JP2020081392A - 撮像方法、撮像装置及び診断支援方法 - Google Patents

撮像方法、撮像装置及び診断支援方法 Download PDF

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芳治 北條
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Abstract

【課題】異なる撮像状態への切り替えを容易に行える、疾患部位を被写体として撮像する撮像方法、撮像装置及び診断支援方法を提供する。【解決手段】カメラ本体21と、カメラ本体21に設けられ、非偏光可視光を照射する非偏光光発光手段212a、偏光可視光を照射する偏光光発光手段211a、及び紫外光を照射する紫外光発光手段215aを備えるライトユニット23とを備え、疾患部位を被写体として撮像する撮像装置20の撮像方法は、所定の撮像操作により、非偏光光発光手段212aを用いて被写体を撮像する第1ステップと、偏光光発光手段211aを用いて被写体を撮像する第2ステップと、紫外光発光手段215aを用いて被写体を撮像する第3ステップと、を連続して実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、撮像方法、撮像装置及び診断支援方法、特に、疾患部位を被写体として撮像する撮像方法、撮像装置及び診断支援方法に関する。
近年、皮膚科領域において、ダーモスコピー(Dermoscopy)は、色素性皮膚疾患の診断に重要な位置を占めるようになった。ダーモスコピーとは、表皮及び真皮浅層の色調の分布と構造を観察する検査法である。ダーモスコープ(Dermoscope)とは、LED等で病変部を明るく照射し、エコージェルや偏光フィルタなどにより反射光の無い状態に設定し、10倍程度に拡大して観察する非侵襲性診察器具である。この器具を用いた観察法をダーモスコピー診断と呼んでいる。このダーモスコピー診断によれば、角質による乱反射がなくなることにより、表皮内から真皮浅層までの色素分布が良く観察できる(例えば、特許文献1参照)。
また、産婦人科の領域においては、子宮頸部疾患について子宮頸部の表面を視覚的に確認するための検査法として、コルポスコピー(Colposcopy)が行われている。コルポスコピーでは、子宮頸部の表面を視覚的に確認するために、ライトと拡大鏡を有するコルポスコープ(Colposcope)又はコルポマイクロスコープ(Colpomicroscope)と呼ばれる機器が使用される(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1に開示のダーモスコープでは、カメラにアタッチメントを装着しない状態と、アタッチメントを装着した状態とに分けて撮像操作をしなければならない。また、特許文献2に開示のコルポスコープでは、コルポスコピー専用の撮像装置として構成されていることから、当該撮像装置1台をもって診断の過程で通常撮影も行うことは困難である。
このように、従来の技術では、1台の撮像装置で、異なる撮像状態への切り替えを容易に行うことができないという課題があった。なお、上記では、色素性皮膚疾患や子宮頸部疾患などの皮膚疾患について背景技術を説明したが、本発明は、皮膚疾患用のダーモスコピーカメラや子宮頸部疾患用のコルポスコピーカメラに限られることなく、光干渉断層撮像(OCT; Optical Coherence Tomography)など、より一般的に被写体の疾患を撮像する場合にも適用されるものである。後記する発明を実施する形態では、ダーモスコープ及びダーモスコピー診断を代表として説明する。
特開2015−152601号公報 特表2017−515588号公報
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、異なる撮像状態への切り替えを容易に行える、疾患部位を被写体として撮像する撮像方法、撮像装置及び診断支援方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の第1の態様は、カメラ本体と、前記カメラ本体に設けられ、非偏光可視光を照射する非偏光光発光手段、偏光可視光を照射する偏光光発光手段、及び紫外光を照射する紫外光発光手段を備えるライトユニットとを備え、疾患部位を被写体として撮像する撮像装置の撮像方法であって、所定の撮像操作により、前記非偏光光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第1ステップと、前記偏光光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第2ステップと、前記紫外光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第3ステップと、を連続して実行する、ことを特徴とする。
上記した課題を解決するために本発明の第2の態様は、疾患部位を被写体として撮像する撮像装置であって、カメラ本体と、前記カメラ本体に設けられた、非偏光可視光を照射する非偏光光発光手段、偏光可視光を照射する偏光光発光手段、及び紫外光を照射する紫外光発光手段を備えるライトユニットと、前記カメラ本体の光軸上に対し進退可能な、赤外カットフィルタ、偏光フィルタ、及び紫外光透過フィルタを備えるフィルタユニットと、を備え、前記カメラ本体は、連写によって、前記非偏光光発光手段と前記赤外カットフィルタを用いて前記被写体を撮像し、前記偏光光発光手段と前記赤外カットフィルタ及び前記偏光フィルタを用いて前記被写体を撮像し、前記紫外光発光手段と前記紫外光透過フィルタを用いて前記被写体を撮像する、ことを特徴とする。
