのに適した状態に編集する装置である。編集装置10としては、サーバ装置等のPC(Personal Computer)が例示される。なお、詳細については後述するが、料理の調理方法に関する情報は、料理の調理手順を示す文章のテキストデータにより構成される。
端末装置30は、例えば料理の調理を行う調理者が操作する装置である。端末装置30としては、音声の出力を行うスピーカ等の出力手段を備えるスマートフォン等の携帯端末やPC等が例示される。
端末装置30は、調理者による操作に従って、編集装置10にて編集された料理の調理方法に関する情報を取得し、これを音声により出力する。
(編集装置10)
続いて、編集装置10について説明する。まず、編集装置10のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施の形態が適用される編集装置10のハードウェア構成を説明するための図である。
図2に示すように、編集装置10は、制御部20と、記憶部11と、表示部12と、通信部13と、操作部14とを備えている。また、編集装置10を構成する各部は、バス19により互いに接続されている。なお、編集装置10は、上述したハードウェア構成が単体の装置により実現されていてもよく、複数の装置により実現されていてもよい。また、本実施の形態の編集装置10は、表示部12または操作部14を備えない構成であってもよい。
制御部20は、編集装置10全体の動作を制御する。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、HDD(Hard Disk Drive)とを有している。ROMには、CPUにより実行されるプログラムが記憶されている。CPUは、ROMに記憶されているプログラムを読み出し、RAMを作業エリアに使用してプログラムを実行する。プログラムの実行を通じ、CPUは編集装置10を構成する各部の動作を制御する。
なお、CPUによって実行される制御プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネットなどの通信手段を用いてダウンロードさせてもよい。
記憶部11は、各種のデータの記憶に用いられるハードディスク等の記憶装置により構成される。詳細については後述するが、記憶部11は、制御部20により編集する前、および編集した後の料理の調理方法に関する情報を記憶する。また、記憶部11は、制御部20のCPUで実行されるプログラムを記憶してもよい。
表示部12は、制御部20による制御に基づき、各種のアプリケーションに対応する画面を表示する。表示部12は、例えば液晶ディスプレイパネルや、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイパネル等により構成される。
通信部13は、有線方式または無線方式により、外部装置との通信を行う。
操作部14は、ユーザによる操作入力を受け付ける。
続いて、編集装置10の機能構成について説明する。図3は、本実施の形態が適用される編集装置10の機能構成を説明するための図である。図3に示す編集装置10の各機能は、制御部20によるプログラムの実行を通じて実現される。
本実施の形態の編集装置10における制御部20は、入力部21と、出力部22と、解析部23と、編集部24と、音声化処理部25と、情報保存部26とを備えている。
入力部21は、取得手段の一例であって、編集部24による編集の対象となる料理の調理方法に関する情報(調理情報)の入力を受け付ける。なお、以下では、入力部21で受け付けられ、編集部24により編集される前の料理の調理方法に関する情報を、編集前調理情報と表記する場合がある。編集前調理情報に関しては、後段にて説明する。
入力部21は、編集前調理情報を、例えばネットワーク50(図1参照)を介して、サーバ装置(不図示)等の外部装置に記憶されるデータベースから受け付けることができる。具体的には、入力部21は、編集前調理情報を、例えば料理のレシピサイト等のデータベースからネットワーク50を介して受け付けることができる。
また、入力部21は、編集前調理情報を、例えば操作部14に対する入力を介して受け付けてもよい。具体的には、入力部21は、編集前調理情報を、例えばユーザによる操作部14を用いた文章の入力を介して受け付けてもよい。
出力部22は、送信手段の一例であって、編集部24により編集された後の料理の調理方法に関する情報を出力する。なお、以下では、編集部24により編集された後の料理の調理方法に関する情報を、編集後調理情報と表記する場合がある。編集後調理情報に関しては、後段にて説明する。
出力部22は、編集後調理情報を、例えばネットワーク50を介して端末装置30(図1参照)に出力する。
