JP2020085048A - 逆止弁及びこれを備えた弁装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コスト低減を図りつつ、様々な径の配管に接続可能な逆止弁及び弁装置を提供する。【解決手段】流体の配管T1,T2につながる継手7,8を連結可能な逆止弁1は、流体通路と、流体通路が貫通する弁座STとを備えた逆止弁本体2と、弁座STに着座可能である弁体3と、弁体3を弁座STに向かって付勢するばね部材5と、ばね部材5を逆止弁本体2に対して支持する支持部材4と、を有し、逆止弁本体2は単一の部品であり、継手8を連結する連結部25を流体通路の端部に設けており、弁座STから連結部25までの流体通路の最小内径φ1は、弁体3の最大外径φ2より大きくなっており、連結部25に連結された継手8は、逆止弁本体2に保持された支持部材4から離間している。【選択図】図2
Description
本発明は、流体の逆流を防止する逆止弁及びこれを備えた弁装置に関する。
従来、カーエアコン等の空調機器に使用される冷凍サイクルにおいては、冷媒(流体)の流れ方向を制御するために逆止弁が用いられている。
例えば特許文献1に開示された逆止弁は、逆止弁本体の支持バネ収容室内に円錐バネが配設され、弁体に接合された反転板を閉弁方向に付勢している。流入通路側の流体圧力と、流出通路側の流体圧力との圧力差が所定値よりも大きくなると、反転板は下向きに反転して開弁し、流出通路から流体が下方へ流れるようになっている。一方、該圧力が所定値以下であると、円錐バネは反転板を上向きに反転させて閉弁し、これにより流体の逆流を防止することができる。
ところで、特許文献1の逆止弁のケースは、蓋部材と逆止弁本体の2部品から構成されているので、流入通路や流出通路の径よりも、弁体に接合された反転板や円錐バネのサイズが大きくても、蓋部材と逆止弁本体を分離しておくことで、これらをケース内に容易に組み込むことができる。
しかしながら、このように逆止弁のケースを2部品から構成すると、部品点数が増大する他、蓋部材と逆止弁本体の合わせ部に大型のシールを設ける必要があり、それによりコスト高を招いている。一方、逆止弁を共通に用いて、様々な径の配管に接続したいという要請もある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、コスト低減を図りつつ、様々な径の配管に接続可能な逆止弁及び弁装置を提供することにある。
上記する課題を解決するために、本発明に係る逆止弁は、流体の配管につながる継手を連結可能な逆止弁であって、流体通路と、前記流体通路が貫通する弁座とを備えた逆止弁本体と、前記弁座に着座可能である弁体と、前記弁体を前記弁座に向かって付勢するばね部材と、前記ばね部材を前記逆止弁本体に対して支持する支持部材と、を有し、前記逆止弁本体は単一の部品であり、前記継手を連結する内周面を備えた連結部を前記流体通路の端部に設けており、前記弁座から前記連結部までの前記流体通路の最小内径は、前記弁体の最大外径より大きくなっており、前記連結部に連結された前記継手は、前記逆止弁本体に保持された前記支持部材から離間している。
本発明によれば、コスト低減を図りつつ、様々な径の配管に接続可能な逆止弁及び弁装置を提供することができる。
以下、本発明に係る逆止弁の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下では本発明に係る逆止弁として、主に、カーエアコン等の冷凍サイクルに使用される圧力調整用の逆止弁を例示して説明するが、本発明に係る逆止弁は、その他にも様々な形態の逆止弁に適用することができる。
<逆止弁の構成>
