JP2020085030A - ショックアブソーバ - Google Patents
ショックアブソーバ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020085030A JP2020085030A JP2018215637A JP2018215637A JP2020085030A JP 2020085030 A JP2020085030 A JP 2020085030A JP 2018215637 A JP2018215637 A JP 2018215637A JP 2018215637 A JP2018215637 A JP 2018215637A JP 2020085030 A JP2020085030 A JP 2020085030A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- pressure
- chamber
- port
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
Description
本発明に係るショックアブソーバの特徴構成は、
流体を収容するシリンダと、
前記シリンダの内部を第1流体室と第2流体室とに仕切りつつ前記シリンダに対して往復移動するピストンと、
前記第1流体室に連通する第1ポート、および、前記第2流体室に連通する第2ポートを有し、前記第1ポートと前記第2ポートとの間を流通する前記流体の流通量を前記第1流体室および前記第2流体室の流体の圧力を用いて変更する流量変更部を備えたポンプと、
前記ポンプと連動回転する電気ロータおよび前記電気ロータとの間で磁界を形成するステータと、を備えた点にある。
本構成のショックアブソーバが、例えば車両の車輪に設けられ、走行中に第1流体室が圧縮された場合、第1流体室の流体はポンプの第1ポートから第2ポートに流通し、ポンプを駆動させる。このようにショックアブソーバが保持している流体がそのままポンプの駆動に利用されるから、ショックアブソーバとポンプの間には流体の流路だけを設ければよく、装置の構成を極めてコンパクトに構成することができる。
本発明に係るショックアブソーバでは、前記第1流体室および前記第2流体室と接続され、内部に備えた弁体によって、前記第1流体室および前記第2流体室のうち流体圧の高い側が切替連通される高圧ポート、および、前記流体圧の低い側が切替連通される低圧ポートを有する第1バルブを備え、
前記ポンプが、複数のベーンを保持する流体ロータと、前記ベーンが当接するリング部材とを有し、
前記流量変更部が、前記流通量が増大するよう前記低圧ポートの前記流体圧を前記リング部材に作用させる第1圧力室、および、前記流通量が減少するよう前記高圧ポートの前記流体圧を前記リング部材に作用させる第2圧力室を有し、
前記第1圧力室による前記流体圧の作用方向に沿って前記リング部材を付勢する付勢部により、前記リング部材が前記流体ロータの回転軸芯に対して直角方向に往復移動可能に形成されていると好都合である。
本構成のポンプはベーンポンプであり、流体ロータの回転軸芯に対してリング部材を移動させることで、ポンプの流量を変更することができる。例えば、第1流体室が圧縮され、第1流体室の圧力が増大する場合、流体は第1ポートからベーンポンプの内部に流入し第2ポートに流通する。このとき、第1流体室の高圧流体が第2圧力室に流入してリング部材を押圧する。
本発明に係るショックアブソーバにおいては、前記高圧ポートおよび前記低圧ポートと、前記第2圧力室および前記第1圧力室と、を連通する流路の断面積および連通先を変更制御する第2バルブが設けられていると好都合である。
本構成の第2バルブを設けておくことで、ショックアブソーバの作動とは独立して第1圧力室および第2圧力室の圧力を調節することができる。つまり、ショックアブソーバの作動に際して、ベーンポンプを流通する流体量を調節することができる。これは、回生運転に際して流体ロータの回転数を任意に調節できることであり、力行運転に際して流体の流通量を任意に調節できることである。よって、回生効率やショックアブソーバの伸長状態を任意に設定することができる。
本発明に係るショックアブソーバにおいては、前記流体の圧力を調節する圧力調節部を備えることができる。
ショックアブソーバがピストンおよびシリンダを備える場合、通常、ピストンからはロッドが延設される。このため、ピストンのうち第1流体室に面する部位の面積と、第2流体室に面する部位の面積とは異なる。つまり、ピストンを挟んで反対方向に作用する流体圧には差が生じる。ただし、流体圧の少ない側には例えばショックアブソーバを装着した車両等の重量が加わることで、ピストンに作用する双方の圧力が等しくなり、ピストンの位置が固定される。
図1乃至図5に、第1実施形態に係るショックアブソーバSを示す。本発明に係るショックアブソーバSは、例えば、車両のサスペンションに利用される。当該ショックアブソーバSは、流体である作動油を内部に収容するシリンダ1aと、このシリンダ1aの内部を第1流体室R1と第2流体室R2とに仕切りつつ往復移動するピストン1bとを有する。シリンダ1aとピストン1bでアブソーバ本体1が構成される。シリンダ1aには作動油の流量を変更することができるポンプ2が併設され、さらに、ポンプ2には、ポンプ2を構成する動作部材と連動する回転電気子3が設けられる。これらにより、ピストン1bの動作速度が調節され、あるいは、ピストン1bを積極的に動作させて車高の調節などが行われる。
図1に示すように、シリンダ1aの内部に、ロッド1cを有するピストン1bが内挿されている。ピストン1bは、シリンダ1aの内部を第1流体室R1と第2流体室R2とに仕切っている。シリンダ1aの壁部には、第1流体室R1に連通するシリンダ第1ポート1fと、第2流体室R2に連通するシリンダ第2ポート1gと、が形成されている。
図1に示すように、ベーンポンプ21は、複数のベーン2aを保持する流体ロータ2bと、ベーン2aが当接するリング部材2cとを有する。夫々のベーン2aは、流体ロータ2bの回転中心Xに対して径方向に複数設けられた溝部2dに挿入配置されている。流体ロータ2bの回転に際して、夫々のベーン2aは遠心力で振り出され、リング部材2cの内面に対して摺動する。
ピストン1bの動きが速くなるときに減衰効果を高めようとすれば、外側リング部材2c1の偏心量を少なくしてポンプ室Vの回転に伴う容積変化を小さくする必要がある。そのために、本第1実施形態では、図1に示すように第1バルブ4を設けてある。
