JP2020082364A - 射出成形機のモニタデータ管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各射出成形機の1サイクル毎に生成されるモニタデータを長期間記録し保存する場合に、指定された射出成形機のモニタデータの高速読込を可能とする。【解決手段】モニタデータ管理装置は、モニタデータを保存ファイルに連続的に保存し、関連情報データベースには、モニタデータに係る成形サイクルの識別情報と、該モニタデータの保存ファイル内の保存位置とを関連付けた関連情報のみを保存し、モニタデータの検索範囲が指定されると、関連情報データベースから指定された範囲に対応する保存ファイル内の保存位置の範囲を特定し、シーケンシャルに高速でモニタデータを読み込む。【選択図】図1
Description
本発明は、射出成形機の成形状態を監視するためのモニタデータを収集・保存・検索するための射出成形機のモニタデータ管理装置に関する。
従来、射出成形機では1サイクルの間において、所定のサンプリングタイム毎に各センサやモータからデータ(以下、「オシロデータ」ともいう)を取得し、そのデータから最大値や樹脂を射出している時間などを算出/測定し、該算出/測定したデータ(以下、「工程監視データ」ともいう)を、成形状態の監視、及び成形品の良否判別等に利用している。
例えば、射出成形機毎に、各成形サイクル毎の、成形サイクル時間、射出時間、混練時間、クッション量、ノズルやバレルの温度、ピーク圧等の成形状態を表す各種データの値を測定している。
例えば、射出成形機毎に、各成形サイクル毎の、成形サイクル時間、射出時間、混練時間、クッション量、ノズルやバレルの温度、ピーク圧等の成形状態を表す各種データの値を測定している。
工程監視データは、各射出成形機に対して、成形サイクル毎に、例えば800項目の工程監視データを算出/測定している。またオシロデータに関しても、各射出成形機に対して、成形サイクル毎に、約100項目存在し、かつオシロデータは、1サイクルの間の所定のサンプリング時間毎の連続データであることから、そのデータ量はさらに膨大なものとなる。
また、射出成形機では1工程に必要な時間が短く、かつ土日関係なく成形する場合が多い。例えば、1工程が8秒とした場合に1週間又は1か月連続で射出成形した場合、1週間で75600レコード、1か月(30日)で324000レコードが作成される。
また、射出成形機では1工程に必要な時間が短く、かつ土日関係なく成形する場合が多い。例えば、1工程が8秒とした場合に1週間又は1か月連続で射出成形した場合、1週間で75600レコード、1か月(30日)で324000レコードが作成される。
他方、各射出成形機の成形状態を示す、オシロデータ及び工程監視データについては、例えば後日成形品に問題等が見つかった場合等に、当該成形品が成形されたときの成形状態を追跡することができるようにする必要がある。このため、例えば、10年以上保存することが必要となる。
例えば、各射出成形機の工程監視データを10年保存する場合、各射出成形機で作成されるレコード数は、約40,000,000レコードとなる。
例えば、各射出成形機の工程監視データを10年保存する場合、各射出成形機で作成されるレコード数は、約40,000,000レコードとなる。
前述したように、各射出成形機の成形状態を示す、オシロデータ及び工程監視データについては、保存するのみならず、例えば後日成形品に問題等が見つかった場合等に、当該成形品が成形されたときの成形状態を追跡するために、成形日時等に基づいて、当該射出成形機の当該成形日時における工程監視データ及び/又はオシロデータ(以下、工程監視データとオシロデータを総称して「モニタデータ」という。)を高速に読み込むことができる必要がある。
通常利用される例えばSQLServer(登録商標)やPostgreSQL(登録商標)等のリレーショナルデータベースを用いて、各射出成形機のモニタデータを保存した場合、リレーショナルデータベースの性格(ランダムアクセス)上、上記のような成形日時等に基づいて、当該射出成形機の当該成形日時におけるモニタデータを高速に読み込むことは困難である。
例えば、図7に通常利用されるデータベースに工場監視データを記録する場合のレコード構成の例を示す。図7に示すように、例えば、各射出成形機の1サイクル毎に、約800項目の工程監視データを記録したレコードが作成される。そうすると、例えば、所定の成形日時の期間に作成された、特定の射出成形機の工程監視データを読み込むためには、マシンID及びタイムスタンプ(Date Time)毎に、当該タイムスタンプの示す1サイクルにおける例えば800項目の工程監視データが記録されたレコードにアクセスする必要がある(ここで、タイムスタンプは、1サイクル終了時のタイムスタンプとする)。しかしながら、図7からわかるように、例えば1週間分の工程監視データレコードを読み込むためには、75600レコードに対して、それぞれ、ランダムアクセスをすることになる。
他方、データベースの記録媒体としてSSD(Solid State Drive)等のランダムアクセスを高速に行うことができる記憶装置を利用すると、例えば、HDD(Hard Disk Drive)と比較して、コストが高くなり、SSDの利用は困難である。
また、射出成形機毎にデータベースを分け、見掛け上順番に並んでいるようにモニタデータを保存しても、データベースが実際にファイルに保存したときの並びはランダムになる場合がある。これは、データベースからデータを削除するときにはレコードを論理削除し、後から新規データを追加するときには論理削除された場所にレコードを追加するため、削除・追加を繰り返す度にデータのシーケンシャルな並びが崩れていくためである。
例えば、図7に通常利用されるデータベースに工場監視データを記録する場合のレコード構成の例を示す。図7に示すように、例えば、各射出成形機の1サイクル毎に、約800項目の工程監視データを記録したレコードが作成される。そうすると、例えば、所定の成形日時の期間に作成された、特定の射出成形機の工程監視データを読み込むためには、マシンID及びタイムスタンプ(Date Time)毎に、当該タイムスタンプの示す1サイクルにおける例えば800項目の工程監視データが記録されたレコードにアクセスする必要がある(ここで、タイムスタンプは、1サイクル終了時のタイムスタンプとする)。しかしながら、図7からわかるように、例えば1週間分の工程監視データレコードを読み込むためには、75600レコードに対して、それぞれ、ランダムアクセスをすることになる。