解析部23は、解析手段の一例であって、入力部21で入力された編集前調理情報の解析処理を行う。また、解析部23は、編集前調理情報の解析結果を編集部24に出力する。また、解析部23は、編集前調理情報の解析に用いる複数の単語を蓄積した辞書を記憶している。
編集部24は、編集手段の一例であって、解析部23による解析結果に基づき、編集前調理情報を編集し、編集後調理情報を生成する。付言すると、編集部24は、編集前調理情報を、端末装置30における音声による出力に適した状態に編集し、編集後調理情報を生成する。
なお、解析部23による編集前調理情報の解析、編集部24による編集前調理情報の編集および編集後調理情報の生成については、後段にて詳細に説明する。
音声化処理部25は、編集部24にて編集された編集後調理情報を、端末装置30において音声による出力が可能なデータ形式に変換する処理を行う。なお、音声化処理部25により音声化処理がなされた料理の調理方法に関する情報を、音声化調理情報と表記する場合がある。
情報保存部26は、編集部24にて編集された編集後調理情報、および音声化処理部25にて音声化処理がされた音声化調理情報を保存する。また、情報保存部26は、例えば端末装置30等からの操作要求に応じて、出力部22に対して編集後調理情報または音声化調理情報を出力する。
(編集前調理情報)
続いて、編集装置10の入力部21が入力を受け付ける編集前調理情報について説明する。図4は、入力部21が入力を受け付ける編集前調理情報の一例を示した図である。図4には、「筑前煮」についての料理の調理方法に関する情報である編集前調理情報を示している。なお、図4に示した調理方法は、説明のための一例であって、必ずしも正確なものではない。
編集前調理情報は、図4に示すように、料理の調理手順を説明するための文章を電子化したテキストデータにより構成される。ここで、本実施の形態の説明において、「文章」とは、それぞれが料理の調理手順を示す複数の「文」の集合を意味する。また、「文」とは、まとまった内容(この例では、料理の調理手順)を表す一続きの言葉であって、句点「。」で終わるものを意味する。なお、「文」は、通常、複数の「形態素」に区切ることができる。本実施の形態では、編集前調理情報に含まれるそれぞれの「文」が、「調理方法を示す文」に対応する。
ところで、料理の調理方法に関する情報を音声により出力し、調理者がこの音声に基づいて調理を行う場合、料理の調理方法に関する情報を構成する文が長かったり、文に含まれる内容が多かったりすると、調理者が音声で出力される調理方法の内容を理解できない場合がある。
例えば、図4に示す例では、「ごぼうとレンコンを一口大に切り、水にさらします。」のように、一つの文に複数の材料や複数の調理作業が含まれている場合、この文をそのまま音声で出力すると、調理者が調理方法の内容を正確に理解できない場合がある。
(編集装置10による処理)
これに対し、本実施の形態の編集装置10は、料理の調理方法に関する情報(編集前調理情報)を、調理者が音声で出力される調理方法の内容を理解しやすいように、音声による出力に適した情報に編集する。以下、本実施の形態の編集装置10により行われる処理について具体的に説明する。
図5は、本実施の形態が適用される編集装置10の制御部20により行われる処理の手順を示したフローチャートである。
編集装置10において料理の調理方法に関する情報の編集を行う場合、まず、入力部21が、編集の対象となる編集前調理情報の入力を受け付ける(S101)。
入力部21は、例えば、料理のレシピサイト等のデータベース(不図示)等からネットワーク50を介して編集前調理情報の入力を受け付ける。また、入力部21は、スキャナー(不図示)等で書籍等をスキャンしたスキャンデータを電子化することで、編集前調理情報の入力を受け付ける。なお、入力部21により編集前調理情報の入力を受け付ける方法については、特に限定されるものではない。
次いで、解析部23が、ステップ101で取得した編集前調理情報の文章構造を解析し、編集前調理情報を構成するそれぞれの文(編集前の文)に対して、順序を表す仮の工程番号(以下、仮番号Pと表記する。)を付与する(S102)。
例えば、解析部23は、編集前調理情報を構成する編集前の文に対して、最初の文から順に仮番号P(P=1、2、3…)を付与する。なお、ステップ101で取得した編集前調理情報が、図4に示すように順序を表す番号(「1.」、「2.」…)を有している場合には、解析部23は、この番号に基づいて仮番号Pを付与することができる。また、編集前調理情報が順序を表す番号を有していない場合には、解析部23は、例えば編集前調理情報に含まれる句点「。」の位置等に基づいて仮番号Pを付与することができる。
次いで、解析部23が、編集前調理情報のうち、仮番号P(P=1)が付与された編集前の文の解析を行う(S103)。