上記した課題を解決するために本発明の第3の態様は、被写体の疾患の診断を支援する診断支援方法であって、非偏光可視光を照射する非偏光光発光ステップ、偏光可視光を照射する偏光光発光ステップ、及び紫外光を照射する紫外光発光ステップ、を備え、所定の撮像操作により、前記非偏光光発光ステップにおいて前記被写体を撮像した第1画像、前記偏光光発光ステップにおいて前記被写体を撮像した第2画像、及び前記紫外光発光ステップにおいて前記被写体を撮像した第3画像、を連続して取得し、前記第1画像、前記第2画像及び前記第3画像を同時に又は別々に用いて、前記被写体の疾患の診断を支援する、ことを特徴とする。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、異なる撮像状態への切り替えを容易に行える、疾患部位を被写体として撮像する撮像方法、撮像装置及び診断支援方法を提供することができる。
第1実施形態に係る撮像装置の斜視図である。 撮像装置の分解斜視図である。 撮像装置の斜視断面図である。 撮像装置のライトユニットとレンズユニットを抽出して説明する斜視図である。 撮像装置のライトユニットとフィルタユニットを抽出して説明する側断面図である。 第1実施形態に係る撮像装置のライトユニットの光源とフィルタユニットを抽出して説明する部分透視図においてフィルタユニットの第1の動作態様を示す図である。 図6においてフィルタユニットの第2の動作態様を示す図である。 図6においてフィルタユニットの第3の動作態様を示す図である。 フィルタユニットの動作フローを説明する図である。 図9においてライトユニットの関係を説明する図である。 第2実施形態に係る撮像装置のライトユニットの光源とフィルタユニットを抽出して説明する部分透視図においてフィルタユニットの第4の動作態様を示す図である。
以下、本発明を適用した撮像装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、当該撮像装置は「ほくろ」などの癌(メラノーマ)を診察するための撮像装置であるダーモスコピーカメラや、より一般的に被写体に接触することで撮像する撮像装置であるクローズアップカメラなどに適用されるものであるが、本願明細書では、ダーモスコピーカメラに代表させて説明する。なお、本願明細書では、「マイクロスコープ(Microscope):顕微鏡」及び「マイクロスコピー(Microscopy):顕微鏡による検査又は顕微鏡使用(法)」の使い分けに準じ、「ダーモスコープ(Dermoscope)」及び「ダーモスコピー(Dermoscopy)」の用語を、皮膚検査用の拡大鏡(装置)及び同拡大鏡を用いた皮膚検査又は同拡大鏡使用(行為)という意味で用いている。
本実施形態としては、通常のカメラにダーモスコピー撮像用のアタッチメントを取り付けるものではなく、それらが一体的に構成されたダーモスコピーカメラを用いて説明する。そのカメラ本体の内部には、撮像の光軸上に位置する状態と光軸上から退避する状態との間を移動可能であって特性の異なる複数のフィルタが内蔵されており、ダーモスコピーカメラは、皮膚表面を観察できる状態と、皮膚内部を観察できる状態とを簡単に切り替えることができるようにした構造を備えている。さらに、光源側にも複数の特性の異なるフィルタを備え、被写体に照射する光の特性と、被写体からの反射光の特性を組み合わせることにより、複数状態の撮像を可能とし、医師が患部を診断しやすくする。具体的には、特性の異なる複数のフィルタとして紫外光透過フィルタを含み、従来の可視光領域での撮像に較べ、紫外領域でのダーモスコピー撮像を可能としている。以下、詳しく説明する。
(第1実施形態)
(ダーモスコピーカメラ20の全体構成)
まず、図1から図5を参照して、第1実施形態に係るダーモスコピーカメラ20(撮像装置)について説明する。第1実施形態に係るダーモスコピーカメラ20(撮像装置)について、図1は斜視図を、図2は分解斜視図を、図3は斜視断面図を、図4はライトユニット23とレンズユニット21Aを抽出して説明する斜視図を、図5はライトユニット23とフィルタユニット31の関係を説明する側断面図を、それぞれ示している。
図1に示すように、ダーモスコピーカメラ20(撮像装置)は、カメラ本体21と、カメラ本体21の前方に設けられたライトユニット23と、カメラ本体21の後方に設けられたコントローラ22とによって一体的に構成されている。これを図2に示すように分解してみると、カメラ本体21はレンズユニット21Aと枠体21Bを含み、ライトユニット23は第1カバー体23Aと第2カバー体23Bを含み、コントローラ22は本体部22Aと回路基板22Bと表示部22Cを含んでいる。
(コントローラ22)
コントローラ22には、シャッタボタンが設けられているほか、その内部には、後述する撮像素子21cが読み取った撮像画像を記憶する記憶部や、ダーモスコピーカメラ20の各部を制御する制御部が設けられている。また、コントローラ22の後面には、撮像画像を表示する画面が設けられている(これらは、不図示)。なお、この画面は、ダーモスコピーカメラ20の各種設定を実行するためのタッチパネル式の画面としてもよい。
(ライトユニット23)
ライトユニット23は、より具体的には図3に拡大して斜視断面を示すように構成される。第2カバー体23Bの周囲には、皮膚疾患部(疾患部位)に接触せずに離間した状態で皮膚疾患部を撮像する場合に用いる発光源として、通常撮像用のLED216が設けられている。LED216は、第2カバー体23Bの基端(後方側)の周囲に前方を向いて環状に配置されており、図3では図中に全貌が描画されていないが、計8個が配置された例を示している(図1参照)。