他方、データベースの記録媒体としてSSD(Solid State Drive)等のランダムアクセスを高速に行うことができる記憶装置を利用すると、例えば、HDD(Hard Disk Drive)と比較して、コストが高くなり、SSDの利用は困難である。
また、射出成形機毎にデータベースを分け、見掛け上順番に並んでいるようにモニタデータを保存しても、データベースが実際にファイルに保存したときの並びはランダムになる場合がある。これは、データベースからデータを削除するときにはレコードを論理削除し、後から新規データを追加するときには論理削除された場所にレコードを追加するため、削除・追加を繰り返す度にデータのシーケンシャルな並びが崩れていくためである。
この点、射出成形機の稼動状況、各種成形データを検出記憶し、この記憶データを集計、分析して、射出成形機の点検時期や生産管理計画等の生産管理に利用するようにした射出成形機の管理システムは知られている。さらに、複数の射出成形機を有する成形工場において、射出成形機とパソコンなどの集中管理装置をネットワークで接続し、射出成形機の稼動状態や成形データを自動で収集する集中管理システムも開発されている。
例えば、特許文献1には、射出成形機の電源投入時間、ヒータ昇温時間、アラーム発生時間、生産完了後の停止時間、手動運転時間、半自動運転時間、自動運転時間等のデータを収集して、これらの1データの1日毎の1月分のデータや1月毎の1年分のデータを集計、記憶し、これらのデータを表示できるようにした管理システムが記載されている。
さらに、特許文献1には、複数の射出成形機を通信回線で集中管理装置に接続し、各射出成形機の上述した各種データを一括して集中管理装置で収集、分析し、これらのデータを表示可能とした集中管理システムが記載されている。
例えば、特許文献1には、射出成形機の電源投入時間、ヒータ昇温時間、アラーム発生時間、生産完了後の停止時間、手動運転時間、半自動運転時間、自動運転時間等のデータを収集して、これらの1データの1日毎の1月分のデータや1月毎の1年分のデータを集計、記憶し、これらのデータを表示できるようにした管理システムが記載されている。
さらに、特許文献1には、複数の射出成形機を通信回線で集中管理装置に接続し、各射出成形機の上述した各種データを一括して集中管理装置で収集、分析し、これらのデータを表示可能とした集中管理システムが記載されている。
また、射出成形機以外に成形品取り出し装置、ロボット、成形品撮像装置、成形品測定装置等の周辺装置を射出成形機と共に配置して成形セルを形成し、この成形セルを複数配置した成形工場も知られている。そして、この成形セル内の各種機器の稼動状況や成形動作状態を示す成形データを一括して収集する方式も知られている。例えば、特許文献2には、射出成形機に成形品の撮像装置、成形品取り出し装置を設けた成形セルが複数設けられ、各成形セルは、成形機の運転状況を示す金型温度、樹脂温度、圧力、計量工程、充填工程、保圧工程等の時間、成形サイクル時間等の各種測定データ等の各種測定値や撮像装置で取得した成形品の画像等を記憶保存する個別データベースを備え、さらに、集合データベースを有する監視端末が内部ネットワークを介して各成形セルに接続され、各成形セルの個別データベースに記憶されたデータを所定周期毎に集合データベースに移し替えて保存する成形機監視装置に係る発明が開示されている。
特許文献1に開示された集中管理システムは、各射出成形機毎のデータを収集し、データを収集する毎に、その集計処理等を各射出成形機毎に行い、外部記憶装置25に記憶させるようにするものである。しかしながら、特許文献1には、例えば、成形日時等に基づいて、当該射出成形機の当該成形日時におけるモニタデータを高速に読み込むことについての課題やその解決手段については開示されていない。
特許文献2には、各成形セルの個別データベースに記憶されたデータを所定周期毎に集合データベースに移し替えることが記載されている。しかしながら、個別データベースには、各検出器より射出成形機11a〜射出成形機11nの制御装置へ入力された前記各種数値の実測値が記憶されて保存されることが記載されている。また、集合データベースには現在からあらかじめ設定された時点までの長期間にわたるデータのすべてを保存するようにして、個別データベースには現在から近い過去までの短期間に亘るデータだけを保存するようにしてもよいことが記載されているに過ぎない。特許文献2には、例えば、成形日時等に基づいて、当該射出成形機の当該成形日時におけるモニタデータを高速に読み込むことについての課題やその解決手段については開示されていない。
本発明は、各射出成形機の1サイクル毎に生成されるモニタデータを長期間記録し保存する場合に、任意に指定される射出成形機の識別情報及び過去の成形日時又は成形日時の範囲に含まれる全ての成形サイクルにおける当該射出成形機のモニタデータをシーケンシャルに読み込むことで、高速読込を可能とする射出成形機のモニタデータ管理装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る射出成形機(例えば、後述の「射出成形機1」)のモニタデータ管理装置(例えば、後述の「管理装置3」)は、モニタデータの保存タイミングを判別するモニタデータ保存タイミング判別部(例えば、後述の「モニタデータ保存タイミング判別部311」)と、前記モニタデータ保存タイミング判別部によりモニタデータの保存タイミングが判別された時に、1つの成形サイクルに係る射出成形機の識別情報及び時刻情報を含む前記成形サイクルの識別情報を取得する成形サイクル識別情報取得部(例えば、後述の「成形サイクル識別情報取得部312」)と、前記モニタデータ保存タイミング判別部によりモニタデータの保存タイミングが判別された時に少なくとも1つのモニタデータを1レコードとして保存ファイル(例えば、後述の「保存ファイル321」)に保存するモニタデータ保存部(例えば、後述の「モニタデータ保存部313」)と、前記保存ファイルに1レコードとして保存される前記モニタデータの前記保存ファイルの領域内における保存位置を取得する保存位置取得部(例えば、後述の「保存位置取得部314」)と、前記モニタデータ保存部により前記モニタデータが前記保存ファイルに保存された後、前記保存位置取得部により取得された、前記モニタデータの前記保存ファイルの領域内における保存位置と、前記モニタデータに係る成形サイクルの識別情報と、を関連付けた関連情報を関連情報データベース(例えば、後述の「関連情報データベース322」)に保存する関連情報保存部(例えば、後述の「関連情報保存部315」)と、前記保存ファイルに保存されたレコード数、前記保存ファイルにおける使用領域の大きさ、及び前記保存ファイルに含まれる成形サイクルの最新の時刻のうち、少なくとも1つを監視し、監視対象の値が予め指定された値を超える場合、前記保存ファイルをクローズして、前記モニタデータの新たな保存先とする新たな保存ファイルを生成する保存ファイル切換部(例えば、後述の「保存ファイル切換部316」)と、前記モニタデータに係る検索範囲を指定する入力欄を備えた検索範囲指定部(例えば、後述の「検索範囲指定部317」)と、前記検索範囲指定部により指定された検索範囲に対応する関連情報を前記関連情報データベースから抽出する関連情報抽出部(例えば、後述の「関連情報抽出部318」)と、前記関連情報抽出部により抽出された前記関連情報に基づいて、前記指定された検索範囲に対応する前記モニタデータを前記保存ファイルから取得するモニタデータ取得部(例えば、後述の「モニタデータ取得部319」)と、を備える。
