JP2020079185A - 膨張組成物、セメント組成物およびセメント・コンクリート - Google Patents

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【課題】貯蔵安定性に優れ、適正な膨張性能を発現できる膨張組成物を提供する。【解決手段】遊離石灰、水硬性化合物、および無水セッコウを含有し、Fuchs法試験で測定した最高pHが11.5〜13.0である膨張組成物であり、好ましくは、Fuchs法試験で測定したpH3.0までの到達時間が10秒以内であり、更に好ましくは、Fuchs法試験で測定したpH3.0以上を保持する経過時間が、100分を超えて、130分以内である。【選択図】なし

Description

本発明は、主に、土木・建築分野で使用される膨張組成物、セメント組成物およびセメント・コンクリートに関する。
セメントは、安価でしかも大きな構造物を任意の形に造れる優れた材料である。更に、セメント混和材を併用することによって、構造物の強度や耐久性を向上させることが可能である。これまでに数多くのセメント混和材が提案されているが、最も使用されているものとして、コンクリートに膨張性を付与するセメント混和材(膨張組成物)がある。
膨張組成物はコンクリートのひび割れを低減するために広く用いられる。例えば土木学会では、膨張コンクリートの収縮補償用途の基準を150〜250×10−6と定めている。この規格に入るような膨張ひずみを付与した際にも、ひび割れ易いコンクリートとひび割れにくいコンクリートが存在する。このように収縮補償規格を満たす中で、よりひび割れ抵抗性に優れる膨張組成物の開発が強く待たれていた。
コンクリート構造物に膨張性を付与するセメント混和材として、例えば、カルシウムサルホアルミネート等のエトリンガイト生成物質を有効成分とするエトリンガイト系膨張材と遊離生石灰を有効成分とする生石灰系膨張材の二種類が代表的なものとして使用されている。(特許文献1および特許文献2)。
少ない添加量で優れた膨張特性を有するコンクリート膨張材(特許文献3)や、生石灰の表面を炭酸カルシウムで被覆したセメント用膨張材(特許文献4)についても提案されている。
特開2004−210551号公報 特開2001−316147号公報 特許4244261号公報 特開昭54−93020号公報
しかしながら、特許文献1〜4には、膨張組成物のpHを規定することについてはなんら記載がない。
従来の遊離石灰を主成分とする膨張組成物は長期間貯蔵すると、膨張性能が低下するという課題があった。すなわち、本発明は、貯蔵安定性に優れ、適正な膨張性能を発現できる膨張組成物を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明者らは、下記本発明に想到し、当該課題を解決できることを見出した。すなわち、本発明は下記のとおりである。
[1] 遊離石灰、水硬性化合物、および無水セッコウを含有し、Fuchs法試験で測定した最高pHが11.5〜13.0である膨張組成物。
[2] Fuchs法試験で測定したpH3.0までの到達時間が10秒以内であることを特徴とする[1]に記載の膨張組成物。
[3] Fuchs法試験で測定したpH3.0以上を保持する継続時間が100分を超えて130分以内である[1]又は[2]に記載の膨張組成物。
[4] ブレーン比表面積2000〜6000cm/gであり、180μm超の粒子の含有率が5質量%以下である[1]〜[3]のいずれかに記載の膨張組成物。
[5] 粒径が10μm以下の粒子の含有率(WD10)が30〜60質量%であって、粒径が100μm以下の粒子の含有率(WD100)と粒径が10μm以下の粒子の含有率(WD10)との比率(WD100/WD10)が1.5〜4.0である[1]〜[4]のいずれかに記載の膨張組成物。
[6] 前記水硬性化合物が、3CaO・3Al・CaSO、3CaO・SiO、2CaO・SiO、4CaO・Al・Fe、6CaO・2Al・Fe、6CaO・Al・Fe、及び2CaO・Feからなる群から選ばれる1種又は2種以上である[1]〜[5]のいずれかに記載の膨張組成物。
[7] [1]〜[6]のいずれかに記載の膨張組成物を含有してなるセメント組成物。
[8] [7]に記載のセメント組成物を含有してなるセメント・コンクリート。
本発明の膨張組成物は、貯蔵安定性に優れ、適正な膨張性能を発現できる膨張組成物を提供する。
以下、本発明を詳細に説明する。
