JP2020082746A - 貨物車両の荷台 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷台及びそれを備えた貨物車両において、容易に移動壁の奥側に移動して掃除等の作業ができるようにする。【解決手段】前後方向に移動して積荷を後方に送り出し可能な積荷搬送装置6を底部に有して箱型に形成された貨物車両1の荷台4において、一対の側壁4bに前後移動可能に支持され、一対の側壁4b、前壁、開閉可能な後壁及び積荷搬送装置で区切られる積荷収容部を前後に仕切る移動壁10と、移動壁10に取り付けられ、積荷搬送装置6の上に広げられた状態で積荷が積み込まれて、積荷搬送装置6によって後方に移動することにより移動壁を後方に移動させるシート30と、移動壁に設けた開口部に、後方側に回動させて開くメンテナンス用ドア20とを設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、貨物車両の荷台に関する。
従来より、例えば、特許文献1のように、床を前後にスライドさせて積荷を排出する積荷搬送装置付荷台において、床上を移動して積荷が床に残らないように後方へ押し出す移動壁を設けることが知られている。この移動壁は、荷台側壁上端のレールに沿って移動するチェーンによって下端部が吊り下げられており、荷台前壁側に引き寄せた状態で下端に広げた防水シート上に積荷が積載され、積荷の排出時には、積荷と共に床のスライド移動によって後方に移動することで、積荷を集めながら後方から排出できるように構成されている。
米国特許第9,090,193号公報(特に図10)
ところで、この種の移動壁は、左右端部にバッフル部等を設けることで隙間を減らし、できるだけ積荷が荷台前壁側に漏れないように構成されているが、ある程度漏れ出すことは避けられない。
しかしながら、移動壁が邪魔をして上方から入り込まない限り移動壁と荷台前壁との間の掃除等を行うことができない。
特許文献1の移動壁の左右中央にはアクセスパネルが設けられているが、このアクセスパネルは、移動壁にボルト締めされており、容易に脱着できないという問題がある。
また、漏れ出しやすい積荷(例えば木材チップ等)の場合、荷台前壁との間に比較的頻繁に移動して掃除することになるが、特許文献1の移動壁の場合、移動の度にボルトの付け外しを行う必要があり、作業が煩雑になるという問題もある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、容易に移動壁の奥側に移動して掃除等の作業ができる貨物車両の荷台を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、移動壁に後方側へ回動可能なドアを設けた。
具体的には、第1の発明では、前後方向に移動して積荷を後方に送り出し可能な積荷搬送装置を底部に有して箱型に形成された貨物車両の荷台を対象とする。
上記荷台は、
一対の側壁に前後移動可能に支持され、上記一対の側壁、前壁、開閉可能な後壁及び上記積荷搬送装置で区切られる積荷収容部を前後に仕切る移動壁と、
上記移動壁に取り付けられ、上記積荷搬送装置の上に広げられた状態で積荷が積み込まれて、上記積荷搬送装置によって後方に移動することにより上記移動壁を後方に移動させるシート状部材と、
上記移動壁に設けた開口部に、後方側に回動させて開くドアとを備えている。
上記の構成によると、移動壁に開閉可能なメンテナンス用ドアが設けられているので、移動壁と前壁との間に容易に移動できる。また、このメンテナンス用ドアは、積荷収容部内に設けられているので、防水のためにメンテナンス用ドアと開口部周縁との間に、荷台前壁にメンテナンス用ドアを設ける場合に必要となるような密閉構造が不要となり、構造が簡易となる。
第2の発明では、第1の発明において、