(2) 本発明に係る射出成形機のモニタデータ管理装置は、モニタデータの保存タイミングを判別するモニタデータ保存タイミング判別部と、前記モニタデータ保存タイミング判別部によりモニタデータの保存タイミングが判別された時に、1つの成形サイクルに係る射出成形機の識別情報及び時刻情報を含む前記成形サイクルの識別情報を取得する成形サイクル識別情報取得部と、前記モニタデータ保存タイミング判別部によりモニタデータの保存タイミングが判別された時に少なくとも1つのモニタデータを1レコードとして保存ファイルに保存するモニタデータ保存部と、前記保存ファイルに1レコードとして保存される前記モニタデータの前記保存ファイルの領域内における保存位置を取得する保存位置取得部と、前記モニタデータ保存部により前記モニタデータが前記保存ファイルに保存された後、前記保存位置取得部により取得された、前記モニタデータの前記保存ファイルの領域内における保存位置と、前記モニタデータに係る成形サイクルの識別情報と、を関連付けた関連情報を関連情報データベースに保存する関連情報保存部と、前記保存ファイルに保存されたレコード数、前記保存ファイルにおける使用領域の大きさ、及び前記保存ファイルに含まれる成形サイクルの最新の時刻のうち、少なくとも1つを監視し、監視対象の値が予め指定された値を超える場合、前記保存ファイルをクローズして、前記モニタデータの新たな保存先とする新たな保存ファイルを生成する保存ファイル切換部と、前記モニタデータに係る検索開始条件及び検索終了条件からなる検索範囲を、指定する入力欄を備えた検索範囲指定部と、前記検索範囲指定部により指定された検索開始条件に該当する中で1番最初に前記関連情報データベースに保存された最古関連情報を取得する最古関連情報取得部と、前記検索範囲指定部により指定された検索終了条件に該当する中で1番遅くに前記関連情報データベースに保存された最新関連情報を取得する最新関連情報取得部と、前記最古関連情報取得部により取得された最古関連情報と前記最新関連情報取得部により取得された最新関連情報とに基づいて、前記指定された検索範囲に対応する該当するレコードを前記保存ファイルから取得するモニタデータ取得部と、を備える。
(3) (1)又は(2)に記載の射出成形機のモニタデータ管理装置において、前記関連情報保存部は、複数台の前記射出成形機の前記モニタデータに係る関連情報を前記関連情報データベースに保存してもよい。
本発明によれば、各射出成形機の1サイクル毎に生成されるモニタデータを長期間記録し保存する場合に、任意に指定される射出成形機の識別情報及び過去の成形日時又は成形日時の範囲に含まれる全ての成形サイクルにおける当該射出成形機のモニタデータをシーケンシャルに読み込むことで、高速読込を可能とする射出成形機のモニタデータ管理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。
図1は、本発明の一実施形態の概要ブロック図である。図1に示すように、モニタデータ管理システム100は、複数の射出成形機#1、#2、・・・#Nと、モニタデータ管理装置としての管理装置3と、を備える。
図1では、射出成形機#1、#2、・・・#Nは、それぞれネットワーク4を介して管理装置3に接続されている。
ネットワーク4は、例えば、工場内に構築されたLAN(Local Area Network)や、インターネット、公衆電話網、接続インタフェースを介しての直接接続、或いは、これらの組み合わせである。ネットワーク4における具体的な通信方式や、有線接続および無線接続のいずれであるか等については、特に限定されない。
なお、以降の説明においては、射出成形機#1、#2、・・・#Nを特に断らない限り、射出成形機1として表す。
図1は、本発明の一実施形態の概要ブロック図である。図1に示すように、モニタデータ管理システム100は、複数の射出成形機#1、#2、・・・#Nと、モニタデータ管理装置としての管理装置3と、を備える。
図1では、射出成形機#1、#2、・・・#Nは、それぞれネットワーク4を介して管理装置3に接続されている。
ネットワーク4は、例えば、工場内に構築されたLAN(Local Area Network)や、インターネット、公衆電話網、接続インタフェースを介しての直接接続、或いは、これらの組み合わせである。ネットワーク4における具体的な通信方式や、有線接続および無線接続のいずれであるか等については、特に限定されない。
なお、以降の説明においては、射出成形機#1、#2、・・・#Nを特に断らない限り、射出成形機1として表す。
射出成形機1には、金型やバレルの温度を検出する温度センサ、樹脂圧力を検出する圧力センサ、射出スクリュの回転速度や射出スクリュの軸方向の移動速度である射出速度を検出する速度センサ、射出スクリュの移動位置を検出する位置センサ等の成形状態を検出するための各種測定部11が設けられている。射出成形機1は1成形サイクルの間において、サンプリングタイム毎に各センサやモータからデータ(「オシロデータ」)を取得する。
射出成形機1は制御部10により制御され、測定部11で測定された測定値は制御部10で収集され、射出成形機1の制御に利用される。また、制御部10は、測定部11で測定された実測値より最大値や樹脂を射出している時間などの特徴値(例えば、各成形サイクル毎の、成形サイクル時間、射出時間、混練時間、クッション量、ノズルやバレルの温度、ピーク圧等の成形状態を表す各種データの値)を算出/測定し、該算出/測定したデータ(「工程監視データ」)を、成形状態の監視、及び成形品の良否判別等に利用している。例えば、1サイクル毎の工程監視データ中に当該サイクルで成形された成形品の良品/不良品を識別するフラグを含むこともできる。
