JP2020082225A - 解析装置、解析方法及び加工システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便かつ迅速にワークの形状を計測することのできる解析装置、解析方法及び加工システムを提供する。【解決手段】解析装置20は、切込量取得部22bと、形状取得部22cとを備える。切込量取得部22bは、切削加工における加工特性の一例である切削力[N]に基づいて、切削工具TによるワークWの切込量Δh1[mm]を取得する。形状取得部22cは、ワークWの切込量Δh1[mm]と切削工具Tの切削位置H1[mm]とに基づいて、切削加工前におけるワークWの形状を取得する。【選択図】図1

Description

本発明は、解析装置、解析方法及び加工システムに関する。
従来、数値制御工作機械におけるワーク(被加工物)の切削加工に先立って、ワークの加工開始点を決定するために、レーザ光などを用いて、ワークの形状を非接触で計測することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−53509号公報
ワークの形状は、特許文献1に記載のとおりワークの加工開始点を決定するために利用できるだけでなく、ワークの取り代(切削代)が過剰であるか否かを解析するためにも利用できる。
しかしながら、特許文献1に記載のように、ワークの形状を非接触で計測するには、高価な非接触式計測センサが必要なだけでなく、計測作業に時間を要するという問題もあるため、ワークの形状を簡便かつ迅速に計測したいという要望がある。
本発明は、簡便かつ迅速にワークの形状を計測することのできる解析装置、解析方法及び加工システムを提供することを目的とする。
第1の態様は、切込量取得部と、形状取得部とを備える解析装置である。切込量取得部は、切削工具を用いたワークの切削加工における加工特性に基づいて、切削工具によるワークの切込量を取得する。形状取得部は、切込量と切削工具の切削位置とに基づいて、切削加工前におけるワークの形状を取得する。
第2の態様は、解析装置を制御するためにコントローラによって実行される解析方法である。当該解析方法は、切削工具を用いたワークの切削加工における加工特性に基づいて取得されるワークの切込量と、切削工具の切削位置とに基づいて、ワークの切削加工前における形状を演算する工程と、ワークの切削加工前における形状を示す形状情報を出力する工程とを備える。
第3の態様は、切込量取得部と、形状取得部とを備える加工システムである。切込量取得部は、切削工具を用いたワークの切削加工における加工特性に基づいて、切削工具によるワークの切込量を取得する。形状取得部は、切込量と切削工具の切削位置とに基づいて、切削加工前におけるワークの形状を取得する。
本発明によれば、簡便かつ迅速にワークの形状を計測することのできる解析装置、解析方法及び加工システムを提供できる。
第1実施形態に係る加工システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る数値制御工作機械における切削工具とワークとの位置関係を示す模式図である。 第1実施形態に係る主軸モータのトルク特性の一例を示すグラフである。 第1実施形態に係る切削加工を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る型の設計からワークの形状をフィードバックするまでの流れを説明するためのフローチャートである。 第2実施形態に係る加工システムの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る数値制御工作機械における切削工具とワークとの位置関係を示す模式図である。 第2実施形態に係る切削加工を説明するための模式図である。
[第1実施形態]
本発明に係る解析装置を旋盤に適用した第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る加工システム100の構成を示すブロック図である。
加工システム100は、数値制御工作機械10と解析装置20とを備える。
(数値制御工作機械10)
図2は、数値制御工作機械10における切削工具Tとワーク(被加工物)Wとの位置関係を示す模式図である。図2において、x軸はz軸に垂直である。数値制御工作機械10は、切削工具Tを移動させることによって、回転するワークWを所望の目標形状に切削加工する。ワークWは、例えば金属材料からなる。
