JP2020083055A - 車両の吸気配管構造 - Google Patents

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Hitoshi Yoshimura
仁 吉村
哲也 市川
Tetsuya Ichikawa
哲也 市川
孝宏 安井
Takahiro Yasui
孝宏 安井
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Abstract

【課題】エアフローメータの上流における空気流の、配管からの剥離を抑制可能とする。【解決手段】エアクリーナ100は、フィルタ部材130を収容するケーシング110と、ケーシング110の下流端に設けられるとともにエアインレットホース200に接続されケーシング110よりも流路断面積の小さいアウトレットパイプ120とを備える。エアフローメータ300は、アウトレットパイプ120に設けられる。アウトレットパイプ120の、ケーシング110と接続される上流端124からエアフローメータ300の設置箇所に亘って、断面凸曲面状であり内径が縮小される絞り部122が形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、車外の空気を車内に取り込む、車両の吸気配管構造に関する。
車両には吸気配管構造として、エアクリーナ及びエアインレットホースが設けられる。エアクリーナは吸気配管構造の上流端(取り込み口)に設けられる。図5に例示されるように、エアクリーナ500のケーシング510内には、エレメントとも呼ばれるフィルタ部材520が収容される。フィルタ部材520によって空気中の塵埃等の異物が除去される。
エアクリーナ500の下流端にはエアインレットホース600が接続される。より具体的には、ケーシング510の下流端にはアウトレットパイプ530が設けられ、その下流端に、エアインレットホース600の上流端が接続される。さらに、例えば車両が燃料電池車両である場合には、エアインレットホース600の下流端に図示しないコンプレッサが接続される。
燃料電池における反応量を調整するために、吸気配管構造には、吸入空気量を測定するエアフローメータが設けられる。例えば特許文献1には、エアインレットパイプの中間位置にエアフローメータが設けられる。
ここで、エアインレットホースには振動の伝達を防止するための蛇腹や、周囲の構造物に固定されるためのブラケット等が形成されており、これらを避けてエアフローメータを取り付ける必要がある。
例えば上述の蛇腹やブラケットを設けた結果、エアインレットホース600の全長に亘ってエアフローメータ700を取り付ける場所が確保できない場合がある。このような場合に、例えば、エアインレットホース600にエアフローメータ700を取り付ける代わりに、エアクリーナ500のアウトレットパイプ530にエアフローメータ700が取り付けられる。
特開2004−182220号公報
ところで、エアクリーナ500のケーシング510からアウトレットパイプ530に至る過程で流路断面積が縮小され、その結果、図5右側の破線枠で例示されるように、アウトレットパイプ530の入り口付近で渦800が形成されアウトレットパイプ530の内壁面から空気流が剥離される。
上記剥離のため、アウトレットパイプ530の入り口を流れる空気の流束は、アウトレットパイプ530の内径よりもさらに絞られる。流量一定の条件で流束が絞られることで空気の流速が早められる。この領域にエアフローメータ700が設置されると、上述した早められた流速が検出される。その結果、アウトレットパイプ530の内径と、早められた流速とに応じて吸入空気量が算出される等、吸入空気量の測定精度が低下するおそれがある。
そこで本発明は、エアフローメータの上流における空気流の、配管からの剥離を抑制可能な、車両の吸気配管構造を提供することを目的とする。
本発明は車両の吸気配管構造に関する。当該構造は、エアクリーナ、エアインレットホース、及びエアフローメータを備える。エアクリーナは、車外から取り込まれた空気中の異物を取り除くフィルタ部材を有する。エアインレットホースは、エアクリーナの下流端に接続される。エアフローメータは、エアクリーナ及びエアインレットホースを流れる吸入空気量(吸気量)を測定する。エアクリーナは、フィルタ部材を収容するケーシングと、ケーシングの下流端に設けられるとともにエアインレットホースに接続されケーシングよりも流路断面積の小さいアウトレットパイプとを備える。エアフローメータは、アウトレットパイプに設けられる。アウトレットパイプの、ケーシングと接続される上流端からエアフローメータの設置箇所に亘って、断面凸曲面状であり内径が縮小される絞り部が形成される。