なお、本発明で使用する部や%は、特に規定のない限り質量基準である。また、セメント・コンクリートとは、セメントペースト、モルタル及びコンクリートを総称するものである。
[1.膨張組成物]
本発明の膨張組成物は、遊離石灰、水硬性化合物、および無水セッコウを含有する。遊離石灰、水硬性化合物、および無水セッコウを含むことで適正な膨張性能が発揮される。
本発明の膨張組成物は、Fuchs法試験で測定した最高pHが11.5〜13.0であり、11.8〜 12.8であることが好ましく、12.2〜 12.6であることがより好ましい。
Fuchs法試験とは、0.1規定の塩酸50mlをビーカーにとり、1gの膨張組成物を加えて撹拌した直後、pHを測定(最初のpH)し、撹拌開始から10分後以降、1規定の塩酸2mlを10分おきに加え、pHを読み取り、最初のpHになるまで、塩酸の添加とpH測定を続ける方法である。最初のpHの測定時から、pHが3.0に到達するまでの時間を「到達時間」とし、この「到達時間」と、到達時間以降の最高pH、pH3.0以上を保持する継続時間(単に「継続時間」ということがある)によって、膨張組成物の膨張性能を評価するものである。
また、Fuchs法試験で測定した到達時間は、膨張性能向上の観点から、30秒以内が好ましく、10秒以内がより好ましく、5秒以内がさらに好ましい。
Fuchs法試験で測定したpH3.0以上を保持する継続時間は、60分を超えて130分以内であることが好ましく、100分を超えて130分以内であることがより好ましい。継続時間が60分を超えて130分以内であることで、膨張組成物の膨張性向上と貯蔵安定性を両立することができる。
(遊離石灰)
本発明に係る遊離石灰とは、通常f−CaOと呼ばれるものである。
(水硬性化合物)
本発明に係る水硬性化合物とは、水と反応して硬化する性質をもつ物質であり、3CaO・3Al・CaSOで表されるイーリマイト、3CaO・SiO(C3Sと略記)や2CaO・SiO(C2Sと略記)で表されるカルシウムシリケート、4CaO・Al・Fe(C4AFと略記)や6CaO・2Al・Fe(C6A2Fと略記)、6CaO・Al・Fe(C6AFと略記)で表されるカルシウムアルミノフェライト、2CaO・Fe(C2Fと略記)等のカルシウムフェライトなどであり、これらのうちの1種または2種以上を含むことが好ましい。
(無水セッコウ)
本発明の無水セッコウとは、特に限定されるものではないが、II型の無水セッコウを使用することが好ましく、中でも、pHが4.5以下の酸性無水セッコウを利用することが好ましい。
ここで、無水セッコウのpHとは、純水100mLに無水セッコウ1gを入れて撹拌した際の上澄み液のpHを意味する。
本発明の膨張組成物は、CaO原料、Al原料、Fe原料、SiO原料、及びCaSO原料を適宜混合して、電気炉やキルン等を用いて1100〜1600℃、好ましくは1200〜1500℃で熱処理して、クリンカとして、あるいは、当該クリンカを粉砕しクリンカ粉砕物として得ることができる。
なお、熱処理温度を1100〜1600℃とすることで、十分な膨張性が得られやすくなり、無水セッコウの分解も抑制できる。
ここで、最高pHを11.5〜13.0にするためには、膨張組成物の成分割合や、各成分の化学組成を変えばよい。また、到達時間については、膨張組成物の成分割合や、f−CaOの粒成長、粒度分布を制御することにより調整することができる。また、継続時間については、膨張組成物の成分割合や、各成分の化学組成を制御することにより調整することができる。
CaO原料としては石灰石や消石灰が挙げられ、Al原料としてはボーキサイトやアルミ残灰等が挙げられ、Fe原料としては銅カラミや市販の酸化鉄が、SiO原料としては珪石等が、CaSO原料としては二水石膏、半水石膏および無水石膏が挙げられる。
これら原料には不純物を含む場合があるが、本発明の効果を阻害しない範囲内では特に問題とはならない。不純物としては、MgO、TiO、MnO、P、NaO、KO、LiO、硫黄、フッ素、塩素等が挙げられる。
本発明の膨張組成物に含まれる各鉱物の割合は、以下の範囲であることが好ましい。遊離石灰の含有量は、クリンカ100部中、10〜93部が好ましく、40〜90部がより好ましい。水硬性化合物の含有量は、クリンカ100部中、3〜50部が好ましく、20〜30部がより好ましい。無水石膏の含有量は、クリンカ100部中、1〜50部が好ましく20〜30部がより好ましい。また、クリンカ中の無水石膏の含有量が少ない場合には、別に無水石膏を添加して膨張材とすることが好ましい。前記範囲外では、膨張量が極端に大きくなって圧縮強度が低下したり、材齢2日から7日にかけての膨張量や材齢5日から7日にかけての膨張量が小さくなったりする場合がある。