図1に示すように、数値制御工作機械10は、制御装置11、主軸モータアンプ12、主軸モータ13、主軸14、電流計15、送り軸モータアンプ16、送り軸モータ17、送り軸18及びポジションコーダ19を有する。
制御装置11は、記憶部11a、主軸回転数制御部11b、送り速度制御部11c及び工具位置検出部11dを有する。
記憶部11aは、加工プログラム(いわゆる、NCプログラム)を格納する。加工プログラムは、送り軸18の移動や座標系の設定等を処理するためのGコードによって表される。例えば、G00X200.0Y150.0というGコードは、切削工具Tを座標値(200,150)に移動させることを示し、G01X300.0Y200.0 F60というGコードは、座標値(300,200)に向かって送り速度60で切削工具Tを直線移動させることを示す。
記憶部11aは、工具位置検出部11dによって取得される切削工具Tの工具位置と、電流計15によって検出される主軸モータ13の電流値とを格納する。
主軸回転数制御部11bは、記憶部11aに格納された加工プログラムを参照して、ワークWが取り付けられる主軸モータ13の回転数を取得し、主軸モータ13の回転数を示す回転数指令を主軸モータアンプ12に出力する。
送り速度制御部11cは、記憶部11aに格納された加工プログラムを参照して、送り軸18に取り付けられる切削工具TのワークWに対する送り速度を取得し、送り軸18の送り速度を示す送り速度指令を送り軸モータアンプ16に出力する。
工具位置検出部11dは、ポジションコーダ19によって検出される送り軸18の位置に基づいて、切削工具Tの工具位置を取得する。工具位置検出部11dは、取得した切削工具Tの工具位置を記憶部11aに格納する。
主軸モータアンプ12は、主軸回転数制御部11bから出力された回転数指令に従って、主軸モータ13を駆動させる。主軸モータ13は、ワークWをz軸周りに回転させる「第1モータ」の一例である。主軸モータ13は、z軸を中心として、主軸14を所定の回転数で回転させる。この結果、主軸14に取り付けられたワークWが、z軸周りに所定の回転数で回転する。z軸は、「第1軸」の一例である。
電流計15は、主軸モータ13に供給される電流値を検出する。電流計15は、検出した主軸モータ13の電流値を記憶部11aに格納する。
送り軸モータアンプ16は、送り速度制御部11cから出力された送り速度指令に従って、送り軸モータ17を駆動させる。送り軸モータ17は、z軸に沿って送り軸18を移動させる。この結果、送り軸18に取り付けられた切削工具Tが、z軸に沿って移動する。
ポジションコーダ19は、送り軸18の位置を検出する。ポジションコーダ19は、検出した送り軸18の位置を工具位置検出部11dに出力する。
(解析装置20)
解析装置20は、切削工具TによるワークWの切削加工の情報を解析することによって、切削加工前におけるワークWの形状を取得する。
解析装置20は、記憶部21及び解析部22を有する。
記憶部21は、数値制御工作機械10の記憶部11aから、加工プログラムに基づく主軸モータ13の回転数と、主軸モータ13の電流値と、切削工具Tの工具位置とを取得して格納する。
記憶部21は、主軸モータ13のトルク特性と、ワークWの比切削抵抗とを格納している。図3は、主軸モータ13のトルク特性の一例を示すグラフである。図3のトルク特性グラフには、主軸モータ13に100%負荷がかかった場合(すなわち、主軸モータ13に定格電流が供給される場合)における回転数及び定格トルクの関係が描かれている。ワークWの比切削抵抗は、xz平面上におけるワークWの断面において、断面積1[mm]を切削する際に必要とされる切削力(切削抵抗)である。比切削抵抗の値は、切削工具Tの種類及びワークWの材質に基づいて予め算出される。比切削抵抗の単位は、[N/mm]である。
解析部22は、切削力算出部22aと、切込量取得部22bと、形状取得部22cと、出力部22dとを備える。
切削力算出部22aは、主軸モータ13の電流値を記憶部21から取得する。切削力算出部22aは、主軸モータ13の電流値を主軸モータ13の定格電流値で除することによって、主軸モータ13にかかるモータ負荷(%)を取得する。