本発明によれば、絞り部が形成されることで、いわゆるコアンダ効果によって空気の剥離が抑制される。この絞り部がエアフローメータの上流に設けられることで、当該箇所の、配管からの空気流の剥離が抑制可能となる。
本実施形態に係る車両の吸気配管構造を例示する平面図である。 図1のA−A断面図である。 図2の破線枠を拡大した図である。 コアンダ効果について説明する図である。 従来の吸気配管構造について説明する図である。
図1に、本実施形態に係る車両の吸気配管構造が例示される。なお、図1〜図4において、車両前後方向を記号FRで表される軸で示し、車幅方向を記号RWで表される軸で示し、車両上下方向を記号UPで表される軸で示す。車両前後軸FRは車両前方方向を正方向とする。車幅軸RWは右幅方向を正方向とする。また車両上下軸UPは上方向を正方向とする。これら3軸は互いに直交する。
本実施形態に係る吸気配管構造は、例えば燃料電池車両に搭載される。図1に例示されるように、エアインレットホース200の下流端に、コンプレッサ410が接続される。コンプレッサ410はエアクリーナ100及びエアインレットホース200を通過した清浄な空気を圧縮して図示しない燃料電池スタックに圧縮空気を送り込む。
また、本実施形態に係る吸気配管構造は、燃料電池車両だけでなく内燃機関を駆動源とする車両にも搭載可能である。例えば内燃機関に吸気を送るために、本実施形態に係る吸気配管構造が設けられる。
本実施形態に係る吸気配管構造は、エアクリーナ100、エアインレットホース200、及びエアフローメータ300を備える。
エアインレットホース200は、エアクリーナ100とコンプレッサ410とを繋ぐ配管部材である。例えばエアインレットホース200の上流端とエアクリーナ100のアウトレットパイプ120の下流端とがクランプ420で接続される。同様にして、エアインレットホース200の下流端とコンプレッサ410の上流端とがクランプ430で接続される。
エアインレットホース200は、エアクリーナ100及びコンプレッサ410の配置、及びその周辺機器の配置に応じて、上下左右に屈曲するようにして延設される。例えばエアインレットホース200には、その形状を曲げるため、及び、ホースに伝達される振動を遮断するために蛇腹210が形成される。さらにエアインレットホース200には、燃料電池スタックを支持するスタックフレーム(図示せず)等の周辺機器に接続されるブラケット220が形成される。
このように、エアインレットホース200は蛇腹210やブラケット220等の付帯構造を備えており、これらの付帯構造との干渉を避けてエアフローメータ300を設置することが困難な構造となっている。そこで本実施形態では、エアクリーナ100の下流側に設けられた配管部材であるアウトレットパイプ120にエアフローメータ300が設けられる。
エアクリーナ100は、車外から取り込まれた空気中の異物を除去する。例えばエアクリーナ100は、車両前方に設けられた図示しないラジエータサポートの上方に設けられる。
エアクリーナ100の上流及び車両前後方向前方には、導風ダクト400が設けられる。例えば車両前面のフロントグリルからエンジンコンパートメントに入り込んだ空気の一部がラジエータ(図示せず)に流れ込み、また他の一部はラジエータ上方の導風ダクト400からエアクリーナ100内に流れ込む。
図2には図1のA−A断面図が例示される。エアクリーナ100は、ケーシング110、アウトレットパイプ120、及びフィルタ部材130を備える。フィルタ部材130は例えばろ紙や不織布等で構成され、空気中の塵埃等の異物を除去(捕捉)する。
ケーシング110はフィルタ部材130を収容する筐体である。またその流路断面積は、アウトレットパイプ120の流路断面積よりも大きくなるように形成される。
ケーシング110の下流端にはアウトレットパイプ120が接続される。より具体的には、ケーシング110の車両前後方向後方端の壁(後壁112)は、例えば鉛直に立設される。さらに後壁112の高さ方向中央に、アウトレットパイプ120の上流端124が接続される。このような構造において、ケーシング110内のフィルタ部材130を通過した空気は、アウトレットパイプ120に流れ込む。
アウトレットパイプ120は例えばケーシング110と一体成形される。アウトレットパイプ120は例えば水平方向に延設され、その下流端はクランプ420を介してエアインレットホース200の上流端に接続される。
本実施形態に係る車両の吸気配管構造では、アウトレットパイプ120にエアフローメータ300が設けられる。例えばアウトレットパイプ120の上壁126にその壁厚方向に貫通孔が形成され、当該貫通孔にエアフローメータ300のバイパス管302が挿入される。例えばエアフローメータ300はアウトレットパイプ120の上流端124から車両後方に3cm以上15cm以下の範囲に設置される。