上記ドアは、左右一方の辺がヒンジ部で上記開口部の周縁に連結された矩形板状であり、上記ヒンジ部が設けられていない左右他方の辺、上辺及び下辺の少なくとも一辺から外方に延びるストッパプレートが上記開口部の周縁に当接して閉じるように構成されている。
上記の構成によると、三方に設けたストッパプレートが移動壁の開口部周縁に確実に当接するので、積荷の荷重が加わったときにメンテナンス用ドアが前壁側へ開いてしまうことはなく、また、ストッパプレートと開口部周縁との間から積荷が前壁側に漏れ出さない。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、
上記開口部の周縁の後面には、ロックレバーを下方へ回動させることで上記ドアを閉じた位置でロック可能なロック装置が設けられている。
上記の構成によると、積荷の荷重がロックレバーに対して下方(ロック方向)に加わるので、積荷の荷重によってロックレバーがロック位置に保持され、誤ってロックが外れてしまうことを防止できる。
第4の発明では、第1から第3のいずれか1つの発明において、
上記シート状部材は、上記積荷搬送装置の上に広げられた状態で上記積荷搬送装置との接触部分から外れた部分に、該シート状部材を上記ドアに設けた被係止部に係止可能な係止金具が設けられている。
上記の構成によると、係止金具が積荷搬送装置の表面に直接接触しないので、移動壁の移動に伴って係止金具によって積荷搬送装置の表面が傷付くのが避けられる。また、この被係止部がドアの取っ手にもなる。さらに、ドアをロックしていない状態でシートの係止金具を引っ掛けると、ドアがシートによって後方側に引っ張られて開くので、ロックし忘れに気付きやすくなる。
以上説明したように、本発明によれば、移動壁に設けたメンテナンス用ドアを後方に回動させて開くことにより、容易に移動壁の奥側に移動して掃除等の作業ができる。
本発明の実施形態に係る移動壁を示す背面図である。 貨物車両を示す側面図である。 テールゲートを閉じた状態の一部拡大図を含む貨物車両を示す平面図である。 移動壁を上方から見た図を含む、貨物車両を示す背面図である。 移動壁ロック装置を示し、(a)が側面図で、(b)が(a)のIIIB方向から見た正面図である。 図1のIV−IV線拡大断面図である。 シートを拡大して示す平面図である。 図1のVI部拡大背面図である。 メンテナンス用ドアを示し、(a)が正面図で、(b)が平面図で、(c)が左側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2A〜図2Cに本発明の実施形態に係る、バークチップなどの積みのを積込可能な貨物車両1を示し、この貨物車両1は、走行可能な車台2と、その車台2の前方に設けた運転室3と、車台2に載置された荷台4とを備えている。
荷台4は、例えば、前後に長い直方体箱形状を有し、前壁4aと、一対の側壁4bと、後方のテールゲート5とを備えている。これら一対の側壁4b、前壁4a、開閉可能な後壁としてのテールゲート5及び上記積荷搬送装置6とで積荷収容部8が区切られている。
図示しないが、荷台4の上端に、この荷台4を覆う幌や天蓋などの部材を設けてもよい。テールゲート5は、例えば図2Bに拡大して示すように、側壁4b後端に設けた垂直に延びる回動軸5aを中心に観音開き状に開閉可能に構成されている。テールゲート5の上側には、左右の側壁4bを跨ぐクロスバー4c(図2Aに示す)が設けられている。荷台4の底部は、図2Bに一部を拡大して示すように、積荷搬送装置6を前後にスライドさせて積荷を排出する積荷搬送装置で構成されている。具体的には、略平坦な積荷搬送装置6には、例えば、前後に延びる、耐摩耗性の高い樹脂成形品よりなるガイドレール6aが車幅方向に複数並んで配置され、各ガイドレール6a上を、床面全長よりも所定長さ短い長尺状のスライド部材7が、前後にスライド移動可能に設けられている。そして、例えば、静止させるスライド部材7と往復動させるスライド部材7とを適宜切り換えながら、油圧シリンダや油圧モータ等の駆動手段により往復動させることで、積荷を後方に移動させてテールゲート5から排出するように構成されている。