図1は、本発明に係る実施形態の逆止弁1の軸線方向断面図である。図2は、逆止弁1の分解図である。ここで、逆止弁1の流体通路の軸線(以下、通路軸線という)をLとし、ねじ穴の軸線(以下、ねじ軸線という)をSとする。通路軸線Lとねじ軸線Sとは平行している。
図1は、本発明に係る実施形態の逆止弁1の軸線方向断面図である。図2は、逆止弁1の分解図である。ここで、逆止弁1の流体通路の軸線(以下、通路軸線という)をLとし、ねじ穴の軸線(以下、ねじ軸線という)をSとする。通路軸線Lとねじ軸線Sとは平行している。
図1に示す逆止弁1は、内部に冷媒を通す冷媒流路(流体通路ともいう)を備え且つ1部品からなる逆止弁本体2と、逆止弁本体2の流体通路内に配置される弁体3と、逆止弁本体2に取り付けられるワッシャ(支持部材)4と、ワッシャ4に対して弁体3を付勢するコイルばね(ばね部材)5とを有する。逆止弁1は、例えば蒸発器及び圧縮機(不図示)に繋がる冷媒配管が接続される継手に連結されて冷凍サイクルが形成される。ここで、図1で冷媒の流れを矢印で示すように、逆止弁1の左側が冷媒の入口側であり、右側が冷媒の出口側であるものとする。
逆止弁本体2は、通路軸線Lに沿って図1,2の入口側より、第1の連結部21と、第1の中間通路22と、中央通路23と、第2の中間通路24と、第2の連結部25とを有し、これらにより冷媒流路を構成している。
冷媒流路のうち中央通路23の内径が最も大きくなっている。第1の連結部21の内径は、中央通路23の内径より小さく、また第1の中間通路22の内径は、第1の連結部21の内径より小さくなっている。
更に、第2の連結部25の内径は、中央通路23の内径より小さく、また第2の中間通路24の内径は、第2の連結部25の内径より小さくなっている。ここで図2に示すように、第2の中間通路24の内径をφ1とする。
中央通路23は、第1の中間通路22に隣接して、通路軸線Lに直交して放射状に延在する環状のフランジ面23aを有している。フランジ面23aの通路軸線Lに近接する側が弁座STとなっている。弁座STの中央は流体通路となって、第1の中間通路22につながっており、第1の中間通路22は、中央通路23に隣接して、中央通路23に近接するにつれて拡径するテーパ部22aを有している。
第2の中間通路24の通路軸線L方向における中央より出口側の内周には、周溝(凹部)24aが形成されている。
逆止弁本体2は、第1の連結部21と並行して、入口側端面2aに第1のねじ穴26を形成し、また第2の連結部25と並行して、出口側端面2bに第2のねじ穴27を形成している。第1のねじ穴26と第2のねじ穴27とは、ねじ軸線Sを共通とするように形成されてなり、また連通孔28を介して相互に連結されている。
なお、逆止弁本体2の外周において、出口側端面2bよりも入口側端面2aに近い側に凹部2cが形成されている。凹部2cは、逆止弁1の入口側を示すマークにもなり得る。
逆止弁本体2に収容される弁体3は、逆止弁本体2の第1の中間通路22の内径と略同一の外径を有する略円筒状の摺動部31と、第1の中間通路22より大径であって、その外周側端面が弁座STと着座/離間する円板状の弁部32と、弁部32の中央から出口側に向かって通路軸線Lに平行に延在する複数の(ここでは3本の)脚部33とを有する。摺動部31の側面には、複数の欠損部31aが周方向に略等間隔に形成され、欠損部31aによって、第1の中間通路22と摺動部31との間で冷媒が通過する流路が確保される。摺動部31と弁部32との間の外周には周溝34が形成され、その中にO−リングOR1が装着されている。
弁体3の最大外径は、弁部32の外径φ2であり、弁部32の外径φ2は第2の中間通路24の内径φ1より小さくなっている。換言すれば、弁座ST(フランジ面23a)から第2の連結部25までの流体通路の最小内径(φ1)は、弁体3の最大外径(φ2)より大きい。