図3を参照して、エアフローメータ300はエアクリーナ100及びエアインレットホース200を流れる吸入空気量(吸気量)を測定する。エアフローメータ300はいわゆるホットワイヤ式のエアフローメータであってよい。エアフローメータ300はバイパス管302及び加熱抵抗304を備える。
ホットワイヤ式エアフローメータの測定原理は既知であるためここでは簡単に説明する。バイパス管302の流入口はアウトレットパイプ120の上流側に向けられ、流出口は下流側に向けられる。バイパス管302は流入口から鉛直上方向に延び途中で折れ曲がって鉛直下方向に延びて流出口に至るU字型に形成される。この折れ曲がり部分に加熱抵抗304が設けられる。
加熱抵抗304に空気流が流れることで加熱抵抗が冷やされる(放熱する)。この放熱量と空気の流速とが比例関係にある(早いほど冷える)ことから、放熱量に基づいて流速Vを求めることができる。更にアウトレットパイプ120の内径Rを用いて空気流量Qが求められる。例えばV×π(R/2)=Qにより空気流量Qが求められる。
ここで、エアフローメータ300はアウトレットパイプ120の上流端124に近接して配置されており、ケーシング110からアウトレットパイプ120に流れ込む空気流の影響を受け易い箇所に配置される。例えばケーシング110からアウトレットパイプ120に至る際に、流路断面積が急縮小し、これに応じてアウトレットパイプ120の内壁面から空気流が剥離し易くなる。またこの剥離によって流れが収縮され、それによって圧力損失が生じる。
そこで本実施形態に係る吸気配管構造では、アウトレットパイプ120の上流端124からエアフローメータ300の設置箇所に亘って、断面凸曲面状であり内径が縮小される絞り部122が形成される。例えば絞り部122はアウトレットパイプ120の内周面全周に亘って形成される。この絞り部122によっていわゆるコアンダ効果が生じて、絞り部122の内壁面からの空気流の剥離が抑制される。
図4にはコアンダ効果を説明する図が例示される。一般的に流体は、断面凸の曲面450に沿って流れようとする性質(コアンダ効果)を備える。例えば図4の流線L2について、流体はその慣性によって破線矢印で示すような直線方向に進もうとする。このとき、破線矢印の脇の、楕円で囲む領域452の圧力が相対的に低くなる。この圧力差により、流体は低圧領域452側に引っ張られる。その結果流体は曲面450に沿って流れる。
図3を参照し、本実施形態に係る吸気配管構造では、流路断面積が急縮小されるアウトレットパイプ120の上流端124からエアフローメータ300に亘る領域に、内径が絞られる断面凸曲面状の絞り部122が形成される。これにより、流線L1に例示されるように、当該領域における空気流の内壁面からの剥離が抑制される。
絞り部122の内壁面からの空気流の剥離が抑制されることで、エアフローメータ300が測定した流速Vと、エアフローメータ300の直前の絞り部122の内径R1を用いて、精度の高い流量Qを求めることができる。
100 エアクリーナ、110 ケーシング、112 ケーシングの後壁、120 アウトレットパイプ、122 アウトレットパイプの絞り部、124 アウトレットパイプの上流端、126 アウトレットパイプの上壁、130 フィルタ部材、200 エアインレットホース、210 蛇腹、220 ブラケット、300 エアフローメータ、302 バイパス管、304 加熱抵抗、400 導風ダクト、410 コンプレッサ、420,430 クランプ。

Claims (1)

  1. 車外から取り込まれた空気中の異物を取り除くフィルタ部材を有するエアクリーナと、
    前記エアクリーナの下流端に接続されるエアインレットホースと、
    前記エアクリーナ及び前記エアインレットホースを流れる吸入空気量を測定するエアフローメータと、
    を備える、車両の吸気配管構造であって、
    前記エアクリーナは、
    前記フィルタ部材を収容するケーシングと、
    前記ケーシングの下流端に設けられるとともに前記エアインレットホースに接続され、前記ケーシングよりも流路断面積の小さいアウトレットパイプと、
    を備え、
    前記エアフローメータは、前記アウトレットパイプに設けられ、
    前記アウトレットパイプの、前記ケーシングと接続される上流端から前記エアフローメータの設置箇所に亘って、断面凸曲面状であり内径が縮小される絞り部が形成される、
    車両の吸気配管構造。
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