そして、図6にも拡大して示すように、荷台4は、一対の側壁4bの上部に前後に延びるレール部材11を備えている。例えば、このレール部材11は、下方が直線状に開放した断面略C型の部材よりなり、このレール部材11に下方に延びる吊り下げ部材12がローラ12aを介して吊り下げられている。この吊り下げ部材12に対し、例えば、吊り環12bを介して移動壁10が吊り下げられている。なお、移動壁10は、ワイヤーやチェーンを介してレール部材11に吊り下げられていてもよい。
図1に示すように、移動壁10は、一対の側壁4bの間隔よりも若干短い幅及び若干低い高さを有する矩形板状であり、中央にメンテナンス用ドア20が設けられている(詳細は後述)。移動壁10の前面は、図1に破線で示すように、格子状の複数の補強フレーム10aで補強されている。
そして、移動壁10の下端には、積荷が載った状態で積荷搬送装置6を駆動させた場合に、スライド部材7との摩擦力によって移動壁10を後方に移動させることができる強度と、屋外での使用に耐え得る耐候性と、不使用時に折り曲げて畳むことが可能な可撓性とを有する矩形状のシート30が連結されている。このシート30が、図2Bに実線で前端位置(F)を示すように、積荷搬送装置6の上に広げられた状態で積荷が積み込まれ、この積荷と共に、積荷搬送装置6の作用によって積荷搬送装置6上を中間位置(M)から後端位置(R)まで、二点鎖線で示すように後方に移動することにより、移動壁10をスライド移動させるように構成されている。
なお、シート30は、上記の強度、耐候性及び可撓性を備えていればよく、樹脂シート、布生地、ゴム板等を用いて形成可能である。
図4にも拡大して示すように、移動壁10の左右端部には、上下に延びる左右ゴムシート13がそれぞれ設けられている。また、図1等に示すように、移動壁10の上端部には、左右に延びる上部ゴムシート14が設けられている。左右ゴムシート13が平面視で湾曲した形を保った状態で側壁4bに摺動しながら移動壁10が後方へ移動することにより、積荷ができるだけ移動壁10から前壁4a側へ漏れ出さないようになっている。
そして、図1等に示すように、移動壁10の左右中央付近に開口部10bが設けられている。この開口部10bの周縁の例えば、後方から見て左側にヒンジ部10cが設けられている。このヒンジ部10cに、メンテナンス用ドア20が、後方側に回動可能且つ開閉可能に設けられている。この開口部10bの大きさ及び位置は、これに限定されず、移動壁10の大きさ等に合わせて適宜変更可能であるが、作業者があまりかがまずに跨いで行き来できるようになっていることが望ましい。例えば、積荷搬送装置6からの高さをある程度保つことで、積荷搬送装置6(シート30)上に積荷が残っていても、その積荷が邪魔にならずにメンテナンス用ドア20を後方に開くことができて有利である。
なお、移動壁10と前壁4aとの間に移動しなくても例えば腕を伸ばせば必要な作業が行えるような場合は、メンテナンス用ドア20(開口部10b)を腕に対応した大きさにしてもよい。
図7(a)〜(c)に拡大して例示するように、メンテナンス用ドア20は、矩形板状の後面板20aと、この後面板20aの前面に矩形枠状にアングルを固定して構成したドア枠部20bとを有し、その前方から見て右辺がヒンジ部10cで上記開口部10b(図1にのみ示す)の周縁に連結されている。
ドア枠部20bのヒンジ部10cが設けられていない前方から見て左辺、上辺及び下辺に外方に延びる開口部10bよりも外側に飛び出す部分でストッパプレート21が形成されている。このストッパプレート21が開口部10bの周縁に当接することで、メンテナンス用ドア20は、移動壁10の前方側には回動しないようになっている。
なお、上述のように、ストッパプレート21をドア枠部20bの左辺、上辺及び下辺それぞれに設ける構成以外にも、左辺、上辺及び下辺の少なくともいずれかに設ける構成でもよい。
