JP2020080733A - クリーム化剤、クリーム状イヌリン組成物、クリーム状イヌリン組成物の製造方法、食品、および食品の製造方法 - Google Patents

クリーム化剤、クリーム状イヌリン組成物、クリーム状イヌリン組成物の製造方法、食品、および食品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】クリーム状イヌリン組成物を作製可能なクリーム化剤、そのクリーム化剤を含むクリーム状イヌリン組成物、クリーム状イヌリン組成物の製造方法、食品、および食品の製造方法を提供する。【解決手段】イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つとを含有する、クリーム化剤である。【選択図】なし

Description

本発明は、クリーム化剤、クリーム状イヌリン組成物、クリーム状イヌリン組成物の製造方法、食品、および食品の製造方法に関する。
水溶性食物繊維としてイヌリンが知られている。イヌリンをクリーム化し、クリーム状イヌリン組成物として食品に添加して、食品のカロリーを低減することが検討されている。
例えば、特許文献1には、重合度5〜29のイヌリンを95%以上含むイヌリン組成物に常温水を加え、撹拌してクリーム状イヌリン組成物を製造する、クリーム状イヌリン組成物の製造方法が記載されている。
また、特許文献2には、重合度が5〜29のイヌリンを95%以上の割合で含んだイヌリン組成物が1〜60重量%の割合で配合されているマーガリンおよびスプレッドが記載されている。
しかし、特許文献1の方法でもイヌリンのクリーム化は非常に困難であり、クリーム状イヌリン組成物を容易に作製可能な手法が求められている。
特開2008−173115号公報 特開2010−029120号公報
本発明の目的は、クリーム状イヌリン組成物を作製可能なクリーム化剤、そのクリーム化剤を含むクリーム状イヌリン組成物、クリーム状イヌリン組成物の製造方法、食品、および食品の製造方法を提供することにある。
本発明は、イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つとを含有する、クリーム化剤である。
本発明は、イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つと、水とを含有し、前記イヌリンと前記水の含有量の質量比率が、イヌリン:水=30:70〜60:40の範囲であり、前記メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つの含有量が、前記イヌリンと前記水の含有量の合計に対して、0.5〜3.0質量%の範囲である、クリーム状イヌリン組成物である。
本発明は、イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つと、水とを混合する工程を含み、前記イヌリンと前記水の含有量の質量比率が、イヌリン:水=30:70〜60:40の範囲であり、前記メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つの含有量が、前記イヌリンと前記水の含有量の合計に対して、0.5〜3.0質量%の範囲である、クリーム状イヌリン組成物の製造方法である。
本発明は、前記クリーム状イヌリン組成物を含む、食品である。
本発明は、前記クリーム状イヌリン組成物を用いて製造する、食品の製造方法である。
本発明により、クリーム状イヌリン組成物を作製可能なクリーム化剤、そのクリーム化剤を含むクリーム状イヌリン組成物、クリーム状イヌリン組成物の製造方法、食品、および食品の製造方法を提供することができる。
実施例1および比較例1におけるイヌリン30質量部/水70質量部の結果を示す写真である(左:実施例1、右:比較例1)。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
<クリーム化剤>
本発明の実施の形態に係るクリーム化剤は、イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つとを含有する。
本発明者らは、クリーム化剤として、イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つとを併用することにより、クリーム状イヌリン組成物が作製可能となることを見出した。
イヌリンは、水溶性食物繊維であり、スクロースのフルクトース側にD−フルクトースがβ−(2→1)結合で順次脱水重合した多糖類であって、グルコースに2分子以上のフルクトースが重合したものであり、2〜4分子のフルクトースが重合した低重合度のフルクトオリゴサッカライドも含むものである。イヌリンの重合度は、例えば、10〜20の範囲である。イヌリンの重合度は、イオンクロマト法により測定することができる。
メチルセルロースは、多糖類の一種であり、セルロースの−OH基の一部が−OCH基(メトキシ基)に置換された物質である。メチルセルロースとしては、ゲル化温度(℃)が例えば30℃〜60℃のものを用いることができ、粘度(mPa・s)(25℃、1%濃度)が例えば0〜20000mPa・sのものを用いることができる。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、多糖類の一種であり、セルロースの−OH基の一部が−OCH基(メトキシ基)、−OCHCH(OH)CH基(ヒドロキシプロピルオキシ基)に置換された物質である。ヒドロキシプロピルメチルセルロースとしては、ゲル化温度(℃)が例えば50℃〜90℃のものを用いることができ、粘度(mPa・s)(25℃、1%濃度)が例えば0〜100000mPa・sのものを用いることができる。
カルボキシメチルセルロースは、多糖類の一種であり、セルロースの−OH基の一部が−OCHCOOH基(カルボキシメチル基)に置換された物質である。カルボキシメチルセルロースとしては、粘度(mPa・s)(25℃、1%濃度)が例えば0〜15000mPa・sのものを用いることができる。