脚部33の周囲には、比較的線径が細いコイルばね5が配置され、コイルばね5の一端は、弁部32の出口側端面に当接し、コイルばね5の他端はワッシャ4に支持されており、コイルばね5は弁体3を入口側に向かって付勢している。
弁体3は冷媒圧力に応じて逆止弁本体2内で通路軸線Lに沿って移動し、第1の連結部21側から流入する冷媒の通過許容/通過阻止を行う機能を有する。
図3は、ワッシャ4と弁体3を図2の矢印Aで示す方向に見た図である。ワッシャ4は、環状部41と、ワッシャ4の中央から環状部41に向かって放射状に等角度で延在する複数(ここでは3本)の梁部42とを有している。各梁部42の内側端は中央部43において接合され、また外側端は環状部41に接合している。
弁体3の脚部33は、隣接する梁部42に進入しており、図3に示すように、1つの脚部33は、これを挟む2本の梁部42と、中央部43に当接している。コイルばね5は、各梁部42の入口側端面に当接して支持されている。
ワッシャ4の環状部41は、図1に示すように、逆止弁本体2の周溝24aに係合しており、これによりワッシャ4が逆止弁本体2に保持される。
(逆止弁の組立)
逆止弁1を組み立てる場合、まず弁体3の周溝34内にO−リングOR1を装着した後、逆止弁本体2の第1の中間部22内に摺動部31を挿入する。弁部32の外径φ2は第2の中間通路24の内径φ1より小さくなっているので、逆止弁本体2が1部品から形成されていても、弁体3を第2の連結部25側から逆止弁本体2内に容易に挿入できる。このとき、O−リングOR1の外周がテーパ部22aに当接する。
逆止弁1を組み立てる場合、まず弁体3の周溝34内にO−リングOR1を装着した後、逆止弁本体2の第1の中間部22内に摺動部31を挿入する。弁部32の外径φ2は第2の中間通路24の内径φ1より小さくなっているので、逆止弁本体2が1部品から形成されていても、弁体3を第2の連結部25側から逆止弁本体2内に容易に挿入できる。このとき、O−リングOR1の外周がテーパ部22aに当接する。
ついで、弁体3の脚部33の外周にコイルばね5を装着し、更に脚部33の端部からワッシャ4を挿入する。このとき、環状部41と中央部43とが通路軸線Lに沿って変位するように押圧すると梁部42が傾いて弾性変形するので、ワッシャ4を第2の中間通路24内へと容易に挿入でき、環状部41を周溝24aに係合させることができ、また脚部33が梁部42の間に進入して保持される。これにより逆止弁1が完成する。なお、脚部33の端部は、第2の連結部25の底面よりも出口側に突出しているが、突出しないように脚部33をより短くしてもよい。
図1,2において、入口側に設けられる第1の継手7は、第1の連結部21の内周面に嵌合する中空の嵌合部71と、嵌合部71の内側に形成された入口流路72と、通路軸線Lの直交方向において嵌合部71から離れてねじ軸線S側へ向かう突設部74とを有する。突設部74には、第1の継手7を貫通してなる貫通孔75が形成されている。
入口側配管T1は、第1の継手7の入口流路72の内周面に嵌合させた後、全周でロウ付けすることによって連結される。
継手の組付時には、入口側配管T1を連結した第1の継手7において、嵌合部71の周囲に、銅やSUS又は金属に樹脂を被覆したシールワッシャCWを装着した状態で、嵌合部71を第1の連結部21内に挿入し、貫通孔75の軸線を、逆止弁本体2のねじ軸線Sと一致させるようにした後、座付きボルトBTを貫通孔75から挿通して、そのねじ部BTaを第1のねじ穴26に螺合させる。これにより、第1の継手7は逆止弁本体2の入口側端面2aに密着し、また両者間で押圧されたシールワッシャCWにより、嵌合部71と第1の連結部21との間を通して冷媒が漏れ出ることを防止する。