各鉱物の含有量は、従来一般の分析方法で確認することができる。例えば、粉砕した試料を粉末X線回折装置にかけ、生成鉱物を確認するとともにデータをリートベルト法にて解析し、鉱物を定量することができる。また、化学成分と粉末X線回折の同定結果に基づいて、鉱物量をボーグの計算式によって求めることもできる。本発明では、ボーグの計算式によって求めることが好ましい。
本発明の膨張組成物の粉末度は、ブレーン比表面積で2,000〜6,000cm/gが好ましく、2,500〜5,000cm/gがより好ましい。2,000cm/g未満では長期に渡って膨張しコンクリート組織が壊れる場合があり、6,000cm/gを超えると膨張性能が低下する場合がある。なお、ブレーン比表面積は、JIS R 5201(セメントの物理試験方法)に準拠して測定することができる。
また、後膨張によるポップアウト抑制の観点から、180μm超の粒子の含有率が5%以下であることが好ましく、0.1〜 0.5%であることがより好ましい。
粒径が10μm以下の粒子の含有率(WD10)が30〜60%であって、粒径が100μm以下の粒子の含有率(WD100)と粒径が10μm以下の粒子の含有率(WD10)の比率(WD100/WD10)が1.5〜4.0であることが好ましい。このようにすることで、効果的な膨張性の確保と、後膨張によるポップアウト抑制を両立することができる。
粒径が10μm以下の粒子の含有率は40 〜 50%であることがより好ましい。粒径が100μm以下の含有率と粒径が10μm以下の粒子の含有率の比率は、2.0〜 3.5であることがより好ましい。粒径が100μm以下の粒子の含有率は60〜 90%であることが好ましい。
粒径が10μm以下の粒子の含有率、及び粒径が100μm以下の粒子の含有率は、粉砕方法、および、分級方法を制御することにより測定することができる。
[2.セメント組成物]
本発明のセメント組成物は、本発明の膨張組成物を含有してなる。
本発明の膨張組成物の使用量は、コンクリートの配合によって変化するため特に限定されるものではないが、通常、セメントと膨張材との合計100部中、3〜12部が好ましく、5〜9部がより好ましい。3部以上とすることで充分な膨張性能が得られやすくなる。また、12部以下とすることで過膨張となってコンクリートに膨張クラックを生じるのを防ぐことができる。
セメント組成物のセメントとして、普通、早強、超早強、低熱、及び中庸熱などの各種ポルトランドセメントや、これらポルトランドセメントに、高炉スラグ、フライアッシュ又はシリカを混合した各種混合セメント、石灰石粉末や高炉徐冷スラグ微粉末などを混合したフィラーセメント、並びに、都市ゴミ焼却灰や下水汚泥焼却灰を原料として製造された環境調和型セメント(エコセメント)が挙げられる。
[2.セメント・コンクリート]
本発明のセメント・コンクリートは、本発明のセメント組成物を含有してなる。
本発明のセメント・コンクリートは、上記セメント組成物、骨材及び水、必要により添加される混和材料(本発明の膨張組成物を除く)との混練により製造することができる。
骨材としては、特に制限されるものではなく、通常のコンクリートの製造に使用される細骨材および粗骨材を何れも使用することができる。
本発明に係る膨張性能(膨張性)とは、JIS A 6202「コンクリート用膨張材」の付属書1や付属書2に記載される方法に準じて測定した長さ変化で評価することができ、膨張ひずみを示す。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
下記使用材料に示す膨張組成物イ、ロ、ハ、ニ、ホを使用してFuchs法による試験を行った。次に、貯蔵安定性を測定した。結果を表1に示す。
なお膨張組成物イ、ロ、ハ、ニ、ホは、CaO原料、CaSO原料、Al原料を調合して、使用材料に示すような所定の鉱物組成となるように原料を混合し、小型電気炉を用いて熱処理してクリンカーとし、その後、ボールミルで粉砕して作製した。
(使用材料)
膨張組成物イ:エトリンガイト−石灰複合系膨張材。膨張組成物中、遊離石灰50%、イーリマイト10%、無水セッコウ21%。密度3.10g/cm。ブレーン比表面積4,000cm/g。
膨張組成物ロ:石灰系膨張材。膨張組成物中、遊離石灰30%、カルシウムシリケート25%、無水セッコウ26%、密度3.20g/cm。ブレーン比表面積4,000cm/g。
