JP2020082129A - ダイカスト用切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の製品部がランナー部によって接続された多数個取りのダイカスト成形品を確実に位置決めし、製品部からランナー部を精度良く切り離すことのできるダイカスト用切断装置を提供する。【解決手段】ダイカスト成形品10は、一度のダイカストで製品部11が複数個同時に鋳造される多数個取りのダイカスト成形品10であり、かつ、複数の製品部11がランナー部12で接続されている。ダイカスト用切断装置20の下方プレス型40は、複数の製品部11のうちの一の製品部11aに対して少なくとも一箇所設けられた位置決め凹部13に対応する位置決めピン43と、一の製品部11a以外の他の製品部11bに対して少なくとも一箇所設けられたガイド凹部14に対応するガイドピン44とを有し、ガイドピン44は、下方プレス型40におけるダイカスト成形品10を載置する載置面に対して進退自在に構成される。【選択図】図5

Description

本発明は、ダイカスト用切断装置に関するものである。
ダイカストの実行によって鋳造されて金型から取り出されたダイカスト成形品には、ダイカスト製品となる製品部の他に、湯口ランナーや排気ランナーといったランナー部が接続しており、製品部からランナー部を切断して切り離す必要がある。そのため、製品部にランナー部が接続した状態のダイカスト成形品に対して、製品部からランナー部を切り離す切断加工を行うことでダイカスト製品を得るダイカスト用切断装置が用いられている。
一方、ダイカストによってダイカスト成形品を得る方法には、一度のダイカストで製品部が複数個同時に鋳造される多数個取りの鋳造方法が存在しており、この場合のダイカスト成形品は、複数の製品部がランナー部によって接続された状態で金型から取り出されることとなる。なお、一度のダイカストで製品部が複数個同時に鋳造される多数個取りの鋳造方法を示す先行技術文献として、下記特許文献1を示す。
特開2012−148292号公報
しかしながら、複数の製品部がランナー部によって接続された状態のダイカスト成形品の場合、ダイカスト用切断装置への設置の際に形状が安定せず、精度良い切断加工を行うための位置決めが容易にできないという課題が存在していた。また、出願人は、ダイカスト用切断装置に関する先行技術文献の調査を行ったが、複数の製品部がランナー部によって接続された多数個取りのダイカスト成形品を確実に位置決めし、製品部からランナー部を精度良く切り離すことの可能なダイカスト用切断装置は見出すことができなかった。
本発明は、上述した従来技術に存在する課題に鑑みて成されたものであって、その目的は、複数の製品部がランナー部によって接続された多数個取りのダイカスト成形品を確実に位置決めし、製品部からランナー部を精度良く切り離すことのできるダイカスト用切断装置を提供することにある。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明に係るダイカスト用切断装置(20)は、ダイカストの実行によって鋳造されて金型から取り出され、製品部(11)にランナー部(12)が接続した状態のダイカスト成形品(10)に対して、前記製品部(11)から前記ランナー部(12)を切り離す切断加工を行うことでダイカスト製品を得るダイカスト用切断装置(20)であって、前記ダイカスト成形品(10)を載置する載置台を備え、前記ダイカスト成形品(10)は、一度のダイカストで前記製品部(11)が複数個同時に鋳造される多数個取りのダイカスト成形品(10)であり、かつ、複数の前記製品部(11)が前記ランナー部(12)で接続されており、前記載置台は、複数の前記製品部(11)のうちの一の製品部(11a)に対して少なくとも一箇所設けられた位置決め凹部(13)に対応する位置決めピン(43)と、前記一の製品部(11a)以外の他の製品部(11b)に対して少なくとも一箇所設けられたガイド凹部(14)に対応するガイドピン(44)と、を有し、さらに、前記ガイドピン(44)は、前記載置台における前記ダイカスト成形品(10)を載置する載置面に対して進退自在に構成されることを特徴とするものである。