LED216は、第2カバー体23Bの中心に対して同心円上に等間隔で配置されており、後述する撮像レンズ系21dの外周位置から光を前方に向けて出射するリングフラッシュとして機能する。LED216は、白色光を発するLEDから構成されている。第2カバー体23Bの先端の開口にはカバー部材26が嵌め込まれており、ダーモスコピー撮像時に被写体である皮膚疾患部に接触する。
第2カバー体23Bの内側の発光部27には、ダーモスコピー撮像用の発光源として、偏光可視光のLED211a(偏光光発光手段)及び非偏光可視光のLED212a(非偏光光発光手段)に加えて、その間に紫外光のLED215a(紫外光発光手段)が設けられている。そして、LED211aは偏光フィルタ213a(偏光フィルタ213のうち出射側可視光偏光フィルタをいう)に覆われている。後述するように、本実施形態は連写設定が可能であり、連写時において、LED211a、LED212a及びLED215aを高速で切り替えることにより、1回のシャッタ操作で3種類の発光源の撮像が可能となる。なお、ここでは、LED215aに偏光フィルタ213b(偏光フィルタ213のうち出射側紫外光偏光フィルタをいう)を設けた例を図示しているが、第1実施形態では偏光フィルタ213bは設けず、後述するように、第2実施形態において偏光フィルタ213bを設ける。
ここで、本実施形態では、偏光フィルタ213aで覆われたLED211aから出射された光を偏光可視光と、偏光フィルタ213aで覆われていないLED212aから出射された光を非偏光可視光と、LED215aから出射された光を紫外光と、それぞれ呼ぶことがある。また、発光源と偏光フィルタの組み合わせを(偏光フィルタがない場合も含めて)光源と呼ぶことがある。すなわち、偏光フィルタ213aで覆われたLED211a、偏光フィルタ213aで覆われていないLED212a、及びLED215aを、第1光源211、第2光源212、及び第3光源215と、それぞれ呼ぶことがある。
なお、ここでは、偏光光の発光について、該当する発光源を偏光フィルタによって覆うことにより構成しているが、そのほかにも、公知の構成を適用してもよい。
LED211a,212a,215aは、それぞれ上下において一対に設けられている。これは、被写体を撮像するためにはそれぞれ1つを設けることでもよいが、被写体に光を均一に照射することが好ましいことから、それぞれが一対となるようにしたものである。また、同様の理由で、一対のLED211aと一対のLED212aは、光軸を挟んで対向するように、千鳥状(正面視で斜交い状)に配置されている。なお、図3ではそれぞれのLED211a,212a,215aが上下において一対の場合を図示しているが、左右において一対にしても、斜め対角線状において一対にしても、その他任意の方向において一対にしてもよい。
(カメラ本体21)
カメラ本体21は、レンズユニット21Aを囲うように支持する枠体21Bを介して第1カバー体23Aに取り付けられる。図4は、図3から、レンズユニット21Aと、ライトユニット23のLED211a,212a,215aを抽出して示したものである。
ダーモスコピーカメラ20の側断面をカメラ本体21の中央線で示すと、図5のとおりである。ライトユニット23の第2カバー体23B及び第1カバー体23A、コントローラ22の本体部22A及び表示部22Cがダーモスコピーカメラ20の外郭を形成しており、その内部には、カメラ本体21のレンズユニット21A及び枠体21Bが配置されている。
レンズユニット21Aにおいては、撮像レンズ系21dの後方(図中右側)すなわち筐体21aの後面に回路配線基板21b及び撮像素子21cが収容されている(回路配線基板21b及び撮像素子21cを含む撮像関連のユニットを撮像ユニット21Cと呼ぶ)。そして、撮像素子21cの前方(図中左側)には、フィルタ取付板31Bと複数のフィルタ31Aを備えるフィルタユニット31が設けられている。複数のフィルタ31Aとしては、前から順に、赤外カットフィルタ31e(IRCF)、紫外光透過フィルタ31f、偏光フィルタ31gが配置されている。なお、レンズユニット21Aには、コントローラ22によってレンズユニット21Aを操作するためのフレキシブル回路基板21h(図4参照)が設けられている。
ここで、皮膚疾患部の診断に際し、可視光でのダーモスコピー撮像に加え、紫外光を照射できるように構成しておくことが好適な理由は次のとおりである。皮膚の最深部(真皮)を撮像するには近赤外光でのダーモスコピー撮像が適しており、それより波長が短くなるほど光は深部に届かなくなる傾向がある。これに対し、色素病変ではメラニン、血管腫ではヘモグロビンが皮膚疾患部の色調の変化をもたらす色素となり得るが、後者のオキシヘモグロビンについては可視光の照射が適する一方、前者のドーパメラニンでは波長が長いほど光の吸収効率が低下するため、可視光より波長が短い紫外光がより効果的となる。紫外光は血管を相対的に見えにくくするが、波長が短いほど皮膚の奥へ届きにくくなるため、皮膚表面の観察をしたいときに好適である。ここで、観察対象の人体への悪影響を抑制するためには波長が相対的に長いほうが好ましいことから、紫外光は、405nmの波長を含む長波長紫外光とすることが好ましい。
(ライトユニット23、フィルタユニット31)
次に、図6から図8を参照して、第1実施形態に係るダーモスコピーカメラ20(撮像装置)について、ライトユニット23における光源とフィルタユニット31における複数のフィルタ31Aの組み合わせ、及び複数のフィルタ31Aの動作を説明する。
図6は、ダーモスコピーカメラ20のライトユニット23の光源とフィルタユニット31を抽出して説明する部分透視図であって、フィルタユニット31の第1の動作態様を示す図である。図7は、図6においてフィルタユニット31の第2の動作態様を示す図である。図8は、図6においてフィルタユニット31の第3の動作態様を示す図である。