一方、出口側に設けられる第2の継手8は、第2の連結部25の内周面に嵌合する中空の嵌合部81と、嵌合部81の内側に形成された出口流路82と、嵌合部81の外周に形成された周溝83と、通路軸線Lの直交方向において嵌合部81から離れてねじ軸線S側へ向かう突設部84とを有する。突設部84には、第2の継手8を貫通してなる貫通孔85が形成されている。
出口側配管T2の端部が出口流路82の出口側端に嵌合された状態で、出口側配管T2と第2の継手8とが全周でロウ付けされて連結される。
継手の組付時には、出口側配管T2を連結した第2の継手8において、周溝83にO−リングOR2を装着した状態で、嵌合部81を第2の連結部25内に挿入し、貫通孔85の軸線を、逆止弁本体2のねじ軸線Sと一致させるようにした後、座付きボルトBTを貫通孔85から挿通して、そのねじ部BTaを第2のねじ穴27に螺合させる。これにより、第2の継手8は、逆止弁本体2の出口側端面2bに密着する。O−リングOR2は、嵌合部81と第2の連結部25との間を通して冷媒が漏れ出ることを防止する。
このように逆止弁1と、これに連結された第1の継手7及び/又は第2の継手8とで、弁装置を構成する。本実施の形態によれば、嵌合部81を第2の連結部25の内周面に嵌合させているので、第2の連結部25の内径より小径の配管T2を、第2の継手8を介して逆止弁本体2に連結する場合に、逆止弁本体2の外周より第2の継手8が軸線Lの直交方向外方に突出することを抑えることができ、また弁装置の軸線L方向の長さを抑えることができ、それによりコンパクトな弁装置を提供できる。
このように逆止弁1と、これに連結された第1の継手7及び/又は第2の継手8とで、弁装置を構成する。本実施の形態によれば、嵌合部81を第2の連結部25の内周面に嵌合させているので、第2の連結部25の内径より小径の配管T2を、第2の継手8を介して逆止弁本体2に連結する場合に、逆止弁本体2の外周より第2の継手8が軸線Lの直交方向外方に突出することを抑えることができ、また弁装置の軸線L方向の長さを抑えることができ、それによりコンパクトな弁装置を提供できる。
<逆止弁の作動>
次に、逆止弁1の作動を簡単に説明する。図1において、入口側配管T1側の冷媒圧力が、出口側配管T2側の冷媒圧力より低い場合、弁部32の端面が逆止弁本体2の弁座STに着座し、これにより逆止弁1を冷媒が通過することが阻止され、入口側配管T1に冷媒が流れ出すことはない。このとき、O−リングOR1がテーパ部22aに当接することで、確実に冷媒漏れ防止を図ることができる。
次に、逆止弁1の作動を簡単に説明する。図1において、入口側配管T1側の冷媒圧力が、出口側配管T2側の冷媒圧力より低い場合、弁部32の端面が逆止弁本体2の弁座STに着座し、これにより逆止弁1を冷媒が通過することが阻止され、入口側配管T1に冷媒が流れ出すことはない。このとき、O−リングOR1がテーパ部22aに当接することで、確実に冷媒漏れ防止を図ることができる。
一方、入口側配管T1側の冷媒圧力が、出口側配管T2側の冷媒圧力より高い場合、弁部32が開弁方向(図1で右方)へ移動し、弁部32の端面が逆止弁本体2の弁座STから離れ、冷媒が逆止弁1を通過することを許容するので、入口側配管T1から出口側配管T2に冷媒が流れることとなる。
ここで、逆止弁1を設ける冷凍システムにおいて、第1の継手7に連結された入口側配管T1,又は第2の継手8に連結された出口側配管T2の配管径を変えたい場合がある。
図4は、第1の継手7を連結した逆止弁1に対して、配管径を変更した出口側配管T3を接続する例を示す断面図である。図4において、出口側に設けられる第2の継手(中間継手)8Aは、第2の連結部25に嵌合する中空の嵌合部(中間嵌合部)81Aと、嵌合部81Aの内側に形成された中間流路82Aと、嵌合部81Aの外周に形成された周溝83Aと、通路軸線Lの直交方向において嵌合部81Aから離れてねじ軸線S側へ向かう突設部84Aとを有する。突設部84Aには、第2の継手8Aを貫通してなる貫通孔85Aが形成されている。