また、本発明に係るダイカスト用切断装置(20)は、ダイカストの実行によって鋳造されて金型から取り出され、製品部(11)にランナー部(12)が接続した状態のダイカスト成形品(10)に対して、前記製品部(11)から前記ランナー部(12)を切り離す切断加工を行うことでダイカスト製品を得るダイカスト用切断装置(20)であって、前記ダイカスト成形品(10)を載置する下方プレス型(40)と、前記下方プレス型(40)の上方に配置され、前記下方プレス型(40)と協働して前記ダイカスト成形品(10)の前記製品部(11)から前記ランナー部(12)を切り離す切断加工を行う上方プレス型(30)と、前記上方プレス型(30)を前記下方プレス型(40)に対して接離自在に上下動させる昇降機構(21)と、を備え、前記ダイカスト成形品(10)は、一度のダイカストで前記製品部(11)が複数個同時に鋳造される多数個取りのダイカスト成形品(10)であり、かつ、複数の前記製品部(11)が前記ランナー部(12)で接続されており、前記下方プレス型(40)は、複数の前記製品部(11)のうちの一の製品部(11a)に対して少なくとも一箇所設けられた位置決め凹部(13)に対応する位置決めピン(43)と、前記一の製品部(11a)以外の他の製品部(11b)に対して少なくとも一箇所設けられたガイド凹部(14)に対応するガイドピン(44)と、を有し、さらに、前記ガイドピン(44)は、前記下方プレス型(40)における前記ダイカスト成形品(10)を載置する載置面に対して進退自在に構成されることを特徴とするものである。
さらに、本発明に係るダイカスト用切断装置(20)では、前記位置決め凹部(13)と前記位置決めピン(43)とのクリアランスよりも、前記ガイド凹部(14)と前記載置面に対して退避状態の前記ガイドピン(44)とのクリアランスの方が大きくなるように構成されることが好ましい。
本発明によれば、複数の製品部がランナー部によって接続された多数個取りのダイカスト成形品を確実に位置決めし、製品部からランナー部を精度良く切り離すことのできるダイカスト用切断装置を提供することができる。
本実施形態に係るダイカスト用切断装置が切断加工を行うダイカスト成形品の形態例を示す図である。 本実施形態に係るダイカスト用切断装置の概略構成を示す全体図であり、特に、ダイカスト成形品を載置する下方プレス型が水平位置にある状態が示されている。 本実施形態に係るダイカスト用切断装置の概略構成を示す全体図であり、特に、ダイカスト成形品を載置する下方プレス型が傾動動作した状態が示されている。 下方プレス型の上方に対してダイカスト成形品を載置する様子を示した側面図である。 下方プレス型の上方に対してダイカスト成形品を載置した状態を示した上面図である。 図5におけるA−A断面を示す縦断面側面図であり、図中の分図(a)が設置完了前の状態を示しており、分図(b)が設置完了後の状態を示している。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本実施形態に係るダイカスト用切断装置20が切断加工を行うこととなるダイカスト成形品10の形態について、図1を用いて説明する。ここで、図1は、本実施形態に係るダイカスト用切断装置が切断加工を行うダイカスト成形品の形態例を示す図である。なお、以下の説明では、図1で示すダイカスト成形品10が、アルミニウム合金で構成されたものであることを想定して説明を行うこととする。
本実施形態が切断加工対象とするダイカスト成形品10は、2つの製品部11を有しており、一度のダイカストで2個のダイカスト製品を得ることのできる、いわゆる2個取りのダイカスト成形品10として構成されている。図1に示すように、ダイカスト成形品10は、2つの製品部11が左右に配されるとともに、2つの製品部11の中間に、これら2つの製品部11を接続するランナー部12を備えている。このランナー部12は、湯口ランナーとして形成されるものである。なお、図1では図示を省略してあるが、本発明に係るランナー部については、湯口ランナーとしてのランナー部12の他に、2つの製品部11の外方側に排気ランナーが形成されることもある。
図1で示すダイカスト成形品10は、ダイカストの実行によって鋳造されて金型から取り出された状態のものであり、後述するダイカスト用切断装置20によって2つの製品部11からランナー部12が切断加工され、ランナー部12が除去されることで、ダイカスト製品を得ることが可能となっている。
また、図1に示すような形態のダイカスト成形品10は、1つのランナー部12が2つの製品部11によって取り囲まれた形態となっている。また、1つのランナー部12は略V字形をしたアーム形状となっており、当該アーム形状の先端部に比較的大きな形状を有した重量物である製品部11が配置された構成となっている。これらの形態的特徴を有することから、本実施形態が切断加工対象とするダイカスト成形品10は、金型から後述するダイカスト用切断装置20に移動する際に2つの製品部11の間の寸法が安定しないため、ダイカスト用切断装置20での位置決めが非常に難しいという特徴を備えている。