まず、ライトユニット23には、前述のとおり、偏光可視光のLED211a、紫外光のLED215a、及び非偏光可視光のLED212aが、それぞれ上下一対に設けられている。そして、LED211aは、偏光フィルタ213aによって覆われており(偏光有り)、LED212a及びLED215aは偏光フィルタによって覆われていない(偏光無し)。すなわち、ライトユニット23は、光特性が異なる、偏光可視光、紫外光、及び非偏光可視光を出射することができる。
フィルタユニット31は、複数のフィルタ31Aと、複数のフィルタ31Aが取り付けられたフィルタ取付板31Bを備えている。フィルタ取付板31Bは、レンズユニット21Aの撮像レンズ系21dの背面部(すなわち撮像素子21cの側)に設けられており、固定部31Cを介してレンズユニット21Aに固定される。なお、フィルタ類は、撮像レンズ系21dの前後いずれであっても設けることが可能であるが、ここでは、フィルタユニット31のダーモスコピーカメラ20への実装効率(実装するスペース、動作機構の配置)などを考慮して、撮像レンズ系21dの後方すなわち撮像素子21cの直前に設けている。
複数のフィルタ31Aは、それぞれ独立しており、各別に動作することができる。すなわち、各フィルタは、回転動作によって光軸上に位置する状態と光軸上から退避する状態との間を移動することが可能(進退可能ともいう)である。これによって、後述するように、ライトユニット23の光源と必要なフィルタを適宜組み合わせて、異なる撮像状態で被写体を撮像することが可能となる。
複数のフィルタ31Aとしては、光特性が異なる、赤外カットフィルタ31e、紫外光透過フィルタ31f、偏光フィルタ31gの3枚が設けられている。ここでは、複数のフィルタ31Aが3枚の場合を示しているが、その枚数はこれら3枚に限られるものではなく、必要に応じて他のフィルタを加えて、例えば5枚や6枚の態様としても差し支えない。また逆に、偏光フィルタ31gの1枚だけにしてもよい。
複数のフィルタ31Aのそれぞれは、フィルタ取付板31Bの中心(すなわち光軸)をカバーするフィルタ部31Afと、フィルタ部31Afをフィルタ取付板31Bの外周部31Boに取り付けるためのシャフト部31Asを備えており、シャフト部31Asの基端はピン31Bpでフィルタ取付板31Bの外周部31Boに軸支される。これによって、複数のフィルタ31Aのそれぞれは回転動作することができ、ピン31Bpを中心に独立して光軸上に位置状態と光軸上から退避する状態との間を移動することが可能となる。
複数のフィルタ31Aのそれぞれは、後述するように、連写設定によって要求されるフィルタが独立して回転動作する。回転動作させるには、シャッタに連動してフィルタが回転するようにモータ、ギア機構、カム機構及び/又は電磁機構などの駆動機構(不図示)を採用することができる。なお、複数のフィルタ31Aの動作については、回転動作のほかにも、スライド動作(引き戸動作)、開閉動作(開き戸動作)としてもよいが、ダーモスコピーカメラ20の奥行方向の省スペースや、構造上の簡便さを確保するためには、回転動作が好ましい。
ライトユニット23に設けられた各LEDに対応して各フィルタを動作させる場合の例を示す。第1の動作態様は、ダーモスコピー撮像にあたって、可視光を用いて偏光無しの撮像を行う場合の動作である。この場合、図6に示すように、偏光無しのLED212aを点灯(非偏光可視光を発光)させたうえで、赤外カットフィルタ31eを矢印Eの方向に回転動作させて光軸上に位置させる。このとき、紫外光透過フィルタ31fと偏光フィルタ31gは、光軸上から退避している。
第2の動作態様は、ダーモスコピー撮像にあたって、可視光を用いて偏光有りの撮像を行う場合の動作である。この場合、図7に示すように、偏光無しのLED212aに代えて、偏光有りのLED211aを点灯(偏光可視光を発光)させたうえで、赤外カットフィルタ31eを矢印Eの方向に、偏光フィルタ31gを矢印Gの方向に回転動作させて、両者が光軸上に重なるように位置させる。このとき、紫外光透過フィルタ31fは、光軸上から退避している。
第3の動作態様は、ダーモスコピー撮像にあたって、紫外光を用いて偏光無しの撮像を行う場合の動作である。この場合、図8に示すように、紫外光のLED215aを点灯(非偏光紫外光を発光)させたうえで、紫外光透過フィルタ31fを矢印Fの方向に回転動作させて、光軸上に位置させる。このとき、赤外カットフィルタ31eと偏光フィルタ31gは、光軸上から退避している。
なお、通常撮像(臨床撮像)を行う場合については、通常撮像(臨床撮像)用のLED216を点灯させたうえで、赤外カットフィルタ31eを回転動作させて光軸上に位置させる(不図示)。このとき、紫外光透過フィルタ31fと偏光フィルタ31gは、光軸上から退避している。
赤外カットフィルタ31eは、第1から第3の動作態様のようにダーモスコピー撮像の場合であっても、また通常撮像(臨床撮像)の場合であっても、また、偏光有りのLED211aを点灯させる場合であっても偏光無しのLED212aを点灯させる場合であっても、可視光による撮像では光軸上に位置させる。これは、デジタル画像に起こりやすい赤色発生(赤外部分)をカットするためである。これに対し、紫外光(可視光以外のその他の波長の光を含む)のLED215aを点灯させて照射するときには光軸上から退避させるため、赤外カットフィルタ31eも回転動作を可能に構成されている。
(ダーモスコピーカメラ20の動作)