本実施形態に係るクリーム化剤において、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つの配合量は、例えば、イヌリン100質量部に対して、0.01〜20質量部の範囲であり、0.2〜10質量部の範囲であることが好ましい。メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つの配合量がイヌリン100質量部に対して0.01質量部未満であると、クリームにならない場合があり、20質量部を超えると、クリーム化したときに滑らかさがなくなり、ヌメリが感じられる場合がある。
本実施形態に係るクリーム化剤において、イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つの他に、キサンタンガム、グァーガム、カロブビーンガム、α化澱粉、加工デンプン等の他の成分を含んでもよい。
他の成分の含有量は、例えば、イヌリンの重量に対して0.1〜50%の範囲であり、0.5〜5%の範囲であることが好ましい。
本実施形態に係るクリーム化剤の形態は特に制限されず、例えば、顆粒状、粉末状、固形状、液体状、ペースト状等のいずれの形態であってもよい。
<クリーム状イヌリン組成物およびその製造方法>
本発明の実施の形態に係るクリーム状イヌリン組成物は、イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つと、水とを含有する。
本発明の実施の形態に係るクリーム状イヌリン組成物の製造方法は、イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つと、水とを混合する工程を含む。
本実施形態に係るクリーム状イヌリン組成物およびその製造方法において、イヌリンと水の含有量の質量比率は、イヌリン:水=30:70〜60:40の範囲であり、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つの含有量は、イヌリンと水の含有量の合計に対して、0.5〜3.0質量%の範囲である。イヌリンと水の含有量の質量比率は、イヌリン:水=30:70〜60:40の範囲であることが好ましく、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つの含有量は、イヌリンと水の含有量の合計に対して、0.5〜3質量%の範囲であることが好ましい。イヌリンと水の含有量の質量比率がイヌリン:水=30:70〜60:40の範囲外であると、クリーム化するのが困難となる。また、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つの含有量がイヌリンと水の含有量の合計に対して、0.5〜3.0質量%の範囲外であると、クリーム化するのが困難となる。
水としては、特に制限はないが、水道水、純水等が挙げられる。
本実施形態に係るクリーム状イヌリン組成物は、イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つと、水の他に、キサンタンガム、グァーガム、カロブビーンガム、α化澱粉、加工デンプン等を含んでもよい。
クリーム状イヌリン組成物は、例えば、水に、イヌリンを加え、混合し、さらにメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つを加え、混合し、冷却して作製すればよい。
水とイヌリンとの混合温度は、例えば、5℃〜60℃の範囲であり、水とイヌリンの混合物と、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つとの混合温度は、例えば、5℃〜30℃の範囲である。冷却温度は、例えば、5℃〜30℃の範囲である。
<食品およびその製造方法>
本発明の実施の形態に係る食品は、上記クリーム状イヌリン組成物を含む。上記クリーム状イヌリン組成物は、例えば、食品に含まれる油分や脂肪分等の代替として用いられる。上記クリーム状イヌリン組成物を含むことにより、食品のカロリーを低減することができる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、上記クリーム状イヌリン組成物を用いて製造する方法である。
食品としては、油分や脂肪分等を含む脂肪様食品であり、例えば、アイスクリーム、パン、クッキー、ケーキ、中華まん、ハンバーグ、チキンナゲット等が挙げられる。
本実施形態に係る食品の製造方法は、上記クリーム状イヌリン組成物を用いて製造する方法であり、各種食品製造の常法に従えばよく、特に制限はない。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
表1に示す配合比率でフードカッター(National社製、Speed Cutter K3)に水を入れ、そこにイヌリンを加え、20℃で3分間、混合した。次に、そこにメチルセルロース2質量部(イヌリンと水の合計量100質量部に対して)を加え、室温(20℃)で5分間、混合した後、5℃冷蔵庫内で一晩(12時間)静置した。クリームが得られたかどうかを目視にて下記基準で評価した。結果を表1に示す。
<比較例1>
メチルセルロースを用いなかった以外は実施例1と同様にして、クリーム化を行った。結果を表1に示す。
(クリーム化評価基準)
◎:硬いしっかりとしたクリームが得られた
〇:滑らかなクリームが得られた
△:流動性のあるクリームが得られたが、固まらなかった
×:分離が起こり、液体状となった
このようにイヌリンにメチルセルロースを併用することで、容易にイヌリンクリーム(クリーム状イヌリン組成物)を調製することができた。実施例1および比較例1におけるイヌリン30質量部/水70質量部の結果の写真を図1に示す(左:実施例1、右:比較例1)。メチルセルロースを併用しない場合、二層に分離し、メチルセルロースを併用した場合、均一なイヌリンクリームが得られたことがわかる。
<比較例2>
水溶性食物繊維としてイヌリン50質量部(水50質量部)の代わりに難消化性デキストリン50質量部(水50質量部)を用いた以外は実施例1と同様にして、クリーム化を行ったが、クリーム化は起こらず、一晩後にビーカー内で分離して、液体状となってしまった。