切削力算出部22aは、主軸モータ13の回転数を記憶部21から取得する。切削力算出部22aは、記憶部21に格納された主軸モータ13のトルク特性(図3)を参照して、主軸モータ13の回転数に対応する定格トルクを取得する。切削力算出部22aは、定格トルクにモータ負荷(%)を乗算することによって、切削トルク[Nm]を算出する。
切削力算出部22aは、算出された切削トルク[Nm]を、x軸方向におけるz軸から切削工具Tの刃先までの距離[m]で除することによって、切削工具Tにかかる切削力[N]を算出する。切削力算出部22aによって算出された切削力[N]は、切削加工における「加工特性」の一例である。
切込量取得部22bは、切削力算出部22aから切削力[N]を取得し、記憶部21からワークWの比切削抵抗[N/mm]を取得する。切込量取得部22bは、切削力[N]を切削抵抗[N/mm]で除することによって、切削面積A1[mm]を算出する。図4の斜線部で示すように、切削面積A1[mm]とは、xz平面上におけるワークWの断面において、切削工具Tを送り方向(z軸と平行な方向)に少し移動させた際に切削されるワークWの断体積を意味する。
切込量取得部22bは、切削面積A1[mm]を切削工具Tの送り量Δz1[mm]で除することによって、切削工具TによるワークWの切込量Δh1[mm]を取得する。切削工具Tの送り量Δz1[mm]は特に制限されず、所望の値に設定することができる。切削工具Tの送り量Δz1[mm]を小さくするほど、ワークWの形状を精度良く推定することができる。切込量Δh1[mm]は、x軸方向におけるワークWの切込高さ(あるいは、切込幅)といってもよい。
このように、切込量取得部22bは、切削加工における加工特性の一例である切削力[N]に基づいて、切削工具TによるワークWの切込量Δh1[mm]を取得する。
形状取得部22cは、切削工具Tの工具位置を記憶部21から取得する。形状取得部22cは、切削工具Tの工具位置に基づいて、切削工具Tの切削位置H1[mm]を取得する。切削工具Tの切削位置H1[mm]は、x軸方向におけるz軸から切削工具Tの刃先までの距離と同じである。
形状取得部22cは、切削工具TによるワークWの切込量Δh1[mm]と、切削工具Tの切削位置H1[mm]とを加算することによって、切削加工前におけるワークWの外縁上の位置P1を取得する。
形状取得部22cは、送り量Δz1[mm]ごとに位置P1を取得し、取得した複数の位置P1を連ねることによって、切削加工前におけるワークWの形状を取得する。
以上のように、本実施形態に係る解析装置20によれば、ワークWの切込量Δh1[mm]と切削工具Tの切削位置H1[mm]とに基づいて、切削加工前におけるワークWの形状を取得できるため、非接触式または接触式の計測センサを用いることなく、簡便にワークWの形状を取得することができるだけでなく、ワークWの切削加工に先立ってワークWの形状を計測する必要もない。従って、簡便かつ迅速にワークWの形状を計測することができる。
また、通常、すべてのワークWの形状を測定することは極めて困難であるが、本実施形態に係る解析装置20によれば、例えば全てのワークWの形状を測定することも可能となる。従って、複数のワークWの形状を相互に比較することで形状のばらつきを容易に把握できるため、ワークWの取り代(切削代)が過剰であるか否かを精度良く検証することができる。よって、ワークWの製造に用いられる型の設計改善のために検証結果をフィードバックすることによって、ワークWの製造に用いる素材量を削減できるだけでなく、数値制御工作機械10におけるワークWの切削加工時間を短縮することができる。このように、ワークWの形状を前工程にフィードバックするために、解析装置20は、ワークWの形状を示す形状データを外部に出力するための出力部22dを有している。
(型の設計からフィードバックまでの流れ)
図5は、ワークW用の型の設計からワークWの形状をフィードバックするまでの流れを説明するためのフローチャートである。
ステップS1において、目標形状に所望の取り代を追加することによってワークWの形状を算出して、このワークWの形状に対応した型(例えば、鋳造型、鍛造型など)を設計する。
ステップS2において型を製作し、ステップS3においてワークWを所望の加工法(例えば、鋳造、鍛造など)で製造する。
ステップS4において、数値制御工作機械10はワークWを切削加工し、解析装置20はワークWの形状を取得する。