上述した構成、作用は従来の射出成形機と同一であり、詳細な説明は省略する。
射出成形機1は制御部10により制御され、測定部11で測定された測定値は制御部10で収集され、射出成形機1の制御に利用される。また、制御部10は、測定部11で測定された実測値より最大値や樹脂を射出している時間などの特徴値(例えば、各成形サイクル毎の、成形サイクル時間、射出時間、混練時間、クッション量、ノズルやバレルの温度、ピーク圧等の成形状態を表す各種データの値)を算出/測定し、該算出/測定したデータ(「工程監視データ」)を、成形状態の監視、及び成形品の良否判別等に利用している。例えば、1サイクル毎の工程監視データ中に当該サイクルで成形された成形品の良品/不良品を識別するフラグを含むこともできる。
上述した構成、作用は従来の射出成形機と同一であり、詳細な説明は省略する。
制御部10は、射出成形機1に設けられた表示器(図示せず)及び入力器(図示せず)より各種設定値を入力設定し、該設定値及び制御プログラムに基づいて射出成形機1を制御する。そして、測定部11からの各種測定値を収集する。この測定値の一部は、射出成形機1の制御に利用される。又、制御部10は、測定部11で測定された測定値より各種モニタデータを算出する。
具体的には、前述したように、制御部10は、測定部11等からデータ(「オシロデータ」)を取得し、それらのデータから成形サイクル毎に、最大値や樹脂を射出している時間などの特徴値を算出/測定し、該算出/測定したデータ(工程監視データ)を、成形状態の監視、及び成形品の良否判別等に利用している。
前述したように、成形サイクル毎に、例えば800項目の工程監視データ、また例えば約100項目のオシロデータが算出/測定される。オシロデータは、1サイクルの間の所定のサンプリング時間毎に測定される連続データである。
射出成形機1の成形サイクル毎にモニタデータは、管理装置3に提供される。
具体的には、前述したように、制御部10は、測定部11等からデータ(「オシロデータ」)を取得し、それらのデータから成形サイクル毎に、最大値や樹脂を射出している時間などの特徴値を算出/測定し、該算出/測定したデータ(工程監視データ)を、成形状態の監視、及び成形品の良否判別等に利用している。
前述したように、成形サイクル毎に、例えば800項目の工程監視データ、また例えば約100項目のオシロデータが算出/測定される。オシロデータは、1サイクルの間の所定のサンプリング時間毎に測定される連続データである。
射出成形機1の成形サイクル毎にモニタデータは、管理装置3に提供される。
管理装置3は、ネットワーク4を介して射出成形機1に接続されている。管理装置3は、例えば、パーソナルコンピュータ等のコンピュータで構成され、制御部31、記憶部32、CRTや液晶等で構成される表示部33、キーボードやマウス等のデータや指令を入力する入力部34を備える。管理装置3は、射出成形機1からモニタデータを成形サイクル毎に取得し、記憶部32に記憶する。なお、管理装置3の制御部31は、通常のコンピュータが備えるCPUやメモリ等を備える(図示せず)。
前述したように、管理装置3は、各射出成形機1において大量に生成されるモニタデータを単に保存するだけではなく、例えば後日成形品に問題等が見つかった場合等に、当該成形品が成形されたときの、例えば各サイクル毎の成形状態を追跡するために、成形日時等に基づいて、当該射出成形機の当該成形日時における各サイクル毎のモニタデータを高速に読み込むことが必要となる。
このため、管理装置3は、以下に説明する機能部を備える。
前述したように、管理装置3は、各射出成形機1において大量に生成されるモニタデータを単に保存するだけではなく、例えば後日成形品に問題等が見つかった場合等に、当該成形品が成形されたときの、例えば各サイクル毎の成形状態を追跡するために、成形日時等に基づいて、当該射出成形機の当該成形日時における各サイクル毎のモニタデータを高速に読み込むことが必要となる。
このため、管理装置3は、以下に説明する機能部を備える。
図2は、管理装置3の制御部31の機能構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、制御部31は、モニタデータ保存タイミング判別部311と、成形サイクル識別情報取得部312と、モニタデータ保存部313と、保存位置取得部314と、関連情報保存部315と、保存ファイル切換部316と、検索範囲指定部317と、関連情報抽出部318と、モニタデータ取得部319と、を備える。
モニタデータ保存タイミング判別部311は、各射出制御器1におけるモニタデータの保存タイミングを判別する。
より、具体的には、モニタデータ保存タイミング判別部311は、例えば、各射出成形機1の制御部10が発生する成形サイクル開始信号を監視し、次サイクルを開始する信号の検出をもって前の成形サイクルの完了とみなし、前の成形サイクルの完了に基づいてモニタデータ保存タイミングを判別する。ここで、成形サイクルの完了は、計量終了のタイミングとしてもよいし、型開開始のタイミング、あるいは型開完了のタイミングとしてもよい。また、前の成形サイクルの完了と同時にモニタデータを保存するようにしてもよいし、前の成形サイクル完了から一定時間の経過後にモニタデータを保存するようにしてもよい。
あるいは、成形サイクルの完了とは直接関係のないタイミングでモニタデータを保存するようにしてもよいが、射出成形機内でモニタデータを一時的に保存する領域の容量は通常限られているので、適切なタイミングでデータを保存しないと、データがオーバーフローして失われてしまう虞があるので注意を要する。
より、具体的には、モニタデータ保存タイミング判別部311は、例えば、各射出成形機1の制御部10が発生する成形サイクル開始信号を監視し、次サイクルを開始する信号の検出をもって前の成形サイクルの完了とみなし、前の成形サイクルの完了に基づいてモニタデータ保存タイミングを判別する。ここで、成形サイクルの完了は、計量終了のタイミングとしてもよいし、型開開始のタイミング、あるいは型開完了のタイミングとしてもよい。また、前の成形サイクルの完了と同時にモニタデータを保存するようにしてもよいし、前の成形サイクル完了から一定時間の経過後にモニタデータを保存するようにしてもよい。
あるいは、成形サイクルの完了とは直接関係のないタイミングでモニタデータを保存するようにしてもよいが、射出成形機内でモニタデータを一時的に保存する領域の容量は通常限られているので、適切なタイミングでデータを保存しないと、データがオーバーフローして失われてしまう虞があるので注意を要する。