以上説明したダイカスト成形品10に対して、好適な切断加工を実行可能な装置としての、本実施形態に係るダイカスト用切断装置20について、図2および図3を用いて説明を行う。ここで、図2および図3は、本実施形態に係るダイカスト用切断装置の概略構成を示す全体図であり、特に、図2ではダイカスト成形品を載置する下方プレス型が水平位置にある状態が示されており、図3ではダイカスト成形品を載置する下方プレス型が傾動動作した状態が示されている。
図2および図3で示される本実施形態に係るダイカスト用切断装置20は、ダイカストの実行によって鋳造されて金型から取り出され、製品部11にランナー部12が接続した状態の図1で例示したダイカスト成形品10に対して、製品部11からランナー部12を切り離す切断加工を行うことでダイカスト製品を得るために用いられる切断装置である。
本実施形態に係るダイカスト用切断装置20は、図2および図3で示すように、タワー型の形態を有する加工装置として構成されており、ダイカスト用切断装置20の下方側には、下方プレス型40が配置され、ダイカスト用切断装置20の上方側には、上方プレス型30が配置されている。また、本実施形態に係るダイカスト用切断装置20は、上方プレス型30を上下動させることのできる昇降機構21を備えている。
下方プレス型40は、切断加工を行う際には、図2に示すように水平状態を維持するように構成されており、金型から取り出されたダイカスト成形品10を、上方に載置することができるようになっている。また、ダイカスト成形品10に対して切断加工が実行された後には、図3に示すように、下方プレス型40が備える傾動機構41が駆動することで傾動動作が実行可能となっている。傾動機構41の駆動により下方プレス型40が傾動動作を行うことで、切断加工によって製品部11から分離されたランナー部12は、ダイカスト用切断装置20の装置外へ排出されることとなる。
上方プレス型30は、下方プレス型40の上方に配置され、下方プレス型40と協働してダイカスト成形品10の製品部11からランナー部12を切り離す切断加工を行う部材である。すなわち、上方プレス型30は、昇降機構21によって上下方向での動作を実行可能とされており、下方プレス型に対して接離自在とされている。そして、下方プレス型40の上方にダイカスト成形品10を載置した状態で、上方プレス型30を下降させて下方プレス型40と上方プレス型30とによってダイカスト成形品10を挟み込むことで、ダイカスト成形品10に対する切断加工が可能となっている。なお、上方プレス型30と下方プレス型40とは、ダイカスト成形品10を好適に切断加工するための切断手段(例えば、切断ダイスなど)を備えている。
また、上方プレス型30は、切断加工を行った後に製品部11のみを保持する不図示のチャック機構を備えている。したがって、下方プレス型40と上方プレス型30とによってダイカスト成形品10を挟み込んで切断加工を行った後、上方プレス型30は不図示のチャック機構によって製品部11のみを保持し、上方へと移動することで、切断加工後のダイカスト製品(製品部11)を装置外へと移動できるようになっている。また、上述したように、切断加工後に上方プレス型30が上方へと移動した時に、下方プレス型40の上方には不要部であるランナー部12が残っているので、傾動機構41の駆動により下方プレス型40が傾動動作を行うことで、ランナー部12が装置外へと排出される。さらにその後、傾動機構41の駆動により下方プレス型40が水平状態に戻されると、下方プレス型40の上方にはダイカスト成形品10を載置することが可能となる。なお、下方プレス型40の上方に対してダイカスト成形品10を載置する手段としては、ロボットハンドなどの自動化装置を利用することができる。そして、上述した動作を繰り返すことで、本実施形態に係るダイカスト用切断装置20によるダイカスト成形品10に対する連続的な切断加工が実行可能となる。
以上、本実施形態に係るダイカスト用切断装置20の概略構成を説明した。次に、本実施形態に係る上方プレス型30と下方プレス型40とが備える、ダイカスト成形品10を好適に切断加工するための機構について、図4〜図6を参照図面に加えて説明を行うこととする。ここで、図4は、下方プレス型の上方に対してダイカスト成形品を載置する様子を示した側面図である。また、図5は、下方プレス型の上方に対してダイカスト成形品を載置した状態を示した上面図である。さらに、図6は、図5におけるA−A断面を示す縦断面側面図であり、図中の分図(a)が設置完了前の状態を示しており、分図(b)が設置完了後の状態を示している。