ステップS5において、解析装置20はワークWの形状を示す形状データを出力する。出力された形状データは、ワークWの取り代が過剰であるか否かの検証に用いられ、必要に応じてステップS1における型の設計改善に利用される。
[第2実施形態]
本発明に係る解析装置をフライス盤に適用した第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る加工システム200の構成を示すブロック図である。図6では、上記第1実施形態と同じ構成には同じ符番が付されている。
加工システム200は、数値制御工作機械30と解析装置40とを備える。
(数値制御工作機械30)
図7は、数値制御工作機械30における切削工具Tとワーク(被加工物)Wとの位置関係を示す模式図である。図7において、x軸はz軸に垂直である。数値制御工作機械30は、回転する切削工具Tを用いて、固定台(不図示)に固定されたワークWを所望の目標形状に切削加工する。
図6に示すように、数値制御工作機械30は、制御装置31、主軸モータアンプ32、主軸モータ33、主軸34、電流計35、送り軸モータアンプ36、送り軸モータ37、送り軸38及びポジションコーダ39を有する。
制御装置31は、記憶部31a、主軸回転数制御部31b、送り速度制御部31c及び工具位置検出部31dを有する。
記憶部31aは、加工プログラムを格納する。記憶部31aは、工具位置検出部31dによって取得される切削工具Tの工具位置と、電流計35によって検出される主軸モータ33の電流値とを格納する。
主軸回転数制御部31bは、記憶部31aに格納された加工プログラムを参照して、ワークWが取り付けられる主軸モータ33の回転数を取得し、主軸モータ33の回転数を示す回転数指令を主軸モータアンプ32に出力する。
送り速度制御部31cは、記憶部31aに格納された加工プログラムを参照して、送り軸38に取り付けられる切削工具TのワークWに対する送り速度を取得し、送り軸38の送り速度を示す送り速度指令を送り軸モータアンプ36に出力する。
工具位置検出部31dは、ポジションコーダ39によって検出される送り軸38の位置に基づいて、切削工具Tの工具位置を取得する。工具位置検出部31dは、取得した切削工具Tの工具位置を記憶部31aに格納する。
主軸モータアンプ32は、主軸回転数制御部31bから出力された回転数指令に従って、主軸モータ33を駆動させる。主軸モータ33は、切削工具Tをz軸周りに回転させる「第2モータ」の一例である。主軸モータ33は、z軸を中心として、主軸34を所定の回転数で回転させる。この結果、主軸34に取り付けられた切削工具Tが、z軸周りに所定の回転数で回転する。z軸は、「第2軸」の一例である。
電流計35は、主軸モータ33に供給される電流値を検出する。電流計35は、検出した主軸モータ33の電流値を記憶部31aに格納する。
送り軸モータアンプ36は、送り速度制御部31cから出力された送り速度指令に従って、送り軸モータ37を駆動させる。送り軸モータ37は、x軸に沿って送り軸38を移動させる。この結果、送り軸38に取り付けられた切削工具Tが、x軸に沿って移動する。
ポジションコーダ39は、送り軸38の位置を検出する。ポジションコーダ39は、検出した送り軸38の位置を工具位置検出部31dに出力する。
(解析装置40)
解析装置40は、切削工具TによるワークWの切削加工の情報を解析することによって、切削加工前におけるワークWの形状を取得する。
解析装置40は、記憶部41及び解析部42を有する。
記憶部41は、数値制御工作機械30の記憶部31aから、加工プログラムに基づく主軸モータ33の回転数と、主軸モータ33の電流値と、切削工具Tの工具位置とを取得して格納する。
記憶部41は、主軸モータ33のトルク特性と、ワークWの比切削抵抗とを格納している。主軸モータ33のトルク特性は、図3に示したグラフによって表される。ワークWの比切削抵抗は、xz平面上におけるワークWの断面において、断面積1[mm]を切削する際に必要とされる切削力(切削抵抗)である。比切削抵抗の値は、切削工具Tの種類及びワークWの材質に基づいて予め算出される。比切削抵抗の単位は、[N/mm]である。
解析部42は、切削力算出部42aと、切込量取得部42bと、形状取得部42cと、出力部42dとを備える。