<比較例3>
水溶性食物繊維としてイヌリン50質量部(水50質量部)の代わりにポリデキストロース50質量部(水50質量部)を用いた以外は実施例1と同様にして、クリーム化を行ったが、クリーム化は起こらず、一晩後にビーカー内で分離して、液体状となってしまった。
比較例2,3の結果より、クリーム化はイヌリン特有の現象であることがわかる。
<実施例2>
メチルセルロースとして、表2に示すように、ゲル化温度(℃)および粘度(mPa・s)(25℃、1%濃度)が異なるものを用いた以外は、実施例1のイヌリン30質量部/水70質量部と同様にして、クリーム化を行った。結果を表2に示す。
このように、メチルセルロースのゲル化温度および粘度が変わった場合でも、滑らかなイヌリンクリームが得られた。
<実施例3,4、比較例4−7>
増粘剤としてメチルセルロースの代わりに表3に示すものを用いた以外は、実施例1のイヌリン30質量部/水70質量部と同様にして、クリーム化を行った。結果を表3に示す。なお、用いた増粘剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、キサンタンガム、ローカストビーンガム、グァーガム、タマリンドシードガムである。
このように、イヌリンにヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)またはカルボキシメチルセルロース(CMC)を併用することにより、滑らかなイヌリンクリームが得られた。
<比較例8>
イヌリン25質量部/水75質量部の配合量でクリーム化が起こるか検証した。表4に示す配合比率とした以外は実施例1と同様にして、クリーム化を行った。結果を表4に示す。
上記結果より、イヌリン25質量部/水75質量部の配合量の場合、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)またはカルボキシメチルセルロース(CMC)の含有量が高くなった場合においてもクリーム化現象が起こらなかった。これらのことより、イヌリン30質量部以下(水70質量部以上)ではクリーム化現象が起こらないと考えられる。
<実施例5、比較例9>
メチルセルロースまたはカルボキシメチルセルロース(CMC)の配合量を、イヌリンと水の含有量(100質量部)に対してそれぞれ0.2質量部、0.5質量部とした場合にクリーム化が起こるか検証した。表5に示す配合比率とした以外は実施例1と同様にして、クリーム化を行った。結果を表5に示す。
上記結果より、硬いクリームではなかったものの、イヌリンを40質量部加え、0.5質量部のメチルセルロースまたはCMCを使用したもので、流動性のあるクリームが得られた。これらのことから、メチルセルロースまたはCMCの配合量は、イヌリンと水の含有量(100質量部)に対して0.5質量部が下限値と考えられる。
<実施例6、比較例10>
イヌリンの配合量が少ない組成において、メチルセルロースの配合量でイヌリンのクリーム化現象がどのように発生するかを検証した。表6に示す配合比率とした以外は実施例1と同様にして、クリーム化を行った。結果を表6に示す。
上記結果より、表5の試験区7組成よりもイヌリン含有量が低い系においてもメチルセルロースの含有量が高い場合、クリーム化が起こることがわかった。
<実施例7、比較例11>
実施例6、比較例10と同じイヌリン/水の組成でCMCを使用した場合のクリーム化を検証した。表7に示す配合比率とした以外は実施例1と同様にして、クリーム化を行った。結果を表7に示す。
上記結果より、メチルセルロースを使用したクリームよりもCMCを使用したものの方が、クリームとして強固になり、イヌリン濃度が低い場合でもクリーム化することがわかった。
以上の結果より、イヌリンクリームに関しては下記の配合比率または配合量が好ましいことが考えられる。
・イヌリン配合比率:水70質量部以下でイヌリンは30質量部以上の配合量
・メチルセルロース配合量:イヌリンと水の含有量(100質量部)に対してメチルセルロース0.5質量部〜3.0質量部の配合量
・CMC配合量:イヌリンと水の含有量(100質量部)に対してCMC0.5質量部〜3.0質量部の配合量
このように、実施例のクリーム化剤によって、クリーム状イヌリン組成物を容易に作製可能となった。

Claims (5)

  1. イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つとを含有することを特徴とするクリーム化剤。
  2. イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つと、水とを含有し、
    前記イヌリンと前記水の含有量の質量比率が、イヌリン:水=30:70〜60:40の範囲であり、
    前記メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つの含有量が、前記イヌリンと前記水の含有量の合計に対して、0.5〜3.0質量%の範囲であることを特徴とするクリーム状イヌリン組成物。
  3. イヌリンと、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つと、水とを混合する工程を含み、
    前記イヌリンと前記水の含有量の質量比率が、イヌリン:水=30:70〜60:40の範囲であり、
    前記メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのうち少なくとも1つの含有量が、前記イヌリンと前記水の含有量の合計に対して、0.5〜3.0質量%の範囲であることを特徴とするクリーム状イヌリン組成物の製造方法。
  4. 請求項2に記載のクリーム状イヌリン組成物を含むことを特徴とする食品。
  5. 請求項2に記載のクリーム状イヌリン組成物を用いて製造することを特徴とする食品の製造方法。
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