成形サイクル識別情報取得部312は、モニタデータ保存タイミング判別部311により、各射出制御器1におけるモニタデータの保存タイミングが判別された時に、当該成形サイクルに係る射出成形機の識別情報(例えば、射出成形機の番号#1−#N)及び当該成形サイクルの時刻情報(例えば、当該成形サイクルの終了時を示すタイムスタンプ)を含む当該成形サイクルの識別情報を射出成形機1から取得する。
より、具体的には、成形サイクル識別情報取得部312は、ネットワーク4を介して、各射出成形機の制御部10に対し、モニタデータ要求信号を送信し、制御部10から、成形サイクル識別情報を含むモニタデータを受信する。
より、具体的には、成形サイクル識別情報取得部312は、ネットワーク4を介して、各射出成形機の制御部10に対し、モニタデータ要求信号を送信し、制御部10から、成形サイクル識別情報を含むモニタデータを受信する。
モニタデータ保存部313は、モニタデータ保存タイミング判別部311によりモニタデータの保存タイミングが判別された時に少なくとも1つのモニタデータを1レコードとして、記憶部32に作成される保存ファイル321に保存する。
また、各保存ファイル321は、後述するように、当該保存ファイル321に保存されたモニタレコード数、当該保存ファイルにおける使用領域の大きさ、及び当該保存ファイルに含まれる成形サイクルの最新の時刻情報(タイムスタンプ)のうち、予め設定された少なくとも1つの値が予め指定された閾値を超える場合、当該保存ファイル321がクローズされ、その代わりとして、新たな保存ファイル321が生成され、新たな保存ファイルを、クローズした保存ファイル321に対応付けられていた射出成形機1のモニタデータの新たな保存先とする。そうすることで、大量のモニタデータを保存する際に、保存ファイル321がオーバーフローすることなく、全てのモニタデータを保存することができる。
また、各保存ファイル321は、後述するように、当該保存ファイル321に保存されたモニタレコード数、当該保存ファイルにおける使用領域の大きさ、及び当該保存ファイルに含まれる成形サイクルの最新の時刻情報(タイムスタンプ)のうち、予め設定された少なくとも1つの値が予め指定された閾値を超える場合、当該保存ファイル321がクローズされ、その代わりとして、新たな保存ファイル321が生成され、新たな保存ファイルを、クローズした保存ファイル321に対応付けられていた射出成形機1のモニタデータの新たな保存先とする。そうすることで、大量のモニタデータを保存する際に、保存ファイル321がオーバーフローすることなく、全てのモニタデータを保存することができる。
<保存ファイル321>
図3は、保存ファイル321の一例を示すファイルレイアウトを示す図である。図3に示すように、保存ファイル321には、例えば、レコード識別番号、射出成形機ID、形成サイクル識別情報(タイムスタンプ)と、例えば、800項目の工程監視データと、100項目のオシロデータからなるレコードが複数保存されている。なお、図3の例では、各レコードの頭にタイムスタンプ長、項目長、レコード長を表す規定サイズのデータを配置している(これについては後述する。)。また、保存ファイルとして、工程監視データとオシロデータを分けて保存するようにしてもよい。
図3は、保存ファイル321の一例を示すファイルレイアウトを示す図である。図3に示すように、保存ファイル321には、例えば、レコード識別番号、射出成形機ID、形成サイクル識別情報(タイムスタンプ)と、例えば、800項目の工程監視データと、100項目のオシロデータからなるレコードが複数保存されている。なお、図3の例では、各レコードの頭にタイムスタンプ長、項目長、レコード長を表す規定サイズのデータを配置している(これについては後述する。)。また、保存ファイルとして、工程監視データとオシロデータを分けて保存するようにしてもよい。
保存位置取得部314は、射出成形機1の1つの成形サイクルにおけるモニタデータを1レコードとして保存ファイル321に保存した場合、当該モニタデータの当該保存ファイル321の領域内における保存位置を取得する。
より具体的には、保存位置として、保存したファイル321内のレコードの位置情報(例えばレコード番号)を取得する。そうすることで、レコードが固定長の場合、レコード番号から保存位置が算出でき、保存位置に直接アクセスすることができる。
より具体的には、保存位置として、保存したファイル321内のレコードの位置情報(例えばレコード番号)を取得する。そうすることで、レコードが固定長の場合、レコード番号から保存位置が算出でき、保存位置に直接アクセスすることができる。
関連情報保存部315は、モニタデータ保存部313により所定の射出成形機#i(1≦i≦N;#iは射出成形機の識別情報)の所定の成形サイクルtj(0≦j)におけるモニタデータ(i,j)(ここで、(i,j)はモニタデータの識別情報)と、当該モニタデータ(i,j)が保存ファイル321に保存された後、保存位置取得部314により取得された保存ファイル321の領域内における保存位置Pi,jと、を関連付けた関連情報を関連情報データベース322に保存する。関連情報保存部315は、関連情報を関連情報データベースに保存する際、保存順にシリアルな識別番号を付する。
図4は、関連情報データベース322の一例を示すファイルレイアウトを示す図である。図4に示すように、関連情報データベース322における関連情報の各レコードは、保存順に付されたシリアルな識別番号、モニタデータ(i,j)を生成した射出成形機#iを特定する射出成形機ID、モニタデータ(i,j)に付されたタイムスタンプ、モニタデータ(i,j)の保存先の保存ファイル321を特定する保存ファイルID、保存先の保存ファイル321の領域内における保存位置Pi,jからなる。
保存ファイル切換部316は、前述したように、保存ファイル321に保存されたレコード数、保存ファイル321における使用領域の大きさ(又は使用率等)、及び保存ファイル321に含まれる成形サイクルの最新の時刻情報(タイムスタンプ)のうち、予め設定された少なくとも1つを監視し、監視対象の値が予め指定された閾値を超える場合、当該保存ファイル321をクローズして、クローズされた保存ファイル321に対応づけられている射出成形機1の各成形サイクルにおけるモニタデータの新たな保存先とする新たな保存ファイル321を生成する。
そうすることで、大量のモニタデータを保存する際に、保存ファイル321がオーバーフローすることなく、全てのモニタデータを保存することができる。
そうすることで、大量のモニタデータを保存する際に、保存ファイル321がオーバーフローすることなく、全てのモニタデータを保存することができる。