さらに、第3の継手9は、第2の継手8Aの中間流路82Aに嵌合する中空の嵌合部91と、嵌合部91の内側に形成された出口流路92と、通路軸線Lの直交方向において嵌合部91から離れてねじ軸線S側へ向かう突設部94とを有する。突設部94には、第3の継手9を貫通してなる貫通孔95が形成されている。
出口側配管T3は、第3の継手9における出口流路92の内周面に嵌合させた後、全周でロウ付けすることによって連結される。
継手の組付時には、出口側配管T3を連結した第3の継手9において、嵌合部91の周囲にシールワッシャCWを装着した状態で、嵌合部91を中間流路82A内に挿入し、貫通孔95の軸線を、貫通孔85Aの軸線と一致させるようにする。
さらに、第3の継手9を連結した第2の継手8Aを、周溝83AにO−リングOR2を装着した状態で、嵌合部81Aを第2の連結部25内に挿入し、貫通孔85Aの軸線を、逆止弁本体2のねじ軸線Sと一致させるようにした後、座付きボルトBTを貫通孔95及び貫通孔85Aから挿通して、そのねじ部BTaを第2のねじ穴27に螺合させる。これにより、第2の継手8Aは、逆止弁本体2の出口側端面2bに密着する。
このとき、第3の継手9の嵌合部91の端部は、第2の連結部25の端部より軸線L方向の内側に位置し、すなわち、嵌合部91と第2の連結部25とは軸線Lに直交する方向において一部が重なっている。これにより逆止弁本体2から第3の継手9までの軸線L方向の長さを抑制し、コンパクトな構成を実現できる。
また上述した実施の形態と同様に、嵌合部81Aを第2の連結部25の内周面に嵌合させているので、第2の継手8Aを介して逆止弁本体2に連結する場合に、逆止弁本体2の外周より第2の継手8Aが軸線Lの直交方向外方に突出することを抑えることができ、また弁装置の軸線L方向の長さを抑えることができ、それによりコンパクトな弁装置を提供できる。
このとき、第3の継手9の嵌合部91の端部は、第2の連結部25の端部より軸線L方向の内側に位置し、すなわち、嵌合部91と第2の連結部25とは軸線Lに直交する方向において一部が重なっている。これにより逆止弁本体2から第3の継手9までの軸線L方向の長さを抑制し、コンパクトな構成を実現できる。
また上述した実施の形態と同様に、嵌合部81Aを第2の連結部25の内周面に嵌合させているので、第2の継手8Aを介して逆止弁本体2に連結する場合に、逆止弁本体2の外周より第2の継手8Aが軸線Lの直交方向外方に突出することを抑えることができ、また弁装置の軸線L方向の長さを抑えることができ、それによりコンパクトな弁装置を提供できる。
このように、逆止弁本体2はそのままで、配管径を変えた配管を接続した第3の継手9を第2の継手8Aに直列に連結した上で、更に第2の継手8Aを逆止弁本体2に連結することにより、異なる弁装置を構成することができる。すなわち、配管径の異なる冷凍システムにおいて、共通する逆止弁本体2を用いることができ、コスト低減を図れる。
本実施の形態によれば、第2の継手8Aを介して第3の継手9及び出口側配管T3を連結することにより、第2の連結部25の内径に対し、出口側配管T3の外径が比較的小さい場合にも、管径を段階的に徐々に絞ることができるから、流体の流れをスムーズにすることで、キャビテーションなどの発生を抑制できる。
本実施の形態によれば、第2の継手8Aを介して第3の継手9及び出口側配管T3を連結することにより、第2の連結部25の内径に対し、出口側配管T3の外径が比較的小さい場合にも、管径を段階的に徐々に絞ることができるから、流体の流れをスムーズにすることで、キャビテーションなどの発生を抑制できる。