そして、メンテナンス用ドア20の後面板20aの上端側には、シート30を引っ掛けるための、例えば一対のフック部材よりなる被係止部23が設けられている。また、ヒンジ部10cと反対側のストッパプレート21には、上方が開放された切欠24aを有する被ロックプレート24が突出して設けられている。
そして、開口部10bの周縁の後面には、ロックレバー22aを下方へ回動させることで、上方に開放する切欠24aを有する被ロックプレート24をロック可能なロック装置22が設けられている。これにより、メンテナンス用ドア20がロック装置22によってロック可能に構成されている。
一方、図5に示すように、シート30の上面には、このシート30を移動壁10の被係止部23に係止可能な係止金具31が設けられている。例えば、この係止金具31は、中央に被係止部23に係止可能な貫通孔が空いたハトメ金具であり、このハトメ金具がシート30を構成する矩形状の布材に縫い込まれ、この布材の一辺がシート30に縫い付けられている。シート30は、例えば、2枚の布材を重ね合わせて中央部の格子状の圧着部32で圧着すると共に、外周縁部を折り返して圧着することで折り返し部33を設け、全体的に補強されている。係止金具31と反対側の折り返し部33には、ビス止め用取付孔34が複数設けられている。このビス止め用取付孔34にビスを通して移動壁10の下辺に締結することにより、シート30が移動壁10の下端に堅固に連結されている。
さらに、移動壁10には、図3(a)〜(c)に示すように、移動壁10を前壁4a側に固定するための移動壁ロック装置15が設けられている。この移動壁ロック装置15は、図4にも拡大して示すように、側壁4bの側方挿入部15b又は移動壁10側の移動壁側挿入部15cのいずれかに挿入可能なロック部材15aを有し、このロック部材15aがロック解除用ワイヤー15dに接続されている。このロック解除用ワイヤー15dは、前壁4aの上側に設けたシーブ15eに掛けられ、その下端が前壁4a下側のワイヤー用ブラケット15fに連結されている。このように構成することで、図4に二点鎖線で示すように、例えば、空荷状態で走行するときなどに、ロック部材15aが移動壁側挿入部15c側に挿入されてロックされることにより、移動壁10が後方へ移動するのが防止される。一方、ロック部材15aのロックを解除し忘れた状態で、荷台4内に積荷を積載した場合、荷台4内側からロック部材15aのロック解除ができない。この場合、荷台4外側からロック解除用ワイヤー15dを引っ張ってロック部材15aを移動壁側挿入部15cから外すことにより、ロック部材15aによるロックが解除される。
−貨物車両の作動−
次いで、メンテナンス用ドア20や移動壁10の作動を含む貨物車両の作動について説明する。
まず、荷台4に積荷を積載していない前端位置(F)では、図2Bで実線で示すように、移動壁10は、前壁4aのすぐ後面位置に保持されている。このとき、ロック部材15aは、図4に二点鎖線で示すように、移動壁側挿入部15cに挿入されて移動壁10が移動しないようにロックされている。
そして、積載を開始する前に、例えば、積荷搬送装置6上の作業者が、左右ゴムシート13を手前に引いてロック部材15aを移動壁側挿入部15cから上方へ引き抜いて側方挿入部15bに差し込んでおき、移動壁10のロック状態を解除しておく。仮にこのロック部材15aを外し忘れて積込作業を行ってしまったときでも、ロック解除用ワイヤー15dを引っ張ってロック状態を解除することができる。
次いで、シート30の係止金具31を被係止部23から外し、図2Bに実線で示すように、シート30を積荷搬送装置6の表面に広げる。このとき、係止金具31は、シート30の上面側にある。