検索範囲指定部317は、モニタデータに係る検索範囲を(例えば、射出成形機ID及び時刻等により)指定する入力欄を備え、ユーザからの検索要求を入力させる。
より具体的には、ユーザは、前記入力欄に、例えば、検索したいモニタデータを生成した射出成形機のID及びモニタデータを取得したい時刻を含む検索範囲を入力して指定する。
より具体的には、ユーザは、前記入力欄に、例えば、検索したいモニタデータを生成した射出成形機のID及びモニタデータを取得したい時刻を含む検索範囲を入力して指定する。
関連情報抽出部318は、検索範囲指定部317によりユーザから指定された検索範囲に対応する関連情報を関連情報データベース322から抽出する。
より具体的には、例えば、検索開始条件及び検索終了条件からなる検索範囲が指定された場合、関連情報データベース322のタイムスタンプ情報を検索し、ユーザから指定された検索開始条件に該当するなかで最も古いタイムスタンプを含む関連情報(最古関連情報)を特定する。次に、ユーザから指定された検索終了条件に該当するなかで最も新しいタイムスタンプを含む関連情報(最新関連情報)を特定する。そして、関連情報データベース322内の最古関連情報から最新関連情報までの範囲内のすべての関連情報にシーケンシャルアクセスして次々と記憶部32に読み込む。最後に、読み込んだ関連情報に含まれる射出成形機IDがユーザから指定された射出成形機IDと一致するか否かを判定し、一致している関連情報を抽出する。
より具体的には、例えば、検索開始条件及び検索終了条件からなる検索範囲が指定された場合、関連情報データベース322のタイムスタンプ情報を検索し、ユーザから指定された検索開始条件に該当するなかで最も古いタイムスタンプを含む関連情報(最古関連情報)を特定する。次に、ユーザから指定された検索終了条件に該当するなかで最も新しいタイムスタンプを含む関連情報(最新関連情報)を特定する。そして、関連情報データベース322内の最古関連情報から最新関連情報までの範囲内のすべての関連情報にシーケンシャルアクセスして次々と記憶部32に読み込む。最後に、読み込んだ関連情報に含まれる射出成形機IDがユーザから指定された射出成形機IDと一致するか否かを判定し、一致している関連情報を抽出する。
モニタデータ取得部319は、関連情報抽出部322により抽出された関連情報に基づいて、ユーザにより指定された検索範囲に対応するモニタデータを保存ファイル321から取得する。
より具体的には、抽出された関連情報に含まれる保存ファイルID及び保存位置Pi,jに基づいて、指定された検索範囲に対応するモニタデータにアクセスし、当該モニタデータを読み込む。なお、保存ファイルが射出成形機毎に作成される場合、当該射出成形機に対応する保存ファイルをシーケンシャルに読み込むことで、ユーザにより指定された検索範囲に対応するモニタデータを取得することができる。
そうすることで、例えば後日成形品に問題等が見つかった場合等に、当該成形品が成形されたときの成形サイクル毎の成形状態を追跡するために、成形日時等に基づいて、当該射出成形機の当該成形日時における成形サイクル毎のモニタデータを高速に読み込むことができる。
より具体的には、抽出された関連情報に含まれる保存ファイルID及び保存位置Pi,jに基づいて、指定された検索範囲に対応するモニタデータにアクセスし、当該モニタデータを読み込む。なお、保存ファイルが射出成形機毎に作成される場合、当該射出成形機に対応する保存ファイルをシーケンシャルに読み込むことで、ユーザにより指定された検索範囲に対応するモニタデータを取得することができる。
そうすることで、例えば後日成形品に問題等が見つかった場合等に、当該成形品が成形されたときの成形サイクル毎の成形状態を追跡するために、成形日時等に基づいて、当該射出成形機の当該成形日時における成形サイクル毎のモニタデータを高速に読み込むことができる。
以上、本発明の管理装置3の各機能部の実施形態を、管理装置3の構成に基づいて説明した。
次に、本発明の実施形態の管理装置3における一連の処理の流れについて、図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る管理装置3によるモニタデータを保存する際の処理の流れを示すフローチャートである。図6は、本実施形態に係る管理装置3によるモニタデータを検索する際の処理の流れを示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態の管理装置3における一連の処理の流れについて、図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る管理装置3によるモニタデータを保存する際の処理の流れを示すフローチャートである。図6は、本実施形態に係る管理装置3によるモニタデータを検索する際の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、管理装置3によるモニタデータを保存する際の処理の流れについて説明する。
図5を参照すると、ステップS1において、各射出成形機においてモニタデータの保存タイミングか否かを判定する。モニタデータの保存タイミングでなければステップS1に戻り、モニタデータの保存タイミングであればステップS2に進む。
ステップS2において、モニタデータを保存するタイミングにある成形サイクルに係る射出成形機の識別情報及び当該形成サイクルの時刻情報を含む当該成形サイクルの識別情報を取得し、ステップS3に進む。
図5を参照すると、ステップS1において、各射出成形機においてモニタデータの保存タイミングか否かを判定する。モニタデータの保存タイミングでなければステップS1に戻り、モニタデータの保存タイミングであればステップS2に進む。
ステップS2において、モニタデータを保存するタイミングにある成形サイクルに係る射出成形機の識別情報及び当該形成サイクルの時刻情報を含む当該成形サイクルの識別情報を取得し、ステップS3に進む。
ステップS3において、モニタデータを保存するタイミングにある成形サイクルに係るモニタデータを取得し、ステップS4に進む。
ステップS4において、取得したモニタデータを、1つのモニタデータを1レコードとして保存ファイルに保存し、ステップS5に進む。
ステップS4において、取得したモニタデータを、1つのモニタデータを1レコードとして保存ファイルに保存し、ステップS5に進む。
ステップS5において、保存したモニタデータの保存ファイルの領域内における保存位置を取得し、ステップS6に進む。