ダーモスコピーカメラ20は、上述した各LED211a,215a,212aや各フィルタ31e,31f,31gについて、それらの組み合わせを変えながら、連写設定で撮像することができる。図9及び図10を参照しつつ、ダーモスコピーカメラ20の動作フローを説明する。この動作フローは、撮像方法であるとともに、医師等が行う被写体の疾患の診断を支援する診断支援方法として把握される。図9は、フィルタユニット31を単独で切り替える場合を、図10は、フィルタユニット31をライトユニット23と連動させて切り替える場合を示す。なお、図9及び図10において、各ステップの実行順は、任意に設定することができ、図示された記載順に限定されない。
図9に示すように、まず、コントローラ22においてダーモスコピーカメラ20の電源をONにする(ステップS301)。次に、コントローラ22で連写設定を行い(ステップS302)、シャッタボタンによってレリーズを操作する(ステップS303)。
レリーズ時に、スイッチがOFFであれば、すなわち、通常連写がYESであれば(ステップS304の「Y」)、フィルタユニット31の各フィルタを切り替えることなく、連写で画処理され、保存される(ステップS305)。
他方、レリーズ時に、スイッチがONであれば、すなわち、通常連写がNOであれば(ステップS304の「N」)、赤外カットフィルタ31eを回転動作により光軸上に位置させて1枚目の撮像(第1画像ともいう)を行った後(ステップS306)、続いて、偏光フィルタ31gを回転動作により重ねて光軸上に位置させて2枚目の撮像(第2画像ともいう)を行う(ステップS307)。
次に、赤外カットフィルタ31eを光軸上から退避させた後、紫外光透過フィルタ31fを光軸上に位置させて3枚目の撮像(第3画像ともいう)を行う(ステップS308)。そして、一連の連写により撮像された画像は画処理され、保存される(ステップS309)。赤外カットフィルタ31eを光軸上から退避させるタイミングと紫外光透過フィルタ31fを光軸上に位置させるタイミングは逆又は同時でもよい。
なお、ここでは、ステップS306からステップS308を1回のシャッタによる連写を行った例を示しているが、これらを1回のシャッタによる連写に加えるかどうかは選択的であり、ユーザ(医師など)の意向によって任意に設定できる。この設定にあたっては、所定の撮像操作として、ワンシャッタ、シャッタ長押し及びダブルタップから選択される少なくとも1つとすることができる。また、通常撮像(臨床撮像)については、ダーモスコピー撮像とは別に単独動作として行ってもよいし、ダーモスコピー撮像の前後の動作として加えることもできる。
図10は、図9にライトユニット23の各光源の点灯を組み合わせて示したものであり、ステップS306に対応して偏光無しのLED212aを(ステップS306L。第1ステップ又は非偏光光発光ステップともいう)、ステップS307に対応して偏光有りのLED211aを(ステップS307L。第2ステップ又は偏光光発光ステップともいう)、ステップS308に対応して紫外光のLED215aを(ステップS308L。第3ステップ又は紫外光発光ステップともいう)、それぞれ同時に点灯させる。なお、通常撮像(臨床撮像)を行う際は、通常撮像用のLED216を点灯させる。
(第2実施形態)
次に、図11を参照して、第2実施形態に係るダーモスコピーカメラ20(撮像装置)について説明する。ダーモスコピーカメラ20は、ライトユニット23における光源の種類が異なる点以外は第1に係るダーモスコピーカメラ20と同様であるので、以下、同様である点については第1実施形態を援用することとし、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図11は、ダーモスコピーカメラ20のライトユニット23の光源とフィルタユニット31を抽出して説明する部分透視図であって、フィルタユニット31の第4の動作態様を示す図である。第4の動作態様は、第1実施形態に係るダーモスコピーカメラ20の動作フローを示した図9及び図10における第3の動作態様(ステップS308及びステップS308L)に加えて又は代えて、実行される。第4の動作態様が実行されるとき、それに対応するステップS308Lは、第4ステップともいう。
図11に示すように、ダーモスコピーカメラ20のライトユニット23には、偏光可視光のLED211a、偏光紫外光のLED215a、及び非偏光可視光のLED212aが、それぞれ上下一対に設けられている。そして、LED211a及びLED215aは、偏光フィルタ213a(出射側可視光偏光フィルタ)及び偏光フィルタ213b(出射側紫外光偏光フィルタ)によって覆われており(偏光有り)、LED212aは偏光フィルタによって覆われていない(偏光無し)。すなわち、ライトユニット23は、光特性が異なる、偏光可視光、偏光紫外光、及び非偏光可視光を出射することができる。
フィルタユニット31に取り付けられた複数のフィルタ31Aとしては、光特性が異なる、赤外カットフィルタ31e、紫外光透過フィルタ31f、偏光フィルタ31g(紫外光透過タイプ)の3枚が設けられている。複数のフィルタ31Aが3枚の場合を示しているが、その枚数はこれら3枚に限られるものではなく、必要に応じて他のフィルタを加えて、例えば5枚や6枚の態様としても差し支えない点や、また逆に、偏光フィルタ31gの1枚だけにしてもよい点については、第1実施形態と同様である。
第4の動作態様は、ダーモスコピー撮像にあたって、紫外光を用いて偏光有りの撮像を行う場合の動作である。この場合、図11に示すように、偏光紫外光のLED215aを点灯させたうえで、偏光フィルタ31g(紫外光透過タイプ)を矢印Gの方向に、紫外光透過フィルタ31fを矢印Fの方向に回転動作させて、両者が光軸上に重なるように位置させる。このとき、赤外カットフィルタ31eは、光軸上から退避している。
なお、通常撮像(臨床撮像)を行う場合については、第1実施形態と同様に、通常撮像(臨床撮像)用のLED216を点灯させたうえで、赤外カットフィルタ31eを回転動作させて光軸上に位置させる(不図示)。このとき、紫外光透過フィルタ31fと偏光フィルタ31gは、光軸上から退避している。