次いで、木製のチップなどの積荷の積載を開始する。通常積荷はシート30の上も含め、積荷搬送装置6の全体に積み上げられる。このメンテナンス用ドア20は、後方側に回動させるものであるため、ロックし忘れたような状態でシート30上に積荷を積載したときでも、三方に設けたストッパプレート21が移動壁10の開口部10b周縁に確実に当接するので、積荷の荷重が加わったときにメンテナンス用ドア20が前壁4a側へ開いてしまうことはなく、また、ストッパプレート21の間から積荷が前壁4a側に漏れ出さない。そして、ロックレバー22aを下方へ回動させてメンテナンス用ドア20をロックするのを忘れたときでも、積荷の荷重がロックレバー22aに対して下方に加わるので、積荷の荷重によって誤ってロックが外れてしまうことはない。
次いで、積載が終わると、貨物車両1は、積み降ろし場所に移動する。
次いで、積み降ろし場所で、積み降ろし作業を始める。まず、テールゲート5を開く。
次いで、積荷搬送装置6を作動させて徐々に積荷を荷台4の後端から排出する。このとき、シート30の上に積荷が積載されているので、シート30は積荷と共に後方へ移動する。このとき、積荷の荷重がシート30にかかった状態で、これに対してスライド部材7が後方にスライドするので、シート30の下面に金属部分があるとスライド部材7が傷付く可能性がある。そこで、シート30の上面に係止金具31を設けることで、係止金具31が積荷搬送装置6の表面に直接接触しないので、移動壁10の移動に伴って係止金具31によって積荷搬送装置6の表面が傷付くのが避けられる。
そして、シート30に引っ張られて図2Aで中間位置(M)を示すように、移動壁10が若干傾いた状態で後方に引っ張られる。移動壁10は、一対のレール部材11にローラ12aを介して吊り下げられているので、滑らかに後方へ移動する。このとき、移動壁10の側壁4b側には、左右ゴムシート13が設けられているので、積荷は、左右ゴムシート13から前壁側へ漏れにくい。また、シート30によって下方からも前壁側へ積荷が漏れにくくなっている。
そして、図2Aに二点鎖線で後端位置(R)を示すように、移動壁10を荷台4の後端まで移動させた状態では、シート30が荷台4の後端から地面に向かって広がるので、積荷が貨物車両1の下方へ流れ込みにくい。
最後に、積荷の排出が完了すると、まず、シート30に付着したチップ等を払ってから、係止金具31を被係止部23に引っ掛けた後、移動壁10を前方に押しながら前壁4a近傍まで移動させる。
そして、移動壁10の前面と、前壁4aの後面との間には、移動壁10をスライド移動可能に構成する関係で隙間を完全にはなくせずチップなど小さな積荷がある程度残るので、メンテナンス用ドア20を開いて掃除等を行う必要がある。
そこで、本実施形態では、移動壁10に開閉可能なメンテナンス用ドア20が設けられているので、移動壁10と前壁4aとの間に容易に移動できる。
なお、メンテナンス用ドア20を開いて移動壁10の前に移動したときに、メンテナンス用ドア20を一時的に閉じて清掃等の作業を行えるように、移動壁10の前面側に一時的にロックできるような機構を設けてもよい。
これにより、前壁4a側にメンテナンス用ドア20を設ける必要がなくなる。また、このメンテナンス用ドア20は、積荷収容部8内に設けられているので、防水のためにメンテナンス用ドア20と開口部10b周縁との間に、荷台4前壁4aにメンテナンス用ドア20を設ける場合に必要となるような密閉構造が不要となり、構造が簡易となる。
したがって、本実施形態によれば、移動壁10に設けたメンテナンス用ドア20を後方に回動させて開くことにより、容易に移動壁10の奥側に移動して掃除等の作業ができる。また、メンテナンス用ドア20を開いて容易に掃除等を行える商品性の高い貨物車両1が得られる。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、実施形態では、長尺状のスライド部材7を前後にスライドさせる積荷搬送装置を備えた貨物車両に本発明を適用した例を説明したが、これ以外にも、例えば無端搬送ベルトを後方に移動させて積荷を降ろす積荷搬送装置を備えた貨物車両にも本発明を適用可能である。