切削力算出部42aは、主軸モータ33の電流値を記憶部41から取得する。切削力算出部42aは、主軸モータ33の電流値を主軸モータ33の定格電流値で除することによって、主軸モータ33にかかるモータ負荷(%)を取得する。
切削力算出部42aは、主軸モータ33の回転数を記憶部41から取得する。切削力算出部42aは、記憶部41に格納された主軸モータ33のトルク特性(図3)を参照して、主軸モータ33の回転数に対応する定格トルクを取得する。切削力算出部42aは、定格トルクにモータ負荷(%)を乗算することによって、切削トルク[Nm]を算出する。
切削力算出部42aは、算出された切削トルク[Nm]を、x軸方向におけるz軸から切削工具Tの刃先までの距離r[m]で除することによって、切削工具Tにかかる切削力[N]を算出する。距離r[m]は、z軸を中心とする切削工具Tの刃先の回転半径である。切削力算出部42aによって算出された切削力[N]は、切削加工における「加工特性」の一例である。
切込量取得部42bは、切削力算出部42aから切削力[N]を取得し、記憶部41からワークWの比切削抵抗[N/mm]を取得する。切込量取得部42bは、切削力[N]を切削抵抗[N/mm]で除することによって、切削面積A2[mm]を算出する。図8の斜線部で示すように、切削面積A2[mm]とは、xz平面上におけるワークWの断面において、切削工具Tを送り方向(x軸と平行な方向)に少し移動させた際に切削されるワークWの断体積を意味する。
切込量取得部42bは、切削面積A2[mm]を切削工具Tの送り量Δx2[mm]で除することによって、切削工具TによるワークWの切込量Δh2[mm]を取得する。切削工具Tの送り量Δx2[mm]は特に制限されず、所望の値に設定することができる。切削工具Tの送り量Δx2[mm]を小さくするほど、ワークWの形状を精度良く推定することができる。切込量Δh2[mm]は、z軸方向におけるワークWの切込高さ(あるいは、切込幅)といってもよい。
このように、切込量取得部42bは、切削加工における加工特性の一例である切削力[N]に基づいて、切削工具TによるワークWの切込量Δh2[mm]を取得する。
形状取得部42cは、切削工具Tの工具位置を記憶部41から取得する。形状取得部42cは、切削工具Tの工具位置に基づいて、切削工具Tの切削位置H2[mm]を取得する。切削工具Tの切削位置H2[mm]は、z軸方向におけるx軸から切削工具Tの刃先までの距離である。
形状取得部42cは、切削工具TによるワークWの切込量Δh2と、切削工具Tの切削位置H2[mm]とを加算することによって、切削加工前におけるワークWの外縁上の位置P2を取得する。
形状取得部42cは、送り量Δx2[mm]ごとに位置P2を取得し、取得した複数の位置P2を連ねることによって、切削加工前におけるワークWの形状を取得する。
以上のように、本実施形態に係る解析装置40によれば、ワークWの切込量Δh2[mm]と切削工具Tの切削位置H2[mm]とに基づいて、切削加工前におけるワークWの形状を取得できるため、簡便かつ迅速にワークWの形状を計測することができる。
また、本実施形態に係る解析装置40によれば、例えば全てのワークWの形状を測定することも可能となるため、ワークWの取り代(切削代)が過剰であるか否かを精度良く検証することができる。よって、ワークWの製造に用いられる型の設計改善のために検証結果をフィードバックすることによって、ワークWの製造に用いる素材量を削減できるだけでなく、数値制御工作機械30におけるワークWの切削加工時間を短縮することができる。このように、ワークWの形状を前工程にフィードバックするために、解析装置40は、ワークWの形状を示す形状データを外部に出力するための出力部42dを有している。
なお、型の設計からフィードバックまでの流れについては、上記第1実施形態において図5を参照しながら説明したとおりである。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記第1及び第2実施形態では、主軸モータ13,33の電流値に基づいて切削工具Tにかかる切削力[N]を算出し、この切削力[N]を「加工特性」として用いることとしたが、これに限られない。例えば、切削工具Tに力センサを取付け、この力センサによって切削工具Tにかかる切削力[N]を直接的に検出してもよい。この場合、力センサによって検出された切削力[N]を「加工特性」として用いられる。