(実施形態の効果)
ダーモスコピーカメラ20は、皮膚疾患部の診断に際し、可視光でのダーモスコピー撮像に加え、非偏光及び/又は偏光紫外光を照射できるように構成しておくことができ、その好適な理由は次のとおりである。皮膚の最深部(真皮)を撮像するには紫外光でのダーモスコピー撮像が適しており、それより波長が短くなるほど光は深部に届かなくなる傾向がある。また、色素病変ではメラニン、血管腫ではヘモグロビンが皮膚疾患部の色調の変化をもたらす色素となり得るが、後者のオキシヘモグロビンについては可視光の照射が適する一方、前者のドーパメラニンでは波長が長いほど光の吸収効率が低下するため、可視光より波長が短い紫外光がより効果的となる。さらに、偏光紫外光の場合、非偏光紫外光よりも真皮の相対的に深い箇所を撮像することができるとともに、例えば唾液が分泌される口腔内などのように水分が存在する箇所についてもその反射を抑制して撮像することができる。この効果は、皮膚疾患部を撮像するダーモスコピーカメラに限られず、子宮頸部疾患を撮像するコルポスコピーカメラのほか、口腔内の疾患を撮像する場合など、被写体が血管を含む疾患部位の場合すなわち血液を通して被写体を撮像する場合に得られる。
ダーモスコピーカメラ20は、紫外光対応の偏光フィルタ213bの偏光性能にマッチした紫外光透過フィルタ31fを組み合わせることにより、紫外領域において反射防止効果を適切に得て、肌の表皮を透過して真皮や血管の撮像を適切に行うことができる。
ダーモスコピーカメラ20は、簡単な操作で、ライトユニット23の光源である、偏光有りの可視光のLED211a及び偏光無しの可視光のLED212aと、偏光有りの紫外光のLED215a、偏光無しの紫外光のLED215a又は偏光有りの紫外光のLED215aを切り替えて撮像できる。
ダーモスコピーカメラ20は、1回のシャッタ操作で、ライトユニット23の光源であるLED211a(偏光有り)とLED212a(偏光無し)を切り替えて連写が可能となり、ライトユニット23を偏光有りの場合と偏光無しの場合とで交換する必要がない。さらに、ダーモスコピー撮像用のLEDの種類を、可視光タイプ、紫外タイプとすることもでき、連写時に高速で切り替えることにより、1回のシャッタ操作で3種類の光源の撮像が可能となる。
従来のようにアタッチメントを取り換えて2回に分けて撮像すると、どうしても画角がずれてしまうが、ダーモスコピーカメラ20は、ダーモスコピー撮像時に、外光の変化やAE、ホワイトバランス等のカメラの微妙な違いに影響されない、純粋な偏光/非偏光の同一画角の同一倍率の撮像が可能となることから、診断時間の短縮を図ることができるとともに、比較しやすい撮像画像を得ることができる。
ダーモスコピーカメラ20においては、偏光フィルタ31gを含む複数のフィルタ31Aのそれぞれが回転動作によって独立して光軸上に位置又は光軸上から退避するので、ダーモスコピー撮像時、通常撮像時(臨床撮像時)、そのほかの別の撮像時において、求められるフィルタを選択的に任意に組み合わせる構成としたことにより、設定されたそれらの異なる撮像状態で被写体を撮像することができる。また、光軸上に位置及び光軸上から退避を回転動作によって行うことから、各フィルタと光軸との動作距離や動作時間を均一化することができる。さらに、レンズユニット21Aのサイズ、特に奥行方向の厚みの大型化を生じさせず、実装効率が良好な撮像装置を提供できる。
(実施形態の変形について)
本実施形態は上述した態様に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。上述の実施形態では、コントローラ22に対してレンズユニット21Aを含むライトユニット23を回動可能に取り付けてもよいし、摺動可能に取り付けてもよい。要するに、撮像の際に、撮像レンズ系21dの前方をライトユニット23で覆うように配置すればよい。なお、撮像レンズ系21dは、ダーモスコピーカメラ20の用途等を勘案して、ズームレンズに代えて固定焦点レンズとして構成しても差し支えない。
また、上記実施形態では、各種光源は、LEDであると説明したが、他の光源を採用してもよい。例えば、ハロゲンランプなどの高輝度ライト、半導体発光素子、及び有機エレクトロルミネッセンスなどの発光素子を用いることができる。
また、LED216は、白色光を発するLEDから構成されていると説明したが、例えば青色光光源あるいは緑色光光源を採用してもよい。また、発する光の色が互いに異なる光源を設けるようにして、異なる色の光源ごとに独立して発光できる態様であってもよい。このように、異なる色の光を照射して撮像画像を得ることで、異なる像を得ることができ、異なる像を比較したり、像を重ね合わせたりすることで、皮膚疾患部の検査、及び診断を容易なものとすることができる。
また、上記の実施形態では、1回のシャッタ操作で連写を行うと説明したが、高速で2回のシャッタ操作をした場合や、ダブルタップのような操作を、連写指令と判断して連写を行うようにしてもよい。
また、本実施形態に係る撮像装置は、上記実施形態で説明したダーモスコピーカメラ20のように、ダーモスコピー撮像のための撮像装置に限定されない。コルポスコピーカメラのほか、より一般的に被写体に接触することで撮像する撮像装置であるクローズアップカメラなどにも、本発明を適用することができる。