膨張組成物ハ:石灰系膨張材。膨張組成物中、遊離石灰90%、カルシウムシリケート4%、無水セッコウ3%、密度3.28g/cm。ブレーン比表面積3,500cm/g。焼成温度1350℃。小型電気炉焼成品。
膨張組成物ニ:石灰系膨張材。膨張組成物中、遊離石灰90%、カルシウムシリケート4%、無水セッコウ3%、密度3.27g/cm。ブレーン比表面積3,500cm/g。焼成温度1250℃。小型電気炉焼成品。
膨張組成物ホ:石灰系膨張材。膨張組成物中、遊離石灰90%、カルシウムシリケート4%、無水セッコウ3%、密度3.26g/cm。ブレーン比表面積3,500cm/g。焼成温度1150℃。小型電気炉焼成品。
膨張組成物ヘ:石灰系膨張材。膨張組成物中、遊離石灰90%、カルシウムシリケート4%、無水セッコウ3%、密度3.26g/cm。ブレーン比表面積7,000cm/g。焼成温度1350℃。小型電気炉焼成品。
(試験方法)
到達時間:Fuchs法試験。0.1規定の塩酸50mlをビーカーにとり、1gの膨張組成物を加えて撹拌し、pHを測定して最初のpHとする。撹拌開始から10分ごとに1規定の塩酸を2ml加え、最初のpHになるまで続けた時に、膨張組成物を加えてからpHが3.0に到達するまでの時間を到達時間とする。
最高pH:Fuchs法試験。到達時間以降、pHが3.0になるまでの間の最高pH。
貯蔵安定性:膨張組成物の作製直後の重量100%に対する、7日及び28日貯蔵後の重量の割合(%)を求めた。膨張物質をプラスチック製のカップに入れて静置し、開放状態で、温度20℃・湿度60%RHの恒温室内で7日及び28日間貯蔵したものを用いた。
Figure 2020079185
表1より、Fuchs法試験で測定した最高pHが11.5〜13.0であり、Fuchs法試験で測定したpH3.0以上を保持する継続時間が100分を超えて130分以内である膨張組成物は、特に貯蔵安定性に優れることが分かる。
表2に示す種類の膨張物質を使用して、セメント420g、膨張組成物30g、細骨材1350g、水/結合材(セメント)比50%のモルタルを作製し、長さ変化を測定した。結果を表2に示す。
(使用材料)
セメント:普通ポルトランドセメント、市販品、ブレーン比表面積3,200cm/g。
細骨材:セメント強さ試験用標準砂。密度2.64g/cm
水:水道水。
(試験方法)
長さ変化測定:JIS A 6202に準じて材齢3日、材齢7日の長さ変化を測定した。
Figure 2020079185
表2より、Fuchs法試験で測定した最高pHが11.5〜13.0であり、Fuchs法試験で測定したpH3.0以上を保持する継続時間が60分を超えて130分以内である膨張組成物は、長さ変化率が大きく、効果的に膨張を付与できることが分かる。
本発明の膨張組成物は、土木、建築分野で広範に利用可能である。

Claims (8)

  1. 遊離石灰、水硬性化合物、および無水セッコウを含有し、Fuchs法試験で測定した最高pHが11.5〜13.0である膨張組成物。
  2. Fuchs法試験で測定したpH3.0までの到達時間が10秒以内であることを特徴とする請求項1に記載の膨張組成物。
  3. Fuchs法試験で測定したpH3.0以上を保持する継続時間が100分を超えて130分以内である請求項1又は2に記載の膨張組成物。
  4. ブレーン比表面積2000〜6000cm/gであり、180μm超の粒子の含有率が5質量%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の膨張組成物。
  5. 粒径が10μm以下の粒子の含有率(WD10)が30〜60質量%であって、
    粒径が100μm以下の粒子の含有率(WD100)と粒径が10μm以下の粒子の含有率(WD10)との比率(WD100/WD10)が1.5〜4.0である請求項1〜4のいずれか1項に記載の膨張組成物。
  6. 前記水硬性化合物が、3CaO・3Al・CaSO、3CaO・SiO、2CaO・SiO、4CaO・Al・Fe、6CaO・2Al・Fe、6CaO・Al・Fe、及び2CaO・Feからなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜5のいずれか1項に記載の膨張組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の膨張組成物を含有してなるセメント組成物。
  8. 請求項7に記載のセメント組成物を含有してなるセメント・コンクリート。
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