具体的には、解析部23は、編集前調理情報を構成する仮番号Pを有する編集前の文に対し、形態素解析を行うことで、編集前の文を構成する形態素の境界を決定する。そして、解析部23は、それぞれの形態素を、予め記憶する辞書の各単語と比較し、編集前の文に、料理の材料や調理作業等を表す予め定めた単語が含まれるか否かを解析する。なお、ステップ103の解析部23による文の解析については、後段にて具体例を用いて説明する。
そして、解析部23は、解析結果を編集部24に出力する(S104)。
次いで、編集部24が、ステップ104で出力された解析部23による解析結果に基づき、仮番号Pを有する編集前の文が予め定めた条件に該当するか否かの判断を行う(S105)。具体的には、編集部24は、編集前の文が、料理の材料や調理作業等を表す予め定めた単語を複数含むか否かの判断を行う。
編集前の文が予め定めた条件に該当しない場合(S105でNO)には、後述するステップ108に進む。
一方、仮番号Pを有する編集前の文が予め定めた条件に該当する場合(S105でYES)、編集部24が、編集前の文を複数の文字列に分割する(S106)。具体的には、編集部24は、編集前の文を、それぞれが料理の材料を表す単語または調理作業を表す単語を1つずつ含む複数の文字列に分割する。付言すると、編集部24は、料理の材料を表す単語および調理作業を表す単語を、それぞれ2つ以上含まないように、編集前の文を複数の文字列に分割する。
次いで、編集部24が、ステップ106で分割したそれぞれの文字列が調理手順を示す文として成立するように、文字列の編集を行う(S107)。具体的には、編集部24は、それぞれの文字列が調理手順を示す文として成立するように、文字列の前後に主語や述語等の文言を追加し、または文字列の一部の文言を削除する編集を行う。また、編集部24は、複数の文字列の間に、新たな文を追加する編集を行ってもよい。これにより、ステップ106で分割した複数の文字列から、それぞれが調理手順を示す複数の文(編集後の文)が生成される。
なお、ステップ106およびステップ107において、仮番号Pを有する編集前の文に対して編集部24が行う処理については、後段にて具体例を用いて説明する。
次いで、解析部23が、編集部24による編集を行った仮番号Pが、編集前調理情報の最終工程の番号であるか否かを判断する(S108)。
そして、仮番号Pが最終工程の番号でない場合(S108でNO)、解析部23が、仮番号PをP+1(P=P+1)に更新し(S109)、ステップ103に戻って処理を続行する。これにより、編集前調理情報を構成する編集前の文が、仮番号P(P=1、2、3…)毎に、順次解析され、編集されることになる。
一方、仮番号Pが最終工程の番号である場合(S108でYES)、編集部24が、ステップ105で肯定(YES)の判断がなされた場合にステップ107で生成された複数の編集後の文、および、ステップ105で否定(NO)の判断がなされた場合の編集前の文に対して、最初の文から順に、順序を表す新たな工程番号Nを付与する(S110)。これにより、工程番号Nと、その工程番号Nに対応する調理手順を示す文とが含まれる編集後調理情報が生成される。
次いで、音声化処理部25が、端末装置30(図1参照)等で音声による出力が可能なように、編集後調理情報に対して音声化処理を行い(S111)、音声化調理情報を生成する。具体的には、音声化処理部25は、編集後調理情報を構成する文(文章)のテキストデータを、端末装置30(図1参照)等で音声による出力が可能な音声データに変換する処理を行う。
次いで、出力部22が、音声化処理部25にて生成された音声化調理情報を、ネットワーク50を介して端末装置30に出力し(S112)、一連の処理を終了する。
編集装置10から音声化調理情報を取得した端末装置30は、スピーカ等の出力手段を用いて音声化調理情報を出力することで、調理者に対して、料理の調理方法を音声により提供することが可能となる。
図6は、図4に示した編集前調理情報を編集部24が編集して生成した編集後調理情報の一例を示す図である。なお、図6では、上述したステップ107における編集部24により編集(追加)された文言を、下線で示している。
図6に示すように、編集後調理情報では、編集前調理情報の仮番号P=1〜9に対応する編集前の文が、工程番号N=1〜18に対応する編集後の文に編集されている。そして、編集後調理情報を構成する工程番号N=1〜18の編集後の文は、それぞれ、料理の材料を表す単語および調理作業を表す単語を2つ以上含まないものとなっている。
なお、この例では、編集後調理情報を音声化処理部25により音声化処理を行うものとしたが、編集装置10にて音声化処理を行わずに、端末装置30にて音声化処理を行う構成としてもよい。付言すると、編集装置10は、編集部24により生成されたテキストデータである編集後調理情報を出力部22により端末装置30に出力し、端末装置30にて音声化処理を行う構成としてもよい。