また、ダーモスコピーカメラ20においては、コントローラ22(表示部22C)に、タッチパネル式の画面(不図示)が設けられてもよいと説明した。しかしながら、タッチパネル式の画面(不図示)等の表示部(操作受付部を兼ねるものを含む)を、コントローラ22とは物理的に分離した操作部に設けるようにしてもよい。コントローラ22と表示部22Cとは、既存の通信技術を用いて双方向に通信可能である。撮像者は、表示部を操作することにより、カメラ本体21の各種設定やシャッタ操作等を行うことができる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲のとおりである。
[請求項1]
カメラ本体と、前記カメラ本体に設けられ、非偏光可視光を照射する非偏光光発光手段、偏光可視光を照射する偏光光発光手段、及び紫外光を照射する紫外光発光手段を備えるライトユニットとを備え、疾患部位を被写体として撮像する撮像装置の撮像方法であって、
所定の撮像操作により、前記非偏光光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第1ステップと、前記偏光光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第2ステップと、前記紫外光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第3ステップと、を連続して実行する、
ことを特徴とする撮像方法。
[請求項2]
前記ライトユニットは、前記紫外光発光手段に加えて又は代えて、偏光紫外光を照射する偏光紫外光発光手段を備え、
前記第3ステップに加えて又は代えて、前記偏光紫外光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第4ステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像方法。
[請求項3]
前記第3ステップにおいて、前記紫外光は、405nmの波長を含む長波長紫外光である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像方法。
[請求項4]
前記所定の撮像操作は、ワンシャッタ、シャッタ長押し及びダブルタップから選択される少なくとも1つである、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像方法。
[請求項5]
疾患部位を被写体として撮像する撮像装置であって、
カメラ本体と、
前記カメラ本体に設けられた、非偏光可視光を照射する非偏光光発光手段、偏光可視光を照射する偏光光発光手段、及び紫外光を照射する紫外光発光手段を備えるライトユニットと、
前記カメラ本体の光軸上に対し進退可能な、赤外カットフィルタ、偏光フィルタ、及び紫外光透過フィルタを備えるフィルタユニットと、を備え、
前記カメラ本体は、連写によって、前記非偏光光発光手段と前記赤外カットフィルタを用いて前記被写体を撮像し、前記偏光光発光手段と前記赤外カットフィルタ及び前記偏光フィルタを用いて前記被写体を撮像し、前記紫外光発光手段と前記紫外光透過フィルタを用いて前記被写体を撮像する、
ことを特徴とする撮像装置。
[請求項6]
前記赤外カットフィルタ、前記偏光フィルタ、及び前記紫外光透過フィルタは、各別に回転動作することによって光軸上に対し進退可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
[請求項7]
前記ライトユニットは、前記紫外光発光手段に加えて又は代えて、偏光紫外光を照射する偏光紫外光発光手段を備え、
前記偏光紫外光発光手段は、紫外光を発光するLED及び前置の偏光フィルタを含み、
前記カメラ本体は、連写によって、前記紫外光発光手段と前記紫外光透過フィルタを用いて前記被写体を撮像することに加えて又は代えて、前記偏光紫外光発光手段と前記紫外光透過フィルタ及び前記偏光フィルタを用いて前記被写体を撮像する、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
[請求項8]
被写体の疾患の診断を支援する診断支援方法であって、
非偏光可視光を照射する非偏光光発光ステップ、偏光可視光を照射する偏光光発光ステップ、及び紫外光を照射する紫外光発光ステップ、を備え、
所定の撮像操作により、前記非偏光光発光ステップにおいて前記被写体を撮像した第1画像、前記偏光光発光ステップにおいて前記被写体を撮像した第2画像、及び前記紫外光発光ステップにおいて前記被写体を撮像した第3画像、を連続して取得し、
前記第1画像、前記第2画像及び前記第3画像を同時に又は別々に用いて、前記被写体の疾患の診断を支援する、
ことを特徴とする診断支援方法。
[請求項9]
被写体の疾患の診断を支援する診断支援方法であって、
非偏光可視光を照射する非偏光光発光ステップ、偏光可視光を照射する偏光光発光ステップ、及び紫外光を照射する紫外光発光ステップ、を備え、
所定の撮像操作により、前記非偏光光発光ステップにおいて赤外カットフィルタを用いて前記被写体を撮像した第1画像、前記偏光光発光ステップにおいて前記赤外カットフィルタ及び偏光フィルタを用いて前記被写体を撮像した第2画像、及び前記紫外光発光ステップにおいて紫外光透過フィルタを用いて前記被写体を撮像した第3画像、を連続して取得し、
前記第1画像、前記第2画像及び前記第3画像を同時に又は別々に用いて、前記被写体の疾患の診断を支援する、
ことを特徴とする診断支援方法。
20…ダーモスコピーカメラ(第1及び第2実施形態。撮像装置)
21…カメラ本体、21A…レンズユニット、21B…枠体、21C…撮像ユニット
21a…筐体、21b…回路配線基板、21c…撮像素子、21d…撮像レンズ系、21h…フレキシブル回路基板
22…コントローラ、22A…本体部、22B…回路基板、22C…表示部
23…ライトユニット、23A…第1カバー体、23B…第2カバー体
211,212,215…光源(発光源と偏光フィルタの組み合わせ(偏光フィルタがない場合も含む))