上述の実施形態において、ロック部材15aがロック状態を検知するセンサを追加し、このセンサでロック状態が検知される場合には、積荷搬送装置6の駆動を規制するとともにロック状態を知らせる報知を行うようにしてもよい。
こうすれば、ロック部材15aがロック状態のまま積荷搬送装置6を駆動させて、ロック部材15aやシート30が破損することを防止できる。
また、PTOスイッチがオンの状態で、ロック部材15aがロック解除状態であることが検知される場合に限って、PTOを駆動させて油圧ポンプから作動油を吐出させるようにしても、同様の効果を得ることができる。
上述の実施形態において、移動壁10及びメンテナンス用ドア20は積荷荷重に耐え得る強度の材料(例えば鋼材)を用いて形成されるが、一部に例えばガラスをはめ込むことで、移動壁10と前壁4aとの間の状態を視認できるようにしてもよい。このようにすれば、メンテナンス用ドア20を開けなくても清掃作業の要否を判断することができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 貨物車両 2 車台
3 運転室 4 荷台
4a 前壁 4b 側壁
4c クロスバー 5 テールゲート(開閉可能な後壁)
5a 回動軸 6 積荷搬送装置
6a ガイドレール 7 スライド部材
8 積荷収容部 10 移動壁
10a 補強フレーム 10b 開口部
10c ヒンジ部 11 レール部材
12 吊り下げ部材 12a ローラ
12b 吊り環 13 左右ゴムシート
14 上部ゴムシート 15 移動壁ロック装置
15a ロック部材 15b 側方挿入部
15c 移動壁側挿入部 15d ロック解除用ワイヤー
15e シーブ 15f ワイヤー用ブラケット
20 メンテナンス用ドア(ドア) 20a ドア枠部
20a 後面板 21 ストッパプレート
22 ロック装置 22a ロックレバー
23 被係止部 24 被ロックプレート
24a 切欠 30 シート(シート状部材)
31 係止金具 32 圧着部
33 折り返し部 34 ビス止め用取付孔

Claims (4)

  1. 前後方向に移動して積荷を後方に送り出し可能な積荷搬送装置を底部に有して箱型に形成された貨物車両の荷台であって、
    一対の側壁に前後移動可能に支持され、上記一対の側壁、前壁、開閉可能な後壁及び上記積荷搬送装置で区切られる積荷収容部を前後に仕切る移動壁と、
    上記移動壁に取り付けられ、上記積荷搬送装置の上に広げられた状態で積荷が積み込まれて、上記積荷搬送装置によって後方に移動することにより上記移動壁を後方に移動させるシート状部材と、
    上記移動壁に設けた開口部に、後方側に回動させて開くドアとを備えている
    ことを特徴とする貨物車両の荷台。
  2. 請求項1に記載の貨物車両の荷台において、
    上記ドアは、左右一方の辺がヒンジ部で上記開口部の周縁に連結された矩形板状であり、上記ヒンジ部が設けられていない左右他方の辺、上辺及び下辺の少なくとも一辺から外方に延びるストッパプレートが上記開口部の周縁に当接して閉じるように構成されている
    ことを特徴とする貨物車両の荷台。
  3. 請求項1又は2に記載の貨物車両の荷台において、
    上記開口部の周縁の後面には、ロックレバーを下方へ回動させることで上記ドアを閉じた位置でロック可能なロック装置が設けられている
    ことを特徴とする貨物車両の荷台。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の貨物車両の荷台において、
    上記シート状部材は、上記積荷搬送装置の上に広げられた状態で上記積荷搬送装置との接触部分から外れた部分に、該シート状部材を上記ドアに設けた被係止部に係止可能な係止金具が設けられている
    ことを特徴とする貨物車両の荷台。
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