また、この例では、音声化処理部25にて生成された音声化調理情報を出力部22により出力するものとしたが、例えば、音声化調理情報または編集後調理情報を出力せずに情報保存部26に保存する構成としてもよい。この場合、例えば端末装置30からの指示に応じて、情報保存部26に蓄積された音声化調理情報または編集後調理情報を、端末装置30に出力することができる。
(解析部23および編集部24による処理の具体例)
続いて、上述したステップ103において解析部23が行う解析処理、およびステップ106、ステップ107において編集部24が行う編集処理について、具体例を用いて詳細に説明する。ここでは、図4に示した編集前調理情報のうち、仮番号P=3が付与された「ごぼうとレンコンを一口大に切り、水にさらします。」という編集前の文に対する処理を例に挙げて説明する。
まず、ステップ103では、上述したように、解析部23は、形態素解析を行い、編集前の文を構成する形態素の境界を決定する。この例では、上述した仮番号P=3が付与された編集前の文は、例えば、以下のように解析される。ここで、記号「/」は、形態素の境界を意味している。
「ごぼう/と/レンコン/を/一口大/に/切り/、/水/に/さらし/ます/。」
続いて、解析部23は、それぞれの形態素と、予め記憶する辞書の各単語とを比較することで、編集前の文に、料理の材料や調理作業等を表す予め定めた単語が含まれるか否かを解析する。例えば、この例では、料理の材料を表す単語として、「ごぼう」、「レンコン」という言葉が含まれている。また、この例では、調理作業を表す単語として、「切り」、「(水に)さらし」という言葉が含まれている。
なお、この例では、解析部23が解析を行った編集前の文が、料理の材料や調理作業等を表す単語を複数含むため、上述したステップ105では、肯定(YES)の判断がなされる。
次いで、ステップ106では、上述したように、編集部24は、料理の材料を表す単語および調理作業を表す単語を、それぞれ2つ以上含まないように、編集前の文を複数の文字列に分割する。この例では、編集部24は、仮番号P=3が付与された編集前の文を、以下の3つの文字列に分割する。
第1の文字列「ごぼう/と/、」
第2の文字列「レンコン/を/一口大/に/切り/、」
第3の文字列「水/に/さらし/ます/。/」
ここで、第1の文字列には、料理の材料を表す単語(ごぼう)が1つ含まれ、第2の文字列には、料理の材料を表す単語(レンコン)および調理作業を表す単語(切り)が1つずつ含まれ、第3の文字列には、調理作業を表す単語(さらし)が1つ含まれている。
次いで、ステップ107では、上述したように、編集部24は、それぞれの文字列が調理手順を示す文として成立するように、文字列の編集を行う。この例では、編集部24は、上述した文字列を、以下のように編集する。なお、第1の文字列〜第3の文字列を編集して生成した編集後の文を、それぞれ第1の文〜第3の文として示す。
第1の文「ごぼう/を/一口大/に/切り/ます/。」
追加の文「切った/ごぼう/を/水/に/さらし/ます/。」
第2の文「レンコン/を/一口大に/切り/ます/。」
第3の文「切った/レンコン/を/水/に/さらし/ます/。」
この例では、編集部24は、第1の文字列に対して、「と/、」という文言を削除するとともに、第2の文字列に基づいて「を/一口大/に/切り/ます/。」という文言を追加する編集を行い、第1の文を生成する。また、編集部24は、第2の文字列に対して、句読点「、」を削除し、「ます/。」という文言を追加する編集を行い、第2の文を生成する。さらに、編集部24は、第3の文字列に対して、第2の文字列に基づいて「切った/レンコン/を」という文言を追加する編集を行い、第3の文を生成する。さらに、編集部24は、第1の文字列および第3の文字列に基づいて、第1の文と第2の文との間に、第1の文に含まれる料理の材料を表す単語(ごぼう)に対する調理作業を補足するための文「切った/ごぼう/を/水/に/さらし/ます/。」を追加する編集を行う。
以上説明したように、本実施の形態の編集装置10では、解析部23および編集部24による処理により、編集後調理情報に含まれるそれぞれの編集後の文が、料理の材料を表す単語および調理作業を表す単語を2つ以上含まないものとなる。これにより、編集後調理情報を音声化処理した音声化調理情報を端末装置30等で音声により出力した場合に、調理者が、出力される調理方法の内容を理解しやすくなる。
ここで、編集装置10では、編集部24により編集前調理情報を編集することで生成された複数の編集後の文を、例えば、調理作業の効率等の予め定めた条件に基づいて、順序を入れ替えてもよい。
例えば、図6に示した例では、工程番号N=16の「煮立ったら、弱火で20分煮ます。」との作業の後、工程番号N=17において完成した料理を盛り付けるまでの間、他の調理作業が含まれていない。このため、工程番号N=16において材料を煮る20分間、調理者の作業が止まってしまい、調理作業の効率が低下する場合がある。その一方で、絹さやの下準備については工程番号N=1、2にて行うが、実際に使用するのは、工程番号N=18の作業である。