ステップS6において、取得したモニタデータの保存ファイルの領域内における保存位置を、射出形成機ID、タイムスタンプ、保存ファイルIDとともにデータベースに保存し、ステップS1に戻る。
ステップS6において、取得したモニタデータの保存ファイルの領域内における保存位置を、射出形成機ID、タイムスタンプ、保存ファイルIDとともにデータベースに保存し、ステップS1に戻る。
次に、管理装置3によるモニタデータを検索する際の処理の流れについて説明する。
図6を参照すると、ステップS1において、ユーザが入力した検索したいモニタデータを生成した射出成形機のID及びモニタデータを取得したい時刻範囲に基づいて、検索範囲を指定する。
ステップS2において、関連情報データベースのタイムスタンプ情報を検索し、ユーザから指定された時刻範囲内で最も古いタイムスタンプを含む関連情報(最古関連情報)を特定する。
図6を参照すると、ステップS1において、ユーザが入力した検索したいモニタデータを生成した射出成形機のID及びモニタデータを取得したい時刻範囲に基づいて、検索範囲を指定する。
ステップS2において、関連情報データベースのタイムスタンプ情報を検索し、ユーザから指定された時刻範囲内で最も古いタイムスタンプを含む関連情報(最古関連情報)を特定する。
ステップS3において、前記時刻範囲内で最も新しいタイムスタンプを含む関連情報(最新関連情報)を特定する。
ステップS4において、抽出された関連情報に基づいて指定された検索に対応するモニタデータを保存ファイルから一括でメモリ(管理装置3の制御部31が備える一時記憶領域)に読み込む。
ステップS4において、抽出された関連情報に基づいて指定された検索に対応するモニタデータを保存ファイルから一括でメモリ(管理装置3の制御部31が備える一時記憶領域)に読み込む。
ステップS5において、メモリに読み込まれたモニタデータを予め定められたルールに従い、1レコード毎かつ1モニタデータ毎に分割する。
なお、予め定められたルールとは、例えば、以下のようなルールである。
(例1)データは文字列、項目はカンマ区切りとし、1レコードは改行区切り
(例2)データはバイナリデータ、タイムスタンプ、項目、レコードはそれぞれ規定バイト毎
(例3)データはバイナリデータ、各レコードの頭にタイムスタンプ長、項目長及びレコード長を表す規定サイズのデータを配置する(図3はこの例)
なお、予め定められたルールとは、例えば、以下のようなルールである。
(例1)データは文字列、項目はカンマ区切りとし、1レコードは改行区切り
(例2)データはバイナリデータ、タイムスタンプ、項目、レコードはそれぞれ規定バイト毎
(例3)データはバイナリデータ、各レコードの頭にタイムスタンプ長、項目長及びレコード長を表す規定サイズのデータを配置する(図3はこの例)
以上のように、本実施形態によれば、射出成形機のモニタデータ管理装置3は、各射出成形機1が1成形サイクル毎に生成するモニタデータを長期間記録し保存する場合に、任意に指定される射出成形機1の識別情報及び過去の成形日時又は成形日時の範囲に含まれる全ての成形サイクルにおける当該射出成形機1のモニタデータを保存ファイル321からシーケンシャルに読み込むことができる。それにより、例えば後日成形品に問題等が見つかった場合等に、当該成形品が成形されたとき成形状態を追跡するために、成形日時等に基づいて、当該射出成形機の当該成形日時におけるモニタデータを高速に読み込むことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を記載したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を記載したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
管理装置3によるモニタデータ管理処理は、ソフトウェアにより実現される。ソフトウェアによって実現される場合には、このソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。また、これらのプログラムは、リムーバブルメディアに記録されてユーザに配布されてもよいし、ネットワークを介してユーザのコンピュータにダウンロードされることにより配布されてもよい。
また、前述した実施形態では、管理装置3の制御部31が、モニタデータ保存タイミング判別部311と、成形サイクル識別情報取得部312と、モニタデータ保存部313と、保存位置取得部314と、関連情報保存部315と、保存ファイル切換部316と、検索範囲指定部317と、関連情報抽出部318と、モニタデータ取得部319と、を備える構成としたが、モニタデータ保存タイミング判別部311からモニタデータ取得部319までの各部のいずれか一つ又は複数は、ネットワーク上の他の構成要素に含まれてもよい。例えば、上記各部のすべてがいずれかの射出成形機内にあってもよい。その場合、記憶部32も当該射出成形機内にあってよい。
また、記憶部32や上記各部のいずれか一つ又は複数が分散サーバ上やクラウド上に配置されていてもよい。例えば、モニタデータ管理システムにおいて、構成要素の一部が射出成形機内に配置され、一部が工場内の管理サーバ等に配置され、一部が分散サーバやクラウド上に配置されていてもよい。
また、記憶部32や上記各部のいずれか一つ又は複数が分散サーバ上やクラウド上に配置されていてもよい。例えば、モニタデータ管理システムにおいて、構成要素の一部が射出成形機内に配置され、一部が工場内の管理サーバ等に配置され、一部が分散サーバやクラウド上に配置されていてもよい。
100 モニタデータ管理システム
1 射出成形機
11 測定部
3 管理装置
31 制御部
311 成形サイクル完了判別部
312 成形サイクル識別情報取得部
313 モニタデータ保存部
314 保存位置取得部
315 関連情報保存部
316 保存ファイル切換部
317 検索範囲指定部
318 関連情報抽出部
319 モニタデータ取得部
32 記憶部
321 保存ファイル
322 関連情報データベース
33 表示部
34 入力部
4 ネットワーク
1 射出成形機
11 測定部
3 管理装置
31 制御部
311 成形サイクル完了判別部
312 成形サイクル識別情報取得部
313 モニタデータ保存部
314 保存位置取得部
315 関連情報保存部
316 保存ファイル切換部
317 検索範囲指定部
318 関連情報抽出部
319 モニタデータ取得部
32 記憶部
321 保存ファイル
322 関連情報データベース
33 表示部
34 入力部
4 ネットワーク
Claims (3)