図1、図5等に示すように、本実施形態に係るダイカスト成形品10を構成する2個の製品部11には、それぞれに2個ずつ貫通孔が形成されている。図1において、紙面左側に位置する一の製品部11aには、本発明に係る位置決め凹部としての位置決め孔13が2つ形成されている。また、図1において、紙面右側に位置する他の製品部11bには、本発明に係るガイド凹部としてのガイド孔14が1つ形成されるとともに、本発明に係る位置決め凹部としての位置決め孔13が1つ形成されている。
一方、ダイカスト成形品10が上面に載置される下方プレス型40には、2個の製品部11のうちの一の製品部11aに対して2個、他の製品部11bに対して1個設けられた位置決め凹部としての位置決め孔13に対応する位置決めピン43と、他の製品部11bに対して1個設けられたガイド凹部としてのガイド孔14に対応するガイドピン44とが設置されている。
このうち、位置決め孔13に対応する位置決めピン43は、下方プレス型40の載置面上に対して不動の状態で設置されており、ダイカスト成形品10が下方プレス型40の上面に載置される際に、位置決め孔13に挿入されることで、ダイカスト成形品10の位置決めを行うことができるように構成されている。
一方、ガイド孔14に対応するガイドピン44は、下方プレス型40の載置面に対して進退自在に構成されている。すなわち、図6の分図(a)で示すように、下方プレス型40の載置面に対して下方側に退避した状態と、図6の分図(b)で示すように、下方プレス型40の載置面に対して上方側に進出した状態とを実現できるようになっている。そして、下方プレス型40の上面に対してダイカスト成形品10が載置されるときには、ガイドピン44は下方側に退避しており、図6の分図(a)で示すように、ガイドピン44の先端の一部分だけがガイド孔14に入り込み、ガイドピン44とガイド孔14は接触しない状態となっている。この状態から、ガイドピン44が上方側に向けて進出すると、ガイドピン44はテーパー形状を有する略円錐台形状からなる外形を有することから、ガイドピン44の外周面がガイド孔14を徐々に押圧し、最終的にガイドピン44が上方に向けて完全に進出したときには、図6の分図(b)で示すように、ガイドピン44がガイド孔14に挿入され、かつ、ガイドピン44の外周面がガイド孔14を押すことで、下方プレス型40の載置面上における2個の製品部11の位置決めが適切に実行されることとなる。
なお、本実施形態では、位置決め凹部としての位置決め孔13と位置決めピン43とのクリアランスよりも、ガイド凹部としてのガイド孔14と載置面に対して退避状態のガイドピン44とのクリアランスの方が大きくなるように構成されている。上述したように、本実施形態が切断加工対象とするダイカスト成形品10は、金型からダイカスト用切断装置20に移動する際に2つの製品部11の間の寸法が安定しないため、ダイカスト用切断装置20での位置決めが非常に難しいという特徴を備えていた。しかし、位置決め手段である位置決め孔13と位置決めピン43、およびガイド孔14とガイドピン44とのクリアランス関係を前記のように構成することで、下方プレス型40の載置面に対する2つの製品部11の位置決めを確実に実行できるという効果を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、2個の製品部11のうちの一の製品部11aに対して2個、他の製品部11bに対して1個の位置決め孔13を設け、他の製品部11bに対して1個のガイド孔14を設ける構成が例示されていた。しかしながら、複数の製品部に対する位置決め孔13とガイド孔14の設置個数については、種々の構成を採用することができる。すなわち、本発明に係るダイカスト用切断装置において、位置決め凹部と位置決めピンとの組み合わせ数、又は、ガイド凹部とガイドピンとの組み合わせ数については、それぞれ1組以上設けられていればよく、かかる構成上の特徴を備える範囲において、様々な変形形態を採用することができる。
また例えば、上述した実施形態では、下方プレス型40の載置面に対して進退自在に構成されているガイドピン44の駆動機構については特に言及しなかったが、エアシリンダや油圧シリンダなどといった、あらゆる公知の駆動機構を採用することができる。
また例えば、上述した実施形態に係るダイカスト用切断装置20には、ダイカスト成形品10を載置する下方プレス型40と、下方プレス型40の上方に配置され、下方プレス型40と協働してダイカスト成形品10の製品部11からランナー部12を切り離す切断加工を行う上方プレス型30と、上方プレス型30を下方プレス型40に対して接離自在に上下動させる昇降機構21と、を備える構成が採用されていた。しかしながら、本発明の範囲は、この形態には限定されない。本発明に係るダイカスト用切断装置では、下方プレス型40を載置台として構成し、この載置台に対して位置決めピン43やガイドピン44を設置する構成を採用することができる。また、この載置台については、下方プレス型40のように下方に配置される必要はない。すなわち、本発明では、上述した実施形態で下方プレス型40と上方プレス型30として説明した部材と同様の部材を想定した際に、これらの部材については上下配置する必要はなく、左右配置を含むあらゆる方向の配置関係を含むように構成することができる。つまり、本発明において、ダイカスト成形品10の製品部11とランナー部12を切断する切断方向については、あらゆる方向を設定することができる。
その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 ダイカスト成形品、11 製品部、11a 一の製品部、11b 他の製品部、12 ランナー部、13 位置決め孔(位置決め凹部)、14 ガイド孔(ガイド凹部)、20 ダイカスト用切断装置、21 昇降機構、30 上方プレス型、40 下方プレス型(載置台)、41 傾動機構、43 位置決めピン、44 ガイドピン。

Claims (3)

  1. ダイカストの実行によって鋳造されて金型から取り出され、製品部にランナー部が接続した状態のダイカスト成形品に対して、前記製品部から前記ランナー部を切り離す切断加工を行うことでダイカスト製品を得るダイカスト用切断装置であって、
    前記ダイカスト成形品を載置する載置台を備え、
    前記ダイカスト成形品は、一度のダイカストで前記製品部が複数個同時に鋳造される多数個取りのダイカスト成形品であり、かつ、複数の前記製品部が前記ランナー部で接続されており、
    前記載置台は、
    複数の前記製品部のうちの一の製品部に対して少なくとも一箇所設けられた位置決め凹部に対応する位置決めピンと、
    前記一の製品部以外の他の製品部に対して少なくとも一箇所設けられたガイド凹部に対応するガイドピンと、
    を有し、さらに、
    前記ガイドピンは、前記載置台における前記ダイカスト成形品を載置する載置面に対して進退自在に構成されることを特徴とするダイカスト用切断装置。
  2. ダイカストの実行によって鋳造されて金型から取り出され、製品部にランナー部が接続した状態のダイカスト成形品に対して、前記製品部から前記ランナー部を切り離す切断加工を行うことでダイカスト製品を得るダイカスト用切断装置であって、
    前記ダイカスト成形品を載置する下方プレス型と、
    前記下方プレス型の上方に配置され、前記下方プレス型と協働して前記ダイカスト成形品の前記製品部から前記ランナー部を切り離す切断加工を行う上方プレス型と、
    前記上方プレス型を前記下方プレス型に対して接離自在に上下動させる昇降機構と、
    を備え、
    前記ダイカスト成形品は、一度のダイカストで前記製品部が複数個同時に鋳造される多数個取りのダイカスト成形品であり、かつ、複数の前記製品部が前記ランナー部で接続されており、
    前記下方プレス型は、
    複数の前記製品部のうちの一の製品部に対して少なくとも一箇所設けられた位置決め凹部に対応する位置決めピンと、
    前記一の製品部以外の他の製品部に対して少なくとも一箇所設けられたガイド凹部に対応するガイドピンと、
    を有し、さらに、
    前記ガイドピンは、前記下方プレス型における前記ダイカスト成形品を載置する載置面に対して進退自在に構成されることを特徴とするダイカスト用切断装置。
  3. 請求項2に記載のダイカスト用切断装置において、
    前記位置決め凹部と前記位置決めピンとのクリアランスよりも、前記ガイド凹部と前記載置面に対して退避状態の前記ガイドピンとのクリアランスの方が大きくなるように構成されることを特徴とするダイカスト用切断装置。
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