したがって、この例では、例えば、工程番号N=16において材料を煮ている間に、工程番号N=1、2の絹さやの下準備を行うことができるように、編集部24により編集前調理情報を編集することで生成された複数の編集後の文を入れ替えてもよい。これにより、音声化調理情報を音声により出力した場合に、調理者による調理の作業効率を向上させることができる。
また、詳細については省略するが、例えば、「材料を切る」、「材料を茹でる」等の特定の作業を連続して行うことができるように、編集部24により編集前調理情報を編集することで生成された編集後の文の順序を入れ替えてもよい。
なお、上述した編集装置10では、編集後調理情報に含まれる編集後の文が、料理の材料を表す単語および調理作業を表す単語を2つ以上含まないように編集部24による編集を行う構成としたが、これに限られるものではない。すなわち、編集装置10は、編集前調理情報に含まれる編集前の文の少なくとも一部を編集して調理者が調理方法の内容を理解しやすくするのであれば、編集部24により編集された編集後の文が、料理の材料を表す単語または調理作業を表す単語を複数含んでいてもよい。
例えば、編集部24は、「材料Aと材料Bとを混ぜ合わせる」等のように複数の材料を用いることが前提となる調理作業の場合や、「材料Aと材料Bとを鍋に入れる」等のように複数の材料が含まれる場合であっても調理作業が複雑でない場合等には、編集後の文が料理の材料を表す単語または調理作業を表す単語を複数含むように編集方法を変えてもよい。
また、本実施の形態では、編集装置10で生成された編集後調理情報または音声化調理情報を、編集装置10とは別に設けられた端末装置30に出力し、端末装置30において音声による調理方法の出力を行う構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、編集装置10が、スピーカ等の音声による出力が可能な出力手段を有している場合には、編集装置10において音声による調理方法の出力を行ってもよい。この場合、編集装置10の出力部22は、編集後調理情報または音声化調理情報を、編集装置10の出力手段に対して出力すればよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない限りにおいては、様々な変形を行っても構わない。
1…情報処理システム、10…編集装置、20…制御部、21…入力部、22…出力部、23…解析部、24…編集部、25…音声化処理部、26…情報保存部、30…端末装置

Claims (6)

  1. 料理の調理方法を示す文を有する調理情報を取得する取得手段と、
    前記調理方法を示す文が予め定めた条件を満たす場合に、当該調理方法を示す文を複数の文字列に編集する編集手段と、
    前記編集手段により生成された複数の前記文字列を含む前記調理情報を、音声を出力可能な出力手段に送る送信手段と
    を備えた、情報処理装置。
  2. 前記調理方法を示す文の構造を解析する解析手段をさらに備え、
    前記編集手段は、前記解析手段による解析結果に基づいて前記調理方法を示す文を複数の前記文字列に編集することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記解析手段は、前記調理方法を示す文に含まれる単語を解析し、
    前記編集手段は、前記調理方法を示す文に予め定めた単語が複数含まれる場合に、それぞれの前記文字列に含まれる当該予め定めた単語の数が減少するように、当該調理方法を示す文を複数の当該文字列に編集することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記編集手段は、それぞれの前記文字列に対して、当該文字列が示す調理方法を補足するために、当該文字列を構成する文言の編集を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記編集手段は、予め定めた条件に応じて、複数の前記文字列の順序を入れ替えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータに、
    料理の調理方法を示す文を有する調理情報を取得する機能と、
    前記調理方法を示す文が予め定めた条件を満たす場合に、当該調理方法を示す文を複数の文字列に編集する機能と、
    生成された複数の前記文字列を含む前記調理情報を、音声を出力可能な出力手段に送る機能と、
    を実現するプログラム。
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