以上述べた例では、第2の継手を交換した上で更に第3の継手を直列に連結することで、異なる配管径を持つ配管への接続を可能としているが、第2の継手を、異なる配管径を持つ配管に直接連結可能なものに交換してもよく、それにより第3の継手が不要になる。明らかであるが、第1の継手を、異なる配管径を持つ配管に連結可能なものに交換してもよい。
また、本実施形態では、ワッシャが継手から離間して独立しているため、継手の連結の有無にかかわらず、逆止弁1が冷媒の通過許容/通過阻止機能を発揮できる。したがって、実際に使用する継手を連結する前に逆止弁1が適正に作動するか否かを検査することもできるから、取り扱い容易性に優れる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されない。本発明の範囲内において、上述の実施形態の任意の構成要素の変形が可能である。また、上述の実施形態において任意の構成要素の追加または省略が可能である。
1 逆止弁
2 逆止弁本体
3 弁体
4 ワッシャ(支持部材)
5 コイルばね
7 第1の継手
8、8A 第2の継手
9 第3の継手
BT 座付きボルト
L 通路軸線
S ねじ軸線
2 逆止弁本体
3 弁体
4 ワッシャ(支持部材)
5 コイルばね
7 第1の継手
8、8A 第2の継手
9 第3の継手
BT 座付きボルト
L 通路軸線
S ねじ軸線
Claims (6)
- 流体の配管につながる継手を連結可能な逆止弁であって、
流体通路と、前記流体通路が貫通する弁座とを備えた逆止弁本体と、
前記弁座に着座可能である弁体と、
前記弁体を前記弁座に向かって付勢するばね部材と、
前記ばね部材を前記逆止弁本体に対して支持する支持部材と、を有し、
前記逆止弁本体は単一の部品であり、前記継手を連結する内周面を備えた連結部を前記流体通路の端部に設けており、
前記弁座から前記連結部までの前記流体通路の最小内径は、前記弁体の最大外径より大きくなっており、
前記連結部に連結された前記継手は、前記逆止弁本体に保持された前記支持部材から離間している、
ことを特徴とする逆止弁。 - 前記支持部材は、環状部と、前記支持部材の中央から前記環状部に向かって放射状に延在する複数の梁部とを有し、
前記弁体は、隣接する前記梁部の間に進入する複数の脚部を有し、
前記逆止弁本体は、前記流体通路に前記環状部が係合する凹部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の逆止弁。 - 請求項1又は2に記載の逆止弁と、中空の中間嵌合部を備えた中間継手とを有し、前記連結部の内周面に前記中間嵌合部の外周面を嵌合させることにより、前記中間継手と前記逆止弁とが流体連通可能に連結される、
ことを特徴とする弁装置。 - 流体の配管に接続された中空の嵌合部を備えた継手をさらに有し、前記中間嵌合部の内周面に前記嵌合部の外周面を嵌合させることにより、前記継手を介して、前記中間継手と前記流体の配管とが流体連通可能に連結され、
前記流体通路の軸線に直交する方向において、前記逆止弁本体の連結部と前記継手の嵌合部とが重なっている、
ことを特徴とする請求項3に記載の弁装置。 - 前記弁体は、前記流体通路の軸線に直交する方向において前記中間継手が係合する前記連結部側より挿入されて組み付けられる、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の弁装置。 - 前記逆止弁本体は、前記流体通路の軸線と平行なねじ軸線を持つねじ穴を有し、
前記継手は、前記嵌合部から前記ねじ軸線側に突設する突設部を有しており、前記突設部に設けた貫通孔を介して挿通され前記ねじ穴に螺合するボルトを用いて、前記逆止弁本体に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項4に記載の弁装置。
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