図1に示すように、例えばピストン1bが下方に移動し、第1流体室R1の油圧が高まったとき、第1流体室R1の作動油は、ベーンポンプ21の第1ポートP1から第1ポンプ室V1に流入し、流体ロータ2bを反時計方向に回転させつつ第2ポンプ室V2から第2ポートP2を介して排出され、第2流体室R2に流入する。一方、第1流体室R1から流出した作動油は、第1バルブ4の高圧ポートPHを介して第2圧力室R4に流入し、外側リング部材2c1を押圧して流体ロータ2bとの偏心量を減少させる。このとき第1圧力室R3の容積が減少し、第1圧力室R3の作動油が第1バルブ4の低圧ポートPLに流入し、さらに第2流体室R2に戻される。
図2に示すように、流体ロータ2bの回転軸2hには回転電気子3としての電気ロータ3iが接続されている。当該接続の態様は任意である。例えば、一つの軸に流体ロータ2bと電気ロータ3iとが固定されていても良いし、歯車やベルトを介して流体ロータ2bと電気ロータ3iとが連動回転するものであっても良い。電気ロータ3iの周囲には電気ロータ3iとの間で磁界を形成するステータ3jが設けられている。これらにより、流体ロータ2bが回転することで電気ロータ3iが回転し回生電流が発生する。これを蓄電池6に電気エネルギーとして蓄える。
図4に示すように、電気ロータ3iおよびステータ3jは駆動モータとして機能させることもできる。つまり、ベーンポンプ21を積極的に回転させることで作動油を流通させピストン1bを動作させる。例えば、電気ロータ3iに駆動電流を印加して電気ロータ3iおよび流体ロータ2bを時計方向に回転させる。これにより第2流体室R2から第2ポンプ室V2に作動油が吸引され、第1ポンプ室V1を介して第1流体室R1に流入する。この結果、ピストン1bが上方に押し上げられ、車両の車高が上げられる。力行運転に際しては、例えば、ピストン1bとシリンダ1aとの間にストロークセンサ1eを備えておき、ピストン1bの位置変化を制御部7でモニターしつつ、電気ロータ3iの回転速度を変化させる。
図6は、上記第1実施形態のうち、第1バルブ4を省略した例である。ここでは、シリンダ第1ポート1fからの流体を第1ポートP1および第2圧力室R4に接続し、シリンダ第2ポート1gからの流体を第2ポートP2および第1圧力室R3に接続してある。
図7および図8に示すように、ベーンポンプ21と第1バルブ4との間に電気的駆動によって作動油の流通経路および流通量を変更できる第2バルブ5を設けることもできる。第2バルブ5としては例えばOCV(Oil Control Valve)を用いる。
図9には、本発明の第4実施形態に係るショックアブソーバSを示す。ここでは、作動油の流路Cの何れかの場所に、作動油の圧力を調節する圧力調節部8を設ける。圧力調節部8としては、例えば、作動油を保持したアキュムレータ81を用いる。アキュムレータ81の内部には、作動油を保持する油室8aと、高圧気体を保持する気体室8bと、が設けられている。尚、この気体室8bは、作動油に圧力を加えられるものであれば、バネを備えたもの等であっても良い。
上記各実施形態では、ポンプ2としてベーンポンプ21を用いたが、その他に、ポンプ容量を変更できるものであれば何れのタイプのポンプも利用可能である。例えば、図10に示すように、複数のプランジャ22aを傾斜カム22eに沿って回転させるアキシャルポンプ22を利用し、ピストン1bの動きに連動して傾斜カム22eの角度を変更するものでも良い。
1b ピストン
2 ポンプ
21 ベーンポンプ
2a ベーン
2b 流体ロータ
2c1 外側リング部材
2g 付勢部
3i 電気ロータ
3j ステータ
4 第1バルブ
4c 弁体
5 第2バルブ
8 圧力調節部
C 流路
PH 高圧ポート
PL 低圧ポート
R1 第1流体室
R2 第2流体室
R3 第1圧力室
R4 第2圧力室
S ショックアブソーバ
V1 第1ポンプ室
V2 第2ポンプ室
Claims (4)
- 流体を収容するシリンダと、
前記シリンダの内部を第1流体室と第2流体室とに仕切りつつ前記シリンダに対して往復移動するピストンと、
前記第1流体室に連通する第1ポート、および、前記第2流体室に連通する第2ポートを有し、前記第1ポートと前記第2ポートとの間を流通する前記流体の流通量を変更する流量変更部を備えたポンプと、
前記ポンプと連動回転する電気ロータおよび前記電気ロータとの間で磁界を形成するステータと、を備えるショックアブソーバ。 - 前記第1流体室および前記第2流体室と接続され、内部に備えた弁体によって、前記第1流体室および前記第2流体室のうち流体圧の高い側が切替連通される高圧ポート、および、前記流体圧の低い側が切替連通される低圧ポートを有する第1バルブを備え、
前記ポンプが、複数のベーンを保持する流体ロータと、前記ベーンが当接するリング部材とを有し、
前記流量変更部が、前記流通量が増大するよう前記低圧ポートの前記流体圧を前記リング部材に作用させる第1圧力室、および、前記流通量が減少するよう前記高圧ポートの前記流体圧を前記リング部材に作用させる第2圧力室を有し、
前記第1圧力室による前記流体圧の作用方向に沿って前記リング部材を付勢する付勢部により、前記リング部材が前記流体ロータの回転軸芯に対して直角方向に往復移動可能に形成されている請求項1に記載のショックアブソーバ。 - 前記高圧ポートおよび前記低圧ポートと、前記第2圧力室および前記第1圧力室と、を連通する流路の断面積および連通先を変更制御する第2バルブを備えている請求項2に記載のショックアブソーバ。
- 前記流体の圧力を調節する圧力調節部を備えた請求項1〜3の何れか一項に記載のショックアブソーバ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018215637A JP7147497B2 (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | ショックアブソーバ |
US16/683,811 US11788598B2 (en) | 2018-11-16 | 2019-11-14 | Shock absorber |
CN201911111977.XA CN111196116B (zh) | 2018-11-16 | 2019-11-14 | 减震器 |