211a…発光源(ダーモスコピー撮像用のLED、偏光光発光手段)
212a…発光源(ダーモスコピー撮像用のLED、非偏光光発光手段)
215a…発光源(ダーモスコピー撮像用のLED、紫外光発光手段)
213…偏光フィルタ(出射側の)
213a…偏光フィルタ(出射側可視光偏光フィルタ)
213b…偏光フィルタ(出射側紫外光偏光フィルタ)
216…発光源(通常撮像用のLED)
26…カバー部材
27…発光部
31…フィルタユニット、31A…複数のフィルタ、31B…フィルタ取付板、31C…固定部、31e…赤外カットフィルタ、31f…紫外光透過フィルタ、31g…偏光フィルタ

Claims (9)

  1. カメラ本体と、前記カメラ本体に設けられ、非偏光可視光を照射する非偏光光発光手段、偏光可視光を照射する偏光光発光手段、及び紫外光を照射する紫外光発光手段を備えるライトユニットとを備え、疾患部位を被写体として撮像する撮像装置の撮像方法であって、
    所定の撮像操作により、前記非偏光光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第1ステップと、前記偏光光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第2ステップと、前記紫外光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第3ステップと、を連続して実行する、
    ことを特徴とする撮像方法。
  2. 前記ライトユニットは、前記紫外光発光手段に加えて又は代えて、偏光紫外光を照射する偏光紫外光発光手段を備え、
    前記第3ステップに加えて又は代えて、前記偏光紫外光発光手段を用いて前記被写体を撮像する第4ステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像方法。
  3. 前記第3ステップにおいて、前記紫外光は、405nmの波長を含む長波長紫外光である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像方法。
  4. 前記所定の撮像操作は、ワンシャッタ、シャッタ長押し及びダブルタップから選択される少なくとも1つである、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像方法。
  5. 疾患部位を被写体として撮像する撮像装置であって、
    カメラ本体と、
    前記カメラ本体に設けられた、非偏光可視光を照射する非偏光光発光手段、偏光可視光を照射する偏光光発光手段、及び紫外光を照射する紫外光発光手段を備えるライトユニットと、
    前記カメラ本体の光軸上に対し進退可能な、赤外カットフィルタ、偏光フィルタ、及び紫外光透過フィルタを備えるフィルタユニットと、を備え、
    前記カメラ本体は、連写によって、前記非偏光光発光手段と前記赤外カットフィルタを用いて前記被写体を撮像し、前記偏光光発光手段と前記赤外カットフィルタ及び前記偏光フィルタを用いて前記被写体を撮像し、前記紫外光発光手段と前記紫外光透過フィルタを用いて前記被写体を撮像する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. 前記赤外カットフィルタ、前記偏光フィルタ、及び前記紫外光透過フィルタは、各別に回転動作することによって光軸上に対し進退可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記ライトユニットは、前記紫外光発光手段に加えて又は代えて、偏光紫外光を照射する偏光紫外光発光手段を備え、
    前記偏光紫外光発光手段は、紫外光を発光するLED及び前置の偏光フィルタを含み、
    前記カメラ本体は、連写によって、前記紫外光発光手段と前記紫外光透過フィルタを用いて前記被写体を撮像することに加えて又は代えて、前記偏光紫外光発光手段と前記紫外光透過フィルタ及び前記偏光フィルタを用いて前記被写体を撮像する、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
  8. 被写体の疾患の診断を支援する診断支援方法であって、
    非偏光可視光を照射する非偏光光発光ステップ、偏光可視光を照射する偏光光発光ステップ、及び紫外光を照射する紫外光発光ステップ、を備え、
    所定の撮像操作により、前記非偏光光発光ステップにおいて前記被写体を撮像した第1画像、前記偏光光発光ステップにおいて前記被写体を撮像した第2画像、及び前記紫外光発光ステップにおいて前記被写体を撮像した第3画像、を連続して取得し、
    前記第1画像、前記第2画像及び前記第3画像を同時に又は別々に用いて、前記被写体の疾患の診断を支援する、
    ことを特徴とする診断支援方法。
  9. 被写体の疾患の診断を支援する診断支援方法であって、
    非偏光可視光を照射する非偏光光発光ステップ、偏光可視光を照射する偏光光発光ステップ、及び紫外光を照射する紫外光発光ステップ、を備え、
    所定の撮像操作により、前記非偏光光発光ステップにおいて赤外カットフィルタを用いて前記被写体を撮像した第1画像、前記偏光光発光ステップにおいて前記赤外カットフィルタ及び偏光フィルタを用いて前記被写体を撮像した第2画像、及び前記紫外光発光ステップにおいて紫外光透過フィルタを用いて前記被写体を撮像した第3画像、を連続して取得し、
    前記第1画像、前記第2画像及び前記第3画像を同時に又は別々に用いて、前記被写体の疾患の診断を支援する、
    ことを特徴とする診断支援方法。
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