上記第1及び第2実施形態では、解析装置20,40が、数値制御工作機械10,30と直接接続されることとしたが、数値制御工作機械10,30と解析装置20,40との間には、サーバ、クラウド及び他の装置の少なくとも1つが介在していてもよい。
上記第1及び第2実施形態では、解析装置20,40が、数値制御工作機械10,30とは別に設けられることとしたが、数値制御工作機械10,30と一体的に設けられてもよい。この場合、解析装置20,40の機能は、制御装置11,31内に組み込まれてもよい。
上記第1及び第2実施形態では、解析装置20,40が、切削力算出部22a,42a、切込量取得部22b,42b及び形状取得部22c,42cのすべての機能を備えることとしたが、これに限られない。切削力算出部22a,42a、切込量取得部22b,42b及び形状取得部22c,42cそれぞれの機能は、加工システム100,200内に設けられたいずれかの装置に内蔵されていればよい。従って、例えば、解析装置20,40が形状取得部22c,42cの機能を備え、数値制御工作機械10,30が切削力算出部22a,42a及び切込量取得部22b,42bの機能を備えていてもよい。
100,200 加工システム
10,30 数値制御工作機械
11,31 制御装置
13,33 主軸モータ
14,34 主軸
15,35 電流計
17,37 送り軸モータ
18,38 送り軸
20,40 解析装置
21,42 記憶部
22,42 解析部
22a,42a 切削力算出部
22b,42b 切込量取得部
22c,42c 形状取得部
22d,42d 出力部

Claims (7)

  1. 切削工具を用いたワークの切削加工における加工特性に基づいて、前記切削工具による前記ワークの切込量を取得する切込量取得部と、
    前記切込量と前記切削工具の切削位置とに基づいて、切削加工前における前記ワークの形状を取得する形状取得部と、
    を備える解析装置。
  2. 前記ワークを第1軸周りに回転させる第1モータにかかるモータ負荷から切削トルクを算出し、算出された切削トルクを、前記第1軸に垂直な方向における前記第1軸と前記切削工具との距離で除することによって、前記切削工具にかかる切削力を算出する第1切削力算出部を備え、
    前記切込量取得部は、前記第1切削力算出部によって算出された切削力を、前記加工特性として用いる、
    請求項1に記載の解析装置。
  3. 前記切削工具を第2軸周りに回転させる第2モータにかかるモータ負荷から切削トルクを算出し、算出された切削トルクを、前記第2軸に垂直な方向における前記第2軸と前記切削工具との距離で除することによって、前記切削工具にかかる切削力を算出する第2切削力算出部を備え、
    前記切込量取得部は、前記第2切削力算出部によって算出された切削力を、前記加工特性として用いる、
    請求項1に記載の解析装置。
  4. 前記切削工具にかかる切削力を検出する力センサを備え、
    前記切込量取得部は、前記力センサによって検出された切削力を、前記加工特性として用いる、
    請求項1に記載の解析装置。
  5. 前記切込量取得部は、前記加工特性を前記ワークの比切削抵抗で除することによって、前記切削工具の送り方向における切削面積を算出し、算出された切削面積を前記切削工具の送り量で除することによって、前記切込量を取得する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の解析装置。
  6. 解析装置を制御するためにコントローラによって実行される解析方法であって、
    切削工具を用いたワークの切削加工における加工特性に基づいて取得される前記ワークの切込量と、前記切削工具の切削位置とに基づいて、切削加工前における前記ワークの形状を取得する工程と、
    切削加工前における前記ワークの形状を示す形状データを出力する工程と、
    を備える解析方法。
  7. 切削工具を用いたワークの切削加工における加工特性に基づいて、前記切削工具による前記ワークの切込量を取得する切込量取得部と、
    前記切込量と前記切削工具の切削位置とに基づいて、切削加工前における前記ワークの形状を取得する形状取得部と、
    を備える加工システム。
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