EP19209543.8A EP3653869B1 (en) | 2018-11-16 | 2019-11-15 | Shock absorber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018215637A JP7147497B2 (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | ショックアブソーバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020085030A true JP2020085030A (ja) | 2020-06-04 |
JP7147497B2 JP7147497B2 (ja) | 2022-10-05 |
Family
ID=70907187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018215637A Active JP7147497B2 (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | ショックアブソーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7147497B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112178794A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-01-05 | 佛山市顺德区美的电子科技有限公司 | 支撑装置、空调器的室外机及减震控制方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04228313A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-08-18 | Robert Bosch Gmbh | 車両ばね装置 |
DE10213156A1 (de) * | 2002-03-23 | 2003-10-02 | Daimler Chrysler Ag | Aktive Federung für ein Kraftfahrzeug |
JP2015102101A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | カヤバ工業株式会社 | 緩衝器 |
-
2018
- 2018-11-16 JP JP2018215637A patent/JP7147497B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04228313A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-08-18 | Robert Bosch Gmbh | 車両ばね装置 |
DE10213156A1 (de) * | 2002-03-23 | 2003-10-02 | Daimler Chrysler Ag | Aktive Federung für ein Kraftfahrzeug |
JP2015102101A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | カヤバ工業株式会社 | 緩衝器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112178794A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-01-05 | 佛山市顺德区美的电子科技有限公司 | 支撑装置、空调器的室外机及减震控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7147497B2 (ja) | 2022-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7343659B2 (ja) | 統合されたエネルギ生成ダンパ | |
CN107676144B (zh) | 一种2/4冲程发动机用液压可变气门机构 | |
KR20120006977A (ko) | 직접 제어 선형 가변 베인펌프 | |
CN111196116B (zh) | 减震器 | |
US8776666B2 (en) | Hydraulic motor driving device | |
CN115898748A (zh) | 用单组油路控制双阀配流的径向柱塞液压装置、工作方法 | |
JP7147497B2 (ja) | ショックアブソーバ | |
JP2015102101A (ja) | 緩衝器 | |
JP2014196726A (ja) | 対向式斜板型ピストンポンプ・モータ | |
JP7525818B2 (ja) | ショックアブソーバ | |
JP4056596B2 (ja) | 液圧源装置を使用した液圧システム | |
CN117189456B (zh) | 基于滑套换向的径向柱塞液压装置及工作方法 | |
JPH05302529A (ja) | 内燃機関の圧縮比制御装置 | |
JP2703899B2 (ja) | シリンダピストン装置 | |
WO2023188816A1 (ja) | 回転斜板式液圧ポンプ | |
WO2023007550A1 (ja) | 車高調整機能付き緩衝器 | |
JP2011106606A (ja) | 液圧モータ駆動装置 | |
SU1300190A1 (ru) | Аксиально-поршневой ступенчато регулируемый гидромотор | |
JPH11132201A (ja) | カウンタバランス弁 | |
JP2005226772A (ja) | ショックアブソーバ | |
JP2008002353A (ja) | 可変容量型斜板式液圧回転機 | |
JPH0569995B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220801 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220823 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220905 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7147497 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |