JP2020081475A - 調整板 - Google Patents

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Abstract

【課題】全身への影響までも考慮して、被験者の咬合の状態を適切に評価することができる調整板を提供する。【解決手段】被験者の咬合の状態を評価するために、被験者の上下の歯に噛みこまれて用いられる調整板1であって、被験者の歯列に沿って湾曲した歯列板11と、歯列板の外周縁部の中央部から突出して延びる突出板12と、を備え、歯列板および突出板それぞれにおける厚みは、これらの全域にわたって互いに均等となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、調整板であって、特に被験者の咬合の状態を評価・調整するために用いられる調整板に関する。
従来、咬合(上下の歯が噛み合う様)の状態を改善するために、各種の矯正器具が用いられている。例えば下記特許文献1には、このような矯正器具として、患者の口腔内部に装着され、下顎位を矯正する矯正器具が開示されている。
実用新案登録第3164673号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、現状の咬合の状態に基づいて、矯正器具の形状を調整するが、そもそも患者の人体全身への影響までも考慮して、咬合の状態を適切に評価するという点において改善の余地があった。
そこで本発明は、全身への影響までも考慮して、被験者の咬合の状態を適切に評価することができる調整板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る調整板は、被験者の咬合の状態を評価するために、被験者の上下の歯に噛みこまれて用いられる調整板であって、被験者の歯列に沿って湾曲した歯列板と、歯列板の外周縁部の中央部から突出して延びる突出板と、を備え、歯列板および突出板それぞれにおける厚みは、これらの全域にわたって互いに均等となっている。
また、歯列板および突出板それぞれにおける厚みは、5mm以下であってもよい。
また、突出板の両側縁部のうち、少なくともいずれか一方には、突出板が歯列板から突出する方向に向かうに従い漸次、両側縁部の他方側に向けて延びる曲線部が形成されてもよい。
また、突出板は、曲線部に沿って全体が湾曲してもよい。
また、歯列板の内周縁部は、被験者が歯列板を噛みこんだ際に、被験者が舌を口蓋に接触できるように、舌が通過可能となるように形成されてもよい。
また、歯列板と突出板との接続部分の縁部は、歯列板の中央部に向けて突となす曲線状に形成されてもよい。
本発明の調整板では、被験者の歯列全体の咬み合わせを評価したいときには、歯列板全体を、被験者の上下の歯で噛みこむように口腔内に配置する。
そして、歯列板および突出板それぞれにおける厚みが、これらの全域にわたって互いに同等となっているので、歯列板と突出板との間に段差が生じていない。このため、突出板を、口腔内のうち、左右のどちらか一方側のみに配置することで、左右片側における歯列の咬み合わせを評価することができる。
そして、歯列全体における咬み合わせ、片側ずつにおける咬み合わせの状態において、姿勢の変化や重心の安定度、下半身への力の入れやすさをそれぞれ評価することで、骨格のゆがみを評価することができる。これにより、全身への影響までも考慮して、被験者の咬合の状態を適切に評価することができる。
本発明の一実施形態に係る調整板の(a)平面図、(b)側面図である。 図1に示す調整板における歯列板を口腔内に配置した状態を示す模式図である。 図1に示す調整板における突出板を、口腔内の右側に配置した状態を示す模式図である。 図1に示す調整板における突出板を、口腔内の左側に配置した状態を示す模式図である。 図2に示す配置状態における被験者の様子を示す模式図である。 図4に示す配置状態において、被験者の全身の状態を評価する様子を示す模式図である。 変形例に係る調整板の平面図である。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態に係る調整板1について、図1から図6を参照して説明する。
本実施形態に係る調整板1は、被験者の咬合の状態を評価・調整するために、表裏面を被験者の上下の歯に噛みこまれて用いられる板状部材である。
なお、詳細は後述するが、調整板1は、咬合からの体の影響を一時的にでも取り除くことで、リハビリ、エクササイズなどの効果を最大限に得ることもできる。
まず、図1を用いて調整板1の構成について説明する。図1(a)は、本発明の一実施形態に係る調整板1の平面図、図1(b)は、調整板1の側面図である。なお、以下の説明において、被験者にとっての左右方向を単に左右方向(左側をL、右側をR)といい、前後方向を単に前後方向という。
図1に示すように、調整板1は、被験者の歯列に沿って湾曲した歯列板11と、歯列板11の外周縁部の中央部から突出して延びる突出板12と、を備えている。歯列板11および突出板12は、一体に形成されている。
ここで、平面視で歯列板11が延びる方向を第1方向Xといい、第1方向Xと直交し、かつ突出板12が延びる方向を第2方向Yという。被験者が歯列板11を上下の歯により噛みこんだ際に、第1方向Xが左右方向と一致し、第2方向Yが前後方向と一致する。
調整板1は、第1方向Xに非対称な形状となっている。
調整板1は、弾性を有する合成樹脂材料により形成されている。調整板1の具体的な材料としては、例えば一般的なマウスガードに用いられるEVA樹脂(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)等を採用することができる。なお、調整板1の材料として、例えばエラストマ材等を採用してもよい。
調整板1の大きさは、被験者の口腔内の大きさに合わせて、キッズサイズ、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズと複数設定することができる。
歯列板11および突出板12それぞれにおける厚みは、これらの全域にわたって互いに均等となっている。
歯列板11および突出板12それぞれにおける厚みは、5mm以下である。図示の例では、歯列板11および突出板12それぞれにおける厚みは3.8mmとなっている。なお、例えば2mmや1mmといった複数の厚みを設定してもよい。
歯列板11の外周縁部は、第1方向Xに対称となっている。歯列板11の内周縁部は、第1方向Xに対称となっている。
歯列板11の第1方向Xの端部は、平面視において、外側に向けて突となす曲線状に形成されている。歯列板11は、平面視で歯列にそったU字状を呈している。
突出板12は、第1方向Xと直交する第2方向Yに延びている。突出板12の平面視における幅寸法の最大値は、歯列板11の平面視における幅寸法の最大値と同等となっている。
突出板12は、第1方向Xに非対称となっている。
突出板12の両側縁部12A、12Bのうち、少なくともいずれか一方には、突出板12が歯列板11から突出する方向(第2方向Yのうち、歯列板11から離れる方向)に向かうに従い漸次、両側縁部の他方側(第1方向Xのうち、突出板12の内側を向く方向)に向けて延びる曲線部12Cが形成されている。
図示の例では、歯列板11が被験者の歯列に沿って配置された際に、突出板12の左側に位置する側縁部12Aに、前方に向かうに従い漸次、右側に向けて延びる曲線部12Cが形成されている。ここで、図1から図4では、曲線部12Cにハッチングを付している。
曲線部12Cは、突出板12の左側に位置する側縁部12Aのうち、第1方向Xにおける側縁部12B側に向かう変曲点から、突出板12の先端までの領域となる。
なお、曲線部12Cは、突出板12の右側に位置する側縁部12Bに形成されてもよいし、左右両側の側縁部12A、12Bにそれぞれ形成されてもよい。
歯列板11の内周縁部には、被験者が歯列板11を噛みこんだ際に、被験者が舌を口蓋に接触できるように、舌が通過可能に形成された切り欠き11Aが形成されている。切り欠き11Aは、歯列に沿って湾曲している。
歯列板11と突出板12との接続部分13の縁部は、平面視において、歯列板11の中央部に向けて突となす曲線状に形成されている。
接続部分13のうち、右側に位置する側縁部12Bと、歯列板11の外周縁部と、の接続部の第1曲率半径R1は、左側に位置する側縁部12Aと、歯列板11の外周縁部と、の接続部の第2曲率半径R2よりも大きくなっている。第1曲率半径R1は、この調整板1が使用される被験者として想定される歯列の曲率半径の平均値と同等になっている。
次に、図2から図6を用いて、この調整板1の使用方法について説明する。図2は、調整板1における歯列板11を口腔内に配置した状態を示す模式図である。図3は、調整板1における突出板12を、口腔内の右側に配置した状態を示す模式図である。
また、図4は、調整板1における突出板12を、口腔内の左側に配置した状態を示す模式図である。図5は、図2に示す配置状態における被験者の様子を示す模式図である。図6は、図4に示す配置状態において、被験者の全身の状態を評価する様子を示す模式図である。
被験者の咬み合わせを評価する際には、まず、図2に示すように、歯列板11の第1方向Xが、被験者の左右方向と一致するように、被験者の口腔内に配置し、被験者の上下の歯により噛みこませる。この際、図5に示すように、突出板12は口腔内から前方に向けて突出した状態となる。歯科医師等の検査者は、突出板12を把持して、口腔内に歯列板11を配置することができる。
そして、立ち上がった状態で、歯列板11を噛みこむ前後における姿勢の変化を観察する。姿勢の変化とは、体の軸の変化である。具体的には、被験者が片足立ちを左右それぞれ行って、足が地面をしっかりと踏んでいる感覚があるかどうか、バランス感覚を確認する。
この際の評価方法として、左右それぞれの片足立ちにおいて、例えば右足で立った方が左足で立った場合よりも地面をしっかりと踏んでいる感覚があり、安定するようであれば、重心が右側によっていることとなる。
つまり、左足の地面を踏ん張る位置が狂っているので、調整板1を噛ませて重心位置を整え、左足の足裏の正しい位置で地面を踏ませる。このように、地面をしっかりと踏める感覚を脳に入力することで、正しい感覚を得ながら体を使うことができるようになり、エクササイズや運動療法に活かすことができる。
次に、他の使用方法として、被験者が頚を左右に旋回させて、歯列板11を噛みこむ前後における頚の可動域の変化を確認する。
例えば、頚の可動域が右側の方が左側よりも大きい場合には、頚周辺の筋肉のうち、左右のどちらか、あるいか両方の筋肉が緊張している可能性がある。このように、頸部筋肉の緊張があり可動域が失われている場合は、調整板1を噛みこませることにより歯からの影響である緊張を緩和させ、可動域を正常化させることができる。
更に、他の使用方法として、図3に示すように、突出板12を、口腔内のうち、左右のどちらか一方側のみに配置して、被験者の上下の歯により噛みこませることもできる。図示の例では、右側の口腔内に突出板12を配置している。
この際、突出板12のうち、曲線部12Cが左右方向の外側に位置するようにする。検査者は、歯列板11の端部を把持して、口腔内に突出板12を配置することができる。
次に、突出板12を噛みこむ前後における姿勢の変化を観察する。また、図6に示すように、被験者が片足立ちを左右それぞれ行って、足が地面をしっかりと踏んでいる感覚があるかどうかを確認する。
また、同様に、図4に示すように、突出板12を左側の口腔内に配置して、同様の評価を行う。この際、調整板1は表裏面を反転しながら、被験者の口腔内に配置される。
そして、例えば歯科治療の場合では、片足立ちにおける不得意な方、すなわち、体が不安定となる方の足を選択する。そして、不安定な方の足で片足立ちをした状態で、突出板12を左右ずつ片方噛みさせて安定する方を選び、左右の歯列のうち、安定する側の噛み合わせが整うように歯の治療を行うことができる。
また、エクササイズや運動療法で意図的に左に重心を左右いずれかの足に載せて運動をさせたいときは、突出板12を例えば左右どちらかの歯に片方噛みさせて、重心の変化を意識しやすくするといった効果を狙うことができる。
このように、歯列全体で歯列板11を噛みこむ前後、左右片側ずつの歯列で突出板12を噛みこむ前後それぞれにおける姿勢の変化、左右それぞれにおける片足立ちにおいて、足が地面をしっかりと踏んでいるかどうかの感覚、および頚の可動域の変化を確認する。これにより、顎部を含む全身の骨格のゆがみを評価して、ゆがみを解消するための施策に供することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る調整板1によれば、被験者の歯列全体の咬み合わせを評価したいときには、歯列板11全体を、被験者の上下の歯で噛みこむように口腔内に配置する。
そして、歯列板11および突出板12それぞれにおける厚みが、これらの全域にわたって互いに同等となっているので、歯列板11と突出板12との間に段差が生じていない。このため、突出板12を、口腔内のうち、左右のどちらか一方側のみに配置することで、左右片側における歯列の咬み合わせを評価することができる。
ここで、身体の変化を十分に出すためには、プレートが歯のアーチの上に位置した際に、左右一塊であることが重要である。
そして、歯列全体における咬み合わせ、片側ずつにおける咬み合わせの状態において、姿勢の変化や重心の安定度、下半身への力の入れやすさをそれぞれ評価することで、骨格のゆがみを評価することができる。
また、歯列板11および突出板12それぞれにおける厚みが、5mm以下であるので、被験者が、歯列板11および突出板12それぞれを噛みこんだ際に、各プレートの厚みが厚くなりすぎて、咬み合わせ力を発揮しにくくなるのを抑えることができる。これにより、咬み合わせ時に体全体の力の流れを意識しやすくすることができる。
また、本実施形態のように調整板1の厚みが3.8ミリの場合には、たわみ強さを充分確保することができるとともに、グラウンディング(足底でしっかりと地面を掴む、蹴る、押すという活動する上での重要な感覚)を感じやすくして、下半身の安定感も得やすくなる。一方、厚みが薄くなるにつれて、その効果も小さくなる。
ここで、歯科治療や救急処置に用いるのであれば、4mm程度の厚みを有し、安定感を生むものの使用で十分だが、リハビリやトレーニングなどでは徐々に厚みを薄いものに変えていく。これにより、調整板1に求める効果を、調整板1を用いない状態でも獲得できることが期待できる。
また、突出板12における第1方向Xの少なくともいずれか一方側の端部に、前方に向かうに従い漸次、第1方向Xの他方側に向けて延びる曲線部12Cが形成されている。このため、突出板12を用いて、左右片側の咬み合わせを評価する際に、突出板12の先端部が、頬の内側に干渉するのを抑え、頬の内側の粘膜が損傷するのを抑制することができる。
また、歯列板11の後方に、被験者が歯列板11を噛みこんだ際に、被験者が舌を口蓋に接触できるように、舌が通過可能に形成された切り欠き11Aが形成されている。このため、口腔内で舌をプレートの上部に棚上げすることで、舌が口蓋に付着する適正な位置へと導くことができる。舌がその適切なポジションにあることにより様々な効果が期待できる。
例えば、舌が口蓋の適切な箇所に収まっている状態にあることで下肢への力は伝わりやすくなる。舌が口腔内において、適切な位置にあれば鼻呼吸の吸気能力は上がる。鼻呼吸の身体にもたらす効果は口呼吸のそれとは比較にならないほど高い。
舌の最適なポジションを認識させるため、又は鼻呼吸を習得させることにも、調整板1の効果が期待できる。このように、調整板1の効果は咬合に限られない。
また、歯列板11と突出板12との接続部分13の縁部は、歯列板11における第1方向Xの中央部に向けて突となす曲線状に形成されている。このため、突出板12を口腔内における第1方向Xの片側に配置した際に、歯列板11と突出板12との接続部分13を前歯により噛みこませることができる。これにより、突出板12を用いた片側の咬み合わせの評価において、突出板12を噛みこませる範囲を広くすることができる。
ここで、本発明の背景にある咬合の働きについて説明しながら、本効果を更に詳述する。
咬合の働きは食事の際の咀嚼、嚥下運動のみならず、全身の運動に関わり、顎関節を含む頭頸部の筋肉の緊張、骨盤の動き、前後左右重心の位置に影響を及ぼし、力みを生みだす特性はグラウンディングに繋がっている。
咬合と身体の関係性上重要な問題として、被験者の咬合が、身体の一部としてしっかりと機能を果たせているかどうかを評価する必要がある。仮に、果たせていないならば、その神経システムを再構築することが必要となる。
例えば、怪我をした被験者が、歩行や立ち上がるリハビリの中で、奥歯で噛むとグラウンディングできるという感覚をもたらす神経回路の再構築のために調整板1は有効な働きを見せる。
すなわち、上下の歯により、一定の厚みと、適度な弾力性と、を有する調整板1を噛みこむことは、不正な咬合の影響をリセットし、安定したバランスを生み出す。そのため重心、全身の姿勢筋、可動部に補正が入り、足底部へ咬合が生み出す力を効率よく伝える感覚が生まれる。
このように、この調整板1を用いることで、不正な咬合からの頸部筋への影響を軽減させることが可能なため、頸部の回旋運動を始めとする可動域にも補正反応が見られる。
更に、この調整板1を使用することで、頸部、筋の過緊張は視機能を始め、脳血流、呼吸、全身のダイナミックな運動にも不良な影響を与えるため、歯列板11または突出板12を噛みこむことによる筋肉の緊張が緩和する効果はリハビリ、トレーニング、エクササイズ、救急処置としても有効な利用が期待できる。
筋肉の緊張が緩和する効果の一例として、例えば顎関節症で関節周囲筋に過緊張が見られ、開口障害や疼痛が現れた被験者においても、歯列板11上でスムーズに顎が動かせることを脳にモニタリングを求め、神経機構に働きかけることで筋緊張の緩和を期待でき、症状の軽減に繋げることが可能となる。
また、歯科治療にて、身体に適した咬合を構築する際、不安定な片足立ちの状態で調整板1の突出板12を、左右片噛みすることで重心の安定度を測り、“より重心の取れる咬合”という判断基準を設けることで治療判断に有意義な情報をもたらすことが可能となる。
このようにして、調整板1を用いて、全身への影響までも考慮して、被験者の咬合の状態を適切に評価することができる。この調整板1は、リハビリ、トレーニング、エクササイズ、顎関節症などの救急処置、鼻呼吸、舌機能訓練、歯科医療分野での活躍が見込まれる。
(変形例)
次に、調整板1の変形例について図7を用いて説明する。図7は、変形例に係る調整板1の平面図である。
変形例に係る調整板1では、突出板12が、曲線部12Cに沿って全体が湾曲している。このように突出板12が曲線部12Cに沿って全体が湾曲していることで、第1方向Xに非対称である調整板1において、容易に裏表の識別を行うことができる。これにより、調整板1の取扱性を確保することができる。
なお、前述の実施形態は、本発明の代表的な実施形態を単に例示したものにすぎない。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前述の実施形態に対して種々の変形を行ってもよい。
例えば、上記実施形態においては、歯列板11および突出板12それぞれにおける厚みが、5mm以下である構成を示したが、このような態様に限られない。歯列板11および突出板12それぞれにおける厚みは、5mmより大きくてもよい。
また、上記実施形態においては、突出板12に曲線部12Cが形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。突出板12に曲線部12Cが形成されなくてもよい。
また、上記実施形態においては、歯列板11の後方に、舌が通過可能に形成された切り欠き11Aが形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。歯列板11の後方に、切り欠き11Aが形成されなくてもよい。
また、上記実施形態においては、歯列板11と突出板12との接続部分13が、曲線状に形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。歯列板11と突出板12との接続部分13は、直線状に形成されてもよい。
また、上記実施形態においては、歯列板11と突出板12との接続部分13が、第1方向Xに非対称に形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。歯列板11と突出板12との接続部分13を、第1方向Xに対称に形成してもよい。
また、前述した変形例に限られず、これらの変形例を選択して適宜組み合わせてもよいし、その他の変形を施してもよい。
1 調整板
11 歯列板
11A 切り欠き
12 突出板
12C 曲線部
13 接続部分

Claims (6)

  1. 被験者の咬合の状態を評価するために、前記被験者の上下の歯に噛みこまれて用いられる調整板であって、
    前記被験者の歯列に沿って湾曲した歯列板と、
    前記歯列板の外周縁部の中央部から突出して延びる突出板と、を備え、
    前記歯列板および前記突出板それぞれにおける厚みは、これらの全域にわたって互いに均等となっている調整板。
  2. 前記歯列板および前記突出板それぞれにおける厚みは、5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の調整板。
  3. 前記突出板の両側縁部のうち、少なくともいずれか一方には、前記突出板が前記歯列板から突出する方向に向かうに従い漸次、前記両側縁部の他方側に向けて延びる曲線部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の調整板。
  4. 前記突出板は、前記曲線部に沿って全体が湾曲していることを特徴とする請求項3に記載の調整板。
  5. 前記歯列板の内周縁部は、前記被験者が前記歯列板を噛みこんだ際に、前記被験者が舌を口蓋に接触できるように、前記舌が通過可能となるように形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の調整板。
  6. 前記歯列板と前記突出板との接続部分の縁部は、前記歯列板の中央部に向けて突となす曲線状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の調整板。
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