- モニタデータの保存タイミングを判別するモニタデータ保存タイミング判別部と、
前記モニタデータ保存タイミング判別部によりモニタデータの保存タイミングが判別された時に、1つの成形サイクルに係る射出成形機の識別情報及び時刻情報を含む前記成形サイクルの識別情報を取得する成形サイクル識別情報取得部と、
前記モニタデータ保存タイミング判別部によりモニタデータの保存タイミングが判別された時に少なくとも1つのモニタデータを1レコードとして保存ファイルに保存するモニタデータ保存部と、
前記保存ファイルに1レコードとして保存される前記モニタデータの前記保存ファイルの領域内における保存位置を取得する保存位置取得部と、
前記モニタデータ保存部により前記モニタデータが前記保存ファイルに保存された後、前記保存位置取得部により取得された、前記モニタデータの前記保存ファイルの領域内における保存位置と、前記モニタデータに係る成形サイクルの識別情報と、を関連付けた関連情報を関連情報データベースに保存する関連情報保存部と、
前記保存ファイルに保存されたレコード数、前記保存ファイルにおける使用領域の大きさ、及び前記保存ファイルに含まれる成形サイクルの最新の時刻のうち、少なくとも1つを監視し、監視対象の値が予め指定された値を超える場合、前記保存ファイルをクローズして、前記モニタデータの新たな保存先とする新たな保存ファイルを生成する保存ファイル切換部と、
前記モニタデータに係る検索範囲を指定する入力欄を備えた検索範囲指定部と、
前記検索範囲指定部により指定された検索範囲に対応する関連情報を前記関連情報データベースから抽出する関連情報抽出部と、
前記関連情報抽出部により抽出された前記関連情報に基づいて、前記指定された検索範囲に対応する前記モニタデータを前記保存ファイルから取得するモニタデータ取得部と、
を備える、射出成形機のモニタデータ管理装置。 - モニタデータの保存タイミングを判別するモニタデータ保存タイミング判別部と、
前記モニタデータ保存タイミング判別部によりモニタデータの保存タイミングが判別された時に、1つの成形サイクルに係る射出成形機の識別情報及び時刻情報を含む前記成形サイクルの識別情報を取得する成形サイクル識別情報取得部と、
前記モニタデータ保存タイミング判別部によりモニタデータの保存タイミングが判別された時に少なくとも1つのモニタデータを1レコードとして保存ファイルに保存するモニタデータ保存部と、
前記保存ファイルに1レコードとして保存される前記モニタデータの前記保存ファイルの領域内における保存位置を取得する保存位置取得部と、
前記モニタデータ保存部により前記モニタデータが前記保存ファイルに保存された後、前記保存位置取得部により取得された、前記モニタデータの前記保存ファイルの領域内における保存位置と、前記モニタデータに係る成形サイクルの識別情報と、を関連付けた関連情報を関連情報データベースに保存する関連情報保存部と、
前記保存ファイルに保存されたレコード数、前記保存ファイルにおける使用領域の大きさ、及び前記保存ファイルに含まれる成形サイクルの最新の時刻のうち、少なくとも1つを監視し、監視対象の値が予め指定された値を超える場合、前記保存ファイルをクローズして、前記モニタデータの新たな保存先とする新たな保存ファイルを生成する保存ファイル切換部と、
前記モニタデータに係る検索開始条件及び検索終了条件からなる検索範囲を、指定する入力欄を備えた検索範囲指定部と、
前記検索範囲指定部により指定された検索開始条件に該当する中で1番最初に前記関連情報データベースに保存された最古関連情報を取得する最古関連情報取得部と、
前記検索範囲指定部により指定された検索終了条件に該当する中で1番遅くに前記関連情報データベースに保存された最新関連情報を取得する最新関連情報取得部と、
前記最古関連情報取得部により取得された最古関連情報と前記最新関連情報取得部により取得された最新関連情報とに基づいて、前記指定された検索範囲に対応する該当するレコードを前記保存ファイルから取得するモニタデータ取得部と、
を備える、射出成形機のモニタデータ管理装置。 - 前記関連情報保存部は、
複数台の前記射出成形機の前記モニタデータに係る関連情報を前記関連情報データベースに保存する、請求項1又は請求項2に記載の射出成形機のモニタデータ管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018214678A JP2020082364A (ja) | 2018-11-15 | 2018-11-15 | 射出成形機のモニタデータ管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018214678A JP2020082364A (ja) | 2018-11-15 | 2018-11-15 | 射出成形機のモニタデータ管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020082364A true JP2020082364A (ja) | 2020-06-04 |
Family
ID=70905528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018214678A Pending JP2020082364A (ja) | 2018-11-15 | 2018-11-15 | 射出成形機のモニタデータ管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020082364A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113352569A (zh) * | 2021-07-08 | 2021-09-07 | 广州中和互联网技术有限公司 | 一种注塑云塑机数据采集与监视控制系统及方法 |
-
2018
- 2018-11-15 JP JP2018214678A patent/JP2020082364A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113352569A (zh) * | 2021-07-08 | 2021-09-07 | 广州中和互联网技术有限公司 | 一种注塑云塑机数据采集与监视控制系统及方法 |
CN113352569B (zh) * | 2021-07-08 | 2022-02-11 | 广州中和互联网技术有限公司 | 一种注塑云塑机数据采集与监视控制系统及方法 |
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